JP4863911B2 - タイヤカバー及びこのタイヤカバーを備えたタイヤローラ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤローラ用のタイヤカバー及びこのタイヤカバーを備えたタイヤローラに関し、特に、明色舗装やカラー舗装の転圧作業に用いられるタイヤローラに使用されるタイヤカバー及びこのタイヤカバーを備えたタイヤローラに関する。
通常のアスファルト舗装、すなわち黒色または暗色のアスファルトを用いた路面舗装の施工は、路盤を平坦に均し、この上に、加熱したアスファルト合材を敷き均して、その表面に、ゴムなどの耐熱性の合成樹脂からなるタイヤを並列に装着したタイヤローラを走行させて転圧することにより行われる。
ところで、近年、前記したような通常のアスファルト舗装の表層部分に光線反射率の高い明色骨材を使用することによって、舗装面の明るさや再帰性を向上させた明色舗装やカラー舗装が知られている。明色舗装によれば、舗装面の輝度が高くなることから、トンネル内や夜間における舗装面の照明効果が向上し、夜間車両の視認性が向上する等の交通の安全性に寄与するほか、夏季に舗装面温度の上昇を抑えることができ、舗装面の耐流動性に優れている。また、カラー舗装は、景観性やすべり抵抗性に優れている。このような特性を有するため、明色舗装やカラー舗装は、道路の舗装等に広く用いられている。
たとえば、明色舗装の施工は、路盤を振動ローラ等で平坦に均した後、加熱したアスファルト合材の粗骨材の全部または一部を明色骨材で置き換えたものを敷き均したり、加熱したアスファルト合材を敷き均した直後に、脱色バインダー等でプレコートした明色骨材を舗装表面に散布し圧入したりする等して、通常のアスファルト合材に明色性の舗装材料を混入させた後、タイヤローラで転圧することにより行われる。このような明色舗装の転圧作業には、通常のアスファルト舗装の転圧作業に用いられるタイヤローラと同じものが用いられる(例えば特許文献1参照)。
特開平9−242013号公報
しかしながら、路面舗装に用いられる一般的なタイヤローラのタイヤは、合成樹脂の強度を高めるためにカーボンブラックが混入されて製造されているため、タイヤ表面の色が黒色となっている。一方、アスファルト舗装の施工は、高温に加熱されたアスファルト合材を路盤上に流し込み、タイヤローラで転圧することにより行われるものである。このように、加熱されたアスファルト合材の上でタイヤローラを走行させると、タイヤ表面の一部が熱により溶け出して、タイヤ表面の黒色が舗装面に付着してしまうことがあった。また、タイヤとアスファルト合材とが摩擦することにより、タイヤ表面の黒色が舗装面に付着してしまうことがあった。
また、このような通常のアスファルト舗装の転圧作業に用いるタイヤローラによって明色舗装の転圧作業を行うと、前記したように、タイヤ表面の一部が溶けだし、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦することにより、タイヤ表面の黒色が明色舗装面に付着してしまい、目的とする明色が得られない場合があるという問題があった。
この場合、施工後に、ショットブラスト等により舗装面に付着した汚れを除去する作業が行われていたが、作業負担が大きかった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、アスファルト舗装、特に、明色舗装面の転圧作業中に、高温によりタイヤ表面が溶け出して舗装面に付着したり、タイヤと舗装面が摩擦することにより、タイヤ表面の色が舗装面に付着して、舗装面を汚すことを防止することができるタイヤカバー及びこのタイヤカバーを用いたタイヤローラを提供することを目的とする。
前記課題を解決した本発明のタイヤカバーは、舗装面を走行して、タイヤの自重により当該舗装面の転圧作業を行うためのタイヤローラの前記タイヤに取付けられ、当該タイヤの外周面を被覆する構成とした。
本発明のタイヤカバーは、タイヤローラのタイヤの外周面を被覆するように着脱自在に取付けられているため、転圧作業中は、タイヤ表面は舗装面に当接せずに、タイヤカバーの表面で当接する。このため、転圧作業中に、舗装面が高温となることにより、タイヤの表面が溶け出して舗装面に付着し、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦して、タイヤ表面の色が舗装面に付着することを防止することができる。
また、前記タイヤカバーは、前記タイヤの外周面を被覆する当接部と、この当接部の両側辺に折り曲げ可能に設けられた耳部と、からなるカバー本体と、前記タイヤの径以下の径で形成され、前記タイヤの側面部に配置される第1リング部材と、前記第1リング部材と前記耳部とを接続する接続部材と、を有し、前記耳部を前記タイヤの側面部側に折り曲げた状態で、前記接続部材により前記第1リング部材に接続することにより、前記当接部が前記タイヤを被覆した状態で固定する構成とすることが好ましい。
これによれば、前記したような構成を備えるため、当接部がタイヤの外周面を被覆して取付けられ、この状態で、耳部をタイヤの内側方向へ折り曲げて、第1リング部材と耳部とを接続部材で接続する。第1リング部材は、タイヤの径以下の径で形成されるため、耳部を第1リング部材に接続すると、当接部と耳部とでタイヤの周囲を包みこむようにして、カバー本体がタイヤに固定される。なお、「タイヤの側面部」とは、タイヤローラに取付けられた状態で、側面となる部分をいう。
また、前記カバー本体のうち、少なくとも前記当接部は、前記舗装面と同色の耐熱性の合成樹脂材料で形成することが好ましい。
これによれば、当接部は、舗装面と同色の耐熱性の合成樹脂材料で形成されているので、明色舗装の転圧作業中に、高温により、カバー本体表面が溶け出して舗装面に付着したり、あるいは、カバー本体と舗装面が摩擦して、カバー本体表面の色が舗装面に付着したとしても、目的とする舗装に影響を与えない。
また、前記タイヤの径以下の径で形成され、前記タイヤの側面部に配置される第2リング部材をさらに備え、前記第1リング部材を、前記耳部と前記タイヤの側面部との間に介在させて、前記第2リング部材を、前記耳部を挟んで第1リング部材と対向する位置に配置し、前記第1リング部材と前記第2リング部材とで、前記耳部を挟んで前記接続部材により接続する構成とすることが好ましい。
これによれば、第1リング部材に加えてさらに第2リング部材を備え、第1リング部材と第2リング部材とで、耳部を挟んで接続部材により接続するため、カバー本体のタイヤへの固定がより安定する。
また、前記カバー本体は、一端部と他端部にそれぞれ互いに重ね合わせて接着される接着部を有し、前記一端部の接着部と前記他端部の接着部とは、前記当接部の表面に対して互い違いに形成されるとともに、それぞれ基端部から先端部に向かうにつれて先細りとなるテーパ状に形成することが好ましい。
これによれば、一端部の接着部と他端部の接着部は、それぞれ基端部から先端部に向かうにつれて先細りとなるテーパ状に形成されているので、互いを重ね合わせて接着することでカバー本体を円環状とすることができる。さらに、一端部の接着部と他端部の接着部とを重ね合わせることで、当接部の他の部分の厚みと同じ厚みになるので、当接部の厚みを均一にすることができる。
また、本発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のタイヤカバーを備えたタイヤローラとして構成してもよい。
これによれば、タイヤローラは、タイヤに着脱自在に取付けられるタイヤカバーを備えるため、タイヤにタイヤカバーを装着して転圧作業を行うことにより、高温により、タイヤ表面が溶け出し、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦して、タイヤ表面の色が舗装面に付着することを防止することができる。
本発明のタイヤカバーによれば、アスファルト舗装、特に、明色舗装面やカラー舗装の転圧作業中に、高温により、タイヤの色が溶け出し、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦して、タイヤの色が舗装面に付着することを防止することができる。
また、本発明のタイヤローラは、タイヤに着脱自在に取付けられるタイヤカバーを備えるため、アスファルト舗装、特に、明色舗装面の転圧作業中に、高温により、タイヤ表面が溶け出し、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦して、タイヤ表面の色が舗装面に付着することを防止することができる。
以下、本発明のタイヤローラ1Aの実施形態について適宜図面を参照して説明する。参照する図面において、図1は、本発明のタイヤカバーがタイヤローラのタイヤに装着・固定されている様子を示す全体斜視図、図2は、図1におけるタイヤ部分の拡大図であって、(a)は、本発明のタイヤカバーがタイヤローラのタイヤに取付けられた状態を示す展開図、(b)は、(a)のA−A断面図である。図3は、本発明のタイヤカバーを構成する各部材を説明するための図であって、(a)は、本発明のタイヤカバーのカバー本体を示す展開図、(b)は、(a)のB−B断面図、(c)は、第1リング部材を示す平面図、(d)は、第2リング部材を示す平面図である。
図1に示すように、タイヤローラ1Aは、車体の前方と後方に配置されるタイヤTと、、タイヤTに着脱自在に取付けられるタイヤカバー1と、タイヤローラ1Aの本体となるフレーム2と、作業者がタイヤローラ1Aを操作するための運転席3と、を主に備えて構成される。なお、タイヤローラ1AのタイヤTは、例えば、車体の前方に並列して3つ、車体の後方に並列して4つ取付けられており、前輪の踏み残しを後輪が踏み固めるような間隔で配置されている。
図2(a)、(b)に示すように、タイヤカバー1は、当接部11と、耳部12と、からなるカバー本体10と、第1リング部材20と、第2リング部材30と、接続部材40と、を主に備えて構成されている。また、図2(b)に示すように、タイヤカバー1は、当接部11でタイヤTの外周面を被覆し、この当接部11から連続して形成された耳部12は、タイヤTの両側面に延び、タイヤTの両側面で、第1リング部材20、耳部12、第2リング部材30の順に重ね合わせて、接続部材40で接続することにより、タイヤTに装着・固定される。
図3(a)に示すように、カバー本体10は、転圧作業の際、タイヤTの外周面を被覆し、その表面で舗装面に当接するものであって、当接部11と、耳部12と、を有する耐熱性の合成樹脂材料で形成された薄辺状部材である。合成樹脂材料としては、150℃ないし200℃の耐熱性を有する合成ゴム、ポリウレタンなどの弾性を有するものが好適に用いられる。このカバー本体10は、舗装面と同色とすることが望ましい。
当接部11は、タイヤTの外周面を被覆して、転圧作業時に、舗装面に当接する薄辺状部材であって、タイヤTの幅と略同幅で、かつ、タイヤTの外周面の長さよりも若干長めに形成されることが好ましい。
また、当接部11は、8.0mmないし10.0mmの厚みで形成することが望ましい。このような厚みとすることにより、タイヤTに固定しやすく、かつ、強度も十分となるため好ましい。
また、図3(b)に示すように、当接部11は、両端部に接着剤等が塗布されて形成された接着部13を有している。ここで、一端部の接着部13と他端部の接着部13とが、当接部11に対して、互い違いに形成されており、一端部の接着部13と他端部の接着部13とを重ね合わせるように接着して固定することで、当接部11を円環状としている。
また、接着部13は、それぞれ基端部から先端部に向かうにつれて先細りとなるテーパ状に形成することが好ましい。これにより、一端部の接着部13と他端部の接着部13とを重ね合わせるように当接させたときに、当接部11の他の部分の厚みと略同じにすることができ、全体の厚みを均一にすることができる。なお、一端部の接着部13と他端部の接着部13の両方を接着面とする必要はなく、いずれか一方を接着面として、他方を重ね合わせるように接着することによっても、一方と他方とを接着・固定することができ、当接部11を円環状とした状態で固定することができることはもちろんである。接着剤としては、公知のものの中から、耐熱性を有するものを適宜使用することができる。
再び、図3(a)に示すように、耳部12は、当接部11をタイヤTに装着した状態でタイヤTに固定するためのものであって、当接部11の両側辺に折り曲げ可能に設けられている。
耳部12は、本実施形態では、台形状の部材であって、当接部11の両側辺から連続して複数並設されており、当接部11側の端辺を支点として、当接部11に対して垂直方向に折り曲げ可能となっている。また、耳部12は、その略中心部に、耳部12がタイヤ側面部側へ折り曲げられたときに、第1リング部材20及び第2リング部材30に接続するための接続用孔12cが設けられている。
耳部12には、一の耳部12とこれに隣接する他の耳部12との基端側の接点部分に、円状の隙間15がそれぞれ形成されている。これにより、耳部12をタイヤTの側面部側に折り曲げたときに、それぞれの耳部12同士が重ならないように円環状に整列させることができる。
また、図2(b)、図3(a)に示すように、耳部12は、先端部12aが基端部12bよりも厚くなるように形成されていてもよい。ここで、「先端部12a」とは、耳部12のうち、先端側の3分の1程度の部分をいい、「基端部12b」とは、耳部12のうち、先端部12a以外の部分、具体的には、接続用孔12cを含み、当接部11から連続する基端側の3分の2程度の部分である。このとき、先端部12aと基端部12bの厚みの差は、第2リング部材30の厚みと略同じかそれ以上となるように、耳部12を形成するのが好ましい。
これにより、第2リング部材30の外周面を耳部12の段差部分に当接させることで、第2リング部材30を容易に位置決めすることができることに加え、図2(b)に示すように、タイヤカバー1を構成する各部材を配置・接続したときに、第2リング部材30は、耳部12の先端部12aと基端部12bとの段差部分に収まるため、当接部11がタイヤTの外周面から離間する方向へ移動しようとすると、先端部12aが第2リング部材30に引っ掛かることで抑止されるので、転圧作業中に、カバー本体10がタイヤTからずれることをより確実に防止することができる。
図3(c)に示すように、第1リング部材20は、耳部12がタイヤTの側面部側に折り曲げられて配置されたときに、この耳部12を接続・固定することにより、カバー本体10をタイヤTに固定する金属製の薄厚の円環状部材である。第1リング部材20は、その外径が、タイヤTの径以下となるように形成されている。本実施形態では、第1リング部材20は、タイヤTとタイヤTの側面部側に折り曲げられた耳部12との間に介在させて配置される。なお、第1リング部材20の厚みは、適宜設定することができる。
また、第1リング部材20には、耳部12がタイヤTの側面部側へ折り曲げられたときの接続用孔12cの位置と対応した位置に、後記する接続部材40のボルト41を嵌合するための嵌合用孔20aが複数設けられている。この嵌合用孔20aは、後記するボルト41のテーパ部41aを嵌合して固定することができるような寸法で形成されている。
第1リング部材20の幅は、カバー本体10の耳部12の高さと略同じ、もしくは、若干大きく形成することが、好ましい。第1リング部材20の幅をこのように設定することにより、耳部12の全体を第1リング部材20上に載置することができる。これにより、耳部12とタイヤTの接触をなくすことができるため、耳部12が磨耗すること等を防止することができる。
図3(d)に示すように、第2リング部材30は、第1リング部材20とで耳部12を挟んで固定するためのものであって、その外径が、タイヤTの径よりも小径となるように形成された金属製の薄円環状部材である。第2リング部材30は、耳部12を挟んで第1リング部材20と対向する位置に配置されている。また、第2リング部材30には、接続用孔12c、嵌合用孔20aと対応した位置に、接続部材40を挿通させるための挿通用孔30aが複数設けられている。
第2リング部材30の幅は、適宜設定することができるが、耳部12の基端部12bの高さと略同じかそれ以下とすることが好ましい。第2リング部材30の幅をこのように設定することで、第2リング部材30を基端部12b上に、先端部12aと隣接させて載置することができるため、前記したように、当接部11がタイヤTの外周面から離間する方向へ移動しようとするのを抑止することができる。なお、第2リング部材30の厚みは、適宜設定することができる。
図2(b)に示すように、接続部材40は、耳部12と、第1リング部材20と、第2リング部材30と、を接続することで、カバー本体10をタイヤTに固定するためのものであって、ボルト41と、ワッシャ42と、ナット43と、を有して構成されている。
ボルト41は、一端部側に、例えば、先端部分に向かうにつれて徐々に拡径するテーパ部41aが形成されている。このテーパ部41aが、前記した第1リング部材20の嵌合用孔20aに嵌合することにより、ボルト41が第1リング部材20に支持・固定される。そして、接続部材40は、この状態で、ボルト41を、予め合致された耳部12の接続用孔12cと、第2リング部材30の挿通用孔30aと、に挿通させ、他端部側からワッシャ42を挿通し、ナット43で螺合・締結することで、耳部12を第1リング部材20と第2リング部材30に接続・固定して、カバー本体10をタイヤTに固定している。
なお、タイヤカバー1をタイヤTから着脱させるためには、少なくともいずれか一方の接続部材40が取外しできるようになっていればことがよいので、一方をボルト41とし、他方は、図4(c)に示すように、例えば、リベットを嵌合固定して嵌め殺しにしてもよい。
これによれば、次回からは、ボルト41のみを取外せば良いので、タイヤカバー1のタイヤTへの着脱をより簡単にすることができる。
このように構成されたタイヤカバー1をタイヤローラ1AのタイヤTに装着する手順について、図4及び図1から図3を適宜参照して、以下に説明する。参照する図面において、図4は、本発明のタイヤカバーをタイヤローラのタイヤに装着・固定する手順について説明するための図である。
まず、図4(a)に示すように、当接部11の両端部に設けられた接着面13(図3(a)参照)同士を重ね合わせて接着し、カバー本体10を円筒状にする。そして、カバー部材10を円筒状にしたときに下面側に位置する耳部12を、円筒状の内側方向へ折り曲げる。そして、第1リング部材20を耳部12の上面側から当接させるとともに第2リング部材30を耳部12の下面側から当接させて、第1リング部材20と第2リング部材30で耳部12を挟む。この状態で、接続部材40(図2(b)参照)により、耳部12を、第1リング部材20と第2リング部材30とに接続・固定する。このようにして、タイヤカバー1のタイヤTにおける一側面部側を先に形成する。
そして、図4(b)に示すように、予めタイヤローラ1Aから取り外して空気を抜いておいたタイヤTを、図4(a)で円筒状に形成されたカバー本体10の上方から挿入し、その空間内に収容する。
そして、図4(c)に示すように、タイヤTの上に第1リング部材20を載置し、カバー本体10の上端側の耳部12をタイヤTの内側方向へ折り曲げ、この耳部12の上に第2リング部材30を載置して、この状態で、接続部材40(図2(b)参照)により、耳部12を第1リング部材20と第2リング部材30に接続・固定しタイヤカバー1のタイヤTにおける他側面部側を形成する。そして、最後に、タイヤT内に空気を充填する。
このようにして、タイヤカバー1がタイヤTに装着・固定される。
これによれば、タイヤカバー1は、当接部11がタイヤTの外周面を被覆した状態で、耳部12を、第1リング部材20と第2リング部材30に接続部材40で接続・固定する。このため、カバー本体10がタイヤTから抜け出るおそれがなく、カバー本体10をタイヤTに確実に装着・固定することができる。
なお、タイヤカバー1をタイヤTから取外す場合には、前記した手順を逆に実行すればよい。
そして、図1に示すように、このようにタイヤカバー1が装着・固定されたタイヤを取付けることで、タイヤローラ1Aが完成する。このタイヤローラ1Aを明色舗装面で走行させて転圧作業を行うと、タイヤTは、その外周面を被覆するタイヤカバー1の当接部11で明色舗装面に当接するので、転圧作業中に、高温により、タイヤ表面が溶け出し、あるいは、タイヤと舗装面が摩擦して、タイヤ表面の色が舗装面に付着することを防止することができる。
なお、本発明のタイヤカバー1は、タイヤローラ1AのタイヤTに着脱自在に取付けられるようになっているので、カバー本体10を舗装面の色や材質等に合わせて種々用意しておけば、様々な種類の舗装面に適用することができ、簡易な構成で、既存のタイヤローラを利用して、様々な舗装面の転圧作業を効率良く行うことができる。また、明色舗装やカラー舗装に限らず、その他の舗装面の転圧作業においてもタイヤカバーを使用することにより、タイヤに付着した汚れが再付着することを防止することができる。
以上、本発明のタイヤカバー1及びタイヤローラ1Aの実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、耳部12を第1リング部材20と第2リング部材30で挟んで、接続部材40で接続・固定したが、これに限られず、タイヤカバー1のカバー本体10の耳部12の強度を向上させて、耳部12を、第1リング部材20または第2リング部材30のいずれか一方に、接続部材40で直接接続・固定するようにしてもよい。これにより、タイヤカバー1の部品点数を減らすことができ、タイヤカバー1の構成をさらに簡単にすることができる。
本発明のタイヤカバーがタイヤローラのタイヤに装着・固定されている様子を示す全体斜視図である。 図1におけるタイヤ部分の拡大図であって、(a)は、本発明のタイヤカバーがタイヤローラのタイヤに取付けられた状態を示す平面図、(b)は、(a)のA−A断面図である。 本発明のタイヤカバーを構成する各部材を説明するための図であって、(a)は、本発明のタイヤカバーのカバー本体を示す展開図、(b)は、(a)のB−B断面図、(c)は、第1リング部材を示す平面図、(d)は、第2リング部材を示す平面図である。 本発明のタイヤカバーをタイヤローラのタイヤに装着・固定する手順について説明するための図である。
符号の説明
1 タイヤカバー
1A タイヤローラ
10 カバー本体
11 当接部
12 耳部
13 接着部
20 第1リング部材
30 第2リング部材
40 接続部材
T タイヤ

Claims (6)

  1. 舗装面を走行して、タイヤの自重により当該舗装面の転圧作業を行うためのタイヤローラの前記タイヤに着脱自在に取付けられ、当該タイヤの外周面を被覆することを特徴とするタイヤカバー。
  2. 前記タイヤの外周面を被覆する当接部と、この当接部の両側辺に折り曲げ可能に設けられた耳部と、からなるカバー本体と、
    前記タイヤの径以下の径で形成され、前記タイヤの側面部に配置される第1リング部材と、
    前記第1リング部材と前記耳部とを接続する接続部材と、
    を有し、
    前記耳部を前記タイヤの側面部側に折り曲げた状態で、前記接続部材により前記第1リング部材に接続することにより、前記当接部が前記タイヤを被覆した状態で固定することを特徴とする請求項1に記載のタイヤカバー。
  3. 前記カバー本体のうち、少なくとも前記当接部は、前記舗装面と同色の耐熱性の合成樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項2のタイヤカバー。
  4. 前記タイヤの径以下の径で形成され、前記タイヤの側面部に配置される第2リング部材をさらに備え、
    前記第1リング部材を、前記耳部と前記タイヤの側面部との間に介在させて、前記第2リング部材を、前記耳部を挟んで第1リング部材と対向する位置に配置し、前記第1リング部材と前記第2リング部材とで、前記耳部を挟んで前記接続部材により接続することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤカバー。
  5. 前記カバー本体は、一端部と他端部にそれぞれ互いに重ね合わせて接着される接着部を有し、
    前記一端部の接着部と前記他端部の接着部とは、前記当接部の表面に対して互い違いに形成されるとともに、それぞれ基端部から先端部に向かうにつれて先細りとなるテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のタイヤカバー。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のタイヤカバーを備えたタイヤローラ。
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