JP4877004B2 - ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム - Google Patents

ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム Download PDF

Info

Publication number
JP4877004B2
JP4877004B2 JP2007081470A JP2007081470A JP4877004B2 JP 4877004 B2 JP4877004 B2 JP 4877004B2 JP 2007081470 A JP2007081470 A JP 2007081470A JP 2007081470 A JP2007081470 A JP 2007081470A JP 4877004 B2 JP4877004 B2 JP 4877004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
max
time
hierarchy
maximum number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007081470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008244756A (ja
Inventor
信行 越地
英明 永岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2007081470A priority Critical patent/JP4877004B2/ja
Publication of JP2008244756A publication Critical patent/JP2008244756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4877004B2 publication Critical patent/JP4877004B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、ビル・工場・病院等において分散配置されたセンサからの情報を、中央の制御・管理装置であるサーバ、コントローラ等に無線を使って送信する、ネットワークを利用したワイヤレスセンサネットワークの省電力化システムに関するものである。
近年、ワイヤレスセンサネットワークは、ビルオートメーションの保守管理等の分野に限らず、建築物環境の計測から医療に至るまで幅広い分野で利用・応用されている。
ワイヤレスセンサネットワークは、例えば、温度・湿度センサによりビルの各階の部屋の温度・湿度を計測し、中央管理室内のサーバ装置へ温度・湿度データを送信して温度・湿度の調節を適切に行ったり、照明センサからの情報を基にして部屋の照明を自動的にON/OFFしたり、加速度・歪みセンサによる情報を基にして設備の故障を未然に防いだりすることで、省エネルギーを実践可能にした最新のネットワークシステムである。
このワイヤレスセンサネットワークが期待される理由として、取り付けたセンサによる計測機能を持つセンサノード(以下、SNと称す)、計測機能の他に中継機能を併せ持つルータノード(以下、RNと称す)の省スペース性・可搬性・設置容易性(配線レス)の利点が挙げられる。
これらの利点を実現するための一要素として、SNおよびRNへのボタン電池等のバッテリーの適用による省電力化を挙げることができるが、SNおよびRNを連続動作させた場合、バッテリーを、例えば、月に1度というように頻繁に交換しているのが実状である。
特になし
このように、従来のワイヤレスセンサネットワークにおいては、SNおよびRNのバッテリーを頻繁に交換する必要があることから、保守に手間が掛かると共に、バッテリーの省電力化について、未だ解決すべき課題となっている。
そして、SNおよびRNが電力を消費する要因は、第1にRN(=PN:親ノード)⇔SN(=CN:子ノード)間、RN(=PN:親ノード)⇔RN(=CN:子ノード)間、ゲートウエイノード(以下、GNと称す)(=PN:親ノード)⇔RNまたはSN(=CN:子ノード)間のRF通信、第2に通信時およびRF通信の混信・妨害電波等による通信リトライ、第3にRN⇔SN間、RN⇔RN間、GN⇔RNまたはSN間のRF通信時のCPU処理、第4にSNおよびRNにおけるセンシング時のCPU処理等があり、省電力を図るためには、RF通信時間やCPU処理時間を短縮化する必要がある。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、電力消費の要因であるRF通信時間の短縮化を図ることで、通信時のCPU処理時間も短縮化されることから、通信データ量および送信回数を減らすことができ、バッテリーの省電力化を図ることができるワイヤレスセンサネットワークの省電力化システムを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤレスセンサネットワークの省電力化システムは、1台のゲートウエイノード(GN)を頂点とし、その配下に、中継機能を持つルータノード(RN)または中継機能を持たないセンサノード(SN)を接続して成る広範囲スペース内で使用される多段接続によるネットワーク構成を備え、無線による通信のために、各ノードには最大子ノード数(Cmax)、最大ルータ数(Rmax)、最大ホップ数(Dmax)で決定される、一意なアドレスを付与され、前記各ノードが共通で持つ、最大子ノード数(C max )、最大ルータ数(R max )、最大ホップ数(D max )は、事前に設定した値を、ゲートウエイノードが稼動した後においても、ソフトウェアにて変更可能とし、設定される最大ルータ数に応じてリニアーツリー構造またはクラスターツリー構造への自律的な対応を可能としたワイヤレスセンサネットワークシステムであって、
親ノード(PN)となるGNまたはRNにマスタークロック、子ノード(CN)となるRNまたはSNにスレーブクロックを実装させることにより、CNが有している時刻情報とPNが有している時刻情報とのズレ量を計算し、マスタークロックの時刻に同期するため、PNとCN間またはGNとGN以外の全ノード(RNまたはSN)間において、各ノードが計測データを送信する際のタイミングを基準として、それぞれが持つ時刻情報を、計測データに送信元の送信時刻、これに対応する対向ノードが応答する際のデータに、受信元の受信時刻及び応答送信時刻を重畳して時刻同期を行って、マスタークロックとスレーブクロック間の誤差許容時間内に最低1回送信して、計測データの送信フレームに重畳させるようにしてなり、
センサによる計測および計測データ送受信、時刻同期情報送受信、ネットワーク構築、中継機能によるフレーム転送を行っていない間は、時計機能以外の全ての機能(CPU部、RF部、センサ部)をスリープさせ、センサによる計測を行っている場合には、RF部をスリープさせ、中継機能によるフレーム転送を行う場合には、センサ部をスリープさせることで、上述した課題を解決した。
また、ネットワーク構成については、各ノードのグループを作り、各ノードが所属するグループ毎に通信可能な時間帯および同一グループに所属するノード間における通信可能な時間帯をそれぞれ設定し、クラスターツリーまたはリニアーツリーのネットワーク構成に依らず、自律的に動作する方式を採用したことで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、クラスターツリー時のグループ番号計算式は、
GN=1、
OWN=(GPN−1)×Rmax+n+1;n=1,…,Rmax
とし、
一方、リニアーツリー時のグループ番号計算式は、
GN=1、
OWN=GPN+1
とした(ここで、GGN:GNが親ノードとなる場合のグループ番号、GPN:親ノードのグループ番号、GOWN:自ノードが親ノードとなる場合のグループ番号)ことで、同じく上述した課題を解決した。
本発明によれば、電力消費の要因であるRF通信時間の短縮化を図ることで、通信時のCPU処理時間も短縮化されることから、通信データ量および送信回数を減らすことができ、バッテリーの省電力化を図ることができる。
すなわち、1台のゲートウエイノード(GN)を頂点とし、その配下に、中継機能を持つルータノード(RN)または中継機能を持たないセンサノード(SN)を接続して成る広範囲スペース内で使用される多段接続によるネットワーク構成を備え、無線による通信のために、各ノードには最大子ノード数(Cmax)、最大ルータ数(Rmax)、最大ホップ数(Dmax)で決定される、一意なアドレスを付与されるので、例えば、データのノード間伝送に関し、クラスターツリーによるネットワークを構成する各ノードには、最大子ノード数、最大ルータ数、最大ホップ数の動作パラメータの値が全て共通であり、且つ最大ルータ数が2以上とするクラスターツリー構造とするか、あるいは、データのノード間伝送に関し、リニアーツリーによるネットワークを構成する各ノードには、最大子ノード数、最大ルータ数、最大ホップ数のパラメータの値が全て共通であり、且つ最大ルータ数が1とすることで、通信時のCPU処理時間が短縮化され、通信データ量および送信回数を減らすことができる。尚、このデータは、計測データおよび動作パラメータを意味する。
このように、一意に決まる通信アドレスから、目的のノードと通信を行う際に、通信相手が、親ノードまたは子ノードの時には、直接通信可能なため直接送信することができ、直接通信可能ではない場合には、中継機能をもつ親ノードか子ノードにデータを送信するだけで済む。
また、送信されたフレームを受信したノードは、その宛先アドレスが自分宛でなければ、ツリー構造の最短経路を使って、その転送先を決定し、その転送先にデータを送信する。こうすることにより、データは、ツリー上の最短経路を通りながら、目的のノードへ運ばれることになる。
さらに、前記の各ノードが共通で持つ、最大子ノード数(Cmax)、最大ルータ数(Rmax)、最大ホップ数(Dmax)は、事前に設定した値を、ゲートウエイノードが稼動した後においても、ソフトウェアにて変更可能とし、設定される最大ルータ数に応じてリニアーツリー構造またはクラスターツリー構造への自律的な対応を可能としているので、通信時のCPU処理時間も短縮化され、通信データ量および送信回数を減らすことができる。
また、時刻同期方式については、親ノード(PN)となるGNまたはRNにマスタークロック、子ノード(CN)となるRNまたはSNにスレーブクロックを実装させることにより、CNが有している時刻情報とPNが有している時刻情報とのズレ量を計算し、マスタークロックの時刻に同期するため、PNとCN間またはGNとGN以外の全ノード(RNまたはSN)間において、それぞれが持つ時刻情報を、マスタークロックとスレーブクロック間の誤差許容時間内に最低1回送信する方式をとり、計測データの送信フレームに重畳させるので、データの送信回数を削減することができる。
加えて、ネットワーク構成については、各ノードのグループを作り、各ノードが所属するグループ毎に通信可能な時間帯および同一グループに所属するノード間における通信可能な時間帯をそれぞれ設定し、クラスターツリーまたはリニアーツリーのネットワーク構成に依らず、自律的に動作する方式を採用したので、データの送信を無くすことができる。しかも、この方式を適用することで、他のノードとのRF通信時における混信が軽減され、リトライによるデータ送信回数を削減することができる。
また、クラスターツリー時のグループ番号計算式は、
GN=1、
OWN=(GPN−1)×Rmax+n+1;n=1,…,Rmax
とし、
一方、リニアーツリー時のグループ番号計算式は、
GN=1、
OWN=GPN+1
としたグルーピングを行うことにより、各グループが通信可能な時間帯を時分割することができる。これにより他のグループでは、ノードの通信が発生しないため、当該グループのノードの通信を確実に行うことができる。
尚、同一グループ内に属するノードの通信も、時分割されているため、システム全体で、同一時間に通信を行うノードは存在しない。
この他、センサによる計測および計測データ送受信、時刻同期情報送受信、ネットワーク構築、中継機能によるフレーム転送を行っていない間は、時計機能以外の全ての機能(CPU部、RF部、センサ部)をスリープさせる方式とし、センサによる計測を行っている場合には、RF部をスリープさせる方式とし、中継機能によるフレーム転送を行う場合には、センサ部をスリープさせる方式を採用したので、RF通信時間の削減およびCPU動作時間の削減に加えて、動作時間外については、RF部・CPU部・センサ部のスリープによるバッテリーの省電力化を図ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係るワイヤレスセンサネットワークの省電力化システムは、主として広範囲スペース内で使用される二次元的なネットワーク構成である、所謂ZigBee方式と称するクラスターツリー構成と、主として狭範囲スペース内で使用される一次元的なネットワーク構成であるリニアーツリー構成との互いに独立した構成を、ネットワークブラウザ上での設定パラメータに基づいて変更される動作パラメータ(Cmax、Rmax、Dmax、etc)のうちの最大ルータ数(Rmax)に応じて、自律的に切替えられるものである。
複数の無線通信ノードを用いてネットワークを構成する際、1台のノードを頂点とし、その配下に、中継機能を持つノードまたは中継機能を持たないノードを接続する。このとき、頂点となるノードをゲートウエイノード(GN)とし、中継機能を持つノードをルータノード(RN)とし、中継機能を持たないノードをセンサノード(SN)とする。また、頂点(=第0層)のノード:GNを、親ノード:PNとする。この親ノード:GNに接続する、下層(=第1層)のRNまたはSNを子ノード:CNとする。そして、無線による通信のために、各ノードには、0,1,2,…と重複のない番号によるアドレスが付与されている。
本形態におけるワイヤレスセンサネットワークでは、各ノード(RNまたはSN)が、センシングデータとして、例えば、センサが計測したデータをGNに送信(上り方向の通信:GN←RNまたはSN)する。また、通信関連の動作パラメータをGNから各ノード(RNまたはSN)に送信(下り方向の通信:GN→RNまたはSN)する。
第1層の親ノード:RNの配下には、さらにその下層(第2層)に、RNまたはSNが接続可能となるため、RNが、配下に子ノードを持つ場合、RNはその子ノードに対する親ノードとなる。
中継機能を持つノード:RNの配下(下層)に、さらに中継機能を持つノード:RNが子ノードとして接続することにより、多段接続(マルチホップ)が可能となり、これによって複数の無線通信ノードから構成される無線ネットワークを構築することができる。
次に、図8に示すように、動作パラメータ:Cmax=4、Rmax=2、Dmax=3における、ワイヤレスセンサネットワークの構成例について説明する。
この無線通信ノードによるネットワークを構成する際、1台のPN(=GNまたはRN)に接続可能な、CN(RNまたはSN)の総数を、最大子ノード数:Cmaxとする。さらに、Cmaxのうち、中継機能を持つノード:RNの総数を、最大ルータ子ノード数:Rmax(Cmax≧Rmax)とする。また、1台のGNの階層を0として、このGNから中継ノード:RNを介して接続することができるSNまでの接続段数を、最大階層(=ホップ)数:Dmaxとする。CmaxおよびRmaxは、クラスターツリー構成およびリニアーツリー構成によらず、ネットワークの全階層において一定の値となるため、階層位置によらず変化しない。
ここで、Rmax≧2の場合がクラスターツリー構成に相当し、Rmax=1の場合、前述のリニアーツリー構成に相当する。クラスターツリー構成は、例えば、オフィスや農作物畑等の2次元的なスペース内での利用に適したネットワーク構成である。一方、リニアーツリー構成は、例えば、トンネルやビニールハウス等の長辺が短辺に対して極端に長い1次元的なスペース内での利用に適したネットワーク構成である。
また、上記のどちらのネットワーク構成も可能な、動作パラメータ:Cmax、Rmax、Dmaxで決定され、各ノードには、動作パラメータ:Cmax、Rmax、Dmaxで決定される一意なアドレスが付与されている。また、動作パラメータ:Cmax、Rmax、Dmaxは、事前に設定した値を、GNが稼動した後においても、ソフトウェアにて変更することができるため、リニアーツリー構造またはクラスターツリー構造への対応を柔軟に行えるようにしている。
具体的にクラスターツリー構成について説明すると、図1に示すように、階層d=0にあるアドレス0のGNをデータ収集用のノードにして、例えば、階層d=1に中継機能を有するアドレス1と14の2つのRNと、中継機能を有しないアドレス27と28の2つのSNのそれぞれを配している。
また、階層d=2に中継機能を有するアドレス2,7,15,20の4つのRNと、中継機能を有しないアドレス12,13,25,26の4つのSNのそれぞれを配している。
さらに、階層d=3に中継機能を有しないアドレス3,4,5,6,8,9,10,11,16,17,18,19,21,22,23,24の16個のSNを配している。このとき、RNはSNの機能を併せ持っている。
以上のようなクラスターツリー構成でのデータ(計測データおよび動作パラメータ等)のノード間伝送に関する具体的なノードアドレス計算式は、
skip(d)=(1+(Cmax−Rmax)−(Cmax×Rmax (Dmax−d−1)))/(1−Rmax):d=0,…,(Dmax−1)
GN=0
RN(d)=APN+1+Cskip(d−1)×(n−1):d=1,…,Dmax、n=1,…,Rmax
SN(d)=APN+Cskip(d−1)×Rmax+n:d=1,…,Dmax、n=1,…,(Cmax−Rmax
ここで、Cmaxは最大子ノード数、Rmaxは最大ルータ数、Dmaxは最大ホップ数である。また、AGNはゲートウエイノードアドレス、ARNはルータノードアドレス、ASNはセンサノードアドレス、APNは親ノードアドレスである。
このクラスターツリー構成において、動作パラメータ:Cmax、Rmax、Dmaxが全ノードで共通であり、このうち最大ルータ数Rmaxは2以上となる。
尚、上位ノードと下位ノードとの2点間に着目した場合において、上位側を親ノード(PN)、下位側を子ノード(CN)と称する。
例えば、Cmax=4、Rmax=2、Dmax=3、GNの階層d=0とすると、スキップ値は、Cskip(0)=1+4−2−4×2(3−0−1)/(1−2)=13となる。同様に、d=1の場合、Cskip(1)=5となり、また、d=2の場合、Cskip(2)=1となる。
RNのアドレス計算は、d=1の場合、APN=AGN=0であるから、ARN(1)=0+1+Cskip(0)×(n−1)=1+13×(n−1)となり、ここでnは1または2であるから、n=1のときARN(1)=1、n=2のときARN(1)=14となる。d=2の場合は、APN=ARN=1又は14となり、APN=1のとき、ARN(2)=1+1+Cskip(1)×(n−1)=2+5×(n−1)となる。ここでn=1のときはARN(2)=2、n=2のときはARN(2)=7となる。同様に、d=2の場合、APN=14であって、n=1のときはARN(2)=15、n=2のときはARN(2)=20となる。同様に、d=3の場合、APN=ARN(2)=2,7,15,20の4つとなり、APN=2であって、n=1のときはARN(3)=3、n=2のときはARN(3)=4となる。また、APN=7であって、n=1のときはARN(3)=8、n=2のときはARN(3)=9となる。また、APN=15であって、n=1のときはARN(3)=16、n=2のときはARN(3)=17となる。また、APN=20であって、n=1のときはARN(3)=21、n=2のときはARN(3)=22となる。ここで、d=3=Dmaxであるから、ARN(3)はルータノードとしてではなくセンサノードとして動作するものとなり、中継機能を無効にする。
また、SNのアドレス計算は、d=1の場合、APN=AGN=0だから、ASN(1)=0+Cskip(0)×2+n=0+13×2+n=n+26となり、Cmax−Rmax=4−2=2だから、n=1または2となるので、n=1のときASN(1)=1+26=27、n=2のときASN(1)=2+26=28となる。また、d=2の場合、APN=ARN(1)=1,14となり、APN=1であってn=1のときASN(2)=12、n=2のときASN(2)=13となる。また、APN=14であってn=1のときASN(2)=25、n=2のときASN(2)=26となる。また、d=3の場合、APN=ARN(2)=2,7,15,20の4つとなり、APN=2であってn=1のときASN(3)=5、n=2のときASN(3)=6となる。また、APN=7であってn=1のときASN(3)=10、n=2のときASN(3)=11となる。また、APN=15であってn=1のときASN(3)=18、n=2のときASN(3)=19となる。また、APN=20であってn=1のときASN(3)=23、n=2のときASN(3)=24となる。
こうして、階層d=0にあるアドレス0のGNから、階層d=1におけるアドレス1,14のRN、アドレス27,28のSNそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス1のRNから階層d=2におけるアドレス2,7のRN、アドレス12,13のSNそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス14のRNから階層d=2におけるアドレス15,20のRN、アドレス25,26のSNそれぞれに動作パラメータを伝送する。また、階層d=2にあるアドレス2のRNから、階層d=3のアドレス3,4,5,6のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス7のRNから、階層d=3におけるアドレス8,9,10,11のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス15のRNから、階層d=3におけるアドレス16,17,18,19のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス20のRNから、階層d=3におけるアドレス21,22,23,24のSNに動作パラメータを伝送する。
一方、計測データは、階層d=3におけるアドレス3,4,5,6のSNから、階層d=2におけるアドレス2のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス8,9,10,11のSNから、階層d=2におけるアドレス7のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス16,17,18,19のSNから、階層d=2におけるアドレス15のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス21,22,23,24のSNから、階層d=2におけるアドレス20のRNに伝送される。また、計測データは、階層d=2にあるアドレス2,7のRNおよびアドレス12,13のSNから、階層d=1におけるアドレス1のRNに伝送され、階層d=2にあるアドレス15,20のRNおよびアドレス25,26のSNから、階層d=1におけるアドレス14のRNに伝送される。さらに、計測データは、階層d=1におけるアドレス1,14のRNおよびアドレス27,28のSNから、階層d=0におけるアドレス0のGNに伝送される。
リニアーツリー構成は、図2に示すように、階層d=0にあるアドレス00のGNをデータ収集用のノードにして、例えば、階層d=1に中継機能を有するアドレス10の1つのRNと、中継機能を有しないアドレス11,12,13の3つのSNのそれぞれを配し、階層d=2に中継機能を有するアドレス20の1つのRNと、中継機能を有しないアドレス21,22,23の3つのSNのそれぞれを配し、階層d=3に中継機能を有しないアドレス30,31,32,33の4個のSNを配している。このとき、RNはSNの機能を併せ持っている。
以上のようなリニアーツリー構成でのデータ(計測データおよび動作パラメータ等)のノード間伝送に関するノードアドレス計算式は、
skip=固定値
GN=0
RN(d)=d×Cskip:d=1,…,Dmax
SN(d)=ARN(d)+n:d=1,…,Dmax、n=1,…,Cmaxである。
ここで、Cskipは階層dに依存することなく固定値をとる。リニアーツリー構成においても、動作パラメータ:Cmax、Rmax、Dmaxが全ノードで共通であり、最大ルータ数Rmaxは1となる。
例えば、動作パラメータ:Cmax=4、Rmax=1、Dmax=3としたとき、リニアーツリー構成でのCskip値は、階層dに依らずに一定値となっているため、例えば、この固定値を10と設定すれば、d=1の場合、ARN(1)=1×Cskip=1×10=10となり、d=2の場合、ARN(2)=20、d=3の場合、ARN(3)=30となる。ここでd=3=Dmaxであるため、ARN(3)はRNではなくSNとして動作する。尚、固定値は、環境、例えば、子ノード(CN)の数量等に応じて変更可能である。
また、SNのアドレス計算は、ASN(d)=ARN(d)+n=d×Cskip+nなので、d=1の場合、ASN(1)=1×10+n=10+nとなり、n=1のとき、ASN(1)=11、n=2のとき、ASN(1)=12、n=3のとき、ASN(1)=13となる。また、d=2の場合は、n=1のときASN(2)=21、n=2のときASN(2)=22、n=2のときASN(2)=23となる。また、d=3の場合は、n=1のときASN(3)=31、n=2のときASN(3)=32、n=3のときASN(3)=33となる。
こうして、階層d=0にあるアドレス0のGNから、階層d=1におけるアドレス10のRNおよびアドレス11,12,13のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス10のRNから階層d=2におけるアドレス20のRNおよびアドレス21,22、23のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス20のRNから階層d=3におけるアドレス30,31,32,33のSNに動作パラメータを伝送する。
一方、計測データは、階層d=3におけるアドレス30,31,32,33のSNから、階層d=2におけるアドレス20のRNに伝送され、階層d=2におけるアドレス20のRNおよびアドレス21,22,23のSNから、階層d=1におけるアドレス10のRNおよびアドレス11,12,13のSNから、階層d=0におけるアドレス0のGNに伝送される。
また、通信を行う計測データの種別としては、センシングデータ、時刻同期情報、ネットワーク構成があるが、時刻同期情報、ネットワーク構成のデータ送信回数および送信時間を減らすことにより、省電力化を図っている。
親ノード(PN)となるGNまたはRNにマスタークロック、子ノード(CN)となるRNまたはSNにスレーブクロックを実装させることにより、CNが有している時刻情報とPNが有している時刻情報とのズレ量を計算し、マスタークロックの時刻に同期するため、PNとCN間またはGNとGN以外の全ノード(RNまたはSN)間において、それぞれが持つ時刻情報を、マスタークロックとスレーブクロック間の誤差許容時間内に最低1回送信する方式をとり、計測データの送信フレームに重畳させる。
ネットワーク構成については、クラスターツリーの場合は、図3に示すように、また、リニアーツリーの場合は、図4に示すように、それぞれ各ノードのグループを作り、各ノードが所属するグループ毎に通信可能な時間帯および同一グループに所属するノード間における通信可能な時間帯をそれぞれ設定し、ネットワーク構成に依らず自律的に動作する方式とする。すなわち、GNに同時に計測データを送れないようにし、通信タイミングを変えるか、あるいは通信時間を分割する。
この場合、クラスターツリー時のグループ番号計算式は、GNグループとしてはGGN=1、自分のグループとしてはGOWN=(GPN−1)×Rmax+n+1;n=1,…,Rmaxである。一方、リニアーツリー時のグループ番号計算式は、GNグループとしてはGGN=1、自分のグループとしてはGOWN=GPN+1である。これらはGNと直接通信するノード群のうち、子ノードを持つRNのグループ計算式となる。ここで、GGN はGNのグループ番号、GPN は親ノードのグループ番号、GOWN は自ノードが親ノードとなる場合のグループ番号である。
クラスターツリー時のグループ番号計算式で、例えば、d=1に位置するRNの自身のグループ番号は、Rmax=2であるから、GOWN=(1−1)×2+n+1=n+1となり、n=1のときGOWN=1+1=2、n=2のときGOWN=2+1=3となる。d=2に位置するRNの自身のグループ番号は、GPN=2の場合、GOWN=(2−1)×2+n+1=2+n+1=n+3となり、n=1のときGOWN=1+3=4、n=2のときGOWN=2+3=5となる。また、GPN=3の場合、GOWN=(3−1)×2+n+1=4+n+1=n+5となり、n=1のときGOWN=1+5=6、n=2のときGOWN=2+5=7となる。
一方、リニアーツリー時のグループ番号計算式で、GGN=1とする。このとき、Cmax=4、Rmax=1、Dmax=3とすると、GOWN=GPN+1から、d=1に位置するRNのグループ番号は、GPN=GGN=1であるからGOWN=1+1=2となる。また、d=2に位置するRNのグループ番号は、GPN=2であるからGOWN=2+1=3となる。
また、センサによる計測および計測データ送受信、時刻同期情報送受信、ネットワーク構築、中継機能によるフレーム転送を行っていない間は、時計機能以外の全ての機能(CPU部、RF部、センサ部)をスリープさせる方式とし、センサによる計測を行っている場合には、RF部をスリープさせる方式とし、中継機能によるフレーム転送を行う場合には、センサ部をスリープさせる方式とする。
例えば、SNのセンシング時および通信時のみアクティブとなり、それ以外の時間帯ではスリープ状態にする。また、RNのセンシング時および通信時のみアクティブとなり、さらに配下のノードが通信する時間帯にもアクティブとなる。それ以外の時間帯では、スリープ状態にする。特に、電力の消費は無線通信が一番大きいため、不必要な時にはこのように電波の送受信を休止させるのが好都合である。
また、センサ情報を送る際の時刻同期機能としては、LTSP(Lightweight Time Sync Protocol)を採用し、図5に示すように、子ノード(CN)を親ノード(PN)と同期する場合と、図6に示すように、RN/SNがGNと同期する場合との2つに分かれる。例えば、各ノード間に1秒の誤差を発生させないためには、1日に2回の同期補正が必要である。
図5に示すように、親ノード(PN)と同期する場合では、下位におけるノードAからノードBに計測データ+時刻情報が送られ、ノードBからノードAに時刻情報だけが送られる。一方、ノードBからノードCおよびノードCから上位におけるGNには、それぞれ計測データのみが送られる。
また、図6に示すように、GNと同期する場合では、下位におけるノードAからノードBおよびノードCおよび上位におけるGNの順に、それぞれ計測データ+時刻情報が送られる。一方、上位におけるGNからノードCおよびノードBおよび下位におけるノードAの順に、時刻情報だけが送られる。
尚、動作パラメータとしては、時刻同期動作時では、時刻情報となるが、動作パラメータの変更通知時では、GNから配下の全ノードに配布するため、多数の動作パラメータ(Cmax、Rmax、Dmax、etc)がデータとして流れる。
そして、LTSによる具体的な時刻同期方式としては、図7に示すように、親ノード(PN)と子ノード(CN)との間の時刻同期は、送信時刻Ts、受信時刻Trとすれば、ペイロード:LCN(Ts)およびペイロード:LCN(Ts),LPN(Tr),LPN(Ts)を使った平均化により、親ノード(PN)に対する差分値がOCN=(LPN(Ts)−LCN(Tr)+LPN(Tr)−LCN(Ts))/2で与えられ、これの値を基にして時刻同期補正がなされる。また、この方式においては、親ノード(PN)と子ノード(CN)との間の時刻同期(図中1で示す)と、GNとRN/SNとの間の時刻同期(図中2で示す)とのいずれか一方を選択可能としている。
次に、以上のように構成された本発明の最良の形態について、使用・動作の一例を説明する。
先ず、クラスターツリー構成について説明する。
図1に示すように、階層d=0にあるアドレス0のGNから、階層d=1におけるアドレス1,14のRN、アドレス27,28のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス1のRNから階層d=2におけるアドレス2,7のRN、アドレス12,13のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス14のRNから階層d=2におけるアドレス15,20のRN、アドレス25,26のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送する。また、階層d=2にあるアドレス2のRNから、階層d=3のアドレス3,4,5,6のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス7のRNから、階層d=3におけるアドレス8,9,10,11のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス15のRNから、階層d=3におけるアドレス16,17,18,19のSNに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス20のRNから、階層d=3におけるアドレス21,22,23,24のSNに動作パラメータを伝送する。
一方、計測データは、階層d=3におけるアドレス3,4,5,6のSNから、階層d=2におけるアドレス2のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス8,9,10,11のSNから、階層d=2におけるアドレス7のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス16,17,18,19のSNから、階層d=2におけるアドレス15のRNに伝送され、階層d=3におけるアドレス21,22,23,24のSNから、階層d=2におけるアドレス20のRNに伝送される。また、計測データは、階層d=2にあるアドレス2,7のRNおよびアドレス12,13のSNから、階層d=1におけるアドレス1のRNに伝送され、階層d=2にあるアドレス15,20のRNおよびアドレス25,26のSNから、階層d=1におけるアドレス14のRNに伝送される。さらに、計測データは、階層d=1におけるアドレス1,14のRNおよびアドレス27,28のSNから、階層d=0におけるアドレス0のGNに伝送される。
次に、リニアーツリー構成について説明する。
図2に示すように、階層d=0にあるアドレス0のGNから、階層d=1におけるアドレス10のRNおよびアドレス11,12,13のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=1にあるアドレス10のRNから階層d=2におけるアドレス20のRNおよびアドレス21,22、23のSNのそれぞれに動作パラメータを伝送し、階層d=2にあるアドレス20のRNから階層d=3におけるアドレス30,31,32,33のSNに動作パラメータを伝送する。
一方、計測データは、階層d=3におけるアドレス30,31,32,33のSNから、階層d=2におけるアドレス20のRNに伝送され、階層d=2におけるアドレス20のRNおよびアドレス21,22,23のSNから、階層d=1におけるアドレス10のRNおよびアドレス11,12,13のSNから、階層d=0におけるアドレス0のGNに伝送される。
図5に示すように、親ノード(PN)と同期する場合では、下位におけるノードAからノードBに計測データ+時刻情報が送られ、ノードBからノードAに時刻情報だけが送られる。一方、ノードBからノードC、およびノードCから上位におけるGNには、それぞれ計測データのみが送られる。
尚、動作パラメータとしては、時刻同期動作時では、時刻情報となるが、動作パラメータの変更通知時では、GNから配下の全ノードに配布するため、多数の動作パラメータ(Cmax、Rmax、Dmax、etc)がデータとして流れる。
また、図6に示すように、GNと同期する場合では、下位におけるノードAからノードBおよびノードCおよび上位におけるGNの順にそれぞれ計測データ+時刻情報が送られる。一方、上位におけるGNからノードCおよびノードBおよび下位におけるノードAの順に時刻情報だけが送られる。
本発明に係るワイヤレスセンサネットワークの省電力化システムは、ビルオートメーションの保守管理等の分野に限らず、建築物環境の計測から医療に至るまで、幅広い分野で利用・応用することができる。
クラスターツリー構成の内容を示す説明図である。 リニアーツリー構成の内容を示す説明図である。 クラスターツリー構成の他の例を示す説明図である。 リニアーツリー構成の他の例を示す説明図である。 親ノードと同期する場合の説明図である。 GNと同期する場合の説明図である。 (a)は親ノード(GNまたはRN)と子ノード(RNまたはSN)との間の時刻同期、GNとGN以外の全ノード(RNまたはSN)との間の時刻同期の流れの一例を示す説明図、(b)はLTSP方式による時刻同期の一例を示す説明図で、縦軸は時間軸を表す。 クラスターツリー構成によるワイヤレスセンサネットワークの具体的な構成例を示す説明図である。
符号の説明
GN…ゲートウエイノード
RN…ルータノード
SN…センサノード
d…階層
Cskip(d):クラスターツリー構造において、階層dにおけるアドレス・スキップ値
Cskip:リニアーツリー構造におけるアドレス・スキップ値
Cmax:最大子ノード数
Rmax:最大ルータ子ノード数
Dmax:最大ホップ数

Claims (3)

  1. 1台のゲートウエイノード(GN)を頂点とし、その配下に、中継機能を持つルータノード(RN)または中継機能を持たないセンサノード(SN)を接続して成る広範囲スペース内で使用される多段接続によるネットワーク構成を備え、無線による通信のために、各ノードには最大子ノード数(Cmax)、最大ルータ数(Rmax)、最大ホップ数(Dmax)で決定される、一意なアドレスを付与され、前記各ノードが共通で持つ、最大子ノード数(C max )、最大ルータ数(R max )、最大ホップ数(D max )は、事前に設定した値を、ゲートウエイノードが稼動した後においても、ソフトウェアにて変更可能とし、設定される最大ルータ数に応じてリニアーツリー構造またはクラスターツリー構造への自律的な対応を可能としたワイヤレスセンサネットワークシステムであって、
    親ノード(PN)となるGNまたはRNにマスタークロック、子ノード(CN)となるRNまたはSNにスレーブクロックを実装させることにより、CNが有している時刻情報とPNが有している時刻情報とのズレ量を計算し、マスタークロックの時刻に同期するため、PNとCN間またはGNとGN以外の全ノード(RNまたはSN)間において、各ノードが計測データを送信する際のタイミングを基準として、それぞれが持つ時刻情報を、計測データに送信元の送信時刻、これに対応する対向ノードが応答する際のデータに、受信元の受信時刻及び応答送信時刻を重畳して時刻同期を行って、マスタークロックとスレーブクロック間の誤差許容時間内に最低1回送信して、計測データの送信フレームに重畳させるようにしてなり、
    センサによる計測および計測データ送受信、時刻同期情報送受信、ネットワーク構築、中継機能によるフレーム転送を行っていない間は、時計機能以外の全ての機能(CPU部、RF部、センサ部)をスリープさせ、センサによる計測を行っている場合には、RF部をスリープさせ、中継機能によるフレーム転送を行う場合には、センサ部をスリープさせることを特徴とするワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム。
  2. ネットワーク構成については、各ノードのグループを作り、各ノードが所属するグループ毎に通信可能な時間帯および同一グループに所属するノード間における通信可能な時間帯をそれぞれ設定し、クラスターツリーまたはリニアーツリーのネットワーク構成に依らず、自律的に動作する請求項1に記載のワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム。
  3. クラスターツリー時のグループ番号計算式は、
    GN =1、
    OWN =(G PN −1)×R max +n+1;n=1,…,R max
    とし、
    一方、リニアーツリー時のグループ番号計算式は、
    GN =1、
    OWN =G PN +1
    とした(ここで、G GN :GNが親ノードとなる場合のグループ番号、G PN :親ノードのグループ番号、G OWN :自ノードが親ノードとなる場合のグループ番号)
    請求項2に記載のワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム。
JP2007081470A 2007-03-27 2007-03-27 ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム Expired - Fee Related JP4877004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081470A JP4877004B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081470A JP4877004B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008244756A JP2008244756A (ja) 2008-10-09
JP4877004B2 true JP4877004B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39915559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007081470A Expired - Fee Related JP4877004B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4877004B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8238377B2 (en) * 2009-04-06 2012-08-07 Avaya Inc. Network synchronization over IP networks
CN101877827B (zh) * 2010-05-18 2012-12-12 浙江工业大学 面向楼宇监测的无线传感器网络数据收集方法
JP5644427B2 (ja) 2010-11-29 2014-12-24 富士通株式会社 アクティブ型非接触情報記憶装置、情報アクセスシステム及びプログラム
JP5825131B2 (ja) * 2012-02-09 2015-12-02 富士通株式会社 ゲートウエイ装置、ノード装置、通信システム、動作期間の制御方法及びコンピュータプログラム
JP5870806B2 (ja) * 2012-03-27 2016-03-01 富士通株式会社 ブロードキャストパケット転送方法、通信ユニット、およびブロードキャストパケット転送プログラム
US9769779B2 (en) 2012-05-14 2017-09-19 Hitachi, Ltd. Radio base station, radio communication network system, and communication control method
JP5831637B2 (ja) * 2012-07-25 2015-12-09 富士通株式会社 データ処理装置、データ処理システムおよびデータ処理方法
JP6223665B2 (ja) * 2012-07-31 2017-11-01 三菱電機株式会社 通信システム
CN102892212B (zh) * 2012-09-25 2015-11-18 上海理工大学 一种使用无线传感器网络的照度测量系统
CN103152818B (zh) * 2013-01-28 2015-12-09 中北大学 基于节点簇的分布式传感器自定位系统及定位方法
JP6217751B2 (ja) 2013-07-04 2017-10-25 富士通株式会社 データネットワーク管理システム、データネットワーク管理装置、データ処理装置、およびデータネットワーク管理方法
JP6432725B2 (ja) * 2014-07-16 2018-12-05 学校法人 関西大学 無線装置、それを備えた無線通信システムおよび無線装置において実行されるプログラム
JP2018112971A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 株式会社荏原製作所 磁気発電型測定装置
CN108343844B (zh) * 2017-01-24 2021-03-05 中国石油化工股份有限公司 一种多参数模块化油气管道安全监测系统及方法
WO2018177678A1 (en) * 2017-03-31 2018-10-04 Sony Corporation Terminal and relay devices, base station and methods

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001036538A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 時刻同期方法及びその装置
JP3879333B2 (ja) * 1999-10-25 2007-02-14 オムロン株式会社 経路情報配信機能を備えたデータ伝送システム及びその端末無線ユニット、経路情報配信方法
JP2001217768A (ja) * 1999-11-25 2001-08-10 Fujitsu Ten Ltd 移動通信システムのポーリング装置
JP2001156823A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加入者系ネットワーク装置および加入者局グルーピング局
JP2005510132A (ja) * 2001-11-14 2005-04-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 通信システムにおける競合ツリーの回避
JP2005094529A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Nec Corp 無線ネットワーク及び通信の衝突回避方法並びにそのプログラムを記録した記録媒体
JP4354838B2 (ja) * 2004-02-04 2009-10-28 三菱電機株式会社 通信システム及び通信装置
US7715425B2 (en) * 2004-02-26 2010-05-11 Atheros Communications, Inc. Channel adaptation synchronized to periodically varying channel
JP4153928B2 (ja) * 2004-06-14 2008-09-24 三星電子株式会社 ジグビーネットワークデバイス、および、アドレス割り当て方法
KR100585327B1 (ko) * 2004-07-29 2006-06-01 삼성전자주식회사 무선 네트워크의 규모 변화에 따른 적응적 주소 재설정방법
JP2007150811A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> センサ端末の測定データ送信制御装置
JP2009086697A (ja) * 2006-01-18 2009-04-23 Osaka Univ 無線センサネットワークおよびその情報伝達方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008244756A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4877004B2 (ja) ワイヤレスセンサネットワークの省電力化システム
EP1994511B1 (en) Selective activation of field devices in low power wireless mesh networks
JP5122489B2 (ja) ワイヤレスメッシュネットワーク
KR101121526B1 (ko) 무선 센서 제어 네트워크들에서 신뢰성있는 통신을 위해 무선 노드 배치를 검증하는 방법들
JP5086838B2 (ja) 機器管理装置、機器管理システム
JP5841549B2 (ja) 障壁によって分離されたワイヤレスネットワークを相互接続するための装置
GB2478323A (en) Wireless communication in building management control.
US9247481B2 (en) Routing device and method
EP3342246B1 (en) Mesh network node
KR20100066567A (ko) 무선 센서 제어 네트워크에서의 슬리핑 디바이스들과 무선 통신하는 방법 및 도구
US20150229422A1 (en) Systems and methods for synchronizing optical transmitters
WO2018117221A1 (ja) モータユニットおよびマルチモータシステム
CN104301906A (zh) 一种无线传感网络网关与网关之间的中继通信方法
KR101739066B1 (ko) 농수축산 시설 자동화용 분산 네트워크 시스템
KR20100034395A (ko) 산업용 제어네트워크 적용을 위한 무선 센서네트워크 및 그구성방법
JP6766892B2 (ja) 無線通信システムの管理ノードおよび無線通信システム
Mozumdar et al. A hierarchical wireless network architecture for building automation and control systems
Kumar TM et al. A prototype of wireless networked IoT based lighting control in open platform
Manurkar et al. Building IoT nodes-a flexible approach
US20230273582A1 (en) IoT MESH WITH ADAPTIVE MANAGEMENT
JP6139908B2 (ja) 電力管理装置、通信制御装置、電力管理システム及び電力管理方法
TWM583656U (zh) 無線網路組網架構
Machedon-Pisu Integration of Ad Hoc Wireless Sensor Networks in a Virtual Instrumentation Configuration

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4877004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees