以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態における多機能機システム2の概略を示した図である。多機能機システム2は、多機能機10と複数のPC70,71と複数のコンテンツ提供サーバ90,91とを備える。なお、図1では、1つの多機能機10と2つのPC70,71と2つのコンテンツ提供サーバ90,91としか示されていないが、これらの数は適宜変更することができる。
なお、本実施形態の多機能機10では、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合には、それらの失敗を示すエラーの内容を、表示情報112に付加する。よって、更新コンテンツ情報132に含まれる各情報と共に、エラーの内容を、表示パネル50にスクロール表示することができる。従って、多機能機10の使用中に上述した失敗に起因するエラーが発生し、エラーの内容が表示されても、ユーザは、更新コンテンツ情報132に含まれる各情報を視認することができる。なお、更新コンテンツ情報132に含まれる各情報とは、コンテンツタイトル文字列140、コンテンツ更新日時情報142、コンテンツ要約文字列144およびコンテンツURL146(図4参照)を示している。また、エラーの内容とは、エラータイトル文字列148、エラー発生日時情報150、エラー要約文字列152およびエラーURL154(図4参照)を示している。
図1に示す多機能機10は、印刷機能、スキャナ機能、電話機能等を実現する通信装置であり、LAN回線4に接続されている。各PC70,71は、多機能機10の印刷機能やスキャナ機能を制御する制御装置であり、LAN回線4に接続されている。LAN回線4は、ルータ6を介してインターネット8に接続されている。各コンテンツ提供サーバ90,91は、インターネット8に接続されている。本実施形態では、コンテンツ提供サーバ90が1つのサイトを公開しており、コンテンツ提供サーバ91が他の1つのサイトを公開している。各サイトは、複数のコンテンツを含んでいる。さらに、各コンテンツ提供サーバ90,91は、自身のサイトが含んでいる複数のコンテンツの要約情報であるフィード情報(RSS形式のフィード情報)を記憶している。これらの情報の具体的な内容については、後で詳しく説明する。
次に、PC70の内部構成について説明する。なお、PC71は、PC70と同様の内部構成であるので、その説明を省略する。PC70は、CPU72とハードディスク74と表示部82と操作部84を主に有する。なお、図1には示されていないが、PC70は、LAN回線4に接続されているネットワークインターフェイスも有している。
CPU72は、演算装置であり、基本プログラム76および常駐ソフト78に従って処理を実行する。CPU72が実行する処理については、図5を用いて後に詳しく説明する。ハードディスク74は、基本プログラム76および常駐ソフト78を記憶している。基本プログラム76は、PC70の基本的な動作を制御するためのプログラムである。基本プログラム76は、例えば、インターネット8のサイトからコンテンツをダウンロードして表示するためのブラウザを含んでいる。
常駐ソフト78は、多機能機10に、PC70が起動したことを示すPC起動通知を送信したり、多機能機10からの指示に従って動作したりするためのプログラムである。PC起動通知については、後で詳しく説明する。常駐ソフト78は、例えば、コンピュータ読取可能媒体からPC70にインストールされる。また、常駐ソフト78は、例えば、インターネット8のサイトからダウンロードされてPC70にインストールされてもよい。
ハードディスク74は、設定ファイル80を記憶している。設定ファイル80は、多機能機10のIPアドレスを含んでいる。設定ファイル80の記憶内容は、例えば、ユーザによって設定される。設定ファイル80の記憶内容の利用については、後で詳しく説明する。
表示部82は、様々な情報を表示することができる。表示部82は、多機能機10が有する表示パネル50(図2参照)より大きい表示画面を有する。操作部84は、キーボードやマウスによって構成される。ユーザは、操作部84を操作することによって、様々な指示や情報をPC70に入力することができる。
次に、図2を参照して多機能機10について説明する。図2は、多機能機10の電気的構成を示すブロック図である。多機能機10は、制御部12と表示パネル50とキーパッド52と印刷部54とスキャン部56とFAX部58とネットワークインターフェイス(以後、「ネットワークI/F」と称す)60とPSTNインターフェイス(以後、「PSTN I/F」と称す)62とスピーカ64とを主に有する。なお、制御部12と各部50〜64とは、バスライン66を介して互いに接続されている。制御部12は、CPU14とROM16とRAM18とNVRAM20を主に有する。
CPU14は、演算装置であり、ROM16に記憶されている各プログラム16a〜16eに従って処理を実行する。CPU14が実行する処理については、図6〜図13を用いて後に詳しく説明する。ROM16は、各プログラム16a〜16fを記憶すると共に、エラー情報記憶領域16fを有する書き込み不能な不揮発性のメモリである。
基本機能プログラム16aは、多機能機10の基本的な動作を制御するためのプログラムである。基本機能プログラム16aは、例えば、表示パネル50に表示される表示データを生成するためのプログラムを含んでいる。また、基本機能プログラム16aは、例えば、印刷部54、スキャン部56、FAX部58等の各部50〜64を制御するためのプログラムを含んでいる。インターネット接続プログラム16bは、インターネット8に接続するためのプログラムである。
フィード情報解析プログラム16cは、コンテンツ提供サーバ90,92から取得されるフィード情報を解析した上で、表示パネル50で表示するための情報(以下、「表示情報」と称す)を作成する処理である多機能機フィード情報解析処理(図6参照)を実行するためのプログラムである。フィード情報表示プログラム16dは、表示情報を表示するためのプログラムである。PC管理プログラム16eは、PC70,71から送信されるPC起動通知に従って処理を実行するためのプログラムである。より具体的に言うと、PC管理プログラム16eは、PC起動通知の送信元のPCに関する情報(例えばIPアドレスやPCのホスト名)を、後述するRAM18のPC情報記憶領域18cに記憶させるためのプログラムである。
エラー情報記憶領域16fは、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合に、そのエラーの内容を表示パネル50で表示する情報(以下、「エラー表示情報」と称す)の作成に必要な情報を記憶する領域である。なお、エラー情報記憶領域16fには、エラータイトル文字列148を作成するための情報、エラー要約文字列152を作成するための情報およびエラーURL154を作成するための情報が記憶されている。CPU14は、失敗を検出した場合に、その失敗を特定し、特定した失敗に対応する上述の情報を、エラー情報記憶領域16fから取得する。なお、以後、エラー情報記憶領域16fに記憶された情報を、エラー情報と称する。
RAM18は、各記憶領域18a〜18eを有する読み書き可能な揮発性のメモリである。基本機能ワーク領域18aは、基本機能プログラム16aに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶するための記憶領域である。フィード情報解析ワーク領域18bは、フィード情報解析プログラム16cに従って処理が実行される過程で作成される各種データを記憶するための記憶領域である。
PC情報記憶領域18cは、PC起動通知の送信元のPCに関する情報を記憶するための記憶領域である。エラー情報追加設定フラグ18dは、CPU14によりエラー表示情報が作成された場合に、そのエラー表示情報を、後述する表示情報記憶領域20dに記憶された表示情報に追加して付加するか、或いは、表示情報記憶領域20dに記憶された表示情報に付加済みのエラー表示情報に上書きして付加するかを設定するフラグである。エラー情報追加設定フラグ18dがオンであれば、CPU14は、エラー表示情報を、表示情報に追加して付加する。一方、エラー情報追加設定フラグ18dがオフであれば、CPU14は、エラー表示情報を、表示情報に付加済みのエラー表示情報に上書きして付加する。なお、エラー情報追加設定フラグ18dのオンオフは、キーパッド52のユーザによる操作によって設定することができる。
エラー情報消去フラグ18eは、フィード情報が正常に取得され、その取得されたフィード情報から表示情報が正常に作成された場合に(フィード情報の取得失敗および表示情報の作成失敗が発生していない場合に)、表示情報記憶領域20dに記憶された表示情報に付加済みのエラー表示情報を消去するか否かを設定するフラグである。エラー情報消去フラグ18eがオンであれば、CPU14は、表示情報に付加済みのエラー表示情報を消去する。一方、エラー情報消去フラグ18eがオフであれば、CPU14は、表示情報に付加済みのエラー表示情報を消去しない。なお、エラー情報消去フラグ18eのオンオフは、キーパッド52のユーザによる操作によって設定することができる。
NVRAM20は、各記憶領域20a〜20dを有する書き換え可能な不揮発性のメモリである。基本機能パラメータ記憶領域20aは、CPU14が、基本機能プログラム16aに従って処理を実行する際に利用される各種パラメータ(例えば印刷機能における設定、スキャン機能における設定等)を記憶するための記憶領域である。URL記憶領域20bは、各コンテンツ提供サーバ90,91が有するフィード情報の取得先となるURLを記憶するための記憶領域である。
例えば、ユーザは、各コンテンツ提供サーバ90,91からのコンテンツ提供サービスを受けるためのURL設定を行なう必要がある。この設定は、多機能機10を利用して実行してもよいし、PC70,71を利用して実行してもよい。例えば、ユーザがPC70を利用してコンテンツ提供サーバ90からのコンテンツ提供サービスを受けるための設定を行なった場合、コンテンツ提供サーバ90のフィード情報のURLがPC70から多機能機10に送信される。これにより、URL記憶領域20bにコンテンツ提供サーバ90のフィード情報のURLが記憶される。
デフォルトPC情報記憶領域20cは、PCのIPアドレスやホスト名等のPCを識別するための情報を記憶する領域である。ユーザは、所望のPC(例えばPC70)のIPアドレスを多機能機10に入力することができる。デフォルトPC情報記憶領域20cは、ユーザによって入力されたIPアドレスやホスト名を記憶する。
表示情報記憶領域20dは、フィード情報解析プログラム16cに従い、取得されたフィード情報を利用して作成される表示情報を記憶するための記憶領域である。
表示パネル50は、様々な情報を表示する表示装置である。表示パネル50の表示画面は、PC70,71が有する表示画面より小さい。なお、表示パネル50は、タッチパネルとして機能する。キーパッド52は、複数のキーによって構成される。ユーザは、キーパッド52を操作することによって様々な指示や情報を多機能機10に入力することができる。印刷部54は、インクジェットタイプ、レーザタイプ等の印刷機構を有する。スキャン部56は、CCD、CIS等の読取機構を有する。FAX部58は、FAX通信を実行するための各種動作を実行する。ネットワークインターフェイス60は、LAN回線4に接続されている。多機能機10は、PC70,71と通信可能であると共に、インターネット8にアクセス可能である。PSTNインターフェイス62は、図示省略しているPSTN(Public Switched Telephone Network)に接続されている。PSTNは、FAX通信や電話通信を行なう際に利用される。スピーカ64は、電話機能による着信が行われた場合に、鳴動音を出力する放音装置である。
次に、図3を参照して、URL記憶領域20b(図2参照)の記憶内容について説明する。図3は、URL記憶領域20bの記憶内容の一例を示した図である。URL記憶領域20bは、各コンテンツ提供サーバ90,91のフィード情報のURL102を記憶することが可能である。換言すると、URL記憶領域20bは、各サイトのフィード情報のURL102を記憶することが可能である。図3の例では、0からn−1のn個(nは1以上の整数)のURL102が記憶されている。各URL102には、識別番号100が付与されている。本実施形態では、識別番号100を符号「i」で表現する。
次に、図4を参照して、表示情報記憶領域20d(図2参照)の記憶内容について説明する。図4は、表示情報記憶領域20dの記憶内容の一例を示した図である。表示情報記憶領域20dは、URL記憶領域20bに記憶されているURL毎に表示情報112を記憶することが可能である。換言すると、表示情報記憶領域20dは、URL記憶領域20bに記憶されているサイト毎に表示情報112を記憶することが可能である。上述したように、URL記憶領域20bには0からn−1のn個のURL102が記憶されている(図3参照)。このために、表示情報記憶領域20dにもn個の表示情報112が記憶されている。なお、URL102のいずれかのURLからフィード情報の取得を行ったものの、その取得に失敗した場合、或いは、取得には成功したものの、その取得したフィード情報から表示情報112を作成することに失敗した場合には、そのいずれかのURLの表示情報112にエラー表示情報133が付加される。一方、フィード情報が正常に取得され、その取得されたフィード情報から表示情報が正常に作成された場合には、エラー表示情報133は、表示情報記憶領域20dに記憶されない。なお、各表示情報112には、識別番号110が付与されている。本実施形態においては、識別番号110を符号「i」で表現する。
次に、個々の表示情報112のデータ構成について説明する。まず、フィード情報を解析することで生成されるサイト情報120および更新コンテンツ情報132について説明する。表示情報112は、サイト情報120を含んでいる。サイト情報120は、サイトタイトル文字列122とフィード更新日時情報124を含んでいる。サイトタイトル文字列122は、サイトのタイトルの文字列である。フィード更新日時情報124は、コンテンツ提供サーバにおいてフィード情報が更新された日時(最新の更新日時)に関する情報である。
また、表示情報112は、更新コンテンツ情報132を含んでいる。更新コンテンツ情報132の数は、サイトが有するコンテンツの数に等しい。例えば、図4では、「i=0」に対応する表示情報112は、0からm−2までのm−1個(mは1以上の整数)の更新コンテンツ情報132を有する。例えば、所定のサイトにおいて天気予報に関するコンテンツとスポーツに関するコンテンツとが存在する場合、そのサイトに対応する表示情報112は、2個の更新コンテンツ情報132を有することになる。各更新コンテンツ情報132には、識別番号130が付与されている。本実施形態では、識別番号130を符号「j」
で表現する。
各更新コンテンツ情報132は、コンテンツタイトル文字列140とコンテンツ更新日時情報142とコンテンツ要約文字列144とコンテンツURL146を含んでいる。上述の例の場合、天気予報に関するコンテンツに対応する更新コンテンツ情報132が情報140〜146を含んでおり、スポーツに関するコンテンツに対応する更新コンテンツ情報132も情報140〜146を含んでいる。
コンテンツタイトル文字列140は、コンテンツのタイトルの文字列である。コンテンツ更新日時情報142は、コンテンツ提供サーバにおいてコンテンツが更新された日時(最新の更新日時)に関する情報である。コンテンツ要約文字列144は、コンテンツが有する文字列が要約化されたものである。換言すると、コンテンツ要約文字列144は、コンテンツのタイトルより多い文字列であり、コンテンツの全体の文字列より少ない文字列であり、コンテンツの内容が反映された文字列である。コンテンツURL146は、コンテンツのURLである。なお、本実施形態においては、多機能機10は、表示パネル50に、上述したコンテンツタイトル文字列140とコンテンツ更新日時情報142とコンテンツ要約文字列144とを少なくとも表示する。ただし、多機能機10は、表示パネル50に、更にコンテンツURL146を表示することも可能である。
次に、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合に生成されるエラー表示情報133について説明する。なお、図4では、「i=0」に対応する表示情報112は、1個のエラー表示情報133を有する。表示情報112に付加されるエラー表示情報133は、エラータイトル文字列148とエラー発生日時情報150とエラー要約文字列152とエラーURL154を含んでいる。エラータイトル文字列148は、エラーのタイトルの文字列である。エラー発生日時情報150は、エラーが発生した日時に関する情報である。エラー要約文字列152は、発生したエラーの要約(概要)の文字列である。なお、エラー要約文字列152は、エラーのタイトルより多い文字列である一方、エラーの詳細を示す情報より少ない文字列となる。エラーURL154は、発生したエラーの詳細や、そのエラーの解除方法、或いはサポートセンターの電話番号等の情報が記録されているURLを示す文字列である。
上述した通り、表示情報112は、フィード情報から作成されるサイト情報120および更新コンテンツ情報132を含んでいる。そして、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合には、表示情報112にエラー表示情報133が付加される。なお、本実施形態の多機能機10においては、表示情報112は、合計がm個となるまで、更新コンテンツ情報132とエラー表示情報133とを有することができる。つまり、表示情報112には、更新コンテンツ情報132とエラー表示情報133とを、最大m個、記憶させることができる。よって、フィード情報の取得に複数回失敗した場合やフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に複数回失敗した場合には、エラー表示情報133が表示情報112に複数付加させることも可能である。一方、フィード情報が正常に取得され、その取得されたフィード情報から表示情報が正常に作成された場合には、エラー表示情報133が表示情報112に付加されない。この場合には、表示情報112は、サイト情報120と更新コンテンツ情報132とを有することになる。
次に、図5を参照して、PC70のCPU72によって実行されるPCメイン処理について説明する。図5は、PC70により実行されるPCメイン処理を示したフローチャートである。このPCメイン処理は、PC70が起動(電源オン)されてオペレーションソフト(OS)が起動し、その後にOSによって常駐ソフト78(図1参照)が起動された場合に、常駐ソフト78により実行開始される処理である。なお、PC71においても、PCメイン処理が実行されるが、その処理はPC70と同一であるので、説明を省略する。
PCメイン処理では、まず、CPU72は、設定ファイル80(図1参照)の記憶内容を読み出して(S1)、設定ファイル80に情報が記憶されているか否かを判定する(S2)。本実施形態では、ユーザの入力により設定ファイル80に予め多機能機10のIPアドレスが記憶されている(多機能機10を識別することができる情報であればよく、ノード名等でも可能であり、IPアドレスに限定されない)。この場合、CPU72は、設定ファイル80に情報が記憶されていると判定し(S2:Yes)、S3の処理に進む。一方、設定ファイル80に情報が記憶されていない場合には、CPU72は、設定ファイル80に情報が記憶されていないと判定し(S2:No)、PCメイン処理を終了する。
S3の処理では、CPU72は、多機能機10にPC起動通知を送信する(S3)。PC起動通知は、PC70のIPアドレスやホスト名を含んでいる。その後、CPU72は、予め決められているポート番号を持つ受信ポートを開く(S4)。そして、CPU72は、何らかのイベントが発生するまで待機する(S5)。イベントが発生するとS6の処理に進む。S6の処理では、CPU72は、多機能機10からのURL通知が受信されたか否かを判定する(S6)。なお、本実施形態においては、多機能機10の表示パネル50に、コンテンツタイトル文字列140やエラーコンテンツタイトル文字列148等が表示されている場合に、ユーザが表示パネル50に触れ、コンテンツやエラー表示が選択されたと多機能機10のCPU14で判定されると、多機能機10は、PC起動通知を受信したPCのうち、ユーザが予め選択したPCへURL通知を送信する。CPU72は、多機能機10からのURL通知が受信されたと判定した場合には(S6:Yes)、ブラウザプログラムを起動し、受信されたURLにアクセスする(S7)。これにより、多機能機10からのURL通知に対応するコンテンツが表示部82(図1参照)に表示される。よって、ユーザは、表示パネル50より表示画面が大きい表示部82で、快適にコンテンツやエラーの詳細を見ることができる。
一方、CPU72は、多機能機10からのURL通知が受信されていないと判定した場合には(S6:No)、常駐ソフト78のプログラムを停止することがユーザによって指示されたか否かを判定する(S8)。例えば、ユーザは、操作部84に所定の操作を加えることによって、停止の指示をPC70に入力することができる。この場合、CPU72は、常駐ソフト78のプログラムを停止することがユーザによって指示されたと判定し(S8:Yes)、PCメイン処理を終了する。一方、CPU72は、常駐ソフト78のプログラムを停止することがユーザによって指示されていないと判定した場合には(S8:No)、イベントに応じた処理を実行し(S9)、次のイベントが発生するまで待機する(S5)。
次に、図6〜図13を参照して、多機能機10のCPU14によって実行される処理について説明する。なお、図6〜図13の説明の前に、フローチャートに図示していないが、CPU14は、PC管理プログラム16e(図2参照)に従って以下の処理を実行する。上述したように、PC70,71は、起動される毎にPC起動通知を多機能機10に送信する(図5のS3参照)。CPU14は、PC起動通知を受信することを、ネットワークI/F60を介して監視している。そして、CPU14は、PC起動通知を受信すると、そのPC起動通知に含まれるIPアドレスやホスト名をPC情報記憶領域18c(図2参照)に記憶させる。
なお、PC70,71は、起動している間はPC起動通知を定期的に多機能機10に送信する構成としても良い。この構成の場合には、PC70,71が起動停止(電源OFF)されると、PC起動通知が多機能機10に送信されない。CPU14は、PC情報記憶領域18cに記憶されているIPアドレスやホスト名を有するPCからのPC起動通知を所定時間継続して受信しなかった場合に、そのIPアドレスやホスト名をPC情報記憶領域18cから消去する。これにより、PC情報記憶領域18cには、起動しているPCに関する情報のみが記憶される。
また、PC70,71は、PC起動通知を定期的に多機能機10に送信しない構成でも良い。この構成の場合には、PC70,71は、起動停止される毎に起動停止通知(IPアドレスやホスト名を含む)を多機能機10に送信しても良い。この構成によっても、CPU14は、PC70,71が起動停止されたことを知ることができる。また、CPU14は、起動停止通知に含まれるIPアドレスやホスト名をPC情報記憶領域18cから消去する。これにより、PC情報記憶領域18cには、起動しているPCに関する情報のみが記憶される。
次に、図6を参照して、多機能機10のCPU14によって実行される多機能機フィード情報解析処理について説明する。図6は、多機能機10により実行される多機能機フィード情報解析処理を示したフローチャートである。多機能機フィード情報解析処理は、多機能機10の電源がオンされた場合に実行が開始される。そして、この多機能機フィード情報解析処理は、電源オンの期間中、繰り返し実行される。
多機能機フィード情報解析処理では、まず、CPU14は、更新時刻に到達するまで待機する(S21)。更新時刻は、例えば、ユーザによって設定されてもよいし、プログラムによって決められていてもよい。更新時刻に到達するとS22に進む。S22では、CPU14は、URL記憶領域20b(図2参照)に記憶されているURL数(サイト数)を取得する(S22)。図3に示すように、本実施形態では、URL記憶領域20bにn個のURLが記憶されている。このために、CPU14は、S22において「n」を取得する。
次いで、CPU14は、カウンタiを初期化する(S23)。CPU14は、カウンタiがnより小さいのか否かを判定する(S24)。ここで、CPU14は、カウンタiがnより小さいと判定すると(S24:Yes)、S25の処理へ移行する。
S25の処理では、CPU14は、URL記憶領域20bからi番目のサイトのURLを取得する(S25)。例えば、ゼロ番目のサイトのURLを取得する場合、図3の例では、「http://www.example0.com」が取得される。次いで、CPU14は、インターネット接続プログラム16bに従って、S25の処理で取得されたURLにアクセスし、フィード情報を取得する(S26)。
その後、CPU14は、フィード情報の取得に成功したか否かを判定する(S27)。CPU14は、フィード情報の取得に成功したと判定すると(S27:Yes)、フィード情報を解析して、図4に示される表示情報112(サイト情報120および更新コンテンツ情報132)を作成する(S28)。一方、CPU14は、フィード情報の取得に失敗したと判定すると(S27:No)、エラー表示情報133を表示情報112に付加する処理であるエラー表示情報作成・登録処理へ移行する(S31)。
その後、CPU14は、表示情報112(サイト情報120および更新コンテンツ情報132)の作成が成功したか否かを判定する(S29)。CPU14は、サイト情報120および更新コンテンツ情報132の作成に成功したと判定すると(S29:Yes)、作成した表示情報112サイト情報120および更新コンテンツ情報132)を表示情報記憶領域20dに記憶させる処理である表示情報登録処理に移行する(S30)。一方、CPU14は、サイト情報120および更新コンテンツ情報132の作成に失敗したと判定すると(S29:No)、エラー表示情報作成・登録処理へ移行する(S31)。
なお、CPU14は、表示情報登録処理(S30)、或いはエラー表示情報作成・登録処理(S31)の実行後、カウンタiに1を加算し(S32)、S24に戻る。そして、CPU14は、再び、カウンタiがnより小さいか否かを判定して、カウンタiがnと同じであれば(S24:No)、URL記憶領域20b(図2参照)に記憶されている全てのURLに対して、S30またはS31のいずれかの処理を実行完了したと判定してS21の処理へ戻る。
多機能機フィード情報解析処理を実行することにより、CPU14は、URL記憶領域20b(図2参照)に記憶されている全てのURLに対して、表示情報登録処理(S30)、またはエラー表示情報作成・登録処理(S31)のいずれかの処理を実行することができる。
次に、図7を参照して、多機能機10のCPU14によって実行されるエラー表示情報作成・登録処理について説明する。図7は、多機能機10により実行されるエラー表示情報作成・登録処理を示したフローチャートである。なお、エラー表示情報作成・登録処理は、フィード情報の取得に失敗した場合、またはフィード情報を解析して作成されるサイト情報120および更新コンテンツ情報132の作成に失敗した場合に実行される処理である(図6参照)。
エラー表示情報作成・登録処理では、まず、CPU14は、現在のカウンタiの値を取得し(S41)、図示しない多機能機10に内蔵された時計装置から、現在の日時を取得する(S42)。そして、CPU14は、発生したエラーの種別を特定する(S43)。このS43の処理でのエラー種別の特定は、S27の処理でCPU14がNoと判定したのか、或いは、S29の処理でCPU14がNoと判定したのかで特定している(図6参照)。具体的には、CPU14は、S27の処理でNoと判定したのであれば、CPU14は、エラーの種別を、フィード情報の取得に失敗したものと特定する。一方、CPU14は、S29の処理でNoと判定したのであれば、CPU14は、エラーの種別を、表示情報の作成に失敗したものと特定する。
そして、CPU14は、エラー情報記憶領域16fからエラー種別に対応するエラー情報を取得し(S44)、エラー表示情報133を作成する(S45)。具体的には、CPU14は、エラー情報記憶領域16fから取得したエラー情報から、エラータイトル文字列148、エラー要約文字列152およびエラーURL154を作成し、S42で取得した日時から、エラー発生日時情報150を作成する。
その後、CPU14は、エラー情報追加設定フラグ18dがオンであるかを判定する(S46)。CPU14は、エラー情報追加設定フラグ18dがオフであると判定すると(S46:No)、S45で作成したエラー表示情報133を上書きする処理であるS47以降の処理へ移行する。
S47の処理では、CPU14は、表示情報記憶領域20dに記憶された現在のカウンタiの値に対応する表示情報112から、日時が最新である情報を取得する(S47)。なお、S47の処理では、CPU14は、コンテンツ要約日時情報142およびエラー発生日時情報150の示す日時を検索し、日時が最新である情報、即ち、最新の日時を示すコンテンツ要約日時情報142またはエラー発生日時情報150のいずれかを取得する。
そして、CPU14は、日時が最新である情報が、エラー発生日時情報150であるか否かを判定する(S48)。CPU14は、日時が最新である情報が、エラー発生日時情報150であると判定すると(S48:Yes)、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112にエラー表示情報133が含まれていると判定する。この理由について説明する。多機能機フィード情報解析処理(図6参照)では、S26の処理でフィード情報を取得した後に、エラー表示情報作成・登録処理(S31)を実行し、この処理内で、現在の日時を取得した後(S42)、エラー表示情報133を作成している(S45)。よって、エラーの発生した日時は、コンテンツ更新日時情報142が示す日時よりも遅くなる、つまり、最新の日時となる。従って、最新の日時を示しているのがエラー発生日時情報150であれば、表示情報112にエラー表示情報133が含まれていると判定できるのである。
CPU14は、日時が最新である情報が、エラー発生日時情報150であると判定すると(S48:Yes)、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に含まれるエラー表示情報133に、S45の処理で作成したエラー表示情報133を上書きする(S49)。その後、CPU14は、エラー表示情報作成・登録処理(S31)を終了する。このように、CPU14は、表示情報112にエラー表示情報133が含まれているかを判定し、エラー表示情報133が含まれている場合には、その含まれているエラー表示情報133に、S45の処理で作成したエラー表示情報133を上書きする。よって、エラー表示情報133が表示情報112内で占有する領域を、1の領域に制限することができる。
S48の処理で、CPU14は、日時が最新である情報が、エラー発生日時情報150でない、即ち、コンテンツ更新日時情報142であると判定すると(S48:No)、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112にエラー表示情報133が含まれていないと判定する。よって、エラー情報追加設定フラグ18dが上書きを指示するオフであっても、S45の処理で作成したエラー表示情報133を、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に追加することで付加するS50以降の処理へ移行する。よって、エラー表示情報133を確実に表示情報112に付加することができる。なお、S46の処理で、CPU14は、エラー情報追加設定フラグ18dがオンであると判定した場合にも(S46:Yes)、S50以降の処理へ移行する。
S50の処理では、CPU14は、表示情報記憶領域18cに記憶された現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に、更新コンテンツ情報120およびエラー表示情報133を含ませることが可能な、即ち、記憶させることが可能な最大数Maxを取得する(S50)。なお、本実施形態の多機能機10では、前述の通り、最大数Maxは、m個(図4参照)である。よって、S50の処理では、mが最大数Maxとして取得される。
次に、CPU14は、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に含まれている、即ち、記憶されている更新コンテンツ情報120およびエラー表示情報133の数である記憶数Numを取得する(S51)。例えば、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112が、4つの更新コンテンツ情報132を記憶すると共に、1つのエラー表示情報133を記憶していれば、CPU14が取得する記憶数Numは「5」となる。この場合、S51の処理では、「5」がNumとして取得される。
その後、CPU14は、最大数Maxが記憶数Numよりも大きいか否かを判定する(S52)。CPU14は、最大数Maxが記憶数Numよりも大きいと判定すると(S52:Yes)、S45の処理で作成したエラー表示情報を、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に追加しての付加が可能であるので、エラー表示情報133を表示情報112に追加して付加するS54の処理に移行する。このように、CPU14は、最大数Maxが記憶数Numよりも大きい場合に、S45の処理で作成したエラー表示情報を、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に付加するので、更新コンテンツ情報120が不用意に削除されることを防止して、エラー表示情報を表示情報112に追加することができる。
一方、CPU14は、最大数Maxが記憶数Numと同じであると判定すると(S52:No)、現在の状態では、S45の処理で作成したエラー表示情報を、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に追加できないので、表示情報記憶領域18cに記憶された現在のカウンタiの値に対応する表示情報112から、更新日時が最古である各情報を削除する(S53)。このS53の処理では、表示情報112に含まれるコンテンツ更新日時情報142やエラー発生日時情報150から更新日時が最古のものを特定し、その特定したものがコンテンツ更新日時情報142であれば、そのコンテンツ更新日時情報142が含まれた更新コンテンツ情報132を削除する。一方、その特定したものがエラー発生日時情報150であれば、そのエラー発生日時情報150が含まれたエラー表示情報133を削除する。よって、CPU14は、最古の情報、即ち、鮮度が最も低い情報を優先的に削除した上で、エラー表示情報を表示情報112に追加することができる。
その後、S54の処理で、CPU14は、S45の処理で作成したエラー表示情報133を、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に追加して付加する(S54)。なお、S54の処理後、およびS49の処理後、CPU14は、エラー表示情報作成・登録処理を終了する。
上述した通り、エラー表示情報作成・登録処理では、CPU14は、S45の処理において、S42で取得した日時から、エラー発生日時情報150を作成する。そして、エラー発生日時情報150を、エラータイトル文字列148、エラー要約文字列152およびエラーURL154に加えて、表示情報112に付加する。これにより、エラーの発生した日時を、表示パネル50にスクロール表示させることができる。
次に、図8を参照して、多機能機10のCPU14によって実行される表示情報登録処理について説明する。図8は、多機能機10により実行される表示情報登録処理を示したフローチャートである。なお、表示情報登録処理は、フィード情報が正常に取得され、その取得されたフィード情報から表示情報が正常に作成された場合に(フィード情報の取得失敗および表示情報の作成失敗が発生していない場合に)、実行される処理である(図6参照)。
表示情報登録処理では、まず、CPU14は、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に、エラー表示情報133が含まれているかを、表示情報記憶領域20dを参照して判定する(S61)。CPU14は、エラー表示情報133が含まれていないと判定すると(S61:No)、S62およびS63の処理をスキップして、S64の処理へ移行する。一方、CPU14は、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に、エラー表示情報133が含まれていると判定すると(S61:Yes)、エラー情報消去フラグ18eがオンであるか否かを判定する(S62)。
そして、CPU14は、エラー情報消去フラグ18eがオンであると判定すると(S62:Yes)、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に含まれているエラー表示情報133を消去する(S63)。これにより、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112には、サイト情報120および更新コンテンツ情報132が記憶されることになる。このように、フィード情報が正常に取得され、その取得されたフィード情報から表示情報112が正常に作成された場合には、エラー表示情報133を表示情報112から消去することで、エラータイトル文字列148等が表示パネル50にスクロール表示され続けることを防止することができる。
その後、CPU14は、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112を、S28の処理(図6参照)で作成したサイト情報120および更新コンテンツ情報132を使用して更新する(S64)。例えば、現在のカウンタiがゼロであり、そのカウンタ値ゼロに対応するサイト情報120および更新コンテンツ情報132がS28の処理で作成された場合、CPU14は、番号「i=0」に対応づけられている古いサイト情報120および更新コンテンツ情報132をクリアし、番号「i=0」に対応づけて新しいサイト情報120および更新コンテンツ情報132を記憶させる。この処理により、現在のカウンタiの値に対応する表示情報記憶領域20dに記憶された表示情報112が更新される。
一方、CPU14は、エラー情報消去フラグ18eがオフであると判定すると(S62:No)、現在のカウンタiの値に対応する表示情報112に含まれているエラー表示情報133を残して、S28の処理で作成したサイト情報120および更新コンテンツ情報132を使用して表示情報112を更新する(S65)。これにより、サイト情報120および更新コンテンツ情報132を、新しいものに更新する一方、エラー表示情報133は、そのまま表示情報112に含ませておく(記憶させておく)ことができる。
なお、CPU14は、S64またはS65の処理の終了後、この表示情報登録処理を終了して、多機能機フィード情報解析処理(図6参照)へ戻る。
次に、図9を参照して、多機能機10のCPU14が表示情報112を表示するための多機能機表示処理について説明する。多機能機表示処理は、独立したタスクとして動作し、フィード情報表示プログラム24(図2参照)に従って多機能機10の起動時から実行される。図9は、多機能機表示処理を示したフローチャートである。
多機能機10は、省電力状態、待機状態、機能実行状態等の複数の状態を有する。省電力状態では、表示パネル50に何も表示されない(表示パネル50が消灯している)。省電力状態の間に省電力状態を解除するための操作がキーパッド52に加えられると、待機状態に移行する。待機状態では、表示パネル50に機能を選択するための情報が表示される(表示パネル50が点灯している)。図14(a)に示される図は、機能を選択するためのボタン160が表示されている表示パネル50の一例を示す。ユーザは、ボタン160を操作することによって機能実行の指示を多機能機10に入力することができる。この場合、機能実行状態に移行する。機能実行状態では、表示パネル50に実行中の機能に関する情報(例えばコピー枚数等)が表示される。なお、省電力状態の間にも機能実行指示が多機能機10に入力される可能性がある。例えば、PC70,71からの印刷指示が省電力状態の多機能機10に入力される可能性がある。この場合も、機能実行状態に移行する。
多機能機10において実行されている機能が終了すると、待機状態に移行する(ただし省電力状態に移行してもよい)。また、待機状態の間に所定時間に亘ってイベント(表示パネル50やキーパッド52の操作、PC70,71からの印刷指示等)が発生しない場合、省電力状態に移行する。
CPU14は、省電力状態又は機能実行状態から待機状態に移行するまで待機する(S71)。待機状態に移行するとS72に進む。S72では、CPU14は、NVRAM20のURL記憶領域20b(図2参照)に記憶されているURL数(サイト数)を取得する(S72)。この処理は、図6のS22の処理と同様である。本実施形態では、CPU14は、S72において「n」を取得する。次いで、CPU14は、カウンタiを初期化する(S73)。CPU14は、カウンタiがnより小さいのか否かを判定する(S74)。CPU14は、カウンタiがnより小さいと判定すると(S74:Yes)、S75に進む。
S75では、CPU14は、表示情報記憶領域20dからi番目のサイトの表示情報112に含まれるサイト情報120を取得する。例えば、ゼロ番目のサイトの場合、図4の例では、サイト情報120(サイトタイトル文字列122とフィード更新日時情報124)が取得される。次いで、CPU14は、i番目のサイトの記憶数Numを特定する(S76)。例えば、ゼロ番目のサイトの場合、図4の例では、合計m個の情報(更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133)が記憶されている。この場合、CPU14は、S76において「m」を特定する。次いで、CPU14は、カウンタjを初期化する(S77)。CPU14は、カウンタjがmより小さいのか否かを判定する(S78)。CPU14は、カウンタjがmより小さいと判定すると(S79:Yes)、S80に進む。
S80では、CPU14は、表示情報記憶領域20dからi番目のサイトのj番目の情報(更新コンテンツ情報132、またはエラー表示情報133のいずれか)を取得する。これにより、1つのコンテンツのコンテンツタイトル文字列140、コンテンツ更新日時情報142、コンテンツ要約文字列144およびコンテンツURL146、または、1のエラー表示情報のエラータイトル文字列148、エラー発生日時情報150、エラー要約文字列152およびエラーURL154が取得される。
次いで、CPU14は、S75で取得されたサイトタイトル文字列122に加え、S80で取得されたコンテンツタイトル文字列140又はエラータイトル文字列148と、S80で取得されたコンテンツ更新日時情報142又はエラー発生日時情報150とを表示パネル50に送信する(S81)。この結果、図14(a)の図に示されるように、コンテンツタイトル文字列140やエラータイトル文字列148が表示パネル50で表示される。なお、図14(a)では、S80で取得された情報が、エラー表示情報133である場合を図示している。よって、図14(a)には、エラータイトル文字列148が表示されている。
なお、コンテンツタイトル文字列140やエラータイトル文字列148は、移動していく(例えば右から左にスクロールしていく)。即ち、コンテンツタイトル文字列140やエラータイトル文字列148は、テロップ状に表示される。なお、サイトタイトル文字列122やコンテンツ更新日時情報142は、表示パネル50で表示されてもよいし、表示されなくてもよい。S81を終えると、図10のS91に進む。
S91では、CPU14は、イベントが発生するまで待機する。イベントが発生するとS92に進む。S92では、CPU14は、コンテンツタイトル文字列140、或いはエラータイトル文字列148のスクロール表示が終了したイベントが発生したのか否かを判定する(S92)。CPU14は、コンテンツタイトル文字列140、或いはエラータイトル文字列148のスクロール表示が終了したイベントが発生したと判定すると(S92:Yes)、カウンタjに1を加算し(S93)、図9のS78に進む。このS78でカウンタjがmより小さいと判定されると(S78:Yes)、CPU14は、S80,S81を再び実行する。これにより、次の情報(例えば1番目の更新コンテンツ情報や2番目のエラー表示情報)に基づいて、コンテンツタイトル文字列140やエラータイトル文字列148がスクロール表示される。
1つの表示情報112に含まれる全ての更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133に基づいて、コンテンツタイトル文字列140およびエラータイトル文字列148がスクロール表示されると、CPU14は、カウンタjがmと同じと判定する(S78:No)。この場合、CPU14は、カウンタiに1を加算し(S79)、次の表示情報112(例えば1番目の表示情報112)についてS75〜S81の処理を実行する。これにより、次の表示情報112に含まれる更新コンテンツ情報132やエラー表示情報133に基づいて、コンテンツタイトル文字列140やエラータイトル文字列148がスクロール表示される。
CPU14は、コンテンツタイトル文字列140、或いはエラータイトル文字列148のテロップ表示が終了したイベントは発生していないと判定すると(S92:No)、リスト表示要求イベントが発生したのか否かを判定する(S94)。図14(a)のようにエラータイトル文字列148がスクロール表示されている状態において、ユーザは、エラータイトル文字列148をタッチすることができる。ユーザがタッチした場合、CPU14は、リスト表示要求イベントが発生したと判定する(S94:Yes)。なお、コンテンツタイトル文字列140がスクロール表示されている状態において、ユーザは、エラータイトル文字列148と同様にコンテンツタイトル文字列140をタッチすることができる。この場合にも、CPU14は、リスト表示要求イベントが発生したと判定する(S94:Yes)。
リスト表示要求イベントが発生したと判定した場合(S94:Yes)、CPU14は、リスト表示処理を実行する(S95)。リスト表示処理の内容については、後で詳しく説明する。リスト表示要求イベントが発生していないと判定した場合(S94:No)、CPU14は、機能実行の操作が発生したのか否かを判定する(S96)。図14(a)に図示されたいずれかのボタン160をユーザは操作することができる。この場合、CPU14は、機能実行の操作が発生したと判定する(S96:Yes)。すると、CPU14は、操作されたボタン160に対応する処理(例えばFAX送信処理、スキャン処理、コピー処理等)を実行する。この場合、多機能機10が機能実行状態に移行し、表示パネル50では実行中の機能に関する情報が表示される。そして、CPU14は、図9のS71に戻って、待機状態に移行するまで待機する。一方、機能実行の操作が発生していないと判定すると(S96:No)、CPU14は、イベントに応じた処理を実行し、S91に戻って、イベントが発生するまで待機する。
次に、図11を参照して、図10のS95の処理で実行されるリスト表示処理について説明する。図11は、リスト表示処理のフローチャートを示した図である。CPU14は、表示情報記憶領域20dからi番目の表示情報112に含まれる全ての更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133を取得する(S101)。例えば、ゼロ番目の表示情報112の場合、図4の例では、合計m個の更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133を含んでいる。この場合、S101において、合計m個の更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133が取得される。
次いで、CPU14は、S75で取得されたサイトタイトル文字列122と、S101で取得された更新コンテンツ情報132およびエラー表示情報133に含まれる情報を用いてリストデータを作成する(S102)。具体的には、各コンテンツタイトル文字列140と各コンテンツ更新日時情報142とに加え、エラー表示情報133が含まれる場合には、各エラータイトル文字列148とエラー発生日時情報150とを含むリストデータを作成する。
その後、CPU14は、S102で作成されたリストデータを表示パネル50に送信する(S103)。この結果、図14(b)に示されるように、リスト170が表示パネル50で表示される。リスト170は、各エラー表示や各コンテンツのそれぞれについて、当該エラー表示に含まれる各エラータイトル文字列148およびエラー発生日時情報150や当該コンテンツのコンテンツタイトル文字列140およびコンテンツ更新日時情報142を含んでいる。図14(b)の例では、発生したエラーについて、例えば、エラー発生日時情報「2008/1/1 19:30」およびエラータイトル文字列「RSS feed download failed」が表示されている。また、スポーツに関するコンテンツについて、コンテンツ更新日時情報「2008/1/1 14:32」とコンテンツタイトル文字列「Sport・・・」とが表示されている。また、この例では、サイトタイトル文字列120も表示されている。CPU14は、S103を終えると、S104に進む。
S104では、CPU14は、イベントが発生するまで待機する。イベントが発生するとS105に進む。S105では、CPU14は、情報選択操作に関するイベントが発生したのか否かを判定する(S105)。図14(b)のようにリスト170が表示されている状態において、ユーザは、1つのエラータイトル文字列148をタッチすることができる。ユーザがタッチした場合、CPU14は、情報選択操作に関するイベントが発生したと判定する(S105:Yes)。なお、リスト170が表示されている状態において、ユーザは、1つのコンテンツタイトル文字列140をタッチすることができる。ユーザがタッチした場合、上述と同様に、CPU14は、情報選択操作に関するイベントが発生したと判定する(S105:Yes)。そして、CPU14は、コンテンツ表示処理を実行する(S106)。コンテンツ表示処理の内容については、後で詳しく説明する。
S105の処理で、CPU14は、情報選択操作に関するイベントが発生していないと判定すると(S105:No)、リスト表示を終了する指示が入力されたのか否かを判定する(S107)。図14(b)に示すようにリスト170が表示されている状態において、ユーザは、ボタン174をタッチすることができる。この場合、CPU14は、リスト表示を終了する指示が入力されたと判定する(S107:Yes)。この場合、CPU14は、リスト表示処理を終了し、図9のS78に戻る。一方、リスト表示を終了する指示が入力されていないと判定すると(S107:No)、CPU14は、イベントに応じた処理を実行し、S104に戻って、イベントが発生するまで待機する。
次に、図12を参照して、図11のS106の処理で実行されるコンテンツ表示処理について説明する。図12は、コンテンツ表示処理のフローチャートを示した図である。CPU14は、表示情報記憶領域20dからi番目の表示情報112に含まれる情報のうち、S105で選択されたコンテンツまたはエラー表示に関係する情報を使用して、表示データを作成する(S111)。この表示データは、S105でコンテンツが選択された場合には、サイトタイトル文字列122と、コンテンツタイトル文字列140と、コンテンツ更新日時情報142と、コンテンツ要約文字列144とを含んだデータとなる。一方、表示データは、S105でエラー表示が選択された場合には、サイトタイトル文字列122と、エラータイトル文字列148と、エラー発生日時情報150と、エラー要約文字列152とを含んだデータとなる。
その後、CPU14は、PC情報記憶領域18c(図2参照)の記憶内容を読み出す(S112)。そして、CPU14は、PC情報記憶領域18cに情報が記憶されているのか否かを判定する(S113)。PC情報記憶領域18cに情報が記憶されていないと判定すると(S113:Yes)、CPU14は、起動中のPC数がゼロと判定して、S114に進む。
S114では、CPU14は、S111で作成された表示データを表示パネル50に送信する(S114)。この結果、図14(c)に示される画面が表示パネル50に表示される。図14(c)の画面は、サイトタイトル文字列120と、エラー要約文字列152とを含んでいる。なお、図14(c)では、S105でエラー表示が選択された場合にS111で作成された表示データを示している。
また、図14(c)の画面は、さらに、PCViewボタン186を含んでいる。PCViewボタン186がユーザによって操作されると、CPU14は、後述する図13のS125以降の処理を実行する。しかし、CPU14は、S113の処理で、起動中のPC数がゼロと判定しているので、図14(c)の画面では、PCViewボタン186をグレーアウトして、Viewボタン186の押下を受け付けない設定にしている。よって、CPU14は、S114の処理後、S125以降の処理を実行せずに、情報表示の終了イベント(終了ボタンの操作)が発生するまで待機する(S115)。
S113の処理で、PC情報記憶領域18cに情報が記憶されていると判定すると(S113:No)、CPU14は、図13のS121に進む。S121では、CPU14は、S111で作成された表示データを表示パネル50に送信する。この結果、図14(d)に示される画面が表示パネル50に表示される。この図14(d)の画面は、図14(c)と同様の画面であるが、PCViewボタン186が、グレーアウトされておらず、通常の表示形態を有する。S121では、CPU14は、PCViewボタン186を通常の表示形態で表示させる属性情報を表示データに付加し、その表示データを表示パネル50に送信する。S121を終えると、CPU14は、S122に進む。
S122では、CPU14は、イベントが発生するまで待機する。イベントが発生するとS123に進む。S123では、CPU14は、PCViewボタン186が操作されたのか否かを判定する(S123)。CPU14は、PCViewボタン186が操作されていないと判定すると(S123:No)、情報表示の終了イベント(終了ボタンの操作)が発生したのか否かを判定する(S124)。CPU14は、情報表示の終了イベント(終了ボタンの操作)が発生したと判定すると(S124:Yes)、コンテンツ表示処理を終了する。
一方、CPU14は、情報表示の終了イベント(終了ボタンの操作)が発生していないと判定すると(S124:No)、イベントに応じた処理を実行し、S122に戻る。また、CPU14は、PCViewボタン186が操作されたと判定すると(S123:Yes)、デフォルトPC情報記憶領域20c(図2参照)の記憶内容を読み出す(S125)。そして、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに情報が記憶されているのか否かを判定する(S126)。CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに情報が記憶されていると判定すると(S126:Yes)、S127に進む。一方、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに情報が記憶されていないと判定すると(S126:No)、S129に進む。
S127では、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているIPアドレスやホスト名が、PC情報記憶領域18cに記憶されているのか否かを判定する(S127)。即ち、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているPCが起動しているのか否かを判定する。
CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているIPアドレスやホスト名が、PC情報記憶領域18cに記憶されていると判定すると(S127:Yes)、図11のS105で選択されたコンテンツのコンテンツURL146、またはS105で選択されたエラー表示のエラーURL154(図4参照)を特定する(S128)。次いで、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているIPアドレスを送信先としてコンテンツURL146またはエラーURL154のいずれかを送信する(S128)。この結果、コンテンツURL146またはエラーURL154の送信先のPC(例えばPC70)は、図5のS6の処理でYESと判定し、送信されたコンテンツURL146またはエラーURL154にアクセスしてコンテンツを表示する。S128を終えると、コンテンツ表示処理が終了する。ここで、エラーURL154のコンテンツには、発生したエラーの詳細や、そのエラーの解除方法、或いはサポートセンターの電話番号等の情報が記録されている。よって、ユーザは、エラーURL154にアクセスすることで、上述の情報を得ることができる。
一方、CPU14は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているIPアドレスやホスト名が、PC情報記憶領域18cに記憶されていないと判定すると(S127:No)、PC情報記憶領域18cに記憶されている各PCに関する情報のリストを作成する(S129)。本実施形態では、CPU14は、PC情報記憶領域18cに記憶されている各PCのホスト名のリストを作成する。CPU14は、リストを表示パネル50に送信する。S129を終えると、CPU14は、S130に進む。
S130では、CPU14は、イベントが発生するまで待機する。イベントが発生するとS131に進む。S131では、CPU14は、PC選択操作が操作されたのか否かを判定する(S131)。具体的には、表示パネル50にS129で作成されたリストが表示されている状態において、ユーザは、1つのPC(ホスト名)をタッチすることができる。この場合、CPU14は、PC選択操作が操作されたと判定し(S131:Yes)、図11のS105で選択されたコンテンツのコンテンツURL146、またはS105で選択されたエラー表示のエラーURL154(図4参照)を特定する(S132)。次いで、CPU14は、S131で選択されたPCのIPアドレスを送信先としてコンテンツURL146またはエラーURL154を送信する。この結果、コンテンツURL146またはエラーURL154の送信先のPC(例えばPC70)は、図5のS6の処理でYESと判定し、送信されたコンテンツURL146またはエラーURL154にアクセスしてコンテンツを表示する。S132を終えると、コンテンツ表示処理が終了する。
S131の処理で、CPU14は、PC選択操作が操作されていないと判定した場合には(S131:No)、表示を終了する指示が入力されたのか否かを判定する(S133)。具体的には、表示パネル50にS129で作成されたリストが表示されている状態において、ユーザが表示終了を指示するボタンを押下した場合には、CPU14は、表示を終了する指示が入力されたと判定する(S133:Yes)。この場合、CPU14は、コンテンツ表示処理を終了する。一方、表示を終了する指示が入力されていないと判定した場合には(S133:No)、イベントに応じた処理を実行し、S130に戻って、イベントが発生するまで待機する。
上述した通り、多機能機表示処理では、多機能機10の表示パネル50が小さいために、コンテンツの全体やエラーの解除方法等を表示するのは難しい。多機能機10は、S128又はS132の処理において、ユーザによって選択されたコンテンツのコンテンツURL146或いはエラー表示情報のエラーURL154をPC(例えばPC70)に送信する。これにより、PC70の表示部82においてコンテンツが表示される。多機能機10の表示パネル50よりもPC70,71の表示部82の方が大きい。ユーザは、大きい表示部82においてコンテンツの全体を見ることができる。PC70,71においてコンテンツを表示することができるために、多機能機10でコンテンツを表示する必要がない。このために、多機能機10にブラウザプログラムを搭載する必要がない。
また、多機能機表示処理では、多機能機10は、起動しているPCにコンテンツURL146やエラーURL154を送信することができる。つまり、起動していないPCにコンテンツURL146やエラーURL154が送信される事態が発生することを防止することができる。また、ユーザは、デフォルトPC情報記憶領域20cに所望のPC(例えば自身が使用するPC)に関する情報を記憶させておくことができる。多機能機10は、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているPCが起動している場合には、そのPCにコンテンツURL146やエラーURL154を送信する。即ち、ユーザによって予め決められたPCに優先的にコンテンツURL146やエラーURL154が送信される。よって、ユーザに改めて所望のPCを選択させる手間を省くことができる。
また、多機能機表示処理では、デフォルトPC情報記憶領域20cに記憶されているPCが起動していない場合(もしくはデフォルトPC情報記憶領域20cにPCが記憶されていない場合)には、起動しているPCの中からユーザが所望のPCを、S129で作成したリストを用いて選択することができる。そして、ユーザによって選択されたPCにコンテンツURL146やエラーURL154が送信される。よって、ユーザが望んでいないPCにコンテンツURL146が送信されるという事象が発生するのを防止することができる。
以上、上述した通り、本実施形態の多機能機10によれば、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合には、それらの失敗を示すエラーの内容(エラータイトル文字列148、エラー発生日時情報150、エラー要約文字列152およびエラーURL154)を、表示情報112に付加する。よって、更新コンテンツ情報132に含まれる各情報と共に、エラーの内容を、表示パネル50にスクロール表示ことができる。従って、多機能機10の使用中に上述した失敗に起因するエラーが発生し、エラーの内容が表示されても、ユーザは、更新コンテンツ情報132に含まれる各情報を視認することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
本実施形態の多機能機10では、エラー表示情報133を、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合に作成したが、これに限られるものではない。即ち、印刷機能、スキャナ機能、電話機能等を使用しているときに、多機能機10でエラーが発生した場合には、その発生したエラーの内容を表示パネル50にスクロール表示させても良い。この構成の場合には、上述の機能を使用しているときに発生したエラーの内容を特定する特定装置を設け、特定装置が特定するエラーの内容を表示パネル50で表示するための情報を、エラー情報記憶領域16fに記憶させれば良い。この構成によれば、フィード情報の取得に失敗した場合およびフィード情報を解析して作成される表示情報の作成に失敗した場合に加え、より広範囲のエラーに対するエラー表示情報133を作成し、表示パネル50にスクロール表示させることができる。
また、本実施形態においては、エラー表示情報作成・登録処理のS53の処理で、表示情報112に含まれるコンテンツ更新日時情報142やエラー発生日時情報150から更新日時が最古のものを特定し、その特定したものがコンテンツ更新日時情報142であれば、そのコンテンツ更新日時情報142が含まれた更新コンテンツ情報132を削除する一方、その特定したものがエラー発生日時情報150であれば、そのエラー発生日時情報150が含まれたエラー表示情報133を削除したが、これに限られるものではない。即ち、S53の処理において、表示情報112に含まれるコンテンツ更新日時情報142やエラー発生日時情報150から更新日時が最古のものを特定した後に、その特定した更新日時と同一の日付であるコンテンツ更新日時情報142やエラー発生日時情報150を抽出し、抽出したコンテンツ更新日時情報142が含まれる更新コンテンツ情報132や、抽出したエラー発生日時情報150が含まれるエラー表示情報133を、更新日時が最古である更新コンテンツ情報132やエラー表示情報133に加えて削除しても良い。この場合には、特定した更新日時と同一の日付である更新コンテンツ情報132やエラー表示情報133を、更新日時が最古である更新コンテンツ情報132やエラー表示情報133と共に、一括して削除することができる。
また、本実施形態においては、各コンテンツのタイトルを表示する対象を多機能機10としたが、これに限られるものではない。即ち、各コンテンツのタイトルを表示する対象を、スキャナ装置、プリンタ装置、或いは電話機等、表示パネル50が搭載可能である装置としても良い。この構成の場合には、スキャナ装置、プリンタ装置、或いは電話機に設けられた表示パネル50に、各コンテンツのタイトルを表示することができる。
また、本実施形態の画像形成システム1では、多機能機10と、PC70,71とは、ケーブルにて(有線にて)、互いに接続されていたが、これに限られるものではない。即ち、多機能機10およびPC70,71の各々に無線通信インターフェイスを設け、その無線通信インターフェイスを用いて、多機能機10とPC70,71とを無線通信によって電気的に接続しても良い。
また、本実施形態においては、各コンテンツ提供サーバ90,91は、コンテンツとフィード情報の両方を記憶していたが、これに限られるものではなく、コンテンツを記憶するためのサーバとフィード情報を記憶するためのサーバが別体に構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、多機能機10は、ブラウザプログラムを有していなかったが、これに限られるものではなく、多機能機10は、ブラウザプログラムを有していてもよい。この構成の場合には、多機能機10は、コンテンツをダウンロードして表示パネル50で表示することができる。