JP4869159B2 - スケジュール方法、基地局および移動局 - Google Patents
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図1は、実施の形態1のスケジュール方法を実現するためのシステム構成を示す図である。図1において、ネットワーク1は、IPネットワークやATMネットワークなど、通信システムに応じて構築されたネットワークであり、上位局100とパケットの送受信を行う。基地局200は、上位局100に接続された状態でパケットの送受信を行う。上位局とは、無線ネットワークに応じて基地局を収容するアクセスゲートウェイ装置や無線制御装置である。移動局300は、基地局200,上位局100,ネットワーク1を介して、サーバ2とパケット通信を行う。
前述した実施の形態1では、基地局200の動作で下りパケットのオーバフローを回避する場合について示したが、実施の形態2では、移動局の動作を含めて、システム性能を向上させる。図5は、実施の形態2の移動局300aの構成例を示す図である。なお、前述した実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる動作について説明する。
前述した実施形態2では、基地局200が上りリソース割当レートを移動局300aに対して通知することで、移動局300aが、上りリソース割当要求401の最適な送信タイミングを算出していたが、実施の形態3では、基地局200が、上りリソース割当要求401の最適な送信レートを通知する場合について説明する。なお、基地局および移動局の構成は前述した実施の形態2と同様である。以下、実施の形態1および2と異なる動作について説明する。
以上の実施の形態1〜3では、基地局200が下りバッファ203のパケット滞留量の増加に伴って上りリソース割当レートを減少させる場合に、下り回線のパケット送信については動作を特定していなかったが、実施の形態4では、上り回線のパケット送信の制御と並行して下り回線のパケット送信の制御を行う場合の動作を説明する。なお、ここでは、一例として、実施の形態1の動作に加えて下り回線のパケット送信制御を行う場合について説明するが、たとえば、実施の形態2または実施の形態3に加えて下り回線のパケット送信制御を行う場合も同様に動作する。したがって、本実施の形態では、前述した実施の形態1と同様の構成を用いて特徴的な動作を説明する。
2 サーバ
100 上位局
200 基地局
201 有線送受信部
202 分配部(Distributor)
203 下りバッファ
204 符号化/変調部(CC and MOD)
205 復調/復号部(DEM and DEC)
206 無線送受信部(TRX)
207 アンテナ
208 下り回線品質管理部
210 下りスケジュール部(DL Scheduler)
220 上りスケジュール部(UL Scheduler)
221 パケット組立部
230 下りパケット滞留量監視部(滞留量監視)
300,300a 移動局
301 上位レイヤ
302 上り送信バッファ
303 パケット組立部
304 符号化/変調部(CC and MOD)
305 復調/復号部(DEM and DEC)
306 無線送受信部(TRX)
307 下り回線品質測定部
308 アンテナ
310 上り送信管理部
320 上り要求レート管理部
330 制御情報管理部
Claims (18)
- End−to−Endのパケット通信を行う移動局と、配下の移動局が送受信するパケットを中継する基地局と、End−to−Endの通信プロトコルとして送達確認型プロトコルと、を含む通信システムにおけるパケットのスケジュール方法であって、
前記基地局で実行する処理として、
配下の移動局への下りパケットを格納するための下りバッファの下りパケット滞留量を監視する下りパケット滞留量監視ステップと、
配下の移動局から受信する上りリソース割当要求および前記下りパケット滞留量に基づき上りリソースの割当てを行い、その結果である割当リソース情報を各移動局へ通知する上りスケジュールステップと、
各移動局に割当てた上りリソース量に基づき、単位時間あたりの割当リソース量または単位時間あたりの割当回数を示す上りリソース割当レートを算出し保持する割当レート算出ステップと、
を含み、
前記上りスケジュールステップでは、前記下りバッファに所定量の下りパケットが滞留した場合に当該下りバッファがオーバフローとなる可能性があると判断し、前記移動局ごとに当該移動局との通信の下りスループットに基づいて前記保持されている上りリソース割当レートを下げる処理を行い、当該下げた後の新たな上りリソース割当レートに対応する割当リソース情報を各移動局に通知することを特徴とするスケジュール方法。 - 前記上りスケジュールステップでは、下りパケット滞留量が多くなるにしたがい段階的に上りリソース割当レートを下げることを特徴とする請求項1に記載のスケジュール方法。
- 前記上りスケジュールステップでは、下りスループットが所定の値未満の前記移動局に対して上りリソース割当レートを下げる処理を行い、下りスループットが所定の値以上の前記移動局に対しては上りリソース割当レートを下げる処理を行わない、ことを特徴とする請求項1または2に記載のスケジュール方法。
- 前記上りスケジュールステップでは、前記割当リソース情報とともに、それに対応する上りリソース割当レートを各移動局へ通知することとし、
前記各移動局で実行する処理として、
前記基地局から通知された上りリソース割当レートおよび上りバッファで送信待ちとなっているパケット情報量に基づいて上りリソース割当要求の送信タイミングを決定し、そのタイミングで上りリソース割当要求を送信する上りリソース割当要求管理ステップ、
を含むことを特徴とする請求項1、2または3に記載のスケジュール方法。 - 前記上りスケジュールステップでは、前記割当レート算出ステップで算出された上りリソース割当レート、および、前記配下の移動局から受信した上りリソース割当要求に含まれている上りバッファで送信待ちとなっているパケット情報量、に基づいて、次回の上りリソース割当要求の送信レートを決定し、前記割当リソース情報とともに、当該次回の上りリソース割当要求の送信レートを各移動局へ通知することとし、
前記各移動局で実行する処理として、
前記基地局から通知された上りリソース割当要求の送信レートに基づいて上りリソース割当要求を送信する上りリソース割当要求管理ステップ、
を含むことを特徴とする請求項1、2または3に記載のスケジュール方法。 - 前記基地局では、さらに、
前記上りリソース割当レートを下げる処理と同時に、下り回線のスループットを上げる処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のスケジュール方法。 - 前記上りスケジュールステップでは、前記下りバッファのパケット滞留量が一定量よりも少なくなり、オーバフローを回避できたと判断した場合、上りリソース割当レートを回復させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のスケジュール方法。
- 前記基地局では、さらに、
前記上りリソース割当レートを回復させる処理と同時に、下り回線のスループットを下げる処理を行うことを特徴とする請求項7に記載のスケジュール方法。 - End−to−Endのパケット通信を行う配下の移動局とともにEnd−to−Endの通信プロトコルとして送達確認型プロトコルを用いる通信システムを構成し、当該配下の移動局が送受信するパケットを中継する基地局であって、
配下の移動局への下りパケットを格納するための下りバッファと、
前記下りバッファの下りパケット滞留量を監視する下りパケット滞留量監視部と、
配下の移動局から受信する上りリソース割当要求および前記下りパケット滞留量に基づき上りリソースの割当てを行い、その結果である割当リソース情報を各移動局へ通知する機能、および、各移動局に割当てた上りリソース量に基づき単位時間あたりの割当リソース量または単位時間あたりの割当回数を示す上りリソース割当レートを算出し保持する機能、を有する上りスケジュール部と、
を備え、
前記下りパケット滞留量監視部は、前記下りバッファに所定量の下りパケットが滞留した場合に当該下りバッファがオーバフローとなる可能性があると判断し、前記移動局ごとに当該移動局との通信の下りスループットに基づいて前記保持されている上りリソース割当レートを下げるよう指示し、
前記上りスケジュール部は、前記指示に従って前記保持されている上りリソース割当レートを下げる処理を行い、当該下げた後の新たな上りリソース割当レートに対応する割当リソース情報を各移動局に通知することを特徴とする基地局。 - 前記上りスケジュール部は、下りパケット滞留量が多くなるにしたがい段階的に上りリソース割当レートを下げることを特徴とする請求項9に記載の基地局。
- 前記上りスケジュール部は、下りスループットが所定の値未満の前記移動局に対して上りリソース割当レートを下げるよう指示し、下りスループットが所定の値以上の前記移動局に対しては上りリソース割当レートを下げるよう指示しない、ことを特徴とする請求項9または10に記載の基地局。
- 前記上りスケジュール部では、前記割当リソース情報とともに、それに対応する上りリソース割当レートを各移動局へ通知することを特徴とする請求項9、10または11に記載の基地局。
- 前記上りスケジュール部では、前記保持されている上りリソース割当レート、および、前記配下の移動局から受信した上りリソース割当要求に含まれている上りバッファで送信待ちとなっているパケット情報量、に基づいて、次回の上りリソース割当要求の送信レートを決定し、前記割当リソース情報とともに、当該次回の上りリソース割当要求の送信レートを各移動局へ通知することを特徴とする請求項9、10または11に記載の基地局。
- さらに、
前記上りリソース割当レートを下げる処理と同時に、下り回線のスループットを上げる処理を行うことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の基地局。 - 前記上りスケジュール部では、前記下りバッファのパケット滞留量が一定量よりも少なくなり、前記下りパケット滞留量監視部がオーバフローを回避できたと判断した場合、上りリソース割当レートを回復させることを特徴とする請求項9〜14のいずれか一つに記載の基地局。
- さらに、
前記上りリソース割当レートを回復させる処理と同時に、下り回線のスループットを下げる処理を行うことを特徴とする請求項15に記載の基地局。 - 請求項12に記載の基地局とともに通信システムを構成し、当該基地局を介してEnd−to−Endのパケット通信を行う移動局であって、
前記基地局から通知された上りリソース割当レートおよび上りバッファで送信待ちとなっているパケット情報量に基づいて上りリソース割当要求の送信タイミングを決定し、そのタイミングで上りリソース割当要求を送信する、上り要求レート管理部および上り送信管理部、
を備えることを特徴とする移動局。 - 請求項13に記載の基地局とともに通信システムを構成し、当該基地局を介してEnd−to−Endのパケット通信を行う移動局であって、
前記基地局から通知された上りリソース割当要求の送信レートに基づいて上りリソース割当要求を送信する、上り要求レート管理部および上り送信管理部、
を備えることを特徴とする移動局。
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