JP4872354B2 - 膜厚測定装置 - Google Patents

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本発明は、放電を帯電原理とする接触帯電方式で、DC電圧にAC電流又はAC電圧を重畳して感光体を帯電又は除電させる技術に関する。特に、感光体の膜厚検出技術に関する。
画像形成装置に搭載された感光体の表面には各種の部材、例えば、帯電ローラや現像ブラシ、転写ローラ、さらにはクリーニングブラシやクリーニングブレード等が物理的に接触し、この物理的接触により、感光層表面が画像形成プロセスの繰返しに伴ない次第に磨耗していく。特に、クリーニングブラシやクリーニングブレードによる摺擦力は大きく、感光層磨耗の大きな要因となる。
このような磨耗に伴ない、感光層の厚みがある程度以上減少すると、光感度が著しく減退したり、帯電特性が劣化して表面を所望の電位に均一帯電させることができなくなったりして、鮮明な画像を形成できなくなる。
このため、感光体の感光層の厚みを経時的に測定し、感光体の余命を検知することが意図されている。
感光体の膜厚d(μm)は、帯電器の帯電処理による感光体の表面電位の上昇分をVp(V)、感光体に流れるDC電流をIdc(μA)、感光体の誘電体層の比誘電率をε、真空中の誘電率をε0、帯電器の有効帯電幅をL(mm)、プロセススピードをPS(mm/sec)とした場合に、これらから感光体の静電容量Cが計算され、以下の関係式が導かれる。
帯電電荷量Q=∫Idc・dt=C・Vp…(1)
(1)式より、帯電電流Idc=d/dt(C・Vp)…(2)
が得られる。ここで、dC/dt=ε・ε0・L・PS/dであることより、帯電電流Idc=ε・ε0・L・PS・Vp/d…(3)
(3)式より、感光体の膜厚d=ε・ε0・L・PS・Vp/d…(4)
が得られる。
(4)式において、ε、ε0、L、PSは、画像形成装置および感光体の誘電体層の特性によって決まる定数であるため、感光体の膜厚dは、VpおよびIdの関数としてみることができる。つまり、上記VpおよびIdの関係を得ることにより、感光体の膜厚dを検知することができる。
特許文献1では、転写バイアスを印加する電源を転写バイアス用のプラス極性のDC電源と、転写バイアスとは逆極性のマイナス極性のDC電源と、この両電源を転写ローラ5に対して選択的に切換え接続するスイッチング回路とで構成している。感光体の帯電時には、帯電ローラによって感光体帯電電位をV2=−700Vに設定し、感光体の除電時には転写ローラによって感光体表面電位をV1=−100Vに設定している。
特開平5−223513号公報
感光体帯電時の電圧を一定のまま除電時に印加するDC電圧(以下、除電電圧と呼ぶ)を0から徐々に増大していくと、本来帯電によって流れるDC電流(以下、帯電電流と呼ぶ)は、除電電圧と帯電電圧の電位差の減少に応じ直線的に減少するはずである。
しかしながら、実際は、図1に示すように除電電位0V〜数10Vの付近は直線にのっておらず数10V以上になってはじめて直線状に変化することが観察されている。感光体2を帯電させる時に流れるDC電流が膜厚の逆数に比例するのは、この除電電圧に対する除電電流が直線にのっている領域でのみ成り立ち、除電電圧0V〜数10V付近の直線状に無い点で測定した電荷量で膜厚求めようとすると検知誤差を生じる。
また、特許文献1のように除電電位を−100Vに設定すると、除電電圧と除電電流量とに非線形の関係による誤差は生じないが、転写ローラによって除電しているため、除電電位は実際には転写ベルトの抵抗や環境の影響を受け−100Vに制御することは困難で,−100Vとはならず膜厚検知はこれらの影響で誤差を生じてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、感光体膜厚を精度よく求めることができる膜厚測定装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の膜厚測定装置は、被帯電体に接触又は近接して配置され、前記被帯電体を帯電又は除電する接触部材と、前記被帯電体に供給する直流電圧を、前記被帯電体の基材と所定電位差を有する第1直流電圧と第2直流電圧とで切り換える切換手段と、前記切換手段で切り換えられた直流電圧に交流電流又は交流電圧を重畳して前記被帯電体に供給し、前記被帯電体に流れる直流電流を測定する測定手段と、前記測定手段で測定された直流電流を積分して電荷量を求め、該電荷量から前記被帯電体の膜厚を求める膜厚算出手段とを有し、前記切換手段は、積分開始時と積分終了時とで電圧が異なるように直流電圧を切り換え、前記被帯電体の基材と、前記第1直流電圧及び前記第2直流電圧との電位差が30V以上で、前記第1直流電圧及び前記第2直流電圧が前記接触部材への直流電圧であり、前記膜厚算出手段は、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して帯電状態にある前記被帯電体を除電した際に算出された第1電荷量と、前記接触部材に第2直流電圧を供給して除電状態にある前記被帯電体を帯電した際に算出された第2電荷量との差によりリーク電流が発生しているか否かを判定し、前記リーク電流が発生していないと判定される場合には、前記第2電荷量により前記被帯電体の膜厚を算出し、前記リーク電流が発生していると判定される場合には、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して前記被帯電体を帯電し、前記被帯電体の帯電の際に前記測定手段で測定される直流電流から前記被帯電体の1周当たりのリーク電流量を算出し、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して帯電状態にある前記被帯電体を除電し、除電の際に前記測定手段で測定される電流量に前記リーク電流量を加算した電流量から電荷量を求めて、前記被帯電体の膜厚を算出することを特徴とする。
このように本発明は、被帯電体に供給する直流電圧が、被帯電体の基材と所定電位差を有し、かつ被帯電体表面電位を直流電圧で決めているので、被帯電体の膜厚に比例した電荷量を求めることができる。従って、被帯電体の膜厚を精度よく求めることができる。
また、積分開始時と終了時で被帯電体の内部の電界強度を一定に保つことで膜内のキャリアを吐き出させて弱電界時に残留する膜内の電荷の影響を排除し、被帯電体の膜厚を精度よく求めることができる。
また、被帯電体を帯電させる際にリーク電流が発生している場合であっても、被帯電体の膜厚を精度よく算出することができる。
本発明によれば、感光体の膜厚を精度よく求めることができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図2を参照しながら本実施例の構成を説明する。像担持体としての感光体2は、円筒状OPC感光体であり、紙面に垂直方向の中心軸線を中心に矢示の時計方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。
感光体2は、アルミニウムドラムの外周にOPC感光体膜を塗工形成したものであり、この感光体膜は電荷発生層の上に所定の厚みの電荷輸送層(Carrier Transfer Layer)を配置したものである。なお、以下では、感光体膜の下地となっているアルミニウムを感光体の基材と呼ぶ。感光体膜への電界は、この基材と感光体表面の帯電電位との電位差で決定される。
感光体2の周囲には、感光体2に接触させた帯電ロール(接触部材)3、露光装置としてのROS(Raster Optical Scanner)4、現像器5、クリーニングブレード7、除電ランプ8などが配置されている。
帯電ロール3は、感光体2の回転に従動して回転し、また電源部11からAC+DCの電圧又は電流が供給され、回転する感光体2の周面が所定の極性・電位に一様に帯電(本例では負帯電)される。
なおここで電圧または電流と言っているのは、実際にはDC電圧にAC電圧を重畳して印加し、そのとき流れるAC電流が一定となるように制御していることによりこのように表現している。
次いで回転する感光体2の帯電処理面に、ROS4から出力される、画像変調されたレーザビームが照射(走査露光)され、露光部分の電位が減衰して静電潜像が形成される。
感光体2の回転にともなって静電潜像が現像器5に対向する現像部位に到来すると、現像器5から負帯電されたトナーが供給されて反転現像によってトナー像が形成される。
感光体2の回転方向に見て現像器5の下流側には導電性の転写ロール6が感光体2に圧接配置してあって、感光体2と転写ロール6とのニップ部が転写部位を形成している。
感光体2表面に形成されたトナー像が感光体2の回転につれて上記転写部位に到達すると、これとタイミングをあわせて用紙が転写位置に供給され、これとともに所定の電圧が転写ロール6に印加されて、トナー像が感光体2の表面から用紙に転写される。
転写位置でトナー像転写を受けた用紙は定着器9へ搬送されてトナー像の定着を受けて機外へ排出される。
一方、感光体2の表面に残った転写残りトナーはクリーニングブレード7によってかき落されることで、感光体2はその表面が清掃されて、次の画像形成に備える。また、感光体2上の静電潜像は、除電ランプ8で消去される。
さらに本実施例では、感光体2の膜厚を測定する膜厚測定装置10を備えている。この膜厚測定装置10には、電源部11、DC電流検知部12、膜厚検出部13、タイミング制御部14が設けられている。電源部11は、DC電源16とAC電源15とを直列に接続した構成を備え、DC電圧にAC電流を重畳して帯電ロール3に供給する。DC電流検知部12は、帯電ロール3から感光体2に流れ込むDC電流を積分して電荷を測定し、測定値を膜厚検出部13に出力する。
タイミング制御部14は、感光体2に印加するDC電圧をV1とV2とに切り換えるタイミング、除電又は帯電期間中に、転写6への電流をOFFにするタイミングと、イレーズランプをOFFにするタイミングとを制御すると共に、DC電流検知部12でDC電流を積分するタイミングを制御する。タイミング制御部14は、ソフトウェアによるコンピュータ制御によって実現される。膜厚検出部13は、測定されたDC電流を積分して、帯電又は除電時に流れた電荷量を求める。求めた電荷量から感光体2の膜厚を算出する。
図1は、帯電時に、感光体2に印加するDC電圧をV1からV2まで変化したときの電荷量をV1をスイープした場合を示している。この図1に示すように、V1と感光体基材との電位差が30V〜70V以下の領域では、帯電電荷量が印加したV1とV2との電位差と比例しない。このため現在の膜厚を検知するため初期膜厚に電流比初期電荷量Q2/測定電荷量Q1をかけるところをQ2/Q1’をかけて膜厚を算出するため誤差を生じる。
この誤差の原因は、感光体表面の電荷輸送層にかかる電界強度が小さいと、トラップに捕獲されるキャリアが増え、再び電界強度が高くなるとそれらトラップされたキャリアがリリースされることにより、誤差が生じてしまうと考えられる。あるいは0V近辺のDC電圧にAC電圧を重畳していると、感光体表面がプラス電圧側に振られてその結果電荷注入が行われていることも考えられる。いずれの場合も、感光体基材に対して一定電位差を常に与えることで電荷輸送層にかかる電界強度を一定以上に維持することでトラップされるキャリアの影響を抑えるかあるいは感光体表面からの電荷の注入を抑制することでそれら誤差を防止することが可能となる。
図3及び図4に示すフローチャートを参照しながら、膜厚検出の手順を説明する。図3には感光体2を帯電する時に流れるDC電流と、DC電流を積分する積分期間と、感光体2に印加するAC電流の波形と、同じくDC電圧の波形とが示されている。
DC電源16はタイミング制御部14によって感光体2の基材と電位差を有する二つの電位V1,V2に切り替えられる。まず、感光体2に印加するDC電圧をV1(=−100V)に設定し、これにAC電流を重畳して感光体2に供給する。感光体2からはDC電流が流れ除電が行われる。除電が終了すると(ステップS1/YES)、DC電流の積分を開始する(ステップS2)。電荷量を算出するための積分開始タイミングはV1,V2切り替えに同期して必ずV1が印加されている状態で開始し、V2が印加されている状態で終了する。V1及びV2は感光体2の基材と電位差が30V以上あるように設定されている。タイミング制御部14は、感光体2に印加しているDC電圧をV1からV2(−700V)に切り換える(ステップS3)。
DC電源16から帯電ローラ3、感光体2を通って再びDC電源16に戻る電流ループにおいてDC電流を検知し、その結果を膜厚検出部13で積算して電荷量を求める(ステップS4)。求めた電荷量から膜厚を求める(ステップS5)。膜厚を求める一例として、膜厚検出部13には、電荷量に応じた膜厚を記録したテーブルが用意されており、このテーブルを参照して電荷量から感光体膜厚を求める。
なお、積分期間中にフィードバック制御のオーバーシュートや極めて短い時間のショートなどでDC電位がゼロボルトになりトラップレベルの影響が出ても、積分終了時点で再び感光体電荷輸送層の電界強度が高くなればその間の影響は相殺される。したがって積分開始と終了時点の電圧が感光体基材と所定の電位差を有していることが精度を落とさないための要件である。
実際、電源部11は、高圧のAC電源15と高圧のDC電源16とが直列に構成されていて、いずれもタイミング制御部14(CPU)からのデジタル信号でその電圧が制御されている。V1の除電電圧は実験によれば−30Vあれば誤差を防止できる。なお、高圧電源ではGND近くまたは電源電圧近くでは入力電圧のダイナミックレンジ上の制約から精度が悪いかまたは制御することができないため通常は可変範囲には下限がある。しかしその下限値に設定しても、−30V以上あれば0V近辺で除電することによる誤差の発生は防止できるので支障はない。このときの注意点は帯電電圧に近くなるとつまりV1とV2の電位差が小さくなると検知される帯電電荷量が減少して精度にも影響するので可変範囲のMin電圧に設定するのが望ましい。
また帯電電荷量を検知する積分器の積分開始と積分終了は同じCPU(タイミング制御部14)で制御されており、積分開始のあと続いてDC電圧をV1からV2へと切り替える。積分を終了するまではDC電圧をV2で維持する。このように積分期間の開始時点と終了時点での感光体2の電荷輸送層の電界強度が高く維持することでトラップレベルを介した電荷の充放電による検知精度の悪化を防ぐことが可能となる。またAC帯電時の注入もDC電圧を上昇させることで、感光体表面がプラス電圧側に振られて起こるキャリア注入を防止することができる。
さらに、感光体2にピンホール等の低耐圧欠陥部が存在もしくは発生した場合、この部分に帯電に寄与しないリーク電流が過大に流れ込み、誤測定を引き起こす。このピンホールの影響を避けるために予め感光体2を帯電しておいて、除電する際の電流を検知して膜厚を求めることもできる。図5には、感光体2を−700Vに帯電しておいて、除電する時に流れるDC電流によって膜厚を測定する手順が示されている。また、図6にはこの処理手順が示されている。まず、図5に示すように感光体2に−700VのDC電圧を印加して感光体2を帯電させる(ステップS11/YES)。感光体2の帯電が完了すると(ステップS11/YES)、感光体2に流れるDC電流の測定を開始する(ステップS12)。その後、印加電圧を−100Vに設定して除電する(ステップS13)。このとき流れるDC電流をDC電流検知部12で測定して、帯電電荷量を測定する(ステップS14)。測定した電荷量から感光体膜厚を求める(ステップS15)。本実施例では、除電したときの電流で求める際にも、帯電ロール3に印加する直流電圧で感光体基材に対して電位差を有するよう設定することで、感光体帯電電位を正確に制御してかつ感光体電位が基材電位に対し電位が小さいことによって生じる誤差を抑えることが可能となる。
また、上述した制御ではピンホールによって流れる異常電流の影響は受けないものの、リークによって帯電電圧が下がっていると検知される帯電電荷量は正確に求められない。また除電の時の電流をモニタしているだけではリークがあるのかどうか判定できないので、検知された膜厚が正しいかどうかを判定することができないという問題がある。この問題に対しては除電してから帯電する際の帯電電流と再び除電する際の除電電流の両方を検知することで検知した膜厚が正しいかどうかの判断が可能になる。そのために除電した後に帯電する際の電流を見てリークの有無を判定する。リークがなければ帯電電流で膜厚を検知しても誤差は生じない。一方リークの発生が見られた場合は2周目以降の帯電電流から1周当りのリーク電流を算出しておき、除電する際の電流にリーク電流を加算するとリークが補正された電流が検知でき、精度の良い膜厚検知が可能になる。
図7には、感光体2を−700Vに帯電する時に流れるDC電流と、帯電した感光体2を除電する時に流れるDC電流とを検知して感光体膜厚を測定する制御を示す。感光体2に−700VのDC電圧を印加して感光体2を帯電させ、その時流れるDC電流をDC電流検知部12で測定する。その後、感光体2に印加するDC電圧を−100Vに設定して除電する。このとき流れるDC電流をDC電流検知部12で測定する。除電してから帯電する際の帯電電流と再び除電する際の除電電流を比較することで、検知した膜厚が正しいかどうかを判定する。
除電電位を0V近辺に設定したときに生じる感光体電荷輸送層中のトラップレベル、或いは感光体表面がプラス電圧側に振られて起こるキャリア注入の影響を、除電電位を高く設定することで回避することができる。また積分開始と終了タイミングをDC電圧の切り替えタイミングに対して規定することで、高圧電源の制御上のスペックを緩めることが可能になる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施例では、感光体2の帯電時又は除電時にAC電流を印加しているが、AC電流に変えてAC電圧を印加することも可能である。
除電時に感光体2に印加するDC電圧をV1からV2まで変更していったときに、測定されるDC電流を示す図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 除電後に帯電を行う場合の動作タイミングを示す図である。 除電後に帯電を行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 帯電後に除電を行う場合の動作タイミングを示す図である。 帯電後に除電を行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 除電後に帯電を行い、さらにその後に除電を行う場合の動作タイミングを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置 2 感光体
3 帯電ロール 4 露光器
5 現像器 6 転写ロール
7 クリーニングブレード 8 除電ランプ
9 定着器 10 膜厚測定装置
11 電源部 12 DC電流検知部
13 膜厚検出部 14 タイミング制御部
15 DC電源 16 AC電源

Claims (1)

  1. 被帯電体に接触又は近接して配置され、前記被帯電体を帯電又は除電する接触部材と、
    前記被帯電体に供給する直流電圧を、前記被帯電体の基材と所定電位差を有する第1直流電圧と第2直流電圧とで切り換える切換手段と、
    前記切換手段で切り換えられた直流電圧に交流電流又は交流電圧を重畳して前記被帯電体に供給し、前記被帯電体に流れる直流電流を測定する測定手段と、
    前記測定手段で測定された直流電流を積分して電荷量を求め、該電荷量から前記被帯電体の膜厚を求める膜厚算出手段とを有し、
    前記切換手段は、積分開始時と積分終了時とで電圧が異なるように直流電圧を切り換え、
    前記被帯電体の基材と、前記第1直流電圧及び前記第2直流電圧との電位差が30V以上で、前記第1直流電圧及び前記第2直流電圧が前記接触部材への直流電圧であり、
    前記膜厚算出手段は、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して帯電状態にある前記被帯電体を除電した際に算出された第1電荷量と、前記接触部材に第2直流電圧を供給して除電状態にある前記被帯電体を帯電した際に算出された第2電荷量との差によりリーク電流が発生しているか否かを判定し、前記リーク電流が発生していないと判定される場合には、前記第2電荷量により前記被帯電体の膜厚を算出し、前記リーク電流が発生していると判定される場合には、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して前記被帯電体を帯電し、前記被帯電体の帯電の際に前記測定手段で測定される直流電流から前記被帯電体の1周当たりのリーク電流量を算出し、前記接触部材に前記第1直流電圧を供給して帯電状態にある前記被帯電体を除電し、除電の際に前記測定手段で測定される電流量に前記リーク電流量を加算した電流量から電荷量を求めて、前記被帯電体の膜厚を算出することを特徴とする膜厚測定装置。
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