JP4864690B2 - キャップ - Google Patents

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本発明は、容器本体の口筒部に被着されるキャップであって、特に、スクイズ変形可能な容器本体に被着されて、容器本体内に収容されている内容物を注出する注出孔を備えたキャップに関するものである。
従来のスクイズ容器は、容器本体をスクイズ変形させて内容物を加圧注出するものであり、このスクイズ容器に被着されるキャップは、いわゆる注出栓形としている。例えば、キャップ頂部中央部から棒栓を起立してその基部周りに透孔をあけるとともに、キャップ頂部上面に、前記棒栓で開閉される注出孔を持つ注出孔部材を昇降可能に設け、この注出孔部材を押し上げたとき注出孔を閉栓し、引き上げたとき開栓して注出可能とする構造である。
このような構造のキャップでは、内容物を注出孔から水柱状に注出させることになる。ところで、内容物が洗剤液等である場合に、スポンジ等に注ぐ際には水柱状に注出してもよいが、浴槽等のように大きな対象物に注ぐ際にはシャワー状に散らして広い面積に注出できるようにすることが望ましい。
そこで、例えば特許文献1には、キャップを昇降させて昇降方向の所定位置となるように位置調整することで、内容物の注出状態を水柱状やシャワー状に切り替えたり、注出孔を閉止したりすることが可能なキャップが提案されている。
実開昭64−20465号公報
ところで、特許文献1に記載されたキャップにおいては、内容物の注出状態を切り替えたり、注出孔を閉止したりする際には、キャップを昇降方向の所定位置となるように移動させて位置調整を精度よく行う必要があり、注出状態の切り替え操作が煩雑であった。特に、キャップの外径が小さい場合や、ゴム手袋等を装着した状態で操作する場合には、キャップを所定位置となるように昇降させることが困難であった。
また、注出孔を閉止するためにはキャップを昇降させる必要があるので、再度シャワー状に注出したり、水柱状に注出したり際には、その都度キャップの位置調整を行う必要があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、キャップの位置調整を精度よく行うことなく注出状態の切り替えることが可能であり、取扱いが容易なキャップを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のキャップは、容器本体の口筒部に取り付けられ、前記容器本体の内部に収容された内容物を注出する注出孔を備えたキャップであって、前記口筒部に被着される被着筒部と、軸線に沿って延びて形成された内筒部と、該内筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びる天板部と、前記軸線方向に延びて前記天板部を貫通する前記注出孔と、を備えた内部キャップ体と、前記内筒部に対して液密に形成されると共に前記軸線方向に移動可能とされた外筒部と、該外筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びると共に前記天板部に重ねて配置可能な天面部と、前記軸線方向に延びて前記天面部を貫通する複数の吐出孔と、を備えた外部キャップ体と、前記注出孔及び前記複数の吐出孔を閉止する蓋体と、を有し、前記天面部が前記天板部に重ねて配された状態で、一の吐出孔が前記注出孔を介して前記容器本体の内部に連通されると共に他の吐出孔が前記天板部によって閉塞され、前記天面部が前記天板部から離間して配された状態で、前記複数の吐出孔が、前記天板部、前記天面部及び前記外筒部によって画成される空間と、前記注出孔と、を介して前記容器本体の内部に連通されることを特徴としている。
この構成のキャップによれば、内部キャップ体と外部キャップ体との軸線方向の相対位置を変更するだけで、外部キャップ体の天面部が内部キャップ体の天板部に重ねて配された状態と、天面部が天板部から離間して配された状態とに切り替えることができる。
そして、天面部を天板部に重ねて配置した状態では、他の吐出孔が天板部によって閉塞されて一の吐出孔のみが容器本体の内部に連通するため、内容物は注出孔及び一の吐出孔を介して外方に注出される。すなわち、内容物が水柱状に注出されることになる。一方、天面部を天板部から離間して配置した状態では、複数の吐出孔が容器本体の内部に連通するため、内容物は注出孔及び複数の吐出孔を介して外方に注出されることになる。すなわち、内容物がシャワー状に注出されることになる。
以上のように、天板部に対する天面部の位置を切り替えるだけで、内容物の注出状態を切り替えることができる。よって、外部キャップ体を軸線方向に移動させる際に精度良く位置調整する必要がなく、簡易な操作で注出状態の切り替えを行うことができる。
また、注出孔及び吐出孔を閉止する蓋体を有しているので、天面部を天板部に重ねて配置した状態、あるいは、天面部を天板部から離間して配置した状態のままで注出孔及び吐出孔を閉止しておくことが可能となり、注出を再開する際に外部キャップ体を操作することなく注出することができる。
ここで、前記外部キャップ体は前記内部キャップ体に対して前記軸線方向に摺動可能としてもよい。
この場合には、外部キャップ体を内部キャップ体に対して軸線方向に摺動させるだけで注出状態を切り替えることができるため、この切り替え作業を素早く行うことができる。
また、前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体が相互に螺合するように構成され、前記外部キャップ体を回動させることで前記内部キャップ体と前記外部キャップ体との軸線方向における相対位置が変化するとしてもよい。
この場合には、外部キャップ体が不意に軸線方向に移動することを防いで、注出状態が不意に切り替えられることを容易に防止できる。
さらに、前記蓋体は、ヒンジ部を介して前記外部キャップ体に連結されるとしてもよい。
この場合、蓋体の操作や取扱いがより簡単になり、注出孔及び吐出孔の開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
本発明によれば、キャップの位置調整を精度よく行うことなく注出状態の切り替えることができる。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1から図4に、本発明の第1の実施形態であるキャップ10を示す。
このキャップ10は、スクイズ変形可能な容器本体1に設けられた口筒部2に被着されるものである。口筒部2は、容器本体1から軸線Lに沿って上方に延びるように突出し、外周面に雄ネジ2Aが形成されている。
キャップ10は、内周面に前記口筒部2の雄ネジ2Aに螺合可能な雌ネジ21Aが形成された被着筒部21及び注出孔24Aを備えた内部キャップ体20と、この内部キャップ体20の上方に被着されるとともに複数の吐出孔34A〜34Eを備えた外部キャップ体30と、これら注出孔24A及び吐出孔34A〜34Eを閉止する蓋体40と、を備えている。
内部キャップ体20は、前記被着筒部21の上端に連設され、軸線Lに直交するように内周側に向けて延びる環状天板部22と、この環状天板部22の内周端から軸線Lに沿って上方に向けて延びる内筒部23と、内筒部23の内周端に連設されて軸線Lに直交するように延びる天板部24と、を備えている。
内筒部23は、口筒部2を介して容器本体1の内部に連通されており、環状天板部22側をなす大径部23Aと、この大径部23Aよりも小径に形成されて天板部24側をなす小径部23Bと、から構成されている。
天板部24には、軸線L方向に沿って厚さ方向に貫通した前記注出孔24Aが形成されている。なお、本実施形態において、注出孔24Aは軸線Lを中心とした平面視略円形状に形成されている。
また、被着筒部21の上端には、外径が一段小さくされたガイド筒部25が設けられており、このガイド筒部25の上方部分には径方向外側に向けて突出するガイド凸部25Aが形成されている。なお、このガイド筒部25は内筒部23の大径部23Aと略同等の高さ寸法を有しており、前述した小径部23Bはガイド筒部25よりもさらに上方に突出している。
外部キャップ体30は、ガイド筒部25の外周面側に配される周壁部31と、この周壁部31の上端に連設されて軸線Lに直交するように延びる環状天面部32と、環状天面部32の内周端に垂設された第1筒部33Aと、同内周端に立設された第2筒部33Bと、第2筒部33Bの内周端に連設されて軸線Lに直交するように延びる天面部34と、を備えている。
第1筒部33Aの内径は前記内筒部23の大径部23Aの外径と略同一に形成され、また、第2筒部33Bの内径は小径部23Bの外径と略同一に形成されている。すなわち、これら第1筒部33A及び第2筒部33Bは、それぞれ大径部23A及び小径部23Bに対して軸線L方向に摺動可能となっており、内筒部23に対して液密に形成されて内筒部23に対して軸線L方向に移動可能とされた外筒部33を構成している。
天面部34には、軸線L方向に沿って厚さ方向に貫通した複数の吐出孔34A〜34Eが形成されている(図2参照)。これら複数の吐出孔34A〜34Eは、天面部34の中央に形成された中央吐出孔(一の吐出孔)34Aと、その周囲に形成された複数(図示例では4つ)の周囲吐出孔(他の吐出孔)34B〜34Eとに分類される。
ここで、中央吐出孔34Aは、内部キャップ体20に形成された注出孔24Aと軸線L方向に重なる位置に形成されている。なお、本実施形態において、中央吐出孔34Aは、軸線Lを中心とした平面視略円形状に形成されており、その孔径は内部キャップ体20に形成された注出孔24Aの孔径よりも小さく形成されている。
また、複数の周囲吐出孔34B〜34Eは、周方向に間隔を開けて設けられており、それぞれ注出孔24Aと軸線L方向に重ならない位置に形成されている。なお、本実施形態において、各周囲吐出孔34B〜34Eは、平面視で略矩形状に形成されると共に、下方から上方に向かうにしたがい漸次径方向外側に向けて傾斜するように形成されている。
また、前述した周壁部31の内径は、ガイド筒部25のうちガイド凸部25Aを形成した部分の外径と略同一に設定されており、この周壁部31の内周面の下端には、径方向内側に向けて突出するガイド突起部31Aが形成されている。このガイド突起部31Aを形成した部分の内径は、ガイド凸部25Aが設けられていないガイド筒部25の下方部分の外径と略同一に形成されている。なお、この周壁部31の周方向の一部には径方向内側に凹んだ切欠凹部31Bが形成され、さらに、この切欠凹部31Bに対向する位置には環状天面部32から上方に立設する突出部36が形成されている。
さらに、この外部キャップ体30には、環状天面部32のうち周壁部31と第1筒部33Aとの間に垂設された嵌入筒部35が形成されており、この嵌入筒部35の外径は前記内部キャップ体20のガイド筒部25の内径と略同一に設定されている。これにより、嵌入筒部35は、前記ガイド筒部25に嵌入されるように構成され、ガイド筒部25に対して軸線L方向に摺動可能となる。
そして、以上のように外部キャップ体30を構成することで、図3及び図4に示すように、天面部34が天板部24に重ねて配された状態(図3)と天板部24から離間して配された状態(図4)との間で、外部キャップ体30が内部キャップ体20に対して軸線L方向に摺動可能とされることになる。なお、天面部34が天板部24から離間して配された状態においては、外部キャップ体30のガイド突起部31Aが内部キャップ体20のガイド凸部25Aに係止され、外部キャップ体30が内部キャップ体20から完全に抜けてしまうことを防止している。
また、天面部34が天板部24に重ねて配された状態では、外部キャップ体30の中央吐出孔34Aが注出孔24Aを介して容器本体1の内部に連通すると共に周囲吐出孔34B〜34Eが天板部24によって閉塞されることになる。そして、天面部34が天板部24から離間して配された状態においては、天板部24と天面部34との間に空間S1が形成されて中央吐出孔34A及び周囲吐出孔34B〜34Eが注出孔24Aを介して容器本体1の内部に連通することになる。なお、前記空間S1は、天板部24、天面部34及び第2筒部33Bによって画成されるものである。
蓋体40は、平板部41と、平板部41の外周端部に垂設された側壁部42とを備えており、平板部42には下方に向けて突出するシール筒部43が設けられている。このシール筒部43の内径は外部キャップ体30の第2筒部33Bの外径と略同一に設定されており、第2筒部33Bを嵌入可能としている。すなわち、第2筒部33Bをシール筒部43に嵌入することで内部キャップ体20の注出孔24A及び複数の吐出孔34A〜34Eが閉止されることになる。
また、この蓋体40は、ヒンジ部44を介して外部キャップ体30の突出部36に連結されている。なお、本実施形態において、外部キャップ体30、蓋体40及びヒンジ部44は一体に形成されており、ヒンジ部44は弾性変形可能となっている。さらに、ヒンジ部44を中心とした蓋体40の揺動に伴って第2筒部33Bをシール筒部43に対して嵌入したり抜出したりする際には、シール筒部43が弾性変形するようになっている。
このような構成とされたキャップ10を容器本体1に取り付ける際には、容器本体1の口筒部2に内部キャップ体20の被着筒部21を被せて口筒部2の雄ネジ2Aと被着筒部21の雌ネジ21Aとを螺合して固定すればよい。
そして、容器本体1をスクイズ変形させて容器本体1の内部に収容された洗剤等の内容液を注出する際に、例えば図3に示すように、天面部34を天板部24に重ねて配置した場合には、周囲吐出孔34B〜34Eが天板部24によって閉塞されるため、内容液が、口筒部2、内筒部23、注出孔24A及び中央吐出孔34Aを通じて軸線L方向に水柱状に注出されることになる。
一方、内容液を注出する際に、例えば図4に示すように、天面部34を天板部24から離間して配置した場合には、中央吐出孔34A及び周囲吐出孔34B〜34Eが容器本体1の内部に連通するため、内容液が、口筒部2、内筒部23、注出孔24A、空間S1、中央吐出孔34A及び周囲吐出孔34B〜34Eを通じてシャワー状に注出されることになる。
ここで、各周囲吐出孔34B〜34Eは漸次径方向外側に向けて傾斜するように形成されているため、内容液は全体として径方向外方に広がるように注出されることになる。なお、大径部23Aの外周面と第1筒部33Aの内周面との間や、小径部23Bの外周面と第2筒部33Bの内周面との間は液密とされているため、空間S1内の内容液が内筒部23の外周面側に漏れ出すことはない。
前述のような構成とされた本実施形態であるキャップ10によれば、内部キャップ体20と外部キャップ体30との軸線方向の相対位置を変更するだけで、外部キャップ体30の天面部34が内部キャップ体20の天板部24に重ねて配された状態と、天面部34が天板部24から離間して配された状態とに切り替えることができるため、内容液の注出状態を容易に切り替えることができる。したがって、外部キャップ体30を軸線L方向に移動させる際に精度良く位置調整することなく、簡易な操作で注出状態の切り替えを行うことができる。
そして、外部キャップ体30を内部キャップ体20に対して軸線L方向に摺動させるだけで注出状態を切り替えることができるため、この切り替え作業を素早く行うことができる。
また、内部キャップ体20の注出孔24A及び外部キャップ体30の吐出孔34A〜34Eを閉止する蓋体40を有しているので、天面部34を天板部24に重ねて配置した状態、あるいは、天面部34を天板部24から離間して配置した状態のままで注出孔24A及び吐出孔34A〜34Eを閉止しておくことが可能となり、注出を再開する際に外部キャップ体30を操作することなく注出することができる。
また、この蓋体40はヒンジ部44を介して外部キャップ体30に連結されているため、蓋体40の操作や取扱いがより簡単になり、注出孔24A及び吐出孔34A〜34Eの開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態であるキャップ10について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施形態であるキャップ10は、図5及び図6に示すように、内部キャップ体20を構成するガイド筒部25の内周面に雄ネジ25Bが形成され、かつ、外部キャップ体30を構成する嵌入筒部35の外周面に前記雄ネジ25Bに螺合する雌ネジ35Bが形成されて、構成されている。
すなわち、このキャップ10においては、内部キャップ体20及び外部キャップ体30が相互に螺合するように構成されており、外部キャップ体30を回動させることで内部キャップ体20と外部キャップ体30との軸線L方向における相対位置が変化することになる。
このような構成とされた本実施形態であるキャップ10においては、外部キャップ体30が不意に軸線L方向に移動してしまうことを防いで、注出状態が不意に切り替えられることを容易に防止できる。
以上、本発明の実施形態であるキャップ10について説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、容器本体1の内部に収容される内容物は洗剤等の内容液に限らず、少なくとも注出孔及び吐出孔を介して注出可能な内容物であればよく、ケチャップやマヨネーズ等の流動物であっても構わない。
また、内部キャップ体20の被着筒部21は、口筒部2に螺合することで固定されることに限らず、少なくとも口筒部2に被着されるように構成されていればよい。すなわち、被着筒部21は、例えば口筒部2に打栓嵌合することで固定されるとしても構わない。
さらに、蓋体40は外部キャップ体30と一体に形成されるとしたが、これに限ることはなく、例えば別個の部材により形成されるとしても構わない。
また、周囲吐出孔34B〜34Eは、例えば径方向外側に傾斜せずに軸線L方向に延びて形成されるとしてもよい。また、周囲吐出孔34B〜34Eは少なくとも1つだけ形成されていればよい。さらに、複数の吐出孔34A〜34Eの平面視形状は上記実施形態のものに限らず任意の形状に形成しても構わない。
さらに、第1筒部33A及び第2筒部33Bの両方が、それぞれ大径部23A及び小径部23Bに対して液密に形成されるとしたが、例えば、第1筒部33A及び第2筒部33Bのいずれか一方が、大径部23A若しくは小径部23Bに対して液密に形成されるとしてもよい。すなわち、外筒部33のうち軸線L方向の少なくとも一部が内筒部23に対して液密に形成されていればよい。このように構成した場合には、内筒部23に対する外筒部33の摺動抵抗が小さくすることができ、内部キャップ体20に対する外部キャップ体30の移動を容易に行うことができる。
また、外部キャップ体30の外筒部33は、環状天面部32に垂設された第1筒部33Aを備えるとしたが、例えば第2筒部33Bのみを備えるとしてもよい。
さらに、内部キャップ体20の内筒部23は、相互に径寸法の異なる大径部23A及び小径部23Bによって構成されるとしたが、例えば同一の径寸法を有する筒状部によって構成されるとしても構わない。そして、この場合には外部キャップ体30の外筒部33も、前記筒状部の外径と略同一寸法の第1筒部33A及び第2筒部33Bによって構成されればよい。
また、内部キャップ体20は、例えば環状天板部22及びガイド筒部25を形成せずに、被着筒部21の上端にこれと略同一の径寸法を有する内筒部23を形成しても構わない。この場合には、例えば外部キャップ体30を外筒部33及び天面部34のみから構成すればよい。
なお、第2の実施形態においては、ガイド筒部25に雄ネジ25Bを形成すると共に嵌入筒部35に雌ネジ35Bが形成されるとしたが、例えば内部キャップ体20を構成する内筒部23の外周面に雄ネジが形成されると共に外部キャップ体30を構成する外筒部33の内周面に前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されるとしても構わない。
キャップの位置調整を精度よく行うことなく注出状態の切り替えることが可能であり、取扱いが容易なキャップを提供することができる。
本発明の第1の実施形態であるキャップが容器本体の口筒部に被着された状態を示す片側断面図である。 図1のキャップにおいて天板部及び天面部を示す上面図である。 図1のキャップにおいて天面部を天板部に重ねて配した状態を示す側断面図である。 図1のキャップにおいて天面部を天板部から離間して配した状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態であるキャップにおいて天面部を天板部に重ねて配した状態を示す側断面図である。 図5のキャップにおいて天面部を天板部から離間して配した状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 口筒部
10 キャップ
20 内部キャップ体
21 被着筒部
23 内筒部
24 天板部
24A 注出孔
30 外部キャップ体
33 外筒部
34 天面部
34A 中央吐出孔(一の吐出孔)
34B〜34E 周囲吐出孔(他の吐出孔)
40 蓋体
44 ヒンジ部
L 軸線

Claims (4)

  1. 容器本体の口筒部に取り付けられ、前記容器本体の内部に収容された内容物を注出する注出孔を備えたキャップであって、
    前記口筒部に被着される被着筒部と、軸線に沿って延びて形成された内筒部と、該内筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びる天板部と、前記軸線方向に延びて前記天板部を貫通する前記注出孔と、を備えた内部キャップ体と、
    前記内筒部に対して液密に形成されると共に前記軸線方向に移動可能とされた外筒部と、該外筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びると共に前記天板部に重ねて配置可能な天面部と、前記軸線方向に延びて前記天面部を貫通する複数の吐出孔と、を備えた外部キャップ体と、
    前記注出孔及び前記複数の吐出孔を閉止する蓋体と、を有し、
    前記天面部が前記天板部に重ねて配された状態で、一の吐出孔が前記注出孔を介して前記容器本体の内部に連通されると共に他の吐出孔が前記天板部によって閉塞され、
    前記天面部が前記天板部から離間して配された状態で、前記複数の吐出孔が、前記天板部、前記天面部及び前記外筒部によって画成される空間と、前記注出孔と、を介して前記容器本体の内部に連通されることを特徴とするキャップ。
  2. 前記外部キャップ体が前記内部キャップ体に対して前記軸線方向に摺動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体が相互に螺合するように構成され、
    前記外部キャップ体を回動させることで前記内部キャップ体と前記外部キャップ体との軸線方向における相対位置が変化することを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  4. 前記蓋体は、ヒンジ部を介して前記外部キャップ体に連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のキャップ。
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