JP4859782B2 - 電動圧縮機 - Google Patents
電動圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4859782B2 JP4859782B2 JP2007204672A JP2007204672A JP4859782B2 JP 4859782 B2 JP4859782 B2 JP 4859782B2 JP 2007204672 A JP2007204672 A JP 2007204672A JP 2007204672 A JP2007204672 A JP 2007204672A JP 4859782 B2 JP4859782 B2 JP 4859782B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive circuit
- housing
- gas
- electric motor
- electric compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
また、銅損による電力ロスも、エアコンシステム全体としての効率低下を引き起こすばかりでなく、電源容量が不足することになる。
さらに、車両内の限られた空間に各種電子機器が装備されており、配線から漏洩する電磁ノイズは、このような電子機器の誤作動の原因や、車外へ放出された場合には他民生機器などの誤動作を引き起こす原因となる。
また、特許文献3に開示された放熱構造(放熱フィン)は流路抵抗となりうることから大きさが制限され、やはり熱交換効率に限界がある。
本発明の電動圧縮機は、ハウジング内に、ガスを圧縮する圧縮部と、該圧縮部を駆動する電動モータとを備え、前記ハウジング内に前記ガスが前記圧縮部側へと流れるガス通路を有するとともに、前記ハウジングに接続されて、該ハウジングへと前記ガスを流通させる外部配管を有する電動圧縮機において、前記電動モータを作動させる駆動回路部が前記ハウジングに内蔵され、前記駆動回路部の少なくとも一部が、前記電動モータの外周に設けられた前記ガス通路に配設され、前記電動モータを作動させる駆動回路部を、前記外部配管の前記ハウジング近傍に配設したことを特徴とする。
また、ハウジング内に吸入されたガスは、圧縮部の作用によって吸引され、ハウジング内の電動モータの外周に設けられたガス通路を通過して圧縮部側へと流れる。駆動回路部の少なくとも一部をガス通路に配設すると、冷えたガスが駆動回路部に直接触れて、強制対流伝熱によって駆動回路部の発熱部を冷却することができるため、冷却効率が高い。
駆動回路部をガスで冷却するためには、多くのガスと接するように駆動回路部を配置することが肝要であり、駆動回路部をハウジングに接続された外部配管に配置することは、流通するすべてのガスを駆動回路部の冷却に利用することができるため、最も効果的である。
また、分流通路の壁部外側に駆動回路部を設けてもよい。この場合、圧縮前の冷たいガスによって冷やされた分流通路の壁部を介して駆動回路部が冷却される。この分流通路は、例えば、ガス配管のようなものであって、従来のハウジング(仕切板)とは異なり、構造部品ではないため、所要の薄肉化が可能であり、熱交換効率を上げることができる。
いずれの場合も、ハウジング内部に駆動回路を配置することがスペース上困難である場合に有効である。
圧送手段は、送風ファンなどが例示されうるが、これに限られない。また、モータの回転軸を送風ファンの回転軸と兼ねれば、部品点数の増加、機構の複雑化を避けることができる。
外部配管の内部に駆動回路部を収めるようにしてもよく、また、外部配管の外側に駆動回路部を密着して取り付けてもよい。
また、ハウジング外部に駆動回路部を収めた容器を取り付け、該容器と前記ハウジングとを貫通孔により連通し、前記容器に吸入口を設け、外部配管を接続するという構成も含まれる。
ただし、いずれの場合にも、三相交流線に起因する問題を解消するために、駆動回路部をハウジングの近傍に配置する必要がある。
また、いずれの絶縁手段を用いても、熱交換効率に影響するため、放熱性を改善する放熱手段が必要となる。
絶縁手段と放熱手段は、薄い金属板とされた金属基板のような同一の部品で両手段の機能を兼ねることもできる。
この場合、ガスが駆動回路素子に直接接触できなくなるため、放熱手段である放熱フィン等を樹脂モールドから突出させる必要がある。
また、電動モータを駆動する駆動回路を、ハウジングに接続される外部配管の前記ハウジング近傍に配置することとしたので、前記駆動回路と前記電動モータを接続する三相交流線の長さが極めて短いものとなり、配線重量及び銅損による電力ロスを軽減することができる。三相交流線から生ずる電磁ノイズをシールドするためのシールド手段も三相交流線自身が短いために、これによる重量増を抑えることができる。
図1は、縦型のスクロール型電動圧縮機(電動圧縮機)全体の縦断面図である。
固定スクロール4aは、ディスク20と、その片面に立設されたうず巻き状のラップ21とを有している。ディスク20の中央には吐出ポート22が設けられ、この吐出ポート22を開閉する吐出弁23を備えている。
旋回スクロール4bは、ディスク30と、この片面に立設されたうず巻き状ラップ31とを有している。ディスク30の反対の面にはボス32が設けられ、このボス32にスクロール機構9が接続されている。
図2は、図1のA−A断面を示す矢視図である。
駆動回路部40は、ハウジング1に内蔵され、上述のように形成されたガス通路51に配設される。
駆動回路40aは、図示されない直流電源から供給される電流を所要の周波数の三相交流に変換するインバータと、該インバータを制御する制御回路と、直流電源の両極間に介挿される平滑コンデンサとを備えている。
電動モータ5を駆動すると、回転軸6、スクロール機構9を介して旋回スクロール4aが駆動され、旋回スクロール4aは自転阻止機構9dによって自転を阻止されながら公転軌道上を旋回する。
本実施形態によれば、駆動回路部40をハウジング1に内蔵したので、駆動回路部40と電動モータ5とが近接し、その結果、三相交流線を極めて短いものとすることができる。このため、配線重量を大幅に軽減することができ、また、銅損による電力ロスも極めて小さなものとすることができる。さらに、三相交流線自身が金属製のハウジング1に収められているため、電磁ノイズがハウジング1にシールドされて、外部に漏洩することがない。
本変形例も、横型のスクロール電動圧縮機に応用したものであって、異なる点は、駆動回路部40の配置である。
右ハウジング149の一部(図において下側)にフランジ91を有する開口部90が設けられ、該開口部90を覆うように駆動回路部40が装着され、さらに該駆動回路部40を覆うようにクロージャ92がボルト93によりフランジ91に取り付けられている。
さらに、クロージャ92は金属製であるため、駆動回路40aが発する電磁ノイズを外部に漏らすことがない。
また、本変形例では駆動回路部40をハウジングに取り付ける例を説明したが、後述の駆動回路部40を外部配管に配設する場合であっても、配管の一部を開口させ、前述と同様に構成することも可能である。
クロージャ61の壁部内側には、第1の実施形態に記載した駆動回路部40が取り付けられており、放熱手段40bが冷媒ガスの流れに曝されるように突出されている。
駆動回路部40が電動圧縮機に隣接することとしたので、三相交流線の長さが極めて短いものとなり、配線の重量及び銅損による電力ロスを軽減することができる。
なお、本実施形態は、駆動回路部40を電動圧縮機に内蔵できない場合に有効である。また、既存の電動圧縮機を、駆動回路部40を一体化するように改造をすることも可能である。
電動モータ5のガス通路158及び電動モータ5のステータ5aとロータ5bとの隙間159を流れる冷媒ガスの主流の流路抵抗と、分流通路60を流れる分流の流路抵抗の相対関係によって、分流通路60の側に十分な冷媒ガスの流通が確保される場合には、前記送風ファン70は、必ずしも備えられなくともよい。
このような構成を採用すると、冷媒ガスを直接駆動回路部40に接触させることはできないが、ガス配管は構造部材ではないため、所要の薄肉化が可能であり、ハウジングの壁部を介する伝熱で駆動回路を冷却する従来技術(図10及び図11)に比べ、熱交換効率を高くすることができる。
このようにして、図示されない接続配管と、接続ポート80と、外部配管の一部としてのガス通路81とから、電動圧縮機の吸入口2に至る冷媒ガスの外部配管が形成されている。
電動モータ5のステータ5aの切欠き部5cは、第2の実施形態に対し、適宜追加あるいは拡大されて、ハウジング149内のガス通路が大きくされている。
駆動回路部40が電動圧縮機に隣接することとしたので、三相交流線の長さが極めて短いものとなり、配線の重量及び銅損による電力ロスを軽減することができる。
2 吸入口
4 圧縮部
5 電動モータ
40 駆動回路部
40a 駆動回路
40b 絶縁手段
40c 放熱手段
51 ガス通路
56 ガイド
60 分流通路
70 送風ファン(圧送手段)
80 接続ポート(外部開口)
81 ガス通路(外部配管)
Claims (5)
- ハウジング内に、ガスを圧縮する圧縮部と、該圧縮部を駆動する電動モータとを備え、
前記ハウジング内に前記ガスが前記圧縮部側へと流れるガス通路を有するとともに、前記ハウジングに接続されて、該ハウジングへと前記ガスを流通させる外部配管を有する電動圧縮機において、
前記電動モータを作動させる駆動回路部が前記ハウジングに内蔵され、前記駆動回路部の少なくとも一部が、前記電動モータの外周に設けられた前記ガス通路に配設され、
前記電動モータを作動させる駆動回路部を、前記外部配管の前記ハウジング近傍に配設したことを特徴とする電動圧縮機。 - ハウジング内に、ガスを圧縮する圧縮部と、該圧縮部を駆動する電動モータとを備え、
前記ハウジング内に前記ガスが前記圧縮部側へと流れるガス通路を有する電動圧縮機において、
前記ハウジングの外部に設けられ吸入されたガスの一部を前記圧縮部側に導く分流通路を備え、該分流通路の壁部に前記電動モータを作動させる駆動回路部を設けたことを特徴とする電動圧縮機。 - 前記ハウジングに接続されて、該ハウジングへと前記ガスを流通させる外部配管を有する電動圧縮機において、
前記電動モータを作動させる駆動回路部を、前記外部配管の前記ハウジング近傍に配設したことを特徴とする請求項2に記載の電動圧縮機。 - 前記駆動回路部は、駆動回路をガスに対して絶縁する絶縁手段と、前記駆動回路が有する熱を放熱する放熱手段とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動圧縮機。
- 前記絶縁手段は、前記駆動回路を被覆する樹脂モールドとされ、前記放熱手段は、前記絶縁手段から突出してなることを特徴とする請求項4に記載の電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204672A JP4859782B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204672A JP4859782B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 電動圧縮機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003087984A Division JP4022163B2 (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007315402A JP2007315402A (ja) | 2007-12-06 |
JP4859782B2 true JP4859782B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=38849463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007204672A Expired - Fee Related JP4859782B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4859782B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102257276B (zh) * | 2008-12-18 | 2014-04-30 | 株式会社富石 | 涡旋式流体机械 |
JP2023023969A (ja) * | 2021-08-06 | 2023-02-16 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 電動圧縮機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3989805B2 (ja) * | 2002-09-20 | 2007-10-10 | サンデン株式会社 | ハイブリッド圧縮機 |
-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007204672A patent/JP4859782B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007315402A (ja) | 2007-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4022163B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP5687027B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
KR100440348B1 (ko) | 압축기 | |
EP2204581B1 (en) | Electric compressor integral with drive circuit | |
JP5967580B2 (ja) | インバータ装置一体型電動圧縮機 | |
US9309886B2 (en) | Inverter-integrated electric compressor | |
US20040042920A1 (en) | Scroll-type fluid machine | |
US20090162221A1 (en) | Motor-driven compressor | |
JP2007224809A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2005256700A (ja) | 電動圧縮機 | |
US20020039534A1 (en) | Scroll compressor having an electric motor incorporated | |
JPWO2018159480A1 (ja) | 電動オイルポンプ | |
JP2008057425A (ja) | 流体機械及びヒートポンプ装置 | |
JP4859782B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2005201108A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP5194766B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP2012132435A (ja) | 空気調和機 | |
JP2016142135A (ja) | 電動圧縮機および電子部品 | |
KR20190054717A (ko) | 전동 과급기 | |
KR20180081336A (ko) | 전동 과급기 | |
JP2021120542A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2019143511A (ja) | スクロール式圧縮機 | |
JP4388401B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2006274971A (ja) | スクロール型流体機械 | |
JP6079463B2 (ja) | 電動圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110606 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111004 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |