JP4875397B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血管の状態を超音波によって診断する超音波診断装置に関するものである。
動脈硬化の診断は、血管の内膜中膜複合体厚(Intima-Media Thickness、以下IMTという)を測定することによって行われる。
ここで、頚動脈は他の部位と比較してIMT値が動脈硬化の初期段階から大きくなり、動脈硬化の発見に有効であることが知られている。また、頚動脈は皮膚表面から2から3cmと比較的浅い深さに位置するため、動脈硬化の診断には頚動脈がよく測定対象とされる。
従来、超音波によって頚動脈の血管壁のIMT値を測定する方法として、標準的な血管構造を有していることを前提として、血管によって反射された超音波に基づくB-mode画像データにおける輝度信号の最大ピーク値と第二ピーク値とに基づいて、血管壁のIMT値を測定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この方法では、エコー強度を利用しているため、測定対象となる血管壁の内膜輝度が低い場合や、輝度情報がノイズを含む場合には、血流−内膜境界位置や中膜−外膜境界位置を正確に検出できず、血管壁の正確なIMT値を計測することができないという問題があった。また、測定対象となる血管壁の構造が正常状態にあることが前提条件となっているため、測定対象となる血管内にアテロームのような局所病変が存在していると、上述の境界位置を正確に計測することができないという問題があった。
このような問題を回避可能な方法として、超音波エコー信号の位相変化から算出した組織の硬さに基づいて、血流−内膜境界位置や中膜の位置を検出し、血管壁のIMT値を計測する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これら従来の超音波診断装置において、血管に平行な断面を観測した場合、一本の血管に対して被験体の皮膚表面に近い側と遠い側の二つの血管壁が抽出される。
一般に、超音波プローブに近い皮膚表面側の血管壁(以下、前壁という)からのエコーデータは、超音波の多重反射等の影響を受けやすく、得られるB-mode画像は輪郭が不鮮明になりやすい。そのため、皮膚表面から遠い血管壁(以下、後壁という)をIMT値の測定対象にする場合が多い。
しかし、測定条件によっては前壁を測定対象としたほうがよい場合もあるため、操作者は、B-mode画像から、測定対象を前壁にするか後壁にするかを判断し、適切な関心領域マウス等によって設定する必要があった。
このような判断や操作は手間がかかるほか、定期健康診断のような多数の被験体を対象にして診断を行うような場合には、総合診断時間を延伸させる原因となっていた。
また、IMT値測定対象として選択した血管壁の近傍にB-mode画像では明確に判断できないプラークやノイズが存在する場合などは、血管の血流−内膜、中膜−外膜境界を正確に検出できず、誤ったIMT値を測定してしまうことになる。
これを解決する方法として、設定する関心領域を前壁と後壁の両方が含まれるように設定し、前壁と後壁それぞれのIMT値を測定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−318896号公報 国際公開WO2004/112568号パンフレット 特開2004−357892号公報
しかしながら、特許文献3に記載のようなものにおいても、関心領域の設定や配置は操作者自らが行わなければならず、手間がかかっていた。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、操作者の手を煩わせることなく血管の前壁および後壁のIMT値を同時に測定することができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
本発明の超音波診断装置は、被験体の体表面から前記被験体の内部の血管に向かって少なくとも一つの超音波信号を送信する送信手段と、前記血管によって反射された超音波信号を受信し、電気信号に変換して超音波エコー信号として出力する受信手段と、前記超音波エコー信号の振幅情報を処理し、処理結果として体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度を出力する振幅情報処理部と、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度から前記血管の血流領域を検出し、前記血流領域を検出した深度位置を基準として、前記血管の体表面に近い前壁と体表面から遠い後壁を含む範囲の関心領域を設定する関心領域設定部と、前記関心領域において、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度から、前記前壁および前記後壁それぞれの前記血管の血流領域と内中膜との境界位置および前記内中膜と外膜の境界位置を検出する境界位置検出部と、前記境界位置検出部が検出した境界位置から前記前壁および前記後壁それぞれのIMT値を算出するIMT値算出部とを備え前記境界位置検出部は、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化に基づき、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁側に向かって、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置および前記内中膜と外膜との境界位置を検出する構成を有している。
この構成により、前壁と後壁の関心領域が自動的に設定され操作者の手間を削減することが可能となるだけでなく、前壁および後壁のIMT値を同時に測定することができる。
本発明の超音波診断装置は、前記関心領域設定部が、前記体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度のうち、相対的に低い値をとる位置を血流領域として検出する構成を有している。
この構成により、血流領域と内中膜の境界を正確に検出することができる。
本発明の超音波診断装置は、前記相対的に低い値が前記体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の最低値である構成を有している。
この構成により、血流領域と内中膜の境界をより正確に検出することができる。
本発明の超音波診断装置は、前記超音波エコー信号の移相情報を処理し、処理結果として体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の移動速度を出力する移相情報処理部を備え、前記関心領域設定部が、前記移動速度が相対的に早い範囲内で、前記超音波エコー信号の強度が最低値となる位置を検出するものである構成を有している。
この構成により、さらに正確に血管の血流領域と内中膜との境界位置を検出することが可能となる。
本発明の超音波診断装置は、前記関心領域設定部が前記前壁および前記後壁のそれぞれについて関心領域を設定し、前記血流領域を検出した深度位置から前記体表面に最も近い深度位置までの範囲を前記前壁の関心領域とし、前記血流領域を検出した深度位置から前記体表面に最も遠い深度位置までの範囲を前記後壁の関心領域とする構成を有している。
この構成により、適切に関心領域を決定することが可能となる。
本発明の超音波診断装置は、前記超音波エコー信号の移相情報から前記体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の硬さ値を出力する移相情報処理部を備え、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化から前記血管の血流領域と内中膜との境界位置が検出できない場合、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁に沿った前記深度位置ごとの生体組織の硬さ値の変化に基づき、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置を検出する構成を有している。
この構成により、より正確に血管の内中膜と外膜の境界位置を検出することが可能となる。
本発明の超音波診断装置は、前記超音波エコー信号の移相情報から前記体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の歪み値を出力する移相情報処理部を備え、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化から前記血管の血流領域と内中膜との境界位置が検出できない場合、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁に沿った前記深度位置ごとの生体組織の歪み値の変化に基づき、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置を検出する構成を有している。
この構成により、より正確に血管の内中膜と外膜の境界位置を検出することが可能となる。
本発明の超音波診断装置は、前記振幅情報処理部が前記処理結果として、体表面から深さ方向に沿った前記超音波エコー信号強度の変化率をさらに出力するものであり、前記境界位置検出部が前記超音波エコー信号強度の変化率に基づいて前記血管の内中膜と外膜との境界位置を検出する構成を有している。
この構成により、血管の内中膜と外膜との境界位置を正確に検出することが可能となる。
本発明の超音波診断装置は、前記境界位置検出部は、前記超音波エコー信号の強度に基づいて検査領域を設定し、前記検出範囲内で前記血管の内中膜と外膜との境界位置を検出するものである構成を有している。
この構成により、血管の内中膜と外膜との境界位置をより正確に検出することが可能となる。
本発明によれば、位相情報処理部が出力する生体組織の移動速度と振幅情報処理部が出力する前記超音波エコー信号の強度のうち少なくとも一方を用いて血管の血流領域を検出し、血管の体表面に近い前壁と体表面から遠い後壁のそれぞれの関心領域を設定し、それぞれの関心領域において、血管の血流領域と内膜との境界位置および内膜と外膜の境界位置を検出してIMT値を求めているので、操作者の手を煩わせることなく血管の前壁および後壁のIMT値を同時に測定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の超音波診断装置を示す図である。送信部1は、超音波パルスを生成して超音波プローブ2へと供給する。超音波プローブ2は、送信部1から供給された超音波パルスを生体の皮膚表面20から生体内の血管30に向かって発信する。
血管30は、血液が流れる血流領域33を囲むように形成された血管壁を有しており、皮膚表面20に近い側の前壁31と、遠い側の後壁32とに分ける。
前壁31は、外膜311と内中膜312とで形成され、外膜311と内中膜312の境界を中膜−外膜境界313、内中膜312と血流の境界を血流−内膜境界314という。
後壁32は、外膜321と内中膜322とで形成され、外膜321と内中膜322の境界を中膜−外膜境界323、内中膜322と血流の境界を血流−内膜境界324という。なお、後壁32の内側には、局所的病変であるアテローム325が形成されている。
血管30によって反射された超音波パルスは、超音波プローブ2で受信され、受信部3および遅延合成部4を経由してBモード処理部5、振幅情報処理部6、位相情報処理部7へ供給される。
振幅情報処理部6は、超音波エコー信号の振幅情報から深度Dでのエコー強度B(D)を求めて関心領域設定部8に出力する。
位相情報処理部7は、超音波エコー信号の位相情報から生体組織の移動速度を求めて関心領域設定部8に出力する。
関心領域設定部8は、エコー強度と生体組織の移動速度に基づいて、血管30の血流領域33を検出し、血管の前壁31と後壁32それぞれの関心領域を設定する。
図2は、ある音響走査線Hにおける深度とエコー強度との関係を示す模式図である。一般に、血管30の血流領域33におけるエコー強度B(D)は、血管壁である前壁31および後壁32におけるそれと比べ、振幅比で-20dBから-40dBと非常に小さいことが分かっている。そこで、以下の手順によって前壁31の関心領域を設定する。
(1)音響走査線Hにおいて、皮膚表面20に近い側から体内(深さD方向)に向かって、エコー強度B(D)が最低値をとる深度Dminを検出する。
(2)皮膚表面20に一番近い深度D0から深度Dminとの間を音響走査線H上の前壁側の境界位置を検出するための関心領域(Region Of Interest)ROI(H)=[D0,Dmin]とする。
(3)(1)、(2)の手順を各走査線毎に行って得られたROI(H)=[D0(H),Dmin(H)]を前壁31側の関心領域ROInとする。
同様に、以下の手順によって後壁32の関心領域を設定する。
(1)音響走査線Hにおいて、皮膚表面20に近い側から体内(深さD方向)に向かって、エコー強度B(D)が最低値をとる深度Dminを検出する。
(2)皮膚表面20から最も遠い深度Dendから深度Dminとの間を音響走査線H上の後壁側の境界位置を検出するための関心領域ROI(H)=[Dmin,Dend]とする。
(3)(1)、(2)の手順を各走査線毎に行って得られたROI(H)=[Dmin(H),Dend(H)]を後壁32側の関心領域ROIfとする。
ここで、血管壁と血流領域33におけるエコー強度B(D)の差が大きくなく、またノイズが多く含まれる場合、上述の手順におけるDminの位置が、前壁31や後壁32内に存在してしまう可能性も否定できない。一般に、血流領域33におけるエコー強度B(D)は、血管壁におけるそれと比べ非常に小さいことが知られている他、超音波エコー信号の位相情報から算出される移動速度については、血流領域33においては移動速度は速く、血管壁では遅いと言うことが知られている。
そこで、上述の手順におけるDminの位置が前壁31や後壁32内に存在してしまうことを防ぐために、深度Dminを検出する範囲を超音波エコー信号の位相情報から算出される組織の移動速度によって制限してもよい。
振幅情報処理部6は、超音波エコー信号の振幅情報から、深度Dでのエコー強度B(D)の深さ方向での変化率dB(D)/dDを算出し、B(D)、dB(D)/dDを境界位置検出部9に出力する。
位相情報処理部7は、超音波エコー信号の位相情報から、深度Dでの組織の硬さ値E(D)を算出し、E(D)を境界位置検出部9に出力する。
境界位置検出部9では、関心領域設定部8が出力した前壁31の関心領域ROIn、後壁32の関心領域ROIf、エコー強度B(D)、エコー強度の深さ方向の変化率dB(D)/dD、組織の硬さ値E(D)に基づいて前壁31と後壁32の血流−内膜境界位置と中膜−外膜境界位置とを検出する。
図3は、ある音響走査線Hにおけるエコー強度の深さ方向の変化率dB(D)/dD、エコー強度B(D)、組織の硬さ値E(D)の例を示す図である。
まず、関心領域設定部8により設定された後壁32の関心領域ROIf内に存在する走査線H上の、血流領域に配置された点R0、血管壁と血流領域33との境界位置に配置された点R1、血管壁のアテローム325内に配置された点R2、内中膜322と外膜321との境界位置に配置された点R3、外膜321内に配置された点R4、外膜321と血管外組織との境界位置に配置された点R5に着目する。
エコー強度B(D)の特性としては、血流−内膜境界位置の点R1に相当するB1と中膜−外膜境界位置の点R3に相当するB3とに明確な二つのピークを有するのが理想的であり、正常血管や超音波エコー信号の測定が正確に行われていれば、ピーク値を示す位置を明確に検出可能である。
しかし、一般的な血管や特に緻密な医療診断が必要なアテロームを持つ血管を測定する場合、エコー強度B(D)は、血流領域に対応するB0から血流−内膜境界位置の点R1に対応するB1を経て、アテロームの中の点R2に対応するB2まで緩やかに変化したり、ノイズを含んでいる等の理由から明確な二つのピークが認められない場合がある。
そのため、血流−内膜および中膜−外膜境界位置を正確に検出することができない。これに対し、組織の硬さ値E(D)は、図3に示すように、血流−内膜境界位置の点R1に対応するE1にてエコー強度に比べ顕著なピーク値を示し、血流−内膜境界位置をエコー強度B(D)を利用した場合に比べて正確に検出することができる。
しかし、設定された関心領域内にて最大のピーク値を検出する方法をとると、測定された超音波エコー信号の位相や、組織の硬さ値E(D)を算出する際に混入するノイズの影響により偽のピークが、設定された関心領域内に存在してしまう。また、組織の硬さ値E(D)には、血流−内膜境界位置を検出可能な特性があるが、中膜−外膜境界位置を検出する明確な特性がない。
そこで、境界位置検出部9は、組織の硬さ値E(D)を基に血流−内膜境界位置を検出する際に、エコー強度B(D)によって検出範囲に制限を設ける。この手順を図4に示すような場合について説明する。
図4は、血流−内膜境界位置検出処理を説明するための、ある音響走査線Hにおけるエコー強度の深さ方向の変化率dB(D)/dD、エコー強度B(D)、組織の硬さ値E(D)の例を示す図である。
境界位置検出部9は、以下の手順によって血流−内膜境界位置を検出する。
(1)関心領域ROIf内で、エコー強度B(D)が閾値Aを上回る音響走査線H上の位置を関心領域ROIf内の被験体の皮膚表面20に近い端点から探索し、その位置をF0とする。
(2)エコー強度B(D)が最大値をとる音響走査線H上の位置をF0からROIfの皮膚表面20から遠い端点へ探索し、その位置をF1とする。
(3)F0からF1を検出範囲Bとし、その範囲内で硬さ値E(D)が最大値をとる位置P1を血流−内膜境界位置とする。
なお、閾値Aは、外部から設定可能となっている。
また、血流−内膜境界位置を検出する際に、組織の硬さ値E(D)の特性に着目しているが、これに限定されるものではなく、例えば、組織の厚さ値、歪み値、移動速度の高周波成分など、血流と血管壁との組織の特性の差が明確に反映される値であればよい。
中膜−外膜境界位置を検出する際には、血流−内膜境界位置と同様に明確なピークが存在するのが理想的である。そこで、エコー強度B(D)のみに着目して、血流−内膜境界位置以外でエコー強度B(D)がピーク値をとる位置を中膜−外膜境界位置とするのが最も簡単な方法である。
しかし、上述したように、実際の測定においては、血流−内膜境界位置が不明瞭な場合が多く、理想的な血流−内膜境界および中膜−外膜境界位置において明確な二つのピークが認められない、もしくは、ノイズにより偽のピークが生ずるといったことが考えられ、正確な中膜−外膜境界位置の検出が困難となる。
エコー強度の深さ方向の変化率dB(D)/dDがゼロクロスする位置やピークをとる位置を基に境界位置を検出するという方法も考えられるが、同様の理由からB(D)もしくはdB(D)/dDのいずれか一方のみを利用した場合では、正確な中膜−外膜境界位置の検出は困難となる。さらに、組織の硬さ値E(D)には中膜−外膜境界位置を検出できるような明確な特性はない。
そこで、図4に示すように、エコー強度の深さ方向への変化率dB(D)/dDが正の最大ピーク値をとる位置をエコー強度B(D)によって制限された検出範囲にて検出し、その位置を基に中膜−外膜境界位置を検出する。
具体的には、上述の血流−内膜境界位置を検出する際に決定した範囲F0からF1において、エコー強度の深さ方向への変化率dB(D)/dDが最後にピーク値を有する位置をF0から探索し、その点を中膜−外膜境界位置とする。
このようにすることで、例えば、エコー強度B(D)が血流−内膜境界と内膜−外膜境界位置において明確なピークを持たない特性であっても、血流−内膜境界、中膜−外膜境界位置の正確な検出が可能である。
なお、中膜−外膜境界位置を検出する際に検出範囲を設けたが、検出範囲の決定方法は、エコー強度やその深さ方向への変化率のみではなく、エコー強度の変曲点などの特性によって決定するなど、中膜−外膜境界位置が正確に検出できる決定方法であればよい。
なお、前壁の血流−内膜境界位置ならびに中膜−外膜境界位置については、深さ方向を逆にして考え、上述の後壁と同様の手順で行えばよいので、ここでは説明は省略する。
IMT値算出部10では、境界位置検出部9において検出された、前壁の血流−内膜境界位置、前壁の中膜−外膜境界位置、後壁の血流−内膜境界位置、後壁の中膜−外膜境界位置から前壁および後壁のIMT値を算出する。
IMT値算出部10で算出された前壁および後壁のIMT値は、画像合成部11に出力される。
Bモード処理部5では、遅延合成部4を経由して供給された超音波エコー信号に基づいて、血管30の断面を表す画像情報を生成して画像合成部11に出力する。
画像合成部11は、Bモード処理部5から供給された画像情報と、境界位置検出部9から供給された各境界位置とを合成して表示部12にモニタ表示する。
なお、表示部12に表示されたBモード画像と検出された境界位置とに微妙なずれが生じる場合があるため、境界位置検出部9にオフセット値を設定できるようにし、検出された前壁および後壁の血流−内膜境界位置、中膜−外膜境界位置に設定されたオフセット値を加算もしくは減算するようにしてもよい。
また、画像合成部11は、操作者からの指示などの必要に応じて、IMT値算出部10で算出されたIMT値を表示するようになっている。
以上のように、本発明にかかる超音波診断装置は、操作者の手を煩わせることなく血管の前壁および後壁のIMT値を同時に測定することができるという効果を有し、血管の状態を超音波によって診断する超音波診断装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における超音波診断装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態における超音波診断装置の関心領域設定部の動作を説明するための模式図 ある音響走査線Hにおけるエコー強度の深さ方向の変化率、エコー強度、組織の硬さ値の例を示す模式図 本発明の第1の実施の形態における超音波診断装置の境界位置検出部の動作を説明するための模式図
符号の説明
1 送信部
2 超音波プローブ
3 受信部
4 遅延合成部
5 Bモード処理部
6 振幅情報処理部
7 位相情報処理部
8 関心領域設定部
9 境界位置検出部
10 IMT値算出部
11 画像合成部
12 表示部
20 皮膚表面
30 血管
31 前壁
32 後壁
33 血流領域
311 外膜
312 内中膜
314 血流−内膜境界
321 外膜
322 内中膜
324 血流−内膜境界
325 アテローム

Claims (9)

  1. 被験体の体表面から前記被験体の内部の血管に向かって少なくとも一つの超音波信号を送信する送信手段と、
    前記血管によって反射された超音波信号を受信し、電気信号に変換して超音波エコー信号として出力する受信手段と、
    前記超音波エコー信号の振幅情報を処理し、処理結果として体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度を出力する振幅情報処理部と、
    前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度から前記血管の血流領域を検出し、前記血流領域を検出した深度位置を基準として、前記血管の体表面に近い前壁と体表面から遠い後壁を含む範囲の関心領域を設定する関心領域設定部と
    記関心領域において、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度から、前記前壁および前記後壁それぞれの前記血管の血流領域と内中膜との境界位置および前記内中膜と外膜の境界位置を検出する境界位置検出部と、
    前記境界位置検出部が検出した境界位置から前記前壁および前記後壁それぞれのIMT値を算出するIMT値算出部とを備え
    前記境界位置検出部は、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化に基づき、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁側に向かって、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置および前記内中膜と外膜との境界位置を検出することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記関心領域設定部は、前記体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度のうち、相対的に低い値をとる位置を血流領域として検出することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記相対的に低い値は、前記体表面から深さ方向に沿った深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の最低値であることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記超音波エコー信号の移相情報を処理し、処理結果として体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の移動速度を出力する移相情報処理部を備え、
    前記関心領域設定部が、前記移動速度が相対的に早い範囲内で、前記超音波エコー信号の強度が最低値となる位置を検出するものである請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記関心領域設定部は、前記前壁および前記後壁のそれぞれについて関心領域を設定し、前記血流領域を検出した深度位置から前記体表面に最も近い深度位置までの範囲を前記前壁の関心領域とし、前記血流領域を検出した深度位置から前記体表面に最も遠い深度位置までの範囲を前記後壁の関心領域とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記超音波エコー信号の移相情報から前記体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の硬さ値を出力する移相情報処理部を備え、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化から前記血管の血流領域と内中膜との境界位置が検出できない場合、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁に沿った前記深度位置ごとの生体組織の硬さ値の変化に基づき、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置を検出することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記超音波エコー信号の移相情報から前記体表面からの深さ方向に沿った深度位置ごとの生体組織の歪み値を出力する移相情報処理部を備え、前記深度位置ごとの超音波エコー信号の強度の変化から前記血管の血流領域と内中膜との境界位置が検出できない場合、前記血流領域を検出した深度位置から前記前壁および前記後壁に沿った前記深度位置ごとの生体組織の歪み値の変化に基づき、前記血管の血流領域と内中膜との境界位置を検出することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の超音波診断装置。
  8. 前記振幅情報処理部は、前記処理結果として、体表面から深さ方向に沿った前記超音波エコー信号強度の変化率をさらに出力するものであり、
    前記境界位置検出部は、前記超音波エコー信号強度の変化率に基づいて前記血管の内中膜と外膜との境界位置を検出するものである請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  9. 前記境界位置検出部は、前記超音波エコー信号の強度に基づいて検査領域を設定し、前記検出範囲内で前記血管の内中膜と外膜との境界位置を検出するものである請求項8に記載の超音波診断装置。
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