JP4860078B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に係り、特に半導体基板 (半導体ウエハ)やディスプレイ装置用のガラス基板(ガラスウエハ)等の被処理基板に、エッチング等のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体装置の製造分野においては、処理室内にプラズマを発生させ、このプラズマを処理室内に配置した被処理基板、例えば半導体ウエハやディスプレイ装置用のガラス基板等に作用させて、所定の処理、例えば、エッチング、成膜等を行うプラズマ処理装置が用いられている。
【0003】
このようなプラズマ処理装置では、内部を気密に閉塞可能とされた真空チャンバ内において、被処理基板にプラズマを作用させて所定の処理を施すようになっているが、例えば、所謂平行平板型のプラズマ処理装置では、この真空チャンバ内に、上部電極と下部電極が、平行に対向するように設けられており、下部電極上に被処理基板を載置し、上部電極と下部電極との間に高周波電力を供給してプラズマを生起し、被処理基板にこのプラズマを作用させて所定の処理を行うように構成されている。
【0004】
すなわち、上記のようなプラズマ処理装置では、下部電極が被処理基板の支持台を兼ねた構成となっている。そして、この下部電極に対する被処理基板の搬入搬出は、通常、搬送機構によって自動的に行うようになっている。
【0005】
このため、下部電極上への被処理基板の載置及び下部電極上に載置された被処理基板の取り出しを容易に行えるように、下部電極には、この下部電極を貫通するように基板支持部材が設けられており、この基板支持部材と下部電極とを相対的に上下動させることによって、基板支持部材を下部電極上に突出させて基板支持部材によって下部電極上に被処理基板を支持した状態、及び、この状態から基板支持部材を下部電極内に引っ込めて下部電極上に被処理基板を載置した状態とすることができるように構成されている。
【0006】
なお、上記の基板支持部材は、ピン状に形成されたものが多く、このピン状の基板支持部材を3個若しくは4個程度設け、3点若しくは4点で被処理基板を支持するように構成されたものが多い。また、このような基板支持部材を設けるため、下部電極には、上下方向に貫通する貫通孔が、3個若しくは4個設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり、プラズマ処理装置においては、被処理基板の支持台を兼ねた下部電極に、ピン状等の基板支持部材を設けるための貫通孔が設けられている。そして、プラズマ処理中には、基板支持部材を下部電極内に引っ込めた状態とし、下部電極の上面で被処理基板を支持した状態で処理を行っている。
【0008】
しかしながら、上述した従来のプラズマ処理装置では、下部電極上に載置された被処理基板が、上述した貫通孔の部分で、下部電極と非接触の状態となっている。
【0009】
このため、この貫通孔の部分の処理速度が他の部分と異なる、例えば貫通孔の部分のエッチングレートが他の部分に比べて遅くなる等の現象が生じ、被処理基板の面内の処理の均一性が損なわれるという問題がある。
【0010】
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので、被処理基板の全面に亙って均一な処理を行うことができ、従来に比べて、被処理基板の面内の処理の均一性を向上させることのできるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1記載の発明は、内部を気密に閉塞可能とされ、被処理基板にプラズマを作用させて所定の処理を施すための真空チャンバと、前記真空チャンバ内に設けられ、上面に形成された載置面上に前記被処理基板を載置するよう構成された電極と、前記電極を貫通するように設けられ、当該電極に対して相対的に上下動することにより、前記被処理基板の裏面側を支持して、前記載置面の上方と前記載置面との間で前記被処理基板を上下動させる基板支持部材とを具備したプラズマ処理装置であって、前記基板支持部材が、前記電極と電気的に接続され、かつ、前記被処理基板の処理中に、前記基板支持部材が前記被処理基板の裏面に当接された状態に維持されるよう構成され、かつ、前記基板支持部材が、ピン状に形成され、弾性的に伸縮自在とされ、前記ピン状に形成された基板支持部材が、前記電極に対して相対的に上下動可能とされた支持体上に、前記電極の中心の回りに対称に複数設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載のプラズマ処理装置において、前記電極に高周波電力を供給するよう構成されたことを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のプラズマ処理装置において、前記ピン状に形成された基板支持部材の前記被処理基板裏面との当接部が、導電性の樹脂材料または保護膜により構成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1〜3いずれか一項記載のプラズマ処理装置において、前記被処理基板にプラズマを作用させてエッチング処理を施すことを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか一項記載のプラズマ処理装置を用い、前記被処理基板にプラズマを作用させて所定の処理を施すことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明を、ウエハのエッチングを行うプラズマエッチング装置に適用した実施の形態の構成の概略を模式的に示すものであり、同図において、符号1は、材質が例えばアルミニウム等からなり、内部を気密に閉塞可能に構成され、円筒状のプラズマ処理室を構成する真空チャンバを示している。この真空チャンバ1の上部には、シールドボックス10が設けられており、真空チャンバ1の下部には、後述する下部電極2を上下に移動させるための駆動機構20が設けられている
【0020】
上記真空チャンバ1の内部には、被処理基板としてのウエハWを、被処理面を上側に向けて略水平に支持する下部電極2が設けられており、この下部電極2と平行に対向するように、真空チャンバ1内の天井部には、上部電極3が設けられている。
【0021】
この上部電極3には、図示しない多数の透孔が形成され、所謂シャワーヘッドが構成されており、これらの透孔から、図示しない処理ガス供給源から供給された所定の処理ガスを、下部電極2上に設けられたウエハWに向けて均一に送出できるように構成されている。一方、真空チャンバ1の底部には、図示しない排気口が設けられており、図示しない真空ポンプ等の排気機構により、真空チャンバ1内を所定の真空度まで排気できるように構成されている。
【0022】
また、上部電極3は、整合器21を介して高周波電源22と電気的に接続されており、上部電極3に所定の周波数(例えば、380KHz〜100MHz)の高周波電力を供給可能に構成されている。
【0023】
また、上記下部電極2と上部電極3との間に位置するように、真空チャンバ1の天井側から支持されたリング状のクランプリング4が設けられており、このクランプリング4は、クランプリング駆動機構4aによって、上下方向に移動可能に構成されている。そして、これらのクランプリング4及びクランプリング駆動機構4aによって、ウエハWの周縁部を下部電極2側に押圧し、ウエハWを下部電極2上に固定するように構成されている。
【0024】
さらに、下部電極2には、冷媒を循環するための冷媒流路(図示せず)と、冷媒からの冷熱を効率よくウエハWに伝達するためにウエハWの裏面にHeガスを供給するガス導入機構(図示せず)とが設けられ、ウエハWを所望の温度に温度制御できるようになっており、下部電極2の上面(ウエハWの載置面)には、ウエハWの裏面を傷付けないように、図示しない樹脂製の膜が設けられている。
【0025】
また、下部電極2は、例えば、ボール捩子及びこのボール捩子を回転させるモータ等からなる前記した駆動機構20によって上下動可能に構成されており、下部電極2と真空チャンバ1内の底部との間には、これらの間を気密に閉塞するためのステンレス鋼等からなるベローズ5が設けられている。
【0026】
さらに、下部電極2の中央部には、基板支持部材としての後述するリフターピンが複数(本例では4本)設けられたリフターユニット6が設けられており、下部電極2の上下動に伴って、リフターピンが下部電極2に設けられた透孔2aを貫通して、下部電極2上に突出可能に構成されている。
【0027】
なお、図1において、符号7は、整合器23を介して高周波電源24から所定の周波数(例えば、380KHz〜40.68MHz)の高周波電力を下部電極2に供給するためのRFロッドを示しており、符号8は下部電極2内に設けられた温度センサからの検出信号を導出するための温度センサ用ケーブルを示している。
【0028】
次に、上述したリフターユニット6の構成について、図2を参照して説明する。なお、図2は、リフターユニット6の構成を模式的に示すもので、図中の中央部分に示す一点鎖線の左側部分は、リフターピン60を下降させた状態を示し、一点鎖線の右側部分は、リフターピン60を上昇させた状態を示している。
【0029】
図2に示すリフターピン60は、下部電極2に設けられた透孔2aを貫通するように配置されており、その下側端部が基台61に捩子止め等により固定されている。このリフターピン60は、通常3乃至4本程度設けられるが、本実施形態では、基台61に4本固定されており、下部電極2の中心の回りに、対称に配置されている。
【0030】
上記基台61の中央部には、透孔61aが設けられている。そして、この透孔61aに支軸62を下側から挿入し、支軸62の上側端部を、下部電極2に捩子等によって固定するとともに、支軸62の下側端部に設けられたストッパ63で基台61を支持することにより、基台61が下部電極2に対して相対的に上下動可能なように支持されている。また、支軸62には、リフタスプリング64が設けられており、下部電極2に対して基台61を下側に向けて(リフターピン60が下降する方向に向けて)付勢するように構成されている。
【0031】
また、基台61の下部には、リフターシャフト65、ロッド66が設けられており、これらのリフターシャフト65、ロッド66を介して、基台61の底部が押圧され、リフタスプリング64を収縮させつつ基台61が下部電極2に対して相対的に上方に移動し、下部電極2の上面にリフターピン60が突出するように構成されている。なお、かかるリフターシャフト65及びロッド66による基台61の底部の押圧は、下部電極2側を上下動させるか、又は、リフターシャフト65及びロッド66を上下動させることによって行われる。
【0032】
さらに、上記リフターピン60には、図示しないバネ(コイルスプリング等)が内蔵され、図2の右側端部に示すように、所定ストロークS、例えば3mm程度、弾性的に伸縮可能に構成されており、その先端部には、導電性の樹脂、例えば導電性のテフロン(商品名)によるコーティング膜60aが被着され、このコーティング膜60aを介してリフターピン60の頂部がウエハWの裏面に当接するよう構成されている。なお、被膜層を形成するに限らず、導電性の樹脂材料をリフターピン60の先端部に接着等により取り付けるように構成してもよい。
【0033】
上記リフターピン60、基台61、支軸62及びリフタスプリング64等は、例えば、ステンレス鋼等の導電性の材料から構成されており、上記コーティング膜60も導電性とされていることから、ウエハWの裏面に当接するリフターピン60の頂部は、下部電極2と電気的に接続された状態となっており、実質的に下部電極2と同電位となっている。
【0034】
なお、上記コーティング膜60aは、ウエハWの裏面に傷が付くことを防止するためのものであり、処理の均一性を向上させるためには、できる限り薄くすることが好ましく、その厚さは、例えば、50μm〜200μm程度とすることが好ましい。また、コーティング膜60aを設けずに、リフターピン60の先端部を機械加工して、ウエハWの裏面に傷が付くことを防止することも可能である。
【0035】
そして、リフターピン60は、下部電極2に対してリフターピン60を相対的に下降させ、下部電極2上に載置されたウエハWを前述したクランプリング4で固定してウエハWに所定のエッチング処理を行っている間は、図2の左側部分に示すように、リフターピン60の頂部が、リフターピン60に内蔵されたバネによってウエハWの裏面に押圧された状態(同図に示すリフターピン60の残りのストロークS1 が例えば1mm 程度となる状態)となり、ウエハW裏面の透孔2aに対応する部分の大部分が、このリフターピン60の頂部が当接されることによって、電気的には、実質的に下部電極2に接触された状態と同様な状態に保たれるようになっている。
【0036】
この時、4本設けられた夫々のリフターピン60が、夫々内蔵された個別のバネの弾性力によって、ウエハWの裏面に当接されるので、例えば、各リフターピン60の頂部(ウエハWとの当接面)の高さに僅かなずれがあっても、各リフターピン60を4本とも確実にウエハWの裏面に当接された状態とすることができる。
【0037】
一方、ウエハWを下部電極2に対して搬入、搬出する際には、図2の右側部分に示すように、下部電極2に対してリフターピン60を相対的に上昇させ、リフターピン60が下部電極2上に突出した状態とし、4本のリフターピン60によって、ウエハWを下部電極2上に持ち上げた状態に支持するようになっている。この際、ウエハWを保持した状態でリフターピン60はほとんど収縮せず、リフターピン60が最下点まで下降した状態でリフターピン60の先端部は、下部電極2の上面に全ストロークS(例えば3mm )からストロークS1 減算した値だけ突出するように各リフターピン60に内蔵されたバネの弾性力が設定されている。
【0038】
次に、このように構成されたプラズマエッチング装置におけるプラズマエッチング処理について説明する。
【0039】
まず、図示しないゲートバルブを開放し、このゲートバルブに隣接して配置された図示しないロードロック室を介して、自動搬送機構の搬送アーム等によりウエハWが真空チャンバ1内に搬入される。この時、予め下部電極2が所定の位置に下降され、下部電極2上に4本のリフターピン60が突出した状態とされており、これらのリフターピン60の上に、ウエハWが載置される。ウエハW載置後、搬送アームを真空チャンバ1外へ退避させ、ゲートバルブが閉じられる。
【0040】
この後、駆動機構20によって下部電極2が所定の高さまで上昇され、これに伴って、リフターピン60の略全体が下部電極2内に収容された状態となり、そして、ウエハWの周縁部がクランプリング4によって下部電極2に押圧され、ウエハWが下部電極2上に固定される。この時、前述した図2の左側部分に示すように、各リフターピン60の頂部は、リフターピン60内に内蔵されたバネによって弾性的にウエハWの裏面に当接された状態とされている。
【0041】
しかる後、排気機構により、真空チャンバ1内が排気されるとともに、上部電極3の透孔を介して、真空チャンバ1内に所定の処理ガスが、例えば100〜1000sccmの流量で導入され、真空チャンバ1内が所定の圧力、例えば1.33〜133Pa(10〜1000mTorr)、好ましくは2.67〜26.7Pa(20〜200mTorr)程度に保持される。
【0042】
そして、この状態で高周波電源22、24から、上部電極3、下部電極2に、周波数が例えば380KHz〜100MHzの高周波電力が供給され、真空チャンバ1内に供給された処理ガスがプラズマ化されて、そのプラズマによりウエハW上の所定の膜がエッチングされる。
【0043】
この時、前述したとおり、下部電極2と電気的に接続された各リフターピン60の頂部が、ウエハWの裏面と当接されているので、下部電極2の透孔2aの部分でエッチングレートが低下する等、処理が不均一になることが抑制され、ウエハWのエッチング処理の面内均一性を向上させることができる。
【0044】
そして、所定のエッチング処理が実行されると、高周波電源22、24からの高周波電力の供給及び処理ガスの供給が停止され、エッチング処理が停止されて、上述した手順とは逆の手順で、ウエハWが真空チャンバ1外に搬出される。
【0045】
上述したエッチング装置を用いて、真空チャンバ1内の圧力を26.7Pa (200mTorr)、処理ガスをCHF3 (流量45SCCM)+CF4 (流量90SCCM)+Ar(流量600SCCM )、高周波電力を1100Wとして、PR(フォトレジスト)/TEOS/SiO2 が形成されたウエハWのエッチングを60秒間行ったところ、各リフターピン60(透孔2a)に対応するウエハWの部分のエッチングレートの低下が抑制され、ウエハWのエッチングレートの面内均一性が3.7%となった。
【0046】
また、同様な条件で、各リフターピン60を、バネを内蔵しないものに変更し、これらのリフターピン60の頂部をウエハWの裏面に接触させた状態でエッチング処理を行ったところ、エッチングレートの面内均一性が5.0%となった。
【0047】
また、比較のため、各リフターピン60を、ウエハWの裏面に接触させず、同様な条件でエッチング処理を行ったところ、各リフターピン60(透孔2a)に対応するウエハWの部分のエッチングレートが低下し、エッチングレートの面内均一性が13.9%となった。
【0048】
上記の結果から明らかなように、エッチング処理中に、下部電極2と電気的に接続された状態のリフターピン60の頂部をウエハWの裏面に接触させることによって、エッチングレートの面内均一性を大幅に向上させることができ、バネを内蔵したリフターピン60を使用してリフターピン60を確実にウエハWの裏面に接触させるようにすることによって、さらにエッチングレートの面内均一性を大幅に向上させることができた。
【0049】
なお、上記実施の形態においては、本発明をウエハWのエッチングを行うエッチング装置に適用した場合について説明したが、本発明はかかる場合に限定されるものではない。例えば、ウエハW以外の基板を処理するものであっても良く、エッチング以外のプラズマ処理、例えばCVD等の成膜処理装置にも適用することができる。
【0050】
また、上記実施の形態においては、基板支持部材として、リフターピン60を4本使用した場合について説明したが、リフターピン60の本数は、何本でも良く、また、ピン状の基板支持部材に限らず、他の形状の基板支持部材を用いることもできる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、被処理基板の全面に亙って均一な処理を行うことができ、従来に比べて、被処理基板の面内の処理の均一性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマ処理装置の一実施形態の概略構成を模式的に示す図。
【図2】図1のプラズマ処理装置の要部構成を拡大して模式的に示す図。
【符号の説明】
1……真空チャンバ、2……下部電極、2a……透孔、3……上部電極、4……クランプリング、5……ベローズ、6……リフターユニット、7……RFロッド、8……温度センサ用ケーブル、60……リフターピン、61……基台、62……支軸、63……ストッパ、64……リフタスプリング、65……リフターシャフト、66……ロッド。
Claims (5)
- 内部を気密に閉塞可能とされ、被処理基板にプラズマを作用させて所定の処理を施すための真空チャンバと、
前記真空チャンバ内に設けられ、上面に形成された載置面上に前記被処理基板を載置するよう構成された電極と、
前記電極を貫通するように設けられ、当該電極に対して相対的に上下動することにより、前記被処理基板の裏面側を支持して、前記載置面の上方と前記載置面との間で前記被処理基板を上下動させる基板支持部材とを具備したプラズマ処理装置であって、
前記基板支持部材が、前記電極と電気的に接続され、かつ、前記被処理基板の処理中に、前記基板支持部材が前記被処理基板の裏面に当接された状態に維持されるよう構成され、
かつ、前記基板支持部材が、ピン状に形成され、弾性的に伸縮自在とされ、
前記ピン状に形成された基板支持部材が、前記電極に対して相対的に上下動可能とされた支持体上に、前記電極の中心の回りに対称に複数設けられている
ことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 請求項1記載のプラズマ処理装置において、
前記電極に高周波電力を供給するよう構成されたことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 請求項1又は2記載のプラズマ処理装置において、前記ピン状に形成された基板支持部材の前記被処理基板裏面との当接部が、導電性の樹脂材料または保護膜により構成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
- 請求項1〜3いずれか一項記載のプラズマ処理装置において、
前記被処理基板にプラズマを作用させてエッチング処理を施すことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 請求項1〜4いずれか一項記載のプラズマ処理装置を用い、前記被処理基板にプラズマを作用させて所定の処理を施すことを特徴とするプラズマ処理方法。
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