JP4875127B2 - 三次元画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は三次元画像処理装置およびその制御方法に関し、特に、ユーザに違和感のない画像の画像データを生成する三次元画像処理装置およびその制御方法に関する。
視聴者が立体的に感じる二次元画像である三次元画像を表示する三次元画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、近年では、このような三次元画像を表示する機能を有する家庭用テレビが実現されつつある。
この三次元画像表示装置は、互いに視差を有する右眼用画像と左眼用画像とを表示することにより、視聴者が立体的に感じる画像を表示する。例えば、三次元画像表示装置は、右眼用画像と左眼用画像とを1フレームごとに交互に表示する。
特開2009−124768号公報
しかしながら、デコードエラーなどの原因により左眼用画像または右眼用画像にノイズが含まれていたり、一方の画像が欠落したりする場合がある。このような場合に、従来の装置により左眼用画像と右眼用画像とを表示すると、視聴者にとって違和感のある画像が生成されるという問題がある。例えば、正常な左眼用画像とノイズが含まれた右眼用画像とが交互に表示されたり、正常な左眼用画像と真っ黒な画像とが交互に表示されたりする。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、視聴者に違和感の無い画像の画像データを生成することができる三次元画像処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明のある局面に係る三次元画像処理装置は、立体視用の左眼用画像データおよび右眼用画像データを生成する三次元画像処理装置であって、左眼用画像データおよび右眼用画像データが符号化されたストリームデータを、前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データに復号するデコーダと、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データの両方の復号が成功した場合には、前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データを所定の時間間隔で出力し、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データのうちのいずれか一方の画像データの復号に失敗し、かつ他方の画像データの復号に成功した場合には、前記他方の画像データのみを、前記所定の時間間隔で出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記デコーダにおいて前記一方の画像データの復号が所定フレーム連続して失敗した場合にのみ、復号に成功した前記他方の画像データのみを、前記所定の時間間隔で出力する。
この構成によると、左眼用画像データおよび右眼用画像データの一方の復号に失敗した場合であっても、復号に成功した画像データを出力し続けることにより、三次元表示から二次元表示への切替えを行なうことができる。また、三次元表示と二次元表示とで、同じ時間間隔で画像データを出力している。このため、画像データを表示する表示パネルは、表示の切替えが起こった場合であっても、特別な処理をすることなく、三次元画像処理装置より受け取った画像データを同一のフレームレートで表示し続けることができる。よって、三次元表示と二次元表示との表示切替え時にブラックアウトが発生せず、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
また、この構成によると、復号が所定フレーム連続して失敗した場合にのみ、三次元表示から二次元表示への変更を行うことができる。このため、二次元表示と三次元表示とが頻繁に切り替わるのを防止することができる。よって、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
好ましくは、前記制御部は、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データの復号が成功するたびに、前記左眼用画像データと前記右眼用画像データとの間の左右方向のずれ量をオフセットとして算出するオフセット算出部と、前記一方の画像データの復号に失敗し、かつ前記他方の画像データの復号に成功した場合に、前記オフセット算出部において算出された最新の前記オフセットを、最終的に0になるように徐々に減らしながら前記オフセットを更新するオフセット更新部とを含み、前記制御部は、前記一方の画像データの復号に失敗し、かつ前記他方の画像データの復号に成功した場合に、前記オフセット更新部において更新された前記オフセットに基づいて前記他方の画像データの画素位置をずらすことにより、前記一方の画像データを擬似的に生成し、前記オフセットが0に更新されるまでの間、前記他方の画像データと擬似的に生成された前記一方の画像データとを前記所定の時間間隔で出力し、前記オフセットが0に更新された以降は、前記他方の画像データのみを前記所定の時間間隔で出力する。
この構成によると、三次元表示から二次元表示への切替え時に、いきなり二次元表示に切替えるのではなく、オフセットを徐々に0に近づけていくことにより、右眼用画像データと左眼用画像データとのずれ量を徐々に無くすことができる。これにより、スムーズに三次元表示から二次元表示に切替えることができる。このため、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
さらに好ましくは、前記制御部は、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データのうちのいずれか一方の画像データの復号の失敗の連続回数が前記所定フレーム未満の場合には、復号に成功した時点における前記一方の画像データを出力する。
この構成によると、三次元表示の際に表示すべき画像データの復号に失敗している場合には、復号に成功している最新の画像データが出力される。このため、ノイズが混入した画像が表示されることも無い。よって、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える三次元画像処理装置として実現することができるだけでなく、三次元画像処理装置に含まれる特徴的な処理部をステップとする三次元画像処理装置の制御方法として実現することができる。また、三次元画像処理装置の制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
さらに、本発明は、このような三次元画像処理装置の機能の一部または全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような三次元画像処理装置を備えるデジタルテレビ等の三次元画像表示装置として実現したり、このような三次元画像表示装置を含む三次元画像表示システムとして実現したりできる。
本発明によると、視聴者に違和感の無い画像の画像データを生成することができる三次元画像処理装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る三次元画像表示システムの構成を示すブロック図である。 左眼用画像と右眼用画像の画像データを含む出力三次元画像データの一例を示す図である。 左眼用画像と右眼用画像の画像データを含む出力三次元画像データの他の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る左眼用画像および右眼用画像の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 制御部により生成される左眼用グラフィックデータおよび右眼用グラフィックデータの一例を示す図である。 デコード成功時の処理を説明するための図である。 Rグラフィックデコーダにおいてデコードが失敗した際の処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 オフセットについて説明するための図である。 三次元画像処理装置が実行する処理のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 三次元画像処理装置が実行する処理のタイミングチャートである。 三次元画像処理装置が実行する処理の他のタイミングチャートである。 三次元画像処理装置が実行する処理のさらに他のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4の変形例に係る三次元画像処理装置が実行する処理のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態5に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 三次元画像処理装置が実行する処理のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態6に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 三次元画像処理装置が実行する処理のタイミングチャートである。
以下、本発明に係る三次元画像処理装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る三次元画像処理装置は、画面上に表示される字幕や図形などのグラフィックのうち左眼用グラフィックまたは右眼用グラフィックのデコードが失敗した場合であっても、立体的にグラフィックを表示させることができる画像データを生成する。
まず、本発明の実施の形態1に係る三次元画像処理装置を含む三次元画像表示システムの構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る三次元画像表示システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す三次元画像表示システム10は、デジタルテレビ20と、デジタルビデオレコーダ30と、シャッタメガネ43とを含む。デジタルテレビ20とデジタルビデオレコーダ30とは、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブル40を介して接続されている。
デジタルビデオレコーダ30は、BD(ブルーレイディスク)等の光ディスク41に記録されている三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換し、変換後の三次元画像データを、HDMIケーブル40を経由してデジタルテレビ20へ出力する。
デジタルテレビ20は、放送波42に含まれる三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換した上で表示する。例えば、放送波42は、地上デジタルテレビ放送、および衛星デジタルテレビ放送等である。また、デジタルテレビ20は、デジタルビデオレコーダ30により出力される三次元画像データを表示する。
なお、デジタルビデオレコーダ30は、光ディスク41以外の記録媒体(例えば、ハードディスクドライブおよび不揮発性メモリ等)に記録されている三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。また、デジタルビデオレコーダ30は、放送波42に含まれる三次元画像データ、またはインターネット等の通信網を経由して取得した三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。また、デジタルビデオレコーダ30は、外部の装置により、外部入力端子(図示せず)等に入力された三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。
同様に、デジタルテレビ20は、光ディスク41およびその他の記録媒体に記録されている三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。また、デジタルテレビ20は、インターネット等の通信網を経由して取得した三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。また、デジタルテレビ20は、デジタルビデオレコーダ30以外の外部の装置により、外部入力端子(図示せず)等に入力された三次元画像データを三次元表示可能な形式に変換してもよい。
また、デジタルテレビ20とデジタルビデオレコーダ30とは、HDMIケーブル40以外の規格のケーブルにより接続されていてもよいし、無線通信網により接続されていてもよい。
デジタルビデオレコーダ30は、入力部31と、三次元画像処理装置100Bと、HDMI通信部33とを備える。
入力部31は、光ディスク41に記録されている符号化三次元画像データ51を取得する。
三次元画像処理装置100Bは、入力部31により取得された符号化三次元画像データ51を三次元表示可能な形式に変換することにより、出力三次元画像データ53を生成する。
HDMI通信部33は、三次元画像処理装置100Bにより生成された出力三次元画像データ53を、HDMIケーブル40を経由してデジタルテレビ20へ出力する。
なお、デジタルビデオレコーダ30は、生成した出力三次元画像データ53を、当該デジタルビデオレコーダ30が備える記憶部(ハードディスクドライブおよび不揮発性メモリ等)に記憶してもよいし、当該デジタルビデオレコーダ30に着脱可能な記録媒体(光ディスク等)に記録してもよい。
デジタルテレビ20は、入力部21と、HDMI通信部23と、三次元画像処理装置100と、表示パネル26と、トランスミッタ27とを備える。
入力部21は、放送波42に含まれる符号化三次元画像データ55を取得する。
HDMI通信部23は、HDMI通信部33により出力された出力三次元画像データ53を取得し、入力三次元画像データ57として出力する。
三次元画像処理装置100は、入力部21により取得された符号化三次元画像データ55を三次元表示可能な形式に変換することにより、出力三次元画像データ58を生成し、出力三次元画像データ58を出力する。また、三次元画像処理装置100は、HDMI通信部23より出力された入力三次元画像データ57を用いて、出力三次元画像データ58を生成し、出力三次元画像データ58を出力する。
表示パネル26は、三次元画像処理装置100より出力される出力三次元画像データ58を表示する。
図2Aに示すように、出力三次元画像データ58は、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rの画像データを含む。以下では、左眼用画像58Lといった場合、適宜、左眼用画像58Lの画像データのことも示すものとする。右眼用画像58Rについても同様である。三次元画像処理装置100は、左眼用画像58Lのみを含むフレームと右眼用画像58Rのみを含むフレームとが交互に配置される出力三次元画像データ58を生成する。この出力三次元画像データ58は、例えば、60p(フレームレートが60fpsのプログレッシブ方式)の画像データである。
トランスミッタ27は、無線通信を用いて、シャッタメガネ43を制御する。
シャッタメガネ43は、例えば、視聴者が装着する液晶シャッタメガネであり、左眼用液晶シャッタと右眼用液晶シャッタとを備える。トランスミッタ27は、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとの表示タイミングにあわせて、左眼用液晶シャッタおよび右眼用液晶シャッタの開閉を制御する。具体的には、トランスミッタ27は、左眼用画像58Lが表示されている期間は、シャッタメガネ43の左眼用液晶シャッタを開き、かつ右眼用液晶シャッタを閉じる。また、トランスミッタ27は、右眼用画像58Rが表示されている期間は、シャッタメガネ43の左眼用液晶シャッタを閉じ、かつ右眼用液晶シャッタを開く。このような表示タイミングおよびシャッタ開閉タイミングの制御により、視聴者の左眼には左眼用画像58Lの画像が、右眼には右眼用画像58Rの画像が、それぞれ選択的に入射する。
なお、視聴者の左眼および右眼に、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを選択的に入射させる方法は、この方法に限定されず、これ以外の方法を用いてもよい。
例えば、図2Bに示すように、出力三次元画像データ58は、各フレーム内に左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが市松状に配置されていてもよい。この場合、表示パネル26には左眼用の画素上に形成された左眼用偏光フィルムと、右眼用の画素上に形成された右眼用偏光フィルムとを備えることにより、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとに異なる偏光(直線偏光または円偏光等)をかける。また、シャッタメガネ43の代わりに、上記偏光にそれぞれ対応する左眼用および右眼用の偏光フィルタを備える偏光メガネを用いることで、視聴者の左眼および右眼に、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを入射させることができる。
図3は、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rの一例を示す図である。
図3に示すように、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとに含まれるオブジェクトは、撮影位置からオブジェクトの距離に応じた視差を有する。
なお、デジタルビデオレコーダ30が備える三次元画像処理装置100Bにおいて、上記三次元表示可能な形式への変換を行う場合、例えば、三次元画像処理装置100Bは、図2Bに示すように、符号化三次元画像データ51の配置パターンを、予め定められた配置パターン(例えば、チェッカパタン)に変換するとともに、60pに変換する。この場合、デジタルテレビ20が備える三次元画像処理装置100は、この60pの入力三次元画像データ57の配置パターンの変換(例えば、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが時間的に交互に配置されるような変換)のみを行う。
なお、三次元画像処理装置100Bが、図2Aに示す出力三次元画像データ58の形式への変換を行ない、三次元画像処理装置100は、出力三次元画像データ58と同一の画像データを出力してもよい。また、三次元画像処理装置100と三次元画像処理装置100Bとの処理の一部が重複してもよい。
次に、三次元画像処理装置100の構成を説明する。三次元画像処理装置100Bも三次元画像処理装置100と同様の構成を有する。このため、三次元画像処理装置100についてのみ詳細に説明を行ない、三次元画像処理装置100Bについての説明は繰り返さない。
図4は、三次元画像処理装置100の構成を示すブロック図である。
図4に示すように三次元画像処理装置100は、PIDフィルタ101と、ビデオ処理部102と、Lビデオプレーンメモリ104Lと、Rビデオプレーンメモリ104Rと、Lストリームバッファ108Lと、Rストリームバッファ108Rと、Lグラフィックデコーダ112Lと、Rグラフィックデコーダ112Rと、制御部116と、Lグラフィックプレーンメモリ118Lと、Rグラフィックプレーンメモリ118Rと、画像出力制御部122と、ユーザI/F(インタフェース)部124とを含む。
PIDフィルタ101は、符号化三次元画像データ55に含まれるPID(パケット識別子)を判別して、パケットデータのフィルタリングを行う。つまり、PIDフィルタ101は、PIDに基づいて、入力された符号化三次元画像データ55を、符号化ビデオデータと、符号化グラフィックデータとに分ける。PIDフィルタ101は、さらに、PIDに基づいて、符号化グラフィックデータを、左眼用の符号化グラフィックデータと、右眼用の符号化グラフィックデータとに分ける。ここで、ビデオデータとは、通常、カメラで撮影される動画像データのことであり、その他にも、CG(Computer Graphics)またはアニメーションなど、人工的に作られたデータも含まれる。グラフィックデータとは、ビデオデータに重ねて表示されるデータのことであり、例えば、映画の字幕またはメニュー画面などのデータのことである。
ビデオ処理部102は、PIDフィルタ101で分離された符号化ビデオデータを復号することにより、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを生成する。
Lビデオプレーンメモリ104Lは、ビデオ処理部102で生成された左眼用画像58Lを記憶するメモリである。Rビデオプレーンメモリ104Rは、ビデオ処理部102で生成された右眼用画像58Rを記憶するメモリである。Lビデオプレーンメモリ104LおよびRビデオプレーンメモリ104Rは、ビデオ処理部102で生成された左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rの代わりに、入力三次元画像データ57に含まれる左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rをそれぞれ記憶してもよい。
Lストリームバッファ108Lは、PIDフィルタ101で分離された左眼用の符号化グラフィックデータを記憶するメモリである。Rストリームバッファ108Rは、PIDフィルタ101で分離された右眼用の符号化グラフィックデータを記憶するメモリである。
Lグラフィックデコーダ112Lは、Lストリームバッファ108Lに記憶されている左眼用の符号化グラフィックデータを1フレームずつデコードすることにより、左眼用グラフィックデータと、当該左眼用グラフィックデータを右方向にずらすためのずれ量であるオフセットとを得る。また、Lグラフィックデコーダ112Lは、デコード時にデコードエラー率を算出し、算出したデコードエラー率が所定の閾値よりも大きい場合には、デコードに失敗したと判定する。デコードの失敗は、光ディスク41にキズがついていたり、放送波42にノイズが含まれていたりすることなどにより発生する。Lグラフィックデコーダ112Lは、デコードエラー率が所定の閾値以下の場合には、デコードに成功したと判定する。
同様に、Rグラフィックデコーダ112Rは、Rストリームバッファ108Rに記憶されている右眼用の符号化グラフィックデータを1フレームずつデコードすることにより、右眼用グラフィックデータと、当該右眼用グラフィックデータを左方向にずらすためのずれ量であるオフセットとを得る。また、Rグラフィックデコーダ112Rは、デコード時のデコードエラー率を算出し、算出したデコードエラー率が所定の閾値よりも大きい場合には、デコードに失敗したと判定する。Rグラフィックデコーダ112Rは、デコードエラー率が所定の閾値以下の場合には、デコードに成功したと判定する。
制御部116は、Lグラフィックデコーダ112LおよびRグラフィックデコーダ112Rにおいて、正常にデコードが行われた場合には、デコード結果から、互いに視差を有する左眼用グラフィックデータおよび右眼用グラフィックデータを生成し、Lグラフィックプレーンメモリ118LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rにそれぞれ書込む。つまり、制御部116は、Lグラフィックデコーダ112Lでデコードされた左眼用グラフィックデータを、デコードにより得られたオフセットに基づいて右方向にずらし、Lグラフィックプレーンメモリ118Lに書込む。同様に、制御部116は、Rグラフィックデコーダ112Rでデコードされた右眼用グラフィックデータを、デコードにより得られたオフセットに基づいて左方向にずらし、Rグラフィックプレーンメモリ118Rに書込む。
また、制御部116は、Lグラフィックデコーダ112LおよびRグラフィックデコーダ112Rの一方において正常にデコードが行われ、他方においてデコードに失敗した場合には、正常にデコードされたグラフィックデータを用いて、デコードに失敗した側のグラフィックデータを擬似的に生成する。制御部116は、正常にデコードされたグラフィックデータと擬似的に生成されたグラフィックデータとを、Lグラフィックプレーンメモリ118LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rに書込む。制御部116の詳細な構成については後述する。
画像出力制御部122は、左眼用画像データと右眼用画像データとを60pで交互に配置された出力三次元画像データ58を生成し、表示パネル26に出力する。ここで、画像出力制御部122は、Lビデオプレーンメモリ104Lに記憶されている左眼用画像58LにLグラフィックプレーンメモリ118Lに記憶されている左眼用グラフィックデータを重ね合わせることにより、左眼用画像データを生成する。また、画像出力制御部122は、Rビデオプレーンメモリ104Rに記憶されている右眼用画像58RにRグラフィックプレーンメモリ118Rに記憶されている右眼用グラフィックデータを重ね合わせることにより、右眼用画像データを生成する。画像出力制御部122の詳細な構成については後述する。
図5は、制御部116により生成される左眼用グラフィックデータおよび右眼用グラフィックデータの一例を示す図である。図5に示すように、左眼用グラフィックデータ123Lと右眼用グラフィックデータ123Rとに含まれるオブジェクトは、擬似的に設けられた撮影位置からオブジェクトの距離に応じた視差を有する。画像出力制御部122では、左眼用画像58LおよびL制御情報バッファ124Lを重ね合わせた左眼用画像データと、右眼用画像58Rおよび右眼用グラフィックデータ123Rを重ね合わせた右眼用画像データとをそれぞれ生成する。
図4を参照して、ユーザI/F部124は、制御部116に対して、擬似的なグラフィックデータの生成方法を指定する。ユーザI/F部124が実行する処理の詳細については後述する。
次に、制御部116の詳細な構成について説明する。
図4に示すように、制御部116は、L制御情報バッファ124Lと、R制御情報バッファ124Rと、Lグラフィックオブジェクトバッファ126Lと、Rグラフィックオブジェクトバッファ126Rと、グラフィック制御部128とを含む。
Lグラフィックオブジェクトバッファ126Lは、Lグラフィックデコーダ112Lでデコードされた左眼用グラフィックデータを記憶するメモリである。Rグラフィックオブジェクトバッファ126Rは、Rグラフィックオブジェクトバッファ126Rでデコードされた右眼用グラフィックデータを記憶するメモリである。
L制御情報バッファ124Lは、Lグラフィックデコーダ112Lでデコードされた、左眼用グラフィックデータのオフセットを記憶するメモリである。R制御情報バッファ124Rは、Rグラフィックデコーダ112Rでデコードされた、右眼用グラフィックデータのオフセットを記憶するメモリである。
グラフィック制御部128は、Lグラフィックデコーダ112LおよびRグラフィックデコーダ112Rの双方においてデコードに成功した場合には、以下に説明する処理を実行する。図6は、デコード成功時の処理を説明するための図である。グラフィック制御部128は、図6(a)に示すようなLグラフィックオブジェクトバッファ126Lに記憶されている左眼用グラフィックデータを、図6(b)に示すようにL制御情報バッファ124Lに記憶されているオフセット(以下、「Lオフセット」という。)だけ右方向にずらし、左眼用グラフィックデータ123Lを生成する。同様に、グラフィック制御部128は、図6(c)に示すようなRグラフィックオブジェクトバッファ126Rに記憶されている右眼用グラフィックデータを、図6(d)に示すようにR制御情報バッファ124Rに記憶されているオフセット(以下、「Rオフセット」という。)だけ左方向にずらし、右眼用グラフィックデータ123Rを生成する。グラフィック制御部128は、生成した左眼用グラフィックデータ123Lおよび右眼用グラフィックデータ123Rを、Lグラフィックプレーンメモリ118LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rにそれぞれ書込む。
なお、グラフィック制御部128は、左眼用グラフィックデータを、Lオフセットだけ左方向にずらし、左眼用グラフィックデータ123Lを生成し、右眼用グラフィックデータを、Rオフセットだけ右方向にずらし、右眼用グラフィックデータ123Rを生成してもよい。このようなずらし方を行うことにより、グラフィックが視聴者から遠い位置にあるような三次元表示を行なうことができる。
グラフィック制御部128は、Lグラフィックデコーダ112LおよびRグラフィックデコーダ112Rのいずれか一方においてデコードに成功し、他方においてデコードに失敗した場合には、以下に説明する処理を実行する。以下では、Lグラフィックデコーダ112Lにおいてデコードに成功し、Rグラフィックデコーダ112Rにおいてデコードに失敗した場合について説明するが、逆の場合も同様である。図7は、Rグラフィックデコーダ112Rにおいてデコードが失敗した際の処理を説明するための図である。グラフィック制御部128は、Lグラフィックデコーダ112Lよりデコードに成功したことの通知を受け、かつRグラフィックデコーダ112Rよりデコードに失敗したことの通知を受けると、図7(a)に示すようなLグラフィックオブジェクトバッファ126Lに記憶されている左眼用グラフィックデータを、図7(b)に示すようにLオフセットだけ右方向にずらし、左眼用グラフィックデータ123Lを生成する。また、グラフィック制御部128は、図7(a)に示すようなLグラフィックオブジェクトバッファ126Lに記憶されている左眼用グラフィックデータを、図7(d)に示すようにLオフセットだけ左方向にずらし、右眼用グラフィックデータ123Rを擬似的に生成する。つまり、デコードが失敗したことにより、右眼用グラフィックデータおよびRオフセットが存在しないため、グラフィック制御部128は、左眼用グラフィックデータおよびLオフセットを利用して、右眼用グラフィックデータ123Rを擬似的に生成する。グラフィック制御部128は、生成した左眼用グラフィックデータ123Lおよび右眼用グラフィックデータ123Rを、Lグラフィックプレーンメモリ118LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rにそれぞれ書込む。
以上のようにしてLグラフィックプレーンメモリ118LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rを生成する。なお、符号化グラフィックデータにオフセットが含まれておらず、デコードによってはオフセットが得られない場合には、左眼用グラフィックデータと右眼用グラフィックデータとから、両データの左右方向のずれ量をオフセットとして求める。つまり、グラフィック制御部128は、Lグラフィックデコーダ112LおよびRグラフィックデコーダ112Rの双方においてデコードが成功したフレームにおいて、左眼用グラフィックデータ123Lおよび右眼用グラフィックデータ123R(図7(b)および図7(d))の左右方向のずれ量を、オフセットとして算出する。ずれ量の算出は、左眼用グラフィックデータ123Lと右眼用グラフィックデータ123Rとのパターンマッチングを行うことにより行われる。例えば、右眼用グラフィックデータ123Rより切り出した所定サイズのブロック(例えば、8×8画素のブロック)を左眼用グラフィックデータ123L上で走査することにより、対応するブロックの位置を求め、両ブロック間の距離をずれ量(オフセット)として求める。グラフィック制御部128は、パターンマッチングにより求められたオフセットをフレーム毎に更新する。Rグラフィックデコーダ112Rにおいてデコードが失敗した場合には、グラフィック制御部128は、最新のオフセットを用いて擬似的に右眼用グラフィックデータ123Rを生成する。なお、オフセットは、1フレームにつき1つ求められるものとする。また、算出したオフセットは、LオフセットとRオフセットとを加算した値となっている。このため、グラフィック制御部128は、算出したオフセットの半分の値をLオフセットとして、右眼用グラフィックデータ123Rを擬似的に生成する。
右眼用グラフィックデータ123Rの生成の際に、符号化グラフィックデータに含まれているオフセットを用いるのか、パターンマッチングにより求められたオフセットを用いるのかについては、ユーザI/F部124からのユーザ入力により切替えられる。
なお、グラフィック制御部128は、Lグラフィックデコーダ112LまたはRグラフィックデコーダ112Rにおいてデコードに失敗した場合だけでなく、符号化三次元画像データ55の入力の始めや終わりなどにおいて、Lストリームバッファ108LまたはRストリームバッファ108Rがアンダーフローする場合にも同様の処理を行う。
次に、画像出力制御部122の詳細について説明する。
図4に示すように、画像出力制御部122は、スイッチ130と、スイッチ132と、加算器134とを含む。
スイッチ130は、Lビデオプレーンメモリ104Lに記憶されている左眼用画像58LおよびRビデオプレーンメモリ104Rに記憶されている右眼用画像58Rを交互に選択し、出力する。スイッチ130の切替えの速度は、60pである。つまり、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが交互に出力され、1秒間あたり30枚の左眼用画像58Lと30枚の右眼用画像58Rとが出力される。
スイッチ132は、Lグラフィックプレーンメモリ118Lに記憶されている左眼用グラフィックデータ123LおよびRグラフィックプレーンメモリ118Rに記憶されている右眼用グラフィックデータ123Rを交互に選択し、出力する。スイッチ132の切替えの速度は、60pである。つまり、左眼用グラフィックデータ123Lと右眼用グラフィックデータ123Rとが交互に出力され、1秒間当たり30枚の左眼用グラフィックデータ123Lと30枚の右眼用グラフィックデータ123Rとが出力される。
スイッチ130とスイッチ132とは同期して入力の切り替えを行う。つまり、スイッチ130がLビデオプレーンメモリ104Lを選択している時には、スイッチ132はLグラフィックプレーンメモリ118Lを選択する。また、スイッチ130がRビデオプレーンメモリ104Rを選択している時には、スイッチ132はRグラフィックプレーンメモリ118Rを選択する。
なお、スイッチ130およびスイッチ132の切替え速度は一例であり、60pに限定されるものではなく、表示パネル26が120pの速度で処理が可能であれば、120pであってもよい。
加算器134は、スイッチ130より出力される画像に、スイッチ132より出力されるグラフィックデータを重ね合わせ、出力三次元画像データ58として表示パネル26に出力する。つまり、加算器134は、左眼用画像58Lに左眼用グラフィックデータを重ね合わせることにより、左眼用画像データを生成する。また、加算器134は、右眼用画像58Rに右眼用グラフィックデータを重ね合わせることにより、右眼用画像データを生成する。加算器134は、生成された右眼用画像データと左眼用画像データとが60pで交互に配置された出力三次元画像データ58を表示パネル26に出力する。
以上説明したように、本実施の形態に係る三次元画像処理装置によると、デコードの失敗などにより、左眼用グラフィックデータまたは右眼用グラフィックデータが得られない場合であっても、デコードに成功したグラフィックデータをオフセットに基づいてシフトさせることにより擬似的にグラフィックデータを生成することができる。このため、視聴者に違和感の無い画像の画像データを生成することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、左眼用グラフィックデータまたは右眼用グラフィックデータのデコードに失敗した際に、デコードに成功したグラフィックデータを用いて、デコードに失敗した側のグラフィックデータを擬似的に生成した。実施の形態2では、左眼用画像または右眼用画像のデコードに失敗した際に、デコードに成功した画像(ビデオデータ)を用いて、デコードに失敗した側の画像を擬似的に生成する装置について説明する。
以下では、実施の形態1と重複する説明は繰り返さず、実施の形態1との相違点について主に説明する。
図8は、実施の形態2に係る三次元画像処理装置100の構成を示すブロック図である。この三次元画像処理装置100は、ビデオデータとグラフィックデータとの重ね合わせは行わずに、ビデオデータのデコードのみを行うものとする。また、三次元画像処理装置100Bは、三次元画像処理装置100と同様の構成を有する。このため、その詳細な説明は繰り返さない。
三次元画像処理装置100は、Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rと、制御部146と、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、L/R切替え制御部149と、セレクタ150とを含む。
Lビデオデコーダ142Lは、符号化三次元画像データ55を入力として受け、符号化三次元画像データ55をデコードすることにより、左眼用画像58Lを生成する。同様に、Rビデオデコーダ142Rは、符号化三次元画像データ55を入力として受け、符号化三次元画像データ55をデコードすることにより、右眼用画像58Rを生成する。Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rの各々は、デコード時にデコードエラー率を算出し、算出したデコードエラー率が所定の閾値よりも大きい場合には、デコードに失敗したと判定する。デコードの失敗は、光ディスク41にキズがついていたり、放送波42にノイズが含まれていたりすることなどにより発生する。Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rの各々は、デコードエラー率が所定の閾値以下の場合には、デコードに成功したと判定する。
Lフレームメモリ144Lは、Lビデオデコーダ142Lでデコードされた左眼用画像58Lをフレーム毎に蓄積するメモリである。同様に、Rフレームメモリ144Rは、Rビデオデコーダ142Rでデコードされた右眼用画像58Rをフレーム毎に蓄積するメモリである。
制御部146は、Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rの双方においてデコードが成功しているフレームに関しては、Lフレームメモリ144LおよびRフレームメモリ144Rに蓄積されている左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rにそれぞれ出力する。また、制御部146は、Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rのいずれか一方においてデコードに失敗した場合には、正常にデコードされた画像を用いて、デコードに失敗した側の画像を擬似的に生成する。制御部146は、正常にデコードされた画像と擬似的に生成された画像とを、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rに出力する。制御部116の詳細な構成について後述する。
L画像出力制御部148Lは、制御部146より出力される左眼用画像58Lを60pで出力する。同様に、R画像出力制御部148Rは、制御部146より出力される右眼用画像58Rを60pで出力する。
セレクタ150は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rに接続され、L/R切替え制御部149からの制御信号に従い、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rのいずれか一方を選択し、選択した画像を出力する。L/R切替え制御部149は、セレクタ150から左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが60pで交互に出力されるように制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。L/R切替え制御部149およびセレクタ150の処理により、セレクタ150からは左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが交互に配置された出力三次元画像データ58が生成される。この出力三次元画像データ58は、60pの画像データである。
次に、制御部146の構成について詳細に説明する。
図8に示すように、制御部146は、オフセット算出部152と、オフセットフレームメモリ154と、Lフレームデータ作成部156Lと、Rフレームデータ作成部156Rと、セレクタ158Lと、セレクタ158Rとを含む。
オフセット算出部152は、Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rの双方においてデコードが成功したフレームにおいて、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rの左右方向のずれ量を、オフセットとして算出する。例えば、図9(a)に示すような左眼用画像58Lと、図9(b)に示すような右眼用画像58Rとがデコードにより得られている場合には、オフセット算出部152は、左眼用画像58Lに含まれているオブジェクトと右眼用画像58Rに含まれているオブジェクトとのパターンマッチングを行う。これにより、オフセット算出部152は、図9(c)に示すような2つのオブジェクト間のずれ量を、オフセットとして算出する。オフセットの算出は、例えば、右眼用画像58Rより切り出した所定サイズのブロック(例えば、8×8画素のブロック)を左眼用画像58L上で走査することにより、対応するブロックの位置を求め、両ブロック間の距離をずれ量(オフセット)として求める。このオフセットは、画素毎または数画素おきに求められ、オフセットフレームメモリ154に保持される。また、オフセット算出部152は、Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rの双方でデコードが成功するたびに、オフセットフレームメモリ154に保持されるオフセットを更新する。
Lフレームデータ作成部156Lは、Rフレームメモリ144Rに記憶されている右眼用画像58Rをオフセットフレームメモリ154に記憶されているオフセットに基づいて、画素毎にオフセットだけ右方向にずらすことにより、左眼用画像58Lを作成する。例えば、図9(b)に示す右眼用画像58Rを図9(c)に示すオフセットだけ右方向にずらすことにより、図9(a)に示すような左眼用画像58Lを擬似的に生成する。
同様に、Rフレームデータ作成部156Rは、Lフレームメモリ144Lに記憶されている左眼用画像58Lをオフセットフレームメモリ154に記憶されているオフセットに基づいて、画素毎にオフセットだけ左方向にずらすことにより、右眼用画像58Rを生成する。例えば、図9(a)に示す左眼用画像58Lを図9(c)に示すオフセットだけ左方向にずらすことにより、図9(b)に示すような右眼用画像58Rを擬似的に生成する。
セレクタ158Lは、Lフレームメモリ144LおよびLフレームデータ作成部156Lに接続され、Lビデオデコーダ142Lからデコードの成否に関するデータを制御信号として受け取る。セレクタ158Lは、その制御信号に基づいて、入力の切り替えを行う。つまり、Lビデオデコーダ142Lにおいてデコードに成功した場合には、セレクタ158Lは、Lフレームメモリ144Lに記憶されている左眼用画像58Lを出力する。また、Lビデオデコーダ142Lにおいてデコードに失敗した場合には、セレクタ158Lは、Lフレームデータ作成部156Lにおいて擬似的に生成された左眼用画像58Lを出力する。
同様に、セレクタ158Rは、Rフレームメモリ144RおよびRフレームデータ作成部156Rに接続され、Rビデオデコーダ142Rからデコードの成否に関するデータを制御信号として受け取る。セレクタ158Rは、その制御信号に基づいて、入力の切り替えを行う。つまり、Rビデオデコーダ142Rにおいてデコードに成功した場合には、セレクタ158Rは、Rフレームメモリ144Rに記憶されている右眼用画像58Rを出力する。また、Rビデオデコーダ142Rにおいてデコードに失敗した場合には、セレクタ158Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像58Rを出力する。
以上のように構成された三次元画像処理装置100の時系列処理について説明する。
図10は、三次元画像処理装置100が実行する処理のタイミングチャートである。同図に示すように、1/60秒を1垂直同期期間(以下、「1V期間」という)とした場合、Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各右眼用画像58RをR1〜R6で示しており、右眼用画像R1〜R3、R5およびR6のデコードには成功したが、右眼用画像R4のデコードには失敗したものとする。
このとき、オフセットフレームメモリ154には、まず、左眼用画像L1と右眼用画像R1から算出されたオフセット(L1−R1)が蓄積される。2V期間毎にオフセットは更新され、次の2V期間では左眼用画像L2と右眼用画像R2から算出されたオフセット(L2−R2)が蓄積される。次の2V期間では左眼用画像L3と右眼用画像R3から算出されたオフセット(L3−R3)が蓄積される。次の2V期間では、左眼用画像L4と右眼用画像R4から算出されたオフセット(L4−R4)が蓄積されるはずであるが、右眼用画像R4のデコードに失敗している。このため、オフセットフレームメモリ154には、オフセット(L3−R3)が引き続き蓄積されている。次の2V期間では、左眼用画像L5と右眼用画像R5から算出されたオフセット(L5−R5)が蓄積される。次の2V期間では、左眼用画像L6と右眼用画像R6から算出されたオフセット(L6−R6)が蓄積される。
L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。例えば、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R3を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R4を1/60秒間隔で2回連続して出力するはずであるが、右眼用画像R4のデコードに失敗している。このため、R画像出力制御部148Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像R4(図10では「L4差分」と記載する)を2回連続して出力する。
L/R切替え制御部149は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2、…の順に画像出力を行う。なお、右眼用画像R4は存在しないため、左眼用画像L4の次に、擬似的に生成された右眼用画像R4(L4差分)が出力される。
以上説明したように、本実施の形態に係る三次元画像処理装置によると、デコードの失敗などにより、左眼用画像または右眼用画像が得られない場合であっても、デコードに成功した画像をオフセットに基づいてシフトさせることにより擬似的に画像を生成することができる。このため、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、三次元表示から二次元表示への切替えの際にブラックアウト(一瞬画面が黒くなる現象)を起こすことなく、表示の切替えを行なうことができる三次元画像処理装置100について説明する。
以下では、実施の形態1および2と重複する説明は繰り返さず、実施の形態1および2との相違点について主に説明する。
図11は、実施の形態3に係る三次元画像処理装置100の構成を示すブロック図である。この三次元画像処理装置100は、ビデオデータとグラフィックデータとの重ね合わせは行わずに、ビデオデータのデコードのみを行うものとする。また、三次元画像処理装置100Bは、三次元画像処理装置100と同様の構成を有する。このため、その詳細な説明は繰り返さない。
三次元画像処理装置100は、Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rと、2D/3D表示制御部162と、制御部160とを含む。
Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rとは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
2D/3D表示制御部162は、二次元表示または三次元表示の切替えを行う。この切替えは、ユーザによる指示に基づいて行っても良いし、所定の判断基準に基づいて行ってもよい。例えば、放送波42に含まれる二次元表示または三次元表示の切替え信号に基づいて表示の切替えを行ってもよい。2D/3D表示制御部162は、後述する制御部160のL/R切替え制御部163に対して表示の切替えを指示する。
次に、制御部160の詳細な構成について説明する。
図11に示すように、制御部160は、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、セレクタ150と、L/R切替え制御部163とを含む。
L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
L/R切替え制御部163は、2D/3D表示制御部162から三次元表示への切替えが指定された場合には、実施の形態2のL/R切替え制御部149と同様の動作を行なう。つまり、L/R切替え制御部163は、L画像出力制御部148Lで出力制御された左眼用画像58LとR画像出力制御部148Rで出力制御された右眼用画像58Rとが、セレクタ150から60pで交互に出力されるような制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部149からの制御信号に従い、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを60pで交互に出力する。
一方、L/R切替え制御部163は、2D/3D表示制御部162から二次元表示への切替えが指定された場合には、L画像出力制御部148Lで出力制御された左眼用画像58Lが、セレクタ150から60pで出力されるような制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部149からの制御信号に従い、左眼用画像58Lを60pで出力する。このとき、Lビデオデコーダ142Lでのデコードが1/30秒間隔でしか行われない場合には、セレクタ150は、同じ左眼用画像58Lを2回連続して出力することにより、60pでの出力を実現する。
以上説明したように、実施の形態3に係る三次元画像処理装置によると、三次元表示と二次元表示とで、表示のフレームレートを同じにしている。このため、表示パネルは、表示の切替えが起こった場合であっても、特別な処理をすることなく、三次元画像処理装置より受け取った画像データを同一のフレームレートで表示し続けることができる。よって、三次元表示と二次元表示との表示切替え時にブラックアウトが発生せず、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
(実施の形態4)
実施の形態3では、三次元表示から二次元表示への切替えは、ユーザによる指示または所定の判断基準に基づいて行われた。本実施の形態では、それに加えて、三次元表示中にデコードに失敗した際に、二次元表示に切替えることができる三次元画像処理装置100について説明する。
以下では、実施の形態1〜3と重複する説明は繰り返さず、実施の形態1〜3との相違点について主に説明する。
図12は、実施の形態4に係る三次元画像処理装置100の構成を示すブロック図である。この三次元画像処理装置100は、ビデオデータとグラフィックデータとの重ね合わせは行わずに、ビデオデータのデコードのみを行うものとする。また、三次元画像処理装置100Bは、三次元画像処理装置100と同様の構成を有する。このため、その詳細な説明は繰り返さない。
三次元画像処理装置100は、Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rと、制御部170とを含む。
Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rとは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
次に、制御部170の詳細な構成について説明する。
図12に示すように、制御部170は、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、セレクタ150と、2D/3D表示制御部162と、閾値メモリ172と、エラー状況判別部174と、L/R切替え制御部176とを含む。
L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
2D/3D表示制御部162は、実施の形態3に示したものと同様である。
エラー状況判別部174は、Lビデオデコーダ142LおよびRビデオデコーダ142Rのエラー発生率を算出し、エラー発生率と、閾値メモリ172に記憶されている所定の閾値とを比較することにより、Lビデオデコーダ142LまたはRビデオデコーダ142Rのいずれかで復号に失敗しているか否かを判別する。つまり、エラー状況判別部174は、復号エラー率が所定の閾値よりも大きい場合には、復号に失敗していると判断し、復号エラー率が所定の閾値以下の場合には、復号に成功していると判断する。エラー状況判別部174は、復号エラーが発生していると判断した場合に、復号エラーが発生しているデコーダを識別するための情報をL/R切替え制御部176に出力する。
L/R切替え制御部176は、実施の形態3に示したL/R切替え制御部163と同様に、2D/3D表示制御部162からの切替え指示に基づいて、セレクタ150の入力を切替えるための制御信号をセレクタ150に出力する。それに加えて、L/R切替え制御部176は、デコーダにおいてデコードに失敗したとエラー状況判別部174が判断した場合には、三次元表示から二次元表示に切替えるための制御信号をセレクタ150に出力する。
具体的には、Lビデオデコーダ142Lにおいてデコードが失敗し、かつRビデオデコーダ142Rにおいてデコードが成功したとエラー状況判別部174が判断した場合には、L/R切替え制御部176は、R画像出力制御部148Rで出力制御された右眼用画像58Rが、セレクタ150から60pで出力されるような制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部176からの制御信号に従い、右眼用画像58Rを60pで出力する。このとき、Rビデオデコーダ142Rでのデコードが1/30秒間隔でしか行われない場合には、セレクタ150は、同じ右眼用画像58Rを2回連続して出力することにより、60pでの出力を実現する。
同様に、Lビデオデコーダ142Lにおいてデコードが成功し、かつRビデオデコーダ142Rにおいてデコードが失敗したとエラー状況判別部174が判断した場合には、L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148Lで出力制御された左眼用画像58Lが、セレクタ150から60pで出力されるような制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部176からの制御信号に従い、左眼用画像58Lを60pで出力する。このとき、Lビデオデコーダ142Lでのデコードが1/30秒間隔でしか行われない場合には、セレクタ150は、同じ左眼用画像58Lを2回連続して出力することにより、60pでの出力を実現する。
以上のように構成された三次元画像処理装置100の時系列処理について説明する。
図13は、三次元画像処理装置100が実行する処理のタイミングチャートである。同図に示すように、Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各右眼用画像58RをR1〜R6で示しており、右眼用画像R1〜R3のデコードには成功したが、右眼用画像R4〜R6のデコードには失敗したものとする。
このとき、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。
L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2、…の順に画像出力を行う。Rビデオデコーダ142Rは、右眼用画像R4の復号に失敗している。このため、右眼用画像R4の出力時点において、L/R切替え制御部176は、左眼用画像のみ出力するように、セレクタ150を制御する。これにより、Rビデオデコーダ142Rにおいて、右眼用画像の復号に失敗している期間は、左眼用画像のみを出力する二次元表示に切替えることができる。なお、左眼用画像の復号に失敗している場合には、左右が異なるだけであり、同様の処理が行われる。
図14は、三次元画像処理装置100が実行する処理の他のタイミングチャートである。図14の例では、右眼用画像R3よりも後の画像が欠落して、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローする場合について示している。このようなアンダーフローは、コンテンツの再生終了後に起こることが多い。
図13と同様、Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。この図では、右眼用画像R1〜R3のデコードには成功したが、右眼用画像R3よりも後の画像が欠落している。
このとき、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R3を出力した後は、出力する画像が無いため、画像の出力を停止する。
L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2、…の順に画像出力を行う。右眼用画像R3の次の画像が存在しないため、Rビデオデコーダ142Rは復号に失敗する。このため、右眼用画像R3の次の画像の出力時点において、L/R切替え制御部176は、左眼用画像のみ出力するように、セレクタ150を制御する。これにより、右眼用画像が欠落しており、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローしている期間は、左眼用画像のみを出力する二次元表示に切替えることができる。なお、左眼用画像が欠落しており、Lフレームメモリ144Lがアンダーフローする場合には、左右が異なるだけであり、同様の処理が行われる。
図15は、三次元画像処理装置100が実行する処理のさらに他のタイミングチャートである。図15の例では、右眼用画像R3よりも前の画像が欠落して、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローする場合について示している。このようなアンダーフローは、コンテンツの再生開始時に起こることが多い。
図13と同様、Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。この図では、右眼用画像R3〜R6のデコードには成功したが、右眼用画像R3よりも前の画像が欠落している。
このとき、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R3を出力する前は、出力する画像が無いため、画像の出力を停止する。
L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。ただし、右眼用画像R3よりも前の画像が存在しないため、Rビデオデコーダ142Rは復号に失敗する。このため、三次元画像処理装置100の起動時には、L/R切替え制御部176は、左眼用画像のみ出力するように、セレクタ150を制御する。これにより、右眼用画像が欠落しており、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローしている期間は、左眼用画像のみを出力する二次元表示に切替えることができる。その後、Rビデオデコーダ142Rにより右眼用画像R3がデコードされると、R画像出力制御部148Rから右眼用画像R3が出力されるタイミングにおいて、L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。このような処理により、右眼用画像が欠落しており、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローしている期間は、左眼用画像のみを出力する二次元表示に切替えることができる。なお、左眼用画像が欠落しており、Lフレームメモリ144Lがアンダーフローする場合には、左右が異なるだけであり、同様の処理が行われる。
以上説明したように、実施の形態4に係る三次元画像処理装置によると、左眼用画像および右眼用画像の一方の画像の復号に失敗したり、一方の画像が欠落したりした場合であっても、復号に成功した画像を表示し続けることにより、三次元表示から二次元表示への切替えを行なうことができる。また、三次元表示と二次元表示とで、表示のフレームレートを同じにしている。このため、表示パネルは、表示の切替えが起こった場合であっても、特別な処理をすることなく、三次元画像処理装置より受け取った画像データを同一のフレームレートで表示し続けることができる。よって、三次元表示と二次元表示との表示切替え時にブラックアウトが発生せず、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
(実施の形態4の変形例)
実施の形態4では、左眼用画像および右眼用画像の一方の画像の復号に失敗した場合に、三次元表示から二次元表示への切替えを行うことにより、視聴者に違和感のない画像の生成を行なった。しかし、瞬間的に復号に失敗する場合などは、直ちに二次元表示への切替えを行うと視聴者にとって、かえって違和感を与えてしまう。
このため、本変形例では、一定回数以上連続して復号に失敗した場合にのみ、三次元表示から二次元表示への切替えを行うこととし、復号失敗の連続回数が一定回数未満の場合には、二次元表示への切替えを行わないこととする。このような判断は、図12に示したL/R切替え制御部176が行う。
また、本変形例のL画像出力制御部148Lは、Lビデオデコーダ142Lにおいて復号に失敗した際には、Lフレームメモリ144Lより復号に失敗した画像を読み出して出力するのではなく、最新の復号に成功した画像を読み出して出力する。R画像出力制御部148Rも同様の処理を行う。
本変形例の構成は、L/R切替え制御部176、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148R以外、図12に示した実施の形態4に係る三次元画像処理装置100と同様である。そのため、その他の構成要素についての説明は繰り返さない。
図16は、実施の形態4の変形例に係る三次元画像処理装置100が実行する処理のタイミングチャートである。ここでは、一例として上記一定回数を2回とする。同図に示すように、Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各右眼用画像58RをR1〜R6で示しており、右眼用画像R1およびR3のデコードには成功したが、右眼用画像R2およびR4〜R6のデコードには失敗したものとする。
このとき、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。また、右眼用画像R2の復号に失敗しているため、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R2の出力タイミングにおいて、復号に成功した右眼用画像R1を出力する。また、右眼用画像R4〜R6の復号に失敗しているため、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R4〜R6の出力タイミングにおいて、復号に成功した右眼用画像R3を出力する。
L/R切替え制御部176は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2、…の順に画像出力を行う。Rビデオデコーダ142Rは、右眼用画像R2の復号に失敗している。しかし、復号失敗の連続回数は1であり、一定回数未満である。このため、L/R切替え制御部176は、処理の変更は行わない。その後、Rビデオデコーダ142Rが右眼用画像R3の復号に成功した後に、Rビデオデコーダ142Rは、3回連続して右眼用画像(右眼用画像R4〜R6)の復号に失敗する。このため、右眼用画像R5の復号時に、復号失敗の連続回数が一定回数以上となる。よって、本来右眼用画像R5が出力されるタイミングにおいて、L/R切替え制御部176は、左眼用画像のみ出力するように、セレクタ150を制御する。これにより、復号失敗が一定回数連続した場合にのみ、左眼用画像のみを出力する二次元表示に切替えることができる。また、復号失敗の連続回数が一定回数未満の場合には、復号に成功した時点の右眼用画像が出力される。なお、左眼用画像の復号に失敗している場合には、左右が異なるだけであり、同様の処理が行われる。
以上説明したように、実施の形態4の変形例に係る三次元画像処理装置によると、復号失敗が一定回数以上連続した場合にのみ、三次元表示から二次元表示への変更を行っている。このため、二次元表示と三次元表示とが頻繁に切り替わるのを防止することができる。また、三次元表示の際に表示すべき画像の復号に失敗している場合には、復号に成功している最新の画像が表示される。このため、ノイズが混入した画像が表示されることも無い。よって、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
(実施の形態5)
実施の形態4では、三次元表示中にデコードに失敗した際に、二次元表示へ切替える三次元画像処理装置について説明したが、急激に三次元表示から二次元表示への切替えが行われた。本実施の形態では、三次元表示から二次元表示への切替えを連続的に行うことができる三次元画像処理装置100について説明する。
以下では、実施の形態1〜4と重複する説明は繰り返さず、実施の形態1〜4との相違点について主に説明する。
図17は、実施の形態5に係る三次元画像処理装置100の構成を示すブロック図である。この三次元画像処理装置100は、ビデオデータとグラフィックデータとの重ね合わせは行わずに、ビデオデータのデコードのみを行うものとする。また、三次元画像処理装置100Bは、三次元画像処理装置100と同様の構成を有する。このため、その詳細な説明は繰り返さない。
三次元画像処理装置100は、Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rと、制御部180とを含む。
Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rとは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
次に、制御部180の詳細な構成について説明する。
図17に示すように、制御部180は、オフセット算出部152と、オフセットフレームメモリ154と、Lフレームデータ作成部156Lと、Rフレームデータ作成部156Rと、セレクタ158Lと、セレクタ158Rと、オフセット減算部182と、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、L/R切替え制御部149と、セレクタ150とを含む。
オフセット算出部152と、オフセットフレームメモリ154と、Lフレームデータ作成部156Lと、Rフレームデータ作成部156Rと、セレクタ158Lと、セレクタ158Rと、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、L/R切替え制御部149と、セレクタ150とは、図8に示した実施の形態2に係る三次元画像処理装置100の構成と同様である。
オフセット減算部182は、オフセットフレームメモリ154に格納されている画素毎または数画素おきに求められているオフセットのそれぞれについて、Lビデオデコーダ142LまたはRビデオデコーダ142Rでデコードに失敗した際に、Lビデオデコーダ142LでのデコードタイミングまたはRビデオデコーダ142Rでのデコードタイミングに同期して、所定の正の値nを減算する。減算を行った結果、オフセットが0以下になった場合には、オフセット減算部182は、オフセットを0とする。
以上のように構成された三次元画像処理装置100の時系列処理について説明する。
図18は、三次元画像処理装置100が実行する処理のタイミングチャートである。図18の例では、右眼用画像R2よりも後の画像が欠落して、Rフレームメモリ144Rがアンダーフローする場合について示している。このようなアンダーフローは、コンテンツの再生終了時に起こることが多い。
Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示しており、左眼用画像L1〜L6のデコードに成功したものとする。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。この図では、右眼用画像R1およびR2のデコードには成功したが、右眼用画像R2よりも後の画像が欠落している。
このとき、オフセットフレームメモリ154には、まず、左眼用画像L1と右眼用画像R1から算出されたオフセット(L1−R1)が蓄積される。2V期間毎にオフセットは更新され、次の2V期間では左眼用画像L2と右眼用画像R2から算出されたオフセット(L2−R2)が蓄積される。次の2V期間では左眼用画像L3と右眼用画像R3から算出されたオフセット(L3−R3)が蓄積されるはずであるが、右眼用画像R2よりも後の画像は欠落している。このため、オフセット減算部182は、オフセット(L2−R2)から所定の正の値nを減算し、(L2−R2)−nがオフセットフレームメモリ154に蓄積される。さらに次の2V期間では、オフセット減算部182がオフセット(L2−R2)−nから所定の正の値nを減算することにより得られた(L2−R2)−2nがオフセットフレームメモリ154に蓄積される。オフセット減算部182は、オフセットフレームメモリ154に格納されているオフセットの各々について、オフセットが0になるまで2V期間毎に正の値nの減算を行う。
L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。例えば、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R3を1/60秒間隔で2回連続して出力するはずであるが、右眼用画像R2以降の画像は存在しない。このため、R画像出力制御部148Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像(図18では「L3−N」と記載する)を2回連続して出力する。ここで、右眼用画像L3−Nは、最新の左眼用画像L3を、オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセット(L2−R2)−nだけ左方向にシフトさせることにより得られる画像である。その後、R画像出力制御部148Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像(図8では「L4−2N」と記載する)を2回連続して出力する。ここで、右眼用画像L4−2Nは、最新の左眼用画像L4を、オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセット(L2−R2)−2nだけ左方向にシフトさせることにより得られる画像である。オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセットは徐々に0に近づくため、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量が最終的に0になり、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lから出力される左眼用画像と同じ画像を出力することとなる。オフセット(L2−R2)−2nから、さらに所定の正の値nを減算した結果、オフセットが0になったとする。このとき、Rフレームデータ作成部156Rは、左眼用画像L5と同じ画像を右眼用画像として生成するため、R画像出力制御部148Rは、左眼用画像L5と同じ画像を右眼用画像として出力する。
L/R切替え制御部149は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2の順に画像出力を行う。その後、左眼用画像L3、右眼用画像L3−N、左眼用画像L4、右眼用画像L4−2Nの順に画像出力が行われるが、右眼用画像生成時のオフセットが徐々に0に近づいている。つまり、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量が徐々になくなっているため、三次元表示から二次元表示へスムーズに移行することができる。その後は、左眼用画像L5、右眼用画像L5の順に画像出力が行われ、二次元表示が行われる。
以上説明したように、本実施の形態に係る三次元画像処理装置によると、三次元表示から二次元表示への切替え時に、いきなり二次元表示に切替えるのではなく、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量を徐々に0に近づけていくことにより、スムーズに三次元表示から二次元表示に切替えることができる。このため、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
(実施の形態6)
実施の形態5では、三次元表示中にデコードに失敗した場合に、三次元表示から二次元表示へスムーズに切替える三次元画像処理装置について説明した。本実施の形態では、ユーザによる指示または所定の判断基準に基づいて、三次元表示から二次元表示へ切替える際に、表示をスムーズに切替える三次元画像処理装置について説明する。以下では、上述の実施の形態と重複する説明は繰り返さず、相違点について主に説明する。
図19は、本発明の実施の形態6に係る三次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。
三次元画像処理装置100は、Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rと、制御部190と、2D/3D表示制御部194とを含む。
Lビデオデコーダ142Lと、Rビデオデコーダ142Rと、Lフレームメモリ144Lと、Rフレームメモリ144Rとは、図8を参照して説明した実施の形態2に係るそれらと同様である。そのため、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
2D/3D表示制御部194は、二次元表示または三次元表示の切替えを行う。この切替えは、ユーザによる指示に基づいて行っても良いし、所定の判断基準に基づいて行ってもよい。例えば、放送波42に含まれる二次元表示または三次元表示の切替え信号に基づいて表示の切替えを行ってもよい。2D/3D表示制御部194は、三次元表示から二次元表示への切替えを行う場合には、切替え信号をオフセット減算部192に出力する。
次に、制御部180の詳細な構成について説明する。
図17に示すように、制御部180は、オフセット算出部152と、オフセットフレームメモリ154と、Rフレームデータ作成部156Rと、セレクタ158Rと、オフセット減算部192と、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、L/R切替え制御部196と、セレクタ150とを含む。
オフセット算出部152と、オフセットフレームメモリ154と、Rフレームデータ作成部156Rと、セレクタ158Rと、L画像出力制御部148Lと、R画像出力制御部148Rと、セレクタ150とは、図8に示した実施の形態2に係る三次元画像処理装置100の構成と同様である。
オフセット減算部192は、2D/3D表示制御部194において三次元表示から二次元表示への切替えが行われた場合には、オフセットフレームメモリ154に格納されている画素毎または数画素おきに求められているオフセットのそれぞれについて、Lビデオデコーダ142LでのデコードタイミングまたはRビデオデコーダ142Rでのデコードタイミングに同期して、所定の正の値nを減算する。減算を行った結果、オフセットが0以下になった場合には、オフセット減算部182は、オフセットを0とする。オフセット減算部192は、オフセットが0になったことを2D/3D表示制御部194に通知する。
2D/3D表示制御部194は、三次元表示または二次元表示への切替えを行ったことと、オフセット減算部192での演算の結果、オフセットが0になったこととをL/R切替え制御部196に通知する。
L/R切替え制御部196は、三次元表示への切替えが行われた後、または二次元表示への切替えが行われた後オフセットが0になるまでの間は、セレクタ150から左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとが60pで交互に出力されるように制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部149からの制御信号に従い、左眼用画像58Lおよび右眼用画像58Rを60pで交互に出力する。
また、L/R切替え制御部196は、二次元表示への切替えが行われ、かつオフセットが0になった後は、L画像出力制御部148Lで出力制御された左眼用画像58Lが、セレクタ150から60pで出力されるような制御信号を生成し、セレクタ150に出力する。セレクタ150は、L/R切替え制御部149からの制御信号に従い、左眼用画像58Lを60pで出力する。このとき、Lビデオデコーダ142Lでのデコードが1/30秒間隔でしか行われない場合には、セレクタ150は、同じ左眼用画像58Lを2回連続して出力することにより、60pでの出力を実現する。
また、L/R切替え制御部196は、三次元表示への切替えが行われた後は、セレクタ158RからRフレームメモリ144Rに記憶されている右眼用画像58Rが出力されるように制御信号を生成し、セレクタ158Rに出力する。セレクタ158Rは、L/R切替え制御部196からの制御信号に従い、Rフレームメモリ144Rに記憶されている右眼用画像58Rを出力する。
また、L/R切替え制御部196は、二次元表示への切替えが行われた後は、セレクタ158RからRフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像58Rが出力されるように制御信号を生成し、セレクタ158Rに出力する。セレクタ158Rは、L/R切替え制御部196からの制御信号に従い、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像58Rを出力する。
以上のように構成された三次元画像処理装置100の時系列処理について説明する。
図20は、三次元画像処理装置100が実行する処理のタイミングチャートである。図20の例では、右眼用画像R2のデコードが終わった時点で、2D/3D表示制御部194において三次元表示から二次元表示への切替えが行われた場合について示している。
Lビデオデコーダ142Lは、左眼用画像58Lのデコードを2V期間に1回の割合で行う。デコードされた各左眼用画像58LをL1〜L6で示している。
一方、Rビデオデコーダ142Rは、Lビデオデコーダ142Lのデコードタイミングと1V期間ずれたタイミングで、右眼用画像58Rのデコードを2V期間に1回の割合で行う。
このとき、オフセットフレームメモリ154には、まず、左眼用画像L1と右眼用画像R1から算出されたオフセット(L1−R1)が蓄積される。2V期間毎にオフセットは更新され、次の2V期間では左眼用画像L2と右眼用画像R2から算出されたオフセット(L2−R2)が蓄積される。
その後、三次元表示から二次元表示への切替えが行われたため、次の2V期間では、オフセット減算部182は、オフセット(L2−R2)から所定の正の値nを減算し、(L2−R2)−nがオフセットフレームメモリ154に蓄積される。さらに次の2V期間では、オフセット減算部182がオフセット(L2−R2)−nから所定の正の値nを減算することにより得られた(L2−R2)−2nがオフセットフレームメモリ154に蓄積される。オフセット減算部182は、オフセットフレームメモリ154に格納されているオフセットの各々について、オフセットが0になるまで2V期間毎に正の値nの減算を行う。
L画像出力制御部148Lは、左眼用画像を60pで出力する。なお、Lビデオデコーダ142Lでは、左眼用画像は30pで生成される。このため、L画像出力制御部148Lは同じ画像を2回連続して出力する。例えば、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、L画像出力制御部148Lは、左眼用画像L2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
R画像出力制御部148Rは、右眼用画像を60pで出力する。なお、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lと同様の理由により、同じ画像を2回連続して出力する。例えば、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R1を1/60秒間隔で2回連続して出力する。その後に、R画像出力制御部148Rは、右眼用画像R2を1/60秒間隔で2回連続して出力する。
その後は、二次元表示への切替えが行われているため、R画像出力制御部148Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像(図20では「L3−N」と記載する)を2回連続して出力する。ここで、右眼用画像L3−Nは、最新の左眼用画像L3を、オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセット(L2−R2)−nだけ左方向にシフトさせることにより得られる画像である。その後、R画像出力制御部148Rは、Rフレームデータ作成部156Rにおいて擬似的に生成された右眼用画像(図8では「L4−2N」と記載する)を2回連続して出力する。ここで、右眼用画像L4−2Nは、最新の左眼用画像L4を、オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセット(L2−R2)−2nだけ左方向にシフトさせることにより得られる画像である。オフセットフレームメモリ154に蓄積されているオフセットは徐々に0に近づくため、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量が最終的に0になり、R画像出力制御部148Rは、L画像出力制御部148Lから出力される左眼用画像と同じ画像を出力することとなる。オフセット(L2−R2)−2nから、さらに所定の正の値nを減算した結果、オフセットが0になったとする。このとき、Rフレームデータ作成部156Rは、左眼用画像L5と同じ画像を右眼用画像として生成するため、R画像出力制御部148Rは、左眼用画像L5と同じ画像を右眼用画像として出力する。
L/R切替え制御部196は、L画像出力制御部148LおよびR画像出力制御部148Rの出力を選択する信号を1/60秒間隔で交互に出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像と右眼用画像とを交互に出力する。つまり、セレクタ150は、左眼用画像L1、右眼用画像R1、左眼用画像L2、右眼用画像R2の順に画像出力を行う。その後、左眼用画像L3、右眼用画像L3−N、左眼用画像L4、右眼用画像L4−2Nの順に画像出力が行われるが、右眼用画像生成時のオフセットが徐々に0に近づいている。つまり、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量が徐々になくなっているため、三次元表示から二次元表示へスムーズに移行することができる。オフセットが0になった後は、L/R切替え制御部196は、L画像出力制御部148Lの出力を選択する信号を1/60秒間隔で出力する。これにより、セレクタ150は、1/60秒間隔で左眼用画像を出力する。つまり、左眼用画像L5、左眼用画像L5、左眼用画像L6の順に画像出力が行われ、二次元表示が行われる。
以上説明したように、本実施の形態に係る三次元画像処理装置によると、三次元表示から二次元表示への切替え時に、いきなり二次元表示に切替えるのではなく、左眼用画像と右眼用画像とのずれ量を徐々に0に近づけていくことにより、スムーズに三次元表示から二次元表示に切替えることができる。このため、視聴者に違和感のない画像を生成することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る三次元画像処理装置100について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態4の変形例において、復号の失敗が一定回数以上連続した場合にのみ二次元表示への切替えを行うようにしたが、この変形例を他の実施の形態に適用することも可能である。例えば、実施の形態1では、復号の失敗が一定回数以上連続した場合にのみ、擬似的にグラフィックデータを生成するようにしてもよい。また、実施の形態2では、復号の失敗が一定回数以上連続した場合にのみ、擬似的に画像を生成するようにしてもよい。また、実施の形態5では、復号の失敗が一定回数以上連続した場合にのみ、二次元表示への連続的な切替えを行うようにしてもよい。
また、実施の形態5では、オフセットの減算値を一定の正の値nとしたが、オフセットの大きさによっては0に収束するタイミングが異なる。例えば、オフセットが100とオフセットが200とが存在し、一定の正の値nが50であるとすると、前者は2回の減算で0に収束するが、後者は4回の減算で0に収束する。そこで、オフセットに応じて減算する値を変化させ、同一の回数で0に収束するようにしてもよい。例えば、オフセットが100の場合には、減算値を50にして2回で収束させ、オフセットが200の場合には、減算値を100にして2回で収束させるようにしてもよい。
また、実施の形態3〜6では、二次元表示への切替え後には、左眼用画像を出力するように三次元画像処理装置を構成したが、右眼用画像を出力するように構成してもよい。
また、上記説明では、専用メガネ(シャッタメガネ43)を用いる場合を例に述べたが、専用メガネを用いない方式にも本発明を適用できる。
また、上記説明では、三次元画像に、異なる視差を有する左眼用画像と右眼用画像とが含まれる例を述べたが、三次元画像に異なる視差を有する3以上の画像が含まれてもよい。
また、上記説明では、三次元画像処理装置100は、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとを個別に出力しているが、左眼用画像58Lと右眼用画像58Rとを合成したうえで出力してもよい。
また、上記説明では、本発明に係る三次元画像処理装置100をデジタルテレビおよびデジタルビデオレコーダに適用した例を述べたが、本発明に係る三次元画像処理装置100は、デジタルテレビ以外の三次元画像を表示する三次元画像表示装置(例えば、携帯電話機器、パーソナルコンピュータ等)に適用できる。また、本発明に係る三次元画像処理装置100は、デジタルビデオレコーダ以外の三次元画像を出力する三次元画像出力装置(例えば、BDプレーヤ等)に適用できる。
また、上記実施の形態1〜5に係る三次元画像処理装置100は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部またはすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて各処理部の集積化を行ってもよい。
また、本発明の実施の形態1〜5に係る三次元画像処理装置100および100Bの機能の一部または全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、上記実施の形態1〜5に係る三次元画像処理装置100および100B、およびその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
さらに、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、三次元画像処理装置に適用でき、特に、デジタルテレビ及びデジタルビデオレコーダ等に適用できる。
10 三次元画像表示システム
20 デジタルテレビ
21 入力部
23、33 HDMI通信部
26 表示パネル
27 トランスミッタ
30 デジタルビデオレコーダ
31 入力部
40 HDMIケーブル
41 光ディスク
42 放送波
43 シャッタメガネ
51、55 符号化三次元画像データ
53、58 出力三次元画像データ
57 入力三次元画像データ
58L 左眼用画像
58R 右眼用画像
100、100B 三次元画像処理装置
101 PIDフィルタ
102 ビデオ処理部
104L Lビデオプレーンメモリ
104R Rビデオプレーンメモリ
108L Lストリームバッファ
108R Rストリームバッファ
112L Lグラフィックデコーダ
112R Rグラフィックデコーダ
116、146、160、170、180 制御部
118L Lグラフィックプレーンメモリ
118R Rグラフィックプレーンメモリ
122 画像出力制御部
123L 左眼用グラフィックデータ
123R 右眼用グラフィックデータ
124 ユーザI/F部
124L L制御情報バッファ
124R R制御情報バッファ
126L Lグラフィックオブジェクトバッファ
126R Rグラフィックオブジェクトバッファ
128 グラフィック制御部
130、132 スイッチ
134 加算器
142L Lビデオデコーダ
142R Rビデオデコーダ
144L Lフレームメモリ
144R Rフレームメモリ
148L L画像出力制御部
148R R画像出力制御部
149、163、176 L/R切替え制御部
150、158L、158R セレクタ
152 オフセット算出部
154 オフセットフレームメモリ
156L Lフレームデータ作成部
156R Rフレームデータ作成部
162 2D/3D表示制御部
172 閾値メモリ
174 エラー状況判別部
182 オフセット減算部

Claims (3)

  1. 立体視用の左眼用画像データおよび右眼用画像データを生成する三次元画像処理装置であって、
    左眼用画像データおよび右眼用画像データが符号化されたストリームデータを、前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データに復号するデコーダと、
    前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データの両方の復号が成功した場合には、前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データを所定の時間間隔で出力し、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データのうちのいずれか一方の画像データの復号に失敗し、かつ他方の画像データの復号に成功した場合には、前記他方の画像データのみを、前記所定の時間間隔で出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記デコーダにおいて前記一方の画像データの復号が所定フレーム連続して失敗した場合にのみ、復号に成功した前記他方の画像データのみを、前記所定の時間間隔で出力する
    三次元画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データの復号が成功するたびに、前記左眼用画像データと前記右眼用画像データとの間の左右方向のずれ量をオフセットとして算出するオフセット算出部と、
    前記一方の画像データの復号に失敗し、かつ前記他方の画像データの復号に成功した場合に、前記オフセット算出部において算出された最新の前記オフセットを、最終的に0になるように徐々に減らしながら前記オフセットを更新するオフセット更新部とを含み、
    前記制御部は、前記一方の画像データの復号に失敗し、かつ前記他方の画像データの復号に成功した場合に、前記オフセット更新部において更新された前記オフセットに基づいて前記他方の画像データの画素位置をずらすことにより、前記一方の画像データを擬似的に生成し、前記オフセットが0に更新されるまでの間、前記他方の画像データと擬似的に生成された前記一方の画像データとを前記所定の時間間隔で出力し、前記オフセットが0に更新された以降は、前記他方の画像データのみを前記所定の時間間隔で出力する
    請求項記載の三次元画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記デコーダにおいて前記左眼用画像データおよび前記右眼用画像データのうちのいずれか一方の画像データの復号の失敗の連続回数が前記所定フレーム未満の場合には、復号に成功した時点における前記一方の画像データを出力する
    請求項記載の三次元画像処理装置。
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