JP4874505B2 - 加熱炉 - Google Patents

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    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

Description

背景技術
この発明は天然物質を加熱することにより発生するガスの凝縮液を製造するための加熱炉に関する。
そのような凝縮液の最も身近な例としては木酢液や竹酢液が挙げられる。炭焼きの際に出る煙から木酢液を採取するのと同様にして竹酢液を採取することは知られている。竹炭の製造と併せて竹酢液を製造する工業規模の設備もあるが、炭焼き窯を使わずに炭を焼くための簡易な装置としては、ドラム缶を利用したものや、林試式移動炭化炉が知られている。いずれも竹材を燃焼させて炭化させるものである。
本発明の主要な目的は、簡易で、しかも効率的に、上述の種類の凝縮液を製造するための加熱炉を提供することにある。
発明の開示
本発明のもう一つの側面によれば、天然物質を加熱することにより発生するガスの凝縮液を製造するための加熱炉は、障壁を境にして加熱室と燃焼室を有し、加熱室の反障壁側が開口した内胴と、筒体と頂板からなり、筒体にて内胴の加熱室部分を囲繞する外胴と、外胴に設けた排煙口と、加熱室と排煙口を連絡する煙道と、排煙口から出る煙を冷却するための冷却器とを具備し、煙道が内胴と外胴との間のすきまによって形成されている。
煙道は加熱室で発生した煙を排煙口に導く役割を果たすが、これに加えて一種の断熱効果をも発揮する。すなわち、加熱室にとっては、全周にわたって煙道が存在するため放熱の度合が弱まり熱効率が向上する。また、外部に対しては、加熱室との間に煙の層が介在することによって加熱室内の熱が直接放熱される場合に比べて雰囲気の温度上昇が多少とも緩和される。
加熱炉を縦置きで使用して竹酢液を製造する場合を例にとって説明すると、まず内胴を加熱室が上で燃焼室が下となるようにして平坦なところに置く。そして、加熱室内に適当な長さに切り揃えた竹材を縦にして入れる。竹材は丸いまま用いるほか、半割り、四分割など適当に割っておくことができる。次に、外胴を被せる。このようにして準備が整ったら、燃焼室内に配置した燃焼器を点火して加熱を開始する。加熱室の竹材から最初は水蒸気が発生し、時間の経過および温度上昇に伴っていわゆる種々の成分を含んだ煙がでてくる。これらの煙は加熱室から煙道を通って排煙口に進む。排煙口から出てきた煙が冷却器で凝縮し、その凝縮液が竹酢液として採取される。この竹酢液は静置、濾過を経て清浄にした後、さらに精製して分画し、製品化する。精製法としては蒸留法、分配法などが知られている。竹酢液の成分は燃焼開始からの経過時間、加熱室内の温度等によって異なるため、加熱室の温度を測定するセンサや、燃焼器の火力を調節する制御装置等を設けて、センサからの信号に基づいて制御ができるようにするのが好ましい。冷却器は、冷却水を用いた水冷式またはファンによる空冷式等の強制冷却を採用することもできるが、竹や金属パイプ等を斜めに配置した自然冷却でもよい。述べたような自然冷却の場合、パイプを長くする必要があるため設置スペースを確保しなければならない。
一方、加熱室では竹材の炭化物すなわち竹炭が製造される。なお、加熱室内の加熱温度を200℃〜300℃程度の比較的低温に保つことによって無色透明の竹酢液が得られるが、その場合の竹材は完全には炭化しない。竹炭は燃料をはじめとして、消臭、清浄化、除湿その他の種々用途に利用することができる。さらに、竹炭および竹酢液は、従来民間療法で用いられているほか、種々の効能について研究がなされつつある。そこで、得られた竹炭を粉砕した後、錠剤または顆粒状にして用いることができる。たとえば、粉粒状の竹炭と、適量の竹酢液と、乾燥して粉砕した納豆(いわゆるドライ納豆)を混合して摂食に適したものとすることができる。さらに黄粉などを加えることによって滋養分と食味を向上させてもよい。加熱炉は、原材料として木材を使用すれば木炭と木酢液を製造することができることは言うまでもない。また、加熱室に薬草等の植物を投入し、乾燥、燻しの過程を経てエキスを抽出することも可能である。枇杷葉、ヨモギ、柿葉、ドクダミ等々の薬草と竹酢液を混ぜて漢方薬の原料とすることもできる。その場合、薬草はそのまま、あるいは乾燥した上で粉末にしたり、または、煎じてエキスを抽出したり、といった利用が可能である。
排煙口は筒体の下端近傍に取り付けることができ、これにより、可及的に広い領域にわたって加熱室を煙道で囲繞することができ、煙を上から下へ導きつつ、その熱を加熱室の下部に運んで熱の循環を助ける。これは、加熱室内の上部と下部との温度差を少なくして加熱室内の竹材の加熱温度をできるだけ均等にするうえで役立つ。通常、加熱室の下部に比べて上部の方が高温になるため、上部と下部とで竹材の炭化の度合が異なることになる。したがって、竹材の炭化をできるだけ均等に進めるためには、加熱室内の特に上下方向での温度差を少なくする必要がある。加熱室をその高さ方向全体にわたって煙道で囲繞することにより、高温の煙を加熱室の下部に導いて熱を循環させる作用が得られる。
内胴は上部筒体と下部筒体とから構成することができ、その上部筒体は上端にて開口した円筒形で、下部筒体と障壁を介して同軸状に隣接し、下部筒体は円筒形で周壁の一部を切り欠いて焚き口を形成してある。燃焼器としては、ガス、油、電気その他の適当な熱源によるものを選択して採用することができる。なお、炭や薪を燃やしてもよい。
頂板は中央部から外径側に向かって下り勾配となった円錐形とすることもできる。この場合、頂板の下面に付いた液滴を周壁に導くことにより、液が加熱室内や竹材に滴下するのを防止することができる。液が加熱室に溜まると温度上昇を妨げ、熱効率が低下する。
排煙口を円周方向に等間隔で2以上配置することができ、これにより、煙道内で煙を均等に分散させることができる。
排煙口を取り外し可能とすることができる。排煙口を取り外すことにより、円筒形の筒体からなる外胴を転がして移動することができる。
内胴の外周面に受けを設け、外胴が筒体の下端にて受けによって支えられるようにすることができる。この受けは内胴の円周方向に断続的に配置してもよいが、円周方向に連続させてもよい。
受けを内胴の全周にわたって連続させ、かつ、受けの外周に立ち上がった壁を設けることができる。これにより、煙道の下端に樋が形成される。樋に溜まる液はタール分が多く、筒体の下端縁と受けとの間に生じがちなすきまをシールする。樋は筒体の外周にあり、しかも上方に開口しているため洗浄がしやすく、溜まった液や異物を容易に除去することができる。なお、受けは、外径側に向かって下り勾配としたり、円周方向で勾配をつけるとともに最下部に孔を設けることにより、樋に溜まった液を回収するのが容易となる。
外周壁の内径を外胴の筒体の外径よりも僅かに大きい程度に設定することができ、これにより、内胴と外胴との間に形成されるすきまが円周方向に均等な間隔となるため、煙が均等に分散する。
本発明のもう一つの側面によれば、天然物質を加熱することにより発生するガスの凝縮液を製造するための加熱炉は、原材料を収容するための有底内胴、内胴を収容するための筒体と、筒体の上端開口を密閉するための蓋体とを有する外胴、内胴と外胴との間に形成され、内胴の内部と連通した煙道、および、煙道の一部に設けられた取り出し口を具備する。
煙道は、内外胴の全周にわたって延在させ、かつ、底に円周方向で勾配をつけることができる。
煙道の底の最も低い部分に取り出し口を設けることができる。
内胴の上端縁と蓋体との間にすきまを形成し、このすきまを介して内胴の内部と煙道を連通させることもできる。
内胴の底の下方に熱源を配置することができる。
内胴を内筒と外筒とで構成し、内筒と外筒との間に、下端にて開口し上端に少なくとも一つの排煙筒を有する環状空間を形成させてもよい。
環状空間の断面積は必ずしも一定でなくてもよく、たとえば上部にゆくほど断面積を小さくしてもよい。
以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。
発明を実施するための最良の形態
まず、図1および図2を参照すると、内胴10と外胴20とで外熱式の加熱炉が構成されている。これらにはステンレス鋼など耐熱性の材料を用い、場合によっては内壁に耐火煉瓦等でライニングしてもよい。なお、図面では省略してあるが、移動や運搬の便宜のため適所に取っ手あるいは吊下げ用のアイボルトを取り付けるのが望ましい。
内胴10は上部筒体12と下部筒体14とからなっている。上部筒体12は上端にて開口した円筒形で、同じく円筒形の下部筒体14と障壁13を介して同軸状に隣接している。障壁13を境にして加熱室10Aと燃焼室10Bが形成される。上部筒体12と下部筒体14を分離可能とし、下部筒体14の上に上部筒体12を載置するようにしてもよい。その場合、障壁13は上部筒体12の下端または下部筒体14の上端のどちらに設けてもよいが、上部筒体12に設けると障壁13が上部筒体12の、したがってまた加熱室10Aの、底板を構成することになるので装置の強度および安定性の面から有利である。
下部筒体14には周壁の一部を切り欠いて焚き口14′を設けてある。たとえば薪を燃料として用いる場合は文字どおり焚き口14′から薪をくべることになり、ガスを燃料とするガスコンロ等の燃焼器を使用する場合には燃焼室10B内にその燃焼器を配置し、火力調節用のコック部分を焚き口14′から外に出しておく。なお、下部筒体14の底板15は省略してもよい。
外胴20は筒体22と頂板24とからなっている。頂板24は円錐形で、中央部から外径側に向かって下り勾配となっている場合を例示してあるが、円弧形でもよく、さらには頂板24自体は平坦面とし、たとえば傘のような形態をした別の部材を取り付けてもよい。要は、頂板の下面に付いた液滴を周壁に導くことができればよいのである。
筒体22は円筒形で、下端が開口している。図1に示すように、装置の使用時には内胴10の外周を囲繞する。筒体22の内径は上部筒体12の外径より大きく、両者間にすきま28が形成される。このすきまが煙道となる。この煙道28に加熱室10Aで発生した煙が進入できるようにするため、筒体22の長さは上部筒体12の長さよりも長くする必要がある。筒体22は下端にて受け16によって支えられる。
図1では受け16が障壁13と一体物のように示されているが、別々の部材であってもよい。受け16の位置に関しても、必ずしも図示例のように障壁13と同一レベルとする必要はない。受け16の周囲には立ち上がった外周壁17があり、樋18を形成している。この外周壁17の径を外胴20の筒体22の外径よりも僅かに大きい程度に設定しておくことにより、内胴10と外胴20との間に形成されるすきま28が円周方向に均等な間隔となるため、煙が均等に分散する。なお、煙の分散の観点からは、排煙口26を円周方向に等間隔で2以上配置するのが有利である。また、受け16は、外径側に向かって下り勾配としたり、円周方向で勾配をつけるとともに最下部に孔を設けたりしておくことにより、樋18に勾配がつくので溜まった液を回収するのが容易となる。
煙道28は加熱室10Aで発生した煙を排煙口26に導く役割を果たすが、これに加えて一種の断熱効果をも発揮する。すなわち、加熱室10Aにとっては、全周にわたって煙道28が存在するため放熱の度合が弱まり熱効率が向上する。また、外部に対しては、加熱室10Aとの間に煙の層が介在することによって加熱室10A内の熱が直接放熱される場合に比べて雰囲気の温度上昇が多少とも緩和される。
外胴20に排煙口26を取り付けてある。この排煙口26を取り外し可能としておけば、内胴10、外胴20共に転がして移動することができる。排煙口26を取り付ける位置は、筒体22の下端近傍とするのが望ましい。一つには可及的に広い領域にわたって加熱室10Aを煙道28で囲繞するためであり、もう一つは、煙を上から下へ導きつつ、その熱を加熱室10Aの下部に運んで熱の循環を助けるためである。これは、加熱室10A内の上部と下部との温度差を少なくして加熱室10A内の竹材の加熱温度をできるだけ均等にするうえで役立つ。
図示するように、排煙口26を上り勾配とすることにより、煙に随伴した液滴が排煙口26の内壁に衝突して滴下し、樋18に溜まる。樋18に溜まる液はタール分が多く、筒体22の下端縁と受け16との間に生じがちなすきまをシールする。樋18は筒体22の外周にあり、しかも上方に開口しているため洗浄がしやすく、溜まった液や異物を容易に除去することができる。
排煙口26に冷却器を取り付ける。最も簡易な冷却器としては長尺のパイプを使用することができる。たとえば、節を抜いた竹、土管、金属パイプ等である。図1に示すように、パイプ30を排煙口26から見て上り勾配で配置し、一端に取り付けたフード32を排煙口26の上方に位置させる。排煙口26から出た煙はパイプ30内に進入し、凝縮液がパイプ30を伝って流下する。これを容器34で受ける。パイプ30は長いほど凝縮液の採取量が増えるが、設置スペースとの関係で限界がある。強制冷却を採用することによってさらに効率よく竹酢液等の凝縮液を採取することができる。
加熱を止め、加熱炉が冷えてから外胴20を取り外し、内胴10の加熱室10Aから原材料を取り出す。竹材の場合、投入の際に縦にして入れておくことにより、取り出しが容易に行える。加熱室10A内に残った原材料の性状は、加熱温度および加熱時間によって異なる。たとえば、竹材の場合、1000℃近くの高温で加熱すると炭化して竹炭になるが、200℃〜300℃程度の比較的低温で加熱した場合、炭には至らず、乾燥が進んだ状態となるので、燃料または竹炭製造の原材料として用いることができる。
次に、図3Aないし図10に示される実施例について説明すると、内胴110と外胴120とで加熱炉が構成される点は上述の図1および2の実施例と共通である。図3Aおよび4に示されるように、この加熱炉はフレーム132にピン134を介して回転可能に支持されている。図9および10に示されるように、加熱炉に設けたリング136にクレーン等のフック138を引っ掛けて回転させる。なお、図9および10では加熱炉を90°回転させた状態を実線で示してあり、想像線は開いた蓋体を示す。
内胴110は、同心円状の内壁112と外壁114からなる二重壁構造である。内壁112がその内部に加熱室110Aを画成する。外壁114は上端にて頂板118を介して内壁112と結合している。内壁112と外壁114との間には下端にて開放した環状の空間116が形成されている。図4および8に示されているように、頂板118には円周方向に分散させた複数の排煙筒126を設けてある。各排煙筒126は頂板118から外胴120の筒体122を貫通して斜め上方に向かって延びている。図3Aでは環状空間116の断面積は軸方向で一定であるが、環状空間の断面積を軸方向で変化させてもよい。たとえば、図3Bに示すように、外壁114を円錐形にして上にゆくほど環状空間116の断面積が小さくなるようにすれば、上にゆくほど環状空間116内を流れる空気の流速が高まるので、良好な排煙効果が期待できる。この場合、外壁114を隔てて環状空間116の反対側にある煙道128は、逆に下に行くほど断面積が小さくなるが、煙道128内のガスは下部にゆくほど凝縮が進み体積が減少することから合理的であるばかりでなく、煙道128の上部開口面積が大きくなり洗浄がしやすくなるという利点もある。
内胴110の底はパンチングメタル製の底板111と炉底113からなる二重構造となっている。底板111と炉底113とは適当な距離を隔てていて、底板111上に投入された原材料が炉底113に直接接しないようにしてある。また、炉底113は、熱膨張しても上に張り出すことがないように図示するように凹状にしてある。内胴110内に収まるパンチングメタル製の容器を用意し、原材料の投入/排出を当該容器ごと行なうようにしてもよい。その場合には底板111を廃止し、代わりに容器を受ける突起を加熱室110Aの内周壁に設けておく。既述のように加熱炉がフレーム132に回転可能に支持されているため、加熱炉を回転させて横倒しにした状態で原材料の投入/排出を行なうことができ、作業能率が向上する。
底板113の下方に適当な燃焼装置からなる熱源が配置される。この熱源からの熱は、望ましくはすべて加熱室110A内に与えられるべきところ、一部は環状空間116を通って排煙筒126に向かう空気によって持ち去られる。言い換えるならば、当該熱によって環状空間116の下部にある空気が熱せられて排煙筒126に向かって上昇するので、環状空間116内に上向きの空気流ができ、この空気流によって外壁114の空冷作用が得られる。加熱室110A内の熱を極力逃がさないように、かつ、内壁112を通じて環状空間116に熱が伝わらないように、内壁112には壁面に沿って断熱材を設けてある。梨地部分が断熱材を表わす。望ましくは外壁114、頂板118、排煙筒126にも断熱材を設ける。なお、熱源からの熱が環状空間116に逃げるのを抑制するため、たとえば図3Cに示すように、内壁112の下端から下方に延びるスカート115を全周にわたって設けてもよい。
外胴120は、筒体122と、筒体122の上端開口部にヒンジ123を介して開閉可能に取り付けられた蓋板124とで構成される。内胴110の内壁112の上端は外胴120の筒体122の上端よりも僅かに低い位置でとどまっている。筒体122と内胴110の外壁114との間に煙道128が形成される。加熱室110Aで発生したガスは上昇して蓋板124にあたる。その際、内壁112の上端と蓋板124との間のすきまが比較的小さいため流速を上げて外周へ広がる。筒体122付近に至ったガスは外胴120に沿って下降し煙道128に向かう。外胴120の筒体122は外気と接しているため比較的低温である。また、内胴110の外壁114も前述のように比較的低温である。したがって、筒体122と外壁114との間に形成された煙道128内を進むにつれてガスは冷却されて凝縮し、竹酢液等の凝縮液が煙道128の底に溜まる。図4に点線で示してあるように煙道128の底部は円周方向で勾配をつけてあり、最も低いところに排出口すなわち栓130を取り付けてある。
採取した竹酢液は精製して液体または粉末、顆粒その他の固形で各種用途に用いることができる。また、竹酢液と他の天然抗菌剤とブレンドすることも可能であり、人工的に作られた抗菌剤、有機系抗菌剤、無機系抗菌剤との組合せも可能である。天然抗菌剤としては、キトサン・カテキン・ヒノキオール・からし精油・わさび精油・ペクチン・ポリリジン・プロタシン・プロポリス等が知られている。人工的抗菌剤としては、TiO系光触媒抗菌剤等が知られている。有機系抗菌剤としては、トリクロサン・クロルヘキシン・ジンクピリチオン・クロハキシレノール等が知られている。無機系抗菌剤としては、銀ゼオライト系抗菌剤・抗菌ガラス・リン酸ジルコニウム銀系抗菌剤・銀錯体系抗菌剤等が知られている。
竹酢液と他の防黴剤との組合せも可能である。防黴剤としては、チアンペンタオール・カルペンタジン・キャプタンフルオロフォルペット・クロロタロニルメチルスルホニルテトラクロルピリジン・バイナジン・クロロメチルイソチアゾリノンとメチルイソチアゾリシンの混合・ジアイオドメチルバラトリルスルホン等が知られている。
さらに、竹(竹酢液)の各種成分(竹瀝・竹茹・竹の油・キノン類・その他の成分)のうちの一つもしくは適宜数を取り出して上記抗菌剤および/または防黴剤とブレンドすることも可能である。遺伝子解析を行うことにより、医薬や動物用の薬剤、健康補助剤等として用いうる竹の成分を確かめることができる。また、一般に竹は熱帯から温帯にかけて生育しているが、遺伝子組換え等の操作によって、酷寒の地域や砂漠等の乾燥地帯でも生育する竹の新種の育成が期待される。
竹(竹酢液)の成分として、タンニン・酢酸・酪酸・ペントザン・リグニン・ビタミンK1・ビタミンK2・キノン類が知られている。タンニンは下痢止め、便秘、止血、皮膚疾患などに用いられ、これらの整腸作用はタンニンの腸壁(粘膜)蛋白との親和性に基づく収斂作用の結果とみられている。近年多くの薬草植物中のタンニンの化学構造が解明され、それらの中には抗ウイルス、抗腫瘍、抗発癌プロモート作用やポキシゲナーゼ、レトロウイルスの逆転写酵素等各種酵素に対する阻害作用などを示すものがあることが実験で認められている。また、ラジカル消去作用に基づく抗酸化作用もタンニンを特徴付ける作用として知られている。酢酸、酪酸といった飽和脂肪酸は非ステロイド性抗炎症薬として使用され、解熱、鎮痛、抗炎症作用がある。リグニンの分解成分はフェノール成分で、血液の流れを円滑にし動脈硬化や脳血管疾患を予防するほか活性酸素が体内に溜まるのを防ぐ抗酸化作用があるといわれている。
孟宗竹の抽出液のキノン誘導体の利用方法に抗細菌抗生物質向、抗癌杭生物質向などの天然医療用抗生物質が挙げられる。マイトマイシンCの構造中、キノン、ウレタンおよびアジリジン部分を有しこれら制癌作用を示す基が相俟って強力な抗菌および抗癌活性を示すものと考えられている。また、mito mycin Cが比較的毒素が低く広範囲の抗癌スペクトルを有し、白血病、悪性リンパ腫、肉腫などの治療に臨床的に広く用いられている。ユビキノンは強心剤として使用されており、アントラキノンは腸内殺菌、瀉下活性、ビタミンK1(竹酢液のキノン類に含まず)、ビタミンK2(ナフトキノンに含む)には血液凝固因子がある。
漢方薬あるいは民間療法の分野では竹瀝、竹茹と呼ばれる竹抽出物が知られており、また、孟宗竹のエタノール中種物に抗菌力があり、その抗菌成分がキノン誘導体であることも知られている。竹酢液も次のような健康補助用にしようすることができる:肺炎・気管支炎・結核・インフルエンザ・花粉症等対策用吸入液;アトピー性皮膚炎治療剤;水虫治療剤;床ずれ用軟膏;内服液;洗眼液;消毒液;石鹸;院内殺菌剤;入浴剤;沐浴剤;産婦人科の局部洗浄剤;紙おむつ;パンツ;女性用生理用品;トイレタリー(ボディソープ・シャンプー・毛髪剤等);化粧品(化粧水・乳液・先願クリーム・クレンジングクリーム・栄養クリーム等)。農薬および家畜用抗生物質に添加することも可能である。
また、次に例示するような医療機関における備品に竹酢液を使用することで、その殺菌作用、抗菌作用により、院内感染の防止に寄与し得る。
繊維製品:白衣・縫合糸・手術着・マスク・キャップ・カーテン・シーツ・ガーゼ・ストッキング・人工透析用フィルタ。
ゴム製品:手袋・サンダル・ベッドシート・酸素吸入器のゴム製部品・各種チューブ類。
プラスチック製品:酸素吸入器の吸入口・各種吸引口・食器類・保育器・尿瓶・尿軽量器・体温計・歯ブラシ・各種チューブ類・パック(点滴用・尿用等)・人工透析用筒状本体・筆記具(ボールペン、サインペン、万年筆等)。
その他:インク(筆記用・印刷用);鉛筆;紙製品(筆記用・印刷用);ガラス製品。
その他医療関係において竹酢液の殺菌作用、抗菌作用を利用し得るものを列挙すると次のとおりである。
医療用器具、器械:消毒器・殺菌水装置・麻酔器・麻酔器用呼吸嚢・麻酔器用ガス吸収管・呼吸補助器・内臓機能代用器・保育器・理学療養器具・聴診器・打診器・舌圧器・体温計・血液検査用器具・血圧検査用器具・脈波検査器具・尿検査器具・糞便検査器具・体液検査器具・検眼用器具・結紮器・縫合器・吸引器・吸入器・医薬品注入器・注射筒・注射針・開創器・開孔器・嘴管・体液誘導管・拡張器・消息器・捲綿子・洗浄器・採血器具・輸血器具・種痘用器具・手術用器械・ペースメーカー・人工呼吸器・人工透析器。
人工臓器:腎臓・心肺・心臓弁・血管・膵臓等;体外循環関連機器。
医療器材:注射器具・穿刺器具・血液回路・血液セット・人工関節・カテーテル・創傷被覆剤。
医療用品:エックス線フィルム・縫合糸・手術用手袋およびサック・整形用品・副木・視力表・色盲検査表。
医用光学機器:眼圧計・視覚機能検査用機器・ファイバースコープ・手術用顕微鏡・レーザコアグレーター・コンタクトレンズ。
歯科材:歯冠材料・義歯床材料・根管充填材料・接着充填材料・印象材料・ワックス・石膏および石膏製品・研削材料・陶歯・その他。
分析機器:臨床化学自動分析装置・血液検査機器・検査用核医学装置・その他。
衛生用品:月経処理用タンポン・コンドームその他の避妊用品・性具。
衛生材料製品:繊維製衛生材料(ガーゼ・包袋・脱脂綿・化粧綿・綿棒・救急ばんそうこう);紙製衛生材料(紙おむつ・生理用ナプキン・タンポン・衛生材用原紙・ペーパーシーツ類)。
さらに、次に例示するような加工食品や保存性食品に、製造過程で添加するなど食品保存剤として竹酢液を用いることも可能である:パン類・菓子類・ガム類・麺類・インスタント食品・ハム・ソーセージ類・冷凍食品類・缶詰類・佃煮類・漬物類・調味料・飲料。
その他、次のような竹酢液の用途も考えられる:台所用品(俎板・包丁差し・箸類・流し台・布巾類・冷蔵庫殺菌剤);食品包装材・食品容器類;トイレタリー(うがい用溶液・歯ブラシ・歯磨き剤・芳香剤等);清掃材;洗剤;書籍用紙・銀行通帳・パソコン用品・手芸用品・玩具類・ワックス・コーティング剤・空気清浄/空調用フィルタ;プール殺菌剤;塗料;接着剤;建材。
上記において、竹酢液の具体的な添加方法としては、たとえば、繊維製品の場合には構成繊維の原材料に添加するか紡糸の過程で混入させることができる。ゴム製品やプラスチック製品の場合、原材料に添加することができる。また、竹酢液を陶磁器やセラミック製品の釉薬に添加したり、プラスチック製品の原材料に添加することで、それらの製品に抗菌性を付与することができる。さらに、自動車の車内や家屋の居室、家具、木造彫刻等の置物や額縁には、竹酢液をスプレーまたはコーティングすることで殺菌性、抗菌性を付与することができる。
加熱炉は以下に例示するような原材料を加熱して天然物成分を抽出するために利用することも可能である:
植物(竹類、木類、薬草、茸類、野菜、穀物、果物、花等々);
動物(魚類・貝類・甲殻類・海藻類・その他の海洋生物、哺乳類、昆虫等々);
鉱物。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施例を示す加熱炉の縦断面図;
図2は図1に示される加熱炉を構成する外胴および内胴の斜視図;
図3Aは本発明のもう一つの実施例を示す加熱炉の縦断面図;
図3Bは環状空間を円錐形にした変形例を示す部分断面図;
図3Cはスカートを設けた変形例を示す部分断面図;
図4は図3Aに示される加熱炉の側面図;
図5は図3Aに示される蓋体の平面図;
図6は図3AにおけるVI−VI線に沿う断面図;
図7は図3AにおけるVII−VII線に沿う断面図;
図8は図3AにおけるVIII−VIII線に沿う断面図;
図9は図4に示される加熱炉を90°回転させた状態の側面図;
図10は図9に示される加熱炉の平面図である。

Claims (10)

  1. 障壁を境にして上下に配置した加熱室と燃焼室を有し、加熱室の反障壁側が開口した内胴と、
    筒体と蓋体からなり、筒体にて内胴の加熱室部分を囲繞する外胴と、
    筒体の下端近傍に取り付けた排煙口と、
    内胴と外胴との間のすきまによって形成され、加熱室と排煙口を連絡する煙道と、
    排煙口から出る煙を冷却する冷却器と、
    凝縮液を受ける容器
    具備したことを特徴とする加熱炉。
  2. 前記煙道が前記内外胴の全周にわたって延在することを特徴とする請求項1に記載の加熱炉。
  3. 内胴が上部筒体と下部筒体とからなり、上部筒体は上端にて開口した円筒形で、下部筒体と障壁を介して同軸状に隣接し、下部筒体は円筒形で周壁の一部を切り欠いて焚き口を形成してあることを特徴とする請求項1に記載の加熱炉。
  4. 内胴の外周面に受けを設け、外胴が筒体の下端にて受けによって支えられえるようにしたことを特徴とする請求項1または3に記載の加熱炉。
  5. 受けを内胴の全周にわたって連続させ、かつ、受けの外周に立ち上がった壁を設けたことを特徴とする請求項4に記載の加熱炉。
  6. 前記壁の内径を外胴の筒体の外径よりも僅かに大きい程度に設定したことを特徴とする請求項5に記載の加熱炉。
  7. 原材料を収容するための有底内胴;
    前記内胴を収容するための筒体と、前記筒体の上端開口を密閉するための蓋体とを有する外胴;
    前記内胴と前記外胴との間に形成され、前記内胴の内部と連通した煙道;および
    前記煙道の一部に設けられた取り出し口
    を具備し、前記内胴が内筒と外筒からなり、前記内筒と前記外筒との間に、下端にて開口した環状空間が形成された加熱炉。
  8. 前記環状空間の上端に少なくとも一つの排煙筒を有することを特徴とする請求項7に記載の加熱炉。
  9. 前記環状空間が上部ほど小さくなった断面積を有することを特徴とする請求項7または8に記載の加熱炉。
  10. 前記内胴の底の下方に配置した熱源を具備することを特徴とする請求項7、8または9に記載の加熱炉。
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