JP4876904B2 - ホログラム露光装置およびホログラム露光方法 - Google Patents

ホログラム露光装置およびホログラム露光方法 Download PDF

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本発明はホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光装置およびホログラム露光方法に係り、とりわけ複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を精度良く製造することができるホログラム露光装置およびホログラム露光方法に関する。
従来、ホログラム光学素子を製造する場合、まず基材と、基材の一面に設けられたホログラム感光層とからなる多面付けホログラム光学素子用基材を準備し、この多面付けホログラム光学素子用基材を水平方向に配置する。次に、ホログラム原版を、多面付けホログラム光学素子用基材に対向して配置し、レーザ光をホログラム原版を透過させ物体光として多面付けホログラム光学素子用基材に入射させ、同時に多面付けホログラム光学素子用基材に参照光を入射させる。
このように多面付けホログラム光学素子用基材に物体光と参照光を入射させて露光することにより、ホログラム光学素子用基材のホログラム感光層にホログラムを形成することができる。このような作業を順次くり返し、基材の一面に多面付けされた複数のホログラムをもつ多面付けホログラム光学素子を形成することができる。
上述した多面付けされたホログラム光学素子用基材は、一般に形状が大きくなっており、多面付けホログラム光学素子用基材自体の重量が重くなる。
多面付けホログラム光学素子用基材は、上述のように露光中水平方向に配置されるため、多面付けホログラム光学素子用基材の自重によりたわみが生じ、このたわみにより露光箇所によっては回折効率の異なるホログラムが形成されることがある。
また多面付けホログラム光学素子用基材は、水平方向に配置されるため、露光のために物体光と参照光を、多面付けホログラム光学素子用基材回りで引き回す際、多面付けホログラム光学素子用基材の上方または下方に光を導入する機構を設置する必要があり、この設置作業が煩雑となる。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、多面付けホログラム光学素子用基材を用いた場合でも、精度良くホログラムを形成することができ、かつ光の導入機構を容易に設置することができるホログラム露光装置およびホログラム露光方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも一つの基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光装置において、ベースと、ベース上に配置され、上下方向に移動自在な上下方向移動機構と、上下方向移動機構上に配置され、基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とを含む多面付けホログラム光学素子用基材を上下方向に延びるように保持する枠体とを備え、多面付けホログラム光学素子用基材に対して側方から物体光および参照光を照射して、ホログラム感光層に複数のホログラムを形成することにより、各々がホログラムを有し、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、多面付けホログラム光学素子用基材が、表面に反射防止膜を有することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、多面付けホログラム光学素子用基材が、一対の基材を有し、多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム感光層は、液晶成分からなるとともに、一対の基材により挟持されることを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、ホログラム感光層を挟んで配置された各基材に電極層が設けられていることを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、ベース上に、多面付けホログラム光学素子用基材の側方に位置するプリズムが設けられ、参照光は、プリズムを介して多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム光学素子用領域に照射されることを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、プリズムのうち多面付けホログラム光学素子用基材と逆側の表面に、反射防止膜が設けられていることを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、プリズムの上方に、プリズムと多面付けホログラム光学素子用基材との間にオイルを供給するオイル供給装置が設けられるとともに、プリズムの下方に、オイル供給装置から供給されるオイルを受ける受け部が設けられることを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、多面付けホログラム光学素子用基材が、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子用領域を有し、各ホログラム光学素子用領域の周縁には検知マークが設けられ、この検知マークを検知装置によって検知することにより、ベース上において多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム光学素子用領域の水平方向および上下方向のずれを検知することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光方法において、基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とからなる多面付けホログラム光学素子用基材を準備する工程と、この多面付けホログラム光学素子用基材をベース上に配置された枠体により上下方向に延びるように保持する工程と、ベース上で枠体を上下方向移動機構によって上下方向に移動させながら、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材に対して、側方から物体光および参照光を照射してホログラム感光層に複数のホログラムを形成し、各々がホログラムを有し、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造する工程と、を備えたことを特徴とするホログラム露光方法である。
本発明は、少なくとも一つの基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光装置において、ベースと、ベース上に立設された一対の支柱と、一対の支柱の間に配置されるとともに、一対の支柱に沿って上下方向に移動自在な移動枠を有する上下方向移動機構と、上下方向移動機構の移動枠に保持され、基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とを含む多面付けホログラム光学素子用基材を上下方向に延びるように保持する枠体とを備え、多面付けホログラム光学素子用基材に対して側方から物体光および参照光を照射して、ホログラム感光層に複数のホログラムを形成することにより、各々がホログラムを有し、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、移動枠と枠体との間に、枠体を移動枠に対して移動させて調整する調整機構が設けられたことを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、調整機構が、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面内であって水平方向に移動自在とする水平方向移動機構を有することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、調整機構が、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面の法線方向を中心として揺動自在とする第一揺動機構を有することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、調整機構が、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面内であって垂直方向を中心として揺動自在とする第二揺動機構を有することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、第二揺動機構が、枠体を移動枠に対して固定するロック機構を有することを特徴とするホログラム露光装置である。
本発明は、一対の支柱が、囲い枠によって囲まれて保持されることを特徴とするホログラム露光装置である。
以上のように本発明によれば、ベース上で枠体により多面付けホログラム光学素子用基材を垂直方向に保持することができるので、露光中に多面付けホログラム光学素子用基材がたわむことなく、ホログラム原版用基材に多面付けで精度良く複数のホログラムを形成することができる。またホログラム原版用基材に入射される光の導入機構を容易に設置することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1乃至図13は本発明によるホログラム露光装置100およびホログラム露光方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、図1(a)(b)を用いて、複数のホログラム光学素子用領域2からなる細長状の多面付けホログラム光学素子用基材1と、複数のホログラム光学素子14からなる細長状の多面付けホログラム光学素子15との関係を示す。
図1(a)に示すように、多面付けホログラム光学素子用基材1は、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子領域2からなり、細長状に形成されている。ここで、多面付けホログラム光学素子用基材1は、図12に示すように、液晶成分からなるホログラム感光層31と、ホログラム感光層31を挟持する一対のITO層(電極層)32と、各ITO層32表面に設けられた一対の透明ガラス(基材)33と、各透明ガラス33の表面に設けられた反射防止膜34とを有している。
また、多面付けホログラム光学素子用基材1の各ホログラム光学素子用領域2に、後述するように物体光46と参照光47を照射することによりホログラム13が形成され、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子14からなる細長状の多面付けホログラム光学素子15を形成することができる(図1(b)参照)。
次に図2乃至図6を用いて、ホログラム露光装置100の構成を示す。
図4乃至図6に示すように、ホログラム露光装置100は、ベース60と、ベース60上に固定され、垂直方向に配置された支柱61と、支柱61に沿って上下方向に移動自在に設けられた上下方向移動機構3と、上下方向移動機構3上に配置された支持台56とを備えている。
また、図2および図3に示すように、支持台56上には位置調整機構50が設けられており、当該位置調整機構50上には、枠体20が配置されており、この枠体20にはプリズム4が固定されている。このうち枠体20は、細長状の多面付けホログラム光学素子用基材1を上下方向に延びるように保持している。
ここで、図2は、多面付けホログラム光学素子用基材1とホログラム露光装置100との関係を示す正面図であり、図3は、多面付けホログラム光学素子用基材1とホログラム露光装置100との関係を示す側面図である。また図4は、ホログラム露光装置100を側方から見た側面図であり、図5は、枠体20が配置されていないホログラム露光装置100の一部を正面から見た正面図であり、図6は、枠体20が配置されてないログラム露光装置100を上方から見た平面図である。
次に図4乃至図7を用いて、枠体20に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1が上下方向に移動する機構について詳述する。
まず図4乃至図7に示すように、支柱61には、枠体20側の側方端部に垂直方向にのびるガイド57が設けられ、かつ支柱61内には駆動モータ(図示せず)に連結され、駆動モータにより駆動されるボールネジ62が回転自在に取り付けられている。
また図7(a)(b)に示すように、上下方向移動機構3は、上下方向移動台65と、上下方向移動台65の支柱61側に設けられ、ガイド57に係合する係合部63と、上下方向移動台65の支柱61側に設けられ、ボールネジ62と係合してボールネジ62の回転運動を上下方向移動台65の上下方向運動に変換する駆動体64とを有している。このうち駆動体64にはボールネジ62と係合するボールネジ穴62aが設けられている(図7(b)参照)。
ここで図7(b)は、駆動体64と、係合部63と、上下方向移動台65と、上下方向移動台65の上方に設けられた支持台56とを上方から見た平面図である。
図4に示すように、ボールネジ62に連結された駆動モータは、制御部48に連結されており、制御部48に予め記憶された駆動データに基づき支柱61内のボールネジ62を回転させる。このように、ボールネジ62が回転運動することにより、上下方向移動機構3がガイド57に沿って上下運動する。
ここで図2および図3に示すように、上下方向移動機構3上には支持台56が設けられ、この支持台56上には位置調整機構50が設けられている。また、この位置調整機構50には枠体20が配置され、この枠体20には多面付けホログラム光学素子用基材1が保持されている。このため、制御部48によって、ベース60上で、多面付けホログラム光学素子用基材1を保持した枠体20を上下方向に移動することができる。
なお図4に示すように、位置調整機構50も制御部48に連結されているため、制御部48によって位置調整機構50を後述するよう微調整することにより、位置調整機構50上に配置された枠体20に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の位置や角度を調整することができる。
次に、多面付けホログラム光学素子用基材1を保持する枠体20について詳述する。
図2および図3に示すように、位置調整機構50上に設けられた枠体20は、多面付けホログラム光学素子用基材1を保持する枠体本体21と、多面付けホログラム光学素子用基材1を枠体本体21の一側部分21a側へ押しつけるとともに、枠体本体21の他側部分21bに固定ネジ11bにより固定された押圧部材22と、枠体本体21の一側部分21aに固定ネジ11aにより固定され、押圧部材22に対向して配置されるとともに、押圧部材22により押された多面付けホログラム光学素子用基材1を受け止める受止部材28とを有している。
また、枠体20は、枠体本体21の他側部分21bに固定ネジ11cにより回転自在に固定されるとともに、多面付けホログラム光学素子用基材1が倒れないように上方で支持する上方支持部材24と、多面付けホログラム光学素子用基材1を下方で支持する下方支持部材25とを有している。また、多面付けホログラム光学素子用基材1の上部と下部には、上方支持部材24と下方支持部材25が挿入される支持溝26、26が設けられている。
このうち、各押圧部材22は、図2に示すように、その中央部22cにおいて固定ネジ11bにより枠体本体21の他側部分21bに固定されるとともに、そのバネ保持端部22aにおいてバネ23に連結されている。バネ23は、バネ保持部29において枠体本体21の他側部分21bに固定されている。押圧部材22のバネ保持端部22aは、バネ23により引っ張られ、バネ保持部29側に引き付けられている。このため、押圧部材22は押圧表面22bにより多面付けホログラム光学素子用基材1を受止部材28側へと押圧することができる。また、各受止部材28は、2個の固定ネジ11aにより固定されている。
図2および図3に示すように、位置調整機構50上方には枠体20に隣接してプリズム4が配置されている。プリズム4は、側部にプリズム固定部27を有しており、このプリズム固定部27に固定ネジ11dを挿着することにより、プリズム4を枠体20の枠体本体21に固定することができる。
次に図8(a)(b)を用いて、レーザ光照射装置40によって、多面付けホログラム光学素子用基材1に物体光46および参照光47を照射する方法について詳述する。
図8(a)に示すように、プリズム4が固定された枠体20近傍には、多面付けホログラム光学素子用基材1に対向するようにレーザ光照射装置40が配置されている。このうち、枠体20に固定されたプリズム4によって、多面付けホログラム光学素子用基材1に斜め方向から入射する参照光47が全反射してしまうことを防止することができる。ここで図8(a)は、レーザ光照射装置40から、ホログラム露光装置100に取り付けられた多面付けホログラム光学素子用基材1へ、物体光46および参照光47が照射される様子を示した平面図である。
また、図8(a)に示すように、レーザ光照射装置40とプリズム4との間には、レーザ光照射装置40から入射したレーザ光41aを物体光46に変えるホログラム原版49が配置されている。
図8(a)に示すように、レーザ光照射装置40は、レーザ光41aを出射するレーザ光出射部41と、適宜レーザ光41aを遮蔽することのできるシャッタ機構42と、レーザ光41aを2方向に分裂させるビームスプリッタ43と、レーザ光41aを反射させて多面付けホログラム光学素子用基材1に照射するミラー44、45とを有している。ここで、図8(a)に示すように、レーザ光出射部41から出射されるレーザ光41aは、シャッタ機構42を通ってビームスプリッタ43において2つの光に分岐し、一方のレーザ光41aはミラー45により反射され、ホログラム原版49を通って物体光46となり、プリズム4を通って多面付けホログラム光学素子用基材1の側面に水平方向側方から入射する。他方、ビームスプリッタ43において分岐された他方のレーザ光41aは、ミラー44により反射され参照光47としてプリズム4を通って多面付けホログラム光学素子用基材1の側面に水平方向側方から入射する。このように、物体光46と参照光47を多面付けホログラム光学素子用基材1に対し同一の側面から入射することにより、透過型のホログラム13を有する複数のホログラム光学素子14からなる細長状の多面付けホログラム光学素子15を形成することができる。
また、図8(a)に示すように、枠体20に取り付けられたプリズム4は、参照光47と物体光46とが、プリズム表面4aに対し略垂直方向から入射するように台形形状をしている。また、プリズム4のうち参照光47と物体光46の入射するプリズム表面4aには、反射防止膜34が接着されている。この反射防止膜34は、多面付けホログラム光学素子用基材1で反射した物体光46と参照光47が、プリズム表面4aでさらに反射して多面付けホログラム光学素子用基材1に干渉縞を形成することを防止するためのものである。
なお、図8(b)に示すように、多面付けホログラム光学素子用基材1のプリズム4を設けた側の側面から水平方向に参照光47を照射し、他方の側面からホログラム原版49を通した物体光46を照射させてもよい。このように、物体光46と参照光47を多面付けホログラム光学素子用基材1に対し逆側から入射することにより、反射型のホログラム13を有する複数のホログラム光学素子14からなる細長状の多面付けホログラム光学素子15を形成することができる。
また、上述した実施の形態では、ホログラム原版49を用いたものを示したが、ホログラム原版49の代わりに、フィルム、ガラス等により照射領域以外が遮光されたマスク、散乱板等を用いてもよい。
また図9(a)(b)に示すように、位置調整機構50は、枠体20により保持された多面付けホログラム光学素子用基材1をXY平面内で回転させる回転盤51と、回転盤51上に設けられ、多面付けホログラム光学素子用基材1をX方向へ移動させるX方向移動盤52と、X方向移動盤52上に設けられ、多面付けホログラム光学素子用基材1をY方向へ移動させるY方向移動盤53と、Y方向移動盤53上に設けられ、多面付けホログラム光学素子用基材1をXZ平面内で傾斜させるXZ平面傾斜盤54と、XZ平面傾斜盤54上に設けられ、多面付けホログラム光学素子用基材1をYZ平面内で傾斜させるYZ平面傾斜盤55とを有している。
また、図10(a)(b)に示すように、多面付けホログラム光学素子用基材1は、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子用領域2から構成され、各ホログラム光学素子用領域2の周縁には隅部に4個の検知マーク35が設けられている。
また、図11に示すように、ベース60上には固定台70が垂直方向に延在して固定され、固定台70上には、2台のCCDカメラ(検知装置)5が多面付けホログラム光学素子用基材1に対向するよう配置されている。
ここで、2台のCCDカメラ5は、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム光学素子用領域2の周縁に設けられた検知マーク35(図10参照)の位置や角度を観察することにより、枠体20により保持された多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム光学素子用領域2の上下方向および水平方向の位置ずれを検知することができる。
このため、2台のCCDカメラ5により観測された検知マーク35の位置や角度に基づき、制御部48によって、位置調整機構50に連結された回転盤51、X方向移動盤52、Y方向移動盤53、XZ平面傾斜盤54およびYZ平面傾斜盤55の各々を自動的に微調整することができる(図4および図9参照)。このため、物体光46と参照光47に対し、ホログラム光学素子用領域2を適切な位置や角度に配置することができる。
また図12に示すように、各透明ガラス33の表面には、反射防止膜34が設けられている。このため、透明ガラス33における物体光46と参照光47の反射を防止することができるため、反射光によって干渉縞が形成されることを防ぐことができる。
次に、図13を用いて本発明におけるホログラム露光装置100の変形例について説明する。ここで図13は、このホログラム露光装置100の変形例を側方から見た側面概略図である。
図13に示すように、プリズム4をベース60に固定手段74により固定するとともに、多面付けホログラム光学素子用基材1を上下方向移動台65上に設けてもよい。この場合、プリズム4上部に、プリズム4と多面付けホログラム光学素子用基材1との間にオイル71を供給するオイル供給装置72が設けられ、プリズム4下部には、固定手段74に支持されるとともに、オイル供給装置72から供給されるオイル71を受ける受け部73が設けられている。このような構成をとることにより、オイル71をプリズム4と多面付けホログラム光学素子用基材1に介在させることができるので、プリズム4と多面付けホログラム光学素子用基材1とを一体で移動させる必要がなくなる。
図13において、プリズム4は、多面付けホログラム光学素子用基材1に斜め方向から入射する参照光47の全反射を防止するために配置されるので、プリズム4は参照光47の照射されるホログラム光学素子用領域2のみを覆えばよい。このため、プリズム4を小さくすることができ、ホログラム露光装置100の軽量化を図ることができる。
また、制御部48に、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム光学素子用領域2を全て連続露光した後に電子音を鳴らす通知装置(図示せず)を連結させてもよい。
このことにより、多面付けホログラム光学素子用基材1の連続露光が終了した場合には、制御部48により通知装置に電子音を鳴らさせることができるので、連続露光対象であった多面付けホログラム光学素子用基材1の連続露光が終了したことを操作者は認識することができる。このため、操作者は、連続露光によりホログラム13の形成された多面付けホログラム光学素子15を、新たな多面付けホログラム光学素子用基材1に迅速に取り替えることができる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用、すなわちホログラム露光方法について説明する。
まず、液晶成分からなるホログラム感光層31と、ホログラム感光層31を挟持する一対のITO層(電極層)32と、各ITO層32表面に配置された透明ガラス(基材)33と、各透明ガラス33の表面に接着された反射防止膜34とからなる多面付けホログラム光学素子用基材1を作成して準備する(図12参照)。
次に、図2に示すように、上述のような層構成を有する多面付けホログラム光学素子用基材1を位置調整機構50上に設けられた枠体20に保持させ、固定する。この場合、枠体20の受止部材28に多面付けホログラム光学素子用基材1の一側縁1aを当接させ、多面付けホログラム光学素子用基材1の他側縁1bに対して押圧部材22の押圧表面22bを押圧させることにより、枠体20上において多面付けホログラム光学素子用基材1を精度良く位置決めすることができる。また、上方支持部材24と下方支持部材25を、多面付けホログラム光学素子用基材1を上下に設けられた支持溝26、26に挿入することにより、多面付けホログラム光学素子用基材1が倒れないように支持することができる。
次にホログラム原版49を移動させ、多面付けホログラム光学素子用基材1に対してホログラム原版49を所定位置まで接近させる(図8参照)。
次に制御部48により駆動モータ(図示せず)を駆動データと関連づけて駆動制御し、上下方向移動機構3をガイド57に沿って上下方向に移動させ、枠体20に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1を垂直方向に保持しながら、所望位置までもってくる。
次にCCDカメラ5により、検知マーク35を検知することにより検知データを取得し、ベース60上における多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム光学素子用領域2の水平方向および上下方向のずれを検知する。この際、ホログラム光学素子用領域2が水平方向や上下方向にずれている場合には、制御部48により位置調整装置50を微調整してホログラム光学素子用領域2を適当な位置や角度に配置する。
次に上下方向移動機構3を停止させてから枠体20が確実に静止する所定時間が経過した後に、制御部48によりレーザ光出射部41からレーザ光41aを出射するとともに、シャッタ機構42を開とする。このとき、枠体20に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の側方から水平方向に物体光46と参照光47が入射し、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム感光層31を露光してホログラム13を形成する。
このようにして多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム感光層31にホログラム13を形成した後、制御部48によってシャッタ機構42を閉とし、上述のように駆動モータ(図示せず)を駆動データと関連づけて駆動制御し、上下方向移動機構3をガイド57に沿って上下方向に移動させ、枠体20に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1を次の所望位置までもってくる。
その後、上述と同様にして、CCDカメラ5による検知データに基づき、制御部48によってホログラム光学素子用領域2を適当な位置や角度に配置した後、多面付けホログラム光学素子用基材1の側方から水平方向に物体光46と参照光47を照射して、次のホログラム光学素子用領域2におけるホログラム感光層31にホログラム13を形成する。
このような作業を順次繰り返すことにより、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム感光層31に複数のホログラム13を形成することができ、ホログラム13を含む複数のホログラム光学素子14からなる多面付けされた多面付けホログラム光学素子15が得られる。
ここで、多面付けホログラム光学素子15は、ホログラム感光層31に設けられた複数のホログラム13と、ホログラム感光層31を挟持する一対のITO層32と、各ITO層32表面に設けられた一対の透明ガラス33と、各透明ガラス33の表面に接着された反射防止膜34からなる層構成を有している。
このため、ITO層32間に電流を流すことより、物体光46と参照光47とを照射することにより形成されたホログラム13を一時的に消去することができ、ホログラム13を表示したり消去したり自在に行うことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ベース60上において、多面付けホログラム光学素子用基材1が枠体20により垂直方向に保持固定されるとともに、多面付けホログラム光学素子用基材1の側面の水平方向から物体光46と参照光47とを入射させてホログラム13が形成される。多面付けホログラム光学素子用基材1は一般に大型で重量が重くなっているが、多面付けホログラム光学素子用基材1は垂直方向に配置されているので、水平方向に配置されている場合に比べて、多面付けホログラム光学素子用基材1のたわみは小さい。このため多面付けホログラム光学素子用基材1の露光によって、たわみにより回折効率が異なるホログラム13が形成されることはない。
また露光中、多面付けホログラム光学素子用基材1の側方から水平に物体光46と参照光47とが入射するので、物体光46と参照光47の導入機構、例えばミラー等を設置したり、メンテナンスしたりする作業を容易に行なうことができる。
すなわち多面付けホログラム光学素子用基材1を水平方向に配置した場合、物体光46と参照光47の導入機構は、この多面付けホログラム光学素子用基材1の上方および下方に配置しなければならず、とりわけ多面付けホログラム光学素子用基材1の下方にもぐって光の導入機構を設置する作業は容易ではない。これに対して本発明によれば、多面付けホログラム光学素子用基材1の両側に光の導入機構を設けるため、光の導入機構の設置作業およびメンテナンス作業を容易に行なうことができる。
第2の実施の形態
次に図14乃至図18により本発明の第2の実施の形態について説明する。図14乃至図18に示す第2の実施の形態は、支柱61と、支柱61に沿って上下方向に移動可能な上下方向移動機構3と、上下方向移動機構3の上下方向移動台上65に設けられ、多面付けホログラム光学素子用基材1の位置を調整する位置調整機構50と、多面付けホログラム光学素子用基材1を上下方向に延びるように保持する枠体20の代わりに、ベース60上に立設された囲い枠130と、当該囲い枠130によって囲まれて保持された一対の支柱161a,161bと、一対の支柱161a,161bの間に配置されるとともに、一対の支柱161a,161bに沿って上下方向に移動自在な移動枠110を有する上下方向移動機構103と、上下方向移動機構103の移動枠110に保持され、多面付けホログラム光学素子用基材1を上下方向に延びるように保持する枠体120を設けたものである。その他の構成は、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と略同一である。
図14乃至図18に示す第2の実施の形態において、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、図16(a)は本実施の形態によるホログラム露光装置を上方からみた平面図であり、図16(b)は本実施の形態によるホログラム露光装置を正面からみた正面図であり、図17(a)は図16(b)に示したホログラム露光装置をA−Aで切断した断面図であり、図17(b)は図16(b)に示したホログラム露光装置をB−Bで切断した断面図であり、図18は図16のS近傍を示した拡大平面図である。
図16(b)および図17(a)(b)に示すように、ベース60上に、囲い枠130が立設されている。また、図14乃至図17(a)(b)に示すように、この囲い枠130は、上下方向に延びた複数の支柱131と、当該支柱131の間に架け渡された複数の水平梁132とからなっている。
また、図14乃至図18に示すように、一対の支柱161a,161bが、囲い枠130に囲まれて保持されている。また、図14乃至図16(a)(b)、図17(b)および図18に示すように、支柱161aは上下方向に延びたガイドレール157aを有し、支柱161bは上下方向に延びたガイドレール157bを有している。
また、図14乃至図17(a)(b)に示すように、一対の支柱161a,161bの間には、一対の支柱161a,161bのガイドレール157a,157bに沿って上下方向に移動することができる移動枠110が配置されている。この移動枠110は、図15乃至図18に示すように、係合部163aを介してガイドレール157aと係合し、係合部163bを介してガイドレール157bと係合している。
なお、上下方向移動機構103は、一対の支柱161a,161bのガイドレール157a,157bに沿って上下方向に移動可能な移動枠110と、ガイドレール157a,157bに係合する係合部163a,163bと、移動枠110をガイドレール157a,157bに沿って駆動する駆動部(図示せず)とを有している(図14および図15参照)。
また、図14乃至図16(a)(b)に示すように、移動枠110によって、多面付けホログラム光学素子用基材1を上下方向に延びるように保持する枠体120が保持されている。
また、図14乃至図17(a)(b)に示すように、移動枠110と枠体120との間には、枠体120を移動枠110に対して移動させて調整する調整機構141,146,150が設けられている。
すなわち、図14乃至図16(a)(b)に示すように、移動枠110と枠体120の側方部には、枠体120を移動枠110に対して、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の面内であって水平方向(図15の矢印A1方向)に移動自在とする水平方向移動機構141が設けられている。この水平方向移動機構141は、回転自在な調整部142を有している。そして、この調整部142を回転させることによって、枠体120を移動枠110に対して図15の矢印A1方向に移動させることができる。
また、図14、図15および図16(b)に示すように、移動枠110と枠体120の下方部には、枠体120を移動枠110に対して、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の面の法線方向を中心として(図16(b)の矢印R1方向に)揺動自在とする第一揺動機構146が設けられている。この第一揺動機構146は、一対の回転自在な調整部146a,146bを有している。そして、この調整部146a,146bの各々を回転させて、調整部146a,146bの上下方向の位置を調整することによって、枠体120を移動枠110に対して図16(b)の矢印R1方向に揺動させ、所定の角度で傾斜させることができる。
また、図14乃至図16(a)(b)に示すように、移動枠110と枠体120の上方部には、枠体120を移動枠110に対して、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の面内であって垂直方向を中心として(図15の矢印R2方向に)揺動自在とする第二揺動機構150が設けられている。この第二揺動機構150は、枠体120を移動枠110に対して図15の矢印R2方向に揺動させる揺動部151と、この揺動部151を所定の揺動位置で固定する第一ロック機構153aと、枠体120を移動枠110に対して固定する第二ロック機構153bと、枠体120を移動枠110に対して引っ張る引張バネ154と、枠体120の移動枠110に対する図15の矢印A2方向の位置を微調整するマイクロメータ155とを有している。なお、上述した第一ロック機構153aおよび第二ロック機構153bから、ロック機構153が構成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
図14乃至図17(a)(b)に示すように、多面付けホログラム光学素子用基材1は移動枠110内に配置された枠体120によって保持され、当該移動枠110は一対の支柱161a,161bによって保持されている。このため、多面付けホログラム光学素子用基材1を安定した状態で保持することができる。
この結果、多面付けホログラム光学素子用基材1に、物体光46と参照光47を照射することによって、多面付けホログラム光学素子15を形成する際、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1を所望位置までもってくるために、移動枠110を一対の支柱161a,161bに沿って上下方向に移動させるときでも、枠体120に加わる振動を抑えることができ、強いては、多面付けホログラム光学素子用基材1に加わる振動を抑えることができる。
このため、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム感光層31を正確な位置で露光し、正確な位置にホログラム13を形成することができる。また、上下方向移動機構103を停止させてから枠体120が確実に静止するまでの時間を短くすることができる。
さらに、図14乃至図17(a)(b)に示すように、一対の支柱161a,161bは、囲い枠130に囲まれて保持されている。このため、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1を所望位置までもってくるために、移動枠110を一対の支柱161a,161bに沿って上下方向に移動させたときに、当該支柱161a,161bがベース60に対して振動することを防止することができる。
この結果、多面付けホログラム光学素子用基材1のホログラム感光層31をより正確な位置で露光し、より正確な位置にホログラム13を形成することができる。また、上下方向移動機構103を停止させてから枠体120が確実に静止するまでの時間をより短くすることができる。
また、図14乃至図17(a)(b)に示すように、枠体120の移動枠110に対する位置を調整する調整機構141,146,150が、移動枠110と枠体120との間に直接介在して設けられている。このため、調整機構141,146,150によって、枠体120の移動枠110に対する位置を精度良く調整することができ、枠体120に保持された多面付けホログラム光学素子用基材1の位置を精度良く調整することができる。
本発明の第1の実施の形態による多面付けホログラム光学素子用基材と多面付けホログラム光学素子とを示す概略図。 本発明の第1の実施の形態による多面付けホログラム光学素子用基材とホログラム露光装置との関係を示す正面図。 本発明の第1の実施の形態による多面付けホログラム光学素子用基材とホログラム露光装置との関係を示す側面図。 本発明の第1の実施の形態によるホログラム露光装置の側面図。 本発明の第1の実施の形態による枠体が配置されていないホログラム露光装置の一部を示す正面図。 本発明の第1の実施の形態による枠体が配置されてないホログラム露光装置を示す平面図。 本発明の第1の実施の形態による上下方向移動機構の上下移動を説明するための概略図。 本発明の第1の実施の形態において、レーザ光照射装置から、本発明によるホログラム露光装置に取り付けられた多面付けホログラム光学素子用基材へ、物体光および参照光が照射される様子を示した平面図。 本発明の第1の実施の形態による位置調整機構を示す構成図。 本発明の第1の実施の形態による多面付けホログラム光学素子用基材を示す概略図。 CCDカメラと本発明の第1の実施の形態によるホログラム露光装置との関係を示す平面図。 本発明の第1の実施の形態による多面付けホログラム光学素子用基材の層構成を示す概略図。 本発明の第1の実施の形態によるホログラム露光装置の変形例を示す側面概略図。 本発明の第2の実施の形態によるホログラム露光装置を示す斜視図。 図14に示したホログラム露光装置を拡大した拡大斜視図。 本発明の第2の実施の形態によるホログラム露光装置を上方からみた平面図と、正面からみた正面図、 図16(b)に示したホログラム露光装置をA−Aで切断した断面図と、B−Bで切断した断面図。 図16のS近傍を示した拡大平面図。
符号の説明
1 多面付けホログラム光学素子用基材
2 ホログラム光学素子用領域
3 上下方向移動機構
4 プリズム
4a プリズム表面
11、11a、11b、11c、11d 固定ネジ
13 ホログラム
14 ホログラム光学素子
15 多面付けホログラム光学素子
20 枠体
21、21a、21b 枠体本体
22 押圧部材
22a バネ保持端部
22b 押圧表面
22c 中央部
23 バネ
24 上方支持部材
25 下方支持部材
26 支持溝
27 プリズム固定部
28 受止部材
29 バネ保持部
31 ホログラム感光層
32 ITO層(電極層)
33 透明ガラス(基材)
34 反射防止膜
35 検知マーク
40 レーザ光照射装置
41 レーザ光出射部
41a レーザ光
42 シャッタ機構
43 ビームスプリッタ
44、45 ミラー
46 物体光
47 参照光
48 制御部
49 ホログラム原版
50 位置調整機構
51 回転盤
52 X方向移動盤
53 Y方向移動盤
54 XZ平面傾斜盤
55 YZ平面傾斜盤
56 支持台
57 ガイド
60 ベース
61 支柱
62 ボールネジ
62a ボールネジ穴
63 係合部
64 駆動体
65 上下方向移動台
70 固定台
71 オイル
72 オイル供給装置
73 受け部
74 固定手段
100 ホログラム露光装置
103 上下方向移動機構
110 移動枠
120 枠体
130 囲い枠
141 水平方向移動機構
142 調整部
146 第一揺動機構
146a,146b 一対の調整部
150 第二揺動機構
151 回転部
153a 第一ロック機構
153b 第二ロック機構
154 引張バネ
155 マイクロメータ
157a,157b ガイドレール
161a,161b 一対の支柱

Claims (15)

  1. ホログラムが形成されるようになるホログラム光学素子用領域を一列に並ぶようにして複数含み、水平方向に配置したならば自重によってたわみが生じてしまうホログラム光学素子用基材から、少なくとも一つの基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光装置において、
    ベースと、
    ベース上に配置され、上下方向に移動自在な上下方向移動機構と、
    上下方向に移動可能となるように上下方向移動機構上に配置され、基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とを含む多面付けホログラム光学素子用基材を、前記複数のホログラム光学素子用領域が上下方向に一列に並ぶようにして保持する枠体と
    上下方向移動機構上に設けられ、枠体の位置を微調整する調整機構と、を備え、
    多面付けホログラム光学素子用基材に対して側方から物体光および参照光を照射して、ホログラム感光層に複数のホログラムを形成することにより、各々がホログラムを有し、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造することを特徴とするホログラム露光装置。
  2. 多面付けホログラム光学素子用基材は、表面に反射防止膜を有することを特徴とする請求項1に記載のホログラム露光装置。
  3. 多面付けホログラム光学素子用基材は、一対の基材を有し、
    多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム感光層は、液晶成分からなるとともに、一対の基材により挟持されることを特徴とする請求項1または2に記載のホログラム露光装置。
  4. ホログラム感光層を挟んで配置された各基材に電極層が設けられていることを特徴とする請求項3記載のホログラム露光装置。
  5. ベース上に、多面付けホログラム光学素子用基材の側方に位置するプリズムが設けられ、
    参照光は、プリズムを介して多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム光学素子用領域に照射されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のホログラム露光装置。
  6. プリズムのうち多面付けホログラム光学素子用基材と逆側の表面に、反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項5記載のホログラム露光装置。
  7. プリズムの上方に、プリズムと多面付けホログラム光学素子用基材との間にオイルを供給するオイル供給装置が設けられるとともに、
    プリズムの下方に、オイル供給装置から供給されるオイルを受ける受け部が設けられることを特徴とする請求項5または6に記載のホログラム露光装置。
  8. 各ホログラム光学素子用領域の周縁には検知マークが設けられ、
    この検知マークを検知装置によって検知することにより、ベース上において多面付けホログラム光学素子用基材のホログラム光学素子用領域の水平方向および上下方向のずれを検知することを特徴と請求項1〜7のいずれか一項に記載のホログラム露光装置。
  9. ホログラムが形成されるようになるホログラム光学素子用領域を一列に並ぶようにして複数含み、水平方向に配置したならば自重によってたわみが生じてしまうホログラム光学素子用基材から、基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光方法において、
    基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とからなる多面付けホログラム光学素子用基材を準備する工程と、
    この多面付けホログラム光学素子用基材をベース上に配置された枠体により、前記複数のホログラム光学素子用領域が上下方向に一列に並ぶようにして保持する工程と、
    ベース上で枠体を上下方向移動機構によって上下方向に移動させるとともに、調整機構によって枠体の位置を微調整し、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材に対して、側方から物体光および参照光を照射してホログラム感光層に複数のホログラムを形成し、各々がホログラムを有し、一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造する工程と、
    を備えたことを特徴とするホログラム露光方法。
  10. ホログラムが形成されるようになるホログラム光学素子用領域を一列に並ぶようにして複数含み、水平方向に配置したならば自重によってたわみが生じてしまうホログラム光学素子用基材から、少なくとも一つの基材と、この基材上に一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラムとを含む多面付けホログラム光学素子を製造するためのホログラム露光装置において、
    ベースと、
    ベース上に立設された一対の支柱と、
    一対の支柱の間に配置されるとともに、一対の支柱に沿って上下方向に移動自在な移動枠を有する上下方向移動機構と、
    上下方向に移動可能となるように上下方向移動機構の移動枠に保持され、基材と、基材上に配置されたホログラム感光層とを含む多面付けホログラム光学素子用基材を、前記複数のホログラム光学素子用領域が上下方向に一列に並ぶようにして保持する枠体と
    移動枠と枠体との間に、枠体を移動枠に対して移動させて調整する調整機構と、を備え、
    多面付けホログラム光学素子用基材に対して側方から物体光および参照光を照射して、ホログラム感光層に複数のホログラムを形成することにより、各々がホログラムを有し、
    一列に縦方向に並んで配置された複数のホログラム光学素子からなる多面付けホログラム光学素子を製造することを特徴とするホログラム露光装置。
  11. 調整機構は、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面内であって水平方向に移動自在とする水平方向移動機構を有することを特徴とする請求項10に記載のホログラム露光装置。
  12. 調整機構は、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面の法線方向を中心として揺動自在とする第一揺動機構を有することを特徴とする請求項10または11に記載のホログラム露光装置。
  13. 調整機構は、枠体を移動枠に対して、枠体に保持された多面付けホログラム光学素子用基材の面内であって垂直方向を中心として揺動自在とする第二揺動機構を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載のホログラム露光装置。
  14. 第二揺動機構は、枠体を移動枠に対して固定するロック機構を有することを特徴とする請求項13に記載のホログラム露光装置。
  15. 一対の支柱は、囲い枠によって囲まれて保持されることを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載のホログラム露光装置。
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