JP4869864B2 - ウエーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、ウエーハの加工方法に関するものである。
IC,LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されて形成されたウエーハは、ダイシング装置等の切削装置によって個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコン等の電子機器に利用される。
切削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削ブレードが装着された切削手段と、チャックテーブルをX軸方向に加工送りする加工送り手段と、切削手段をX軸方向と直交するY軸方向に割り出し送りする割り出し送り手段と、複数のウエーハを収容したカセットが載置されるカセットテーブルと、カセットからウエーハを搬出する搬出手段と、搬出されたウエーハを仮置きする仮置きテーブルと、仮置きテーブルに仮置きされたウエーハをチャックテーブルに搬送する搬送手段と、チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像し切削すべき領域を検出するアライメント手段と、を備えて構成されており、ウエーハを効率よく個々のデバイスに分割することができる。
このような切削装置では、切削ブレードとしては、一般にダイヤモンド等からなる砥粒をニッケル等の金属メッキで結合してなる電鋳ブレードが用いられるが、砥粒の保持力が高いため、ウエーハとの馴染みが悪いと、切削によって形成される切削溝の両側に比較的大きな欠けが生じ、品質を低下させる原因となる。そこで、ウエーハを切削している最中に切削ブレードが破損した場合には、切削手段に装着された切削ブレードを新たな切削ブレードと交換した後、切削対象であるウエーハと実質的に同質の材料で形成されたダミーウエーハを切削して新たな切削ブレードをウエーハに馴染ませるプリカットと称される切削作業を行う必要がある。
特開昭62−53804号公報 特許第3765265号公報
ところが、従来の切削装置を用いたウエーハの加工方法にあっては、ウエーハを切削している最中に切削ブレードが破損して新たな切削ブレードに交換してプリカットを行わせる場合には、切削途中のウエーハをチャックテーブルから外してプリカット用のダミーウエーハに載せ換え、ダミーウエーハに対するプリカット動作が終了した後、ダミーウエーハをチャックテーブルから外して切削途中であったウエーハを載せ換えて切削動作を行わせる必要があり、煩わしく、極めて加工効率の悪いものとなっている。また、切削途中のウエーハをチャックテーブルに載せ換えても、元の載置状態とは、ずれが生ずるために、再度アライメント作業を行う必要がある上に、オペレータによるマニュアルカットに変更して切削動作を行う必要がある。
ちなみに、特許文献1,2等によれば、2つのチャックテーブルを備え、一方のチャックテーブル上でウエーハに対する切削動作を実行しながら、他方のチャックテーブル上に保持された切削前のウエーハに対してアライメント作業を並行して行えるようにした切削装置が提案されているが、適正なプリカット処理の仕方については何ら言及されておらず、上記不具合を解決するものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ウエーハに対する切削途中で切削ブレードが破損して新たな切削ブレードに交換することでプリカット処理が必要となっても、切削途中のウエーハの取り外しを要せず再アライメントも不要で、効率よくウエーハを加工し得るウエーハの加工方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るウエーハの加工方法は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削ブレードが装着された切削手段と、前記チャックテーブルをX軸方向に加工送りする加工送り手段と、前記切削手段をX軸方向と直交するY軸方向に割り出し送りする割り出し送り手段と、複数のウエーハを収容したカセットが載置されるカセットテーブルと、前記カセットからウエーハを搬出する搬出手段と、搬出されたウエーハを仮置きする仮置きテーブルと、該仮置きテーブルに仮置きされたウエーハを前記チャックテーブルに搬送する搬送手段と、前記チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像し切削すべき領域を検出するアライメント手段と、を備え、前記チャックテーブルは、互いに隣接して配設された第1のチャックテーブルと第2のチャックテーブルとからなり、前記加工送り手段は、前記第1のチャックテーブルを加工送りする第1の加工送り手段と前記第2のチャックテーブルを加工送りする第2の加工送り手段とからなる切削装置を用いるウエーハの加工方法であって、前記第1のチャックテーブルまたは前記第2のチャックテーブルのいずれかに前記カセットから前記仮置きテーブルに搬出されたウエーハを前記搬送手段によって搬送して保持するウエーハ保持工程と、前記チャックテーブルに保持されたウエーハを前記アライメント手段の直下に位置付けて切削すべき領域を検出するアライメント工程と、前記チャックテーブルに保持され前記アライメント工程が実行されたウエーハに対して前記切削手段の前記切削ブレードを位置付けてウエーハを切削する切削工程と、該切削工程によるウエーハの切削途中で前記切削ブレードを新たな切削ブレードに交換する際に、切削途中のウエーハは前記チャックテーブルに保持されたままとし、切削途中のウエーハを保持していない方の前記チャックテーブルにダミーウエーハを保持させて新たな切削ブレードが装着された前記切削手段でダミーウエーハを切削するプリカットを実行するプリカット工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るウエーハの加工方法は、上記発明において、第1の切削ブレードが装着された第1の切削手段と、前記第1の切削ブレードと同一構造からなり該第1の切削ブレードに対峙する第2の切削ブレードが装着された第2の切削手段とからなり同一のウエーハに対する切削を同時に並行して行う前記切削手段を備える切削装置を用い、前記プリカット工程は、前記第1の切削ブレードと前記第2の切削ブレードとのうちで該プリカット工程においてダミーウエーハを保持する前記チャックテーブル側に位置する前記切削ブレードでダミーウエーハを切削するプリカットを実行する場合には、切削途中のウエーハに対して他方の前記切削ブレードを用いて前記切削工程を続行させ、他方の前記切削ブレードでダミーウエーハを切削するプリカットを実行する場合には、切削途中のウエーハに対する前記切削工程を該プリカット工程終了まで中断させる工程を含むことを特徴とする。
また、本発明のウエーハの加工方法は、上記発明において、前記プリカット工程で用いるダミーウエーハは、前記カセットに収容されていることを特徴とする。
また、本発明に係るウエーハの加工方法は、上記発明において、前記プリカット工程で用いるダミーウエーハは、前記カセットテーブルの下部に形成されたダミーウエーハ収容部に収容されていることを特徴とする。
本発明に係るウエーハの加工方法によれば、切削の最中に切削ブレードが破損して新たな切削ブレードに交換しダミーウエーハを切削することで新たな切削ブレードの切れ味を馴染ませるプリカット動作を行う場合であっても、チャックテーブルが2個あることを利用して、切削途中のウエーハはチャックテーブルに保持されたままとし、他方のチャックテーブルにダミーウエーハを保持させてプリカット動作を遂行させることができ、切削途中のウエーハの取り外しを要せず再アライメントも不要となり、効率よくウエーハを加工することができるという効果を奏する。
特に、それぞれ切削ブレードが装着された2つの切削手段を備え、同一のウエーハに対する切削を対峙させた2つの切削ブレードで同時に並行して行う、いわゆるデュアルカット方式の場合であれば、交換を要しない切削ブレードと切削途中のウエーハとの位置関係によっては、交換した切削ブレードによるダミーウエーハに対するプリカット動作中に切削途中のウエーハに対する切削動作を続行して行わせることができ、ウエーハ加工の効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態であるウエーハの加工方法について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のウエーハの加工方法を実施するために用いる切削装置の一部を切り欠いて示す斜視図であり、図2は、図1に示す切削装置の要部を示す斜視図であり、図3は、切削手段周りの構成例を示す斜視図であり、図4は、切削手段周りの構成例を示す側面図である。
本実施の形態の切削装置1は、ウエーハWを分割予定ラインに沿って切削するものであり、概略構成として、図1に示すように、カセットテーブル2、搬出手段3、仮置きテーブル4、搬送手段5とともに、チャックテーブル20、切削手段30、加工送り手段40、割り出し送り手段50、切り込み送り手段60、アライメント手段70およびアライメント割り出し送り手段80を備える。
カセットテーブル2は、保持テープTを介して円環状のフレームFと一体となった状態の複数のウエーハWを収納したカセット6が載置されてZ軸方向に昇降自在なテーブルであり、装置筐体7の一端に配設されている。ここで、カセット6内には、切削対象であるウエーハWの他、該ウエーハWと実質的に同質の材料で形成されたダミーウエーハDWが例えば最下層に1枚収容されている。また、ウエーハWは、表面に格子状に形成された複数の分割予定ライン(ストリート)によって複数の矩形状の領域が形成され、これら複数の矩形状の領域にそれぞれデバイスが形成されたものである。搬出手段3は、カセット6に収容されたウエーハWを搬送手段5が搬送可能な仮置きテーブル4に搬出し、仮置きテーブル4は搬出手段3によって搬出されたウエーハWを仮置きする。搬送手段5は、仮置きテーブル4に搬出されたウエーハWのフレームF部分を把持してチャックテーブル20上に搬送するためのものである。ここで、本実施の形態では、後述するようにチャックテーブル20がY軸方向に互いに隣接して配設された2つのチャックテーブルからなり、搬送手段5の門型支柱構造で形成された搬送レール5a部分は仮置きテーブル4部分から2つのチャックテーブル部分に亘って移動し得る長さに設定されている。
また、チャックテーブル20はウエーハWを保持し、切削手段30は、チャックテーブル20に保持されたウエーハWを切削する切削ブレード33を備え、加工送り手段40は、チャックテーブル20をX軸方向に加工送りし、割り出し送り手段50は、切削手段30をY軸方向に割り出し送りし、切り込み送り手段60は、切削手段30をZ軸方向に切り込み送りし、アライメント手段70は、チャックテーブル20に保持されたウエーハWを撮像し切削すべき領域を検出し、アライメント割り出し送り手段80は、アライメント手段70をY軸方向に割り出し送りする。
ここで、本実施の形態では、チャックテーブル20は、図2に示すように、Y軸方向に隣接するように配設された第1のチャックテーブル20aと第2のチャックテーブル20bとからなる。これに対応して、図2〜図4等に示すように、切削手段30、加工送り手段40、割り出し送り手段50、切り込み送り手段60、アライメント手段70およびアライメント割り出し送り手段80も、それぞれ第1,第2の切削手段30a,30b、第1,第2の加工送り手段40a,40b、第1,第2の割り出し送り手段50a,50b、第1,第2の切り込み送り手段60a,60b、第1,第2のアライメント手段70a,70bおよび第1,第2のアライメント割り出し送り手段80a,80bからなり、これら部材は装置筐体7内に設けられた基台8上に配設されている。以下、これらの構成例を図2〜図4を参照して説明する。
第1,第2のチャックテーブル20a,20bは、多孔質セラミックス等の多孔性材料から構成されたもので、図示しない吸引手段に接続されている。したがって、第1,第2のチャックテーブル20a,20bを吸引手段によって吸引源に選択的に連通することにより、載置面上に載置されたウエーハWやダミーウエーハDWを吸引保持する。これら第1,第2のチャックテーブル20a,20bは、それぞれ第1,第2の円筒部材21a,21b上に回転可能に配設されて、第1,第2の円筒部材21a,21b内に設けられた図示しないパルスモータ等の駆動源に連結され、適宜回動されるように構成されている。なお、円筒部材21a,21bの上端部には、矩形状の第1,第2のカバー部材22a,22bが配設され、第1,第2のカバー部材22a,22bの上面には、後述する第1,第2の切削ブレードの位置を検出するための第1,第2のブレード検出手段23a,23bが配設されている。また、第1,第2のカバー部材22a,22bのX軸方向両端には、伸縮自在な図示しない蛇腹部材が連結され、第1,第2のチャックテーブル20a,20bが加工送りされて位置変位しても、第1,第2のカバー部材22a,22bとともに第1,第2の加工送り手段40a,40bの上方を常時覆う構造とされている。
第1,第2の加工送り手段40a,40bは、第1,第2の円筒部材21a,21bが搭載された第1,第2の支持基台41a,41bをX軸方向に移動させることで、第1,第2のチャックテーブル20a,20bをそれぞれ第1,第2の切削手段30a,30bに対してX軸方向に加工送り(切削送り)するためのものである。これら第1,第2の加工送り手段40a,40bは、X軸方向に配設されたボールねじ42a,42bと、ボールねじ42a,42bの一端に連結されたパルスモータ43a,43bと、ボールねじ42a,42bと平行に基台8上に配設された一対のガイドレール44a,44bとから構成され、ボールねじ42a,42bには、支持基台41a,41bの下部に設けられた図示しないナットが螺合している。ボールねじ42a,42bは正逆転自在なパルスモータ43a,43bに駆動されて回転し、それに伴って支持基台41a,41bがガイドレール44a,44bにガイドされてX軸方向に往復移動する構成となっている。
また、本実施の形態の切削装置1は、ガイドレール44a,44bを跨いでX軸方向に直交するように基台8上に配設されて第1,第2のチャックテーブル20a,20bのX軸方向の移動を妨げないように門型形状に形成された支持フレーム9を備え、この支持フレーム9のY軸方向に沿って配設された支持部9aに、第1,第2の切削手段30a,30b、第1,第2の割り出し送り手段50a,50b、第1,第2の切り込み送り手段60a,60b、第1,第2のアライメント手段70a,70bおよび第1,第2のアライメント割り出し送り手段80a,80bが搭載されている。なお、支持フレーム9の両側の支柱9b,9cの一部は幅広に形成され、幅広部分には、第1,第2の切削手段30a,30bのY軸方向の移動を許容する開口9d,9eが形成されている。
第1,第2のアライメント手段70a,70bは、支持フレーム9の支持部9aのX軸方向の片面においてそれぞれ第1,第2のチャックテーブル20a,20bに対応させて配設されたもので、第1,第2の移動ブロック71a,71bと、第1,第2の移動ブロック71a,71bに装着された第1,第2の撮像手段72a,72bとからなる。第1,第2の撮像手段72a,72bは、それぞれCCD等の撮像素子を備えており、第1,第2のチャックテーブル20a,20b上に保持されたウエーハWを上方から撮像可能であり、撮像した画像信号を図示しない制御手段に出力する。
第1,第2のアライメント割り出し送り手段80a,80bは、第1,第2の撮像手段72a,72bが搭載された第1,第2の移動ブロック71a,71bをY軸方向に移動させることで、第1,第2のアライメント手段70a,70bをそれぞれ第1,第2のチャックテーブル20a,20b上のウエーハWに対してY軸方向に割り出し送りするためのものである。これら第1,第2のアライメント割り出し送り手段80a,80bは、支持部9aの片面でY軸方向に配設されたボールねじ81a,81bと、ボールねじ81a,81bの一端に連結されたパルスモータ82a,82bと、ボールねじ81a,81bと平行に支持部9aの片面に配設された一対の共通なガイドレール83とから構成され、ボールねじ81a,81bには、移動ブロック71a,71b内に設けられた図示しないナットが螺合している。ボールねじ81a,81bは正逆転自在なパルスモータ82a,82bに駆動されて回転し、それに伴って移動ブロック71a,71bがガイドレール83にガイドされてY軸方向に往復移動する構成となっている。
第1,第2の切削手段30a,30bは、支持フレーム9の支持部9aの下部に配設されたもので、図3および図4に示すように、スピンドルハウジング31a,31bと、スピンドルハウジング31a,31bに回転可能に支持された回転スピンドル32a,32bと、回転スピンドル32a,32bの一端に交換自在に装着された第1,第2の切削ブレード33a,33bと、第1,第2の切削ブレード33a,33bに切削水を供給する切削水供給ノズル34a,34bと、第1,第2の切削ブレード33a,33bを覆うブレードカバー35a,35bおよび回転スピンドル32a,32bを回転駆動する図示しないサーボモータを備えている。ここで、回転スピンドル32a,32bの軸線方向はY軸方向で示す割り出し方向で一致するように配設され、同一のウエーハWに対する切削を同時に並行して行うデュアルカットのために同一構造からなる第1,第2の切削ブレード33a,33bがY軸方向において対峙するように設定されている。
第1,第2の切り込み送り手段60a,60bは、第1,第2の切削手段30a,30bを搭載した第1,第2の切り込み移動基台61a,61bをZ軸方向に移動させることで、第1,第2の切削ブレード33a,33bをチャックテーブル20aまたは20b上のウエーハWに対してZ軸方向に切り込み送りするためのものである。ここで、第1,第2の切り込み移動基台61a,61bは、Y軸方向に見て略L字形状に形成されて第1,第2の切削ブレード33a,33bを内側に位置させてスピンドルハウジング31a,31bが真下に装着されているとともに支持部9aのX軸方向の他面に配設されている。これら第1,第2の切り込み送り手段60a,60bは、Z軸方向に配設されたボールねじ62a,62bと、ボールねじ62a,62bの一端に連結されたパルスモータ63a,63bと、ボールねじ62a,62bと平行に第1,第2の割り出し移動基台51a,51b上に配設された一対のガイドレール64a,64bとから構成され、ボールねじ62a,62bには、切り込み移動基台61a,61b内に設けられた図示しないナットが螺合している。ボールねじ62a,62bは正逆転自在なパルスモータ63a,63bに駆動されて回転し、それに伴って切り込み移動基台61a,61bがガイドレール64a,64bにガイドされてZ軸方向に往復移動する構成となっている。
第1,第2の割り出し送り手段50a,50bは、Z軸方向に移動自在な第1,第2の切り込み移動基台61a,61bを備える第1,第2の割り出し送り移動基台51a,51bをY軸方向に移動させることで、第1,第2の切削ブレード33a,33bをチャックテーブル20aまたは20b上のウエーハWに対してY軸方向に割り出し送りするためのものである。これら第1,第2の割り出し送り手段50a,50bは、Y軸方向に配設されたボールねじ52a,52bと、ボールねじ52a,52bの一端に連結されたパルスモータ53a,53bと、ボールねじ52a,52bと平行に支持部9aのX軸方向多面側に配設された一対の共通なガイドレール54とから構成され、ボールねじ52a,52bには、割り出し移動基台51a,51b内に設けられた図示しないナットが螺合している。ボールねじ52a,52bは正逆転自在なパルスモータ53a,53bに駆動されて回転し、それに伴って割り出し移動基台51a,51bがガイドレール54にガイドされてY軸方向に往復移動する構成となっている。ここで、これら第1,第2の割り出し送り手段50a,50bによる第1,第2の切削ブレード33a,33bの割り出し送り量は、チャックテーブル20a,20b間に跨って移動し得るように設定されている。
つづいて、このような切削装置1を用いるウエーハWの加工方法について説明する。まず、カセット6から搬出手段3でウエーハWを仮置きテーブル4上に搬出し、仮置きテーブル4に搬出されたウエーハWを搬送手段5によって第1のチャックテーブル20a上に搬送する。このとき、第1のチャックテーブル20aは、図2に示すウエーハ着脱位置に位置付けられている。そして、図示しない吸引手段を作動させることで、ウエーハWを第1のチャックテーブル20a上に吸引保持する(ウエーハ保持工程)。
引き続き、ウエーハWを吸引保持した第1のチャックテーブル20aを、第1の加工送り手段40aの作動により、第1のアライメント手段70aのアライメント領域に移動させる。そして、第1のアライメント割り出し送り手段80aを作動させて、第1のアライメント手段70aの第1の撮像手段72aの直下に第1のチャックテーブル20aに保持されたウエーハWが位置付けられるように移動させる。そこで、第1の撮像手段72aによって第1のチャックテーブル20a上のウエーハWの表面を撮像し、ウエーハWの表面に形成された分割予定ラインを検出し、第1,第2の切削ブレード33a,33bによる切削加工動作の位置付けに供する(アライメント工程)。
このように第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対して第1のアライメント手段70aでアライメント工程を実行している間に、搬送手段5によってウエーハWが図2に示すウエーハ着脱位置に位置付けられている第2のチャックテーブル20b上に搬送される。そして、第2のチャックテーブル20b上に載置されたウエーハWを、図示しない吸引手段を作動させることで、第2のチャックテーブル20b上に吸引保持する(ウエーハ保持工程)。
引き続き、ウエーハWを吸引保持した第2のチャックテーブル20aを、第2の加工送り手段40bの作動により、第2のアライメント手段70bのアライメント領域に移動させる。そして、第2のアライメント割り出し送り手段80bを作動させて、第2のアライメント手段70bの第2の撮像手段72bの直下に第2のチャックテーブル20bに保持されたウエーハWが位置付けられるように移動させ、第2の撮像手段72bによって第2のチャックテーブル20b上のウエーハWの表面を撮像し、ウエーハWの表面に形成された分割予定ラインを検出するアライメント工程を実行する。このアライメント工程も、上述のアライメント工程と同様に実行する。
一方、前述の第1の撮像手段72aによるアライメント工程が終了したら、第1の切削手段30aの割り出し送り手段50aを作動して第1の切削手段30aの第1の切削ブレード33aを第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに形成された中央の分割予定ラインと対応する位置に位置付け、さらに、第1の切り込み送り手段60aを作動して第1の切削ブレード33aを下降させて所定の切り込み送り位置に位置付ける。同様に、第2の切削手段30bの割り出し送り手段50bを作動して第2の切削手段30bの第2の切削ブレード33bを第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに形成された端部の分割予定ラインと対応する位置に位置付け、さらに、第2の切り込み送り手段60bを作動して第2の切削ブレード33bを下降させて所定の切り込み送り位置に位置付ける。そして、第1,第2の切削手段30a,30bの第1,第2の切削ブレード33a,33bを回転させつつ第1の加工送り手段40aを作動させて第1のチャックテーブル20aをX軸方向に加工送りすることで、第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWの所定の分割予定ラインを高速回転する第1,第2の切削ブレード33a,33bによって切削する(切削工程)。すなわち、第1,第2の切削ブレード33a,33bは、図5−1に示すように、同一のウエーハWに対する切削を同時に並行してデュアルカット方式で実行する。
第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWの所定の分割予定ラインに沿って切削が行われると、第1,第2の切削手段30a,30bの第1,第2の割り出し送り手段50a,50bを分割予定ラインの間隔分だけY軸方向に割り出し送りし、再び上述の切削工程を実行する。このようにして、割り出し送りを繰り返しながら切削工程をその都度実行することにより、ウエーハWは所定方向に形成された全ての分割予定ラインに沿って切削される。所定方向に形成された全ての分割予定ラインに沿ってウエーハWを切削したら、ウエーハWを保持した第1のチャックテーブル20aを90度回転させる。そして、第1のチャックテーブル20aに保持されたウエーハWに対して、上述の割り出し送りを伴う切削工程を繰り返し実行することで、ウエーハWは格子状に形成された全ての分割予定ラインに沿って切削され、個々のデバイスチップに分割される。なお、ウエーハWは、個々のデバイスチップに分割されても、環状のフレームFに装着された保持テープTに貼着されているので、ばらばらにはならずウエーハの形態が維持される。
このような第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する切削工程が終了したら、第2のチャックテーブル20b上に保持されてアライメント工程実行済みのウエーハWに対して、第1,第2の切削ブレード33a,33bによる切削工程を上述の場合と同様にデュアルカット方式で実行する。
一方、第2のチャックテーブル20b上に保持されたウエーハWに対する切削工程の実行中に、切削工程が終了したウエーハWを保持した第1のチャックテーブル20aは切削領域からウエーハ着脱位置に向けて第1の加工送り手段40aによって移動し、このウエーハ着脱位置でウエーハWに対する吸引保持が解除される。そして、個々のデバイスチップに分割されたウエーハWは、搬送手段5によって次工程に搬送される。分割済みのウエーハWの次工程への搬送が終了すると、第1のチャックテーブル20a上に次のウエーハWを搬送して保持するウエーハ保持工程を実行し、その後、アライメント工程、切削工程を順次実行する。
また、第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する切削工程の実行中に、切削工程が終了したウエーハWを保持した第2のチャックテーブル20bは切削領域からウエーハ着脱位置に向けて第2の加工送り手段40bによって移動し、このウエーハ着脱位置でウエーハWに対する吸引保持が解除される。そして、個々のデバイスチップに分割されたウエーハWは、搬送手段5によって次工程に搬送される。分割済みのウエーハWの次工程への搬送が終了すると、第2のチャックテーブル20b上に次のウエーハWを搬送して保持するウエーハ保持工程を実行し、その後、アライメント工程、切削工程を順次実行する。
つづいて、このようなウエーハWに対する切削途中で、第1,第2の切削ブレード33a,33bのいずれかに破損を生じて、新たな切削ブレードに交換した場合の処理について説明する。
まず、例えば図5−1に示すような第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する第1,第2の切削ブレード33a,33bによる切削途中で、第2の切削ブレード33bに破損が生じて、第2の切削ブレード33bを新たな第2の切削ブレード33b´に交換する場合で説明する。切削中に第2の切削ブレード33bに破損が生じた場合、第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する切削動作を一旦中断し、破損した第2の切削ブレード33bを初期位置に戻す。そして、オペレータが第2の切削ブレード33bを回転スピンドル32bから取り外し、新たな第2の切削ブレード33b´を回転スピンドル32bに取り付ける。
このとき、切削途中のウエーハWは、第1のチャックテーブル20a上に保持されたままとし、第2のチャックテーブル20b上に未切削のウエーハWが載置されている場合には該未切削のウエーハWの吸引保持を解除して搬送手段5、搬出手段3によってカセット6内に戻した後、カセット6内の最下段に収容されているダミーウエーハWを搬出手段3、搬送手段5によって第2のチャックテーブル20b上に搬送し保持させる。そして、図5−2に示すように、交換された新たな第2の切削ブレード33b´を有する第2の切削手段30bを第2の割り出し送り手段50b、第2の切り込み送り手段60bによって第2のチャックテーブル20b上のダミーウエーハDWに位置付ける。引き続き、新たな第2の切削ブレード33b´を回転させつつ第2の加工送り手段40bを作動させて第2のチャックテーブル20bをX軸方向に加工送りすることで、第2のチャックテーブル20b上に保持されたダミーウエーハWを高速回転する新たな第2の切削ブレード33b´によって切削するプリカットを実行する(プリカット工程)。このようなプリカット工程は、新たな切削ブレード33b´がウエーハWに馴染むように、第2の切削ブレード33b´を適宜回数割り出し送りして加工送りを繰り返すことで切削工程を繰り返し実行する。
このようなプリカット工程においては、ダミーウエーハDWを保持する第2のチャックテーブル20b側に位置する第2の切削ブレード33b´でダミーウエーハDWを切削するプリカットを実行する場合であり、第1の切削ブレード33aには交換・退避動作等を要しないため、図5−2中に示すように、第1のチャックテーブル20a上に保持されたままの切削途中のウエーハWに対して第1の切削ブレード33aを用いたシングルカットモードに切り換えて残りの切削工程を続行させる。これにより、交換した切削ブレード33b´によるダミーウエーハDWに対するプリカット動作中に切削途中のウエーハWに対する切削動作を第1の切削ブレード33aで続行して行わせることができ、ウエーハ加工の効率を向上させることができる。
一方、例えば図5−1に示すような第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する第1,第2の切削ブレード33a,33bによる切削途中で、第1の切削ブレード33aに破損が生じて、第1の切削ブレード33aを新たな第1の切削ブレード33a´に交換する場合を考える。切削中に第1の切削ブレード33aに破損が生じた場合、第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する切削動作を一旦中断し、第1,第2の切削ブレード33a,33bをともに初期位置に戻す。そして、オペレータが第1の切削ブレード33aを回転スピンドル32aから取り外し、新たな第1の切削ブレード33a´を回転スピンドル32aに取り付ける。
このとき、切削途中のウエーハWは、第1のチャックテーブル20a上に保持されたままとし、第2のチャックテーブル20b上に未切削のウエーハWが載置されている場合には該未切削のウエーハWの吸引保持を解除して搬送手段5、搬出手段3によってカセット6内に戻した後、カセット6内の最下段に収容されているダミーウエーハWを搬出手段3、搬送手段5によって第2のチャックテーブル20b上に搬送し保持させる。そして、図5−3に示すように、交換を要しない第2の切削ブレード33bは初期位置に待機させたまま、交換された新たな第1の切削ブレード33a´を有する第1の切削手段30aを第1の割り出し送り手段50a、第1の切り込み送り手段60aによって第2のチャックテーブル20b上のダミーウエーハDWに位置付ける。引き続き、新たな第1の切削ブレード33a´を回転させつつ第2の加工送り手段40bを作動させて第2のチャックテーブル20bをX軸方向に加工送りすることで、第2のチャックテーブル20b上に保持されたダミーウエーハWを高速回転する新たな第1の切削ブレード33a´によって切削するプリカットを実行する(プリカット工程)。このようなプリカット工程は、新たな切削ブレード33a´がウエーハWに馴染むように、第1の切削ブレード33a´を適宜回数割り出し送りして加工送りを繰り返して切削工程を繰り返し実行する。
このようなプリカット工程においては、ダミーウエーハDWを保持する第2のチャックテーブル20b側に位置する第2の切削ブレード33bではない方の第1の切削ブレード33a´でダミーウエーハDWを切削するプリカットを実行する場合であり、図5−3中に示すように、第1のチャックテーブル20a上には切削ブレードが存在しないため、第1のチャックテーブル20a上に保持されたままの切削途中のウエーハWに対する切削工程は第1の切削ブレード33a´に対するプリカット工程終了まで中断させる。プリカット工程終了後、第1,第2の切削ブレード33a´,33bを第1のチャックテーブル20a上に保持されたままの切削途中のウエーハWの中断前の切削位置に位置付けることで切削工程を再開させる。これにより、第1のチャックテーブル20a上の切削途中のウエーハWの取り外しを要せず再アライメントも不要となり、効率よくウエーハWを加工することができる。
なお、上述のプリカット工程は、第1のチャックテーブル20a上に保持されたウエーハWに対する切削途中で切削ブレードの交換が必要になった場合の例で説明したが、第2のチャックテーブル20b上に保持されたウエーハWに対する切削途中で切削ブレード33aまたは33bの交換が必要になった場合であっても同様に適用することができる。
また、本実施の形態では、同一構造の第1,第2の切削ブレード33a,33bを対峙させて備え、同一のウエーハWに対する切削を同時に並行して行うデュアルカット方式の切削手段30の例で説明したが、ウエーハWに対する切削深さの異なる第1,第2の切削ブレードを有する第1,第2の切削手段を備え、同一の分割予定ラインを第1,第2の切削ブレードで2段階に順次切削するステップカット方式の場合であっても適用可能であり、さらには、一つの切削ブレードのみを有する切削手段を用いてウエーハWを切削する場合であっても適用可能である。これらの場合、切削ブレードに破損が生じて新たな切削ブレードに交換したプリカット動作中は、切削途中で保持されたままのウエーハに対して切削工程を続行できないので、切削工程をプリカット工程終了まで中断させ、プリカット工程終了後に再開させればよい。
また、本実施の形態では、プリカット実行時にはカセット6の最下段に収容したダミーウエーハDWをプリカット用に供給させるようにしたが、例えば図6および図7に示すようにカセットテーブル2の下部に形成されたダミーウエーハ収容部2aに予めダミーウエーハDWを1枚または2枚収容させておき、プリカット実行時には、ダミーウエーハ収容部2aをダミーウエーハDWの供給可能な位置まで上昇させてプリカット用に供給させるようにしてもよい。これによれば、切削ブレード破損時に稀に行われるプリカット用のダミーウエーハDWを毎回カセット6内に収容させておく必要がなく、切削対象となるウエーハWのみを収容させることができる。なお、図6および図7において、90はカセットテーブル2を昇降させる昇降手段であり、カセットテーブル2の一部が螺合したボールねじ91と、ボールねじ91を回転させる正逆転自在なモータ92と、カセットテーブル2のZ軸方向の移動をガイドするガイドレール93とを備える。
本発明の実施の形態のウエーハの加工方法を実施するために用いる切削装置の一部を切り欠いて示す斜視図である。 図1に示す切削装置の要部を示す斜視図である。 切削手段周りの構成例を示す斜視図である。 切削手段周りの構成例を示す側面図である。 切削工程中の切削ブレードを示す模式図である。 プリカット工程中の切削ブレードの一例を示す模式図である。 プリカット工程中の切削ブレードの他例を示す模式図である。 ダミーウエーハの供給方式の変形例を示すカセットテーブル付近の斜視図である。 ダミーウエーハ供給時の様子を示すカセットテーブル付近の斜視図である。
符号の説明
2 カセットテーブル
3 搬出手段
4 仮置きテーブル
5 搬送手段
6 カセット
20 チャックテーブル
20a 第1のチャックテーブル
20b 第2のチャックテーブル
30 切削手段
30a 第1の切削手段
30b 第2の切削手段
33a 第1の切削ブレード
33b 第2の切削ブレード
40 加工送り手段
40a 第1の加工送り手段
40b 第2の加工送り手段
50 割り出し送り手段
70 アライメント手段
W ウエーハ
DW ダミーウエーハ

Claims (4)

  1. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削ブレードが装着された切削手段と、前記チャックテーブルをX軸方向に加工送りする加工送り手段と、前記切削手段をX軸方向と直交するY軸方向に割り出し送りする割り出し送り手段と、複数のウエーハを収容したカセットが載置されるカセットテーブルと、前記カセットからウエーハを搬出する搬出手段と、搬出されたウエーハを仮置きする仮置きテーブルと、該仮置きテーブルに仮置きされたウエーハを前記チャックテーブルに搬送する搬送手段と、前記チャックテーブルに保持されたウエーハを撮像し切削すべき領域を検出するアライメント手段と、を備え、前記チャックテーブルは、互いに隣接して配設された第1のチャックテーブルと第2のチャックテーブルとからなり、前記加工送り手段は、前記第1のチャックテーブルを加工送りする第1の加工送り手段と前記第2のチャックテーブルを加工送りする第2の加工送り手段とからなる切削装置を用いるウエーハの加工方法であって、
    前記第1のチャックテーブルまたは前記第2のチャックテーブルのいずれかに前記カセットから前記仮置きテーブルに搬出されたウエーハを前記搬送手段によって搬送して保持するウエーハ保持工程と、
    前記チャックテーブルに保持されたウエーハを前記アライメント手段の直下に位置付けて切削すべき領域を検出するアライメント工程と、
    前記チャックテーブルに保持され前記アライメント工程が実行されたウエーハに対して前記切削手段の前記切削ブレードを位置付けてウエーハを切削する切削工程と、
    該切削工程によるウエーハの切削途中で前記切削ブレードを新たな切削ブレードに交換する際に、切削途中のウエーハは前記チャックテーブルに保持されたままとし、切削途中のウエーハを保持していない方の前記チャックテーブルにダミーウエーハを保持させて新たな切削ブレードが装着された前記切削手段でダミーウエーハを切削するプリカットを実行するプリカット工程と、
    を備えることを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 第1の切削ブレードが装着された第1の切削手段と、前記第1の切削ブレードと同一構造からなり該第1の切削ブレードに対峙する第2の切削ブレードが装着された第2の切削手段とからなり同一のウエーハに対する切削を同時に並行して行う前記切削手段を備える切削装置を用い、
    前記プリカット工程は、前記第1の切削ブレードと前記第2の切削ブレードとのうちで該プリカット工程においてダミーウエーハを保持する前記チャックテーブル側に位置する前記切削ブレードでダミーウエーハを切削するプリカットを実行する場合には、切削途中のウエーハに対して他方の前記切削ブレードを用いて前記切削工程を続行させ、他方の前記切削ブレードでダミーウエーハを切削するプリカットを実行する場合には、切削途中のウエーハに対する前記切削工程を該プリカット工程終了まで中断させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のウエーハの加工方法。
  3. 前記プリカット工程で用いるダミーウエーハは、前記カセットに収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のウエーハの加工方法。
  4. 前記プリカット工程で用いるダミーウエーハは、前記カセットテーブルの下部に形成されたダミーウエーハ収容部に収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のウエーハの加工方法。
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