JP4869457B2 - 補聴器 - Google Patents

補聴器 Download PDF

Info

Publication number
JP4869457B2
JP4869457B2 JP2011535807A JP2011535807A JP4869457B2 JP 4869457 B2 JP4869457 B2 JP 4869457B2 JP 2011535807 A JP2011535807 A JP 2011535807A JP 2011535807 A JP2011535807 A JP 2011535807A JP 4869457 B2 JP4869457 B2 JP 4869457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hearing aid
notification sound
hearing
unit
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011535807A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011111304A1 (ja
Inventor
翌 越智
泰志 上田
成清 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011535807A priority Critical patent/JP4869457B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869457B2 publication Critical patent/JP4869457B2/ja
Publication of JPWO2011111304A1 publication Critical patent/JPWO2011111304A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/55Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired
    • H04R25/552Binaural
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/55Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired
    • H04R25/554Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired using a wireless connection, e.g. between microphone and amplifier or using Tcoils

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、左右両耳に装着される補聴器における通知音の制御に関する。
従来の補聴器は、補聴器の環境に適応したモード(以下、プログラム)を変更した時や、バッテリー残量の低下時等、色々な場合においてユーザに通知音を発して知らせている。
このユーザに知らせる内容は複数種類あり、それぞれ異なった音を発生させることでユーザに識別させている。その一例として、通知音の提示時間の間隔や、提示回数などを変えることにより、通知音のバリエーションを増やす技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−253343号公報
しかしながら、このように提示回数によって通知音を識別する従来の補聴器では、片耳装用時には問題とならないが、両耳装用時においては、例えば、操作部からの距離が左右の補聴器に差があること等に起因して、左右の補聴器からの通知音発生タイミングがずれてしまうおそれがある。この場合、ユーザには、意図する提示回数より多く通知音が鳴っているように聞こえてしまい、通知音の種類を判別することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、両耳装用時においても、両方の補聴器において生成される通知音の発生タイミングを制御することで、通知音を聞き取りやすくした両耳用補聴器を提供することを目的とする。
本発明に係る補聴器は、左右両耳にそれぞれ装着され、装着者に状態変化を知らせる通知音を発生させる補聴器であって、左右の耳にそれぞれ装着される第1の補聴器と第2の補聴器と、を備えている。そして、第1・第2の補聴器は、それぞれが、通信部と、操作部と、通知音生成部と、通知音発生遅延部と、を有している。通信部は、第1・第2の補聴器間において通信を行う。操作部は、第1・第2の補聴器の動作状態を変化させる。通知音生成部は、操作部における操作によって第1・第2補聴器の動作状態が変化すると、通知音を生成する。通知音発生遅延部は、通信部を介して受信した遅延時間情報に基づいて、第1の補聴器または第2の補聴器の通知音生成部において生成される通知音の発生タイミングを所定の時間遅延させるように、第2の補聴器または第1の補聴器の通知音生成部を制御する。
なお、上記補聴器の状態変化には、例えば、左右一対の補聴器の音量を変える場合や、左右一対の補聴器において最適に補聴処理を行うための音声処理プログラムを切り替える場合等が含まれる。また、上記通知音には、“ピッ”、“ピッピッ”、“ピッピッピッ”等のビープ音(電子音)や、メロディ、人間の音声等の通知音も含まれる。
本発明の補聴器によれば、両耳に装着されたそれぞれの補聴器において生成される通知音の発生タイミングを制御して、例えば、左右の補聴器において生成される通知音が重複しないように通知音の発生タイミングを明らかにずらす、あるいは左右の補聴器において生成される通知音の発生タイミングをずれなく同期させて発生させることで、通知音を聞き取り易くした両耳用の補聴器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る補聴器の構成を示す概念図。 図1の補聴器の構成を示すブロック図。 図2の補聴器に含まれる通知音出力制御部のブロック図。 図1の補聴器によって送受信されるパケットの構造図。 通知音が誤認識される場合に関する説明図。 (a)〜(e)は、図1の補聴器による通知音発生タイミングの同期制御の内容を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係る補聴器における通知音の発生タイミングに関する説明図。 (a)〜(d)は、本発明の他の実施形態に係る補聴器において通知音を非同期で発生させる制御の内容を示す説明図。 (a)〜(c)は、本発明の他の実施形態に係る補聴器においてプログラム切替えが行われた状態を示す説明図。
本発明の一実施形態に係る補聴器について、図面を用いて以下で詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施の形態の補聴器の構成を示すものであり、図1は両耳用として使用される左右一対の補聴器であって、右耳用の補聴器(第1の補聴器)10Rと、左耳用の補聴器(第2の補聴器)10Lとが、それぞれ装着された状態を示す概念図である。
補聴器10L,10Rは、無線通信30を介して互いに接続されており、両補聴器10L,10R間においてお互いのプログラムやボリューム変更等の情報を通信する。また、リモコン20は、プログラムやボリューム変更等の情報を、両補聴器に対して通信する。
図2は、補聴器10L,10Rに共通するブロック図である。
マイクロフォン101から入力された周囲音は、アナログ音声信号120として出力される。そして、その信号は、A/D変換器102においてデジタル音声信号に変換された後、デジタル音声信号121として出力される。さらに、その信号は、補聴処理部105において補聴処理を含む各種信号処理が施され、補聴処理後のデジタル音声信号122として混合部109に出力される。
通知音生成部108は、電池切れやプログラム切替え等における装用者に通知する通知音を生成し、通知音信号130を混合部109に出力する。
混合部109は、補聴処理部105から出力される補聴処理後のデジタル音声信号122と通知音生成部108から出力される通知音信号130とを混合し、デジタル音声信号123としてD/A変換器110に出力する。
D/A変換器110は、混合部109から出力されたデジタル音声信号123をアナログ音声データに変換し、アナログ音声信号124として出力する。
レシーバ111は、アナログ音声信号124を空気振動に変換し、装用者が聞き取れる音情報として出力する。
ここで、装用者が補聴器10L,10Rのいずれか一方を操作してその補聴器10L,10Rの動作を直接切り替える場合と、補聴器10L,10Rの一方から他方が通信で受け取った指示に応じて、他方の補聴器の動作を切り替える場合とに分けて説明する。
まず、装用者が、状態を変化させたい補聴器10L,10Rを直接操作してその補聴器の動作を切り替える場合について説明する。
補聴処理部105には、スイッチ状の構成部材である音量調整操作部(操作部)106およびプログラム選択操作部(操作部)107が接続されている。これにより、装用者自身によって、音量調整操作部106を介して音量調整を行うことができるとともに、プログラム選択操作部107を操作することによって、補聴器10L,10Rのプログラムを切り替えることができる。
音量調整操作部106を操作すると生成される音声調整制御信号125や、プログラム選択操作部107において生成されるプログラム変更制御信号126は、補聴処理部105に入力される。そして、ボリュームの設定やプログラムが切り替えられた後、その信号は、通知音出力制御部104に出力される。
なお、上記プログラムとは、周囲が静かな所なのか騒がしい所なのかの状況に応じて、最適な補聴処理を行うための音声処理プログラムである。本実施形態では、例えば、プログラムA〜プログラムDまでの4種類のプログラムを有しており、装用者の操作によって切替えられる。
音量調整操作部106は、UPとDOWNのボタンを備えており、UPのボタンが押下されるとボリューム値を加算し、DOWNのボタンが押下されるとボリューム値を減算する。具体的には、ボリューム値は−32dBから0dBまでに設定されており、1回のボリューム操作によって2dBの変更が行われる。
通知音出力制御部104は、制御信号127や制御信号128として入力されたデータに基づいて、通知音が必要なコマンドか否かを判定する。ここで、通知音が必要な場合には、通知音出力制御部104は、所定時間経過後に通知音の種類を通知音情報129として出力する。
また、通知音出力制御部104は、入力された制御信号127を、そのまま制御信号128として通信部103に出力する。そして、通信部103は、装用者が直接操作した補聴器10L,10Rとは異なる他方の補聴器10L,10Rに対して、受信した制御信号128を無線制御信号131として送信する。
通知音生成部108は、通知音情報129を受信した後、その通知音の種類に応じた通知音を出力する。
なお、補聴器10R,10Lの状態変化を検知した際に通知音を発生させる必要があるか否かについては、例えば、プログラム切替えの場合は通知音を発生させる必要があり、ボリューム切換えの場合は通知音を発生させる必要はない等、製品設計の思想に照らし合わせて決定されていればよい。
次に、例えば、一方の補聴器10Lにおいて、他方の補聴器10Rから無線制御信号131を受け取った場合について説明する。なお、ここでは、補聴器10Lが補聴器10Rから無線制御信号131を受信する例を挙げて説明するが、補聴器10L,10Rは、反対の関係であってもよい。
通信部103は、一方の補聴器10Lから受信した無線制御信号131を、制御信号128として通知音出力制御部104に出力する。
通知音出力制御部104は、通知音が必要なコマンドか否かを判定した後、通知音が必要な場合には、通知音を発生させるために必要な通知音情報129を、通知音生成部108に対して出力する。通知音生成部108は、通知音情報129を受信すると、混合部109に対して通知音信号130を出力する。
次に、図3を用いて、通知音出力制御部104について詳細に説明する。
通知音出力制御部104は、通知音発生判断部200と通知音発生遅延部201とを含むように構成されている。
通知音発生判断部200は、入力された制御信号128もしくは制御信号127に基づいて、通知音の種類および通知音の発生タイミングを認識する。
通知音発生遅延部201は、制御信号128もしくは制御信号127に含まれる遅延時間情報に基づいて所定の時間が経過するまで、通知音情報129を遅延させて出力する。本実施形態では、この通知音発生タイミングを制御することにより、左右の補聴器10L,10Rにおいて生成される通知音が、互いに重なって出力されないようにずらして(非同期で)出力することができる。なお、この通知音を遅延させて出力する制御については、後段にて詳述する。
次に、図5を用いて、左右の補聴器10L,10Rから出力される通知音のタイミングについて説明する。
ここでは、出力される通知音の一例として、上述したプログラムA〜Dを切り替えることにより、プログラムAでは“ピッ”(1回)、プログラムBでは“ピッピッ”(2回)、プログラムCでは“ピッピッピッ”(3回)、プログラムDでは“ピッピッピッピッ”(4回)の通知音(ビープ音)が出力されるように切り替えられるものとする。
例えば、選択されたプログラムがプログラムBに切り替えられて2回の通知音を、左右の補聴器10L,10Rにおいてそれぞれ発生させる場合には、図5に示すように、それぞれの補聴器10L,10Rにおける通知音の発生タイミングがずれてしまう場合がある。このとき、左右の補聴器10L,10Rにおいて交互に通知音が出力されると、装用者には4回の通知音が左右の耳から混ざって聞こえるため、4回の通知音を発するプログラムDに切り替わったと誤認識されるおそれがある。
なお、左右の補聴器10L,10Rにおいて通知音の発生タイミングがずれる原因としては、リモコン20を操作して補聴器10L,10Rにコマンドを送信した場合において、左右の連携のために、送信中の補聴器がリモコンから送られたコマンドを受け取れないケースが考えられる。この時、コマンドを受け取った補聴器から、他方の補聴器にコマンドを再送するが、この際にはタイミングのずれが発生する。また。片側の補聴器を操作した場合には、リモコン操作と同様にコマンドを受信できなかった場合や、補聴器10L,10R間において、一方から他方にコマンドを送信するために必要な送信時間によるタイミングのずれや、コマンドを受け取ってから通知音を発生させるまでの各補聴器固有の処理速度の差等が生じた場合に、タイミングのずれが発生するものと考えられる。よって、補聴器10L,10Rの一方から他方に通知音発生を通知し、それを受け取った側の補聴器において通知音を発生させるまでに時間を要することから、左右の補聴器10L,10R間において通知音の遅延が発生してしまう。
本実施形態の補聴器10L,10Rでは、このような問題を解決するために、図6(a)〜図6(e)に示すように、左右両耳に装着される補聴器10L,10Rの装用者が通知音を聞き取りやすくするための制御として、補聴器10L,10Rから発せられる通知音を完全に同期させるように、通知音の発生タイミングを制御する。これにより、左右の補聴器10L,10R間において、時間的に完全に同期させた通知音を発生させることができるため、装用者は明確に通知音の種類を識別することができる。
以下で、図6(a)〜図6(e)を用いて通知音発生タイミングの同期制御について、詳しく説明する。
図6(a)では、無線通信を行う補聴器10L,10Rの基本動作について説明する。
補聴器10Rと補聴器10Lとは、交互に40ms間隔での定期的な送信を実施している。補聴器10L,10R間における定期的な通信は、通信相手となる補聴器が通信圏内に存在しているかどうかの確認、通信相手となる補聴器に対する制御信号や各種パラメータ等の送信、という2つの目的がある。
図6(b)、図6(c)、図6(d)は、プログラム切替えを行った際に生成される通知音の発生タイミングについて、同期を取るための制御の一例を示している。
まず、図6(b)に示すように、装用者によってプログラム選択操作部107を介してプログラム切替えが行われた補聴器10Rは、すぐに通知音を発生させることが可能な状態であるが、その直後には通知音の発生は行わず、次の定期的な通信を行うタイミングで通知音を発生させる。
ここで、補聴器10Rから相手側の補聴器10Lに通知音を鳴らす旨を通知するためには、40ms間隔の定期的な通信を利用する必要がある。このため、補聴器10R側においてプログラムの切替えと同時に通知音を鳴らしてしまうと、相手側の補聴器10Lとの間において通知音を鳴らすタイミングが最大40msずれてしまう。よって、本実施形態では、このような通知音の発生タイミングのずれを防止するために、先に通知音を生成させることが可能な補聴器10R側において、通知音の発生を遅らせるように制御を行う。
具体的には、通知音発生遅延部201は、プログラム選択操作部107を介してプログラム切替えの操作がなされたときから、次の送信タイミングまでの残りの時間だけ遅延させて通知音生成部108に通知することで、通知音を遅れて発生させる。
これにより、相手側の補聴器10Lに通知音を発生させるためのタイミングを合わせるように制御することができる。
なお、補聴器10R,10L間において定期的な通信を行わない補聴器の場合には、次の送信タイミングまでの時間は考慮せず、プログラム切替えが行われると同時に、相手側の補聴器10Lに通知することができるが、後述のように、通信にかかる時間およびデジタル信号処理(DSP(Digital Signal Processor))の処理時間を考慮して、通知音の発生タイミングを制御すればよい。
次に、補聴器10L,10R間における通知音の発生タイミングのズレが生じる要因の1つとして、実際に通信を行っている時間、つまり通信速度を例に挙げて説明する。
通信速度に関しては、高速通信や低速通信など、どの速度での通信を採用するかは設計事項であるが、コストや省電力の観点から低速な通信が用いられることが多々ある。低速な通信を用いた場合には、通信時間が通知音発生の同期に支障をきたすおそれがある。通信速度とは、1秒間にデータを転送する能力を示し、その能力が高いほど通信速度が速く、その能力が低いと通信速度が遅いと表現される。また、同じ通信速度であっても、通信データ量が多いもの、つまりパケットサイズの大きなものは、1パケットの通信に時間がかかるため、速度が遅い通信に含まれる。
ここで、一方の補聴器10Rの通信開始から他方の補聴器10Lの受信完了までの時間をΔtrとすると、補聴器10Rは、図6(c)に示すように、切替えられたプログラム情報を補聴器10Lに通知した後、Δtr時間経過後に通知音を発生させる。一方、補聴器10Lは、その通知を受け取ったタイミングで、補聴器10Rと同時に通知音を発生させる。
つまり、補聴器10R側の通知音発生遅延部201では、プログラム選択操作部107を介してプログラム切替えの操作がなされたときから、次の送信タイミングまでの残りの時間にΔtrを加算した時間を遅延時間として設定し、これを通知音生成部108に通知することで、通常よりも遅れて通知音を発生させる。これにより、補聴器10L,10Rにおいて、通知音の発生タイミングを同期させることができる。
次に、補聴器10L,10R間における通知音発生のズレが生じる2つ目の要因として、DSPの演算処理などの動作速度を例に挙げて説明する。
上述した通信速度と同様に、低コストや低消費電力を考えると、補聴器10L,10Rには、処理速度の遅いDSPが用いられることが多い。このため、通知音の発生タイミングを同期させる制御では、このDSPの処理速度も考慮する必要がある。
図6(d)に示すように、DSPの処理速度(処理時間)をΔsrとすると、送信側の補聴器10Rの通知音出力制御部104は、プログラム選択操作部107を介して操作がなされたときから、次の送信タイミングまでの残りの時間とΔtr+Δsrの時間とを加算した時間の経過後に通知音を発生させる。補聴器10Lは、通知音発生通知を受け取った後は、必然的にΔsr時間経過後に通知音を発生させることになる。この結果、補聴器10L,10Rにおいて、通知音発生タイミングの同期を取ることができる。
図6(e)は、補聴器10Rが送信した情報を、補聴器10Lが確実に受け取ったことを確認した上で通知音を鳴らす場合の一例である。
補聴器10Rは、装用者によってプログラム選択操作部107を介してプログラム切替えが行われると、切替えられたプログラム情報と遅延時間情報(時間Δtr)とを、補聴器10Lに通知する。
補聴器10Lは、その通知を受信すると、次の送信タイミングにおいて、補聴器10Rに対してAck信号を返信する同時に、Δtr時間経過後に通知音を発生させる。補聴器10Rは、Ack信号を受け取ったタイミングで通知音を発生させる。
なお、図6(e)には図示していないが、補聴器10L,10Rに搭載されているDSPの処理能力によっては、図6(d)に示すように、Δsrを考慮した遅延時間にすることが望ましい。
これにより、送信相手である補聴器10Lが補聴器10Rから送信された情報を確実に受信したことを確認した上で、補聴器10L,10Rから同時に通知音を発生させることができる。
なお、遅延時間Δsrは、両耳に装着される補聴器10L,10Rが同じ機能を有するモデルであれば、設計時に確定されるため、予め補聴器10L,10Rの本体内に記憶させておくことができる。一方、例えば、片耳が重度難聴者用の補聴器、他方が軽度難聴者用補聴器等のように、左右の耳に違う機能を有するモデルを使用する場合には、それぞれの補聴器に搭載されているDSPが異なることや、アルゴリズムの違い等により、左右の補聴器間において遅延時間Δsrに差がある場合がある。このような場合には、遅延時間Δsrに関する情報を、通信部103を介して、通信パケットを通じて通知し合うことで、左右の補聴器間において遅延時間情報を共有すればよい。
ここで、本実施形態の補聴器10L,10Rによって送受信される通信パケットについて、図4を用いて説明する。
パケットは、主として、コマンドの種類を識別するコマンド領域と、パラメータが入っているパラメータ領域、通知音の発生タイミングを指定する遅延時間領域に分けられる。
コマンド領域には、プログラムの変更や出力音のボリューム値の変更、電池残量警告等のコマンドの種類が数値で格納されている。また、コマンド領域には、そのコマンドに対するパラメータ、例えば、プログラム変更であれば、プログラムAからプログラムDのいずれか1つが格納されており、ボリューム変更であれば、−32dB〜0dBの数値のいずれかが格納されている。遅延時間領域には、上述の遅延時間情報が格納されている。
なお、左右の補聴器10L,10R間において定期的な通信を行わない場合には、上述した次の送信タイミングまでの時間は考慮せず、プログラム切替えが行われると同時に、相手側の補聴器に通知すればよい。
これにより、一方の補聴器10Rは、相手側の補聴器10Lの処理能力を知ることができるため、適切な遅延時間を設定して通知音を同時に発生させることができる。
次に、リモコン20を用いて補聴器10L,10Rを遠隔操作する場合について説明する(図2参照)。
通常、リモコン20の操作によって、補聴器10L,10Rの双方の動作が切り替わるが、まれに補聴器10L,10Rのそれぞれの受信状態に影響され、片方の補聴器にしか無線制御信号305が届かない場合がある。このような場合には、片方の補聴器だけ動作が切り替わるという問題が発生してしまう。
本実施形態では、そのような問題を解決するために、補聴器10L,10Rがリモコン20から無線制御信号305を受信したときに、図6(e)に示すように、お互いに通知音発生通知を行い、補聴器10L,10R間で互いに無線制御信号305を受信した旨の情報(Ack信号)を交換した上で通知音を発生させるように制御すればよい。
以上のように、本実施形態の補聴器10L,10Rによれば、両耳装用時においても、補聴器10L,10Rにおいて通知音の発生タイミングを制御して、補聴器10L,10Rから同時に通知音を発生させることができる。この結果、装用者は、通知音の種類を正確に判別して誤認識することなく、正確に聞き取ることができる。
(実施形態2)
本発明の他の実施形態に係る補聴器について、図7〜図9(c)を用いて説明すれば以下の通りである。
本実施形態では、左右両耳に装着される補聴器10L,10Rの装用者が、通知音を聞き取りやすくするための制御として、補聴器10L,10Rから発せられる別々の通知音を識別できる程度に完全にずらして発生させる非同期制御を実施している点において、上記実施形態1の制御とは異なる。
なお、本実施形態において、上記実施形態1と同じ機能を持つ構成については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の補聴器10L,10Rでは、このような問題を解決するために、図7に示すように、補聴器10L,10Rのうち、先に出力される側の通知音の発生終了後、所定時間経過後に、遅れて生成される側の通知音を発生させるように通知音の発生タイミングを制御する。これにより、左右の補聴器10L,10R間において、時間的に完全に分離した通知音を発生させることができるため、装用者は明確に通知音の種類を識別することができる。
次に、図8(a)〜図8(d)を用いて、通知音発生タイミングの非同期方法について説明する。
まず、図8(a)を用いて、左右の補聴器10L,10R間において無線通信を行う場合の基本動作について説明する。
本実施形態では、補聴器10Rと補聴器10Lとが、交互に40ms間隔で定期的に送信を実施している。補聴器10L,10R間における定期的な通信は、通信相手となる補聴器が通信圏内に存在しているかどうかの確認、通信相手となる補聴器に対する制御信号や各種パラメータ等の送信、という2つの目的がある。
図8(b)および図8(c)は、プログラム切替えを行った際に生成される通知音を、非同期で互いにずらして発生させるための制御の一例を示している。
まず、図8(b)に示すように、装用者によりプログラム切替えが行われた補聴器10Rは、その直後に通知音を発生させる。そして、補聴器10Rは、次の定期的な通信を行うタイミングで、補聴器10Lに対して、通知音発生通知としての切替えられたプログラム情報と遅延時間情報とを送信する。なお、この通知音発生通知には、後述する通信パケットの中に、補聴器10Lが設定変更を行うためのプログラム情報と、通知音発生タイミングを指示する遅延時間情報とを含むものとする。
ここで、本実施形態においても、上記実施形態1と同様に、補聴器10L,10Rによって送受信される通信パケットとして、図4に示す通信パケットを用いている。
この通信パケットに格納する遅延時間は、補聴器10Lに通知音を発生させるためのタイミングであって、補聴器10Rにおける通知音発生が終了するまでの時間である。通知音発生期間は、1回の通知音発生時間160ms、その後の非発生時間160msを1セットとし、この1セット320msが1回の通知音発生期間とされる。例えば、プログラムBへの切替えの通知音であった場合には、プログラムBでは2回の通知音を発生させるので、2セット分である640msの時間が必要である。この遅延時間を補聴器10Lに通知することで、補聴器10Rの通知音発生終了後に、補聴器10Lの通知音発生が開始される。この結果、左右の補聴器10L,10Rから、それぞれの通知音が重なることなく、完全に分離させた状態で発生させることができる。
図8(c)は、補聴器10Rが送信した通知音発生通知を、補聴器10Lにおいて確実に受け取ったことを確認する処理の一例である。これは、通知音発生通知が届かない場合も考えられるので、そのような場合に備え、何回か通知音発生通知をリトライするものである。
装用者によってプログラム切替えが行われた補聴器10Rは、切り替えられたプログラム情報と、遅延時間情報とを補聴器10Lに通知する。補聴器10Lは、その通知を受信すると、次の送信タイミングにおいて、Ack信号を返信するとともに、受信した遅延時間情報に基づく遅延時間が経過した後、通知音を発生させる。
ここで、左右の補聴器10L,10R間における通信状態が悪く、補聴器10Lが通知音発生通知を受け取れない場合は、補聴器10LはAck信号を返信することができない。補聴器10Rは、Ack信号が帰ってこない場合は、再度、補聴器10Lに通知音発生通知を送信する。
このとき、補聴器10Rが設定する遅延時間は、通知音発生通知を再送したために通知が遅れた分を調整する必要がある。この場合には、最初の通知音発生通知で通信に失敗しており、2回目の通知音発生通知で成功しているので、最初の通知から2回目の通知まで80msだけ遅れている。よって、補聴器10Lへ通知する遅延時間は、その時間を差し引いた560msに再設定される。
これにより、他方の補聴器10Lが確実に受信したことを確認した上で、両補聴器10L,10Rにおいて出力される通知音の発生タイミングが重ならないように、明らかにずらすことができる。
なお、本実施形態では、補聴器10Rは、装用者によるプログラム切替えが行われてすぐに通知音を発生させているが、補聴器10LからのAck信号を受け取ったタイミングで通知音を発生させるように制御してもよい。
次に、リモコン20を用いて補聴器10L,10Rを遠隔操作する場合について説明する。
図2に示すように、リモコン20は、補聴器10L,10Rと通信する通信部301と、リモコン20の機能を制御する制御部302と、補聴器10L,10Rの音量を調整する音量調整操作部303と、プログラムを切替えるためのプログラム選択操作部304と、を備えている。なお、音量調整操作部303およびプログラム選択操作部304は、スイッチ上の構成部材として、リモコン20に設けられている。
例えば、リモコン20を用いて補聴器10L,10Rの音量を変更する場合には、音量調整操作部303を操作することにより、音量調整制御信号310が、制御部302および通信部301を経由して、無線制御信号305として補聴器10L,10Rに送信される。プログラムを切り替える場合も同様に、プログラム変更制御信号311が、プログラム選択操作部304から制御部302および通信部301を経由して、無線制御信号305として補聴器10L,10Rに送信される。
通常、リモコン20の操作によって、補聴器10L,10Rの双方の動作が切り替わるが、ここで両補聴器10L,10Rが同時に通知音を発生させると、上述したように、通信エラーや処理速度等の要因により、左右の補聴器10L,10Rからの通知音発生がずれてしまうおそれがある。
本実施形態では、この問題を解決するために、40ms毎の定期的な通信において、両補聴器10L,10R間において交互に通信を行うことを利用する。この交互に通信を行うとは、上述したように、補聴器10Rから補聴器10Lへ、その後、補聴器10Lから補聴器10Rへ、と通信方向が交互に切り替わることを意味している。
そこで、図8(d)に示すように、両補聴器10L,10Rがリモコン20から通知音発生通知を受信すると、その次の送信タイミングにおいて、補聴器10L,10Rのうち、送信可能な側から相手側に対して通知音発生通知を行う。
なお、図8(d)では、リモコン20から通知音発生通知を受信した後は、補聴器10Rから補聴器10Lへの通信が最初となる。このため、補聴器10Rは、そのタイミングで通知音の発生を開始するとともに、補聴器10Lに通知音発生通知を行う。通知音発生通知を受け取った補聴器10Lは、指定された遅延時間後に通知音を発生させる。これにより、両補聴器10L,10R間において、通知音を発生させるタイミングを明らかにずらすことができる。
図9(a)は、補聴器10Rにおいて、プログラムBに切替えが行われた状態を示している。
装用者によってプログラム切替えが行われた補聴器10Rは、通知音を発生させた後、640ms後の通知音発生が完了したタイミングで、補聴器10Lに通知音発生通知を行う。補聴器10Lは、通知音発生通知を受信後、通知音を発生させる。
この方法によれば、補聴器10Rの通知音発生完了をトリガーとして、補聴器10Lに切替え通知を行っている。このため、遅延時間を相手側の補聴器10Lに通知する必要が無く、より簡易に本制御を実施することができる。
図9(b)および図9(c)は、通知音発生通知を受け取った後、Ack信号を返信する流れを示している。
図9(b)に示すように、通知音発生通知を受け取った補聴器10Lは、次の通信タイミングでAck信号を返信し、補聴器10Rに対して無事に信号を受け取ったことを通知する。これにより、補聴器10Rは、正常に通知音発生通知を送信できたことを確認して、その後の動作を終了する。
図9(c)は、補聴器10Rが送信した通知音発生通知が、何らかの要因で補聴器10Lに届かなかった場合の処理を示している。
この場合、補聴器10Lは、通知音発生通知が受け取れなかったためにAck信号を返信することができない。そこで、Ack信号が返信されない補聴器10Rにおいて、再度、通知音発生通知を行う。これにより、より確実に、相手側の補聴器10Lに通知音発生通知を送信することができる。
以上のように、本実施形態の補聴器10L,10Rによれば、左右両耳に装着される補聴器であっても、両補聴器10L,10Rからの通知音の発生タイミングを制御し、それぞれの補聴器10L,10Rから出力される通知音の発生タイミングを明らかにずらすことで、装用者にとって通知音を聞き取り易くすることができる。
(他の実施形態)
(A)
上記実施形態1,2では、通知音として、選択されたプログラムに応じて“ピッ”、“ピッピッ”等のようなビープ音(電子音)を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上述した通知音以外にも、メロディや人間の音声等を通知音として用いてもよい。
(B)
上記実施形態では、補聴器10L,10Rの状態変化として、補聴器本体やリモコン20を介して、プログラム切替えや音量の切替えがあった場合を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、周囲環境に応じて自動的に切替えが行われる場合や、補聴器に関する他の状態変化を検知して、上述した制御を実施してもよい。
本発明に係る補聴器は、両補聴器からの通知音の発生タイミングを制御し、通知音を聞き取りやすくすることができるという効果を奏することから、両耳用の補聴器として広く活用が期待される。
10L 補聴器(第2の補聴器)
10R 補聴器(第1の補聴器)
20 リモコン
30 無線通信
101 マイクロフォン
102 A/D変換器
103 通信部
104 通知音出力制御部
105 補聴処理部
106 音量調整操作部(操作部)
107 プログラム選択操作部(操作部)
108 通知音生成部
109 混合部
110 D/A変換器
111 レシーバ
120,124 アナログ音声信号
121,122,123 デジタル音声信号
125 音量調整制御信号
126 プログラム変更制御信号
127,128 制御信号
129 通知音情報
130 通知音信号
131 無線制御信号
200 通知音発生判断部
201 通知音発生遅延部
301 通信部
302 制御部
303 音量調整操作部(操作部)
304 プログラム選択操作部(操作部)
305 無線制御信号
310 音量調整制御信号
311 プログラム変更制御信号

Claims (13)

  1. 左右両耳にそれぞれ装着され、装着者に状態変化を知らせる通知音を発生させる補聴器であって、
    左右の耳にそれぞれ装着される第1の補聴器と第2の補聴器と、
    を備えており、
    前記第1・第2の補聴器は、それぞれが、
    前記第1・第2の補聴器間において通信を行う通信部と、
    前記第1・第2の補聴器の動作状態を変化させる操作部と、
    前記操作部における操作によって前記第1・第2補聴器の動作状態が変化すると、前記通知音を生成する通知音生成部と、
    前記通信部を介して受信した遅延時間情報に基づいて、前記第1の補聴器または前記第2の補聴器の前記通知音生成部において生成される通知音の発生タイミングを所定の時間遅延させるように、前記第2の補聴器または前記第1の補聴器の前記通知音生成部を制御する通知音発生遅延部と、
    を有している、
    補聴器。
  2. 前記通知音発生遅延部は、前記第1・第2の補聴器のうち、先に通知音を発生させることが可能な側の通知音の発生を所定の遅延時間が経過するまで待機させ、他方の前記通知音生成部における通知音の発生タイミングと同期するように制御する、
    請求項1に記載の補聴器。
  3. 前記通知音発生遅延部は、前記第1・第2の補聴器のうち、先に通知音を発生させた側の通知音の発生が終了後、所定の遅延時間が経過してから遅れて通知音を発生させるように、他方の前記通知音生成部を制御する、
    請求項1に記載の補聴器。
  4. 前記通信部は、所定の間隔で定期的に通信を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の補聴器。
  5. 前記第1の補聴器または前記第2の補聴器は、前記通信部を介して受信した前記第2の補聴器または第1の補聴器からの通知音発生通知信号を受信した後、次の通信タイミングでACK信号を返信し、所定の遅延時間経過後に通知音を発生させるとともに、
    前記第2の補聴器または第1の補聴器は、前記ACK信号を受信した後、所定の遅延時間経過後に通知音を発生させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の補聴器。
  6. 前記操作部は、前記第1・第2の補聴器に設けられたスイッチである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の補聴器。
  7. 前記操作部は、前記第1・第2の補聴器に対して有線もしくは無線で接続され、遠隔操作を行うスイッチである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の補聴器。
  8. 前記遅延時間情報は、前記第1の補聴器または前記第2の補聴器の前記操作部によって動作状態を変更してから、前記第1の補聴器または前記第2の補聴器の通信部が次の送信までに要する時間に基づいて設定される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  9. 前記遅延時間情報は、前記通信部における通信によって発生する遅延時間に基づいて設定される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  10. 前記遅延時間情報は、前記第1・第2の補聴器におけるデジタル信号処理に要する時間に基づいて設定される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  11. 前記遅延時間情報は、前記通信部における通信に要する時間と、前記デジタル信号処理に要する時間とを加算した時間に基づいて設定される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の補聴器。
  12. 前記第1・第2の補聴器は、前記所定の遅延時間を記憶する記憶部を、さらに備えている、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の補聴器。
  13. 前記第1・第2の補聴器は、前記通信部を介して、対応する前記第2・第1の補聴器に前記遅延時間情報を送信する、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の補聴器。
JP2011535807A 2010-03-08 2011-02-14 補聴器 Active JP4869457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011535807A JP4869457B2 (ja) 2010-03-08 2011-02-14 補聴器

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010050266 2010-03-08
JP2010050266 2010-03-08
JP2010059065 2010-03-16
JP2010059065 2010-03-16
PCT/JP2011/000799 WO2011111304A1 (ja) 2010-03-08 2011-02-14 補聴器
JP2011535807A JP4869457B2 (ja) 2010-03-08 2011-02-14 補聴器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4869457B2 true JP4869457B2 (ja) 2012-02-08
JPWO2011111304A1 JPWO2011111304A1 (ja) 2013-06-27

Family

ID=44563142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011535807A Active JP4869457B2 (ja) 2010-03-08 2011-02-14 補聴器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8121298B2 (ja)
EP (1) EP2547122A4 (ja)
JP (1) JP4869457B2 (ja)
WO (1) WO2011111304A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2175669B1 (en) * 2009-07-02 2011-09-28 TWO PI Signal Processing Application GmbH System and method for configuring a hearing device
KR101983659B1 (ko) * 2013-04-16 2019-05-30 삼성전자주식회사 무선 양이 청각 기기의 저전력 운용 방법 및 장치
KR20160075060A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 삼성전자주식회사 배터리 정보에 따른 기능 제어 방법 및 그 전자 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010396A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Yamaha Corp 補聴器
JP2007282222A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Gennum Corp 時間遅延補聴器システムおよび方法
JP2010045772A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Panasonic Corp 聴覚補助装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320969B1 (en) * 1989-09-29 2001-11-20 Etymotic Research, Inc. Hearing aid with audible alarm
US6549633B1 (en) * 1998-02-18 2003-04-15 Widex A/S Binaural digital hearing aid system
DE10048354A1 (de) * 2000-09-29 2002-05-08 Siemens Audiologische Technik Verfahren zum Betrieb eines Hörgerätesystems sowie Hörgerätesystem
DE102004025123A1 (de) * 2004-05-21 2005-07-21 Siemens Audiologische Technik Gmbh Hörhilfegerät oder Hörgerätesystem mit akustischer Batterieanzeige
DE102004035046A1 (de) * 2004-07-20 2005-07-21 Siemens Audiologische Technik Gmbh Hörhilfe-oder Kommunikationssystem mit virtuellen Signalquellen
DE102005036851B3 (de) * 2005-08-04 2006-11-23 Siemens Audiologische Technik Gmbh Verfahren zum Synchronisieren von Signaltönen und entsprechende Hörgeräte
EP1651005B1 (en) * 2005-12-19 2017-03-22 Sonova AG Synchronization of sound generated in binaural hearing system
US8208642B2 (en) * 2006-07-10 2012-06-26 Starkey Laboratories, Inc. Method and apparatus for a binaural hearing assistance system using monaural audio signals
DE102007015223B4 (de) * 2007-03-29 2013-08-22 Siemens Audiologische Technik Gmbh Verfahren und Einrichtung zur Wiedergabe synthetisch erzeugter Signale durch ein binaurales Hörsystem
JP5113593B2 (ja) 2008-04-01 2013-01-09 リオン株式会社 補聴装置
US7843337B2 (en) * 2009-03-09 2010-11-30 Panasonic Corporation Hearing aid

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010396A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Yamaha Corp 補聴器
JP2007282222A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Gennum Corp 時間遅延補聴器システムおよび方法
JP2010045772A (ja) * 2008-07-18 2010-02-25 Panasonic Corp 聴覚補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2547122A1 (en) 2013-01-16
US8121298B2 (en) 2012-02-21
US20110299710A1 (en) 2011-12-08
WO2011111304A1 (ja) 2011-09-15
EP2547122A4 (en) 2013-01-16
JPWO2011111304A1 (ja) 2013-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3195619B1 (en) Hearing assistance system and method using bluetooth profiles
AU774579B2 (en) Binaural synchronisation
US7844062B2 (en) Method for the synchronization of signal tones and corresponding hearing aids
US11689852B2 (en) Audio rendering system
TWI645270B (zh) Watch with answering function
EP2456234B1 (en) Wireless binaural hearing system
KR101320209B1 (ko) 자가-조종 지향성 확성기들 및 그 동작 방법
JP6891242B2 (ja) デジタル・オーディオのワイヤレス送信の新規な方法
US8712063B2 (en) Synchronization of sound generated in binaural hearing system
JP4869457B2 (ja) 補聴器
US11166113B2 (en) Method for operating a hearing system and hearing system comprising two hearing devices
US9445205B2 (en) Dynamic hearing aid system and a method for configuring the hearing aid system
EP1715723A2 (en) Hearing system with network time
US8588443B2 (en) Hearing system with network time
JP5925209B2 (ja) 送信機と受信機の間の周波数差を補償する聴覚装置および方法
JP6813871B2 (ja) メトロノーム
US20230403519A1 (en) Hearing instrument system
JP2009206576A (ja) 補聴器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4869457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3