JP4870434B2 - 瓶加熱装置 - Google Patents

瓶加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4870434B2
JP4870434B2 JP2006000653A JP2006000653A JP4870434B2 JP 4870434 B2 JP4870434 B2 JP 4870434B2 JP 2006000653 A JP2006000653 A JP 2006000653A JP 2006000653 A JP2006000653 A JP 2006000653A JP 4870434 B2 JP4870434 B2 JP 4870434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
bottle
cylinder
energization
heating cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006000653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007181527A (ja
Inventor
哲也 信藤
Original Assignee
株式会社 佐藤製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 佐藤製作所 filed Critical 株式会社 佐藤製作所
Priority to JP2006000653A priority Critical patent/JP4870434B2/ja
Publication of JP2007181527A publication Critical patent/JP2007181527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4870434B2 publication Critical patent/JP4870434B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、瓶加熱装置に関するものである。
従来から病院等で用いられている一度に多数の哺乳瓶Aを温めるための哺乳瓶加熱装置としては、図1に図示したように、多数の哺乳瓶Aを収納可能な槽B内に45℃程度のお湯を貯めておき、この湯に哺乳瓶Aを漬けておくことでミルクを乳幼児に授乳するのに適した人肌程度の温度(38乃至43℃程度)に温める構成が一般的である。
しかしながら、湯温45℃程度は雑菌が繁殖し易い温度であるため、槽B内の湯から特に水系感染のし易い菌が看護士の手等を介して乳幼児に感染することが懸念されている。
そのため、上記従来の哺乳瓶加熱装置においては毎日1回以上槽B内を洗浄・除菌して湯を交換する等の感染予防策を講じざるを得ないのが現状であり、メンテナンスが極めて厄介である。また、水を使う以上、水系感染の可能性を完全に否定することはできない。
本発明は、上述のような問題点を解決したもので、水を用いることなく効率良く哺乳瓶等の瓶を加熱することができ、水系感染のおそれが全くなく、極めてメンテナンス性及び清潔性に秀れる実用的な瓶加熱装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
液状物が収容された瓶1を所定温度に加熱して取り出す瓶加熱装置であって、前記瓶1を、摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径を有する高熱伝導性材料から成る複数の加熱用筒体2と、この加熱用筒体2に設けられ通電により発熱して前記加熱用筒体2を夫々加熱する電熱体3と、前記瓶1の底部若しくは側周部が接触する前記加熱用筒体2の底部20若しくは側周部19に直接接触するように設けられ、前記瓶1若しくは前記加熱用筒体2の温度を検知してこの検知温度に応じて前記加熱用筒体2に嵌合された前記瓶1内の液状物を所定温度に加熱し得るように前記電熱体3への通電を夫々制御するサーモスタット4とを備え、大きさが異なる複数種の前記瓶1を夫々摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径を有する複数種の前記加熱用筒体2を加熱槽25内に多数並設状態に設け、この加熱槽25を閉塞する蓋28に殺菌灯29及び前記加熱槽25内を目視するための窓30を設けたことを特徴とする瓶加熱装置に係るものである。
また、ミルクが収容された哺乳瓶1を、摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得るように前記加熱用筒体2の内径を設定したことを特徴とする請求項1記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記加熱用筒体2の底部内面23は、この加熱用筒体2に挿入配設される前記瓶1の底部外面17が略面接し得る形状に設定され、この加熱用筒体2の底部外面24に前記サーモスタット4を直接接触するように設けて、この加熱用筒体2の底部20の温度に応じて前記電熱体3への通電を制御するように前記サーモスタット4を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記加熱用筒体2の外側周面22を被覆するように断熱材5を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記加熱用筒体2の外側周面22に線状の電熱体3を巻回したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記検知温度が所定温度未満の場合には前記電熱体3への通電を開始し、前記検知温度が所定温度以上の場合には前記電熱体3への通電を停止するように前記サーモスタット4を構成したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記電熱体3への通電を停止した際、哺乳瓶1に収容されるミルクが約38乃至43℃となるように前記サーモスタット4を設定したことを特徴とする請求項記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記電熱体3への通電の開始若しくは停止を報知する通電報知機構を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記加熱用筒体2は、内筒7と、この内筒7が挿入される外筒6とから成り、この外筒6は前記内筒7を摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径に設定したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記加熱用筒体2は金属製であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
また、前記電熱体3として、シリコンゴムヒータ若しくはフィルムヒータを採用したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の瓶加熱装置に係るものである。
本発明は、上述のように構成したから、水を用いることなく効率良く哺乳瓶等の瓶を加熱することができ、水系感染のおそれが全くなく、極めてメンテナンス性及び清潔性に秀れた実用的な瓶加熱装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
加熱用筒体2に例えばミルクを収容した哺乳瓶1を挿入すると共に、電熱体3に通電してこの電熱体3を発熱させることで、前記哺乳瓶1を前記加熱用筒体2を介して加熱する。即ち、本発明は、従来の湯煎方式(所謂湿式加熱方式)と異なり、加熱用管体2を電熱体3により加熱することで哺乳瓶1を加熱する所謂乾式加熱方式であり、湿式加熱方式において懸念されるような水系感染のおそれは皆無となる。
また、加熱用筒体2は、高熱伝導性材料で形成されているから、前記電熱体3による加熱は良好に行われ、全体をより均一に加熱することが可能となる。即ち、例えば哺乳瓶をホットプレート上に載置して加熱する構成に比し、より均一に哺乳瓶1を加熱することができる。
電熱体3への通電はサーモスタット4により制御される。具体的には、例えばサーモスタット4を、哺乳瓶1に収容されるミルクが所定温度となる際の検知温度未満では通電し、前記検知温度以上では通電を停止するように設定する。
そして、通電が停止してミルクが所定温度に加熱されたらこの哺乳瓶1を加熱用筒体2から抜き出す。
この際、加熱用筒体2の内径は、前記哺乳瓶1が摺接状態若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る構成であるから、挿入抜出が阻害されず、且つ、この加熱用筒体2と哺乳瓶1との間の間隙は可及的に少なくなり、この隙間からの放熱を可及的に抑制することができ、哺乳瓶1を前記電熱体3及び加熱用筒体2によりそれだけ効率的に加熱できる。
また、各加熱用筒体2に夫々電熱体3及びサーモスタット4を設けることで、各哺乳瓶1毎に収容するミルクの量や、加熱開始時刻が異なっても、各哺乳瓶1を効率良く加熱することができる。即ち、例えば従来の湯煎方式のように、一定温度の湯に哺乳瓶を漬ける場合、加熱し過ぎるおそれはない反面、加熱に時間がかかる。この点、本発明は、各哺乳瓶1を独立して温度制御可能であるから、一の哺乳瓶1を電熱体3により高レートで加熱しても、他の哺乳瓶1に影響を及ぼすことがなく、より短時間で所定温度まで加熱することが可能となる。
また、例えば、前記加熱用筒体2の外側周面22を被覆するように断熱材5を設けた場合には、加熱用筒体2からの放熱を哺乳瓶1側のみに集中させて哺乳瓶1を一層良好に加熱することが可能となる。
また、例えば、前記加熱用筒体2の外側周面22に線状の電熱体3を巻回した場合には、加熱用筒体2の側周面を全周方向から一層効率的に加熱することが可能となる。
また、例えば、加熱を終了したことを報知する加熱報知機構を設けることで、時間等を計る必要なく単にミルクを充填した哺乳瓶1を加熱用筒体2に挿入するだけで哺乳瓶1を所定温度に加熱することが可能となる。
また、例えば、前記加熱用筒体2として、内筒7と、この内筒7が挿入される外筒6とから成り、この外筒6は前記内筒7を摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径に設定したものを採用した場合には、内筒7を外筒6から抜き出して洗浄・消毒殺菌等を簡易に行えることになり一層清潔となる。
従って、本発明は、水を用いることなく効率良く哺乳瓶を加熱することができ、水系感染のおそれが全くなく、極めてメンテナンス性及び清潔性に秀れた実用的な瓶加熱装置となる。
本発明の具体的な実施例について図2〜6に基づいて説明する。
本実施例は、ミルクが収容された哺乳瓶1を所定温度に加熱して取り出す瓶加熱装置であって、前記哺乳瓶1を、摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径を有する高熱伝導性材料から成る複数の加熱用筒体2と、通電により発熱して前記加熱用筒体2を夫々加熱する電熱体3と、前記哺乳瓶1の底部が接触する前記加熱用筒体2の底部に直接接触するように設けられ、前記加熱用筒体2の温度を検知してこの検知温度に応じて前記加熱用筒体2に嵌合された前記哺乳瓶1内のミルクを所定温度に加熱し得るように前記電熱体3への通電を夫々制御するサーモスタット4とから成るものである。
具体的には、図2に図示したように、複数の加熱用筒体2が立設状態で並設される基体8とこの基体8に被嵌され前記加熱用筒体2が挿通し得る複数の挿通孔11を有する蓋体9とから成る本体10に、前記加熱用筒体2,電熱体3及びサーモスタット4を設けたものである。本実施例においては、加熱用筒体2の上部開口部が露出し、加熱用筒体2の残余部分,電熱体3及びサーモスタット4は前記蓋体9により隠蔽状態に設けられている。尚、図中、符号12は電熱体3及びサーモスタット4と接続されるスイッチ、13は給電コードである。
各部を具体的に説明する。
加熱用筒体2は、アルミニウム製で哺乳瓶1の外側周面16と当接する内側周面21を有する側周部19と、この哺乳瓶1の底部外面17と当接する底部20とで構成されている。言い換えれば、一端が閉塞され他端が開放された有底筒体であり、一端側開口部から前記哺乳瓶1を挿入抜出し得るように構成している。尚、本実施例においてはアルミニウム製の加熱用筒体2を採用しているが、アルミニウム以外の金属例えばステンレス製等のものを採用しても良い。
具体的には、加熱用筒体2の内形状は、前記哺乳瓶1の外形状と略一致する形状に設定している。本実施例においては、哺乳瓶1の外側周面16と加熱用筒体2の内側周面21とが略全周にわたって摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して設けられるように構成している。
また、加熱用筒体2の内面にはフッ素樹脂加工が施されている。従って、清掃等をそれだけ容易に行えることになる。尚、本実施例においてはフッ素樹脂加工を施しているが、例えばアルマイト加工を施した場合も同様の効果を得ることができる。
また、加熱用筒体2の底部20は哺乳瓶1の底部の凸湾曲形状と略一致する凹湾曲形状面となるように設定している。具体的には、この加熱用筒体2の底部内面23は、図3に図示したようにこの加熱用筒体2に挿入配設される前記瓶1の底部外面17が略面接し得る形状に設定され、この加熱用筒体2の底部外面24に前記サーモスタット4を直接接触するように設けて、この加熱用筒体2の底部20の温度に応じて前記電熱体3への通電を制御するように前記サーモスタット4を構成している。図中、符号14は導線、15はプラグである。
従って、後記するように電熱体3を加熱用筒体2の外側周面22に設けることで、電熱体3により主に加熱用筒体2の側周面側が加熱され、サーモスタット4が設けられる底部20側の温度上昇はやや緩やかとなる。よって、加熱用筒体20の温度上昇に対して追従性良く温度制御を行うことが可能で、ミルクの温度を適温に加熱・保温することが可能となる。尚、上述のように瓶1の底部外面17が確実に面接する加熱用筒体2の底部外面24にサーモスタット4を設けるのが好ましいが、加熱用筒体2の外側周面22に設ける構成としても良い。
また、本実施例においては、加熱用筒体2の高さは、哺乳瓶1の開口部に設けられるキャップ18を摘んで挿入抜出し得る高さに設定している。具体的には、哺乳瓶1の上部開口部が露出し、且つ、少なくとも哺乳瓶1に収容されるミルク液面が加熱用筒体2に収容される高さに設定している。好ましくは哺乳瓶1の外側周面16にしてその径が略一定である等径部(径大部)の全部が加熱用筒体2内に収納される高さが望ましい。従って、哺乳瓶1に収容されるミルクを良好に加熱できるのは勿論、キャップ18を摘んで哺乳瓶1の加熱用筒体2への挿入も、図4に図示したような加熱終了後の哺乳瓶1を加熱用筒体2からの抜出も、極めて簡単に行えることになる。
加熱用筒体2の外側周面22には、線状の電熱体3が螺旋状に巻回されている。具体的には、電熱体3としてはシリコンゴムヒータが採用されている。シリコンゴムヒータは、導線等の線材とこの線材に被嵌されるシリコンチューブとで構成されている。このシリコンゴムヒータを加熱用筒体2の外側周面22に巻回することで、この加熱用筒体2に挿入嵌合される哺乳瓶1を全周方向から効率的に加熱することが可能となる。尚、本実施例においてはシリコンゴムヒータを採用しているが、他の構成のヒータ、例えばフィルムヒータ等を採用しても良い。
また、サーモスタット4は、前記検知温度が所定温度未満の場合には前記電熱体3への通電を開始し、前記検知温度が所定温度以上の場合には前記電熱体3への通電を停止するように構成されている。具体的には、前記加熱用筒体2の温度を直接検知して哺乳瓶1内に充填されるミルクが所望の温度となる所定の検知温度を検知すると前記電熱線3への通電を停止するように構成している。本実施例においては、前記電熱体3への通電を停止した際、前記瓶1としての哺乳瓶1に収容されるミルクが約38乃至43℃となるように前記サーモスタット4を設定している。
例えば、哺乳瓶1に収容されるミルクが約40℃となる際の加熱用筒体2の温度を予め計測しておき、この際の検知温度を前記電熱体3への通電を停止する温度に設定する。尚、電熱体3への通電を停止する温度と電熱体3への通電を開始する温度とが一致しない構成としても良い。
また、例えば、前記加熱用筒体2にミルクが充填された前記哺乳瓶1が挿入嵌合されたことを検知することで前記電熱体3及び前記サーモスタット4への通電を開始させ、前記哺乳瓶1が加熱用筒体2に挿入嵌合されるまでは前記電熱体3及び前記サーモスタット4へ通電をしないスイッチ機構を更に設けても良く、この場合には、前記哺乳瓶1が挿入嵌合されるまでは加熱用筒体2への通電が始まらず、それだけ効率的となる。具体的には、例えば冷蔵庫で冷やしておいた哺乳瓶1が加熱用筒体2に挿入されたことを検知することで通電を開始するように構成したりすると良い。
尚、前記本体10に、電熱体3への通電の開始及び停止を報知する通電報知機構(図示省略)を備えた構成としても良い。具体的には、例えば前記電熱体3へ通電している場合には点灯し、通電していない場合には消灯するLED等を設けても良い。
また、加熱用筒体2の外周には、この加熱用筒体2の外側周面22を隠蔽するように筒状の断熱材5が被嵌されている。具体的には、断熱材5は、前記加熱用筒体2に巻回される電熱体3を隠蔽するように設けられている。この筒状の断熱材5の内面には、前記電熱体3が嵌合する螺旋状の溝5aが設けられている。従って、前記電熱体3をより隙間なく加熱用筒体2と断熱材5との間に挟持状態に配設でき、熱気が外に逃げにくく、より効率的に哺乳瓶1を加熱できることになる。
尚、本実施例においては、断熱材5として上述のような筒状のものを採用しているが、薄いフィルム状の断熱材5を採用しても良い。
また、例えば図5に図示したように前記加熱用筒体2として、内筒7と、この内筒7が挿入される外筒6とから成り、この外筒6は前記内筒7を摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径に設定したものを採用しても良い。尚、内筒7の内形状は上述と同様に哺乳瓶の外形状と略一致するように構成し、外筒6の内形状は内筒7の外形状と略一致するように構成すると良い。この場合には、例えば外筒6を本体10に固定しておいても内筒7を外筒6から抜き出して洗浄・消毒殺菌等の処理をより簡単に行えることになる。
また、例えば図6に図示したように、異なる大きさの哺乳瓶31a・31b(100cc及び200cc)を多数並設状態に収容し得る加熱槽25とこの加熱槽25の上部開口部を閉塞する蓋28とから成る本体10を採用しても良い。具体的には、加熱槽25の上部開口部には、容量100ccの哺乳瓶31a・31bが挿通する挿通孔27a及び容量200ccの哺乳瓶16が挿通する挿通孔27bが複数並設状態に穿設された板体26が設けられ、加熱槽25内には、この板体26の挿通孔27a・27bと合致する位置に、内形状を夫々容量100ccの哺乳瓶31a及び容量200ccの哺乳瓶31bの外形状と略一致させた加熱用筒体2を設け、この加熱槽25の上部開口部に開閉自在に枢着される蓋28には、殺菌灯29と窓30を設けた構成としても良い。この場合、窓30を介して槽内を目視できるのは勿論、殺菌灯29により槽内を殺菌することができ、菌の繁殖を抑制でき、一層槽内の衛生向上を図ることが可能となる。
本実施例は上述のように構成したから、加熱用筒体2にミルクを収容した哺乳瓶1を挿入すると共に、電熱体3に通電してこの電熱体3を発熱させることで、前記哺乳瓶1を前記加熱用筒体2を介して加熱する。即ち、本実施例は、従来の湯煎方式(所謂湿式加熱方式)と異なり、加熱用管体2を電熱体3により加熱することで哺乳瓶1を加熱する所謂乾式加熱方式であり、湿式加熱方式において懸念されるような水系感染のおそれは皆無となる。
また、加熱用筒体2は、熱伝導率の高い金属製(アルミニウム製)であるから、前記電熱体3による加熱は良好に行われ、全体をより均一に加熱することが可能となる。
電熱体3への通電はサーモスタット4により制御される。具体的には、例えばサーモスタット4を、哺乳瓶1に収容されるミルクが所定温度となる際の検知温度未満では通電し、前記検知温度以上では通電を停止するように設定する。
そして、通電が停止してミルクが所定温度に加熱されたらこの哺乳瓶1を加熱用筒体2から抜き出す。
この際、加熱用筒体2の内径は、前記哺乳瓶1が摺接状態若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る構成であるから、挿入抜出が阻害されず、且つ、この加熱用筒体2と哺乳瓶1との間の間隙は可及的に少なくなり、この隙間からの放熱を可及的に抑制することができ、哺乳瓶1を前記電熱体3及び加熱用筒体2によりそれだけ効率的に加熱できる。
また、各加熱用筒体2に夫々電熱体3及びサーモスタット4を設けることで、各哺乳瓶1毎に収容するミルクの量や、加熱開始時刻が異なっても、各哺乳瓶1を効率良く加熱することができる。
また、前記加熱用筒体2の外側周面22を被覆するように断熱材5を設けたから、加熱用筒体2からの放熱を哺乳瓶1側のみに集中させて哺乳瓶1を一層良好に加熱することが可能となる。
また、前記加熱用筒体2の外側周面22に線状の電熱体3を巻回したから、加熱用筒体2の側周面を全周方向から一層効率的に加熱することが可能となる。
また、加熱を終了したことを報知する加熱報知機構を設けることで、時間等を計る必要なく単にミルクを充填した哺乳瓶1を加熱用筒体2に挿入するだけで哺乳瓶1を所定温度に加熱することが可能となる。
従って、本実施例は、水を用いることなく効率良く哺乳瓶を加熱することができ、水系感染のおそれが全くなく、極めてメンテナンス性及び清潔性に秀れた実用的な瓶加熱装置となる。
本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
従来例の概略説明斜視図である。 本実施例の概略説明斜視図である。 本実施例の一部を切り欠いた概略説明断面図である。 本実施例の概略説明図である。 別例の概略説明図である。 別例の一部を切り欠いた概略説明斜視図である。
1 瓶
2 加熱用筒体
3 電熱体
4 サーモスタット
5 断熱体
6 外筒
7 内筒
17 底部外面
19 側周部
20 底部
22 外側周面
23 底部内面
24 底部外面
25 加熱槽
28
29 殺菌灯
30

Claims (11)

  1. 液状物が収容された瓶を所定温度に加熱して取り出す瓶加熱装置であって、前記瓶を、摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径を有する高熱伝導性材料から成る複数の加熱用筒体と、この加熱用筒体に設けられ通電により発熱して前記加熱用筒体を夫々加熱する電熱体と、前記瓶の底部若しくは側周部が接触する前記加熱用筒体の底部若しくは側周部に直接接触するように設けられ、前記瓶若しくは前記加熱用筒体の温度を検知してこの検知温度に応じて前記加熱用筒体に嵌合された前記瓶内の液状物を所定温度に加熱し得るように前記電熱体への通電を夫々制御するサーモスタットとを備え、大きさが異なる複数種の前記瓶を夫々摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径を有する複数種の前記加熱用筒体を加熱槽内に多数並設状態に設け、この加熱槽を閉塞する蓋に殺菌灯及び前記加熱槽内を目視するための窓を設けたことを特徴とする瓶加熱装置。
  2. ミルクが収容された哺乳瓶を、摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得るように前記加熱用筒体の内径を設定したことを特徴とする請求項1記載の瓶加熱装置。
  3. 前記加熱用筒体の底部内面は、この加熱用筒体に挿入配設される前記瓶の底部外面が略面接し得る形状に設定され、この加熱用筒体の底部外面に前記サーモスタットを直接接触するように設けて、この加熱用筒体の底部の温度に応じて前記電熱体への通電を制御するように前記サーモスタットを構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  4. 前記加熱用筒体の外側周面を被覆するように断熱材を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  5. 前記加熱用筒体の外側周面に線状の電熱体を巻回したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  6. 前記検知温度が所定温度未満の場合には前記電熱体への通電を開始し、前記検知温度が所定温度以上の場合には前記電熱体への通電を停止するように前記サーモスタットを構成したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  7. 前記電熱体への通電を停止した際、哺乳瓶に収容されるミルクが約38乃至43℃となるように前記サーモスタットを設定したことを特徴とする請求項記載の瓶加熱装置。
  8. 前記電熱体への通電の開始若しくは停止を報知する通電報知機構を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  9. 前記加熱用筒体は、内筒と、この内筒が挿入される外筒とから成り、この外筒は前記内筒を摺接状態で若しくは僅かな隙間を介して挿入抜出し得る内径に設定したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  10. 前記加熱用筒体は金属製であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
  11. 前記電熱体として、シリコンゴムヒータ若しくはフィルムヒータを採用したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の瓶加熱装置。
JP2006000653A 2006-01-05 2006-01-05 瓶加熱装置 Expired - Fee Related JP4870434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000653A JP4870434B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 瓶加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000653A JP4870434B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 瓶加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007181527A JP2007181527A (ja) 2007-07-19
JP4870434B2 true JP4870434B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38338108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000653A Expired - Fee Related JP4870434B2 (ja) 2006-01-05 2006-01-05 瓶加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4870434B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036432A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Hino Motors Ltd ベンチレータ内部の結露防止装置
CN104902795B (zh) * 2013-01-08 2017-05-31 麦家俊 瓶器温度控制器
JP5940574B2 (ja) * 2014-03-03 2016-06-29 三田理化工業株式会社 母乳殺菌装置
JP6235069B2 (ja) * 2016-05-17 2017-11-22 三田理化工業株式会社 母乳殺菌装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS431748Y1 (ja) * 1965-06-09 1968-01-25
JPS4975165A (ja) * 1972-11-20 1974-07-19
JPH09238831A (ja) * 1996-03-01 1997-09-16 Kichinosuke Nagashio 哺乳ビンの保温装置
JP3479178B2 (ja) * 1996-03-05 2003-12-15 株式会社日立ホームテック 炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007181527A (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8866050B2 (en) Baby bottle warmer and method of using same
US4544529A (en) Bottle sterilizer
JP4870434B2 (ja) 瓶加熱装置
KR20030078939A (ko) 보유 장치 및 가열 살균 물품
WO2014061346A1 (ja) ウォーターサーバー
KR20180090908A (ko) 휴대용 살균가열 장치
US20110259864A1 (en) Digital Auto Hot Towel Cabinet Systems
JP2009000394A (ja) 足温浴器
JP5678267B2 (ja) 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法
KR101761490B1 (ko) 용기 건조장치
KR20090083088A (ko) 살균보온물통이 장착된 젖병소독기의 구조
KR101853438B1 (ko) 살균기능을 구비한 텀블러
CN108185795B (zh) 液体加热容器及其紫外线发生组件控制方法
TW200526278A (en) Sterilizing apparatus and sterilizing method
WO2018167014A1 (en) An apparatus and a method of sterilizing and drying at least one article
KR101535490B1 (ko) 비전기식 핫에어 순환구조의 요거트 간편발효기
US8809745B1 (en) Infant bottle and food warmer
ES2607076T3 (es) Aparato para la higienización y desinfección de cepillos
KR101957111B1 (ko) 가열포트 겸용 휴대용 텀블러
JP6219082B2 (ja) 飲料水給水器及び給水器加熱滅菌方法
KR20180068689A (ko) 젖병 소독 기능을 구비한 전기 포트
KR20130002149A (ko) 가열용 히터를 포함하는 수족관
JP6235317B2 (ja) 消毒装置
CN213216503U (zh) 一种具有消毒装置的液体加热器
CN217523818U (zh) 一种基于巴氏杀菌的便携式母乳消毒机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4870434

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees