JP4868026B2 - 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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POD画像形成装置は、印刷ジョブが入力されると、印刷データを解析して画像データを生成し、画像データに基づいて画像を印刷する。以下、印刷データを解析して画像データを生成する処理を「RIP処理」と記載する(RIP:Raster image processor)。
RIP処理を行うとき、POD画像形成装置は、ICCプロファイルを用いて、印刷ジョブによって指定される色をC、M、Y、K各色の濃度値(以下、「CMYK値」と記載する)に置き換えて画像データを生成する。RIP処理によって生成される画像データは、C、M、Y、K各色の版(プレーン)を示すデータを含む。プレーンは、所定の領域(例えば方形状の面領域等)を複数の画素の集合によって構成する概念的枠組みであり、画像データに含まれるパラメータにより表現される。プレーンには、プレーンを構成する各画素の色濃度を示すパラメータが埋め込まれている。MFPは、C、M、Y、K各色のプレーンを重ね合わせることで、所定の領域を構成する各画素の色再現を行う。
特色の中には、例えば特定の会社のロゴやマーク等を再現するための色として設けられている色があり、特色は印刷時の色再現において忠実な色再現を要求される。このため、PODにおいても特色による色指定を含む画像の色再現を忠実に行うことが重要となってきている。
画像データの容量が増大すると、POD画像形成装置のメモリ領域の大部分を画像データが占有してしまい、POD画像形成装置が行う他の処理のためのメモリ領域を確保することが困難又は不可能になる。このため、画像データの容量が増大は、POD画像形成装置の処理速度の低下やPOD画像形成装置の動作の停滞を招く原因となりうる。
図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置10を含む画像形成システム1の一例を示す構成図である。
画像形成システム1は、クライアントPC2、画像処理装置10及び、POD画像形成装置としてのMFP(Multi-Function Peripheral)3を備える。
画像処理装置10は、入力部11、制御部12、記憶部13、出力部14を有する。
画像処理装置10の入力部11、制御部12、記憶部13及び出力部14はバス21を介して互いに接続される。
色変換部32が行う色変換によって得られるCMYK値は、MFP3固有のCMYK値である。以下の説明において、色変換部32が行う色変換によって得られるCMYK値を「デバイスカラー値」と記載する。
図3は、特色置換テーブル42の一例を示す図である。
特色置換テーブル42は、「ID」、「特色名」及び「CMYK値」の項目及び各項目のパラメータを有するテーブルデータである。
特色置換テーブル42の「ID」は、各特色に割り当てられる固有の番号を示す。
特色置換テーブル42の「特色名」は、各特色の名称を示す。各特色の名称は、特色の種類ごとに異なる。
特色置換テーブル42の「CMYK値」は、各特色をC、M、Y、Kのプロセスカラーによって色再現するためのCMYK値を示す。
ビデオインターフェース20は、画像処理装置10とビデオインターフェース回線5を接続するインターフェースである。ビデオインターフェース20は、ビデオインターフェース回線5を介してMFP3が有するビデオインターフェース(図示略)と接続される。なお、ビデオインターフェース回線5は有線、無線を問わず、ビデオインターフェース回線5の形態に応じてビデオインターフェース回線5を介した画像データ43の転送を可能とするビデオインターフェース20が選択される。
RIP処理部31は、印刷ジョブの解析において、特色による色指定を示す情報(以下「特色指定情報」と記載する)を検知すると、画像データ43に含まれる一又は複数のプレーン内に、特色指定情報によって指定された特色の種類及び特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を埋め込む。特色指定情報によって指定された特色の種類及び特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報は、プレーンに含まれる画素毎の情報のうち特色を用いる画素に対応する画素の情報内に埋め込まれる。
そして、RIP処理部31は、特色指定情報によって指定された特色を用いる画素の位置を示すプレーン(タグビットプレーン44)を生成する。
PDLデータは、例えば図4に示すコマンド51〜43に示すような、複数の命令(コマンド)を有する。図4に示すコマンド51〜43はあくまで一例であり、PDLデータの内容を限定するものではない。
図4に示すコマンド52は、コマンド51によって指定された特色の濃度値を示すコマンドである。
図4に示すコマンド53は、コマンド51によって指定された特色により塗りつぶす位置及び範囲を示すコマンドである。特色を用いる画素は、コマンド53に基づいて決定される。
特色指定情報は、図4に示すコマンド51〜43のように、特色の名称、特色の濃度値及び特色を用いる画素を決定するための情報を含む。
図5に示す画像データ43は、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)各色の版(プレーン)を有す。図5及び以下の説明において、C(シアン)のプレーンをC版、M(マゼンダ)のプレーンをM版、Y(イエロー)のプレーンをY版、K(ブラック)のプレーンをK版と記載する。
例えば、図4のコマンド51のように、「PAN1」という特色の名称を有する特色による色指定の場合、RIP処理部31は、特色置換テーブル42に基づいて、「PAN1」の「特色名」を有するレコードの「ID」のパラメータ「1」を得る。そして、RIP処理部31は、C版を構成する画素のうち特色を用いる画素に対応する位置の画素に対して「1」のパラメータを埋め込む。
RIP処理部31は、特色による色指定を示すコマンド(例えば図4のコマンド51等)によって指定された特色の濃度値を示すコマンド(例えば図5のコマンド52等)に基づいて、M版を構成する画素のうち特色を用いる画素に対応する位置の画素に対して濃度値を示すパラメータを埋め込む。
タグビットプレーン44には、各画素に対して二値(例えば0又は1等)のいずれか一方のパラメータが埋め込まれる。本実施形態では、タグビットプレーン44のパラメータが0である画素は特色を用いない画素であることを示し、タグビットプレーン44のパラメータが1である画素は特色を用いる画素であることを示す。タグビットプレーン44の各画素の初期パラメータ値は0である。RIP処理部31は、特色を用いる画素に対して1のパラメータを埋め込む。以下、タグビットプレーン44のパラメータが1である場合を「特色位置ビットが立っている」とし、タグビットプレーン44のパラメータが0である場合、「特色位置ビットが立っていない」とする。
タグビットプレーン44を構成する画素数及び縦横の画素比は、C、M、Y、K各色のプレーンと同一である。タグビットプレーン44において特色位置ビットが立っている画素に対応するC版の画素には指定された特色の種類を示すIDのパラメータが埋め込まれる。タグビットプレーン44において特色位置ビットが立っている画素に対応するM版の画素には指定された特色の濃度値を示すパラメータが埋め込まれる。
C版に対するパラメータの埋め込みと、M版に対するパラメータの埋め込みと、タグビットプレーン44の生成と、は順不同であり、処理の順序を問わない。
RIP処理部31は、特色による色指定を行わないコマンドを検知すると、色変換部32による色変換に基づいたデバイスカラー値を取得し、デバイスカラー値に含まれるC、M、Y、Kそれぞれの濃度値を画素のパラメータとして各色のプレーン内に埋め込む。また、この場合、タグビットプレーン44の対応画素についてパラメータ操作は行わないため、当該画素については初期パラメータ値である0が保持される。
特色置換処理は、記憶部13に記憶された画像データ43及びタグビットプレーン44に基づき、画像出力処理部33が行う。
画像出力処理部33は、タグビットプレーン44を読み込み、タグビットプレーン44に特色位置ビットが立っている画素に基づいて特色を用いる画素を特定する。
また、画像出力処理部33は、M版に含まれる画素毎の情報のうちタグビットプレーン44によって示される画素に対応する画素の情報に埋め込まれたパラメータを読み込み、特色の濃度値を特定する。
つまり、画像データ43のC版に埋め込まれていた「ID」を示すパラメータは算出されたCMYK値のC(シアン)の濃度値によって上書きされる。画像データ43のM版に埋め込まれていた特色の濃度値を示すパラメータは算出されたCMYK値のM(マゼンダ)の濃度値によって上書きされる。画像データ43のY版、K版にはそれぞれ算出された各色の濃度値が書き込まれる。
図6は、印刷ジョブに基づく画像データ43及びタグビットプレーン44の保存処理の流れを示すフローチャートである。
画像処理装置10が入力部11を介して印刷ジョブを受信すると(ステップS1)、RIP処理部31は、印刷ジョブに基づいて一ページ分の画像データ43を生成する(ステップS2)。そして、RIP処理部31は、ステップS2で生成した画像データ43を記憶部13に保存し(ステップS3)、 印刷ジョブに基づく全てのページの画像データ43の保存を完了したか否かを判定する(ステップS4)。印刷ジョブに含まれる全ページの画像データ43の保存を完了した場合(ステップS4:YES)、RIP処理部31は処理を終了する。印刷ジョブに含まれる全ページの画像データ43の保存を完了していない場合(ステップS4:NO)、ステップS2の処理に戻る。
RIP処理部31は、印刷ジョブを解析する(ステップS11)。
ステップS12〜S17の処理は、プレーンを構成する各画素に対して行われる。
画像出力処理部33は、一ページ分の画像データ43とタグビットプレーン44を読み込み(ステップS21)、特色置換処理を行う(ステップS22)。ステップS22の特色置換処理の完了後、画像出力処理部33は一ページ分の画像データ43を出力し(ステップS23)、全てのページの画像データ43の出力を完了したか否かを判定する(ステップS24)。全てのページの画像データ43の出力を完了した場合(ステップS24:YES)、画像出力処理部33は処理を終了する。全てのページの画像データ43の出力を完了していない場合(ステップS24:NO)、ステップS21の処理に戻る。
画像出力処理部33は、タグビットプレーン44に特色位置ビットが立っているか、即ちタグビットプレーン44のパラメータが1であるか否かを判定する(ステップS31)。タグビットプレーン44に特色位置ビットが立っている場合(ステップS31:YES)、画像出力処理部33は、C版から「ID」のパラメータを取得し、該パラメータ及び特色置換テーブル42に基づいて特色名を取得する(ステップS32)。また、画像出力処理部33は、M版から特色の濃度値を示すパラメータを取得する(ステップS33)。
ステップS32及びステップS34による特色のCMYK値の取得とステップS33は順不同であり、処理の順番を問わない。
これによって、画像出力処理部33は、画像データに含まれる特色の有無をタグビットプレーン44に基づいて判定することができる。そして、画像出力処理部33は、タグビットプレーン44に特色位置ビットが立っている画素について、画像データのプレーンから特色の種類を示す情報及び特色の濃度値を取得することにより、特色の色再現を行うことができる。
そして、タグビットプレーン44は画像データの各画素について特色であるか否かを示すのみであり、印刷に用いる特色の種類が複数に渡る場合であってもタグビットプレーン44は一ページの画像データに一つである。しかも、特色の種類に従ってそのビット数を増大させる必要もない。このため、印刷ジョブによって指定される特色の種類が増えても画像データ43及びタグビットプレーン44のデータ容量は増大しない。
これによって、印刷ジョブが特色の指定を含むことによって生ずる画像データの増大を低減させることができる。特に、従来の方法の問題点であった、複数種類の特色の指定を含む印刷ジョブに対して特色の種類毎に特色用テーブルを生成していたが故に印刷ジョブに含まれる特色の種類の数が増えると比例計数的に画像データの容量が増大する問題点は、本実施形態の画像データ43及びタグビットプレーン44による特色指定情報の取り扱いによって解消する。このことから、本実施形態では、画像データの容量が増大によって生じうるMFPの処理速度の低下やMFPの動作の停滞も生じない。そして、画像データの増大によるMFPの処理速度の低下やMFPの動作の停滞を回避するために必要であったMFPのメモリの増設も不要となり、低コストで本実施形態の画像形成システム1を実現することができる。
例えば、印刷ジョブによって指定される特色の種類に変更があった場合、画像処理装置10に対して印刷ジョブ全体を再入力せずとも、変更前の特色と変更後の特色とを対応づける情報の入力があれば足りる。なぜならば、特色の種類は画像データ43のプレーン(例えばC版)のパラメータとして埋め込まれており、該パラメータを変更後の特色に対応するパラメータに置き換えれば足りるためである。このため、指定される特色の種類に変更があった場合であっても再入力するデータ量を最小限に留めることができ、データの転送時間を短縮することができると共にデータ転送に要する帯域を低減させることができる。加えて、画像データ43のプレーンに埋め込まれたパラメータを変更後の特色に対応するパラメータに置き換える処理によって特色の種類を変更することができるので、画像データのRIP処理を再度行う必要がない。このため、RIP処理のために生じる画像処理装置10の処理負荷を削減することができ、画像処理装置10のリソースを他の処理のために有効活用することができる。特色の濃度値に対する変更があった場合についても、指定される特色の種類に変更があった場合と同様である。
その他、特色をC、M、Y、Kのプロセスカラーによって色再現するためのCMYK値に対して変更があった場合、特色置換テーブル42のCMYK値を置き換える情報の入力があれば足りる。このため、特色をC、M、Y、Kのプロセスカラーによって色再現するためのCMYK値に変更があった場合であっても再入力するデータ量を最小限に留めることができ、データの転送時間を短縮することができると共にデータ転送に要する帯域を低減させることができる。加えて、特色をC、M、Y、Kのプロセスカラーによって色再現するためのCMYK値の変更に際し、画像データ43に対するデータの変更は必要ないので、画像データのRIP処理を再度行う必要がない。このため、RIP処理のために生じる画像処理装置10の処理負荷を削減することができ、画像処理装置10のリソースを他の処理のために有効活用することができる。
これによって、MFP3に入力される画像データ43には、特色の色再現を行うためのCMYK値が既に反映されている。このため、MFP3は入力された画像データ43に対し何ら特別な処理を施すことなく印刷を行うことができる。
例えば、特色の濃度値を変更、調整する場合、特色の濃度値の指定のみを変更、調整すればよい。つまり、特色の濃度値の変化は、特色置換テーブルに基づく特色のCMYK値に変更をもたらさない。このため、特色置換テーブルに基づく特色のCMYK値と特色の濃度値とに基づく特色の色再現において、特色の濃度値の変更に伴うデータ変更を単純化することができる。
これによって、画像出力処理部33は、タグビットプレーン44によって特定された特色を用いる画素に対応したプレーンの画素に埋め込まれた情報を読み取ることにより、特色の種類及び濃度値を取得することができる。このことから、画像データ43に対して特色の種類及び濃度値を示すための付加情報を設ける必要がない。つまり、特色の種類及び濃度値を示す情報のために画像データ43が増大することがない。これによって、印刷ジョブが特色の指定を含むことによって生ずる画像データの増大を一層低減させることができ、前述の効果もより顕著となる。
例えば、前述の実施形態では、画像データ43の各プレーンは画素ごとに8ビットの情報を有しており、パラメータの取りうる値は0〜255である。このため、一のプレーンの一の画素によって示すことができる特色の種類は256種類に限られる。
例えば、一のプレーンに特色置換テーブルの「ID」のパラメータに対応した情報を埋め込むと共に、特色置換テーブルに「濃度値」の項目を設けて特色置換テーブルの「ID」のパラメータによって特色の濃度値も同時に取得することができるようにする方法が挙げられる。
他に、各プレーンの画素に埋め込み可能な情報の一部によって特色の種類を示し、各プレーンの画素に埋め込み可能な情報の他の部分によって特色の濃度値を示す方法が挙げられる。その一例として、プレーンの画素に埋め込む8ビットの情報のうち上位4ビットによって特色の種類を示し、下位4ビットによって特色の濃度値を示す方法等が挙げられる。上位、下位のビット数は一例であり、4ビットに限定されるものではない。
プレーンの各画素に埋め込むことができる情報のビット数も一例であり、8ビットに限定されるものではない。その他、前述の実施形態において記載されている各種のデータの数、種類、符号その他のパラメータは状況に応じて適宜変更可能である。
加えて、特色の変更があった場合、画像処理装置は特色の変更に伴う情報のみを画像形成装置に対して出力すればよい。つまり、特色の変更時において、画像処理装置から画像形成装置に対して画像データを出力する必要がない。このため、特色の変更に伴うデータの転送量を最小限に留めることができ、データの転送時間を短縮することができると共にデータ転送に要する帯域を低減させることができる。特色の変更に伴う情報とは、例えば指定された特色の種類を示すIDや特色名、特色の濃度値、特色の色再現を行うためのCMYK値又はこれらの組み合わせが挙げられる。
3 MFP
11 入力部
12 制御部
13 記憶部
14 出力部
31 RIP処理部
32 色変換部
33 画像出力処理部
42 特色置換テーブル
43 画像データ
44 タグビットプレーン
Claims (14)
- 外部の機器から入力された印刷ジョブに基づいて、印刷に用いる色材の色数に対応した一又は複数のプレーンを含む画像データを生成して画像形成装置へ出力する画像処理装置であって、
前記印刷ジョブに含まれる特色指定情報を検知し、前記特色指定情報を検知した場合に前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報及び前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を少なくとも一のプレーン内に埋め込み、前記特色を用いる画素の位置を示すタグビットプレーンを生成する制御部と、
前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンを含む画像データ及び前記タグビットプレーンを記憶する記憶部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御部は、前記画像形成装置へ画像データを出力するとき、前記タグビットプレーンに含まれる特色を用いる画素の位置を示す情報に基づいて前記特色を用いる画素の位置を特定し、前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンに基づいて前記特色の種類及び濃度値を決定し、特定された前記特色を用いる画素の位置ならびに前記特色の種類及び濃度値に基づいて前記画像データに含まれる各色のプレーンの濃度値を置き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を一のプレーン内に埋め込み、前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報を前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンとは異なるプレーン内に埋め込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報を複数のプレーンに跨って埋め込むことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記制御部は、前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報及び前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を、前記プレーンが有する画素毎の情報のうち前記特色指定情報によって指定された特色を用いる画素の位置に対応する画素の情報内に埋め込むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 印刷に用いる色材の色数に対応した一又は複数のプレーンを含む画像データの入力に基づいて画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像データに含まれるタグビットプレーンに含まれる特色を用いる画素の位置を示す情報に基づいて特色を用いる画素の位置を特定し、前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンに基づいて前記特色の種類及び濃度値を決定し、特定された前記特色を用いる画素の位置ならびに前記特色の種類及び濃度値に基づいて前記画像データに含まれる各色のプレーンの濃度値を置き換える制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記特色の種類を示す情報は一のプレーンに埋め込まれ、前記特色の濃度値を示す情報は前記特色の種類を示す情報を埋め込まれたプレーンとは異なるプレーンに埋め込まれることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記特色の種類を示す情報は複数のプレーンに跨って埋め込まれることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報は、前記プレーンが有する画素毎の情報のうち前記特色を用いる画素の位置に対応する画素の情報内に埋め込まれることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- コンピュータを、
印刷ジョブに含まれる特色指定情報を検知する手段、
前記特色指定情報を検知した場合に前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報及び前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を画像データに含まれる少なくとも一のプレーン内に埋め込む手段、
前記特色指定情報によって指定された特色を用いる画素の位置を示すタグビットプレーンを生成する手段、
前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンを含む画像データ及び前記タグビットプレーンを記憶する手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記タグビットプレーンに基づいて前記特色を用いる画素を決定し、前記特色の種類を示す情報及び前記特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンに基づいて前記特色の種類及び濃度値を決定し、決定された前記特色を用いる画素ならびに前記特色の種類及び濃度値に基づいて前記画像データに含まれる各色のプレーンの濃度値を置き換えることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
- 前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を一のプレーン内に埋め込み、前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報を前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を埋め込まれたプレーンとは異なるプレーン内に埋め込むことを特徴とする請求項10又は11に記載のプログラム。
- 前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報を複数のプレーンに跨って埋め込むことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
- 前記特色指定情報によって指定された特色の種類を示す情報及び前記特色指定情報によって指定された特色の濃度値を示す情報を、前記プレーンが有する画素毎の情報のうち前記特色指定情報によって指定された特色を用いる画素の位置に対応する画素の情報内に埋め込むことを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載のプログラム。
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