JP4865481B2 - 容器の段ばらし装置 - Google Patents
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Description
1) 段積みされた複数の容器を下方の容器から1個又は複数段単位にばらして搬送コンベヤに払い出す容器の段ばらし装置であって、
垂直方向に送る無端チェーン又は無端索体を搬送コンベヤに沿って所定間隔おいて前後一対設け、同前後一対の無端チェーン又は無端索体を搬送コンベヤを挟んで対向させて左右一組設け、左右それぞれの前後一対の無端チェーン又は無端索体間に容器を掛止する掛止部材を軸端に枢支点ローラを備えた枢支軸を介して容器の高さ寸法より長い間隔で複数架設し、同枢支点ローラを嵌入して掛止部材の枢支軸位置を無端チェーン又は無端索体に沿うように規制しながら移動させる無端ガイドを設け、容器側に位置する対向する左右の掛止部材が同じ高さで且つ前後方向に傾かないように前後左右の無端チェーン又は無端索体を同期させて下方向送りに回動させる駆動手段を設け、掛止部材が容器側を移動する途中で把持部材で把持された容器の位置から掛止部材で持ち降ろした容器を搬送コンベヤ上に移載する位置又はその下方位置までの区間において左右の掛止部材の掛止部を容器側に長く突出させて容器を突き出した左右の掛止部材の掛止部で掛止して容器を持ち降ろせるようにする掛止部突出手段を設け、容器の両側面を左右から加圧して把持する左右一対の把持部材を垂直方向に移動する掛止部材と当たらない位置に配置するとともに容器方向に進退可能に設け、掛止部材が段積みされた容器の最下段の容器を掛止した時点で把持部材を容器側とは反対側へ一時後退しその後掛止部材で掛止した最下段の容器が把持部材を通過して所定の段の容器が把持部材で把持できる位置まで移動すると把持部材を把持位置まで前進させるように把持部材を制御する把持部材制御手段を設け、掛止部材が上記区間の上端に移動した後から掛止部材の掛止部を容器側へ突出させながら把持部材で把持されている容器の下方へ一時的に下降させた後に把持部材から受け渡された容器を掛止して下方向へ移動して搬送コンベヤに移載するように掛止部材の掛止部を移動させる掛止部受渡し可動手段を設け、しかも掛止部材は、前後一対の無端チェーン又は無端索体間に懸架した枢支軸の前後位置それぞれに枢支具をその中間で枢支するように取り付け、前後の対向する枢支具の容器側端部に前後方向へ伸びる掛止部となる掛止受材を架設し、枢支具の枢支軸下方にガイドローラを回転自在に設け、容器側とは反対側の枢支具の端部に案内ローラを取り付けた構造とし、前記ガイドローラを嵌入させる断面凹状の環状のガイド溝を無端チェーン又は無端索体の内側位置に設け、前記案内ローラを当接させるローラガイドを容器側の無端チェーン又は無端索体の内側近接位置に設け、掛止部突出手段は、前記ガイド溝を無端チェーン又は無端索体と所定間隔離して掛止受材を容器側に突出させずに内側に後退させた状態を維持するように枢支具の姿勢を規制する形状にするとともに、掛止受材を突出させる区間のガイド溝を容器方向に湾曲させてその部分をガイド溝の一面が分断されるように欠除し、同分断したガイド溝間にガイドローラが連続的に当接するように直線状のガイド板を設け、掛止受材の突出区間でガイドローラがガイド溝から外れてガイド板で拘束されながら移動するようにし、前記ローラガイドはガイド板に当接しているガイドローラを再度ガイド溝へ案内して嵌入させるように枢支具の姿勢を規制する形状にし、同ガイド溝の欠除区間で無端チェーン又は無端索体と無端ガイドと枢支点ローラとガイド板とガイドローラとで枢支具が枢支軸まわりに回転して掛止受材は起き上がって容器方向へ突出するように枢支具の姿勢を規制する構造とし、掛止部受渡し可動手段は、ガイド溝の欠除の部分の上端から上方に従ってガイド溝を無端チェーン又は無端索体から離間して前記の所定間隔の位置になるまで湾曲させることで掛止部材を下方向に送りながら回転させて掛止部となる掛止受材を規制するように運動させる構造としたことを特徴とする、容器の段ばらし装置
2) 駆動手段は無端チェーン又は無端索体を正逆いずれの送り方向にも駆動できるようにし、段ばらし開始時に把持部材制御手段は把持部材を後退させ、掛止部材で段積みされた容器を搬送コンベヤから持ち上げて所定の段の容器が把持部材で把持できる位置に来た時点で、把持部材制御手段は把持部材を前進させて所定の段の容器を把持し、その後駆動手段は無端チェーン又は無端索体を逆転させて掛止部材上の容器を搬送コンベヤに移載する制御を備え、持ち上げた段積みされた容器の全段を把持部材で把持させることなく直ちに段ばらしを開始できるようにした、前記1)記載の容器の段ばらし装置
3) 駆動手段は無端チェーン又は無端索体を正逆いずれの送り方向にも駆動できるようにし、掛止部材で持ち上げた容器が把持部材で把持されている容器と重なった時点で把持部材を容器側とは反対側へ一時後退しその後掛止部材で掛止した最下段の容器が把持部材で把持できる位置まで移動すると把持部材を把持位置まで前進させるように把持部材を制御する把持部材制御手段と、掛止部材が上記区間の上端に移動した後から掛止部材の掛止部を容器側とは反対側へ後退させながら一時的に下方まで下降させた後に上方向に移動させて掛止部で持ち上げた段積みされた容器を前進した把持部材に受け渡すように掛止部材の掛止部を移動させる掛止部受渡し可動手段とで構成される段積み制御手段を設けた、前記1)又は2)記載の容器の段ばらし装置
4) 掛止部材が段積みする最後の容器を搬送コンベヤから持ち上げて把持部材で把持されている容器に下方から追加して掛止部材で全ての容器を段積みした後の時点で、把持部材制御手段は把持部材を後退させるとともにこの後退位置を維持し、その後駆動手段は無端チェ−ン又は無端索体を逆転させて掛止部材上の段積みされた容器を搬送コンベヤに移載する制御を備え、段積みされる最後の容器を把持部材で把持させることなく段積みされた容器を直ちに下降して搬送コンベヤに移載して搬出できるようにした、前記3)記載の容器の段ばらし装置
にある。
2 無端チェーン
3 駆動スプロケット
3a 駆動軸
4 従動スプロケット
4a 従動軸
5 サーボモータ
5a 減速機
6 掛止部材
6a 掛止受材
6b 枢支具
6c 枢支点ローラ
6d ガイドローラ
6e 案内ローラ
6f 枢支軸
7 無端ガイド
8 ガイド体
8a ガイド溝
8b ガイド板
8c 突出区間
8d 受渡し区間
8e 後退区間
9 ローラガイド
10 把持部材
11 シリンダ
11a シリンダロッド
12 当て板
12a シリンダ
13,14 当て板
14a シリンダ
B 容器
C 搬送コンベヤ
Claims (4)
- 段積みされた複数の容器を下方の容器から1個又は複数段単位にばらして搬送コンベヤに払い出す容器の段ばらし装置であって、
垂直方向に送る無端チェーン又は無端索体を搬送コンベヤに沿って所定間隔おいて前後一対設け、同前後一対の無端チェーン又は無端索体を搬送コンベヤを挟んで対向させて左右一組設け、左右それぞれの前後一対の無端チェーン又は無端索体間に容器を掛止する掛止部材を軸端に枢支点ローラを備えた枢支軸を介して容器の高さ寸法より長い間隔で複数架設し、同枢支点ローラを嵌入して掛止部材の枢支軸位置を無端チェーン又は無端索体に沿うように規制しながら移動させる無端ガイドを設け、容器側に位置する対向する左右の掛止部材が同じ高さで且つ前後方向に傾かないように前後左右の無端チェーン又は無端索体を同期させて下方向送りに回動させる駆動手段を設け、掛止部材が容器側を移動する途中で把持部材で把持された容器の位置から掛止部材で持ち降ろした容器を搬送コンベヤ上に移載する位置又はその下方位置までの区間において左右の掛止部材の掛止部を容器側に長く突出させて容器を突き出した左右の掛止部材の掛止部で掛止して容器を持ち降ろせるようにする掛止部突出手段を設け、容器の両側面を左右から加圧して把持する左右一対の把持部材を垂直方向に移動する掛止部材と当たらない位置に配置するとともに容器方向に進退可能に設け、掛止部材が段積みされた容器の最下段の容器を掛止した時点で把持部材を容器側とは反対側へ一時後退しその後掛止部材で掛止した最下段の容器が把持部材を通過して所定の段の容器が把持部材で把持できる位置まで移動すると把持部材を把持位置まで前進させるように把持部材を制御する把持部材制御手段を設け、掛止部材が上記区間の上端に移動した後から掛止部材の掛止部を容器側へ突出させながら把持部材で把持されている容器の下方へ一時的に下降させた後に把持部材から受け渡された容器を掛止して下方向へ移動して搬送コンベヤに移載するように掛止部材の掛止部を移動させる掛止部受渡し可動手段を設け、しかも掛止部材は、前後一対の無端チェーン又は無端索体間に懸架した枢支軸の前後位置それぞれに枢支具をその中間で枢支するように取り付け、前後の対向する枢支具の容器側端部に前後方向へ伸びる掛止部となる掛止受材を架設し、枢支具の枢支軸下方にガイドローラを回転自在に設け、容器側とは反対側の枢支具の端部に案内ローラを取り付けた構造とし、前記ガイドローラを嵌入させる断面凹状の環状のガイド溝を無端チェーン又は無端索体の内側位置に設け、前記案内ローラを当接させるローラガイドを容器側の無端チェーン又は無端索体の内側近接位置に設け、掛止部突出手段は、前記ガイド溝を無端チェーン又は無端索体と所定間隔離して掛止受材を容器側に突出させずに内側に後退させた状態を維持するように枢支具の姿勢を規制する形状にするとともに、掛止受材を突出させる区間のガイド溝を容器方向に湾曲させてその部分をガイド溝の一面が分断されるように欠除し、同分断したガイド溝間にガイドローラが連続的に当接するように直線状のガイド板を設け、掛止受材の突出区間でガイドローラがガイド溝から外れてガイド板で拘束されながら移動するようにし、前記ローラガイドはガイド板に当接しているガイドローラを再度ガイド溝へ案内して嵌入させるように枢支具の姿勢を規制する形状にし、同ガイド溝の欠除区間で無端チェーン又は無端索体と無端ガイドと枢支点ローラとガイド板とガイドローラとで枢支具が枢支軸まわりに回転して掛止受材は起き上がって容器方向へ突出するように枢支具の姿勢を規制する構造とし、掛止部受渡し可動手段は、ガイド溝の欠除の部分の上端から上方に従ってガイド溝を無端チェーン又は無端索体から離間して前記の所定間隔の位置になるまで湾曲させることで掛止部材を下方向に送りながら回転させて掛止部となる掛止受材を規制するように運動させる構造としたことを特徴とする、容器の段ばらし装置。 - 駆動手段は無端チェーン又は無端索体を正逆いずれの送り方向にも駆動できるようにし、段ばらし開始時に把持部材制御手段は把持部材を後退させ、掛止部材で段積みされた容器を搬送コンベヤから持ち上げて所定の段の容器が把持部材で把持できる位置に来た時点で、把持部材制御手段は把持部材を前進させて所定の段の容器を把持し、その後駆動手段は無端チェーン又は無端索体を逆転させて掛止部材上の容器を搬送コンベヤに移載する制御を備え、持ち上げた段積みされた容器の全段を把持部材で把持させることなく直ちに段ばらしを開始できるようにした、請求項1記載の容器の段ばらし装置。
- 駆動手段は無端チェーン又は無端索体を正逆いずれの送り方向にも駆動できるようにし、掛止部材で持ち上げた容器が把持部材で把持されている容器と重なった時点で把持部材を容器側とは反対側へ一時後退しその後掛止部材で掛止した最下段の容器が把持部材で把持できる位置まで移動すると把持部材を把持位置まで前進させるように把持部材を制御する把持部材制御手段と、掛止部材が上記区間の上端に移動した後から掛止部材の掛止部を容器側とは反対側へ後退させながら一時的に下方まで下降させた後に上方向に移動させて掛止部で持ち上げた段積みされた容器を前進した把持部材に受け渡すように掛止部材の掛止部を移動させる掛止部受渡し可動手段とで構成される段積み制御手段を設けた、請求項1又は2記載の容器の段ばらし装置。
- 掛止部材が段積みする最後の容器を搬送コンベヤから持ち上げて把持部材で把持されている容器に下方から追加して掛止部材で全ての容器を段積みした後の時点で、把持部材制御手段は把持部材を後退させるとともにこの後退位置を維持し、その後駆動手段は無端チェ−ン又は無端索体を逆転させて掛止部材上の段積みされた容器を搬送コンベヤに移載する制御を備え、段積みされる最後の容器を把持部材で把持させることなく段積みされた容器を直ちに下降して搬送コンベヤに移載して搬出できるようにした、請求項3記載の容器の段ばらし装置。
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