JP4880965B2 - 抗脂肪性薬剤 - Google Patents

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Description

本発明は、抗脂肪性薬剤に関し、更に詳細には、特定の紅茶の抽出物を有効成分とする脂質の胃内滞留時間延長剤、血中中性脂肪上昇抑制剤、蓄積体脂肪低減剤等の抗脂肪性薬剤に関する。
人間の摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回ると、過剰なエネルギーが脂肪として体内に蓄積され、この状態が持続すると肥満となる。肥満は、内臓型肥満と皮下脂肪型肥満に大別されるが、近年、内臓型肥満が生活習慣病危険因子として特に注目されている。平成17年に日本高血圧学会や、日本肥満学会等が合同で策定した「メタボリックシンドローム(代謝異常症候群、マルチプルリスクファクター症候群、内臓脂肪蓄積症候群)」の診断基準において内臓脂肪の蓄積が必須項目となり、その指標としてウェストの周囲径が導入されている。このため、内臓脂肪蓄積の予防は、メタボリックシンドロームに象徴される重大な生活習慣病の発症リスクを低減させる意味で重要であると考えられている。
内臓脂肪の蓄積の予防には、摂取エネルギーの制限や、運動によるエネルギー消費の亢進が重要であることは勿論であるが、食後の急激な脂質吸収の制御も重要である。急激に体内に吸収された脂質は、その殆どがエネルギーに変換されることなく、脂肪組織に蓄積されると考えられており、実際に、内臓脂肪量と食後血中中性脂肪量の間には正の相関があることが報告されている(非特許文献1)。さらに、食後高脂血症は内臓脂肪の蓄積に寄与するばかりでなく、それ自身が心臓病や脳卒中等の動脈硬化性疾患の危険因子ともなることから、食事性脂質の吸収調節は生活習慣病全般の予防における重要課題であると考えられている。
ところで、食事により得られた脂質は、十二指腸においてリパーゼにより分解され、小腸壁より吸収される。このため、リパーゼ活性阻害は、脂質吸収調節の標的の一つといえ、実際にリパーゼ阻害作用を有する薬剤としてオルリスタットが、欧米を中心とした地域で抗肥満薬として臨床応用されている。また、リパーゼ活性阻害作用を有する天然由来成分の探索が行われており、これまでにシャクヤク、オオレン、オオバク、ボタンピ、ゲンノショウコ、茶、クジン、シボタンツル、オドリコソウ、サルビア、西洋ネズ、ハマメリス、バーチ(特許文献1)、ブドウ種子、カキ葉、プーアル茶、オトギリソウ、リンゴ、タラ、ウラジロガシ、バナバ葉、アカメガシワ、サンシュユ、訶子、トチュウ葉(特許文献2)、紅景天、イワベンケイ、サボンソウ、ボルド、パスチャカ、トルメンチラ、エルカンプリ、ウコンイソマツ、チュチュウアシ、キャッツクロー、シナモン、山椒、センダングサ、ウコギ、ストロベリー、モージェ、バラ、柿、セイヨウオトギリソウ、杜仲及び白茶(特許文献3)が報告されているが、これらのいずれについても未だ十分な効果は得られていない。
一方、脂質吸収調節に関わるその他の重要因子として、胃の脂質排出能が挙げられる。胃の脂質排出能が低下すると十二指腸への脂質の移行が緩慢となり、消化吸収が遅延する結果、食後の高脂血症が抑制される。従って、胃の脂質排出能を低下、或いは脂質の胃内滞留時間を延長させることは、上記の様々な疾病の治療や改善、或いはその予防といった観点から非常に重要であり、胃の脂質排出能を低下、或いは脂質の胃内滞留時間を延長させる作用を有し、かつ、長期に渡って摂取可能な安全性の高い物質が要望されている。
しかしながら、脂質の胃内滞留時間を延長させる作用を有する組成物は、水溶性食物繊維及び不溶性カルシウム化合物を含有するダイエット・糖尿病用食品(特許文献4)が報告されているのみで、選択肢がほとんどないのが現状である。また、リパーゼ作用を有する物質が脂質摂取後の胃排出遅延の改善に有効であることが報告されているものの(特許文献5)、前述のリパーゼ阻害作用を有する成分と胃の脂質排出能との関連に関する報告は皆無である。
特開昭64−90131号公報 特開平9−227398号公報 特開2002−179586号公報 特開平7−147935号公報 特開2000−38349号公報 Eur. J. Clin. Invest.,Vol.29, No.4, 301-308 (1999).
従って、本発明は、脂質の胃内滞留時間を延長させる等の作用を有し、かつ、長期に渡って摂取可能な安全性の高い医薬、飲食品を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、食経験豊富で安全な物質である雲南紅茶の抽出物に脂質の胃内滞留時間を延長させる作用があり、その結果、該抽出物が食後の血中中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減による蓄積体脂肪の低減、抗肥満といった効果を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、雲南紅茶の抽出物を有効成分とする脂質の胃内滞留時間延長剤を提供するものである。
また、本発明は、雲南紅茶の抽出物を有効成分とする食後の血中中性脂肪上昇抑制剤を提供するものである。
さらに、本発明は、雲南紅茶の抽出物を有効成分とする蓄積体脂肪低減剤を提供するものである。
またさらに、本発明は、雲南紅茶の抽出物を有効成分とする抗肥満剤を提供するものである。
本発明に用いられる雲南紅茶の抽出物は、優れた脂質の胃内滞留時間延長作用を有し、また、この抽出物は古くから飲料として利用されており、食経験も豊富で安全性が高いことから、食後の血中中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減による蓄積体脂肪の低減、抗肥満の目的に日常的に安全に利用することができる。
本発明において用いられる雲南紅茶とは、別名を▲眞▼(テン)紅茶とも言い、中国雲南省で栽培されている下記表1の品種名および学名を有する3品種のいずれか1種以上の生葉や芽を、オーソドックス法等の通常の紅茶製造過程を用いて、萎凋、揉捻、発酵、乾燥させたものをいう。雲南紅茶としては、例えば、日本緑茶センター(No.4216)、伊藤園(上級、中級、下級)、丸紅食料(特級、1級、3級、F500、F501、CMB101)、三井農林(YLT−B24、YLT−B25)等で販売されている市販品を利用することもできる。
Figure 0004880965
また、雲南紅茶の抽出物とは、上述の雲南紅茶をそのまま、あるいは乾燥後、水又は親
水性の有機溶媒(アルコール類、アセトン類、酢酸エチル等の当該技術分野で通常用いられる溶媒)、又はこれらの混合溶媒で抽出したものをいう。雲南紅茶の抽出条件は雲南紅茶の状態、使用する溶媒の種類、目的とする製品形態等により異なるが、通常、常圧ないし加圧下、すなわち、約1気圧〜5気圧の範囲で、室温或いは加温・加熱して行われる。例えば、水抽出の場合であれば、30〜150℃で1分〜60分間抽出することが好ましく、特に50〜150℃で3分〜30分間抽出することが好ましい。ここで、雲南紅茶と水の割合は、重量比で1:10〜1:60が好ましく、特に1:20〜1:60が好ましい。
雲南紅茶の抽出に際し、そのpHは特に制限されない。すなわち、抽出溶媒に重曹等のアルカリを加えてpHを上げて弱アルカリ性で抽出してもよく、抽出溶媒に希鉱酸(例えば、希塩酸)又は有機酸(例えば、コハク酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸)を加え、pHを下げて弱酸性で抽出してもよい。
上記のようにして得られる雲南紅茶の抽出物は、水や親水性有機溶媒による抽出物を単独又は2種以上組み合わせ使用することができる。当該抽出物は、これをそのまま使用してもよく、抽出後常法により抽出液と紅茶葉とを分離し、必要により不純物を除去してもよい。また、当該抽出物は一旦真空濃縮機等にかけて濃縮し、抽出溶液を除去してもよく、フリーズ・ドライ法等を用いて粉末化してもよい。
また、当該抽出物を得た後、更に適当なクロマトグラフィー等の精製処理等を加えて精製してもよく、当該抽出物の精製レベル、利用形態等については特に制限はない。上記方法で得られた雲南紅茶の抽出物は、雲南紅茶由来の有効成分を高濃度に含有しているので、そのまま液状、或いは適宜の剤形に加工して使用することができる。
かくして得られる雲南紅茶の抽出物は、脂質の胃内滞留時間を延長させる作用を有し、その結果、食後の血中中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減による蓄積体脂肪の低減、抗肥満といった効果を奏する。ここで、脂質とは食事等で経口的に摂取する脂質を指し、特に限定されないが、具体的には、脂肪酸、中性脂肪(トリグリセリド)、複合脂質(リン脂質、糖脂質等)、ステロール、単純脂質(脂肪酸と各種アルコールのエステル)、誘導脂質(単純脂質、複合脂質の加水分解産物)等が挙げられる。
また、糖尿病、高血圧症、高脂血症等が重複すると、致命的な心筋梗塞や脳梗塞等を起こしやすいことから、これらのリスクが重複して存在する状態は「メタボリックシンドローム(代謝異常症候群、マルチプルリスクファクター症候群、内臓脂肪蓄積症候群)」と呼ばれ、生活習慣病の予防・改善の観点から注目されている。「メタボリックシンドローム」の診断基準において、内臓脂肪の蓄積が必須項目となっており、雲南紅茶の抽出物は内臓脂肪の低減作用を有することから、メタボリックシンドロームの予防・改善も期待できる。

さらに、脂質の胃内滞留時間が延長すると、一般的に胃の膨満感が持続することから、暴飲暴食等が抑制され、食事由来の過剰なエネルギー摂取の抑制も期待できる。
従って、雲南紅茶抽出物を有効成分とすれば脂質の胃内滞留時間延長剤、食後の血中中性脂肪上昇抑制剤、蓄積体脂肪低減剤、抗肥満剤、食欲抑制剤、メタボリックシンドローム予防剤等(以下、これらを「抗脂肪性薬剤」という)に利用することができる。
また、本発明の抗脂肪性薬剤の有効成分である雲南紅茶抽出物は、従来より食品として利用され、その安全性も確認されているものであることから、これを抗脂肪性薬剤として使用する場合の投与量に厳格な制限はないが、その好適な投与量は水分含量10質量%以下の固形分として1日当たり10mg〜10gであり、特に100mg〜5gが好ましい。また、抗脂肪性薬剤の効果を発揮させるには、脂質摂取前後の1時間以内に投与することが好ましく、特に摂取前後30分以内に投与することが好ましい。
本発明の雲南紅茶抽出物を有効成分とする抗脂肪性薬剤は、経口投与又は非経口投与のいずれも使用できるが、経口投与が好ましい。投与に際しては、有効成分である雲南紅茶抽出物を経口投与、直腸内投与、注射等の投与方法に適した固体又は液体の医薬用無毒性担体と混合して、慣用の医薬品製剤の形態で投与することができる。
医薬品製剤の形態としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、凍結乾燥剤等が挙げられる。これらの製剤は製剤上の常套手段により調製することができる。上記の医薬品製剤に用いられる医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルデンプン、エチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、ゼラチン、アルブミン、水、生理食塩水等が挙げられる。また、上記医薬品製剤には、必要に応じて、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤、等張化剤、賦形剤等の慣用の添加剤を適宜添加することもできる。
また、本発明の抗脂肪性薬剤の有効成分である雲南紅茶抽出物は、上記のような医薬品製剤として用いるだけでなく、飲食品等にも配合することができる。このように雲南紅茶抽出物を飲食品に配合した場合にも、上記医薬品製剤と同様に、脂質の胃内滞留時間の延長、食後の血中中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減による蓄積体脂肪の低減、肥満の改善、予防等の効果を発揮することができる。
上記の雲南紅茶抽出物を配合した飲食品を製造するには、雲南紅茶抽出物をそのまま、または種々の栄養成分を加えて、飲食品中に含有せしめればよい。具体的に本発明の雲南紅茶抽出物を飲食品に配合する場合は、飲食品として使用可能な添加剤を適宜使用し、慣用の手段を用いて食用に適した形態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル、ペースト等に成形してもよく、また種々の食品、例えば、ハム、ソーセージ等の食肉加工食品、かまぼこ、ちくわ等の水産加工食品、パン、菓子、バター、粉乳、発酵乳製品に添加して使用したり、水、果汁、牛乳、清涼飲料、茶飲料等の飲料に添加して使用してもよい。また、これらの飲食品またはその容器には、脂質の胃内滞留時間延長剤、食後の血中中性脂肪上昇抑制剤、蓄積体脂肪低減剤、抗肥満剤、食欲抑制剤、メタボリックシンドローム予防剤等の効果を有する旨の表示を付してもよい。
さらに飲食品としては、雲南紅茶抽出物をそのまま用いた茶飲料が好適に用いられる。この場合は、雲南紅茶抽出物に必要により、レモン等の果汁、香料、牛乳、クリーム等の乳成分、ショ糖脂肪酸エステル等の乳化剤、カラギナン等の安定剤、グラニュー糖等の甘味料、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸等の酸化防止剤、クエン酸等の酸味料、重曹等のpH調整剤を適宜混合し、加熱殺菌後、缶、ビン、紙容器、PET容器等の密封容器に充填、密封するか缶容器に充填後レトルト殺菌を行えばよい。
以下、製造例、試験例、実施例によって本発明の内容をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制約されるものではない。
製 造 例 1
雲南紅茶抽出物の製造(1):
雲南紅茶(No.4216:日本緑茶センター)を秤量し、茶葉重量あたり20倍量のイオン交換水を添加し、100℃で30分間抽出した。次いで、これを十分に冷却した後、4重のガーゼでろ過し、得られたろ液を凍結乾燥し、水分含量10質量%以下の粉末とした。抽出物の収量は19質量%であった。
製 造 例 2
雲南紅茶抽出物の製造(2):
雲南紅茶(No.4216:日本緑茶センター)を秤量し、茶葉重量あたり20倍量のエタノール溶液を添加し、遮光下、室温で7日間抽出後、真空エバポレーターにより溶媒を除去した。抽出物の収量は0.9質量%であった。
試 験 例 1
雲南紅茶抽出物による脂質の胃内滞留時間延長作用の検討:
5週齢雄性ICRマウス(日本クレア)に、MF飼料(オリエンタル酵母)および水道水を自由摂取させて6日間予備飼育した。予備飼育後、マウスを20時間絶食し、尾静脈より採血後、トリオレイン(トリオレイン酸グルセリンエステル;T−7140; )単独、製造例1の雲南紅茶抽出物を100mg/mL懸濁したトリオレイン、エピガロカテキンガレート(EGCg)を50mg/mL懸濁したトリオレインのいずれかを200μL経口投与した。また、トリオレイン非投与群には蒸留水のみを同量投与した。なお、EGCgは緑茶に多く含まれるカテキンの一種であり、脂質代謝改善作用が知られていることから、本試験では雲南紅茶抽出物との比較対照として用いた。
各試験物質を投与した後、1、2時間後に尾静脈採血し、2時間後の採血の後、エーテル麻酔下にて胃、小腸(十二指腸から盲腸入り口まで)を摘出した。胃は、大弯切開して5mL生理食塩水中で洗浄し、内容物を洗い出した。小腸は、盲腸側からマウス用ゾンデにて生理食塩水を5mL注入し、内容物を洗い出した。それぞれの洗浄液(5mL)に対し、3mLのクロロホルムを添加し、手法にて30秒間激しく振盪し、その後3,000回転で10分間遠心して、クロロホルム層(下層)を1〜2mL程度回収した。得られたクロロホルム層中のトリオレイン、ジオレインおよびモノオレインの各濃度を以下に示す条件のHPLC法により定量した。また、500μLのクロロホルム層を乾固し、200μLのエタノールに再溶解したものについて、市販のオレイン酸測定キット(NEFA−Cテストワコー:和光純薬)を用いてオレイン酸量を定量した。また、血中中性脂肪(TG)濃度は市販のTG測定キット(トリグリセライドEテストワコー:和光純薬)を用いて測定した。なお、上記に示したトリオレイン、ジオレイン(1,2−ジオレイン酸グリセリンエステル、D−8394)、モノオレイン(2−モノオレイン酸グリセリンエステル、M−7765)、オレイン酸(O−1008)、EGCg(E−4143)は、いずれもシグマ社製のものを用いた。各測定値について、トリオレイン投与群(対照群)に対する各試験物質投与群の多重比較検定(Dunnett)を行い、危険率5%未満の場合に有意な差であると判断した。
また、下記条件にて、トリオレイン、ジオレイン、モノオレインの標準品をそれぞれHPLCに注入し、検量線を作成して、試料中のトリオレイン、ジオレイン、モノオレイン濃度を測定した。
< HPLC条件 >
装置:LC Module−1(Waters)
カラム:Asahipak GF−310 HQ(7.6x300mm:Shodex)
溶出液:アセトン
流速:0.6mL/min
検出:示差屈折(SE−51:Shodex)
カラム温度:25℃
サンプル注入量:10μL
各試験物質投与後、2時間目までの血中TGの変化を図1に示す。トリオレイン単独投与群(対照群)は直線的にTGが上昇し、2時間後には630mg/dLに達した。これに対し、雲南紅茶抽出物投与群ではTGの上昇抑制が認められ、脂肪負荷2時間後では有意なTG上昇抑制作用が認められた。EGCg投与群でも、脂肪負荷1時間目より有意なTG上昇抑制作用が認められた。脂肪負荷2時間後の血中TG値は、雲南紅茶抽出物投与群とEGCg群で同等であった。
各試験物質投与後、2時間目までの胃内および小腸内トリオレイン量を図2および図3に示す。胃内トリオレイン量は、対照群でおよそ34mgであったのに対し、雲南紅茶抽出物投与群ではそのおよそ2倍にあたる63mgと有意に高かった。一方、EGCg投与群の胃内残存トリオレイン量は対照群とほぼ同等であった。また、小腸内トリオレイン量は、対照群に比べEGCg投与群は約4倍と有意に高い値を示したが、雲南紅茶抽出物投与群の小腸内トリオレイン量は対照群よりも低い傾向を示した。また、小腸内のトリオレイン分解産物(ジオレイン、モノオレイン、オレイン酸)の量を測定し、その量を基質である小腸内トリオレイン量に対する比率で表した(図4〜図6)。その結果、トリオレインの何れの分解産物についても、EGCg投与群では対照群に対し1/4−1/20の低値を示し、特にオレイン酸/トリオレイン比では有意差が認められた。一方、雲南紅茶抽出物投与群の各分解産物は、対照群よりやや低値ではあったものの有意差は認められなかった。
以上より、雲南紅茶抽出物投与群では胃内での脂肪(トリオレイン)の滞留時間が延長することが明らかになった。また、胃内での脂肪(トリオレイン)の滞留時間が延長した結果、小腸への脂肪の移行が遅延することが明らかになった。一方、EGCg投与群の胃からの脂肪排出に関する影響は認められなかった。また、EGCg投与群では小腸内のトリオレイン分解産物がいずれも対照群より低かったことから、EGCg投与群ではトリオレインの分解が阻害され、消化管からの脂肪の吸収が抑制されることが示唆された。
なお、雲南紅茶抽出物投与群とEGCg投与群は同様の血中TG上昇抑制作用を示すことから、両群のトリオレイン吸収抑制作用はほぼ同等と評価できる。しかしながら、EGCgは主に脂肪分解抑制を介して、また、雲南紅茶抽出物は胃からの脂肪排出抑制を介して血中TG上昇抑制作用(脂肪吸収抑制作用)を発揮しているものと考えられる。また、本試験で使用した製造例1の雲南紅茶抽出物のEGCg含量はおよそ0.7質量%で、他の茶類抽出物(緑茶10質量%、ダージリン紅茶5質量%)に比べて極めて低いことが明らかになっている。従って、雲南紅茶抽出物投与群のEGCg投与量は0.7mg/mLと算出され、EGCg投与群(50mg/mL)の約1.4%と極微量であるため、雲南紅茶抽出物群におけるEGCgの作用はほとんど無視できるレベルであると考えられる。
なお、雲南紅茶としてCMB101(丸紅食料)を用い、製造例1と同様の方法で得た抽出物について上記と同様の試験を行った結果、上記と同様の結果が得られた。
試 験 例 2
雲南紅茶抽出物の血中中性脂肪上昇抑制作用の検討:
表2に記載の各種茶類について、製造例1に記載の方法に基づいて抽出物を得た。一方で、5週齢雄性ICRマウス(日本クレア)に、MF飼料(オリエンタル酵母)および水道水を自由摂取させ、一週間予備飼育した後、マウスを24時間絶食させ、尾静脈から採血した。その後、1匹当たり200μLのオリーブ油をゾンデにてマウスに経口投与し、脂肪負荷を施した。また、表2に記載の各試験物質をオリーブ油に100、33または11mg/mLの濃度で懸濁し、その200μLを経口投与して脂肪負荷と試験物質投与を同時に行った(試験物質の投与量は順に20、6.7、2.2mg/マウスとなる)。陽性対照にはEGCgを用い、これを50mg/mLの濃度でオリーブ油に懸濁して200μL投与し(投与量は10mg/マウスとなる)、脂肪非負荷群には蒸留水のみを同量投与した。投与の1、2、3、6時間後に尾静脈から採血し、血中TG濃度を市販のキット(トリグリセライドG テストワコー:和光純薬)にて測定した。なお、蒸留水投与群には4匹、その他の群は群当たり8匹のマウスを割り当てた。
個々のマウスについて、TG値の経時変化を0時間目から6時間目までプロットし、脂肪負荷後0時間目のTG値を基準とした曲線下面積(AUC)を台形法にて算出した。AUC値について各群間の多重比較検定(Dunnett)を行い、対照群(オリーブ油単独投与群)に対し危険率5%未満の場合に有意とした。各試験物質の血中TG上昇抑制率を式1にて算出し、陽性対照であるEGCg投与群の血中TG上昇抑制率に対する比率を各試験物質の血中TG上昇抑制活性として算出した(式2)。
[式1]
Figure 0004880965
[式2]
Figure 0004880965
製造例1の雲南紅茶抽出物を20mg/マウスの用量で投与した時の血中TG値の経時変化を図7に示した。雲南紅茶抽出物投与群は脂肪負荷対照群に対し、有意な血中TGの上昇抑制作用が認められた。また、他の茶類と比較して、雲南紅茶抽出物は低用量でも極めて有効な血中TG上昇抑制活性を示すことが明らかとなった(表2)。
Figure 0004880965
試 験 例 3
各種雲南紅茶抽出物の血中中性脂肪上昇抑制作用の検討:
雲南紅茶として上級、中級、下級(伊藤園)、特級、1級、3級、F500、F501、CMB101(丸紅食料)、YLT−B24、YLT−B25(三井農林)を用い、製造例1と同様に雲南紅茶抽出物を調製し、投与量を50mg/mL(10mg/マウス)とし、陽性対照としてEGCgを用いない他は、試験例2と同様に血中TG上昇抑制率を測定したところ、製造例1で得られた雲南紅茶抽出物とほぼ同様の結果が得られた。
試 験 例 4
雲南紅茶抽出物の蓄積体脂肪低減作用および抗肥満作用の検討:
5週齢雄性ICRマウス(日本クレア)に、MF飼料(オリエンタル酵母)および水道水を自由摂取させて6日間予備飼育し、予備飼育後に平均体重が同じとなるよう1群あたり10匹を割り付け、試験試料を8週間投与した。試験飼料の組成を表3に示した。飼料は全てAIN−93G組成に準拠して作製した。対照通常食(LF食)は大豆油7%を含む通常の組成とし、高脂肪食(HF食)は、大豆油、およびコーンスターチの一部を牛脂で置換し、40%牛脂含有飼料とした。HF−雲南紅茶食は、製造例1で得られた雲南紅茶抽出物を、終濃度0.5%となるようHF食のコーンスターチの一部と置換して添加した。牛脂、大豆油は(有)林ケミカルから、L−シスチン、重酒石酸コリンは和光純薬から、その他のAIN−93G基礎飼料材料はオリエンタル酵母から購入した。試験飼料は毎週2回交換し、摂餌量を記録した。
Figure 0004880965
上記マウスに試験飼料を8週間投与した後、18時間の絶食を行い、エーテル麻酔下で心臓採血した。次いでマウスを開腹し、肝臓を冷生理食塩水で還流後摘出した後、副睾丸周辺脂肪、腎臓周辺脂肪および腸間膜周辺脂肪を摘出し、それぞれ重量を測定して総量を総内臓脂肪量とした。採血した血中の中性脂肪はトリグリセライドEテストワコー(和光純薬)、総コレステロールはHDL−コレステロールEテストワコー(和光純薬)、尿素窒素は尿素窒素B−テストワコー(和光純薬)、レプチンはマウスレプチン測定キット(森永生科学研)、GOTおよびGPTはトランスアミナーゼCIIテストワコー(和光純薬)を用いて測定した。また、還流した肝臓の湿重量を測定後、凍結乾燥し乾燥重量を測定した。これを粉砕し、うち150mgに5mLのクロロホルム/メタノール(2:1)を加え、室温で一晩抽出した後、恒量したガラス試験管に抽出液のろ液を受け、クロロホルム/メタノールでろ紙を洗浄しながら10mLに定容した。ここから200μLを採取し、クロロホルム/メタノールを除去後、200μLのエタノールに再溶解し、上記のキットにて中性脂肪、コレステロールを測定した。
また、肝臓中総脂質量は次のとおり測定した。すなわち、上記肝臓の凍結乾燥破砕物100mgをガラス試験管に移し、ここに4mLのクロロホルム/メタノール(2:1)を加え、60℃で30分間抽出した後、恒量したガラス試験管に抽出液のろ液を受け、クロロホルム/メタノールでろ紙を洗浄しながら再度4mLに定容した。ここに、水1mLを加えて撹拌し、遠心分離(3,000rpm、10分)後、上部の水層を除去してクロロホルム層を得た。クロロホルム層を50℃のブロックヒーター上で窒素噴射により乾固して再度恒量し、この恒量値から最初のガラス試験管恒量値を差し引いて肝臓乾重量100mg中の総脂質重量とし、肝臓乾重量から肝臓あたりの脂質量を算出した。なお、各測定値について、HF食群とHF−雲南紅茶食群の間でスチューデントのt(student
t)検定を行い、危険率5%未満の場合に有意な差と判断した。
投与期間(8週間)における1週間ごとのマウスの体重を測定した結果を図8に示した。8週間の高脂肪食投与によりHF食群ではLF食群に比べ体重増加が亢進したが、高脂肪食と共に雲南紅茶抽出物を投与した群(HF−雲南紅茶食群)の体重増加はLF群と同等であり、有意な体重増加抑制作用が認められた。なお、投与期間中の摂餌量から算出した摂取エネルギー量について、HF食群とHF−雲南紅茶食群の間で差は無く、HF−雲南紅茶食群におけるマウスの1日当たりの雲南紅茶抽出物摂取量はおよそ10mgであった。また、内臓脂肪量について、HF食群の総内臓脂肪量(副睾丸周辺脂肪、腎臓周辺脂肪、腸間膜周辺脂肪の合計)は約3.6gでLF食群のおよそ1.7倍の脂肪蓄積が認められたが、HF−雲南紅茶食群の内臓脂肪量は約2.8gであり、HF食群に比べ脂肪の蓄積抑制作用が認められた(表4)。
Figure 0004880965
試験試料投与後の絶食時血中中性脂肪(TG)、総コレステロール(TC)、レプチン、尿素窒素(BUN)、GOT、GPTの測定結果を表5に示した。TG、TCは各群間で有意な差は認められなかった。レプチン濃度は、LF食群に対しHF食群で約2.8倍の高値を示したが、HF−雲南紅茶食群のレプチン濃度はHF食群の半分以下で、LF食群とほぼ同等であった。腎毒性の指標であるBUN、肝毒性の指標であるGOT、GPTは各群間で差は認められなかった。
Figure 0004880965
肝臓湿重量および肝臓中の脂質量を表6に示した。肝臓湿重量、肝臓中の総脂質量、中性脂肪、コレステロール量は、それぞれLF食群に比べHF食群で高値を示したが、HF−雲南紅茶食群の総脂質量、中性脂肪量はHF食群よりも低値を示し、肝臓への脂質の蓄積抑制作用(脂肪肝抑制作用)が認められた。
Figure 0004880965
以上の結果より、雲南紅茶抽出物による体重増加抑制作用(抗肥満作用)、内臓脂肪の低減による蓄積体脂肪の低減作用が確認され、肝臓への脂質の蓄積抑制作用(脂肪肝抑制作用)も認められた。また、HF食群の血中レプチン濃度はLF食群の約2.8倍の高値を示したが、HF−雲南紅茶食群ではLF食群と同程度であり、血中レプチン濃度は肥満との相関が非常に高いことが知られていることから、この結果は雲南紅茶抽出物の抗肥満作用を反映しているものと考えられた。
なお、雲南紅茶としてCMB101(丸紅食料)を用い、製造例1と同様の方法で得た抽出物について上記と同様の試験を行った結果、同様の結果が得られた。
実 施 例 1
錠剤の製造:
下記の処方で常法に従い各種成分を混合して造粒・乾燥・整粒した後に、打錠して錠剤を製造した。
(処方) (mg)
雲南紅茶抽出物*1 40
微結晶セルロース 100
乳糖 80
ステアリン酸マグネシウム 0.5
メチルセルロース 12
*1:製造例2で製造したもの
実 施 例 2
清涼飲料の製造:
下記の処方で調合したものを常法に従い、加熱殺菌後、褐色瓶にホットパック充填を行い、清涼飲料水を得た。
(処方) (g)
雲南紅茶抽出物*2 0.8
香料 0.8
クエン酸 0.2
果糖 4
スクラロース 0.001
水 94.199
*2:製造例1で製造したもの
実 施 例 3
発酵乳製品の製造:
15質量%の脱脂乳にグルコースを3質量%添加し、120℃で3秒間殺菌した後、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)YIT9029株の種菌を1質量%接種し、37℃でpH3.6まで培養してヨーグルトベース210gを得た。一方、砂糖97g、クエン酸鉄0.2g及び製造例1で得られた雲南紅茶抽出物5gを水に溶解し、更に水を加え全量を790gとしたものを110℃で3秒間殺菌し、シロップとした。上記のヨーグルトベースとシロップとを混合し、香料を1g添加した後、15Mpaで均質化して容器に充填して乳製品乳酸菌飲料を得た。
実 施 例 4
茶飲料の製造:
雲南紅茶10gを80℃の熱水400gで5分間抽出して抽出物を得、6,000Gで遠心分離して雲南紅茶抽出物を得た。次いで、グラニュー糖を120g、レモン濃縮果汁を1g、アスコルビン酸を1g、香料、原料水を加え、重曹でpH4.2に調整して2000gの調合半製品を得た。次いでこれを85℃まで加熱後、缶容器に充填してレトルト殺菌を行い、茶飲料を得た。
実 施 例 5
茶飲料の製造:
雲南紅茶10gを90℃の熱水400gで5分間抽出して抽出液を得、それを6000Gで遠心分離して雲南紅茶抽出物を得た。次いで、この抽出物に重曹を添加し、原料水を加え、糖用屈折計示度が0.3°BxでpH5.8の調合半製品を得た。次いでこれを135℃、1分間の条件で殺菌後、PETボトルにホットパック充填して、茶飲料を得た。
本発明の雲南紅茶の抽出物を有効成分とする抗脂肪性薬剤は、血中中性脂肪上昇抑制剤、蓄積体脂肪低減剤、抗肥満剤等に利用することができる。
図1はマウス血中の中性脂肪濃度の経時変化を示すグラフである。 図2はマウス胃内のトリオレイン含量を示すグラフである。 図3はマウス小腸内のトリオレイン含量を示すグラフである。 図4はマウス小腸内のジオレイン/トリオレイン量比を示すグラフである。 図5はマウス小腸内のモノオレイン/トリオレイン量比を示すグラフである。 図6はマウス小腸内のオレイン酸/トリオレイン量比を示すグラフである。 図7はマウスの血中中性脂肪値の経時変化を示すグラフである。 図8はマウスの体重の経時変化を示すグラフである。

Claims (5)

  1. 雲南紅茶の抽出物を有効成分とする脂質の胃内滞留時間延長剤。
  2. 雲南紅茶の抽出物を有効成分とする食後の血中中性脂肪上昇抑制剤。
  3. 雲南紅茶の抽出物を有効成分とする蓄積体脂肪低減剤。
  4. 内臓脂肪を低減するものである請求項3の蓄積体脂肪低減剤。
  5. 雲南紅茶の抽出物を有効成分とする抗肥満剤。

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