JP4865413B2 - ワイパーアーム用の引張りばね位置決め装置と、該装置を備えるワイパーアーム - Google Patents
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引張りばね位置決め装置30は、断面コ字形のリテーナ3の内側に収めることができるような矩形体の形状をしており、引張りばね8と対向して配置される矩形状の引張りばね側壁部30−1と、該引張りばね側壁部30−1に対して反対側すなわちアームピース2側に配置される矩形状のアームピース側壁部30−2と、リテーナ3の背壁部18と対向して配置される矩形状の上壁部30−3と、リテーナ開口部22側に配置される矩形状の下壁部30−4と、リテーナ3の一方の側壁部20と対向して配置される矩形状の側壁部30−5と、リテーナ3の他方の側壁部20と対向して配置される矩形状の側壁部30−6とを備えている。
本実施例では、シャフト部は、リテーナ3の側壁部20に対向して形成された孔を通して固定されたリベット6であり、これによって、リベット6は、リテーナ3の長手方向に対して交差する方向に沿って延びた状態となっている。
第2の案内孔68は、第2の側面部60に貫通して形成されており、引張りばね8の配置側の外部から第2の保持孔64まで延び、該第2の保持孔64にリベット6を通すことができるようになっている。第1の案内孔66と第2の案内孔68は、互いに整合する位置に形成されており、断面コの字型によって形成される内部空間を介して連通している。
第三実施例の引張りばね位置決め装置は、第一実施例の装置と比較して、リベット案内孔34がない構成となっている。本実施例では、シャフト部は、リテーナ3の側壁部20に対向して形成された孔を通して固定されたリベット6であり、これによって、リベット6は、リテーナ3の長手方向に対して交差する方向に沿って延びている。
第6の開口部52は下壁部30−4に形成されており、第7の開口部54は上壁部30−3に形成されている。引張りばね案内孔38は、また、引張りばね8配置側に開口する第8の開口部56を備えている。第8の開口部56は、ばね側壁部30−1に形成されており、第6の開口部52から、第7の開口部54まで延在している。引張りばね案内孔38は、さらに、中央空所部40を越えて前記第8の開口部56とは反対側に、リテーナ3の長手方向に沿って延びており、図5Cで見て、延長孔38’を備えている。延長孔38’は、第6の開口部52と第7の開口部54を部分的に形成している。
3 リテーナ 4 軸部
5 アームヘッド 6 リベット
8 引張りばね 10 連結部材
12 ピン 14 第1端部
16 第2端部 18 背壁部
20 側壁部 22 リテーナ開口部
30 引張りばね位置決め装置 30−1 引張りばね側壁部
30−2 アームピース側壁部 30−3 上壁部
30−4 下壁部 30−5 側壁部
30−6 側壁部 32 リベット保持孔
32’ リベット保持孔 34 リベット案内孔
34’ リベット案内孔 36 案内部
38 引張りばね案内孔 38’ 延長孔
40 中央空所部 42 第1の開口部 44 第2の開口部 46 第3の開口部
48 第4の開口部 50 第5の開口部
52 第6の開口部 54 第7の開口部
56 第8の開口部 58 第1の側面部
60 第2の側面部 61 上面部
61a 配置側端部 61b 反対側端部
62 第1の保持孔 64 第2の保持孔
66 第1の案内孔 68 第2の案内孔
70 引張りばね案内スロット 70’ 延長スロット
72 第1の側壁部 73 第2の側壁部
74 シャフト部 76 空間部
78 係合部 80 引掛け部
82 拡径部 84 第9の開口部
86 第10の開口部 88 第11の開口部
90 第1の弾性体 92 第2の弾性体
94 第1の空所部 96 第2の空所部
98 第12の開口部 100 第13の開口部
102 第14の開口部 104 第15の開口部
106 第16の開口部 108 第17の開口部
Claims (28)
- アームピースを介してワイパーブレードに連結されるリテーナを、該リテーナに回動可能に連結されたアームヘッドに対して回動方向に付勢させて、前記ワイパーブレードの被払拭面への押圧力を発生させる引張りばねを、前記リテーナに対して固定状態に配置可能なシャフト部に引掛ける位置を決める引張りばね位置決め装置において、
前記シャフト部又は前記リテーナの少なくとも一方に着脱可能に取り付けられる取付け部と、
前記シャフト部又は前記リテーナの少なくとも一方に、前記取付け部が取り付けられたときに、前記引張りばねの一端を前記シャフト部の所望の部分に案内可能な案内部とを備えたことを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項1に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リテーナは、背壁部と、該背壁部の両端のそれぞれから延在する側壁とを備えて、開口部を有する断面コ字形となっており、
前記シャフト部は、前記リテーナの側壁に対向して形成された孔を通して固定されたリベットであり、これによって、前記リベットは、前記リテーナの長手方向に対して交差する方向に沿って延びており、
前記取付け部が前記リベットに取り付けられるとき、前記取付け部は、前記リベットを挿入可能な挿入部を備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項2に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記挿入部は、前記リベットを保持するためのリベット保持孔と、前記リベットを前記リベット保持孔に案内させるためのリベット案内孔とを備えており、
前記リベット保持孔は、前記リベットの長手方向に沿って延びて、その両端に、前記リテーナの側壁に形成された孔に対向して配置可能な第1及び第2の開口部を有しており、
前記リベット案内孔は、前記リベットの長手方向に沿って延びると共に、前記リベットの長手方向に対して交差する方向に沿って延びて、前記リベット保持孔と連通しており、
前記リベット案内孔は、前記引張りばねの配置側に、前記リベットを嵌入できるように該リベットの長手方向に沿って開口した第3の開口部と、前記リテーナの一方の側壁に沿って開口すると共に前記第1の開口部に連通する第4の開口部と、前記リテーナの他方の側壁に沿って開口すると共に前記第2の開口部に連通する第5の開口部とを有していることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項3に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リベット保持孔は、前記リベットの直径と略等しく、
前記リベット案内孔は、前記リベットの直径よりも小さく、
前記リベット案内孔を広げて、前記リベットを通過させることができるように、前記引張りばね位置決め装置は弾性体から形成されていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項3に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リベット保持孔は、前記リベットの所望の部分を保持する空所部を有しており、
前記案内部は、前記空所部まで延在する引張りばね案内孔を備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項5に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、前記空所部を介して、前記リベット保持孔と前記リベット案内孔とに対して交差する方向に延びており、前記リテーナの開口部に向けて開口する第6の開口部と、前記リテーナの背壁部と対向する第7の開口部とを備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項6に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、さらに、前記引張りばね配置側に、前記第3の開口部と交差する第8の開口部を備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項7に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、さらに、前記空所部を越えて前記第8の開口部とは反対側に、前記リテーナの長手方向に沿って延びていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項2に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね位置決め装置は、
前記リテーナの開口部側に配置される上面部と、前記リテーナの一方の側壁部に沿って前記上面部の一端部から延びる第1の側面部と、前記リテーナの他方の側壁部に沿って前記上面部の他端から延びる第2の側面部とを備えて、断面コの字型をしており、
前記挿入部は、前記リベットを保持するためのリベット保持孔と、前記リベットを前記リベット保持孔に案内させるためのリベット案内孔とを備えており、
前記リベット保持孔は、
前記リテーナの一方の側壁に形成された孔に対向して配置可能な、前記第1の側面部に貫通して形成された第1の保持孔と、
前記リテーナの他方の側壁に形成された孔に対向して配置可能な、前記第2の側面部に貫通して形成された第2の保持孔とを備えており、
前記リベット案内孔は、
前記引張りばねの配置側から前記第1の保持孔まで延び、該第1の保持孔に前記リベットを通すことができる、前記第1の側面部に貫通して形成された第1の案内孔と、
前記引張りばねの配置側から前記第2の保持孔まで延び、該第2の保持孔に前記リベットを通すことができる、前記第2の側面部に貫通して形成された第2の案内孔とを備えており、
前記案内部は、前記引張りばねの配置側から延びる、前記上面部に貫通して形成された引張りばね案内スロットを備えており、
前記リベットが、前記第1及び第2の案内孔を通して前記第1及び第2の保持孔に保持されたときに、前記引張りばね案内スロットを通して前記リベットの所望の部分を臨むことができることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項3乃至9のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね位置決め装置は、前記リベットに前記引張りばねの一端が装着された状態で、前記リベットから取り外し可能となっていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項2に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記挿入部は、前記リベットを保持するためのリベット保持孔を備えており、
前記リベット保持孔は、前記リベットの長手方向に沿って延びて、その両端に、前記リテーナの側壁に形成された孔に対向して配置可能な第1及び第2の開口部を有しており、
前記リベットを前記第1及び第2の開口部を通すことによって、前記リベットを前記リベット保持孔に配置することを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項11に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リベット保持孔は、前記リベットの所望の部分を保持する空所部を有しており、
前記案内部は、前記空所部まで延在する引張りばね案内孔を備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項12に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、前記空所部を介して、前記リベット保持孔に対して交差する方向に延びており、前記リテーナの開口部に向けて開口する第6の開口部と、前記リテーナの背壁部と対向する第7の開口部とを備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項13に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、さらに、前記引張りばね配置側に開口する第8の開口部を備えていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項14に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね案内孔は、さらに、前記空所部を越えて前記第8の開口部とは反対側に、前記リテーナの長手方向に沿って延びていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項11乃至15のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね位置決め装置は、前記リベットに前記引張りばねの一端が装着された状態で、前記リベットに装着状態に保持されていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項1に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リテーナは、背壁部と、該背壁部の両端のそれぞれから延在する側壁とを備えて、開口部を有する断面コ字形となっており、
前記引張りばね位置決め装置は、前記リテーナの側壁部内面と対向する、互いに離間した一対の側壁部と、前記一対の側壁部を連結する前記シャフト部とを備え、
前記案内部は、前記シャフト部の周囲で前記一対の側壁部内面間に形成された空間部を備えており、
前記引張りばねの一端は、前記空間部を介して、前記シャフト部の所望の部分に引掛けることが可能となっており、
前記取付け部は、前記リテーナの側壁部内面に係合する係合部を備えており、該係合部を前記リテーナの側壁部内面に係合することによって、該引張りばね保持装置を前記リテーナの内側に固定することができ、これによって、前記シャフト部を前記リテーナに対して固定状態に配置できることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項17に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記シャフト部は、前記リテーナの長手方向に対する交差方向において、前記リテーナの側壁部間の所望の部分に設けられた引掛け部と、該引掛け部の両側に設けられた該引掛け部より拡大した径方向寸法を有する、前記一対の側壁部内面に連結される拡径部とを有しており、
前記引張りばねの一端は、前記空間部を介して、前記シャフト部の引掛け部に引掛けることが可能となっていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項18に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記係合部は、凸状の形状をしており、前記リテーナの側壁部内面には、前記凸状の係合部が嵌入する凹状の係合受け部が形成されていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項19に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記空間部は、
前記リテーナの長手方向に沿って延びて前記リテーナの開口部側に形成された第9の開口部と、
前記引張りばねと対向する側に形成された第10の開口部と、
前記リテーナの長手方向に沿って延びて前記リテーナの背壁部側に形成された第11の開口部とを備えており、
前記引張りばね一端を、前記第9の開口部を介して前記シャフト部の引掛け部に引掛けることができることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項20に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記一対の側壁部である前記第1及び第2の側壁部は、それぞれ、第1及び第2の弾性部を有しており、該弾性部を押圧して前記引張りばね位置決め装置の幅方向を縮ませて、前記係合部を前記リテーナの側壁部内面に係合可能としたことを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項21に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記弾性部は、前記2つの係合部の近接位置にそれぞれ設けられた第1及び第2の空所部からなることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項22に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記第1の空所部は、前記リテーナの開口部側に開口する第12の開口部と、前記リテーナの側壁部内面側に開口する第13の開口部と、前記引張りばねの配置側に開口する第14の開口部とを備え、前記12、13及び14の開口部はそれぞれ連通しており、
前記第2の空所部は、
前記リテーナの開口部側に開口する第15の開口部と、
前記リテーナの側壁部内面側に開口する第16の開口部と、
前記引張りばねの配置側に開口する第17の開口部とを備え、
前記15、16及び17の開口部はそれぞれ連通していることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項1乃至23のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記引張りばね位置決め装置は、樹脂又は金属で形成されていることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項1乃至24のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記シャフトの所望の部分は、該シャフトのほぼ中央部であることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項5乃至16のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リベットの所望の部分は、該リベットのほぼ中央部であり、
前記空所部は、中央空所部であることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項18乃至23のいずれか一項に記載の引張りばね位置決め装置において、
前記リテーナの側壁部間の所望の部分は、該側壁間のほぼ中央であることを特徴とする引張りばね位置決め装置。 - 請求項1乃至27に記載の引張りばね位置決め装置を備えるワイパーアーム。
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