JP4863183B2 - Cap liner material composition and cap - Google Patents
Cap liner material composition and cap Download PDFInfo
- Publication number
- JP4863183B2 JP4863183B2 JP2003087309A JP2003087309A JP4863183B2 JP 4863183 B2 JP4863183 B2 JP 4863183B2 JP 2003087309 A JP2003087309 A JP 2003087309A JP 2003087309 A JP2003087309 A JP 2003087309A JP 4863183 B2 JP4863183 B2 JP 4863183B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- cap
- cap liner
- composition
- liner material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密封性、開栓性が良好で、かつ食品衛生性に優れたキャップライナー材用組成物及び該組成物をキャップライナーとして使用したキャップに関する。更に詳しくは、キャップライナー材用組成物、キャップライナーに要求される密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ内容物への可塑剤等の溶出が極めて少ないためワックスフロートが防止でき、食品衛生上安全であるキャップライナー材用組成物及び該組成物をキャップライナーとして使用したキャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より食品容器や飲料容器のキャップライナーには、衛生性や環境適性に優れ、比較的安価なポリエチレン系樹脂が使用されている。しかしながら、ポリエチレン系樹脂は柔軟性や圧縮永久歪みに劣るため、キャップライナーとしての重要な性能である密封性が発現しにくいのが現状である。
【０００３】
そこで、柔軟性、圧縮永久歪みに優れたキャップライナー材として、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体ゴムを用いた熱可塑性エラストマー組成物が提案されている。例えば水素添加スチレン／ブタジエンブロック共重合体１０〜６０重量％、流動パラフィン２０〜８０重量％及びプロピレン系樹脂５〜６０重量％からなり、内容物の熱間充填や充填密封後の加熱殺菌に耐え得ると共に、熱変形乃至熱収縮に起因する漏洩も有効に解消される組成物が開示されている（例えば、特許文献１参照。）。しかしながら、これらの組成物をキャップライナー材として飲料容器に使用した場合、ライナー材から流動パラフィンと見られる油状物質が溶出し、内容液の表面に液滴状に浮いたり、油膜を形成する（以下、ワックスフロートと記す。）問題が生じた。
【０００４】
一方、ワックスフロート現象を改良する方法として、流動パラフィンの配合量を少なくし、かつポリエチレンを配合することにより流動パラフィンの溶出を抑制したキャップライナー用組成物が提案されている。例えば、水素添加スチレン／ブタジエンブロック共重合体１０〜６０重量％、流動パラフィン５〜３５重量％、ポリプロピレン５〜５０重量％及びポリエチレン５〜４５重量％からなり、耐熱性に優れるとともに、ライナー材からのワックスフロート現象を防止したキャップライナー用組成物が開示されている（例えば、特許文献２参照。）。
【特許文献１】
特公平０６−０８８６０８号公報
【特許文献２】
特開平０７−０７６３６０号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平０７−０７６３６０号公報に提案された組成物をキャップライナーとして使用した容器は、４０℃程度の保存下ではワックスフロートの発生を防止できるが、内容物の熱殺菌処理が必要な場合やより高い温度で長期間保存した場合はワックスフロートが発生し、食品衛生上好ましくないという課題を有する。
【０００６】
そこで、本発明は、キャップライナー材用組成物、キャップライナーに要求される密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ内容物への可塑剤等の溶出が極めて少なく、ワックスフロートを好適に防止でき、食品衛生上安全であるキャップライナー材用組成物及び該組成物をキャップライナーとして使用したキャップを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意検討を行った結果、特定の要件を満たすポリエチレンワックスが水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体の可塑化能力に優れ、かつ内容物への溶出が極めて少なく、ワックスフロートを好適に防止できることを見出した。
【０００８】
更に、ポリプロピレン系重合体、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体及び特定のポリエチレンワックスを特定の配合割合で組み合わせてなる組成物が、密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ熱殺菌処理を施した場合や高温で長期間保存した場合でも、ワックスフロートが防止でき、食品衛生上安全なキャップライナー材用組成物となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】
即ち、本発明は、ポリプロピレン系重合体（Ａ）５〜６５重量％、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）３０〜９０重量％及び１３０℃のテトラリン溶液中で測定した極限粘度から算出した粘度平均分子量が５００〜１００００であり、ＪＩＳ Ｋ ７１２１に準拠し、走査型示差熱量計（以下、ＤＳＣと記す。）により加熱速度１０℃／ｍｉｎで測定した融点が９０〜１２５℃であるポリエチレンワックス（Ｃ）５〜６５重量％からなることを特徴とするキャップライナー材用組成物、及び、該組成物をキャップライナーとして使用したキャップに関するものである。
【００１０】
以下に本発明について詳細に説明する。
【００１１】
本発明に用いるポリプロピレン系重合体（Ａ）は、プロピレン系重合体であればいかなるものを用いることも可能であり、例えばホモポリプロピレン重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体等を挙げることができ、これらの１種類又は２種類以上のブレンド物であってもよい。そして、その中でも、特に成形加工性、材料強度に優れたキャップライナー材用組成物、それよりなるキャップライナーが得られる事から、２３０℃、２．１６ｋｇ荷重で測定したメルトフローレート（以下、ＭＦＲという。）が０．１〜１００ｇ／１０ｍｉｎであることが好ましく、特に１〜６０ｇ／１０ｍｉｎであることが好ましい。また、本発明に用いるポリプロピレン系重合体（Ａ）としては、得られた組成物をキャップライナーとした際の耐熱性に優れることから、ＪＩＳ Ｋ ７２０７に準拠し、曲げ応力０．４５ＭＰａで測定した荷重たわみ温度が８５℃以上であることが好ましく、特に１００℃以上であるポリプロピレン系重合体であることが好ましい。
【００１２】
本発明に用いられる水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）は、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体であればいかなるものを用いることも可能であり、例えば水添スチレン−ブタジエンジブロック共重合体、水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、水添スチレン−イソプレンジブロック共重合体、水添スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体、水添スチレン−イソプレン・ブタジエンジブロック共重合体、水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体等を挙げることができ、これらの１種類又は２種類以上のブレンド物を用いることができる。そして、この中でも、特に材料強度に優れたキャップライナー材用組成物、それよりなるキャップライナーが得られる事から、水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、水添スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体、あるいは水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体であることが好ましい。また、本発明に用いる水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）としては、得られた組成物をキャップライナーとした際の耐熱性に優れることから、濃度５重量％のトルエン溶液（３０℃）としＢ型回転粘度計により測定した溶液粘度が１〜１０００ｍＰａ・ｓであることが好ましく、特に５〜８００ｍＰａ・ｓであることが好ましい。また、スチレン単位含有量が２０〜５０重量％であることが好ましく、特に２５〜４０重量％である水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体であることが好ましい。
【００１３】
このような水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体としては、具体的にはクレイトンポリマージャパン株式会社製の（商品名）クレイトンＧ１６５０（水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイプ）、（商品名）クレイトンＧ１６５１（水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイプ）；株式会社クラレ製の（商品名）セプトン２００６（水添スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体タイプ）、（商品名）セプトン４０５５（水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイプ）、（商品名）セプトン４０７７（水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイプ）、（商品名）セプトン４０９９（水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体タイプ）等を市販品として入手することが可能である。
【００１４】
本発明に用いられるポリエチレンワックス（Ｃ）は、１３０℃のテトラリン溶液中で測定した極限粘度から算出した粘度平均分子量が５００〜１００００、好ましくは１０００〜８０００であり、ＪＩＳ Ｋ ７１２１に準拠し、ＤＳＣにより加熱速度１０℃／ｍｉｎで測定した融点が９０〜１２５℃、好ましくは１００〜１２０℃であるポリエチレンワックスである。
【００１５】
本発明におけるポリエチレンワックスの粘度平均分子量とは、１３０℃のテトラリン溶液中での極限粘度を測定し、下式から算出した値である。
［η］＝４．６０×１０-4×Ｍ0.725
（上式中、［η］は極限粘度、Ｍは粘度平均分子量を表わす。）
また、本発明におけるポリエチレンワックスの融点とは、ＪＩＳ Ｋ ７１２１に準拠し、ＤＳＣにより加熱速度１０℃／ｍｉｎで測定した融点である。
【００１６】
ここで、ポリエチレンワックスの粘度平均分子量が５００未満である場合、得られた組成物をキャップライナーとした際に、ワックスフロートが発生しやすく、食品衛生性に劣る。一方、ポリエチレンワックスの粘度平均分子量が１００００を越える場合、得られる組成物の流動性が低下し、成形性が悪くなる。また、ポリエチレンワックスの融点が９０℃未満である場合、得られた組成物をキャップライナーとした際に、ワックスフロートが発生しやすく、食品衛生性に劣る。一方、ポリエチレンワックスの融点が１２５℃を越える場合、得られる組成物は圧縮永久歪みに劣り、キャップライナーとした際の密封性が劣るものとなる。
【００１７】
本発明に用いられるポリエチレンワックス（Ｃ）としては、上記特性を満足するポリエチレンワックスであればいかなるものを用いることも可能であり、例えばチーグラー触媒等の触媒を用いて重合したエチレン単独（低）重合体、エチレンと他の１種類以上のα−オレフィンとの共（低）重合体であってもよい。ここで、エチレンとの共重合に用いられるα−オレフィンとしては、１−ブテン、１−ヘキセン、４−メチル−１−ペンテン、１−オクテンなどが挙げられる。また、上記（低）重合型のポリエチレンワックス以外に、ポリエチレン樹脂を熱分解して得られる分解型のポリエチレンワックスを用いることも可能である。
【００１８】
本発明のキャップライナー材用組成物は、ポリプロピレン系重合体（Ａ）５〜６５重量％、好ましくは１０〜６０重量％、更に好ましくは１５〜５０重量％、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）３０〜９０重量％、好ましくは３５〜８０重量％、更に好ましくは４０〜７０重量％、ポリエチレンワックス（Ｃ）５〜６５重量％、好ましくは１０〜６０重量％、更に好ましくは１５〜５０重量％からなるものである。
【００１９】
ここで、ポリプロピレン系重合体（Ａ）が５重量％未満である場合、得られる組成物の材料強度が低下するとともに、得られる組成物をキャップライナーとして成形する際の押出負荷が大きくなり成形不良が生じる。一方、ポリプロピレン系重合体（Ａ）が６５重量％を越える場合、得られる組成物の柔軟性が低下し、得られた組成物をキャップライナーとした際の密封性が低下する。水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）が３０重量％未満である場合、得られる組成物は柔軟性に劣り、キャップライナーとした際の密封性が低下する。一方、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）が９０重量％を越える場合、得られる組成物をキャップライナーとして成形する際の押出負荷が大きくなり成形不良が生じる。ポリエチレンワックス（Ｃ）が５重量％未満である場合、得られる組成物をキャップライナーとして成形する際の押出負荷が大きくなり成形不良が生じるとともに、得られた組成物をキャップライナーとした際の開栓性に劣る。一方、ポリエチレンワックス（Ｃ）が６５重量％を越える場合、得られる組成物は材料強度に劣るとともに、得られた組成物をキャップライナーとした際の密封性が低下する。
【００２０】
本発明のキャップライナー材用組成物は、キャップライナーとした際の開栓性を改良する目的で、さらにポリエチレン樹脂（Ｄ）を添加していてもよく、その際の添加量としては、ポリプロピレン系重合体（Ａ）５〜６５重量％、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）３０〜９０重量％及びポリエチレンワックス（Ｃ）５〜６５重量％からなる合計量１００重量部に対して、ポリエチレン樹脂（Ｄ）０〜１００重量部を添加することが好ましく、さらに１〜１００重量部、特に５〜１００重量部添加することが好ましい。
【００２１】
このようなポリエチレン樹脂（Ｄ）としては、ポリエチレン樹脂であればいかなるものを用いることも可能であり、例えばチーグラー触媒又はメタロセン触媒等を用いて低圧重合法、高圧重合法等により製造される高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、あるいは高圧ラジカル法により製造される分岐状の低密度ポリエチレン等を挙げることができ、これらの１種類又は２種類以上のブレンド物であってもよい。
【００２２】
また、本発明のキャップライナー材用組成物は、キャップライナーとする際の成形性に優れるため、通常流動パラフィンを添加する必要はないが、容器の形状や使用目的に応じて成形性を更に改善したい場合は、ワックスフロートを防止できる範囲内で流動パラフィン（Ｅ）を添加することが可能であり、その際の流動パラフィン（Ｅ）の添加量としては、ポリプロピレン系重合体（Ａ）５〜６５重量％、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）３０〜９０重量％及びポリエチレンワックス（Ｃ）５〜６５重量％からなる合計量１００重量部に対して、流動パラフィン（Ｅ）０〜３０重量部の範囲が好ましく、さらに１〜３０重量部、特に５〜３０重量部の範囲が好ましい。
【００２３】
このような流動パラフィン（Ｅ）としては、一般的に流動パラフィンとして知られているものであればいかなるものを用いることも可能であり、その中でも食品添加を考慮し一般に市販されているものを用いることが好ましく、流動パラフィン（Ｅ）としては、具体的には、（商品名）クリストール（エッソ石油株式会社製）、（商品名）モレスコ・ホワイト（株式会社松村石油研究所製）等を市販品として入手することが可能である。
【００２４】
本発明のキャップライナー材用組成物は、必要に応じて熱可塑性樹脂、耐熱安定剤、耐候安定剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、滑剤、界面活性剤、防曇剤、流滴剤、可塑剤、造核剤、顔料、染料、シリカ、酸化チタン、タルク、マイカ、カーボン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、金属ステアレート、木粉、コルク粉、セルロースパウダー、シリコンオイル等の無機又は有機の添加剤、充填剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加しても良い。
【００２５】
その中でも、滑剤はキャップライナーとして装着した際のキャップの開栓トルクを調整するために添加する場合が多く、一般的に好適に用いられている。そして、そのような滑剤としては、例えば高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、高級アルコール脂肪酸エステル、エチレンビス高級脂肪酸アミド等を用いることが可能であり、その中でも高級脂肪酸アミドが好適に用いられる。高級脂肪酸アミドとしては、具体的にはカプリル酸アミド、カプリン酸アミド、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキド酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド等が挙げられる。
【００２６】
本発明のキャップライナー材用組成物の調製方法としては、特に制限はなく、一般的に通常の樹脂組成物の調製又はゴム組成物の調製に際して用いられる方法を採用することが可能であり、ポリプロピレン系重合体（Ａ）、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）及びポリエチレンワックス（Ｃ）を単軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、加熱ロール等の溶融混練機を用いて調製することができる。その際、各成分の添加順序に特に制限はなく、例えばポリプロピレン系重合体（Ａ）と水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）及びポリエチレンワックス（Ｃ）をヘンシェルミキサー、Ｖ−ブレンダー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー等の公知な種々の方法で予備混合した後、前記の溶融混練機により複合化してもよいし、上記任意の成分を予め溶融混練し、残りの成分にマスターバッチ的に添加して溶融複合化してもよい。
【００２７】
本発明のキャップライナー材用組成物は、キャップライナーに要求される密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ内容物への可塑剤等の溶出が極めて少ないためワックスフロートが防止でき、食品衛生上安全であるキャップライナー又は該キャップライナーを装着したキャップとして用いることができる。
【００２８】
本発明のキャップライナー材用組成物をキャップライナーとして用いる際の成形方法としては、例えば、該キャップライナー材用組成物を０．５〜１ｍｍ程度の厚みのシート状に成形後、キャップの形状に合った直径に打ち抜き、これをキャップ内面に挿入、接着する方法、あるいは、押出機から該キャップライナー材用組成物をキャップ内面に一定量落し入れ、押し型を挿入して薄肉状のライナーに成形する方法（インシェルモールド法）などが挙げられる。
【００２９】
本発明のキャップライナー材用組成物の特徴は、ポリプロピレン系重合体（Ａ）、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（Ｂ）及び特定の要件を満たすポリエチレンワックス（Ｃ）を特定の割合で配合することにより、キャップライナーに要求される密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ内容物への可塑剤等の溶出が極めて少ないためワックスフロートが好適に防止できるものである。
【００３０】
上記特徴により、本発明のキャップライナー材用組成物からなるキャップライナー、該キャップライナーを装着してなるキャップは、ガラス容器、ＰＥＴボトル容器、アルミ製ボトル容器等の各種食品容器や飲料容器に装着し用いることが可能であり、特に、熱殺菌処理や高温での長期保存が必要とされる分野に好適に用いることができる。
【００３１】
また、本発明のキャップライナー材用組成物からなるキャップライナー、該キャップライナーを装着してなるキャップ又は該キャップを装着した容器は、清涼飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料、茶飲料、ミネラルウォーター、ドレッシング、焼き肉等用タレ、調味用ソース、マヨネーズ、サラダ油及びゴマ油等の包装容器用キャップとして使用できる。
【００３２】
【実施例】
以下に、実施例および比較例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何等制限されるものではない。
【００３３】
実施例および比較例における評価・測定方法を以下に示す。
【００３４】
〜硬度測定〜
ＪＩＳ Ｋ ７２１５に準拠し、デュロメータＤ硬度を測定した。
【００３５】
〜圧縮永久歪み測定〜
ＪＩＳ Ｋ ６３０１−７５に準拠し、５０ｍｍ×１５０ｍｍ×１２．５ｍｍのプレス金型を用いて、プレス温度２００℃、プレス圧力７５ｋｇ／ｃｍ2で得られたキャップライナー材用組成物をプレスし、平板サンプルを作製した。この平板サンプルを直径２９ｍｍに円筒状に打ち抜き、試験片の厚み（試験片原厚）を測定し、圧縮永久歪みの試験片とした。
【００３６】
ＪＩＳ Ｋ ６３０１−７５に規定された圧縮固定装置を用いて、試験片を厚み方向に９．５２ｍｍまで圧縮させ、試験片を圧縮固定した装置を９０℃の空気雰囲気中で２２時間加熱処理した。その後、圧縮を開放させ、試験片を２３℃で３０分間静置後、圧縮後の試験片の厚み（圧縮後厚み）を測定した。圧縮永久歪みは下式から求めた。
【００３７】
圧縮永久歪み（％）＝（試験片原厚−圧縮後厚み）×１００／（試験片原厚−９．５２）
〜ライナー成形性評価〜
実施例に記載した方法（インシェルモールド法）により、キャップライナー材用組成物を２８ｍｍφ樹脂製キャップのシェル内で成形する際の成形性の良否を確認した。
【００３８】
成形性の良否の基準を以下に示す。
○；良品率９０％以上
×；良品率９０％未満
〜サンプルボトルの落下試験（衝撃密封性）〜
殺菌処理後の蒸留水入りサンプルボトルを用いて、下記の方法により評価を行った。
【００３９】
１箱３０本入り（５本×６段）の段ボール製カートンケースにダミーボトル（５００ｍｌ用ＰＥＴ製ボトルに５００ｍｌの水を単に入れ、キャップを装着したもの）を２５本入れ、上段５本のみ得られたサンプルボトルを入れた。
【００４０】
サンプルボトルの５本が上段となるようにカートンケースを置き、キャップ天面側が衝撃面になるように徐々にカートンケースを自重で倒れるよう傾け、平らなコンクリート面に落下させた。
【００４１】
サンプルボトルに内容物である蒸留水の液漏れ等の密封不良が発生するまで落下を繰り返し、密封不良となったサンプルボトルはそれまでの落下回数を落下回数値とし、カートンケースから抜き出しダミーボトルと入れ換え、サンプルボトルの全数が密封不良となるまで繰り返した。但し、実使用上３０回以上の落下回数であれば問題ないので、最大落下回数を３０回とした。
【００４２】
〜開栓性の評価〜
殺菌処理後の蒸留水入りサンプルボトルを用いて、開栓トルクをトルクメーターにより測定した。
【００４３】
開栓性の評価基準を以下に示す。
○；開栓トルク値が７ｋｇ・ｃｍ以上１５ｋｇ・ｃｍ未満
×；開栓トルク値が７ｋｇ・ｃｍ未満又は１５ｋｇ・ｃｍ以上
〜ワックスフロートの評価〜
殺菌処理後の蒸留水入りサンプルボトルを横倒しにして６０℃の恒温槽に２週間保存し、その後室温に戻し、液面のワックスフロートの有無を目視で確認した。
【００４４】
ワックスフロートの良否の基準を以下に示す。
○；ワックスフロート無し。
×；ワックスフロート有り。
【００４５】
実施例１
ポリプロピレン系重合体（チッソ株式会社製、商品名チッソＨＣＰＰ−Ｋ５２３０；ＭＦＲ３０ｇ／１０ｍｉｎ、荷重たわみ温度１３８℃）（以下、（Ａ−１）という。）２０重量％、水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（株式会社クラレ製、商品名セプトン４０７７；水添スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、５ｗｔ％トルエン溶液粘度３００ｍＰａ・ｓ、スチレン単位含有量３０重量％）（以下、（Ｂ−１）という。）６０重量％、ポリエチレンワックス（三井化学株式会社製、商品名三井ハイワックス４２０Ｐ；重合型低密度タイプ、粘度平均分子量４０００、融点１１３℃）（以下、（Ｃ−１）という。）２０重量％からなる合計量１００重量部に対し、エルカ酸アミド０．３重量部を添加し、タンブラーブレンダーにて予備混合した後、樹脂温度２３０℃に調整したＬ／Ｄ＝３６ｍｍ／５７ｍｍφの二軸押出機（東芝機械株式会社製、商品名ＴＥＭ−５０Ｂ）で溶融混練、造粒し、キャップライナー材用組成物を得た。
【００４６】
得られたキャップライナー材用組成物を樹脂温度２３０℃に調整した押出機（田辺プラスチックス機械株式会社製、商品名Ｖ−２０）にて溶融押出し、直径７ｍｍのダイス穴から押出されるストランドを３００ｍｇとなるようにホットカットし、２８ｍｍφ樹脂製キャップのシェル内に落下させ、すぐさま、押し型でキャップライナー形状に整えるインシェルモールド法により、キャップライナーを装着したサンプルキャップを作製した。
【００４７】
そして、５００ｍｌＰＥＴ製ボトルに９５℃の蒸留水を５００ｍｌ充填し、得られたサンプルキャップを装着し、蒸留水入りのサンプルボトルとした。その後、サンプルキャップを装着した蒸留水入りのサンプルボトルを加熱殺菌用圧力釜（株式会社日阪製作所製、商品名ＲＣＳ−４０ＲＴＧ−ＦＡＭ）に入れ、９０℃に調整した熱水を用いて３０分間加熱し、落下試験、開栓性及びワックスフロートを評価するためのサンプルボトルを得た。
【００４８】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００４９】
実施例２
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を１０重量％、（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を４０重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を５０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００５０】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００５１】
実施例３
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を５０重量％、（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を４０重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を１０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００５２】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００５３】
実施例４
実施例１で配合した組成物１００重量部に対して、ポリエチレン樹脂（東ソー株式会社製、商品名ニポロンハード１２００；高密度ポリエチレン）（以下、（Ｄ）という。）２０重量部を添加した以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００５４】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００５５】
実施例５
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を１０重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を３０重量％、（Ｄ）２０重量部の代わりに（Ｄ）を５０重量部とした以外は、実施例４と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００５６】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００５７】
実施例６
実施例１で配合した組成物１００重量部に対して、流動パラフィン（エッソ石油株式会社製、商品名クリストールＪ−２６２）（以下、（Ｅ）という。）２０重量部を添加した以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００５８】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００５９】
実施例７
実施例３で配合した組成物１００重量部に対して、さらに（Ｅ）３０重量部を添加した以外は、実施例３と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００６０】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００６１】
実施例８
実施例１で配合した組成物１００重量部に対して、（Ｄ）２０重量部及び（Ｅ）２０重量部を添加した以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００６２】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００６３】
実施例９
（Ａ−１）２０重量％の代わりにポリプロピレン系重合体（チッソ株式会社製、商品名チッソポリプロ−ＸＦ１８００；ＭＦＲ２ｇ／１０ｍｉｎ、荷重たわみ温度９８℃）（以下、（Ａ−２）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００６４】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００６５】
実施例１０
（Ｂ−１）６０重量％の代わりに水添スチレン−共役ジエンブロック共重合体（株式会社クラレ製、商品名セプトン８００６；水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体、５ｗｔ％トルエン溶液粘度４２ｍＰａ・ｓ、スチレン単位含有量３３重量％）（以下、（Ｂ−２）という。）６０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００６６】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００６７】
実施例１１
（Ｃ−１）２０重量％の代わりにポリエチレンワックス（三井化学株式会社製、商品名三井ハイワックス１００Ｐ；重合型高密度タイプ、粘度平均分子量９００、融点１１６℃）（以下、（Ｃ−２）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００６８】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００６９】
実施例１２
（Ｃ−１）２０重量％の代わりにポリエチレンワックス（三井化学株式会社製、商品名三井ハイワックスＮＬ５００；分解型低密度タイプ、粘度平均分子量４３００、融点１０５℃）（以下、（Ｃ−３）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００７０】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表１に示す。
【００７１】
比較例１
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を７５重量％、（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を１５重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を１０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００７２】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００７３】
得られたキャップライナー材用組成物は柔軟性に劣り、得られたキャップは液漏れが発生し易いものであった。
【００７４】
比較例２
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を５０重量％、（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を２５重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を２５重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００７５】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００７６】
得られたキャップは、液漏れが発生し易いものであった。
【００７７】
比較例３
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を１０重量％、（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を１５重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を７５重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００７８】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００７９】
得られたキャップライナー材用組成物は材料強度に劣り、得られたキャップは液漏れが発生し易いものであった。
【００８０】
比較例４
（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を４０重量％とし、かつ（Ａ−１）を添加しない以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００８１】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００８２】
得られたキャップライナー材用組成物は材料強度、ライナー成形性に劣るものであった。
【００８３】
比較例５
（Ａ−１）２０重量％の代わりに（Ａ−１）を４０重量％とし、かつ（Ｃ−１）を添加しない以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００８４】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００８５】
得られたキャップライナー材用組成物はライナー成形性が悪く、得られたキャップは開栓性に劣るものであった。
【００８６】
比較例６
（Ｂ−１）６０重量％の代わりに（Ｂ−１）を７５重量％、（Ｃ−１）２０重量％の代わりに（Ｃ−１）を２５重量％、（Ｄ）２０重量部の代わりに（Ｄ）を２５重量部とし、かつ（Ａ−１）を添加しない以外は、実施例４と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００８７】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００８８】
得られたキャップライナー材用組成物はライナー成形性に劣り、得られたキャップは液漏れが発生し易いものであった。
【００８９】
比較例７
比較例５で配合した組成物１００重量部に対して、（Ｅ）５０重量部を添加した以外は、比較例５と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００９０】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００９１】
得られたキャップは開栓性に劣り、ワックスフロートが発生し易いものであった。
【００９２】
比較例８
（Ｃ−１）２０重量％の代わりにパラフィンワックス（エッソ石油株式会社製、商品名エスパックス１４０；粘度平均分子量４００、融点６１℃）（以下、（Ｃ−４）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００９３】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００９４】
得られたキャップはワックスフロートが発生し易いものであった。
【００９５】
比較例９
（Ｃ−１）２０重量％の代わりに高密度ポリエチレン（東ソー株式会社製、商品名；ニポロンハード１３００；粘度平均分子量３２０００、融点１３３℃）（以下、（Ｃ−５）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００９６】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【００９７】
得られたキャップライナー材用組成物はライナー成形性に劣り、得られたキャップは液漏れが発生し易いものであった。
【００９８】
比較例１０
（Ｃ−１）２０重量％の代わりにポリプロピレンワックス（三井化学株式会社製、商品名三井ハイワックスＮＰ０５５；粘度平均分子量７０００、融点１３６℃）（以下、（Ｃ−６）という。）２０重量％とした以外は、実施例１と同様の方法によりキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルを作製した。
【００９９】
得られたキャップライナー材用組成物、サンプルキャップ、サンプルボトルにより硬度、圧縮永久歪み、キャップライナー成形性の評価及びサンプルボトルの落下試験、開栓性評価、ワックスフロート評価を行った。これらの評価結果を表２に示す。
【０１００】
得られたキャップライナー材用組成物はライナー成形性が悪く、得られたキャップは開栓性に劣り、液漏れが発生し易いものであった。
【０１０１】
【表１】
本発明のキャップライナー材用組成物は、キャップライナーに要求される密封性、開栓性、成形加工性に優れ、かつ内容物への可塑剤等の溶出が極めて少なくワックスフロートが防止できるため、ガラス容器、ＰＥＴボトル容器、アルミ製ボトル容器等の各種容器に装着し用いることが可能であり、特に、熱殺菌処理や高温での長期保存を必要とする各種食品容器や飲料容器のキャップライナー材及びそれを装着してなるキャップとして有用である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composition for a cap liner material having good sealing properties and openability, and excellent food hygiene, and a cap using the composition as a cap liner. More specifically, the composition for cap liner material, the sealing property required for the cap liner, the openability, and the molding processability are excellent, and the wax float can be prevented because the elution of the plasticizer etc. into the contents is extremely small. The present invention relates to a composition for a cap liner material that is safe for food hygiene and a cap using the composition as a cap liner.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, cap liners for food containers and beverage containers have been made of polyethylene resins that are excellent in hygiene and environmental suitability and are relatively inexpensive. However, since the polyethylene-based resin is inferior in flexibility and compression set, it is difficult for the sealing performance, which is an important performance as a cap liner, to be exhibited.
[0003]
Thus, a thermoplastic elastomer composition using hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer rubber has been proposed as a cap liner material excellent in flexibility and compression set. For example, it consists of 10-60% by weight of hydrogenated styrene / butadiene block copolymer, 20-80% by weight of liquid paraffin and 5-60% by weight of propylene resin, and can withstand hot sterilization after hot filling and filling and sealing of the contents. A composition that can be obtained and effectively eliminates leakage due to thermal deformation or thermal contraction is disclosed (for example, see Patent Document 1). However, when these compositions are used in a beverage container as a cap liner material, an oily substance that appears to be liquid paraffin is eluted from the liner material, and floats in the form of droplets on the surface of the content liquid, or forms an oil film (hereinafter referred to as a liquid film). , Written as wax float.) A problem occurred.
[0004]
On the other hand, as a method for improving the wax float phenomenon, a cap liner composition has been proposed in which the amount of liquid paraffin is reduced and the dissolution of liquid paraffin is suppressed by adding polyethylene. For example, it consists of hydrogenated styrene / butadiene block copolymer 10-60% by weight, liquid paraffin 5-35% by weight, polypropylene 5-50% by weight and polyethylene 5-45% by weight. A cap liner composition that prevents the wax float phenomenon is disclosed (for example, see Patent Document 2).
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 06-088608
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 07-076360
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, a container using the composition proposed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 07-076360 as a cap liner can prevent the occurrence of wax float under storage at about 40 ° C., but the contents need to be heat sterilized. When stored at a slightly higher temperature for a long period of time, a wax float is generated, which is not preferable for food hygiene.
[0006]
Therefore, the present invention is excellent in the sealing property, capability and molding processability required for the cap liner material composition and cap liner, and has very little elution of the plasticizer and the like in the contents, and is suitable for a wax float. An object of the present invention is to provide a composition for a cap liner material that can be prevented by the above, and is safe for food hygiene, and a cap using the composition as a cap liner.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventor has found that a polyethylene wax satisfying specific requirements is excellent in the plasticizing ability of a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer, and the elution into the contents is extremely small. It has been found that it can be suitably prevented.
[0008]
Furthermore, a composition obtained by combining a polypropylene polymer, a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer and a specific polyethylene wax in a specific blending ratio is excellent in sealing performance, openability, and moldability, and heat. The present inventors have found that a wax float can be prevented even when sterilized or stored at a high temperature for a long period of time, and that the composition for cap liner material is safe in terms of food hygiene, and the present invention has been completed.
[0009]
That is, the present invention is based on the intrinsic viscosity measured in a polypropylene-based polymer (A) 5 to 65% by weight, hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) 30 to 90% by weight and a tetralin solution at 130 ° C. The calculated viscosity average molecular weight is 500 to 10,000, and the melting point measured with a scanning differential calorimeter (hereinafter referred to as DSC) at a heating rate of 10 ° C./min is 90 to 125 ° C. in accordance with JIS K 7121. The present invention relates to a composition for cap liner material comprising 5 to 65% by weight of polyethylene wax (C), and a cap using the composition as a cap liner.
[0010]
The present invention is described in detail below.
[0011]
As the polypropylene polymer (A) used in the present invention, any propylene polymer can be used, and examples thereof include homopolypropylene polymers and propylene-ethylene block copolymers. These may be one kind or a blend of two or more kinds. Among them, a cap liner material composition excellent in molding processability and material strength and a cap liner comprising the same can be obtained. Therefore, a melt flow rate (hereinafter referred to as MFR) measured at 230 ° C. and a load of 2.16 kg is obtained. Is preferably 0.1 to 100 g / 10 min, and particularly preferably 1 to 60 g / 10 min. The polypropylene polymer (A) used in the present invention is excellent in heat resistance when the obtained composition is used as a cap liner, and therefore, measured according to JIS K 7207 at a bending stress of 0.45 MPa. The deflection temperature under load is preferably 85 ° C. or higher, and particularly preferably a polypropylene polymer having a temperature of 100 ° C. or higher.
[0012]
Any hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) may be used as long as it is a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer. Block copolymer, hydrogenated styrene-butadiene-styrene triblock copolymer, hydrogenated styrene-isoprene block copolymer, hydrogenated styrene-isoprene-styrene triblock copolymer, hydrogenated styrene-isoprene butadiene di A block copolymer, a hydrogenated styrene-isoprene / butadiene-styrene triblock copolymer, and the like can be used, and one or a blend of two or more of these can be used. Among these, since a cap liner material composition having particularly excellent material strength and a cap liner comprising the same can be obtained, a hydrogenated styrene-butadiene-styrene triblock copolymer, a hydrogenated styrene-isoprene-styrene tri A block copolymer or a hydrogenated styrene-isoprene / butadiene-styrene triblock copolymer is preferred. In addition, the hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) used in the present invention is excellent in heat resistance when the obtained composition is used as a cap liner. ° C), and the solution viscosity measured with a B-type rotational viscometer is preferably 1 to 1000 mPa · s, and more preferably 5 to 800 mPa · s. The styrene unit content is preferably 20 to 50% by weight, and particularly preferably a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer having a content of 25 to 40% by weight.
[0013]
As such a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer, specifically, (trade name) Kraton G1650 (hydrogenated styrene-butadiene-styrene triblock copolymer type) manufactured by Kraton Polymer Japan Co., Ltd. ( (Product name) Kraton G1651 (hydrogenated styrene-butadiene-styrene triblock copolymer type); (Product name) Septon 2006 (hydrogenated styrene-isoprene-styrene triblock copolymer type) manufactured by Kuraray Co., Ltd. (product) Name) Septon 4055 (hydrogenated styrene-isoprene / butadiene-styrene triblock copolymer type), (trade name) Septon 4077 (hydrogenated styrene-isoprene / butadiene-styrene triblock copolymer type), (trade name) Septon 4099 (hydrogenated styrene-isopropyl Emissions butadiene - it is possible to obtain a styrene triblock copolymer type) such as a commercially available product.
[0014]
The polyethylene wax (C) used in the present invention has a viscosity average molecular weight calculated from an intrinsic viscosity measured in a tetralin solution at 130 ° C. of 500 to 10,000, preferably 1000 to 8000, and is DSC in accordance with JIS K 7121. Is a polyethylene wax having a melting point of 90 to 125 ° C., preferably 100 to 120 ° C., measured at a heating rate of 10 ° C./min.
[0015]
The viscosity average molecular weight of the polyethylene wax in the present invention is a value calculated from the following equation by measuring the intrinsic viscosity in a tetralin solution at 130 ° C.
[Η] = 4.60 × 10-Four× M0.725
(In the above formula, [η] represents the intrinsic viscosity, and M represents the viscosity average molecular weight.)
Further, the melting point of the polyethylene wax in the present invention is a melting point measured by DSC at a heating rate of 10 ° C./min according to JIS K7121.
[0016]
Here, when the viscosity average molecular weight of the polyethylene wax is less than 500, when the obtained composition is used as a cap liner, a wax float is likely to occur and the food hygiene is poor. On the other hand, when the viscosity average molecular weight of the polyethylene wax exceeds 10,000, the fluidity of the resulting composition is lowered and the moldability is deteriorated. Moreover, when the melting point of the polyethylene wax is less than 90 ° C., when the obtained composition is used as a cap liner, a wax float tends to occur and the food hygiene is poor. On the other hand, when the melting point of polyethylene wax exceeds 125 ° C., the resulting composition is inferior in compression set and inferior in sealing properties when used as a cap liner.
[0017]
As the polyethylene wax (C) used in the present invention, any polyethylene wax satisfying the above characteristics can be used. For example, ethylene alone (low) heavy polymerized using a catalyst such as a Ziegler catalyst. Copolymers and copolymers (low) of ethylene and one or more other α-olefins may be used. Here, examples of the α-olefin used for copolymerization with ethylene include 1-butene, 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, and 1-octene. In addition to the above (low) polymerization type polyethylene wax, it is also possible to use a decomposition type polyethylene wax obtained by thermally decomposing a polyethylene resin.
[0018]
The composition for a cap liner material of the present invention is a polypropylene polymer (A) of 5 to 65% by weight, preferably 10 to 60% by weight, more preferably 15 to 50% by weight, hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer. Copolymer (B) 30-90 wt%, preferably 35-80 wt%, more preferably 40-70 wt%, polyethylene wax (C) 5-65 wt%, preferably 10-60 wt%, more preferably 15 It consists of ˜50% by weight.
[0019]
Here, when the polypropylene polymer (A) is less than 5% by weight, the material strength of the obtained composition is lowered, and the extrusion load when molding the obtained composition as a cap liner is increased, resulting in molding failure. Occurs. On the other hand, when the polypropylene polymer (A) exceeds 65% by weight, the flexibility of the obtained composition is lowered, and the sealing property when the obtained composition is used as a cap liner is lowered. When the hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) is less than 30% by weight, the resulting composition is inferior in flexibility, and the sealing performance when used as a cap liner is lowered. On the other hand, when the hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) exceeds 90% by weight, an extrusion load is increased when the resulting composition is molded as a cap liner, resulting in poor molding. When the polyethylene wax (C) is less than 5% by weight, the extrusion load when the resulting composition is molded as a cap liner is increased, resulting in molding failure, and the resulting composition is opened when the cap liner is used as a cap liner. Inferior in plug characteristics. On the other hand, when the polyethylene wax (C) exceeds 65% by weight, the obtained composition is inferior in material strength, and the sealing property when the obtained composition is used as a cap liner is lowered.
[0020]
The composition for a cap liner material of the present invention may be further added with a polyethylene resin (D) for the purpose of improving the openability when it is used as a cap liner. Based on 100 parts by weight of the total amount of polymer (A) 5 to 65% by weight, hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) 30 to 90% by weight and polyethylene wax (C) 5 to 65% by weight The polyethylene resin (D) is preferably added in an amount of 0 to 100 parts by weight, more preferably 1 to 100 parts by weight, and particularly preferably 5 to 100 parts by weight.
[0021]
As such a polyethylene resin (D), any polyethylene resin can be used. For example, a high density produced by a low pressure polymerization method, a high pressure polymerization method or the like using a Ziegler catalyst or a metallocene catalyst or the like. Examples thereof include polyethylene, linear low-density polyethylene, and branched low-density polyethylene produced by a high-pressure radical method. One or two or more of these blends may be used.
[0022]
In addition, the cap liner material composition of the present invention is excellent in moldability when used as a cap liner, so it is usually unnecessary to add liquid paraffin, but the moldability is further improved depending on the shape and purpose of use of the container. If desired, liquid paraffin (E) can be added within a range where wax float can be prevented. The amount of liquid paraffin (E) added at that time is 5 to 65 polypropylene polymer (A). The liquid paraffin (E) 0 to the total amount of 100 parts by weight consisting of 30% by weight, 30% to 90% by weight of the hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) and 5% to 65% by weight of the polyethylene wax (C). The range of 30 parts by weight is preferable, further 1 to 30 parts by weight, particularly 5 to 30 parts by weight is preferable.
[0023]
As such liquid paraffin (E), any liquid paraffin can be used as long as it is generally known as liquid paraffin, and among these, commercially available one is used in consideration of food addition. As the liquid paraffin (E), specifically, (trade name) Cristol (manufactured by Esso Petroleum Corporation), (trade name) Moresco White (manufactured by Matsumura Oil Research Co., Ltd.), etc. are commercially available. It can be obtained as a product.
[0024]
The composition for a cap liner material of the present invention may be a thermoplastic resin, a heat stabilizer, a weather stabilizer, an antiblocking agent, an antistatic agent, a lubricant, a surfactant, an antifogging agent, a droplet agent, a plastic as necessary. Inorganic or organic additives such as agents, nucleating agents, pigments, dyes, silica, titanium oxide, talc, mica, carbon, calcium carbonate, magnesium carbonate, metal stearate, wood powder, cork powder, cellulose powder, silicone oil Further, a filler may be added within a range that does not impair the object of the present invention.
[0025]
Among these, a lubricant is often added to adjust the cap opening torque of the cap when it is mounted as a cap liner, and is generally suitably used. As such a lubricant, for example, higher fatty acid amide, higher fatty acid, glycerin fatty acid ester, sorbitan fatty acid ester, propylene glycol fatty acid ester, higher alcohol fatty acid ester, ethylene bis higher fatty acid amide, etc. can be used. Of these, higher fatty acid amides are preferably used. Specific examples of higher fatty acid amides include caprylic acid amide, capric acid amide, lauric acid amide, myristic acid amide, palmitic acid amide, stearic acid amide, arachidic acid amide, behenic acid amide, oleic acid amide, erucic acid amide, Linoleic acid amide, linolenic acid amide and the like can be mentioned.
[0026]
A method for preparing the composition for a cap liner material of the present invention is not particularly limited, and a method generally used for preparing a normal resin composition or a rubber composition can be employed. A melt kneader such as a single-screw extruder, a twin-screw extruder, a kneader, a Banbury mixer, and a heating roll of a polymer (A), a hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B), and a polyethylene wax (C) Can be prepared. In that case, there is no restriction | limiting in particular in the addition order of each component, for example, a polypropylene polymer (A), hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B), and polyethylene wax (C) are Henschel mixer, V-blender, After premixing by various known methods such as ribbon blender, tumbler blender, etc., it may be combined by the above melt kneader, or the above optional components are melt kneaded in advance and added to the remaining components in a master batch Then, it may be melt-combined.
[0027]
The composition for a cap liner material of the present invention is excellent in sealing performance, capability and molding processability required for a cap liner, and can prevent wax float because the elution of a plasticizer and the like into the contents is extremely small. It can be used as a cap liner that is safe for food hygiene or a cap equipped with the cap liner.
[0028]
As a molding method when the cap liner material composition of the present invention is used as a cap liner, for example, the cap liner material composition is molded into a sheet having a thickness of about 0.5 to 1 mm, and then formed into a cap shape. A method of punching to a suitable diameter and inserting and bonding this to the inner surface of the cap, or dropping a certain amount of the composition for the cap liner material from the extruder onto the inner surface of the cap and inserting a pressing die into a thin-walled liner. And the like (in-shell mold method).
[0029]
The cap liner material composition of the present invention is characterized in that the polypropylene polymer (A), the hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (B) and the polyethylene wax (C) satisfying specific requirements are in a specific ratio. By blending, it is excellent in sealing properties, cap-opening properties, and molding processability required for the cap liner, and since the elution of the plasticizer and the like into the contents is extremely small, wax float can be suitably prevented.
[0030]
Due to the above characteristics, the cap liner made of the cap liner material composition of the present invention, and the cap formed by mounting the cap liner are mounted on various food containers and beverage containers such as glass containers, PET bottle containers, and aluminum bottle containers. In particular, it can be suitably used in fields that require heat sterilization treatment or long-term storage at high temperatures.
[0031]
Further, a cap liner comprising the composition for a cap liner material of the present invention, a cap equipped with the cap liner, or a container equipped with the cap is a soft drink, alcoholic beverage, coffee beverage, tea beverage, mineral water, dressing It can be used as a cap for packaging containers such as sauce for grilled meat, sauce for seasoning, mayonnaise, salad oil and sesame oil.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0033]
Evaluation and measurement methods in Examples and Comparative Examples are shown below.
[0034]
~ Hardness measurement ~
The durometer D hardness was measured according to JIS K 7215.
[0035]
~ Compression set measurement ~
In accordance with JIS K 6301-75, using a press mold of 50 mm × 150 mm × 12.5 mm, press temperature 200 ° C., press pressure 75 kg / cm2The composition for cap liner material obtained in the above was pressed to prepare a flat plate sample. This flat plate sample was punched into a cylindrical shape with a diameter of 29 mm, and the thickness of the test piece (original thickness of the test piece) was measured to obtain a compression set test piece.
[0036]
Using a compression fixing device defined in JIS K 6301-75, the test piece was compressed to 9.52 mm in the thickness direction, and the device in which the test piece was compressed and fixed was heat-treated in an air atmosphere at 90 ° C. for 22 hours. Thereafter, the compression was released, and the test piece was allowed to stand at 23 ° C. for 30 minutes, and then the thickness of the compressed test piece (thickness after compression) was measured. The compression set was determined from the following equation.
[0037]
Compression set (%) = (test specimen original thickness−post-compression thickness) × 100 / (test specimen original thickness−9.52)
~ Liner formability evaluation ~
By the method described in the examples (in-shell molding method), the quality of the moldability when the cap liner material composition was molded in the shell of a 28 mmφ resin cap was confirmed.
[0038]
The criteria for good formability are shown below.
○: 90% or better product rate
×: Non-defective product rate less than 90%
~ Sample bottle drop test (impact sealing) ~
Evaluation was performed by the following method using a sample bottle containing distilled water after sterilization treatment.
[0039]
Put 25 bottles into a cardboard carton case containing 30 bottles (5 bottles x 6 trays), and put 25 bottles of 500ml PET into a 500ml PET bottle with caps. Put the sample bottle.
[0040]
The carton case was placed so that five of the sample bottles were in the upper stage, and the carton case was gradually tilted by its own weight so that the top surface of the cap became the impact surface, and dropped onto a flat concrete surface.
[0041]
The sample bottle is repeatedly dropped until a sealing failure such as leakage of distilled water, which is the contents, occurs, and the sample bottle that has failed sealing is the number of drops until that time, and is extracted from the carton case as a dummy bottle. This was repeated until the total number of sample bottles became poorly sealed. However, since there is no problem if the number of drops is 30 times or more in actual use, the maximum number of drops was set to 30 times.
[0042]
-Evaluation of openability-
Using a sample bottle containing distilled water after sterilization, the opening torque was measured with a torque meter.
[0043]
The evaluation criteria for openability are shown below.
○: Opening torque value is 7kg ・ cm or more and less than 15kg ・ cm
×: Opening torque value is less than 7 kg · cm or 15 kg · cm or more
~ Wax float evaluation ~
The sample bottle containing distilled water after the sterilization treatment was laid down and stored in a constant temperature bath at 60 ° C. for 2 weeks, then returned to room temperature, and the presence or absence of a wax float on the liquid level was visually confirmed.
[0044]
The standard of the quality of the wax float is shown below.
○: No wax float.
X: With wax float.
[0045]
Example 1
Polypropylene polymer (manufactured by Chisso Corporation, trade name Chisso HCPP-K5230; MFR 30 g / 10 min, deflection temperature under load 138 ° C.) (hereinafter referred to as (A-1)) 20% by weight, hydrogenated styrene-conjugated diene block Polymer (Kuraray Co., Ltd., trade name: Septon 4077; hydrogenated styrene-isoprene-butadiene-styrene triblock copolymer, 5 wt% toluene solution viscosity 300 mPa · s, styrene unit content 30% by weight) (hereinafter, (B -1))) 60% by weight, polyethylene wax (Mitsui Chemicals, trade name Mitsui High Wax 420P; polymerization type low density type, viscosity average molecular weight 4000, melting point 113 ° C.) (hereinafter referred to as (C-1) .) 0.3 parts by weight of erucamide is added to 100 parts by weight of the total amount of 20% by weight Then, after premixing with a tumbler blender, melt kneading and granulating with a twin screw extruder (trade name TEM-50B, manufactured by Toshiba Machine Co., Ltd.) with L / D = 36 mm / 57 mmφ adjusted to a resin temperature of 230 ° C., A composition for a cap liner material was obtained.
[0046]
The obtained composition for cap liner material was melt-extruded by an extruder (trade name V-20, manufactured by Tanabe Plastics Machinery Co., Ltd.) adjusted to a resin temperature of 230 ° C., and a strand extruded from a die hole having a diameter of 7 mm was used. A sample cap fitted with a cap liner was prepared by an in-shell molding method in which it was hot-cut to 300 mg, dropped into a shell of a 28 mmφ resin cap, and immediately adjusted to a cap liner shape with a push die.
[0047]
A 500 ml PET bottle was filled with 500 ml of 95 ° C. distilled water, and the obtained sample cap was attached to obtain a sample bottle containing distilled water. Then, the sample bottle containing distilled water with a sample cap is placed in a pressure sterilizer for heat sterilization (trade name RCS-40RTG-FAM, manufactured by Hisaka Seisakusho Co., Ltd.), and hot water adjusted to 90 ° C. for 30 minutes. Heated to obtain a sample bottle for evaluation of drop test, openability and wax float.
[0048]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0049]
Example 2
(A-1) 10% by weight instead of 20% by weight, (B-1) 40% by weight in place of 60% by weight (B-1), and 20% by weight of (C-1) A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that (C-1) was changed to 50 wt% instead of.
[0050]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0051]
Example 3
(A-1) 50% by weight of (A-1) instead of 20% by weight, (B-1) 40% by weight of (B-1) instead of 60% by weight, and (C-1) 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that (C-1) was changed to 10% by weight instead of.
[0052]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0053]
Example 4
Except for adding 20 parts by weight of polyethylene resin (trade name Nipolon Hard 1200; high density polyethylene) (hereinafter referred to as (D)) to 100 parts by weight of the composition formulated in Example 1, A cap liner material composition, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1.
[0054]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0055]
Example 5
(A-1) 10% by weight of (A-1) instead of 20% by weight, (C-1) 30% by weight instead of 20% by weight, (D) Instead of 20 parts by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 4 except that (D) was changed to 50 parts by weight.
[0056]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0057]
Example 6
Except for adding 20 parts by weight of liquid paraffin (Esso Oil Co., Ltd., trade name Kristol J-262) (hereinafter referred to as (E)) to 100 parts by weight of the composition formulated in Example 1, A cap liner material composition, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1.
[0058]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0059]
Example 7
A cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were prepared in the same manner as in Example 3 except that (E) 30 parts by weight were further added to 100 parts by weight of the composition blended in Example 3. did.
[0060]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0061]
Example 8
A cap liner material composition and sample were prepared in the same manner as in Example 1 except that (D) 20 parts by weight and (E) 20 parts by weight were added to 100 parts by weight of the composition blended in Example 1. Caps and sample bottles were prepared.
[0062]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0063]
Example 9
(A-1) Instead of 20% by weight, a polypropylene-based polymer (manufactured by Chisso Corporation, trade name: Chisso Polypro-XF1800; MFR 2 g / 10 min, deflection temperature under load 98 ° C.) (hereinafter referred to as (A-2)) 20 A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that the weight% was used.
[0064]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0065]
Example 10
(B-1) Hydrogenated styrene-conjugated diene block copolymer (trade name Septon 8006, manufactured by Kuraray Co., Ltd .; hydrogenated styrene-butadiene-styrene triblock copolymer, 5 wt% toluene solution viscosity instead of 60% by weight 42 mPa · s, styrene unit content 33% by weight) (hereinafter referred to as (B-2)) 60% by weight, except that the composition for cap liner material, sample cap and sample were the same as in Example 1. A bottle was made.
[0066]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0067]
Example 11
(C-1) Polyethylene wax in place of 20% by weight (Mitsui Chemicals, trade name: Mitsui High Wax 100P; polymerization type high density type, viscosity average molecular weight 900, melting point 116 ° C.) (hereinafter referred to as (C-2) A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that the content was 20% by weight.
[0068]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0069]
Example 12
(C-1) Polyethylene wax instead of 20% by weight (Mitsui Chemicals, trade name: Mitsui High Wax NL500; decomposition type low density type, viscosity average molecular weight 4300, melting point 105 ° C.) (hereinafter, (C-3) A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that the content was 20% by weight.
[0070]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0071]
Comparative Example 1
(A-1) 75% by weight of (A-1) instead of 20% by weight, 15% by weight of (B-1) instead of 60% by weight of (B-1), and 20% by weight of (C-1) A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that (C-1) was changed to 10% by weight instead of.
[0072]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0073]
The obtained composition for cap liner materials was inferior in flexibility, and the obtained cap was liable to cause liquid leakage.
[0074]
Comparative Example 2
(A-1) 50% by weight of (A-1) instead of 20% by weight, (B-1) 25% by weight instead of 60% by weight, (C-1) 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that (C-1) was changed to 25% by weight instead of.
[0075]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0076]
The obtained cap was liable to leak.
[0077]
Comparative Example 3
(A-1) 10% by weight instead of 20% by weight, (B-1) 15% by weight instead of 60% by weight, (C-1) 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that (C-1) was changed to 75 wt% instead of.
[0078]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0079]
The obtained composition for cap liner material was inferior in material strength, and the obtained cap was liable to cause liquid leakage.
[0080]
Comparative Example 4
(C-1) A composition for a cap liner material and a sample by the same method as in Example 1 except that (C-1) is changed to 40% by weight instead of 20% by weight and (A-1) is not added. Caps and sample bottles were prepared.
[0081]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0082]
The obtained composition for cap liner materials was inferior in material strength and liner moldability.
[0083]
Comparative Example 5
(A-1) A composition for a cap liner material and a sample by the same method as in Example 1 except that (A-1) is changed to 40% by weight instead of 20% by weight and (C-1) is not added. Caps and sample bottles were prepared.
[0084]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0085]
The obtained composition for a cap liner material had poor liner moldability, and the obtained cap was inferior in the openability.
[0086]
Comparative Example 6
(B-1) 75% by weight of (B-1) instead of 60% by weight, 25% by weight of (C-1) instead of 20% by weight of (C-1), and 20 parts by weight of (D) A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 4 except that (D) was 25 parts by weight and (A-1) was not added.
[0087]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0088]
The obtained composition for cap liner material was inferior in liner moldability, and the obtained cap was liable to cause liquid leakage.
[0089]
Comparative Example 7
A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Comparative Example 5, except that 50 parts by weight of (E) was added to 100 parts by weight of the composition formulated in Comparative Example 5. .
[0090]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0091]
The obtained cap was inferior in the ability to open, and wax float was likely to occur.
[0092]
Comparative Example 8
(C-1) 20% by weight of paraffin wax (trade name ESPACS 140; viscosity average molecular weight 400, melting point 61 ° C.) (hereinafter referred to as (C-4)) 20% by weight instead of 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that.
[0093]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0094]
The obtained cap was prone to wax float.
[0095]
Comparative Example 9
(C-1) 20% by weight of high-density polyethylene (trade name; Nipolon Hard 1300; viscosity average molecular weight 32000, melting point 133 ° C.) (hereinafter referred to as (C-5)) 20% by weight instead of 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that.
[0096]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0097]
The obtained composition for cap liner material was inferior in liner moldability, and the obtained cap was liable to cause liquid leakage.
[0098]
Comparative Example 10
(C-1) Polypropylene wax (made by Mitsui Chemicals, trade name Mitsui High Wax NP055; viscosity average molecular weight 7000, melting point 136 ° C.) (hereinafter referred to as (C-6)) 20% by weight instead of 20% by weight A composition for a cap liner material, a sample cap, and a sample bottle were produced in the same manner as in Example 1 except that.
[0099]
The obtained cap liner material composition, sample cap, and sample bottle were evaluated for hardness, compression set, cap liner moldability, sample bottle drop test, openability evaluation, and wax float evaluation. These evaluation results are shown in Table 2.
[0100]
The obtained composition for cap liner material was poor in liner moldability, and the obtained cap was inferior in openability and liable to leak.
[0101]
[Table 1]
The composition for a cap liner material of the present invention is excellent in sealing performance, capability, and molding processability required for a cap liner, and can prevent wax float due to extremely little elution of a plasticizer or the like into the contents. Cap liner material for various food containers and beverage containers that can be used in various containers such as glass containers, PET bottle containers, aluminum bottle containers, etc. And it is useful as a cap formed by mounting it.
Claims (5)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003087309A JP4863183B2 (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Cap liner material composition and cap |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003087309A JP4863183B2 (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Cap liner material composition and cap |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004292651A JP2004292651A (en) | 2004-10-21 |
| JP4863183B2 true JP4863183B2 (en) | 2012-01-25 |
Family
ID=33401716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003087309A Expired - Fee Related JP4863183B2 (en) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | Cap liner material composition and cap |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4863183B2 (en) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007011530A2 (en) * | 2005-07-15 | 2007-01-25 | Exxonmobil Chemical Patents, Inc. | Elastomeric compositions |
| EP2058379A1 (en) | 2007-11-09 | 2009-05-13 | ACTEGA DS GmbH | Method for manufacturing a closure |
| JP2014070173A (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Sekisui Plastics Co Ltd | Polystyrenic resin film, laminated foam sheet, and foamed resin-made container |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087309A patent/JP4863183B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004292651A (en) | 2004-10-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5902648B2 (en) | Thermoplastic elastomer composition for medical container closure | |
| JPWO2006051672A1 (en) | Cap liner composition, cap liner and bottle cap using the same, and method for sealing a bottle | |
| JP6369152B2 (en) | Thermoplastic elastomer composition, molded article and cap liner | |
| JP5199456B2 (en) | Elastomer composition for medical container stopper | |
| JP5346642B2 (en) | Composite elastomer composition for medical container closure | |
| JP4863183B2 (en) | Cap liner material composition and cap | |
| KR100842162B1 (en) | A polypropylene resin composition having excellent transparency and impact resistance and a resin product manufactured therefrom | |
| JP4319594B2 (en) | Liner for heat-resistant metal PP cap, cap with liner, and production method thereof | |
| JP4237972B2 (en) | Heat resistant metal PP cap liner and cap with the liner | |
| JP5344949B2 (en) | Resin composition for liner material used for injection molding of metal PP cap. | |
| JP4201429B2 (en) | Cap liner | |
| JP2004263093A (en) | Composition for cap liner and cap | |
| JP2004250528A (en) | Composition for cap liner material and cap | |
| JP2000168824A (en) | Resin composition for cap liner material and cap | |
| JP2004224975A (en) | Composition for cap liner material and cap | |
| JP2008001782A (en) | Elastomer composition, cap liner using the same, and cap | |
| JP3870513B2 (en) | Cap liner material composition and cap | |
| JP4207312B2 (en) | COMPOSITION FOR MOLDED BODY AND MOLDED BODY | |
| JP5774944B2 (en) | LINER MATERIAL RESIN COMPOSITION FOR TWIST CAP AND METHOD FOR PRODUCING TWIST CAP FOR FOOD BOTTLING | |
| JP4377192B2 (en) | Manufacturing method of cap with liner for heat-resistant metal PP cap | |
| JPH11130910A (en) | Composition for cap liner material, and cap | |
| JP5036988B2 (en) | Resin composition for liner material used for injection molding of metal PP cap and metal PP cap with liner | |
| JP4376499B2 (en) | Cap liners, caps, closure devices, and beverage products | |
| JP2005111759A (en) | Manufacturing method of cap with liner for heat-resistant metal/pp cap | |
| JPH11157568A (en) | Composition for cap liner material and cap |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060125 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080314 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080325 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080930 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090114 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111101 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4863183 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |