JP4862348B2 - インホイールモータ制御装置 - Google Patents

インホイールモータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4862348B2
JP4862348B2 JP2005303913A JP2005303913A JP4862348B2 JP 4862348 B2 JP4862348 B2 JP 4862348B2 JP 2005303913 A JP2005303913 A JP 2005303913A JP 2005303913 A JP2005303913 A JP 2005303913A JP 4862348 B2 JP4862348 B2 JP 4862348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
target
driving force
driving
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005303913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007112224A (ja
Inventor
良太 白土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2005303913A priority Critical patent/JP4862348B2/ja
Publication of JP2007112224A publication Critical patent/JP2007112224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4862348B2 publication Critical patent/JP4862348B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

本発明は、駆動輪と一体に設置され、任意トルクを出力可能なインホイールモータを制御するインホイールモータ制御装置に関する。
従来、この種のインホイールモータを備えた車両にあっては、インホイールモータがトルクを出力すると、駆動輪が回転駆動され、駆動輪から路面に駆動力が出力されると共に、その駆動力の反力が前記インホイールモータを支持するサスペンションに加わり、各駆動輪で角の変化(コンプライアンスステア)を生じていた。
そのため、このような車両にあっては、一般に、各駆動輪でコンプライアンスステアを生じても、車両の走行状態が不安定なものとならないように、サスペンションの構造を工夫するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の技術にあっては、特殊構造のサスペンションを用いるようになっているため、従来のサスペンションと構造の互換性がない、サスペンション性能に制約がある、適用車種毎に反力の影響を計算して設計する必要がある等の問題があった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の問題を解決することを目的とするものであって、種々のサスペンション形式でも目標通りの制御結果を得ることができるインホイールモータ制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、目標ヨーレートと実際のヨーレートとの差を基に、各駆動輪の駆動力によって発生するヨーモーメントおよび各駆動輪の駆動力反力によって生じる駆動輪の舵角変化によって発生するヨーモーメントの合計値を示す目標付加ヨーモーメントを算出し、算出した目標付加ヨーモーメントを基に各駆動輪の目標駆動力を算出することを特徴とする。
したがって、本発明によれば、駆動反力による駆動輪の角の変化の影響を見込んだ目標駆動力を算出することで、走行状態への影響を相殺するような車両運動を実現することができ、種々のサスペンション形式でも目標通りの制御結果を得ることができる。
以下、本発明のインホイールモータ制御装置を、各車輪それぞれにインホイールモータを搭載した車両に用いた実施形態を図面に基づいて説明する。
即ち、この車両は、インホイールモータでトルクを出力し、駆動輪を回転駆動して、駆動輪から路面に駆動力を出力するように構成されている。なお、その際、その駆動力の反力が前記インホイールモータを支持するサスペンションに加わると、各駆動輪で角の変化、つまり、コンプライアンスステアを生じるようになっている。
<インホイールモータ制御装置の構成>
図1は、本発明のインホイールモータ制御装置の第1実施形態を示す構成図である。この図1に示すように、インホイールモータ制御装置1は、操舵角センサ2、アクセルペダルセンサ3、ブレーキペダルセンサ4、ヨーレートセンサ5、制御ユニット6、モータインバータ7FL〜7RR、及び電源ユニット8を含んで構成される。
操舵角センサ2は、ステアリングホイール9操作による操舵輪の操舵角δf及び操舵角速度dδf/dtを検出し、その検出結果を制御ユニット6に出力する。
アクセルペダルセンサ3は、ドライバによるアクセルペダル10の操作量(アクセル指令値)を検出し、その検出結果を制御ユニット6に出力する。
ブレーキペダルセンサ4は、ドライバによるブレーキペダル11の操作量(ブレーキ指令値)を検出し、その検出結果を制御ユニット6に出力する。
ヨーレートセンサ5は、車両のヨー方向の挙動を計測し(ヨーレートdφ/dtを検出し)、その検出結果を制御ユニット6に出力する。
制御ユニット6は、イグニッションがオン状態とされるとモータ駆動処理を実行する。そして、モータ駆動処理が実行されると、まず、操舵角センサ2から出力される検出結果に基づいて目標ヨーレートdφ*/dtを算出し、その目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとが一致するように目標付加ヨーモーメントMl*を算出する。次に、その算出された目標付加ヨーモーメントMl*に基づいて各車輪13FL〜13RRの目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を算出し、その目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を各インホイールモータ12FL〜12RRに出力させる駆動指令をモータインバータ7FL〜7RRに出力する。
モータインバータ7FL〜7RRは、制御ユニット6から出力される駆動指令に基づいて、インホイールモータ12FL〜12RRを駆動するための駆動電流を各インホイールモータ12FL〜12RRに出力する。ここで、インホイールモータ12FL〜12RRは、搭載された各車輪13FL〜13RRと共にサスペンション14FL〜14RRによって車体に懸架されている。また、モータインバータ7FL〜7RRは、各インホイールモータ12FL〜12RRの回転数を制御ユニット6に出力する。
電源ユニット8は、各インホイールモータ12FL〜12RRを駆動するための駆動電流を各モータインバータ7FL〜7RRに供給する.
<制御ユニットの動作>
次に、制御ユニット6で実行されるモータ駆動処理を図2のフローチャートに従って説明する。このモータ駆動処理は、車両のイグニッションがオン状態となると実行される処理であって、図2に示すように、まず、そのステップS101では、ヨーレートセンサ5からヨーレートdφ/dtを取得し、モータインバータ7FL〜FRから各インホイールモータ12FL〜12RRの回転数を取得して車速Vを算出する。
次にステップS102に移行して、操舵角センサ2から操舵角δf及び操舵角速度dδf/dtを取得し、アクセルペダルセンサ3からアクセル指令値を取得し、ブレーキペダルセンサ4からブレーキ指令値を取得する。
次にステップS103では、前記ステップS101及びS102で取得された検出結果等に基づき、所定の計算式に従って目標ヨーレートφ*/dtを算出する。例えば、目標ヨーレートφ*/dtを操舵角δfの一次遅れで変化させる場合には、前記所定の計算式として、下記(1)の計算式を用いる。
dφ*/dt=G(V)/(1+τs)δf ・・・(1)
但し、G(V)は車速Vに応じて決まるヨーレートゲインである。
次にステップS104に移行して、前記ステップS103で算出された目標ヨーレートφ*/dtと前記ステップS101で取得されたヨーレートdφ/dtとに基づいて目標付加ヨーモーメントMl*を算出する。具体的には、目標ヨーレートφ*/dtと実際のヨーレートφ/dtとの差を入力としたPI制御により、下記(2)式(後述)のd2φ/dt2の制御量を決定し、その制御量となるように目標付加ヨーモーメントMl*を算出する。
Figure 0004862348
但し、図3に示すように、Iは車両の慣性モーメントであり、lfは車両の重心点から前輪13FL、13FRまでの長さであり、Cfは前輪13FL、13FRのコーナリングパワーであり、afは前輪13FL、13FRのコンプライアンスステア係数(予め定められた定数)であり、Fxflは左前輪の駆動力であり、βは車体スリップ角であり、δfrは後輪の操舵角であり、Fxfrは右前輪の駆動力であり、lrは重心点から後輪13RL、13RRまでの長さであり、Crは後輪13RL、13RRのコーナリングパワーであり、arは後輪13RL、13RRのコンプライアンスステア係数(予め定められた定数)であり、Fxrlは後左輪の駆動力であり、Fxrrは後右輪の駆動力である。
次にステップS105に移行して、前記ステップS104で算出された目標付加ヨーモーメントMl*に基づき、インホイールモータ12FL〜12RRによる駆動反力がサスペンション14FL〜14RRに加わって生じる駆動輪13FL〜13RRの角の変化を考慮した下記(3)式(後述)に従って、各車輪13FL〜13RRの目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を算出する。
Figure 0004862348
但し、dは左右輪の間のトレッドである。
次にステップS106に移行して、前記ステップS105で算出された目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を各インホイールモータ12FL〜12RRに出力させる駆動指令をモータインバータ7FL〜7RRに出力した後、前記ステップS101に移行する。
<数式の導出方法>
次に、インホイールモータ12FL〜12RRによる駆動反力がサスペンション14FL〜14RRに加わって生じる駆動輪13FL〜13RRの角の変化を考慮した上記(2)式及び(3)式の導出方法を説明する。
まず、車両のヨーモーメントの運動方程式は、下記(4)式で表される。
Figure 0004862348
但し、Fyfl、Fyfr、Fyrl、Fyrrは各車輪13FL〜13RRの横力であり、Mは各車輪13FL〜13RRの駆動力Fxfl、Fxfr、Fxrl、Fxrrによって発生するヨーモーメントである。
ここで、インホイールモータ12FL〜12RRによる駆動反力がサスペンション14FL〜14RRに加わって生じる駆動輪13FL〜13RRの角の変化を考慮した各車輪13FL〜13RRの横力は、下記(5)〜(8)式で表される。
Fyfl=Cf(δfl+Δfl―(lf/V)dφ/dt―β) ・・・(5)
Fyfr=Cf(δfr+Δfr―(lf/V)dφ/dt―β) ・・・(6)
Fyrl=Cr(Δrl+(lf/V)dφ/dt―β) ・・・(7)
Fyrr=Cr(Δrr+(lf/V)dφ/dt―β) ・・・(8)
但し、Δfl、Δfr、Δrl、Δrrはコンプライアンスステアによる各車輪13FL〜13RRの角の変化量である。
また、コンプライアンスステアよる各車輪13FL〜13RRの角の変化量Δfl、Δfr、Δrl、Δrrは、下記(9)〜(12)で表される。
Δfl=afFxfl ・・・(9)
Δfr=―afFxfr ・・・(10)
Δrl=afFxrl ・・・(11)
Δrr=―arFxrr ・・・(12)
さらに、ヨーモーメントMは、下記(13)式のように表される。
M=d/2(―Fxfl+Fxfr―Fxrl+Fxrr) ・・・(13)
したがって、車両のヨーモーメントの運動方程式(上記(2)式)は、上記(4)〜(13)式に基づいて、下記(14)式のように導出される。
Figure 0004862348
但し、δf=(δfl+δfr)/2である。
以上より、インホイールモータ12FL〜12RRによる駆動反力がサスペンション14FL〜14RRに加わって生じる駆動輪13FL〜13RRの角の変化Δfl、Δfr、Δrl、Δrrを考慮した付加ヨーモーメントMlの算出式(上記(3)式)は、下記(15)式のように導出される。
Figure 0004862348
ちなみに、前記角の変化Δfl、Δfr、Δrl、Δrrを考慮しない場合の付加ヨーモーメントMoの算出式は、下記(16)式のようになる。
Figure 0004862348
したがって、本実施形態のインホイールモータ制御装置にあっては、目標付加ヨーモーメントMl*を付加するために必要な各車輪13FL〜13RRの目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を算出する際に、各駆動輪12FL〜12RRのコンプライアンスステアの影響も考慮した数式(上記(15)式)を用いる本実施形態の方法によれば、左右の駆動力差とトレッド幅によるヨーモーメントの発生分しか考慮しない数式(上記(16)式)を用いる方法に比べ、より精度の高い車両制御を実現することができる。
具体的には、後左輪13RLによって発生するヨーモーメントMlを算出するための係数(上記(16)式の右辺第3項の係数)は、lr=1700(mm)、Cr=80000(N/rad)、ar=―100(μdeg/N)、d=1550(mm)とすると、lrCrar≒0.237(m)、d/2=0.775(m)となる。そのため、当該係数(lrCrar、d/2)によって算出される後左輪13RLのヨーモーメントの精度は約30%向上する。
また、前輪13FL、13FRは、サスペンション14FL〜14RRに操舵系が付いているので、コンプライアンスステア係数は大きくなり(af>ar)、後輪13RL、13RRの場合よりもさらに車両制御の精度を向上することができる。具体的には、lf=1100(mm)、Cf=60000(N/rad)、af=―470(μdeg/N)、Fxfl=Fxrl、Fxfr=xrr=1.2Fflであると、図4のグラフに示す算出結果となる。
このように本実施形態のインホイールモータ制御装置にあっては、インホイールモータ12FL〜12RRによる駆動反力がサスペンション14FL〜14RRに加わって生じる各車輪13FL〜13RRの角の変化量Δfl、Δfr、Δrl、Δrrを考慮した数式に基づいて目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を算出するようにした。そのため、駆動反力による各車輪13FL〜13RRの角の変化Δfl、Δfr、Δrl、Δrrの影響を見込んだ目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を算出し、駆動反力による車両挙動の変化を予め想定した駆動指令を出力することができ、その結果、走行状態への影響を相殺するような車両運動を実現し、サスペンション14FL〜14RRの形式によらず(従来のサスペンションでも)、目標通りの制御結果を得ることができる。
また、駆動力Fxfl、Fxfr、Fxrl、Fxrrと各車輪13FL〜1RRの角の変化量Δfl、Δfr、Δrl、Δrrとの関係を線形的に表す関係式を用いるようにしたため、駆動輪が複数ある場合でも、全ての駆動輪に対して駆動反力を考慮した目標駆動力を算出することができる。即ち、駆動力xを出力している各車輪13FL〜13RRの駆動反力がヨーモーメントに与える誤差Δは、車両の重心から該駆動輪までの距離をfr、該駆動輪のタイヤのコーナリングパワーをpとすれば、Δ=fr・p・a×xという比例関係で表すことができるため、複雑な計算処理を行わなくても実現することができる。
また、複雑な計算処理を行わず、計算量を少なくすることができるため、高性能な計算手段を用いなくても、実走行に十分な処理速度で目標駆動力を算出することができる。
次に、本発明のインホイールモータ装置の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図5は、第2実施例のモータ駆動処理を示すフローチャートである。この図5に示すように、第2実施形態は、上記(2)(3)式の係数af、arを推定するようにした点が前記第1実施形態とは異なる。即ち、第2実施形態は、図2のステップS106の後にステップS207〜S209を設けるようにした点が前記第1実施形態と異なる。
具体的には、ステップS207では、ヨーレートセンサ5から、前記ステップS106の駆動指令による駆動力発生後の車両のヨーレートdφ/dtを取得する。
次にステップS208に移行して、前記ステップS103で算出された目標ヨーレートdφ*/dtと前記ステップS101で取得された実際のヨーレートdφ/dtとの差が所定値dφth/dtより小さいか否かを判定する。そして、前記所定値dφth/dtより小さい場合には(Yes)前記ステップS101に移行し、前記所定値dφth/dt以上である場合には(No)ステップS209に移行する。
前記ステップS209では、前記ステップS103で算出された目標ヨーレートdφ*/dtと前記ステップS101で取得された実際のヨーレートdφ/dtとの差に基づいて係数af、arを更新する。具体的には、目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとの差に基づき、上記(2)式に基づいて付加ヨーモーメントの誤差量を算出し、その算出結果に基づいて係数af、arの値を推定して更新する。なお、係数af、arの初期としては、「0」等の任意の値を設定すればよい。
このように、本実施形態のインホイールモータ制御装置にあっては、目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとの差に基づいて係数af、arを推定するようにした。そのため、予めサスペンション14FL〜14RRの特性を計測しなくても、目標駆動力Fxfl*、Fxfr*、Fxrl*、Fxrr*を精度のよく算出することができる。
なお、本実施形態では、目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとの差が所定値dφth/dt以上である場合に係数af、arを更新する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとの差が所定値dφth/dt未満である場合に係数af、arを更新するようにしてもよい。即ち、駆動輪が瞬間的に低μ路面に入ったり、小石に乗り上げたりして外乱が入ったことで、目標ヨーレートdφ*/dtと実際のヨーレートdφ/dtとの差が大きくなった場合には係数af、ar更新を禁止することもできる。
以上、上記実施形態では、図2及び図5のステップS104が特許請求の範囲に記載の駆動力算出手段を構成し、以下同様に、図2及び図5のステップS105が駆動力制御手段を構成し、図2及び図5のステップS102が操舵角検出手段を構成し、図2及び図5のステップS103が目標ヨーレート算出手段を構成し、図2及び図5のステップS104が目標付加ヨーモーメント算出手段を構成する。
なお、本発明のインホイールモータ制御装置は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、各輪13FL〜13RRを独立した駆動輪とする例を示したが、これに限られるものではない。例えば、駆動力配分による車両挙動制御が実現できる構成となっていれば、駆動輪の数はいくつでもよい。
本発明のインホイールモータ制御装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1の制御ユニットで実行されるモータ駆動処理を示すフローチャートである。 目標付加ヨーモーメントの算出式を説明するための説明図である。 第1実施形態の動作を説明するための説明図である。 本発明のインホイールモータ制御装置の第2実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1はインホイールモータ制御装置、2は操舵角センサ、3はアクセルペダルセンサ、4はブレーキペダルセンサ、5はヨーレートセンサ、6は制御ユニット、7FL〜7RRはモータインバータ、8は電源ユニット、9はステアリングホイール、10はアクセルペダル、11はブレーキペダル、12FL〜12RRはインホイールモータ、13FL〜13RRは車輪

Claims (7)

  1. 駆動輪の目標駆動力を算出する駆動力算出手段と、
    その目標駆動力に基づいて各駆動輪に設置されたインホイールモータにトルクを出力させる駆動力制御手段とを備えたインホイールモータ制御装置であって、
    操舵輪の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    その操舵角に基づいて目標ヨーレートを算出する目標ヨーレート算出手段と、
    前記目標ヨーレートと実際のヨーレートとの差に基づいて、各駆動輪の駆動力によって発生するヨーモーメントおよび各駆動輪の駆動力反力によって生じる駆動輪の舵角変化によって発生するヨーモーメントの合計値を示す目標付加ヨーモーメントを算出する目標付加ヨーモーメント算出手段とを備え、
    前記駆動力算出手段は、前記目標付加ヨーモーメントに基づいて前記目標駆動力を算出することを特徴とするインホイールモータ制御装置。
  2. 前記駆動力算出手段は、前記目標付加ヨーモーメントに基づき、予め定められた係数を有する数式に従って前記目標駆動力を算出することを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータ制御装置。
  3. 記駆動力算出手段は、前記目標付加ヨーモーメントに基づき、前記目標ヨーレートと実際のヨーレートとの差に基づいて推定された係数を有する数式に従って前記目標駆動力を算出することを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータ制御装置。
  4. 前記係数は、前記駆動輪に作用する車両前後方向の外力と当該外力による前記駆動輪の角の変化量との関係を線形的に表す数式の係数であることを特徴とする請求項2または3に記載のインホイールモータ制御装置。
  5. 前記係数は、前記駆動輪に作用する車両前後方向の外力と当該外力によって生じるコンプライアンスステアによる駆動輪の舵角の変化量との関係を線形的に表す数式の係数を用いることを特徴とする請求項に記載のインホイールモータ制御装置。
  6. 前記係数は、前記駆動輪に作用する車両前後方向の外力Fと当該外力によって生じるコンプライアンスステアによる駆動輪の舵角の変化量Δとの関係をΔ=aFと表す数式の係数aであることを特徴とする請求項に記載のインホイールモータ制御装置。
  7. 前記数式は、
    Figure 0004862348
    であることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のインホイールモータ制御装置。
JP2005303913A 2005-10-19 2005-10-19 インホイールモータ制御装置 Expired - Fee Related JP4862348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303913A JP4862348B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 インホイールモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303913A JP4862348B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 インホイールモータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007112224A JP2007112224A (ja) 2007-05-10
JP4862348B2 true JP4862348B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38094815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005303913A Expired - Fee Related JP4862348B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 インホイールモータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4862348B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2456350B (en) * 2008-01-14 2012-12-19 Protean Electric Ltd Electric in-wheel drive arrangement

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534277B2 (ja) * 1987-10-08 1996-09-11 日産自動車株式会社 4輪駆動車両の操舵制御装置
JPH0591607A (ja) * 1991-09-24 1993-04-09 Nissan Motor Co Ltd 車輪駆動モータの制御装置
JP2004217069A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Nissan Motor Co Ltd 懸架装置及び操舵装置の支持構造
JP2005119548A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車のサスペンション装置
JP2005184911A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Nissan Motor Co Ltd 車輪独立駆動電気自動車のモータ入出力係数修正装置
JP2005193752A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Nissan Motor Co Ltd 左右独立駆動式車両
JP2005239006A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Toyota Motor Corp 車両用電動モータの制御装置
JP4069886B2 (ja) * 2004-03-15 2008-04-02 トヨタ自動車株式会社 車輌の挙動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007112224A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5035419B2 (ja) 路面摩擦係数推定装置及び路面摩擦係数推定方法
JP4867369B2 (ja) 電動車両の駆動力制御装置、自動車及び電動車両の駆動力制御方法
JP4568302B2 (ja) 加加速度情報を用いた車両の前後加速度制御装置
JP5830554B2 (ja) 四輪操舵車両の制御方法
JP5029442B2 (ja) 車両姿勢角推定装置及びプログラム
JP5707790B2 (ja) タイヤ接地状態推定装置
JP5540641B2 (ja) タイヤ状態推定装置
JP5251177B2 (ja) 車両走行状態推定装置
JP6577850B2 (ja) 車両の制御装置及び車両の制御方法
JP4071529B2 (ja) セルフアライニングトルク推定装置及び横グリップ度推定装置
JP4990384B2 (ja) 加加速度情報を用いた車両の運動制御方法
JP4725431B2 (ja) 電動車両の駆動力推定装置、自動車および電動車両の駆動力推定方法
JP5559833B2 (ja) 加加速度情報を用いた車両の運動制御装置および方法
JP4862348B2 (ja) インホイールモータ制御装置
JP4862423B2 (ja) 車両の状態推定及び制御装置
JP4835198B2 (ja) 車両の挙動制御装置
JP2009184504A (ja) 車両制御装置
JP2006096230A (ja) 車両運動制御装置および車両運動制御方法
JP2006335218A (ja) スポイラ制御装置
JP5251176B2 (ja) 車両走行状態推定装置
JP5692516B2 (ja) 車体すべり角推定装置および車両姿勢制御装置
JP2010188762A (ja) 路面摩擦係数推定装置
JP2016094139A (ja) 四輪駆動車両の車両速度推定装置および制御装置
JP2009185672A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP2010155473A (ja) 旋回挙動検出装置、旋回挙動検出方法、及びヨーレート推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080827

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees