JP4864690B2 - キャップ - Google Patents
キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4864690B2 JP4864690B2 JP2006351031A JP2006351031A JP4864690B2 JP 4864690 B2 JP4864690 B2 JP 4864690B2 JP 2006351031 A JP2006351031 A JP 2006351031A JP 2006351031 A JP2006351031 A JP 2006351031A JP 4864690 B2 JP4864690 B2 JP 4864690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap body
- cap
- top plate
- plate portion
- top surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このような構造のキャップでは、内容物を注出孔から水柱状に注出させることになる。ところで、内容物が洗剤液等である場合に、スポンジ等に注ぐ際には水柱状に注出してもよいが、浴槽等のように大きな対象物に注ぐ際にはシャワー状に散らして広い面積に注出できるようにすることが望ましい。
また、注出孔を閉止するためにはキャップを昇降させる必要があるので、再度シャワー状に注出したり、水柱状に注出したり際には、その都度キャップの位置調整を行う必要があった。
そして、天面部を天板部に重ねて配置した状態では、他の吐出孔が天板部によって閉塞されて一の吐出孔のみが容器本体の内部に連通するため、内容物は注出孔及び一の吐出孔を介して外方に注出される。すなわち、内容物が水柱状に注出されることになる。一方、天面部を天板部から離間して配置した状態では、複数の吐出孔が容器本体の内部に連通するため、内容物は注出孔及び複数の吐出孔を介して外方に注出されることになる。すなわち、内容物がシャワー状に注出されることになる。
以上のように、天板部に対する天面部の位置を切り替えるだけで、内容物の注出状態を切り替えることができる。よって、外部キャップ体を軸線方向に移動させる際に精度良く位置調整する必要がなく、簡易な操作で注出状態の切り替えを行うことができる。
この場合には、外部キャップ体を内部キャップ体に対して軸線方向に摺動させるだけで注出状態を切り替えることができるため、この切り替え作業を素早く行うことができる。
この場合には、外部キャップ体が不意に軸線方向に移動することを防いで、注出状態が不意に切り替えられることを容易に防止できる。
この場合、蓋体の操作や取扱いがより簡単になり、注出孔及び吐出孔の開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
このキャップ10は、スクイズ変形可能な容器本体1に設けられた口筒部2に被着されるものである。口筒部2は、容器本体1から軸線Lに沿って上方に延びるように突出し、外周面に雄ネジ2Aが形成されている。
内筒部23は、口筒部2を介して容器本体1の内部に連通されており、環状天板部22側をなす大径部23Aと、この大径部23Aよりも小径に形成されて天板部24側をなす小径部23Bと、から構成されている。
また、被着筒部21の上端には、外径が一段小さくされたガイド筒部25が設けられており、このガイド筒部25の上方部分には径方向外側に向けて突出するガイド凸部25Aが形成されている。なお、このガイド筒部25は内筒部23の大径部23Aと略同等の高さ寸法を有しており、前述した小径部23Bはガイド筒部25よりもさらに上方に突出している。
第1筒部33Aの内径は前記内筒部23の大径部23Aの外径と略同一に形成され、また、第2筒部33Bの内径は小径部23Bの外径と略同一に形成されている。すなわち、これら第1筒部33A及び第2筒部33Bは、それぞれ大径部23A及び小径部23Bに対して軸線L方向に摺動可能となっており、内筒部23に対して液密に形成されて内筒部23に対して軸線L方向に移動可能とされた外筒部33を構成している。
ここで、中央吐出孔34Aは、内部キャップ体20に形成された注出孔24Aと軸線L方向に重なる位置に形成されている。なお、本実施形態において、中央吐出孔34Aは、軸線Lを中心とした平面視略円形状に形成されており、その孔径は内部キャップ体20に形成された注出孔24Aの孔径よりも小さく形成されている。
また、複数の周囲吐出孔34B〜34Eは、周方向に間隔を開けて設けられており、それぞれ注出孔24Aと軸線L方向に重ならない位置に形成されている。なお、本実施形態において、各周囲吐出孔34B〜34Eは、平面視で略矩形状に形成されると共に、下方から上方に向かうにしたがい漸次径方向外側に向けて傾斜するように形成されている。
さらに、この外部キャップ体30には、環状天面部32のうち周壁部31と第1筒部33Aとの間に垂設された嵌入筒部35が形成されており、この嵌入筒部35の外径は前記内部キャップ体20のガイド筒部25の内径と略同一に設定されている。これにより、嵌入筒部35は、前記ガイド筒部25に嵌入されるように構成され、ガイド筒部25に対して軸線L方向に摺動可能となる。
また、この蓋体40は、ヒンジ部44を介して外部キャップ体30の突出部36に連結されている。なお、本実施形態において、外部キャップ体30、蓋体40及びヒンジ部44は一体に形成されており、ヒンジ部44は弾性変形可能となっている。さらに、ヒンジ部44を中心とした蓋体40の揺動に伴って第2筒部33Bをシール筒部43に対して嵌入したり抜出したりする際には、シール筒部43が弾性変形するようになっている。
そして、容器本体1をスクイズ変形させて容器本体1の内部に収容された洗剤等の内容液を注出する際に、例えば図3に示すように、天面部34を天板部24に重ねて配置した場合には、周囲吐出孔34B〜34Eが天板部24によって閉塞されるため、内容液が、口筒部2、内筒部23、注出孔24A及び中央吐出孔34Aを通じて軸線L方向に水柱状に注出されることになる。
ここで、各周囲吐出孔34B〜34Eは漸次径方向外側に向けて傾斜するように形成されているため、内容液は全体として径方向外方に広がるように注出されることになる。なお、大径部23Aの外周面と第1筒部33Aの内周面との間や、小径部23Bの外周面と第2筒部33Bの内周面との間は液密とされているため、空間S1内の内容液が内筒部23の外周面側に漏れ出すことはない。
そして、外部キャップ体30を内部キャップ体20に対して軸線L方向に摺動させるだけで注出状態を切り替えることができるため、この切り替え作業を素早く行うことができる。
また、この蓋体40はヒンジ部44を介して外部キャップ体30に連結されているため、蓋体40の操作や取扱いがより簡単になり、注出孔24A及び吐出孔34A〜34Eの開閉作業を簡易に、かつ確実に行うことができる。
第2の実施形態であるキャップ10は、図5及び図6に示すように、内部キャップ体20を構成するガイド筒部25の内周面に雄ネジ25Bが形成され、かつ、外部キャップ体30を構成する嵌入筒部35の外周面に前記雄ネジ25Bに螺合する雌ネジ35Bが形成されて、構成されている。
このような構成とされた本実施形態であるキャップ10においては、外部キャップ体30が不意に軸線L方向に移動してしまうことを防いで、注出状態が不意に切り替えられることを容易に防止できる。
例えば、容器本体1の内部に収容される内容物は洗剤等の内容液に限らず、少なくとも注出孔及び吐出孔を介して注出可能な内容物であればよく、ケチャップやマヨネーズ等の流動物であっても構わない。
また、内部キャップ体20の被着筒部21は、口筒部2に螺合することで固定されることに限らず、少なくとも口筒部2に被着されるように構成されていればよい。すなわち、被着筒部21は、例えば口筒部2に打栓嵌合することで固定されるとしても構わない。
また、周囲吐出孔34B〜34Eは、例えば径方向外側に傾斜せずに軸線L方向に延びて形成されるとしてもよい。また、周囲吐出孔34B〜34Eは少なくとも1つだけ形成されていればよい。さらに、複数の吐出孔34A〜34Eの平面視形状は上記実施形態のものに限らず任意の形状に形成しても構わない。
また、外部キャップ体30の外筒部33は、環状天面部32に垂設された第1筒部33Aを備えるとしたが、例えば第2筒部33Bのみを備えるとしてもよい。
また、内部キャップ体20は、例えば環状天板部22及びガイド筒部25を形成せずに、被着筒部21の上端にこれと略同一の径寸法を有する内筒部23を形成しても構わない。この場合には、例えば外部キャップ体30を外筒部33及び天面部34のみから構成すればよい。
2 口筒部
10 キャップ
20 内部キャップ体
21 被着筒部
23 内筒部
24 天板部
24A 注出孔
30 外部キャップ体
33 外筒部
34 天面部
34A 中央吐出孔(一の吐出孔)
34B〜34E 周囲吐出孔(他の吐出孔)
40 蓋体
44 ヒンジ部
L 軸線
Claims (4)
- 容器本体の口筒部に取り付けられ、前記容器本体の内部に収容された内容物を注出する注出孔を備えたキャップであって、
前記口筒部に被着される被着筒部と、軸線に沿って延びて形成された内筒部と、該内筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びる天板部と、前記軸線方向に延びて前記天板部を貫通する前記注出孔と、を備えた内部キャップ体と、
前記内筒部に対して液密に形成されると共に前記軸線方向に移動可能とされた外筒部と、該外筒部の内周端に連設されて前記軸線に交差する方向に延びると共に前記天板部に重ねて配置可能な天面部と、前記軸線方向に延びて前記天面部を貫通する複数の吐出孔と、を備えた外部キャップ体と、
前記注出孔及び前記複数の吐出孔を閉止する蓋体と、を有し、
前記天面部が前記天板部に重ねて配された状態で、一の吐出孔が前記注出孔を介して前記容器本体の内部に連通されると共に他の吐出孔が前記天板部によって閉塞され、
前記天面部が前記天板部から離間して配された状態で、前記複数の吐出孔が、前記天板部、前記天面部及び前記外筒部によって画成される空間と、前記注出孔と、を介して前記容器本体の内部に連通されることを特徴とするキャップ。 - 前記外部キャップ体が前記内部キャップ体に対して前記軸線方向に摺動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 前記内部キャップ体及び前記外部キャップ体が相互に螺合するように構成され、
前記外部キャップ体を回動させることで前記内部キャップ体と前記外部キャップ体との軸線方向における相対位置が変化することを特徴とする請求項1に記載のキャップ。 - 前記蓋体は、ヒンジ部を介して前記外部キャップ体に連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006351031A JP4864690B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006351031A JP4864690B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008162596A JP2008162596A (ja) | 2008-07-17 |
JP4864690B2 true JP4864690B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=39692607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006351031A Expired - Fee Related JP4864690B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4864690B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735258A (en) * | 1980-08-11 | 1982-02-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Air conditioning equipment |
JPS62125750A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-08 | Hitachi Ltd | 発信規制方式 |
JPS6420465A (en) * | 1987-07-15 | 1989-01-24 | Hitachi Ltd | Test pattern generation method for logic circuit |
JP2002193303A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出形態を切り換え可能なディスペンサ |
JP2005178889A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Toyo Seiki Seisakusho:Kk | キャップ装置及びこのキャップ装置を備えた容器 |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006351031A patent/JP4864690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008162596A (ja) | 2008-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7014074B1 (en) | Caps for self-deploying funnel and pour spout | |
JP5551646B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6335708B2 (ja) | キャップ | |
JP5813580B2 (ja) | 二重容器 | |
JP2008222277A (ja) | 蓋付きキャップ | |
JP6576622B2 (ja) | 注出容器 | |
JP5469919B2 (ja) | 計量塗布容器 | |
JP6267999B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2017149476A (ja) | 液体計量容器 | |
JP6356942B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP4864690B2 (ja) | キャップ | |
JP5554088B2 (ja) | 定量注出容器 | |
JP2008137693A (ja) | 詰め替え用容器 | |
JP2019119452A (ja) | 注出キャップ | |
JP5150398B2 (ja) | キャップ | |
JP2007145352A (ja) | キャップ | |
JP2010105707A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5362619B2 (ja) | 定量注出器 | |
JP2014198585A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2008162633A (ja) | 容器 | |
KR200336105Y1 (ko) | 이종액체용기 | |
JP3180754U (ja) | 定量吐出キャップ | |
JP2019119522A (ja) | 注出容器 | |
JP2018104072A (ja) | 注出容器 | |
JP2010149867A (ja) | 注出キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4864690 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |