JP4876623B2 - 建設機械の起伏部材 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の起伏部材に関するものである。
従来、クレーン等の建設機械に起伏動作可能に設けられるブーム等の起伏部材として、その軽量化を図りつつ十分な強度を確保するために、複数本の骨材を組み合わせたラチスブームが知られている。例えば、特許文献1に開示された従来の起伏部材は、下部ブーム、中間ブームおよび上部ブームの各単位ブームによって構成され、これらの順に連結されており、各単位ブームは、略四角柱形状の各角部に配置される主柱と、互いに隣り合う主柱同士を連結し、その主柱間でジグザグに配置される多数の斜材とを備えている。そして、各単位ブームは、その内部に上記主柱および上記斜材で囲まれた空間を有するように構成されている。
実開昭62−186888号公報
上記特許文献1に開示された従来の建設機械の起伏部材では、各単位ブームがその内部に主柱および斜材で囲まれた空間を有しているので、その重量に比して体積が大きくなる。このため、各単位ブームをトレーラ等に積載して輸送する際、重量よりも体積に著しい制限を受け、トレーラ等の積載能力を十分に活かせないという不都合がある。その結果、起伏部材の輸送効率が低下するという問題点がある。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、輸送効率を向上させることが可能な建設機械の起伏部材を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による建設機械の起伏部材は、略四角柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ配置される複数本の主材と、互いに隣り合う主材同士を連結する副材とを備えている。そして、副材のうち互いに対向配置される少なくとも一対の副材が、この副材を挟む両主材に対してそれぞれ着脱可能に結合される結合部を有し、その結合部を有する副材は、この副材を挟む両主材に対して斜めに配置されるとともにその両主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の斜材を含み、隣り合う斜材の隣接する端部同士は、相互に連結されており、結合部は、相互に連結された隣り合う斜材の隣接する端部ごとに設けられ、結合部を有する副材は、主材に沿って配置された隣り合う斜材の各端部をさらに相互に連結する連結部を有する
この建設機械の起伏部材では、対向配置される少なくとも一対の副材が、この副材を挟む両主材に対してそれぞれ着脱可能に結合される結合部を有しているので、起伏部材の輸送時には、対向配置される一対の副材を取り外すことにより、これらの副材と、これらの副材が結合していた主材とを分解して相互に積み重ねるといったことが可能となる。これにより、起伏部材の体積を小さくすることができるので、トレーラ等に多くの起伏部材を積載することができる。このため、トレーラ等の積載能力を十分に活かして多くの起伏部材を輸送することができるので、起伏部材の輸送効率を向上させることができる。また、この構成では、副材の相互に連結する複数の斜材を一体的に取り扱えるので、複数の斜材が相互分離されていて個別に主材に着脱される場合に比べて、副材の主材への着脱作業や副材のトレーラ等への積載作業等における作業効率を向上させることができる。また、この構成では、結合部を有する副材をジグザグに斜めに配置された複数の斜材を有するラチス構造に構成することができ、さらに、このラチス構造の副材において、相互に連結された隣り合う斜材の隣接する端部ごとに上記結合部が設けられるので、この副材を主材に確実に着脱可能な構造に構成することができる。また、この構成では、連結部により、相互に連結された隣り合う斜材の各端部をさらに相互に連結して一体化することができるので、結合部を有する副材全体としての剛性を向上させることができる。
上記建設機械の起伏部材において、結合部を有する副材を介して相互に連結される主材同士をこの副材とは別に連結する連結材を備え、連結材は、その両端が各主材に対してこれら主材が並ぶ平面に対して直交する方向の軸回りに回動可能に結合されるのが好ましい。このように構成すれば、結合部を有する副材を取り外した後、連結材を倒せば、副材が結合していた主材同士をばらつくことなく寄せ合わせることができる。さらに、寄せ合わせた主材を連結部材を介して一体のものとしてトレーラ等に積載することができる。このように、各主材をばらつくことなく一体のものとして取り扱うことができるので、結合部を有する副材を取り外した後、その副材が結合していた主材が個別に分離する場合と異なり、その取り扱いが煩雑になるのを抑制することができる。また、起伏部材の組み立て時には、連結部材を起こすだけで各主材の位置関係を設定することができるので、各主材を個別に持ち上げて位置関係を設定する必要がなく、起伏部材の組み立て作業を簡略化することができる
上記建設機械の起伏部材において、複数の斜材は、平面状に配置されているのが好ましい。このように構成すれば、結合部を有する副材を平面状に構成することができるので、この副材を平面的に重ねてトレーラ等に積載することができる。これにより、結合部を有する副材をあまり嵩張らずにトレーラ等に積載することができるので、これによっても起伏部材の輸送効率を向上させることができる
上記建設機械の起伏部材において、連結部は、主材に沿って延びるように設けられるとともに、この連結部に対して上記隣り合う斜材の隣接する各端部が取り付けられ、上記結合部は、連結部の隣り合う斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられているのが好ましい。このように構成すれば、相互に連結された隣り合う斜材の隣接する各端部が連結部によりさらに相互に連結された構造を有する副材において、隣り合う斜材の隣接する各端部に対応して結合部が設けられるので、この副材を主材に確実に着脱可能な構造に構成することができる。
本発明による建設機械の起伏部材は、略四角柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ配置される第1主材、第2主材、第3主材および第4主材を含む複数本の主材と、互いに隣り合う主材同士を連結する複数の副材とを備えている。そして、第1主材と第2主材とが互いに対角に配置されるとともに、第3主材と第4主材とが互いに対角に配置され、複数の副材は、第1主材と第3主材とを連結し、平面状に構成される第1副材と、第2主材と第3主材とを連結し、第1副材に対して略垂直な平面状に構成される第2副材と、第1主材と第4主材とを連結し、平面状に構成される第3副材と、第2主材と第4主材とを連結し、第3副材に対して略垂直な平面状に構成される第4副材とを含み、第1副材および第3副材のいずれか一方は、第1主材に対して着脱可能に結合される第1結合部を有し、第2副材および第4副材のいずれか一方は、第2主材に対して着脱可能に結合される第2結合部を有し、第1結合部を有する副材は、第1主材に対して斜めに配置されるとともに第1主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の第1斜材を含み、隣り合う第1斜材の隣接する端部同士は、相互に連結され、第2結合部を有する副材は、第2主材に対して斜めに配置されるとともに第2主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の第2斜材を含み、隣り合う第2斜材の隣接する端部同士は、相互に連結され、第1結合部は、相互に連結された隣り合う第1斜材の隣接する端部ごとに設けられ、第2結合部は、相互に連結された隣り合う第2斜材の隣接する端部ごとに設けられ、第1結合部を有する副材は、第1主材に沿って配置された隣り合う第1斜材の各端部をさらに相互に連結する第1連結部を有し、第2結合部を有する副材は、第2主材に沿って配置された隣り合う第2斜材の各端部をさらに相互に連結する第2連結部を有する
この建設機械の起伏部材では、第1副材および第3副材のいずれか一方が第1主材に対して着脱可能に結合される第1結合部を有し、第2副材および第4副材のいずれか一方が第2主材に対して着脱可能に結合される第2結合部を有するので、起伏部材の輸送時には、第1結合部の第1主材に対する結合および第2結合部の第2主材に対する結合を外して、起伏部材を少なくとも第3主材とその第3主材を挟んで互いに略垂直に配置される第1副材および第2副材を含んだ断面略L字形の部分と、少なくとも第4主材とその第4主材を挟んで互いに略垂直に配置される第3副材および第4副材を含んだ断面略L字形の部分とに分割することができる。これにより、起伏部材の輸送時には、この分割した2つの部分の略L字形が重なるように積載して起伏部材の体積を小さくすることができるので、トレーラ等に多くの起伏部材を積載することができる。その結果、トレーラ等の積載能力を十分に活かして多くの起伏部材を輸送することができるので、起伏部材の輸送効率を向上させることができる。また、この構成では、第1結合部を有する副材および第2結合部を有する副材をそれぞれジグザグに斜めに配置された複数の第1斜材および第2斜材を有するラチス構造に構成することができ、さらに、これらのラチス構造の副材において、相互に連結された隣り合う第1斜材(第2斜材)の隣接する端部ごとに第1結合部(第2結合部)が設けられるので、これらの副材をそれぞれ第1主材および第2主材に確実に着脱可能な構造に構成することができる。また、この構成では、第1連結部により、相互に連結された隣り合う第1斜材の各端部をさらに相互に連結して一体化することができるとともに、第2連結部により、相互に連結された隣り合う第2斜材の各端部をさらに相互に連結して一体化することができるので、第1結合部を有する副材全体としての剛性を向上させることができるとともに、第2結合部を有する副材全体としての剛性を向上させることができる。
この場合において、複数の第1斜材および複数の第2斜材は、それぞれ平面状に配置されている。このように構成すれば、第1結合部を有する副材および第2結合部を有する副材がそれぞれ平面状に構成されるので、上記のように起伏部材を2つの部分に分割してその2つの部分の略L字形が重なるようにトレーラ等に積載する際、これらの第1結合部を有する副材および第2結合部を有する副材を平面的に重ねることができる。これにより、起伏部材をトレーラ等に積載する際、これらの第1結合部を有する副材および第2結合部を有する副材の部分が嵩張るのを抑制することができるので、起伏部材の輸送効率をより向上させることができる
さらに、第1結合部を有する副材が第1連結部を含み、第2結合部を有する副材が第2連結部を含む構成において、第1連結部は、第1主材に沿って延びるように設けられるとともに、この第1連結部に対して上記隣り合う第1斜材の隣接する各端部が取り付けられ、第2連結部は、第2主材に沿って延びるように設けられるとともに、この第2連結部に対して上記隣り合う第2斜材の隣接する各端部が取り付けられ、第1結合部は、第1連結部の隣り合う第1斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられ、第2結合部は、第2連結部の隣り合う第2斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられている。このように構成すれば、相互に連結された隣り合う第1斜材(第2斜材)の隣接する各端部が第1連結部(第2連結部)によりさらに相互に連結された構造を有する副材において、隣り合う第1斜材(第2斜材)の隣接する各端部に対応して第1結合部(第2結合部)が設けられるので、これらの副材をそれぞれ第1主材および第2主材に確実に着脱可能な構造に構成することができる。
以上説明したように、本発明による建設機械の起伏部材では、輸送時に体積を小さくしてトレーラ等に積載することができるので、輸送効率を向上させることができる。
以下、本発明の参考例及び実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、本発明による建設機械の起伏部材の一例としてクレーンのブームを例にとって説明する。
参考例
図1は、本発明の参考例によるブーム1を適用するクレーンの全体構成を示した側面図である。図2〜図8は、それぞれ、本発明の参考例によるクレーンのブーム1を構成する中間ブーム1bの構成を説明するための図である。まず、図1〜図8を参照して、本発明の参考例によるクレーンのブーム1の構成について説明する。
この参考例によるクレーンのブーム1は、図1に示すようなクローラクレーンに適用される。ブーム1は、その基端部がクローラクレーンの本体部50に取り付けられており、その基端部を支点として起伏動作可能となっている。
そして、このブーム1は、その長手方向に沿って下部ブーム1a、中間ブーム1b,1bおよび上部ブーム1cからなる複数の単位ブームによって構成されている。そして、下部ブーム1a、中間ブーム1b,1bおよび上部ブーム1cは、これらの順で着脱可能に連結されている。本発明の参考例は、上記の各単位ブームのうち、中間ブーム1bの構成に関するものであり、以下、その中間ブーム1bの構成について詳細に説明する。
中間ブーム1bは、図2および図3に示すように、上部主材11,12および下部主材13,14からなる4本の主材と、上部ラチス材15と、下部ラチス材16と、一対の側部ラチス材17aおよび17b(副材)と、結合ピン18と、上下主材連結材19(連結材)とを有している。なお、中間ブーム1bの両側面側の構造は共通であるとともに、中間ブーム1bの上面側の構造および下面側の構造は共通であるため、図2に中間ブーム1bの一方側面側の構造のみを示し、図3に中間ブーム1bの上面側の構造のみを示す。
上部主材11,12および下部主材13,14は、それぞれ直線的に延びる金属パイプからなり、その長手方向において互いに平行に配置されている。そして、上部主材11,12および下部主材13,14は、略正方柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ配置されている。上部主材11および12は、ブーム1を倒した状態で、下部主材13および14の上方にそれぞれ位置する。上部主材11,12および下部主材13,14の一方端には、ブーム連結部11a,12a,13a,14aがそれぞれ設けられているとともに、他方端には、ブーム連結部11b,12b,13b,14bがそれぞれ設けられている。これらのブーム連結部11a〜14aおよび11b〜14bにおいて、上部主材11,12および下部主材13,14と他の単位ブームの対応する主材とがそれぞれ連結するようになっている。
上部主材11(12)の下面には、図4に示すように、隣接する2つの支持部11c(12c)を1組として、4組の支持部11c(12c)がブーム連結部11a(12a)側の端部からその長手方向に沿って所定間隔で設けられている。また、上部主材11(12)の下面のブーム連結部11b(12b)側の端部には、1つの支持部11c(12c)が設けられている。一方、下部主材13(14)の上面には、隣接する2つの支持部13c(14c)を1組として、4組の支持部13c(14c)がブーム連結部13b(14b)側の端部からその長手方向に沿って所定間隔で設けられている。また、下部主材13(14)の上面のブーム連結部13a(14a)側の端部には、1つの支持部13c(14c)が設けられている。これらの支持部11c〜14cは、後述する側部ラチス材17a,17bの対応する中間ブラケット32,端部ブラケット33または上下主材連結材19のブラケット20とそれぞれ結合して側部ラチス材17a,17bまたは上下主材連結材19を支持する部分である。支持部11c〜14cは、図6および図7に示すように、金属製の板体からなり、上部主材11,12および下部主材13,14にそれぞれ溶接されている。また、支持部11c〜14cには、それぞれ貫通孔11d〜14dが形成されている。
上記上部ラチス材15は、図3に示すように、上部主材11と上部主材12とを連結している。上部ラチス材15は、直線的に延びる金属パイプからなる複数の斜材21および複数の直交材22によって構成されている。これらの複数の斜材21および複数の直交材22は、上部主材11および12間において平面状に配置されている。複数の斜材21は、それぞれ、上部主材11と上部主材12とを斜めに連結している。そして、複数の斜材21は、上部主材11および12間でその長手方向に沿ってジグザグに並ぶように配置されている。そして、各斜材21の両端部は、対応する上部主材11または12にそれぞれ溶接されている。
複数の直交材22は、それぞれ、上部主材11および上部主材12をそれぞれに直交する方向に連結している。そして、各直交材22は、上部主材11および12の両端部と、上部主材11および12のブーム連結部11aおよび12a側の端部から内側に所定の距離離れた位置とに設けられている。各直交材22の両端部は、対応する上部主材11または12にそれぞれ溶接されている。
上記下部ラチス材16は、下部主材13と下部主材14とを連結しており、上記した上部ラチス材15の構成と同様の構成を有している。すなわち、下部ラチス材16は、下部主材13および14間で平面状に配置された複数の斜材21および複数の直交材22を有しており、これらの複数の斜材21の両端部および複数の直交材22の両端部が対応する下部主材13または14にそれぞれ溶接されることにより、下部主材13と下部主材14とが連結されている。
上記一対の側部ラチス材17aおよび17b(副材)は、中間ブーム1bの両側面にそれぞれ配置されており、互いに対向配置されている。側部ラチス材17aは、図2に示すように、上部主材11と下部主材13とを連結する一方、側部ラチス材17bは、上部主材12と下部主材14とを連結する。また、側部ラチス材17aと側部ラチス材17bとは、同形に形成されている。
この参考例では、側部ラチス材17aは、上部主材11および下部主材13に対して着脱可能に結合しているとともに、側部ラチス材17bは、上部主材12および下部主材14に対して着脱可能に結合している。
具体的には、側部ラチス材17a(17b)は、図5に示すように、複数の斜材31と、複数の中間ブラケット32(結合部)と、2つの端部ブラケット33とによって構成されている。複数の斜材31は、それぞれ直線的に延びる金属パイプからなり、上部主材11(12)と下部主材13(14)とを斜めに連結する部分である。そして、複数の斜材31は、上部主材11(12)と下部主材13(14)との間でその長手方向に沿って交互に逆方向に斜めに並ぶように、言い換えれば、ジグザグに並ぶように配置される。そして、隣り合う斜材31の隣接する端部同士が中間ブラケット32を介して相互に連結されている。
中間ブラケット32(結合部)は、隣り合う斜材31の隣接する端部ごとに設けられている。そして、中間ブラケット32は、図6および図7に示すように、所定の間隙を介して対向配置された2枚の同形の金属製の板体32a,32aからなり、この1対の板体32a,32aが隣接する斜材31,31の各端部に対してそれぞれ溶接されている。これにより、隣接する斜材31,31の各端部は、板体32a,32aを介して連結されている。また、板体32aには、2つの貫通孔32b,32bが形成されている。
そして、板体32a,32a間で上部主材11(12)の支持部11c(12c)または下部主材13(14)の支持部13c(14c)を挟むとともに、板体32a,32aの貫通孔32bと支持部11c(12c)の貫通孔11d(12d)または支持部13c(14c)の貫通孔13d(14d)とを貫通するように上記結合ピン18を挿嵌することにより、側部ラチス材17a(17b)の各中間ブラケット32と上部主材11(12)の支持部11c(12c)および下部主材13(14)の支持部13c(14c)とがそれぞれ結合するようになっている。また、結合ピン18を板体32a,32aの貫通孔32bおよび支持部11c〜14cの貫通孔11d〜14dから抜けば、簡単に上部主材11(12)の支持部11c(12c)および下部主材13(14)の支持部13c(14c)から側部ラチス材17a(17b)の各中間ブラケット32を取り外せるようになっている。
また、2つの端部ブラケット33は、図5に示すように、それぞれ側部ラチス材17a(17b)の長手方向両端に位置する斜材31,31の端部に取り付けられている。この端部ブラケット33は、上記中間ブラケット32と同様、所定の間隙を介して対向配置された2枚の同形の金属製の板体33aからなり、その板体33aに貫通孔33bが設けられている。そして、この端部ブラケット33の板体33a,33a間に上部主材11(12)の支持部11c(12c)または下部主材13(14)の支持部13c(14c)を挟むとともに、板体33a,33aの貫通孔33bと支持部11c(12c)の貫通孔11d(12d)または支持部13c(14c)の貫通孔13d(14d)とを貫通するように結合ピン18を挿嵌することにより、2つの端部ブラケット33,33と上部主材11(12)の支持部11c(12c)および下部主材13(14)の支持部13c(14c)とがそれぞれ結合するようになっている。
上記上下主材連結材19は、図4に示すように、直線的に延びる金属パイプからなり、1つの中間ブーム1bに4本設けられている。この4本の上下主材連結材19は、上部主材11および下部主材13の一方端同士、上部主材11および下部主材13の他方端同士、上部主材12および下部主材14の一方端同士、上部主材12および下部主材14の他方端同士をそれぞれ連結している。
そして、4本の上下主材連結材19(連結材)は、その両端がそれぞれ上部主材11および下部主材13、上部主材11および下部主材13、上部主材12および下部主材14、上部主材12および下部主材14の各々にこれら各主材が並ぶ平面に対して直交する方向の軸回りに回動可能に結合されている。具体的には、上下主材連結材19の両端部には、その径方向に所定の間隙を介して対向配置された2枚の金属製の板体20a,20aからなるブラケット20が溶接されている。このブラケット20の板体20aには、貫通孔(図示せず)が形成されている。そして、板体20a,20a間に上部主材11(12)の両端部に位置する支持部11c(12c)または下部主材13(14)の両端部に位置する支持部13c(14c)が挟まれるとともに、板体20a,20aの貫通孔と支持部11c(12c)の貫通孔11d(12d)または支持部13c(14c)の貫通孔11d(12d)とを貫通するように結合ピン18が挿嵌されることによって、ブラケット20と支持部11c(12c)または支持部13c(14c)とが結合している。そして、上記の各貫通孔および結合ピン18は、それらが配置される各主材間の平面に対して直交する方向に延びるように設けられている。
そして、4本の上下主材連結材19は、結合ピン18を軸として、上部主材11(12)および下部主材13(14)に対してそれぞれ回動可能となっている。これにより、図8に示すように、側部ラチス材17aおよび17bを取り外した後の中間ブーム1bを4本の上下主材連結材19が同じ方向へ倒れるように折畳み、上部主材11(12)と下部主材13(14)とを寄せ合わせることが可能となっている。中間ブーム1bの輸送時には、このように上部主材11(12)と下部主材13(14)とを寄せ合わせることにより、体積を小さくしてトレーラ等に積載することが可能となっている。
この際、取り外した側部ラチス材17a(17b)は、平面状に構成されているため、下部主材13(14)と寄せ合わせた上部主材11(12)の上に平面的に重ねて積載したり、多くの側部ラチス材17a(17b)のみを平面的に重ねて積載することが可能となっている。
そして、中間ブーム1bを輸送後に使用する際には、上記と逆に4本の上下主材連結材19を垂直に起こし、側部ラチス材17aを上部主材11および下部主材13に取り付けるとともに、側部ラチス材17bを上部主材12および下部主材14に取り付けることにより略正方柱形状の中間ブーム1bが組み立てられるようになっている。
以上のように、参考例では、対向配置される一対の側部ラチス材17a,17bがこの側部ラチス材17a,17bを挟む上部主材11および下部主材13と上部主材12および下部主材14とに対してそれぞれ着脱可能に結合される中間ブラケット32および端部ブラケット33を有しているので、ブーム1(中間ブーム1b)の輸送時には、側部ラチス材17a,17bと、これらが結合していた上部主材11および下部主材13と上部主材12および下部主材14とを分解して相互に積み重ねることが可能となる。これにより、ブーム1の中間ブーム1bの体積を小さくすることができるので、トレーラ等に多くの中間ブーム1bを積載することができる。このため、トレーラ等の積載能力を十分に活かして多くのブーム1を輸送することができるので、ブーム1の輸送効率を向上させることができる。
また、参考例では、上部主材11および下部主材13の一方端同士、上部主材11および下部主材13の他方端同士、上部主材12および下部主材14の一方端同士、上部主材12および下部主材14の他方端同士がこれらの各主材に対して回動可能な上下主材連結材19によってそれぞれ連結されているので、側部ラチス材17a,17bをそれぞれ取り外した後、各上下主材連結材19を同じ向きに倒せば、側部ラチス材17a,17bが結合していた上部主材11および下部主材13、上部主材12および下部主材14をばらつくことなくそれぞれ互いに寄せ合わせることができる。さらに、寄せ合わせた上部主材11,12および下部主材13,14を上下主材連結材19を介して一体のものとしてトレーラ等に積載することができる。このように、上部主材11,12および下部主材13,14をばらつくことなく一体のものとして取り扱うことができるので、側部ラチス材17a,17bを取り外した後、この側部ラチス材17a,17bが結合していた各主材が個別に分離する場合と異なり、その取り扱いが煩雑になるのを抑制することができる。また、中間ブーム1bの組み立て時には、上下主材連結材19を垂直に起こすだけで上部主材11,12および下部主材13,14の位置関係を設定することができるので、これらの主材を個別に持ち上げて位置関係を設定する必要がなく、中間ブーム1bの組み立て作業を簡略化することができる。
また、参考例では、側部ラチス材17a,17bを構成する複数の斜材31が相互に連結しているので、複数の斜材31を一体的に取り扱うことができる。これにより、複数の斜材31が相互分離されていて個別に上部主材11,12および下部主材13,14に着脱される場合に比べて、側部ラチス材17a,17bの上部主材11,12および下部主材13,14への着脱作業やトレーラ等への積載作業等における作業効率を向上させることができる。
また、参考例では、側部ラチス材17a,17bの複数の斜材31が平面状に配置されているので、側部ラチス材17a,17bを平面的に重ねてトレーラ等に積載することができる。これにより、側部ラチス材17a,17bをあまり嵩張らずにトレーラ等に積載することができるので、これによってもブーム1の輸送効率を向上させることができる。
また、参考例では、側部ラチス材17a,17bにおいて、中間ブラケット32が相互に連結された隣り合う斜材31の隣接する端部ごとに設けられているので、側部ラチス材17a,17bを上部主材11および下部主材13と上部主材12および下部主材13とに対してそれぞれ確実に着脱可能な構造に構成することができる。
(第実施形態)
図9は、本発明の第実施形態による中間ブーム1bの構成を示した側面図であり、図10は、図9に示した中間ブーム1bの側部ラチス材57a(57b)の構成を示した図である。図11および図12は、図9に示した中間ブーム1bを構成する各主材11〜14と側部ラチス材57a(57b)との結合構造を説明するための図である。次に、図9〜図12を参照して、本発明の第実施形態によるブームの構成について説明する。
この第実施形態では、図9および図10に示すように、上記参考例と異なり、ブーム1を構成する中間ブーム1bの側部ラチス材57a(57b)が、隣り合う斜材31の端部同士を相互に連結するとともに、上部主材11(12)および下部主材13(14)に沿って配置されたそれら斜材31の各端部をさらに相互に連結する連結部70を有している。
具体的には、連結部70は、上部主材11(12)および下部主材13(14)に沿ってそれぞれ設けられている。そして、側部ラチス材57a(57b)の斜材31がジグザグに配置されるとともに、隣り合う斜材31の隣接する端部が連結部70に取り付けられている。これにより、連結部70によって、隣り合う斜材31の隣接する端部同士が相互に連結されている。そして、この相互に連結された隣り合う斜材31の端部は、連結部70に対してその長手方向に沿って所定間隔で取り付けられている。したがって、上部主材11(12)および下部主材13(14)に沿って配置された隣り合う斜材31の各端部が連結部70によってさらに相互に連結されている。
連結部70は、図11および図12に示すように、上部主材11(12)および下部主材13(14)に沿って直線的に延びる金属製の板体からなり、斜材31の各端部に対して溶接されている。そして、連結部70の各斜材31の隣接する端部に対応する位置には、ブラケット62(結合部)が溶接されているとともに、連結部70のブーム連結部11a(12a)または13b(14b)に隣接する斜材31の端部に対応する位置には、ブラケット63(結合部)が溶接されている。
この第実施形態によるブラケット62は、所定の間隙を介して対向配置された一対の板体62a,62aからなり、この板体62aの長手方向中央部に単一の貫通孔62bが設けられている。なお、ブラケット63の構成は、上記参考例による端部ブラケット33の構成と同様である。また、この第実施形態による上部主材11(12)および下部主材13(14)では、その長手方向に沿って支持部11c(12c)および13c(14c)が1つずつ所定間隔で設けられている。そして、この支持部11c(12c)および13c(14c)と側部ラチス材57a,57bの各ブラケット62および63とが結合ピン18により着脱可能に結合されている。
実施形態によるブーム1の中間ブーム1bの上記以外の構成は、上記参考例による中間ブーム1bの構成と同様である。
以上のように、第実施形態では、側部ラチス材57a,57bが隣り合う斜材31の端部同士を相互に連結するとともに、上部主材11(12)および下部主材13(14)に沿って配置されたそれら斜材31の各端部をさらに相互に連結する連結部70を有しているので、連結部70により斜材31の各端部を連結して一体化することができるので、側部ラチス材57a,57bの全体としての剛性を向上させることができる。
実施形態による上記以外の効果は、上記参考例による効果と同様である。
(第実施形態)
図13は、本発明の第実施形態による中間ブーム1bの構成を示した側面図である。図14は、図13に示した中間ブーム1bの上面図であり、図15は、図13に示した中間ブーム1bの下面図である。図16は、図13に示した中間ブーム1bを上部主材11(12)および下部主材13(14)の一方端側から見た図である。図17は、図16に対応する中間ブーム1bの輸送時の状態を示した図である。次に、図13〜図17を参照して、本発明の第実施形態によるブームの構成について説明する。
この第実施形態では、図16に示すように、上部主材11(第3主材)、上部主材12(第1主材)、下部主材13(第2主材)および下部主材14(第4主材)は、略四角柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ長手方向において互いに平行に配置されており、上部主材12と下部主材13とが互いに対角に配置されるとともに、上部主材11と下部主材14とが互いに対角に配置されている。上部ラチス材75は、上部主材12と上部主材11とを連結し、側部ラチス材77aは、下部主材13と上部主材11とを連結している。そして、この上部ラチス材75および側部ラチス材77aは、互いに垂直な平面状にそれぞれ構成されている。また、側部ラチス材77bは、上部主材12と下部主材14とを連結し、下部ラチス材76は、下部主材13と下部主材14とを連結している。そして、この側部ラチス材77bおよび下部ラチス材76は、互いに垂直な平面状に構成されている。
そして、第実施形態では、上記参考例と異なり、上部ラチス材75(第1副材)が上部主材12(第1主材)に対して着脱可能に結合されるブラケット92,93(第1結合部)を有しているとともに、下部ラチス材76(第4副材)が上部主材12の対角に位置する下部主材13(第2主材)に対して着脱可能に結合されるブラケット92,93(第2結合部)を有している。
上部ラチス材75は、図14に示すように、複数の斜材85(第1斜材)および複数の直交材86を含み、これら複数の斜材85および複数の直交材86は、その一方端側が上部主材11に対して溶接されているとともに、他方端側に上記第実施形態による連結部70と同様の構成を有する連結部90(第1連結部)が溶接されている。そして、上部ラチス材75の複数の斜材85および複数の直交材86は、平面状に配置されている。また、複数の斜材85は、上部主材11および12に沿って交互に逆方向に斜め(ジグザグ)に並ぶように配置されており、隣り合う斜材85の上部主材12側に位置する隣接する端部同士が連結部90により連結されている。そして、この連結された斜材85の隣接する各端部は、連結部90により連結部90の長手方向に沿ってさらに相互に連結されている。そして、連結部90の隣り合う斜材85の隣接する各端部に対応する位置および各直交材86の上部主材12側の端部に対応する位置には、ブラケット92および93(第1結合部)がそれぞれ溶接されている。
また、下部ラチス材76は、図15に示すように、複数の斜材85(第2斜材)および複数の直交材86を含み、これら複数の斜材85および複数の直交材86は、その一方端側が下部主材14に対して溶接されているとともに、他方端側に連結部90(第2連結部)が溶接されている。そして、下部ラチス材76の複数の斜材85および複数の直交材86は、平面状に配置されている。また、複数の斜材85は、下部主材13および14に沿って交互に斜め(ジグザグ)に並ぶように配置されており、隣り合う斜材85の下部主材13側に位置する隣接する端部同士が連結部90により連結されている。そして、この連結された斜材85の隣接する各端部は、連結部90により連結部90の長手方向に沿ってさらに相互に連結されている。そして、連結部90の隣り合う斜材85の隣接する各端部に対応する位置および各直交材86の下部主材13側の端部に対応する位置には、ブラケット92および93(第2結合部)が溶接されている。
上記した上部ラチス材75のブラケット92,93および下部ラチス材76のブラケット92,93の構成は、上記第実施形態によるブラケット62,63の構成と同様である。そして、上部ラチス材75の各ブラケット92,93と、対応する上部主材12の支持部12cとが結合ピン18によって着脱可能に結合されている一方、下部ラチス材76の各ブラケット92,93と、対応する下部主材13の支持部13cとが結合ピン18によって着脱可能に結合されている。このブラケット92,93と支持部12cとの結合構造およびブラケット92,93と支持部13cとの結合構造は、上記第実施形態によるブラケット62,63と支持部11c〜14cとの結合構造と同様である。
また、側部ラチス材77a,77b(第2副材,第3副材)を構成する複数の斜材81および2本の直交材82は、図13に示すように、その両端部が上部主材11,12および下部主材13,14に対して溶接によりそれぞれ固定されている。そして、側部ラチス材77a,77bの複数の斜材81および直交材82は、それぞれ平面状に配置されている。
そして、中間ブーム1bは、上記のように構成されることにより、上部主材11と、下部主材13と、上部主材11を挟んで互いに垂直な平面状に配置される上部ラチス材75および側部ラチス材77aとからなる断面略L字形の部分と、上部主材12と、下部主材14と、下部主材14を挟んで互いに垂直な平面状に配置される下部ラチス材76および側部ラチス材77bとからなる断面略L字形の部分とに分割可能となっている。そして、中間ブーム1bの輸送時には、図17に示すように、分割した2つの部分の略L字形を重ねて積載することが可能となっている。
以上のように、第実施形態では、上部ラチス材75が上部主材12に対して着脱可能に結合されるブラケット92,93を有しているとともに、下部ラチス材76が上部主材12の対角に位置する下部主材13に対して着脱可能に結合されるブラケット92,93を有しているので、中間ブーム1bの輸送時には、上部ラチス材75のブラケット92,93の上部主材12に対する結合および下部ラチス材76のブラケット92,93の下部主材13に対する結合を外して、上部主材11と、下部主材13と、上部主材11を挟んで互いに垂直な平面状に配置される上部ラチス材75および側部ラチス材77aとからなる断面略L字形の部分と、上部主材12と、下部主材14と、下部主材14を挟んで互いに垂直な平面状に配置される下部ラチス材76および側部ラチス材77bとからなる断面略L字形の部分とに中間ブーム1bを分割することができる。これにより、ブーム1の輸送時には、この分割した2つの部分の略L字形が重なるように積載して中間ブーム1bの体積を小さくすることができるので、トレーラ等に多くの中間ブーム1bを積載することができる。その結果、トレーラ等の積載能力を十分に活かして多くのブーム1を輸送することができるので、ブーム1の輸送効率を向上させることができる。
また、第実施形態では、上部ラチス材75を構成する複数の斜材85および複数の直交材86が平面状に配置されているとともに、下部ラチス材76を構成する複数の斜材85および複数の直交材86が平面状に配置されているので、上記のように中間ブーム1bを2つの部分に分割してその2つの部分の略L字形が重なるようにトレーラ等に積載する際、上部ラチス材75と下部ラチス材76とを平面的に重ねることができる。これにより、中間ブーム1bをトレーラ等に積載する際、上部ラチス材75および下部ラチス材76の部分が嵩張るのを抑制することができるので、ブーム1の輸送効率をより向上させることができる。
また、第実施形態では、上部ラチス材75および下部ラチス材76において、ブラケット92が相互に連結された隣り合う斜材85の隣接する端部ごとに設けられているので、上部ラチス材75および下部ラチス材76を上部主材12および下部主材13に対してそれぞれ確実に着脱可能な構造に構成することができる。
また、第実施形態では、上部ラチス材75および下部ラチス材76は、それぞれ、隣り合う斜材85の隣接する端部を連結するとともに、この連結された斜材85の隣接する各端部および直交材86の端部をさらに相互に連結する連結部90を有するので、この連結部90により、上部ラチス材75および下部ラチス材76のそれぞれにおいて斜材85の各端部および直交材86の端部を一体化することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記参考例、第1及び第2実施形態では、建設機械の起伏部材の一例としてのクローラクレーンのブーム1に本発明を適用した例について説明したが、これに限らず、上記以外の種々の建設機械の起伏部材に本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、中間ブーム1bが4本の主材のみを有している構成を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、中間ブーム1bが5本以上の主材を有している構成においても本発明を適用することができる。具体的には、上記第1及び第2実施形態の上部主材11,12および下部主材13,14の隣り合う主材間に他の主材が別途設けられた構成にも、本発明を適用することが可能である。
また、上記第1及び第2実施形態による中間ブーム1bの構成に加えて、上部主材11および12から互いに対角に位置する下部主材14および13へ金属パイプからなる支持材を交差するように設置してもよい。これにより、中間ブーム1bの剛性を高めることができる。
また、上記第実施形態では、上部主材12と上部ラチス材75とを着脱可能に結合させるとともに、下部主材13と下部ラチス材76とを着脱可能に結合させたが、本発明はこれに限らず、対角に位置する2つの主材と上部ラチス材、下部ラチス材または側部ラチス材との結合箇所であれば、上記以外の結合箇所を着脱可能に結合させてもよい。
また、各主材と各ラチス材との結合方法は、上記実施形態の結合ピン18で主材の支持部とラチス材のブラケットとを結合させる方法に限らず、着脱可能な結合方法であれば、上記以外の種々の方法を用いることが可能である。
また、上記参考例及び第実施形態では、中間ブーム1bから側部ラチス材17a(17b)または57a(57b)を取り外して、上部主材11(12)と下部主材13(14)とを寄せ合わせたが、本発明はこれに限らず、上部ラチス材15および下部ラチス材16を中間ブーム1bから着脱可能とし、上部ラチス材15および下部ラチス材16を取り外した中間ブーム1bの上部主材11および12を互いに寄せ合わせるとともに、下部主材13および14を互いに寄せ合わせるようにしてもよい。
本発明の参考例によるブームを適用するクレーンの全体構成を示した側面図である。 本発明の参考例によるブームを構成する中間ブームの側面図である。 図2に示した中間ブームの上面側から見た構造および下面側から見た構造を示した共通図である。 図2に示した中間ブームから側部ラチス材を取り外した状態を示した側面図である。 図2に示した中間ブームの側部ラチス材を示した図である。 図2に示した中間ブームを構成する各主材と側部ラチス材との結合部近傍の構造を部分的に示した図である。 図6に示した主材と側部ラチス材との結合部近傍の100−100線に沿った断面図である。 図2に示した中間ブームの輸送時の状態を示した側面図である。 本発明の第実施形態による中間ブームの構成を示した側面図である。 図9に示した中間ブームの側部ラチス材の構造を示した図である。 図9に示した中間ブームを構成する各主材と側部ラチス材との結合部近傍の構造を部分的に示した図である。 図11に示した主材と側部ラチス材との結合部の200−200線に沿った断面図である。 本発明の第実施形態による中間ブームの構成を示した側面図である。 図13に示した中間ブームの上面図である。 図13に示した中間ブームの下面図である。 図13に示した中間ブームを上部主材および下部主材の一方端側から見た図である。 図16に対応する中間ブームの輸送時の状態を示した図である。
11 上部主材(第3主材)
12 上部主材(第1主材)
13 下部主材(第2主材)
14 下部主材(第4主材)
15 上部ラチス材(副材)
16 下部ラチス材(副材)
17a、17b 側部ラチス材(副材)
19 上下主材連結材(連結材)
31 斜材
32 中間ブラケット(結合部)
62 ブラケット(結合部)
70 連結部
75 上部ラチス材(第1副材)
76 下部ラチス材(第4副材)
77a 側部ラチス材(第2副材)
77b 側部ラチス材(第3副材)
85 斜材(第1斜材、第2斜材)
90 連結部(第1連結部、第2連結部)
92 ブラケット(第1結合部、第2結合部)

Claims (7)

  1. 略四角柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ配置される複数本の主材と、
    互いに隣り合う前記主材同士を連結する副材とを備え、
    前記副材のうち互いに対向配置される少なくとも一対の副材が、この副材を挟む両主材に対してそれぞれ着脱可能に結合される結合部を有し、
    前記結合部を有する副材は、この副材を挟む両主材に対して斜めに配置されるとともにその両主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の斜材を含み、隣り合う前記斜材の隣接する端部同士は、相互に連結されており、
    前記結合部は、相互に連結された前記隣り合う斜材の隣接する端部ごとに設けられ、
    前記結合部を有する副材は、前記主材に沿って配置された隣り合う前記斜材の各端部をさらに相互に連結する連結部を有する、建設機械の起伏部材。
  2. 前記結合部を有する副材を介して相互に連結される主材同士をこの副材とは別に連結する連結材を備え、
    前記連結材は、その両端が各主材に対してこれら主材が並ぶ平面に対して直交する方向の軸回りに回動可能に結合される、請求項1に記載の建設機械の起伏部材。
  3. 前記複数の斜材は、平面状に配置されている、請求項1または2に記載の建設機械の起伏部材。
  4. 前記連結部は、前記主材に沿って延びるように設けられるとともに、この連結部に対して前記隣り合う斜材の隣接する各端部が取り付けられ、
    前記結合部は、前記連結部の前記隣り合う斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の起伏部材。
  5. 略四角柱形の各角部に相当する位置にそれぞれ配置される第1主材、第2主材、第3主材および第4主材を含む複数本の主材と、
    互いに隣り合う前記主材同士を連結する複数の副材とを備え、
    前記第1主材と前記第2主材とが互いに対角に配置されるとともに、前記第3主材と前記第4主材とが互いに対角に配置され、
    前記複数の副材は、前記第1主材と前記第3主材とを連結し、平面状に構成される第1副材と、前記第2主材と前記第3主材とを連結し、前記第1副材に対して略垂直な平面状に構成される第2副材と、前記第1主材と前記第4主材とを連結し、平面状に構成される第3副材と、前記第2主材と前記第4主材とを連結し、前記第3副材に対して略垂直な平面状に構成される第4副材とを含み、
    前記第1副材および前記第3副材のいずれか一方は、前記第1主材に対して着脱可能に結合される第1結合部を有し、前記第2副材および前記第4副材のいずれか一方は、前記第2主材に対して着脱可能に結合される第2結合部を有し、
    前記第1結合部を有する副材は、前記第1主材に対して斜めに配置されるとともに前記第1主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の第1斜材を含み、隣り合う前記第1斜材の隣接する端部同士は、相互に連結され、
    前記第2結合部を有する副材は、前記第2主材に対して斜めに配置されるとともに前記第2主材に沿って交互に逆方向に斜めになるように並べられる複数の第2斜材を含み、隣り合う前記第2斜材の隣接する端部同士は、相互に連結され、
    前記第1結合部は、相互に連結された前記隣り合う第1斜材の隣接する端部ごとに設けられ、前記第2結合部は、相互に連結された前記隣り合う第2斜材の隣接する端部ごとに設けられ、
    前記第1結合部を有する副材は、前記第1主材に沿って配置された隣り合う前記第1斜材の各端部をさらに相互に連結する第1連結部を有し、
    前記第2結合部を有する副材は、前記第2主材に沿って配置された隣り合う前記第2斜材の各端部をさらに相互に連結する第2連結部を有する、建設機械の起伏部材。
  6. 記複数の第1斜材および前記複数の第2斜材は、それぞれ平面状に配置されている、請求項に記載の建設機械の起伏部材。
  7. 前記第1連結部は、前記第1主材に沿って延びるように設けられるとともに、この第1連結部に対して前記隣り合う第1斜材の隣接する各端部が取り付けられ、
    前記第2連結部は、前記第2主材に沿って延びるように設けられるとともに、この第2連結部に対して前記隣り合う第2斜材の隣接する各端部が取り付けられ、
    前記第1結合部は、前記第1連結部の前記隣り合う第1斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられ、前記第2結合部は、前記第2連結部の前記隣り合う第2斜材の隣接する各端部に対応する位置に設けられている、請求項5または6に記載の建設機械の起伏部材。
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