JP4871108B2 - クロストーク補正方法およびx線ct装置 - Google Patents
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Description
また、X線検出器のクロストーク特性を測定し、その測定結果からクロストーク補正カーネルまたはフィルタを算出し、X線検出器で得られた観測値とクロストーク補正カーネルまたはフィルタのデコンボリューション処理によりクロストーク補正データを得るX線CT装置が知られている(例えば、特許文献2、3参照。)。
そこで、本発明の目的は、ボケの重み付け関数がX線検出器のセルによって異なる場合でも処理を高速化することが出来るクロストーク補正方法およびX線CT装置を提供することにある。
上記第1の観点によるクロストーク補正方法では、X線検出器の実際のボケの重み付け関数の行列[H]を均一成分行列[H0]と不均一成分行列[H1]とに分解するが、不均一成分行列[H1]の項のうち、ボケの重み付け関数が他と異なる少数のX線検出器のセルに関わる項に対し残りの多数の項の値は小さいから、これらを無視した不均一成分主要行列[H1’]を不均一成分行列[H1]の代わりに用いても有効なクロストーク補正効果が得られる。そして、不均一成分行列[H1]の代わりに不均一成分主要行列[H1’]を用いることにより、計算量を節減でき、処理を高速化することが出来る。
なお、[f]=[H][s]とし、[H]=[H0][H1]または[H]=[H1][H0]とする。
上記第2の観点によるクロストーク補正方法では、不均一成分行列[H1]の代わりに、絶対値が最大の項に対して絶対値が5%以下の項の値を0とした不均一成分主要行列[H1’]を用いることにより、計算量を節減でき、処理を高速化することが出来る。
上記第3の観点によるクロストーク補正方法では、均一成分行列[H0]を用いた処理では、行列演算ではなく、デコンボリューション処理を行うため、計算量を節減でき、処理を高速化することが出来る。
上記第4の観点によるクロストーク補正方法では、均一成分行列[H0]を用いた処理では、行列演算ではなく、デコンボリューション処理を行うため、計算量を節減でき、処理を高速化することが出来る。
上記第5の観点によるX線CT装置では、前記第1の観点によるクロストーク補正方法を好適に実施できる。
上記第6の観点によるX線CT装置では、前記第2の観点によるクロストーク補正方法を好適に実施できる。
上記第7の観点によるX線CT装置では、前記第3の観点によるクロストーク補正方法を好適に実施できる。
上記第8の観点によるX線CT装置では、前記第4の観点によるクロストーク補正方法を好適に実施できる。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と、テーブル装置10と、走査ガントリ20とを具備している。
ステップP1では、X線検出器24のクロストーク特性を測定し、その測定結果からボケの重み付け関数の行列[H]の逆行列[H]-1を算出する。
例えば、図3に示す如きクロストーク特性が測定されたならば、図4に示す如き行列[H]および図5に示す如き逆行列[H]-1を得る。
なお、図3の(0)〜(9)は、第0チャンネルch0〜第9チャンネルch9の個々にX線を入射したときに、当該チャンネルの信号値と両側に漏れる信号値のパーセンテージを表している。(4)(5)から判るように、第4チャンネルch4と第5チャンネルch5のクロストーク特性が他のチャンネルのクロストーク特性と異なっている。
例えば、図6に示すように、図3のクロストーク特性の第4チャンネルch4と第5チャンネルch5のクロストーク特性も他のチャンネルのクロストーク特性に合わせたクロストーク特性を想定し、これから図7に示す如き均一成分行列[H0]を得る。
例えば、図7に示す均一成分行列[H0]から、図8に示す逆行列[H0]-1を得る。
例えば、図7に示す均一成分行列[H0]と図5に示す逆行列[H]-1から、図9に示す逆行列[H1]-1を得る。
例えば、図9に示す逆行列[H1]-1から、図10に示す主要逆行列[H1’]-1を得る。
ステップC1では、被検体をスキャンして得られた観測値fと主要逆行列[H1’]-1とから不均一成分補正データf’を算出する。すなわち、[f’]=[H1]-1[f]である。
例えば、図12に示す観測値fと図10に示す主要逆行列[H1’]-1とから、図13に示す不均一成分補正データf’を算出する。
例えば、図13に示す不均一補正データf’と図8に示す逆行列[H0]-1とから、図14に示すクロストーク補正データsを算出する。すなわち、[s]=[H0]-1[f’]なる行列計算である。
ステップS2’およびステップS3’以外は、実施例1に係るクロストーク補正準備処理(図2)と基本的に同じであるので、ステップS2’およびステップS3’のみ説明する。
なお、ここでは、セルがxy方向に2次元配列されているX線検出器24を想定している。
ステップC1は、被検体をスキャンして得られた観測値fと主要逆行列[H1’]-1とから不均一成分補正データf’を算出する。すなわち、[f’]=[H1]-1[f]である。
ステップC21では、不均一成分補正データf’のフーリエ変換F’(n,m)を算出する。
ステップC22では、フーリエ変換F’(n,m)と逆関数W(n,m)とからクロストーク補正データs(x,y)のフーリエ変換S(n,m)を算出する。すなわち、S(n,m)=F’(n,m)・W(n,m)である。
ステップC23では、フーリエ変換S(n,m)を逆フーリエ変換してクロストーク補正データs(x,y)を算出する。
2 入力装置
3 中央処理装置
6 表示装置
7 記憶装置
10 テーブル装置
20 走査ガントリ
100 X線CT装置
Claims (8)
- X線検出器の実際のボケの重み付け関数の行列[H]とボケが均一に分布すると想定した場合のボケの重み付け関数を表す均一成分行列[H0]とから不均一成分行列[H1]を求める処理と、前記不均一成分行列[H1]の主要項以外の項を0とした不均一成分主要行列[H1’]を求める処理と、被検体をスキャンして得られた観測値fと前記均一成分行列[H0]と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出する処理とを有することを特徴とするクロストーク補正方法。
- 請求項1に記載のクロストーク補正方法において、前記不均一成分主要行列[H1’]を求める処理では、前記不均一成分行列[H1]の項のうち、絶対値が最大の項に対して絶対値が5%以下の項の値を0とすることを特徴とするクロストーク補正方法。
- 請求項1または請求項2に記載のクロストーク補正方法において、前記観測値fと前記均一成分行列[H0]と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出する処理では、前記観測値fと前記不均一成分主要行列[H1’]とから不均一成分補正データf’を算出し次いで前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからデコンボリューション処理によりクロストーク補正データsを算出するか又は前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とからデコンボリューション処理により均一成分補正データf”を算出し次いで前記均一成分補正データf”と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出することを特徴とするクロストーク補正方法。
- X線検出器の実際のボケの重み付け関数の行列[H]とボケが均一に分布すると想定した場合のボケの重み付け関数を表す均一成分行列[H0]とから不均一成分行列[H1]を求める処理と、前記観測値fと前記不均一成分行列[H1]とから不均一成分補正データf’を算出し次いで前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからクロストーク補正データsを算出するか又は前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とから均一成分補正データf”を算出し次いで前記均一成分補正データf”と前記不均一成分行列[H1]とからクロストーク補正データsを算出する処理とを有し、前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからクロストーク補正データsを算出する処理または前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とから均一成分補正データf”を算出する処理ではデコンボリューション処理を行うことを特徴とするクロストーク補正方法。
- X線検出器の実際のボケの重み付け関数の行列[H]とボケが均一に分布すると想定した場合のボケの重み付け関数を表す均一成分行列[H0]とから不均一成分行列[H1]を求める手段と、前記不均一成分行列[H1]の主要項以外の項を0とした不均一成分主要行列[H1’]を求める手段と、被検体をスキャンして得られた観測値fと前記均一成分行列[H0]と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出する手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
- 請求項5に記載のX線CT装置において、前記不均一成分主要行列[H1’]を求める手段は、前記不均一成分行列[H1]の項のうち、絶対値が最大の項に対して絶対値が5%以下の項の値を0とすることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項5または請求項6に記載のX線CT装置において、前記観測値fと前記均一成分行列[H0]と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出する手段では、前記観測値fと前記不均一成分主要行列[H1’]とから不均一成分補正データf’を算出し次いで前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからデコンボリューション処理によりクロストーク補正データsを算出するか又は前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とからデコンボリューション処理により均一成分補正データf”を算出し次いで前記均一成分補正データf”と前記不均一成分主要行列[H1’]とからクロストーク補正データsを算出することを特徴とするX線CT装置。
- X線検出器の実際のボケの重み付け関数の行列[H]とボケが均一に分布すると想定した場合のボケの重み付け関数を表す均一成分行列[H0]とから不均一成分行列[H1]を求める手段と、前記観測値fと前記不均一成分行列[H1]とから不均一成分補正データf’を算出し次いで前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからクロストーク補正データsを算出するか又は前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とから均一成分補正データf”を算出し次いで前記均一成分補正データf”と前記不均一成分行列[H1]とからクロストーク補正データsを算出する手段とを有し、前記不均一成分補正データf’と前記均一成分行列[H0]とからクロストーク補正データsを算出する処理または前記観測値fと前記均一成分行列[H0]とから均一成分補正データf”を算出する処理ではデコンボリューション処理を行うことを特徴とするX線CT装置。
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