JP4861028B2 - 継手体の接続手段 - Google Patents

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本発明は、一方の流体管の受口に他方の流体管の挿口を水密的に接続する継手体の接続手段に関する。
従来の継手体の接続手段は、挿口及び受口の外面に夫々掛止されたサドルと、この夫々のサドルに両端を係合した引寄せ部材と、から構成されており、一方のサドルにおいてこの引寄せ部材を操作することにより、受口と挿口とを管軸方向に相対的に引寄せて、継手体を接続している(例えば、特許文献1参照)。
実公昭55−39190号公報(第1頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、一方(受口側)のサドルは、内面が受口外径と略同径となっており、受口外面の一部が周方向に沿って外方に膨出する膨出部と当接することで掛止されており、サドルが安定した状態で受口外面に掛止されていないため、このサドルにおいて引寄せ部材を操作することにより、サドルが周方向に周期的に揺動してしまい、受口と挿口とがずれて、確実に引寄せることが出来ないおそれがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、引寄せ部材を操作することによる周期的な揺動を防止して、受口と挿口とをずれることなく確実に引寄せ出来る継手体の接続手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の継手体の接続手段は、
一方の流体管の受口に他方の流体管の挿口を水密的に接続する継手体の接続手段であって、
前記受口の外面の一部が、周方向に沿って外方に膨出する膨出部に形成されており、前記挿口の外面に周方向に沿って固定された挿口固定部材と、一端側に形成された鉤部が前記受口の膨出部と掛止され他端側が前記挿口固定部材と係合されるとともに、管軸に対して略対称に位置する少なくとも2箇所において前記挿口固定部材にて操作することにより前記受口と前記挿口とを管軸方向に相対的に引寄せる引寄せ部材と、から構成され、
前記挿口固定部材が、前記挿口の外径と略同径であるとともに前記挿口外面の略半周分の弧長を有し、かつ周方向の略中央部に管軸に向かって内方に膨出する突起部が形成された内曲部と、該内曲部の両端部それぞれにおいて前記挿口外面に向かって進退可能であって該挿口外面を押圧保持可能な押圧部と、を有しており、
前記内曲部の両端部それぞれの前記押圧部が、管軸方向に所定長さ離間した2箇所に爪部を備えており、該押圧部の後方に略水平方向に配置されたボルトの螺挿により、前記挿口外面に向かって進退可能であって前記挿口外面を押圧保持可能と成っていることを特徴としている。
この特徴によれば、挿口外面の略半周分の弧長を有する内曲部を有する挿口固定部材を、内曲部の両端部における押圧部により押圧保持し、挿口外面に安定した状態で固定できるため、引寄せ部材を操作することによる挿口固定部材の周期的な揺動を防止して、受口と挿口とを確実に引寄せ出来る。また、管軸に対して略対称に位置する少なくとも2箇所において構成されている引寄せ部材を用いて、受口と挿口とを管軸方向に対してずれることなく引寄せることが出来る。更に、汎用のボルトを利用して、押圧部が、安価に挿口外面を押圧保持可能となる。
また、突起部を挿口の外面に当接させるとともに、内曲部の両端部における押圧部により挿口固定部材を挿口の外面に固定することにより、挿口の外面が突起部と押圧部との3点にて安定して保持される。
更に、押圧部が、管軸方向に所定幅寸を有していることにより、挿口を管軸に沿って確実に押圧し、挿口固定部材が管軸方向にずれることを防止できる。
本発明の請求項2に記載の継手体の接続手段は、請求項1に記載の継手体の接続手段であって、前記押圧部が、前記ボルトを螺挿することにより、管軸に向かって進退し前記挿口外面を押圧保持することを特徴としている。
この特徴によれば、ボルトを螺挿することにより、押圧部が管軸に向かって進退するため、ボルトを螺挿し易いばかりか、押圧部が確実に挿口外面を押圧保持出来る。
本発明の請求項3に記載の継手体の接続手段は、請求項1または2に記載の継手体の接続手段であって、前記引寄せ部材の鉤部が、前記受口の膨出部を囲繞可能に略コ字状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、略コ字状に形成された鉤部を受口の膨出部に囲繞することにより、略コ字状の鉤部を受口の外端側と掛止して、受口と挿口とを相対的に引離すことが可能となる。
本発明の請求項4に記載の継手体の接続手段は、請求項1ないし3のいずれかに記載の継手体の接続手段であって、前記引寄せ部材が、ラックピニオン構造を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、汎用のラックピニオン構造を利用して、安価に引寄せ部材を構成出来る。
本発明の請求項に記載の継手体の接続手段は、請求項1ないしのいずれかに記載の継手体の接続手段であって、
前記押圧部が、前記挿口の外径と略同径のアール部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部が、挿口の外径と略同径のアール部を有していることにより、挿口を周方向に沿って確実に押圧し、挿口固定部材が周方向にずれることを防止できる。
本発明の請求項に記載の継手体の接続手段は、請求項1ないしのいずれかに記載の継手体の接続手段であって、
前記押圧部が、前記挿口の外面よりも軟質の軟質材により被覆されていることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部が、挿口の外面よりも軟質の軟質材により被覆されていることにより、押圧部が挿口を押圧するに際し、挿口外面を傷付けることを防止できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における継手体の接続手段の全体像を示す平面図である。図2は、図1と同じく正面図である。図3は、図1と同じく側面図である。図4は、受口と挿口とを接続した状況を示す一部断面図である。
図1及び図2に示されるように、本発明における継手体は、一方の流体管としての直管2の受口5と、他方の流体管としての直管11の挿口12とを水密的に接続するものである。また流体管の管内は、例えば上下水道やガスなどの流体が流下するようになっている。
また、継手体は、直管2の端部に形成されている受口5と、受口5の内面に挿入される直管11の端部に形成されている挿口12と、受口5と挿口12との固定部材としてのボルト9と、から主に構成されている。また、受口5の外端近傍において、外面の一部が、周方向に沿って外方に膨出する膨出部5aに形成されている。
また、図4に示されるように、受口5の膨出部5aの外周面には、周方向に略等間隔おきにボルト孔5bが形成されており、直管2の外方から管軸Cに対し直交する方向に螺挿される受口5と挿口12との固定部材としてのボルト9が構成されている。
ボルト9の先方には、固定つめ10が設けられている。固定つめ10は、受口5内面に周方向に沿って形成された凹部に収納されている。
次に、図1ないし図3に示されるように、受口5と挿口12との接続手段について説明すると、本発明における接続手段は、挿口12の外面に周方向に沿って固定された挿口固定部材16と、一端側に形成された鉤部17aが受口5の膨出部5aと掛止され他端側が挿口固定部材16と係合されるとともに、受口5と挿口12とを管軸C方向に相対的に引寄せる引寄せ部材17と、から主に構成されている。
挿口固定部材16は、挿口12の外径と略同径であるとともに挿口12外面の略半周分の弧長を有する内曲部16dを有しており、把手部16cにより一方向から容易に挿口12の外面に挿着することが出来る。
また、内曲部16dの両端部16e、16eにおいて挿口12外面を押圧保持可能な押圧部18、18とを有しており、押圧部18、18が、この押圧部18、18の後方に配置された汎用のボルト19、19の螺挿により、挿口12外面に向かって進退可能であって挿口12外面を押圧保持可能と成っている。
このようにすることで、汎用のボルト19を利用して、押圧部18が、安価に挿口12外面を押圧保持可能となる。
更に、押圧部18は、管軸C方向に所定の幅寸を有しており、管軸C方向に所定長さ離間した2箇所において、挿口12外面の周方向に沿って、挿口12の外径と略同径のアール部としての爪部18a、18aを備えている。このように、押圧部18が、管軸C方向に所定幅寸を有していることにより、挿口12を管軸Cに沿って確実に押圧し、挿口固定部材16が管軸C方向にずれることを防止できる。
また、押圧部18が、挿口12の外径と略同径のアール部としての爪部18aを有していることにより、挿口12を周方向に沿って確実に押圧し、挿口固定部材16が周方向にずれることを防止できる。特に、挿口12の外径と略同径のアール部としての爪部18aが、管軸C方向に所定長さ離間した2箇所において、形成されていることにより、押圧力を爪部18aの先端に集中させることが出来るため、上述した管軸C方向及び周方向のずれを効果的に防止できる。尚、アール部は、特に爪部18aに形成されている必要はなく、例えば、押圧部18の全面に亘って、アール部に形成されていてもよい。
また、押圧部18が、ボルト19を略水平方向に螺挿することにより、管軸Cに向かって進退し挿口12外面を押圧保持する。このようにすることで、ボルト19を螺挿し易いばかりか、押圧部18が確実に挿口12外面を押圧保持出来る。尚、ボルト19の螺挿方向は、必ずしも略水平方向に限られず、操作者が、螺挿し易い所定の方向でよいものとする。
尚、上述した押圧部18が、挿口12の外面よりも軟質の軟質材(図示略)により被覆されていてもよい。このようにすることで、押圧部18が挿口12を押圧するに際し、挿口12外面を傷付けることを防止できる。
更に、挿口固定部材16の内曲部16dの周方向における略中央部に、管軸Cに向かって内方に膨出するとともに挿口12の外面よりも軟質の突起部16aが形成されている。このようにすることで、挿口12の外面よりも軟質の突起部16aを挿口12の外面に当接させるとともに、内曲部16dの両端部16e、16eにおける押圧部18、18により挿口固定部材16を挿口12の外面に固定することにより、挿口12の外面が突起部16aと押圧部18、18との3点にて安定して保持される。また、突起部16aが、挿口12の外面よりも軟質であることにより、突起部16aが挿口12の外面に当接しても、挿口12の外面を傷付けない。
また、突起部16aは、押圧部18と同様に、管軸C方向に所定幅寸を有しており、このようにすることで、挿口12の外面を管軸C方向に保持する安定性が向上する。更に、突起部16aは、挿口12の外径と略同径のアール部に形成されており、このようにすることで、挿口12の外面を周方向に保持する安定性が向上する。
尚、上述した軟質の突起部16aは、内曲部16dの周方向における少なくとも略中央部に形成されていれば、更に内曲部16dの周方向に沿って、適所に複数形成されていてもよい。また、突起部16aは、特段に挿口12の外面よりも軟質でなくてもよい。
また、引寄せ部材17は、互いに噛合したラック17bとピニオン17cとからなるラックピニオン構造を有しているとともに、管軸Cに対して略対称に位置する2箇所において構成されており、管軸C方向に配置されたラック17b、17bの受口5側に、鉤部17a、17aが取付けられている。
ピニオン17c、17cは、挿口固定部材16の両端部16e、16eにおいて回動可能に設けられており、夫々のピニオン17c、17cに噛合したラック17b、17bは、ピニオン17c、17cの回動により管軸C方向に移動可能に係合されている。
更に、鉤部17aは、受口5の膨出部5aを囲繞可能に略コ字状に形成されており、膨出部5aと当接する掛止部材としての略U字形部材20を介して、膨出部5aと掛止されている。この略U字形部材20は、受口5の外径と略同径の内径を有しており、受口5の外面に周方向に沿って膨出部5aの背面と当接して配置されている。引寄せ部材17の鉤部17aが、略U字形部材20の両端部20a、20aにおいて掛止されている。
このようにすることで、管軸Cに対して略対称に位置している引寄せ部材17、17とともに用いる掛止部材が略U字形部材20であって、鉤部17aと掛止する箇所としてこの略U字形部材20の両端部20a、20aを利用することで、掛止部材としての略U字形部材20を把手部20cにより一方向から容易に受口5の外面に取付けることが出来る。
また、U字形部材20の両端部20aの先端に、鉤部17aを載置する鉤部載置台20bが突設されており、このように略U字形部材20の両端部20aの先端に突設された鉤部載置台20bに、引寄せ部材17の鉤部17aを載置することで、受口5と挿口12とを引寄せる際に、鉤部17aを安定させた状態で掛止できる。
次に、受口5と挿口12との接続について説明すると、図3に示されるように、引寄せ部材17のピニオン17cを回動工具Kにて回動操作することにより、ピニオン17cと噛合したラック17bが管軸C方向(図1及び図2の白抜矢印方向)に移動することにより、略U字形部材20を介して鉤部17aに掛止された受口5の膨出部5aに引寄せ力が伝達される。
このように、引寄せ部材17の鉤部17aが、受口5の膨出部5aに取付けられた略U字形部材20を介して膨出部5aと掛止されているため、引寄せ部材17のラック17bを短く構成でき、膨出部5aの形状に関わらず、引寄せ部材17による引寄せ力が略U字形部材20を介して管軸C方向に確実に受口5と挿口12とに伝達され、相対的に引寄せることが出来る。
また、挿口12外面の略半周分の弧長を有する内曲部16dを有する挿口固定部材16を、内曲部16dの両端部16e、16eにおける押圧部18、18により押圧保持し、挿口12外面に安定した状態で固定できるため、引寄せ部材17を操作することによる挿口固定部材16の周期的な揺動を防止して、受口5と挿口12とを確実に引寄せ出来る。
特に、挿口固定部材16の両端部16e、16eにおいて、引寄せ部材17のピニオン17c、17cと噛合したラック17b、17bが管軸C方向に移動しており、この両端部16e、16eにおいて、挿口固定部材16が挿口12の外面に押圧保持され、安定した状態となっているため、ラック17b、17bの移動による周期的な揺動を確実に防止し、回転工具Kの操作時における引寄せ部材17の軸力を安定して伝達出来る。
また、管軸Cに対して略対称に位置する2箇所において構成されている引寄せ部材17、17を用いて、受口5と挿口12とを管軸C方向に対してずれることなく引寄せることが出来る。
尚、本発明の引寄せ部材は、本実施例のように管軸Cに対して略対称に位置する2箇所において構成されているに限らず、受口5と挿口12とを管軸C方向に対してずれることなく引寄せることが出来れば、引寄せ部材は、3箇所以上において構成されていてもよい。
また、引寄せ部材17が、互いに噛合したラック17bとピニオン17cとからなるラックピニオン構造を有しており、このようにすることで、汎用のラックピニオン構造を利用して、安価に引寄せ部材17を構成出来る。
上述したように引寄せ部材17を用いることにより、受口5と挿口12とが相対的に引寄せられ、挿口12が、受口5の内方に向かって挿入されるとともに、シール部材8が、挿口12の外周面により圧縮されて、受口5内面と挿口12外面との間隙を水密的に密封する(図4参照)。
次に、図4に示されるように、受口5と挿口12との固定について説明すると、受口5の膨出部5aに管軸Cに対し直交する方向にボルト9が螺挿されており、受口5内面と挿口12外面との間隙が密封された後において、受口5と挿口12とを汎用のボルト9で固定的に接続するようになっている。
また、ボルト9の先方に固定つめ10が設けられていおり、このようにすることで、ボルト9の螺入により固定つめ10の先端10aが、管軸Cに向かって押圧されて挿口12の外周面に食い込み、受口5と挿口12とを確実に固定的に接続することができる。更に、このように固定的に接続することで、受口5若しくは挿口12に、外力若しくは内圧が加わった場合でも、継手体の密封性を安定的に維持できる。
尚、本実施例におけるボルト9は、必ずしも管軸Cに対し直交する方向に形成されている必要はなく、例えば、管軸Cに対し直交方向以外の所定角度を有する斜方向に螺入されるように形成されていてもよい。
次に、本実施例における引寄せ部材17を利用した受口5と挿口12との引離しについて説明すると、上述したように受口5と挿口12とが水密的に接続された状態において、同様に挿口固定部材16及び引寄せ部材17を設置する。略コ字状に形成された引寄せ部材17の鉤部17aを、受口5の膨出部に囲繞する。
略コ字状に形成された鉤部17aを受口5の膨出部5aに囲繞することにより、引寄せ部材17のピニオン17cを上述と逆方向に回動し、ピニオン17cと噛合したラック17bが上述と逆方向に移動するとともに、略コ字状の鉤部17aを受口5の外端側に掛止して、受口5と挿口12とを相対的に引離す力が伝達され、水密的に接続された受口5と挿口12とを相対的に引離すことが可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、互いに接続される挿口12及び受口5は、図1及び図2に示されるような直管2及び直管11からなる管路部材を構成しているが、本発明に用いられる挿口12及び受口5は、互いに接続可能な構成を有していれば、必ずしも直管2及び直管11に限らず、例えば端部を3箇所有するT字管や、管軸に沿って一部に曲部を有するエルボ管でもよいし、可撓性を有するホース等であってもよい。また、挿口12及び受口5は、各種ポンプ若しくは貯留タンクの一部を構成するものであっても構わない。
また、上記実施例では、受口5の膨出部5aの外周面にボルト孔5bが形成されており、ボルト孔5bに螺挿される固定部材としてのボルト9が構成されているが、膨出部は、受口5の外端近傍において、外面の一部が周方向に沿って外方に膨出し、掛止部材が掛止されていれば、特にボルト孔5bが形成されていなくてもよく、例えば膨出部がフランジであってもよい。
また、上記実施例では、引寄せ部材17の鉤部17aは、受口5の膨出部5aを囲繞可能に略コ字状に形成されているが、鉤部は、受口5と挿口12とを相対的に引寄せ可能に膨出部5aに掛止されていれば、必ずしも略コ字状に形成されていなくてもよく、例えば略L字状に形成され、膨出部5aの背面側において掛止されていてもよい。
また、上記実施例では、引寄せ部材17の鉤部17aを掛止する掛止部材として、受口5の外径と略同径の内径を有している略U字形部材20が用いられているが、掛止部材は、鉤部17aと受口5の膨出部5aとの間に介在し、引寄せ部材17による引寄せ力を管軸C方向に確実に受口5と挿口12とに伝達するものであれば、必ずしも略U字形部材20である必要はなく、例えば掛止部材の形状は、受口の周方向に亘ってリング状に形成されていてもよい。更に、上述した掛止部材を特段に用いずに、鉤部が直接に受口の膨出部に掛止されていてもよい。
また、上記実施例では、引寄せ部材17は、互いに噛合したラック17bとピニオン17cとからなるラックピニオン構造を有しているが、引寄せ部材は、受口と挿口とを引寄せるものであれば、上述したラックピニオン構造に限られず、例えば、ボルトナット構造であっても構わない。
本発明の実施例における継手体の接続手段の全体像を示す平面図である。 図1と同じく正面図である。 図1と同じく側面図である。 受口と挿口とを接続した状況を示す一部断面図である。
符号の説明
2 直管(流体管)
5 受口
5a 膨出部
5b ボルト孔
8 シール部材
9 ボルト
10 固定つめ
10a 先端
11 直管(流体管)
12 挿口
16 挿口固定部材
16a 突起部
16c 把手部
16d 内曲部
16e 両端部
17 引寄せ部材
17a 鉤部
17b ラック
17c ピニオン
18 押圧部
18a 爪部(アール部)
19 ボルト
20 略U字形部材
20a 両端部
20b 鉤部載置台
20c 把手部
C 管軸
K 回動工具

Claims (6)

  1. 一方の流体管の受口に他方の流体管の挿口を水密的に接続する継手体の接続手段であって、
    前記受口の外面の一部が、周方向に沿って外方に膨出する膨出部に形成されており、前記挿口の外面に周方向に沿って固定された挿口固定部材と、一端側に形成された鉤部が前記受口の膨出部と掛止され他端側が前記挿口固定部材と係合されるとともに、管軸に対して略対称に位置する少なくとも2箇所において前記挿口固定部材にて操作することにより前記受口と前記挿口とを管軸方向に相対的に引寄せる引寄せ部材と、から構成され、
    前記挿口固定部材が、前記挿口の外径と略同径であるとともに前記挿口外面の略半周分の弧長を有し、かつ周方向の略中央部に管軸に向かって内方に膨出する突起部が形成された内曲部と、該内曲部の両端部それぞれにおいて前記挿口外面に向かって進退可能であって該挿口外面を押圧保持可能な押圧部と、を有しており、
    前記内曲部の両端部それぞれの前記押圧部が、管軸方向に所定長さ離間した2箇所に爪部を備えており、該押圧部の後方に略水平方向に配置されたボルトの螺挿により、前記挿口外面に向かって進退可能であって前記挿口外面を押圧保持可能と成っていることを特徴とする継手体の接続手段。
  2. 前記押圧部が、前記ボルトを螺挿することにより、管軸に向かって進退し前記挿口外面を押圧保持することを特徴とする請求項1に記載の継手体の接続手段。
  3. 前記引寄せ部材の鉤部が、前記受口の膨出部を囲繞可能に略コ字状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の継手体の接続手段。
  4. 前記引寄せ部材が、ラックピニオン構造を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の継手体の接続手段。
  5. 前記押圧部が、前記挿口の外径と略同径のアール部を有していることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の継手体の接続手段。
  6. 前記押圧部が、前記挿口の外面よりも軟質の軟質材により被覆されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の継手体の接続手段。
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