JP4860246B2 - 洗浄剤供給装置 - Google Patents

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本発明は、食器やコンテナ等、各種の被洗浄物を自動的に洗浄する自動洗浄機に用いられる洗浄剤供給装置に関するものである。
従来から、自動食器洗浄機の洗浄タンク内への洗浄剤の供給装置としては、液体洗浄剤を直接洗浄タンクに供給するポンプ式の供給装置や、容器に粉末洗浄剤または固形洗浄剤を充填したカートリッジを装填して、下部からお湯または水を噴射して洗浄剤を溶解し、溶解液を洗浄タンクに供給するタイプのものが汎用されている。
これらの洗浄剤供給装置は、通常、洗浄タンク内の洗浄水の洗浄剤濃度を電気伝導度等により感知し、設定濃度を下回ると、電動式供給装置により洗浄剤が供給されるか、もしくはタイマーにより一定時間供給装置を作動させることにより、洗浄剤が供給されるようになっている。
しかしながら、このようなタイプの洗浄剤供給装置では、電気伝導度センサー、電磁弁、その制御装置、及びホース等が必要となり、コストが高く、かつ据付場所が必要となる。また、据付にも長い時間と熟練を要するとともに、部品交換等のメンテナンスも必要となる。そこで、製造コストが低く、据付も容易に行え、洗浄機の内部に配置するため新たな据付場所を確保する必要のない洗浄剤供給装置が多く考案されている。
例えば、洗浄剤を収納するコンテナの上部を覆う蓋に設けられた開口部または孔から洗浄機内を循環する洗浄水を取り入れ、上記コンテナの側部または底部に設けられたスリットまたは孔を通って洗浄剤を溶解して洗浄タンク内に供給するようにした洗浄剤供給装置(特許文献1、2参照)が提案されている。
また、供給装置上部に設けられた開口部または孔から洗浄水を取り入れ、供給装置の側部に設けられたスリットまたは貫通穴を通って洗浄剤を溶解して洗浄タンク内に供給するか、あるいは洗浄水を取り入れた開口部からこれをオーバーフローさせて、溶解した洗浄液を洗浄タンク内に供給するようにした洗浄剤供給装置(特許文献3、4参照)も提案されている。
特許第3300347号公報 特許第3487695号公報 特開2002−10963公報 特開2003−10093公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された装置では、コンテナ内に充填された洗浄剤の全体が、開口部から流入する洗浄水で濡れてしまい、洗浄剤成分の分解を促進するという欠点がある。また、開口部から流入する洗浄液の量を調整する機構が設けられていないため、洗浄機の種類や洗浄条件が変わった場合、洗浄剤の溶解量が変わり、洗浄タンク内の洗浄剤濃度を所望の濃度に制御できないという欠点もある。
また、上記特許文献3、4に記載された装置は、上部に設けられた開口部または孔の開口度を調整することにより洗浄剤の溶解量を調整することができるという利点を有しているが、依然として、装填された洗浄剤が濡れて、洗浄剤成分の分解を促進するという欠点は解消されていない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、安価に製造することができ、据え付けが容易で、しかも自動洗浄機への洗浄剤の供給量を制御しやすい、優れた洗浄剤供給装置の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、自動洗浄機の洗浄タンク内に洗浄剤を供給するために、上記自動洗浄機内に設置される洗浄剤供給装置であって、内側にタブレット形状の固体洗浄剤を複数個、上下方向に重ねた状態で収納する有底筒状のケーシングと、上記ケーシングの上面開口を蓋する蓋体と、上記ケーシングの下部に設けられ、少なくともその一部がケーシング底面にまたがるか底面と接する開口部とを備え、上記自動洗浄機内で噴射され洗浄タンク内に流下する洗浄水またはすすぎ水の一部が、上記開口部から出入りしてケーシング内の固体洗浄剤の下部と接触し、ケーシング内の開口部より上になる固体洗浄剤を濡らすことなくその接触した固体洗浄剤の下部から順に溶解させていくようになっている洗浄剤供給装置を第1の要旨とする。
そして、本発明は、そのなかでも、特に、上記開口部が、ケーシングの底面および/または側面下部の一個所または二個所以上に形成されている洗浄剤供給装置を第2の要旨とする。
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記ケーシングの底面に、垂直に延びるガイド棒が立設されており、上下方向に貫通穴のあいたタブレット形状の固体洗浄剤が、その貫通穴を、ケーシング内の上記ガイド棒に嵌合させた状態で収納されるようになっている洗浄剤供給装置を第の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記ケーシングの内周壁に、上下方向に延びる凸条が形成されており、上下方向に延びる凹条が側面に形成されたタブレット形状の固体洗浄剤が、その凹条を、ケーシング内の上記凸条に嵌合させた状態で収納されるようになっている洗浄剤供給装置を第の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記ケーシングの少なくとも開口部を含む下部が、内筒と外筒の二重筒で構成されており、上記内筒と外筒の位置を相対的に周方向にずらせることにより、ケーシングの開口部の大きさが調整できるようになっている洗浄剤供給装置を第の要旨とし、上記ケーシングの少なくとも開口部を含む下部が、内筒と外筒の二重筒で構成されており、上記内筒と外筒の位置を相対的に軸方向にずらせることにより、ケーシングの開口部の大きさが調整できるようになっている洗浄剤供給装置を第の要旨とする。
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記自動洗浄機が、自動食器洗浄機である洗浄剤供給装置を第の要旨とする。
すなわち、本発明の洗浄剤供給装置によれば、この装置を自動洗浄機内に設置して、ケーシング内の固体洗浄剤に、上記ケーシングの下部に設けられた開口部から出入りする洗浄水またはすすぎ水を接触させるだけで洗浄剤溶液が得られるようになっており、設置が簡単である。しかも、装置の構成が簡単で安価である。そして、ケーシング内に上下方向に重ねて収納された複数個のタブレット状固体洗浄剤のうち、開口部より上ある部分は濡れることがないため、洗浄成分が劣化せず、下から順に溶解して、最後まで良好な状態で使い切ることができ、無駄がない。さらに、自動洗浄機内で噴射され洗浄タンク内に流下する洗浄水とすすぎ水の量は、所期設定によって毎回一定に保たれていることから、開口部の大きさを適宜に設定しさえすれば、必要な濃度の洗浄剤溶液の定量供給を行うことができ、その調整も簡単である。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である洗浄剤供給装置16を、アンダーカウンタータイプの自動食器洗浄機に設置した例を示している。この自動食器洗浄機は、本体1と、本体1内にすすぎ水を供給するための湯沸かし器2を備えており、本体1内の上段に、洗浄すべき食器6をラック7に装填した状態で載置するようになっている。
そして、上記ラック7を上下から挟むように、一対の洗浄ノズル4、4と、一対のすすぎノズル5、5が設けられており、湯沸かし器2から延びる給水配管11を経由して、上記すすぎノズル5、5にすすぎ水が供給されるようになっている。なお、上記給水配管11の途中には、ブースタ3、すすぎポンプ13が設けられている。
また、上記本体1内の下段には、上面開口が、メッシュ状のタンクストレーナ9で覆われた洗浄タンク8が設けられており、洗浄タンク8内で調製される洗浄液が、洗浄ポンプ14を備えた洗浄配管12を介して、洗浄ノズル4、4に供給されるようになっている。なお、15は、洗浄タンク8内の洗浄水を一定の高さより上昇させないためのオーバーフロー管である。
洗浄剤供給装置16は、図1のA−A′矢視図である図2に示すように、本体1内の、食器6を載置するラック7の下方の一角に配置されている。そして、この位置は、上記洗浄タンク8内の洗浄水のきっ水線10より上で、しかも洗浄ノズル5、5およびすすぎノズル4、4から噴射される洗浄水、すすぎ水が洗浄タンク8内に流下する流路途中となるよう設定されている。
上記洗浄剤供給装置16は、図3に示すように、有底円筒状のケーシング21と、このケーシング21の上面開口を蓋する蓋体22とで構成されており、上記ケーシング21内に、タブレット状の固体洗浄剤20を6個、上下に重ねた状態で収納できるようになっている。
上記ケーシング21の側壁最下部には、横長の開口部23が、対角線上の二個所に設けられており、洗浄ノズル5、5(図1、図2参照)およびすすぎノズル4、4から噴射される洗浄水、すすぎ水が洗浄タンク8内に流下する際、この開口部23からケーシング21の内側に入り込んで、内側の固体洗浄剤20と接触してこれを漸次溶解することにより、洗浄剤溶液がつくられるようになっている。そして、生成された洗浄剤溶液は、上記開口部23から外に出て、洗浄タンク8内に流入する。
なお、上記自動食器洗浄機は、予め設定された洗浄サイクルに従って毎回同じ動作で洗浄を行うようになっているため、循環噴射される洗浄水、すすぎ水の総量は、毎回一定であり、この洗浄剤供給装置16の開口部23から出入りして固体洗浄剤20と接触する洗浄水、すすぎ水の量も一定である。したがって、ケーシング21内に充分な量の固体洗浄剤20がある限り、溶解して洗浄タンク8内に供給される洗浄剤の量も一定に管理できるのである。この原理によって、上記洗浄剤供給装置16により一定の洗浄剤が自動的に供給され、自動食器洗浄が完了するのである。
上記自動食器洗浄機(図1参照)における洗浄動作をより詳しく説明すると、まず、ラック7に食器6を装填して自動食器洗浄機の上段に載置する。そして、洗浄開始のスイッチを入れると、洗浄ポンプ14が駆動し、洗浄タンク8内の洗浄液(前回の洗浄サイクルによって一定濃度の洗浄液が貯留されている)が洗浄配管12を介して洗浄ノズル4、4に供給される。
この洗浄ノズル4、4から洗浄液がラック7上の食器6に向けて噴出され、食器6に付着した汚れが洗い落とされる。そして上記食器6から落下した汚れがタンクストレーナ9で受けられ、洗浄液のみが洗浄タンク8に戻って循環噴射される。このとき、洗浄液の一部は、洗浄剤供給装置16の開口部23から内側に入り込み、ケーシング21内に収納された固体洗浄剤20を溶解し、高濃度の洗浄剤溶液を生成する。この洗浄剤溶液は開口部23から流出して洗浄タンク8内に流入する。
そして、洗浄が終了し、所定時間経過すると、すすぎポンプ13が駆動し、湯沸かし器2からの温水が、給水管11を介してブースタ3に供給され、加温されて70〜80℃のすすぎ水となり、すすぎ配管17を通ってすすぎノズル5、5に達する。そして上記すすぎノズル5、5から噴出したすすぎ水は、食器6をすすいだ後、タンクストレーナ9を通過して、洗浄タンク8に流入し、そのすすぎ水は、洗浄液と混合されて、オーバーフロー管15から外部に排出される。このときも、上記すすぎ水の一部は、洗浄剤供給装置16の開口部23から内側に入り込み、ケーシング21内に収納された固体洗浄剤20を溶解し、洗浄剤溶液を生成する。この洗浄剤溶液を含んだすすぎ水は開口部23から流出し、洗浄タンク8に流入して洗浄タンク8内の洗浄液と混合される。
上記一連の動作によって繰り返し自動食器洗浄機の運転が行われるに伴い、ケーシンググ21内の固体洗浄剤20は、下部から漸次溶解され、下部の固体洗浄剤20が溶解して消失した分だけ、その上の固体洗浄剤20が下に落ち、開口部23と面した部分が順次溶解される。このようにして、最終的には最上部の固体洗浄剤20が開口部23と面した位置まで落下し、溶解される。したがって、ケーシング21内の固体洗浄剤20が全て溶解するまで、洗浄タンク8内に洗浄剤溶液を供給することができる。
この洗浄剤供給装置16によれば、ケーシング21内の固体洗浄剤20が、最大限でも、開口部23の高さまでしか洗浄水・すすぎ水に接触しないため、それより上の部分の固体洗浄剤20は加水分解等による成分の劣化が生じず、常に初期の品質を保った状態で、一定の洗浄剤溶液を洗浄タンク8に供給することができる。そして、装置の構成が簡単で安価であるとともに、装置の設置が容易である。
なお、上記洗浄剤供給装置16の形状は、上記の例のように、有底円筒状である必要はなく、装置形状を、三角筒状、四角筒状等、適宜の形状にすることができる。ただし、固体洗浄剤20の装填作業の容易性、ケーシング21内での溶けやすさ等を考慮すれば、上記の例のように円筒状にすることが好適である。
そして、ケーシング21の大きさは、この洗浄剤供給装置16を設置する自動食器洗浄機(例えば、洗浄タンク容量16リットル、すすぎ水量4リットル/回、洗浄溶液濃度0.1質量%)の場合、一日当たりの平均運転回数が約50回程度と推測され、この運転回数に対応する洗浄剤必要量は150gであることから、少なくとも100〜200gの洗浄剤が収納可能な大きさであることが望ましい。また、ドアタイプの自動食器洗浄機(例えば、洗浄タンク容量50リットル、すすぎ水量5リットル/回、洗浄溶液濃度0.1質量%)の場合、一日当たりの平均運転回数が約200回程度と推測され、この運転回数に対応する洗浄剤必要量は800gであることから、少なくとも500〜1000gの洗浄剤が収納可能な大きさであることが望ましい。さらにまた、ラックコンベアタイプ、フライトコンベアタイプ、フラットコンベアタイプの自動食器洗浄機の場合、一日当たりの平均運転時間が、午前3時間、午後3時間の計6時間と推測され、この運転時間に対応する洗浄剤必要量は2000gであることから、少なくとも1000〜3000gの洗浄剤が収納可能な大きさであることが望ましい。このように、一日の洗浄が可能な量の固体洗浄剤20を収納できる大きさのケーシング21であれば、一日一回の固体洗浄剤20の装填ですみ、手間がかからず好適である。
また、ケーシング21に設ける開口部23の形状、大きさ、個数は、ケーシング21の下部(より具体的には、ケーシング21の高さを二等分した位置より下の部分)に位置するものであれば、特に限定されるべきものではなく、自動食器洗浄機の種類や洗浄条件に応じて適宜決められる。そして、開口部23は、ケーシング21の側面下部のみに形成しても、側面下部から底面にまたがった状態で形成してもよい。あるいは底面のみに形成することもできる。ただし、開口部23の少なくとも一つは、底面と接していることが特に好ましい。
例えば、図4(a)およびそのB−B′断面図である同図(b)に示すように、略半円状の開口部23aを周方向に等配した状態で形成してもよい。また、三角形状の開口部としてもよい(図示せず)。
あるいは、図5(a)に示すように、開口部23bを、小さな開口を規則的に並べた形状の、いわゆるメッシュ状にすることができる。この形状によれば、メッシュの大きさを適宜に設定することにより、タブレット状の固体洗浄剤20に代えて、粉末状あるいは顆粒状の固体洗浄剤を用いることができる。その場合、メッシュの目の大きさは、4メッシュ(目開き4.75mm)から280メッシュ(目開き53μm)に設定することが好適である。そして、メッシュ部分は、ステンレス製または樹脂製にすることが好適である。
また、図5(b)に示すように、開口部23cを、縦長のスリットが周方向に多数本並んだ構成にすることができる。もちろん、周方向に延びるスリットが上下方向に並んだ構成(図示せず)にしても差し支えない。この場合も、スリットの幅を適宜に設定することにより、粉末状あるいは顆粒状の固体洗浄剤を用いることができる。
さらに、図6に示すように、ケーシング21の底面21aに、1個もしくは2個以上の穴24(スリット形状であってもよい)を設けるようにしてもよい。その場合、穴24の大きさ、個数、配置は、ケーシング21内に収納される固体洗浄剤の種類、これを設置する洗浄機の種類、洗浄条件等に応じて、適宜に設定される。
また、粉末状あるいは顆粒状の固体洗浄剤を用いる場合であって、図3や図4に示すように、タブレット状の固体洗浄剤20に適した比較的大きな開口部23、23aを有するケーシング21と、例えば図7に示すように、固体洗浄剤保持用のメッシュ製内筒(底あり)30とを組み合わせ、固体洗浄剤20を上記メッシュ製内筒30に収納したのち、ケーシング21内に装填するようにしてもよい。このようにすると、ケーシング21を、タブレット状固体洗浄剤用、粉末状(顆粒状)固体洗浄剤用、といったように区別して用意する必要がなく、ケーシング21自体は共用し、必要な場合にのみ上記メッシュ製内筒30と組み合わせて用いればよく、使い勝手がよい。
さらに、固体洗浄剤20を装填する場合の作業性を高めるために、一回の装填に用いる分量の固体洗浄剤20を、予め水溶性フィルムからなる袋で包装しておき、上記ケーシング21内や上記メッシュ製内筒30内に、この袋に包装した状態のまま固体洗浄剤20を装填するようにしてもよい。なお、図8(a)に、複数のタブレット状の固体洗浄剤20を、水溶性フィルムからなる袋40で包装した例を示す。また、図8(b)に、粉末状(顆粒状)の固体洗浄剤20を、同様の袋40で包装した例を示す。
また、図9に示すように、洗浄剤供給装置16として、ケーシング21の底面中心部に、垂直に延びるガイド棒41を立設したものを用意するとともに、タブレット状の固体洗浄剤20として、中央に貫通穴42のあいたドーナツ状のものを用い、上記固体洗浄剤20の貫通穴42を、ケーシング21のガイド棒41に嵌合させた状態で収納するようにしてもよい。このようにすると、ケーシング21の内周面と、固体洗浄剤20の外周面との間に、多少大きな隙間があいている場合でも、各タブレット状の固体洗浄剤20を、互いに同軸的に並んだ状態で、簡単に装填することができ、作業性がよい。また、各固体洗浄剤20が同軸的に並んだ状態で漸次溶解していくため、常に洗浄水・すすぎ水に接触する固体洗浄剤20の面積が一定となり、より均一な濃度の洗浄剤溶液を提供することができる、という利点を有する。
なお、上記ガイド棒41は、1本に限らず、2本以上設けるようにしてもよい。例えば、ケーシング21内に3本のガイド棒41を設け、タブレット状の固体洗浄剤20に、上記ガイド棒41の配置に相当する配置で、3個の貫通穴42を設けた例を図10に示す。この例においても、図9に示す例と同様の効果を奏する。
また、タブレット状の固体洗浄剤20を、ケーシング21と嵌合させた状態で収納するには、上記のように、ケーシング21側にガイド棒41を設け、タブレット状の固体洗浄剤20に貫通穴42を設ける以外に、例えば、ケーシング21の内周壁に、上下方向に延びる凸条を設け、タブレット状の固体洗浄剤20の側面に、上下方向に延びる凹条を設けて、両者を嵌合させるようにしてもよい。その一例を、図11に示す。
このものは、ケーシング21の内周壁に、断面略半円状で上下方向に延びる凸条41aが、周方向に等間隔で3本形成されている。また、タブレット状の固体洗浄剤20の側面に、上記凸条41aの配置に相当する配置で、断面略半円状の凹条42aが、3本形成されている。ただし、ケーシング21の下部には、開口部23が設けられているため、上記凸条41aは、開口部23の上縁から上の部分に形成されている。したがって、上記固体洗浄剤20の凹条42aを、ケーシング21側の凸条41aに嵌合させた状態で収納することにより、図9および図10に示す例と同様の効果を奏することができる。
なお、上記凸条41aおよび凹条42aの断面形状は、両者が互いに嵌合すれば、どのような形状でもよく、その本数も、特に限定するものではない。
さらに、洗浄剤供給装置16を取り付ける自動食器洗浄機の種類、洗浄水・すすぎ水の温度等の設定の違いによってケーシング21内の固体洗浄剤20の溶解速度等が異なることから、開口部23に流入する洗浄水・すすぎ水の量を調整して洗浄剤の溶解量を調整できるようにすることが好適である。開度を調整するための機構は、どのようなものであっても差し支えないが、例えば、図12(a)または同図(b)に示すような構造のものを例にあげることができる。
すなわち、図12(a)のものは、ケーシング21′を、底のない円筒状にして、その下端縁の二個所に、図3の開口部23と同様の大きさの開口となる切欠き31を形成するとともに、この下部を受ける有底円筒状の受け台32を設けた構成になっており、上記受け台32とケーシング21′の位置関係が、周方向に調整可能になっている。そして、上記受け台32の側壁には、上記ケーシング21′の切欠き31と対峙する二個所の位置に、上記切欠き31の開口より大きな開口の開口ガイド33が設けられている。この構成によれば、上記ケーシング21′と受け台32とを周方向に相対的に回動させ、ケーシング21′の切欠き31と受け台32の開口ガイド33とが重なって出現する開口部23′の大きさを調整することにより、この部分に出入りする洗浄水またはすすぎ水の量を調整して、固体洗浄剤20の溶解量を調整することができる。したがって、洗浄機の種類や洗浄水・すすぎ水の温度等の設定条件を変えた場合においても、洗浄タンク8(図1参照)内の洗浄剤溶液の濃度を常に最適な濃度に保つことができる。
また、図12(b)のものは、ケーシング21″の下部に設けられた開口部23″を、上下方向に大きく形成するとともに、ケーシング21″の外周にガイド筒34を設けた構成になっており、このガイド筒34のケーシング21″に対する上下方向の位置が調節可能になっている(長穴を利用した固定、螺合による固定等)。この構成によれば、上記ガイド筒34の上下方向の位置に応じて、ケーシング21″の開口部23″の大きさが制限されるため、これによって、この部分に出入りする洗浄水またはすすぎ水の量を調整し、固体洗浄剤20の溶解量を調整することができる。したがって、洗浄機の種類や洗浄水・すすぎ水の温度等の設定条件を変えた場合においても、洗浄タンク内の洗浄剤溶液の濃度を常に最適な濃度に保つことができる。
なお、本発明の洗浄剤供給装置16(図3参照)において、ケーシング21と、その上面開口を蓋する蓋体22の係合方法は、その係合部から洗浄水やすすぎ水が内側に入らないような形式であればよく、前記の各例に示すような嵌合形式の他、螺子を用いた螺合形式、あるいは鍋蓋形式等を用いることができる。
また、ケーシング21(以下、21′、21″も含む)、蓋体22、受け台32およびガイド筒34(図3〜図12参照)の構成材料は、特に限定されるものではないが、耐久性、耐薬品性、成型の容易さ、及び、取り扱いの簡便性の点から、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS、エポキシ樹脂などの樹脂材料あるいはSUS304、SUS316、SUS410、SUS430等のステンレス材料を用いることが好ましい。特に、樹脂材料としては、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンが好適であり、ステンレス材料としては、SUS304、SUS430が好適である。そして、メッシュ製内筒30(図7参照)の構成材料も、特に限定されるものではないが、例えばSUS304、SUS316等のステンレス材料、布、不織布、ポリエチレン等の樹脂材料等を用いることができる。
さらに、自動食器洗浄機の稼動中に、洗浄剤供給装置16内の固体洗浄剤20がなくなると、洗浄タンク8内に洗浄剤溶液が供給されなくなり、洗浄タンク8内の洗浄水の濃度が低下し、洗浄不良を引き起こすため、ケーシング21内の固体洗浄剤20の残量が一目で確認できるように、上記ケーシング21の構成材料は、透明性を持つ材質であることが特に好ましい。あるいは、ケーシング21の底面内側および/または受け台32の内面を、固形洗浄剤20(通常白色)とは異なる鮮明な色で着色しておき、固体洗浄剤20がなくなったことが外側から容易に確認できるようにしておくことも好適である。
そして、本発明において、ケーシング21内に収納する固体洗浄剤20は、洗浄剤の溶解速度の制御の容易さと、ケーシング21内への装填の容易さから、すでに述べたように、タブレット状(図9〜11に示すように、貫通穴42や凹条42aが形成されたものを含む)であることが必要でそれ以外は、ケーシング21の開口部23(以下、23a、23b、23c、23′、23″、穴24も含む)から流出しなければ特に限定されない。上記タブレット形状の固形洗浄剤20は、ケーシング21の上部開口の直径より1〜10mm小さい直径のものが好適に使用できる。すなわち、上記直径より1〜10mm小さい直径を持つタブレット形状の固体洗浄剤20を用いると、ケーシング21内の下層の固体洗浄剤20が溶解するにつれ、上層の固体洗浄剤20が自然降下しやすく、下から上に向かって漸次溶解して、最終的には、全体が完全に溶解することができるからである。
なお、図3等に示す例では、上記タブレット形状の固体洗浄剤20を、ケーシング21内に複数個積み重ねて収納するようにしているが、参考例として、図13(a)に示すように、ケーシング21内の空間にちょうど納まる大きさに設定された固体洗浄剤20を、1個だけ収納するようにしたものがあげられるまた、他の参考例として、同図(b)に示すように、上記固体洗浄剤20の中央に貫通穴42′があいたものを、図9に示すような、ガイド棒41付きのケーシング21内に収納するようにしたものがあげられる。また、図示しないが、上記図13(a)の固体洗浄剤20に、図10、図11に示すような貫通穴42や凹条42aが形成されたものも、他の参考例としてあげることができる
さらに、固体洗浄剤20自体を、ケーシング21等の内面と異なる鮮明な色に着色することにより、固体洗浄剤20がなくなったことが外側から容易に確認できるようにしてもよい。
そして、上記タブレット形状の固形洗浄剤20は、その比重が1.0から2.5のものが好ましい。すなわち、比重が1.0より小さいものは、すぐに溶解して頻繁に固体洗浄剤20の補充が必要となり、その手間が煩雑になるおそれがあり、逆に比重が2.5より大きいものは、開口部23から出入りする洗浄水やすすぎ水で溶解する量が少なすぎて、充分な濃度の洗浄剤溶液を供給することができないおそれがあるからである。
なお、固体洗浄剤20の組成は、特に限定するものではないが、例えば、アルカリ金属水酸化物、珪酸塩、炭酸塩、リン酸塩、カルボン酸塩、硫酸塩、界面活性剤、高分子電解質ポリマー等を単独で用いたもの、あるいは2種以上を混合して得られるもの等があげられる。
また、上記タブレット形状の固体洗浄剤20の製造方法としては、特に限定するものではないが、各種洗浄剤成分を、リボンミキサー、Vミキサー、ナウターミキサー等によって予め均一に混合した後、タブレットプレス機、圧縮機等によって成形する方法や、連続フローミキサー、特にシングルスクリューもしくはツインスクリュー押し出し成形機等によって混合押し出しし、所望とする使用に適した大きさまたは重さに分割する方法を用いることができる。
さらに、本発明の洗浄剤供給装置16を使用する自動食器洗浄機は、その種類、タイプを限定されるものではなく、例えば、アンダーカウンタータイプ、ドアタイプ、フライトコンベアタイプ、フラットコンベアタイプ、そして、ラックコンベアータイプの自動食器洗浄機があげられる。その中でも、アンダーカウンタータイプ、ドアタイプの自動食器洗浄機に好適に使用することができる。また、食器洗浄を目的とするものに限らず、コンテナー用、機械部品用、実験器具用等、各種の自動洗浄機に適用することができる。
そして、自動食器洗浄機への洗浄剤供給装置16(図1参照)の取り付け場所は、自動食器洗浄機内の洗浄ノズル4、4やすすぎノズル5、5の回転を妨げない場所であれば、どこに配置してもよいが、開口部23を出入りする洗浄水・すすぎ水が、装填された食器6にかからないよう、開口部23が食器6を装填したラック7より下になるよう配置することが好ましい。そして、すでに述べたように、装置16の下端面が、洗浄タンク8内の洗浄水のきっ水線10より上になるよう配置することが好ましい。これは、開口部23から入る洗浄水・すすぎ水が、常に濡れた状態になって無駄に固体洗浄剤20を溶解し、あるいは劣化させることを避けるためである。なかでも、下部洗浄ノズル4ときっ水線10との間に配置することが、特に好適である。なお、洗浄剤供給装置16を、オーバーフロー管15の上部位置に配置する場合は、洗浄剤供給装置16の下に平板を設けることが好ましい。また、洗浄剤供給装置16の配置位置に応じて、ステージやフック等を付設してもよい。
また、取り付ける洗浄剤供給装置16の数は、1個に限らず、配置するスペースがあれば、何個でも配置してよいが、固体洗浄剤20の補充の便を考慮すれば、自動食器洗浄機の前方の隅二個所もしくは片方の一個所に配置することが好ましい。
以下、本発明の実施例について参考例とともに説明する。
〔実施例1〕
図3に示す洗浄剤供給装置にタブレット形状の固体洗浄剤6個を装填し、以下の条件で自動食器洗浄機を運転して、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度の経時的変化を測定した。
洗浄剤の大きさ:直径4cm 高さ1.2cm 重量25g 比重1.7
給湯温度 :50℃
洗浄機 :ホシザキ電機社製、JW−400TUD(タンク容量16リットル)
洗浄サイクル :1サイクル 洗浄73秒 インターバル3秒 すすぎ時間7秒
固体洗浄剤6個は、最後まで型崩れせず、最下段の洗浄剤から徐々に均一に溶解し、洗浄剤6個がなくなった41洗浄サイクルまで、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度を所定濃度(0.11質量%)に保つことができた。その結果を図14に示す。
〔実施例2〕
図12(a)に示すケーシング21′を備えた洗浄剤供給装置にタブレット形状の固体洗浄剤6個を装填し、以下の条件で自動食器洗浄機を運転して、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度の経時的変化を測定した。
開口部23′の開度
:全開
洗浄剤の大きさ:直径4cm 高さ1.2cm 重量25g 比重1.7
給湯温度 :60℃
洗浄機 :ホシザキ電機社製、JW−400TUD(タンク容量16リットル)
洗浄サイクル :1サイクル 洗浄73秒 インターバル3秒 すすぎ時間7秒
固体洗浄剤6個は、最後まで型崩れせず、最下段の洗浄剤から徐々に均一に溶解し、洗浄剤6個がなくなった42洗浄サイクルまで、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度を所定濃度(0.11質量%)に保つことができた。その結果を図15に示す。
〔実施例3〕
開口部23′の開度を1/2とした。それ以外は、上記実施例2と同様にして、洗浄を行った。
固体洗浄剤6個は、最後まで型崩れせず、最下段の洗浄剤から徐々に均一に溶解し、洗浄剤6個がなくなった71洗浄サイクルまで、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度を所定濃度(0.06質量%)に保つことができた。その結果を図16に示す。
参考
図5(a)に示すケーシング21を備えた洗浄剤供給装置を使用して、粉末洗浄剤(製品名:オプチマム102Sパウチ、ジョンソン・プロフェッショナル社製)をケーシング上部まで装填し、以下の条件で自動食器洗浄機を運転して、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度の経時的変化を測定した。
洗浄剤の装填量:重量80g かさ比重1.15
給湯温度 :60℃
洗浄機 :ホシザキ電機社製、JW−400TUD(タンク容量16リットル)
洗浄サイクル :1サイクル 洗浄73秒 インターバル3秒 すすぎ時間7秒
粉末洗浄剤は、下部の洗浄剤から徐々に均一に溶解し、粉末洗浄剤の全量がなくなった20洗浄サイクルまで、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度を所定濃度(0.15質量%)に保つことができた。その結果を図17に示す。
参考
図5(a)に示すケーシング21を備えた洗浄剤供給装置を使用して、顆粒洗浄剤(平均粒径:2mm)をケーシング上部まで装填し、以下の条件で自動食器洗浄機を運転して、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度の経時的変化を測定した。
洗浄剤の装填量:重量80g かさ比重1.15
給湯温度 :60℃
洗浄機 :ホシザキ電機社製、JW−400TUD(タンク容量16リットル)
洗浄サイクル :1サイクル 洗浄73秒 インターバル3秒 すすぎ時間7秒
顆粒洗浄剤は、下部の洗浄剤から徐々に均一に溶解し、顆粒洗浄剤の全量がなくなった35洗浄サイクルまで、洗浄タンク内の洗浄溶液濃度を所定濃度(0.10質量%)に保つことができた。その結果を図18に示す。
本発明の一実施例の使用態様を示す模式的な構成図である。 図1のA−A′断面図である。 上記実施例の洗浄剤供給装置の説明図である。 (a)は本発明の他の実施例の部分的な説明図、(b)はそのB−B′断面図である。 (a)は本発明のさらに他の実施例の部分的な説明図、(b)は本発明の他の実施例の部分的な説明図である。 本発明の他の実施例の部分的な説明図である。 本発明のさらに他の実施例の部分的な説明図である。 (a)は本発明に用いる固体洗浄剤の他の形態の説明図、(b)は本発明に用いる固体洗浄剤の参考の形態の説明図である。 本発明の他の実施例の説明図である。 本発明のさらに他の実施例の説明図である。 本発明の他の実施例の説明図である。 (a)は本発明のさらに他の実施例の部分的な説明図、(b)は本発明の他の実施例の部分的な説明図である。 (a)は本発明に用いる固体洗浄剤の他の参考の形態の説明図、(b)は本発明に用いる固体洗浄剤のさらに他の参考の形態の説明図である。 実施例1における洗浄サイクルと洗浄溶液濃度の関係を示す線図である。 実施例2における洗浄サイクルと洗浄溶液濃度の関係を示す線図である。 実施例3における洗浄サイクルと洗浄溶液濃度の関係を示す線図である。 参考における洗浄サイクルと洗浄溶液濃度の関係を示す線図である。 参考における洗浄サイクルと洗浄溶液濃度の関係を示す線図である。
符号の説明
16 洗浄剤供給装置
20 固体洗浄剤
21 ケーシング
22 蓋体
23 開口部

Claims (7)

  1. 自動洗浄機の洗浄タンク内に洗浄剤を供給するために、上記自動洗浄機内に設置される洗浄剤供給装置であって、内側にタブレット形状の固体洗浄剤を複数個、上下方向に重ねた状態で収納する有底筒状のケーシングと、上記ケーシングの上面開口を蓋する蓋体と、上記ケーシングの下部に設けられ、少なくともその一部がケーシング底面にまたがるか底面と接する開口部とを備え、上記自動洗浄機内で噴射され洗浄タンク内に流下する洗浄水またはすすぎ水の一部が、上記開口部から出入りしてケーシング内の固体洗浄剤の下部と接触し、ケーシング内の開口部より上になる固体洗浄剤を濡らすことなくその接触した固体洗浄剤の下部から順に溶解させていくようになっていることを特徴とする洗浄剤供給装置。
  2. 上記開口部が、ケーシングの底面および/または側面下部の一個所または二個所以上に形成されている請求項1記載の洗浄剤供給装置。
  3. 上記ケーシングの底面に、垂直に延びるガイド棒が立設されており、上下方向に貫通穴のあいたタブレット形状の固体洗浄剤が、その貫通穴を、ケーシング内の上記ガイド棒に嵌合させた状態で収納されるようになっている請求項1または2に記載の洗浄剤供給装置。
  4. 上記ケーシングの内周壁に、上下方向に延びる凸条が形成されており、上下方向に延びる凹条が側面に形成されたタブレット形状の固体洗浄剤が、その凹条を、ケーシング内の上記凸条に嵌合させた状態で収納されるようになっている請求項1または2に記載の洗浄剤供給装置。
  5. 上記ケーシングの少なくとも開口部を含む下部が、内筒と外筒の二重筒で構成されており、上記内筒と外筒の位置を相対的に周方向にずらせることにより、ケーシングの開口部の大きさが調整できるようになっている請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤供給装置。
  6. 上記ケーシングの少なくとも開口部を含む下部が、内筒と外筒の二重筒で構成されており、上記内筒と外筒の位置を相対的に軸方向にずらせることにより、ケーシングの開口部の大きさが調整できるようになっている請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤供給装置。
  7. 上記自動洗浄機が、自動食器洗浄機である請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄剤供給装置。
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