JP4865628B2 - プラズマディスプレイパネル用背面板及びその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用背面板及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル用背面板及びその製造方法に関し、特に背面板が備える蛍光体層及びその形成方法に関するものである。
高品位テレビジョン画像を大画面で表示するためのディスプレイ装置として、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)を用いたディスプレイ装置への期待が高まっている。
PDPは、前面板と背面板とを対向配置して周辺部を封着部材によって封着した構造を有している。前面板と背面板との間には放電空間が形成され、当該放電空間にはネオン(Ne)及びキセノン(Xe)などの放電ガスが封入されている。
前面板は、ガラス基板の一方の面にストライプ状に形成された走査電極と維持電極とで構成される複数の表示電極対と、これらの表示電極対を覆う誘電体層及び保護層とを備えている。
背面板は、ガラス基板の一方の面に表示電極対と直交する方向にストライプ状に形成された複数のアドレス電極と、これらのアドレス電極を覆う下地誘電体層と、放電空間をアドレス電極毎に区画するようにストライプ状に形成された隔壁と、互い隣り合う隔壁の側面と下地誘電体層とで形成される溝部に順次塗布された赤色、緑色、及び青色の蛍光体層とを備えている。
表示電極対とアドレス電極とは互いに直交しており、その交差部が放電セルになる。これらの放電セルはマトリクス状に配列されており、表示電極対の延在方向に並ぶ赤色、緑色、及び青色の蛍光体層を有する3個の放電セルが、カラー表示のための画素になる。PDPは、順次、走査電極−アドレス電極間、及び走査電極−維持電極間に所定の電圧を印加してガス放電を発生させ、そのガス放電によって生じる紫外線で蛍光体層を励起して可視光を発光させることによりカラー画像を表示することができる。
近年、PDPの高精細化に伴って、放電セルの微細化が進んでいる。放電セルのサイズが小さくなると、輝度が低下すると共に、放電開始電圧が上昇するという課題がある。放電開始電圧が上昇すると、前面板の表示電極対間の容量の変動が大きく影響して、放電不良を起こす放電セル(以下、放電不良セルという)が増加する。特に背面板の蛍光体層の一部(以下、蛍光体という)が前面板の表示電極対間に付着した場合には、放電が阻害されて放電不良セルが増加することとなる。
前面板への蛍光体の付着は、前面板と背面板の封着時又は搬送時に背面板の隔壁に力が加わり、隔壁の頂部又は側面上に形成された蛍光体層が部分的に破壊して飛散することにより発生する。
この蛍光体の飛散を抑制する方法としては、例えば、特許文献1〜3に開示された方法がある。特許文献1には、表面に粘着性を備えた弾性粘着層を隔壁の頂部に押し付けることにより、隔壁の頂部付近の蛍光体を除去する方法が開示されている。また、特許文献2,3には、蛍光体の層厚を、表示品質を確保する観点から理想的な形状を形成する方法が開示されている。
特開2000−123730号公報 特開平11−96922号公報 特開平2000−260330号公報
しかしながら、近年のPDPの高精細化に伴い、放電セルを構成する各要素の形状精度はさらに高精度が要求されている。例えば、隔壁の頂部付近の側面上に形成された蛍光体層の膜厚精度は、通常のVGAレベルの表示を行うPDPではそれほど要求されないが、ハイディフィニッションレベルの表示を行うPDPでは、前面板の表示電極対間への蛍光体の付着が例え僅かであっても放電不良が発生して画像表示品質が低下することがあるため、高い膜厚精度が要求される。
これに対して、例えば特許文献1に開示された方法では、表面に粘着性を備えた弾性粘着層を隔壁の頂部に押し付けることにより、隔壁の頂部の蛍光体を除去する際、弾性粘着層が弾性変形するために、隔壁の頂部の蛍光体だけでなく、隔壁の頂部付近の側面上に形成された蛍光体をも除去してしまうことがあり得る。この際、弾性粘着層の弾性変形量は、隔壁の形状及び弾性粘着層に付加する圧力に依存するため、隔壁の頂部付近の側面上に形成された蛍光体層の膜厚に大きなばらつきが生じてしまう。したがって、特許文献1の方法では、蛍光体層の膜厚精度を高くすることが困難であるため、当該膜厚のばらつきにより蛍光体の飛散を抑えることができず、放電不良を防止できない。すなわち、特許文献1の方法では、PDPが高精細化して放電セルが微細化することに対応することは困難である。
従って、本発明の目的は、このような従来の課題を解決することにあって、蛍光体の飛散による放電不良を抑制でき、且つPDPの高精細化に対応することができるPDP用背面板及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第態様によれば、基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
前記溝部の全体に蛍光体予備層を配置したのち、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に配置された前記蛍光体予備層の一部を除去することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
前記除去される蛍光体予備層の一部の除去幅Pxと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Px/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法を提供する。
本発明の第態様によれば、基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
前記溝部の全体に蛍光体予備層を配置したのち、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に配置された前記蛍光体予備層の一部を除去することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
前記除去される蛍光体予備層の一部の除去高さPyと前記バス電極の厚さByとが、3<Py/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板を提供する。
本発明の第態様によれば、基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に撥水層を配置したのち、前記溝部に前記蛍光体層を配置することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
前記撥水層の形成幅Rxと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Rx/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法を提供する。
本発明の第態様によれば、基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に撥水層を配置したのち、前記溝部に前記蛍光体層を配置することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
前記撥水層の形成高さRyと前記バス電極の厚さByとが、3.0<Ry/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法を提供する。
本発明の第態様によれば、基板上に電極が形成され、前記電極上に誘電体層が形成され、前記誘電体層上に複数の隔壁が形成され、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層が順次形成されたプラズマディスプレイパネル用背面板であって、
前記蛍光体層は、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて形成され、
前記近傍領域の幅Exと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Ex/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板を提供する。
本発明の第態様によれば、基板上に電極が形成され、前記電極上に誘電体層が形成され、前記誘電体層上に複数の隔壁が形成され、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層が順次形成されたプラズマディスプレイパネル用背面板であって、
前記蛍光体層は、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて形成され、
前記近傍領域の高さEyと前記バス電極の厚さByとが、3.0<Ey/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板を提供する。
本発明にかかるプラズマディスプレイ用背面板の製造方法によれば、溝部に蛍光体層を形成するとき、蛍光体層が隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて形成されるようにしている。すなわち、蛍光体層が部分的に破壊し飛散しやすい前記近傍領域には、蛍光体層を形成しないようにしている。これにより、蛍光体層の一部の飛散による放電不良を抑制することができ、且つPDPの高精細化に対応することができるPDP用背面板を高歩留まりで製造することができる。
また、本発明にかかるプラズマディスプレイパネル用背面板によれば、隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて蛍光体層が形成されているので、蛍光体層の一部の飛散による放電不良を抑制することができ、且つPDPの高精細化に対応することができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1実施形態》
図1を用いて、本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板(以下、背面板2という)を備えるPDP100の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる背面板2を備えたPDP100の一部を示す斜視図である。
図1において、PDP100は、PDP用前面板1と、前面板1に対向配置された背面板2とを備えている。前面板1と背面板2との間の外周部には、ガラスフリットなどの封着部材(図示せず)が配置されている。当該封着部材によって、PDP100が機密封着され、PDP100の内部に放電空間30が形成されている。放電空間30には、例えばネオン(Ne)、キセノン(Xe)などの放電ガスが封入されている。
前面板1は、ガラス等で構成された前面基板10を備えている。前面基板10の一面上には、帯状の表示電極対11とブラックストライプ(遮光層)14とが、互いに平行に複数配列されている。表示電子対11は、帯状の走査電極12と維持電極13とで構成されている。走査電極12と維持電極13とは、それぞれ可視光を透過する透明電極(図示せず)と、当該透明電極上に配置され、各電極の抵抗を低くするためのバス電極(図1では図示せず、図3では12a,13aと示す)とで構成されている。
また、前面基板10の一面上には、それぞれの表示電極対11及びブラックストライプ14を覆うように誘電体層15が形成されている。このように形成されることにより、誘電体層15はコンデンサとしての働きをする。誘電体層15上には、電極保護のため、誘電体層15を覆うように保護層16が設けられている。
背面板2は、ガラス等で構成された基板の一例である背面基板20を備えている。背面基板20の一面上には、電極の一例である複数の帯状のアドレス電極21が、それぞれ表示電極対16に直交するとともに、互いに平行に配置されている。
また、背面基板20の一面上には、それぞれのアドレス電極21を覆うように誘電体層の一例である下地誘電体層22が配置されている。下地誘電体層22上には、放電空間30をアドレス電極21毎に区画するように、アドレス電極21の延在方向と平行に複数の隔壁23が配列されている。互いに隣り合う隔壁23,23の側面と下地誘電体層22とで形成される溝部24には、紫外線により赤色、緑色、及び青色に発光する蛍光体層25が順次、塗布されている。なお、本第1実施形態においては、前面板1の走査電極12及び維持電極12のバス電極(図3では12a,13aと示す)に対向する隔壁23のバス電極対向部分(図3では23aと示す)の近傍領域(図3では23bと示す)には、後で詳しく説明するように、蛍光体層25が存在しないようになっている。
上記構成により、表示電極対12とアドレス電極21とが互いに直交する交差部には、それぞれ放電セル31が形成される。すなわち、放電セル31はマトリクス状に配列されている。これらの放電セル31がPDP100の画像表示領域となり、表示電極対11の延在方向に並ぶ赤色、緑色、及び青色の蛍光体層25を有する3個の放電セル31が、カラー表示のための画素となる。
例えば外部に設置された駆動回路から、走査電極12−アドレス電極21間、及び走査電極12−維持電極13間に各種駆動信号が順次印加されると、各放電セル31内にガス放電が発生し、そのガス放電により紫外線が発生する。PDP100は、このようにして各放電セル31内に発生した紫外線が、各放電セル31に対応する蛍光体層25を励起して可視光を発光させることにより、カラー映像を表示することができる。
次に、図2A〜図2F、図3A、及び図3Bを用いて、背面板2の製造方法について、各部材の材質及び厚さ、形成方法等を例示しながら詳細に説明する。図2A〜図2Fはそれぞれ、背面板2の製造方法を模式的に示す図である。図3Aは、背面板2と、前面板1のバス電極12a,13aとの配置関係を模式的に示す拡大斜視図である。図3Bは、背面板2と、蛍光体層形成工程において用いるマスク32との配置関係を示す拡大斜視図である。
まず、図2Aに示すように、背面基板20上にアドレス電極21をストライプ状に形成する(電極形成工程)。
このとき、背面基板20には、厚さ1.0mm〜3.0mm程度の、ソーダライムガラス、高歪み点ガラス、又は各種セラミックスなどで構成される絶縁基板を使用することができる。アドレス電極21は、銀を主成分とした導電性ペーストをスクリーン印刷法により形成することができる。また、アドレス電極21は、銀を主成分とした感光性ペーストをダイコート法、又は印刷法などによって背面基板20に塗布した後、100℃〜200℃で乾燥し、露光及び現像するフォトリソグラフィー法によりパターンニングすることで形成することもできる。さらに、アドレス電極21は、ディスペンス法、インクジェット法などの他の方法によって形成することもできる。
なお、アドレス電極21は、塗布及び乾燥後に、さらに400℃〜700℃で焼成されることが好ましく、膜厚は1μm〜4μmの範囲内で形成されることが好ましい。
次に、図2Bに示すように、アドレス電極21を形成した背面基板20上に、アドレス電極21を覆うように下地誘電体層22を形成する(誘電体層形成工程)。
このとき、下地誘電体層22は、ダイコート法又は印刷法などにより形成することができる。
次に、図2Cに示すように、下地誘電体層22上に、複数の隔壁23をストライプ状に形成する(隔壁形成工程)。
このとき、隔壁23は、以下のようにして形成することができる。
まず、低融点ガラスと、フィラーなどを含む無機材料粉末と、バインダー樹脂などを含む有機性添加物と、有機溶剤とを含有するペーストを、ダイコート法又は印刷法などにより下地誘電体層22に塗布して膜を形成する。その後、当該膜を100℃〜200℃で乾燥する。次いで、乾燥後の膜を、露光及び現像するフォトリソグラフィー法によりパターンニングし、400℃〜700℃で焼成する。これにより、隔壁23を下地誘電体層22上に形成することができる。
なお、隔壁23は、サンドブラスト法、エッチング法、又は成型法によって形成することもできる。また、隔壁23は、下地誘電体層22上にストライプ状に形成することに限定されず、井桁状などの他の形状で形成してもよい。
次に、図2Dに示すように、互いに隣接する隔壁23,23と下地誘電体層22とで形成される溝部24にそれぞれ、蛍光体予備層25aを配置する(蛍光体予備層配置工程)。
このとき、蛍光体予備層25aは、以下のようにして配置することができる。
まず、蛍光体粉末と、バインダーなどを含む有機性添加物と、有機溶剤とを含有するペーストを、ダイコート法、印刷法、ディスペンス法、又はインクジェット法などにより溝部24に塗布して膜を配置する。その後、当該膜を100℃〜200℃で乾燥する。これにより、蛍光体予備層25aを溝部24に配置することができる。
蛍光体粉末としては、赤色、緑色、及び青色のそれぞれ公知の蛍光体粉末が使用できる。例えば、赤色の蛍光体粉末としては、Y:Eu、YVO:Eu、YS:Euなどが使用でき、緑色の蛍光体粉末としては、ZnGeO:M、BaAl1219:Mn、LaPO:Tbなどが使用できる。青色の蛍光体粉末としては、Sr(POCl:Eu、BaMgAl1424:Euなどが使用できる。
次に、図2E、図2F、図3A、又は図3Bに示すように、バス電極12a,13aに対向する位置に配置される、隔壁23の頂部のバス電極対向部分23aの近傍領域23bに配置された蛍光体予備層25aの一部を除去する(蛍光体予備層除去工程)。
なお、図2Fは、前面板1のバス電極12a,13aを通るように切った背面板2の断面を示している。また、図3A及び図3Bでは、図を見やすくするため、蛍光体予備層25aの一部を除去する近傍領域23bを一箇所のみ示している。
蛍光体予備層25aの一部の除去は、図2E及び図3Bに示すように、感光性フィルム又は金属などで形成されたマスク32を用いて、サンドブラスト法により行うことができる。
まず、近傍領域23bに配置され乾燥された蛍光体予備層25aの一部の上方に、マスク32に設けた複数の開口部32aが位置するように位置合わせする。なお、それぞれの開口部32aは、隔壁23の延在方向と直交する方向の長さが隔壁23上に配置された蛍光体予備層25aの厚みにほぼ一致し、隔壁23の延在方向に平行な方向の長さが、後述する蛍光体予備層25aの除去幅Pxとほぼ一致するように形成されている。
上記位置合わせ後、粒子径3μm〜20μmのステンレス鋼、セラミックス等の微粒子33を、マスク32の複数の開口部32aを通じて近傍領域23bに配置され乾燥された蛍光体予備層25aの一部に、高圧エア34で吹き付ける。これにより、当該蛍光体予備層25aの一部を除去することができる。
なお、高圧エア34により蛍光体予備層25aの一部に吹き付けた微粒子33は、蛍光体予備層25a上に残留することがないように、当該高圧エア34により吹き飛すようにしている。
なお、ここでは、蛍光体予備層25の一部を除去したものを蛍光体層25という。本第1実施形態においては、上記蛍光体予備層配置工程と蛍光体予備層除去工程とで、蛍光体層25を溝部24に形成する蛍光体層形成工程が行われる。
なお、上記サンドブラスト法においては、マスク32に代えて、例えば内径0.5mm以下の微小ノズルを用いてもよい。この場合、微小ノズルを通じて微粒子33を蛍光体予備層25aの一部に供給することで、当該蛍光体予備層25aの一部を除去することができる。
また、レーザー又は加圧エアなどを用いて当該蛍光体予備層25aの一部を除去することもできる。
すなわち、レーザーを用いる場合には、近傍領域23bに形成され乾燥された蛍光体予備層25aの一部上に、エキシマレーザー、YAGレーザー、又はCO2レーザー等を走査する(供給する)ことで、当該蛍光体予備層25aの一部を除去することができる。
一方、加圧エアを用いる場合には、蛍光体予備層25aを400℃〜500℃で焼成した後、近傍領域23bに形成され焼成された蛍光体予備層25aの一部に、例えばマスク32を介して50〜300L/minのエアを吹き付ける(供給する)ことで、当該蛍光体予備層25aの一部を除去することができる。
次に、図3及び図4を用いて、蛍光体予備層25aの一部を除去する大きさとして、好ましい大きさについて説明する。
なお、図3において、Bxは、バス電極12a又は13aの幅方向(隔壁23の延在方向と平行な方向)の長さを示し、Byは、バス電極12a又は13aの厚さ方向(隔壁23の高さ方向と平行な方向)の長さを示している。例えば、バス電極幅Bxは20μm〜80μmの範囲内で設定され、バス電極厚さByは3μm〜10μmの範囲内で設定される。
また、図3において、Pxは、除去する蛍光体予備層25aの一部の除去幅(隔壁23の延在方向と平行な方向の長さ)を示し、Pyは、除去する蛍光体予備層25aの一部の除去高さ(隔壁23の高さ方向と平行な方向の長さ)を示している。
図4は、蛍光体予備層25aの一部を除去していない従来のPDPにおいて、バス電極幅Bxを30μmに設定して放電不良を起こした放電不良セルを観察し、当該放電不良セルの蛍光体予備層25aの一部の欠落幅(隔壁23の延在方向と平行な方向の長さ)に対する度数分布を示したグラフである。
図4より、従来のPDPにおいては、蛍光体予備層25aの一部の欠落幅が、0μm〜15μmである放電不良セルが0個発生し、15μm〜30μmである放電不良セルが15個発生し、30μm〜45μmである放電不良セルが70個発生していることが分かる。また、図4より、従来のPDPにおいては、蛍光体予備層25aの一部の欠落幅が、45μm〜60μmである放電不良セルが42個発生し、60μm〜75μmである放電不良セルが9個発生し、75μm以上である放電不良セルが10個発生していることが分かる。
このことから、蛍光体予備層25aの一部を15μm以上の長さ(幅)分だけ予め除去しておくことで、放電不良セルの発生を抑制できるものと考えられる。すなわち、除去幅Pxを30μmに設定すれば、15個の放電不良セルの発生を抑制でき、除去幅Pxを45μmに設定すれば、85(=15+70)個の放電不良セルの発生を抑制できる。また、除去幅Pxを60μmに設定すれば、127(=15+70+42)個の放電不良セルの発生を抑制できる。言い換えれば、放電不良セルの総個数が148個(=15+70+42+9+10)であるので、除去幅Pxを60μmとすれば、放電不良セルの発生を約86%(=127/148)抑制することができることになる。
一方、除去幅Pxを大きくすることは、PDP100の全体の輝度を低下させるとともに視野角にムラを生じさせることに繋がる。したがって、バス電極幅Bxを30μmに設定したときには、除去幅Pxは15μm〜60μmの範囲内で設定されることが好ましい。すなわち、バス電極幅Bxと除去幅Pxとは、次式(1)の関係を満たすように設定されることが好ましい。
0.5<Px/Bx<2.0・・・・・・(1)
なお、上記ではバス電極幅Bxに応じて除去幅Pxを設定するようにしたが、前面板1の走査電極12及び維持電極13とは、誘電体層15及び保護層16に覆われているため、前面板1と背面板2の隔壁23との衝突は、走査電極12又は維持電極13の体積分だけ誘電体層15及び保護層16が盛り上がった部分で発生することになる。このため、好ましくは、上記盛り上がり部分の幅に応じて除去幅Pxを設定するものとする。
一方、蛍光体予備層25aの一部の除去高さPyについても、除去高さPyが小さいと、蛍光体層25が部分的に破壊して飛散する恐れがある。このため、バス電極厚さByと除去高さPyとは、次式(2)の関係を満たすように設定されることが好ましい。
3.0<Py/By・・・・・・(2)
なお、蛍光体予備層25aの除去する部分は、表示電極12又は維持電極13の影になるため、除去高さPyを大きく設定しても、輝度への影響は少ない。したがって、上記(2)式では上限を設けなくてもよい。
以上、本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法によれば、蛍光体層25が部分的に破壊して飛散する恐れのある部分を予め除去するようにしている。また、溝部24の全体に蛍光体予備層25aを形成したのち、近傍領域23bに位置する蛍光体予備層25aの一部を除去するようにしているので、蛍光体層25の膜厚を、ばらつきなく、均一にすることができる。したがって、前面板1への蛍光体層25の一部の付着による放電不良を抑制でき、且つPDPの高精細化に対応できるPDPを製造することができる。
また、本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板によれば、前面板1への蛍光体層25の一部の付着による放電不良を抑制でき、且つPDPの高精細化に対応できるPDPを実現することができる。
《第2実施形態》
図5を用いて、本発明の第2実施形態にかかる背面板2の製造方法を説明する。図5は、本発明の第2実施形態にかかる背面板2の製造方法を模式的に示す図である。
上記第1実施形態においては、溝部24に蛍光体予備層25aを配置したのち、近傍領域23bに配置された蛍光体予備層25aの一部を除去して、蛍光体層25を形成するようにした。本発明の第2実施形態にかかる背面板2の製造方法では、これに代えて、近傍領域23bに予め撥水層26を配置することにより、近傍領域23bを除いた溝部24に蛍光体層25を形成するようにしている。それ以外の点は、第1実施形態と同様であるので重複する説明は省略し、相違する製造方法について、主に説明する。
上記隔壁形成工程終了後(図2C参照)、図5に示すように、バス電極対向部分23aの近傍領域23bに撥水層26を配置する(撥水層配置工程)。
ここで、撥水層26の材料としては、蛍光体層25をはじくことができる材料、例えばODS、FAS−3、FAS−13、FAS−17、OMS、FMS等のフッ素系材料、あるいはシリコーン系材料などを用いることができる。撥水層26は、当該材料をディスペンス法、インクジェット法、又は印刷法などによって塗布したのち、乾燥させることで形成することができる。
次に、溝部24に蛍光体層25を配置する(蛍光体層配置工程)。
このとき、バス電極対向部分23aの近傍領域23bには、撥水層26が配置されているので、蛍光体層25は配置されない。
上記撥水層配置工程及び蛍光体層配置工程により、上記第1実施形態と同様に、図2Fに示すように、バス電極対向部分23aの近傍領域23bを除く溝部24に蛍光体層25が形成される。なお、本第2実施形態では、上記撥水層配置工程と蛍光体層配置工程とで、蛍光体層25溝部24に形成する蛍光体層形成工程が行われる。
なお、撥水層26を配置した部分には、蛍光体層25を配置しないようにすることができるので、撥水層26の形成幅Rx(隔壁23の延在方向と平行な方向の長さ)と前面板1のバス電極幅Bxとは、次式(3)の関係を満たすように設定されることが好ましい。
0.5<Rx/Bx<2.0・・・・・・(3)
このように設定されることにより、上記第1実施形態と同様に、蛍光体層25の一部が飛散することによる放電不良を大幅に抑制することができる。さらに、PDP100の全体の輝度の低下を抑えるとともに、視野角にムラが生じることを抑えることができる。
一方、撥水層26の形成高さRy(隔壁23の高さ方向と平行な方向の長さ)と前面板1のバス電極厚さByとは、次式(4)の関係を満たすように設定されることが好ましい。
3<Ry/By・・・・・・(4)
このように設定されることにより、上記第1実施形態と同様に、蛍光体層25の一部が飛散することによる放電不良を大幅に抑制することができる。
以上、本発明の第2実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法によれば、蛍光体層25が部分的に破壊して飛散する恐れのある部分に、先に撥水層26を配置して、当該部分には蛍光体層25が配置されないようにしている。また、溝部24の近傍領域23bに撥水層26を配置することにより、溝部24の近傍領域23b以外の領域には、蛍光体層25をばらつきなく均一に形成することができる。したがって、前面板1への蛍光体層25の一部の付着による放電不良を抑制でき、且つPDPの高精細化に対応することができるPDP用背面板を製造することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、蛍光体層25を溝部24に形成するときに、撥水層26を先に形成することなく、ディスペンス法、又はインクジェット法などにより、図3に示すように、バス電極対向部分23aの近傍領域23bを除く溝部24に蛍光体層25を塗布するようにしてもよい。
なお、近傍部分23bの幅及び高さは、上記第1実施形態における蛍光体予備層25aの一部の除去幅Px、除去高さPyと同様に設定されるものである。すなわち、近傍部分23bの幅をExとしたとき、幅Exとバス電極幅Byとが、次式(5)の関係を満たすことが好ましい。
0.5<Ex/Bx<2.0・・・・・・(5)
また、近傍部分23bの高さをEyとしたとき、高さEyとバス電極厚さByとが、次式(6)の関係を満たすことが好ましい。
3.0<Ey/By・・・・・・(6)
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかるPDP用背面板及びその製造方法は、蛍光体の飛散による放電不良を抑制でき、且つPDPの高精細化に対応することができるので、特に高精細化が求められるPDPを用いたディスプレイ装置に有用である。
本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板を備えたPDPの一部を示す斜視図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示す説明図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示す他の図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示すさらに他の図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示すさらに他の図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示すさらに他の図 本発明の第1実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示すさらに他の図 前面板のバス電極と背面板との配置関係を示す拡大斜視図 サンドブラスト法で用いるマスクと背面板との配置関係を示す拡大斜視図 従来のPDP用背面パネルで発生した放電不良セルにおける蛍光体層の欠落幅と欠落個数との関係を示すグラフ 本発明の第2実施形態にかかるPDP用背面板の製造方法を模式的に示す図
符号の説明
1 前面板
2 背面板
10 前面基板
11 表示電極対
12 走査電極
13 維持電極
14 ブラックストライプ
15 誘電体層
16 保護層
20 背面基板
21 アドレス電極
22 下地誘電体層
23 隔壁
24 溝部
25 蛍光体層
25a 蛍光体予備層
26 撥水層
30 放電空間
31 放電セル

Claims (6)

  1. 基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
    前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
    前記溝部の全体に蛍光体予備層を配置したのち、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に配置された前記蛍光体予備層の一部を除去することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
    前記除去される蛍光体予備層の一部の除去幅Pxと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Px/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法。
  2. 基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
    前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
    前記溝部の全体に蛍光体予備層を配置したのち、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に配置された前記蛍光体予備層の一部を除去することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
    前記除去される蛍光体予備層の一部の除去高さPyと前記バス電極の厚さByとが、3<Py/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法。
  3. 基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
    前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
    プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に撥水層を配置したのち、前記溝部に前記蛍光体層を配置することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
    前記撥水層の形成幅Rxと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Rx/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法。
  4. 基板上に電極を形成し、前記電極上に誘電体層を形成し、前記誘電体層上に複数の隔壁を形成し、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層を順次形成するプラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であって、
    前記溝部に前記蛍光体層を形成するとき、
    プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域に撥水層を配置したのち、前記溝部に前記蛍光体層を配置することにより、前記近傍領域を除いて前記蛍光体層を形成し、
    前記撥水層の形成高さRyと前記バス電極の厚さByとが、3.0<Ry/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法。
  5. 基板上に電極が形成され、前記電極上に誘電体層が形成され、前記誘電体層上に複数の隔壁が形成され、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層が順次形成されたプラズマディスプレイパネル用背面板であって、
    前記蛍光体層は、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて形成され、
    前記近傍領域の幅Exと前記バス電極の幅Bxとが、0.5<Ex/Bx<2.0の関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板。
  6. 基板上に電極が形成され、前記電極上に誘電体層が形成され、前記誘電体層上に複数の隔壁が形成され、互いに隣り合う前記隔壁と前記誘電体層とでそれぞれ形成される溝部に蛍光体層が順次形成されたプラズマディスプレイパネル用背面板であって、
    前記蛍光体層は、プラズマディスプレイパネル用前面板と前記背面板とが対向配置されたときに前記前面板が備えるバス電極と対向する前記隔壁のバス電極対向部分の近傍領域を除いて形成され、
    前記近傍領域の高さEyと前記バス電極の厚さByとが、3.0<Ey/Byの関係を満たす、プラズマディスプレイパネル用背面板。
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