JP4859713B2 - 非金属介在物数の測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非金属介在物数の測定方法、特にアルミニウム合金からなる鋳物試料片の矩形の破面をCCDカメラなどの撮像手段で撮像して、前記撮像手段により撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定の閾値によって2値化して、所定サイズ以上の画素クラスターの数を計測する非金属介在物数の測定方法およびそれに用いる鋳物試料採取用鋳型に関する。
アルミニウム合金鋳物に使用される溶湯の品質を評価する方法として、K-モールド法が知られている。この方法によると、現場で比較的少量の溶湯サンプルを採取して、K-モールドに鋳込み、鋳物試料片の破面を測定者が観察し、酸化物、皮膜などの非金属介在物の個数を計測することで、迅速に品質を検査することができる(特許文献1:以下「旧計測法」と呼ぶ)。
しかしながら、測定者が肉眼またはルーペを通して、破面に存在する非金属介在物の個数を計測するため、熟練を要するとともに、測定者によって測定値にバラツキが生ずるという欠点があった。
そこで、本発明者らは、測定者による測定値のバラツキを無くし、現場で作業者が容易に測定できるよう、特殊な照明装置に試料破面を配置して、CCDカメラによってその破面を撮像し、画像をカラー濃淡処理し所定の閾値によって2値化処理して、所定の粒径(例えば100μm)以上のサイズの介在物個数を自動計測する方法を開発した(特許文献2:以下「従来の自動計測法」と呼ぶ)。
しかし、この従来の自動計測法による介在物個数の計測においても、試料破面の全面を撮像するために、破面に存在する細かな引け巣による影も画像に取り込んでしまう。このため、熟練者が計測する介在物個数と従来の自動計測法による介在物個数が著しく乖離するケースが頻発していた。
実公昭52−17449 特開2005−3510
本発明は、従来の自動計測法における引け巣の影響を排除して、熟練者による測定値と高い相関性を確保して介在物数を自動計測する方法およびそれに用いる鋳物試料採取用鋳型を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究した結果、従来の自動計測法において、撮像する破面の領域を限定することで、前記引け巣の影響を除去する画期的な測定方法を開発し、本発明を完成させた。
アルミニウム合金溶湯がK-モールド中で凝固する際、鋳型冷却によって試料の表面から凝固が始まり最終凝固部は試料中央となるため、前記引け巣の大半は、試料破面の中央部に集中しやすい。従来の自動計測法では、試料の破面の全領域から撮像された画像を使用していたため、試料中央部に存在する引け巣と酸化物、皮膜などの非金属介在物の両方が検出されていた。このため、熟練者の肉眼による測定値と従来の自動計測法による測定値の間の相関性は低く、現場で迅速なアルミニウム合金溶湯品質チェックを行うことが困難であった。
そこで、これら引け巣の影響を除去するため、まず撮像手段によって前記破面の端部エッジを検出し、前記破面の両端部に該破面の面積の1/4〜2/3の面積の測定領域を自動的に設定することとした。
すなわち第1発明は、アルミニウム合金からなる鋳物試料片の矩形の破面をCCDカメラなどの撮像手段で撮像して、前記撮像手段により撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定の閾値によって2値化して、所定サイズの画素クラスターの数を計測する非金属介在物の測定方法であって、前記撮像前に前記破面の端部エッジを検出し、前記破面の両端部に該破面の1/4〜2/3の面積の測定領域を自動的に設定することを特徴とする非金属介在物数の測定方法である。
第2発明は、第1発明に用いる鋳物試料採取用鋳型であって、凹溝を有する上型と、湯口付き下型とから構成され、前記上型と前記下型とを組み立てた状態で、湯流れ方向に伸びる略直方体のキャビティを有し、前記取手付き上型の凹溝の底面には、湯流れ方向とは垂直な方向に伸びる逆V字型凸部を等間隔に設けたことを特徴とする鋳物試料採取用鋳型である。
第1発明によると、CCDカメラによって鋳物試料片の破面を撮像する前に、前記破面の端部エッジを検出し、前記破面の両端部に該破面の面積の1/4〜2/3の面積の測定領域を自動的に設定できるので、破面中央部に存在する引け巣の画像を取り込むことがない。この結果、撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定の閾値によって2値化して、所定サイズ以上の画素クラスターの数を計測することにより、酸化物や皮膜など非金属介在物数をより正確に測定できる。
第2発明によると、前記上型の内面には、湯流れ方向とは垂直な方向に伸びる逆V字型の凸部を等間隔に設けているので、鋳物試料の上面にはVノッチが等間隔で形成される。当該Vノッチの部分で鋳物試料を破断すると、平坦な破面を有するほぼ同一のサイズの鋳物試料片を複数得ることができる。このため、本発明の非金属介在物数の測定方法において、正確な非金属介在物数の測定を行うことが可能となる。
上述のとおり、破面の面積の1/4〜2/3の面積の測定領域から撮像された破面領域の画像をカラー濃淡処理し、所定の閾値によって2値化し、さらに所定の粒径(例えば、等価円直径で100μm)以上の非金属介在物個数を計測することで、鋳物試料片1個当たりの非金属介在物個数(以下「K値」と呼ぶ)の自動計測が可能となった。
前記測定領域の面積が前記破面の面積の1/4未満である場合、引け巣を画像に取り込む確率はより低くなるが、一破面当たりの測定領域の面積が小さくなりすぎるため、正確な測定をするために鋳物試料片の数を増やす必要があり、K-モールドによる鋳物試料の採取、破断による鋳物試料片の作成に手間が掛かり好ましくない。前記測定領域の面積が前記破面の面積の2/3を超える場合、鋳物試料片の数は少なくて済むが、破面の中央部に存在する引け巣を画像に取り込む確率が高くなり、正確な非金属介在物数の測定をすることが困難となる。
具体的には、鋳物試料片5個(=10破面)の範囲内において測定者が直接肉眼で計測した介在物数を鋳物試料片5で割ることにより、K値が求まる。また、K10値とは、鋳物試料片5個(=10破面)の範囲内において測定者が10倍のルーペを介して計測した介在物数を同様に鋳物試料片5で割ることにより求めた値である。本発明によると、熟練者の肉眼による測定値と新自動計測法による測定値の間の相関性は高くなり、現場で迅速なアルミニウム合金溶湯品質チェックを行うことが可能となった。
ここに画素クラスターとは、隣り合う画素同士が連続している領域のことをいう。すなわち、画素を二次元的に見て、皮膜状介在物の断面のように細長い糸状のものであってもよいし、不規則な三角形、菱形、円形であってもよい。特異な場合として、画素クラスター中に画素の空白領域があっても、空白領域の周囲が画素に取り囲まれていて空白領域が外側のマトリックスと連続していない限り、この空白領域も含めて一体の画素クラスターとして取り扱うこととする。ここでマトリックスとは、非金属介在物の存在しない破面領域のことであり、撮像される破面の領域中で、非金属介在物のみを除く領域のことを意味する。
第1発明の1つの望ましい実施形態においては、前記測定領域は、前記破面の内側に複数設定され、その形状が矩形である。
この望ましい実施形態においては、前記規定範囲内の面積の測定領域は、矩形の破面の内側に前記破面の両端部に複数設定され、その形状が矩形であるため、引け巣の発生しやすい中央部を確実に回避しつつ、引け巣が存在する確率の比較的低い両端部の破面の画像を効率的に撮像することが可能となる。この結果、前記測定領域の面積をより大きく確保しつつ、所定数の鋳物試料片の破面から酸化物や皮膜など非金属介在物数をより正確に測定することが可能となった。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、前記測定領域の面積は、前記破面の面積の1/2とする。
この実施形態によると、前記測定領域の面積は、前記破面の面積の1/2であるため、引け巣の発生しやすい中央部を確実に回避しつつ、引け巣が存在する確率の比較的低い両端部の破面の画像を効率的に撮像することが可能となる。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、複数の前記破面を互いに長辺側で隣接させて略面一に並べ、それぞれの破面に前記規定範囲内の面積の測定領域を同時に設定する。
この実施形態によると、複数の前記鋳物試料片の破面を略面一に並べているため、複数の破面において、前記測定領域を同時に設定することが可能となり、非金属介在物数の測定の正確度を確保しつつ、測定の効率化を図ることができる。旧K-モールド法においては、K-モールド(鋳型)で採取された鋳物試料をハンマーなどにて叩き割って数個の鋳物試料片に破断するが、その際に平面度の高い破面が得られないという問題点もあった。この点について、新K-モールド法では、K-モールド(鋳型)に独自の凸部を設けて、鋳物試料の適切な箇所にノッチが入るように工夫がされているため、平面度の高い破面を有する鋳物試料片が得られる。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、前記複数の破面をケースに嵌め込んで固定した状態で、前記測定領域を撮像する。
この実施形態によると、前記複数の破面をケースに嵌め込んで固定した状態で、前記測定領域を撮像するため、非金属介在物数の測定の正確度を確保しつつ、測定を効率化することができる。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、前記非金属介在物を2値化抽出する閾値として、カラー濃淡H、S、V量および画素数を使用する。
この実施形態によると、前記非金属介在物を2値化抽出する閾値として、カラー濃淡H、S、V量および画素数を使用する。鋳物試料片の破面をCCDカメラなどの撮像手段で撮像した後に画像を処理することで、色とサイズによる非金属介在物の識別が可能となり、測定者が肉眼で識別する非金属介在物数の測定に近い測定を行うことが可能となる。
HSVとは、色空間を定義するモデルの一種である。コンピュータで絵を書く場合や、色見本として使われる。このHSVでは、色を色相(hue)、彩度 (saturation value)、明度 (brightness value)によって表現する。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、前記非金属介在物を2値化抽出する際に、マトリックスをカラー濃淡H、S、V量にて抽出することにより、前記非金属介在物の前記画素クラスターを抽出する。
この実施形態によると、まずマトリックスをカラー濃淡H、S、V量によって2値化抽出して、マトリックス以外の領域を非金属介在物の領域とするため、より安定して非金属介在物の領域(画素クラスター)を抽出することができる。この場合のマトリックスとは、前述したように、非金属介在物の存在しない破面領域のことであり、撮像される破面の領域中で、非金属介在物のみを除く領域のことを意味する。
非金属介在物を直接カラー濃淡H、S、V量によって2値化抽出すると、非金属介在物の色は不均一であり、多種類の色の集合体となっているため、非金属介在物に対応する画素クラスターを抽出することが困難となる。結果的に自動計測による非金属介在物数(K値)は、測定者が肉眼で計測する非金属介在物数(K値)よりも小さい値となる。
具体的には、カラー濃淡、H(色相):40〜105、S(彩度):0〜40、V(明度):190〜255の閾値によって、まずマトリックスのみを2値化抽出して、それ以外の領域を非金属介在物の領域(画素クラスター)として抽出する。
第1発明の別の望ましい実施形態においては、前記非金属介在物は、前記画素クラスターの画素数から前記画素クラスターの等価円直径を換算して、100μm以上の画素クラスターに対応する。
この実施形態によると、画像に取り込まれる100μm未満の非常に細かい引け巣をノイズとして除去することが可能となり、測定者が肉眼で識別する非金属介在物数の測定に更に近い測定ができる。旧計測法において、測定者が肉眼で認識できる非金属介在物の大きさが、およそ100μm程度であることから、新自動計測法においても、同様の基準を採用することで、データの整合性を確保できる。
次に、図1に第2発明の鋳物試料採取用鋳型の一実施形態を示す。鋳型100(図1(3))は、凹溝112を有する上型110(図1(1))と、湯口122を備えた下型120(図1(2))とから構成され、上型110と下型120とを組み立てた状態で、湯流れ方向に伸びる略直方体のキャビティ102を有し(図1(3))、上型110の凹溝112の底面112A(図1(1))には、湯流れ方向とは垂直な方向に伸びる逆V字型凸部114が等間隔に設けられている。
第2発明の望ましい実施形態においては、上型110の凹溝112の底面112A(図1(1))に設けた逆V字型凸部114の形状は、図1(1)の線II−IIにおける縦断面を図2(1)に示したように、頂点における角度αが45°〜90°であり、高さHは、0.3〜1.0mmである。
この実施形態によると、キャビティ102に鋳物試料が凝固形成される。図1(4)に示すように、鋳物試料130の上面に形成されるVノッチ132の形状、寸法が適切な範囲内に設定されることにより、鋳物試料130をVノッチ132で破断した鋳物試料片S1〜S6は平坦で比較的広い面積の破面Fを有することになる(図2(2):図1(4)の線III−IIIにおける断面)。
そのために、上型110のV字型凸部114(図1(1))の形状は、頂点における角度α(図2(1))が45°〜90°の範囲内であることが望ましい。角度αが45°未満である場合には、Vノッチ132の効果は優れているものの、鋳込まれた溶湯が凝固収縮によって、上型に凝着して外れなくなる、いわゆる“抱きつき”が起こり、型外しに時間が掛かり過ぎて作業効率が低下する。さらに上型110のV字型凸部114が破損し易くなるという欠点もある。角度αが90°を超えると、Vノッチ132の効果が低下し、割れ発生箇所が不安定になり易く、平坦な破面Fを得ることが困難となる。
V字型凸部114の高さH(図2(1))は、0.3〜1.0mmであることが望ましい。高さHが0.3mm未満の場合、Vノッチ132の効果が低下し、平坦な破面Fを得ることが困難となる。高さHが1.0mmを超える場合、Vノッチ132の効果は優れているが、破面Fの面積が小さくなりすぎるため、測定上好ましくない。
第2発明の別の望ましい実施形態においては、下型120(図1(2))は、鋳型100の湯口122を構成するために傾斜角度βが45°〜60°の傾斜台124を備える。
この実施形態によると、下型120は、湯口に傾斜角度β=45°〜60°の傾斜台124を備えるため、採取された溶湯を湯口122に注ぎ込む際に溶湯の流れに適切な勢いがつき、キャビティ102の先端部102Tまで溶湯が充填され、形状の整った鋳物試料130(図1(4))を得ることができる。
傾斜台124の傾斜角度βが45°未満であると、溶湯の流れに勢いがつかず、傾斜台124での溶湯の温度低下も大きくなるため、キャビティ102の先端部102Tまで溶湯が充填されない虞がある。傾斜台124の傾斜角度βが60°を超えると、溶湯の流れに勢いがつきすぎて、注湯時に皮膜を巻き込む虞があり好ましくない。
第2発明の別の望ましい実施形態においては、上型110または下型120は、キャビティ先端部102Tにガス抜き溝(図示せず)を有する。
この実施形態によると、上型110または下型120は、キャビティ先端部102Tにガス抜き溝を有するため、キャビティ102内の空気や溶湯が凝固する際に発生する水素ガスを効率的にキャビティ102から除去しつつ、溶湯をキャビティ先端102Tまで充填させることができる。なお、上型110は下型120との着脱用に取手(図示せず)を備えていることが望ましい。
また、一般に上型110と下型120にはそれぞれ116X/116Yと126X/126Yにピンとピン穴のような位置合わせ用の嵌め合い手段を備えていて、鋳型130の組み立てを迅速かつ正確に行なえるようになっている。
<試料の作製>
ADC12合金地金を200kg用の溶解兼保持炉で溶解した。保持炉の溶湯は強撹拌を加えることで、溶湯表面の皮膜が溶湯中に巻き込まれ、皮膜数は増加し、さらに溶湯が撹拌されることで、溶解炉の底に沈殿していたAl2O3,MgO,スピネル等酸化物粒子が溶湯中に舞い上がることにより、清浄度は低下する。一方、鎮静保持時間を長く取ることで、溶湯中の酸化物や皮膜などの非金属介在物は浮上・沈降により分離するため、清浄度は高くなる傾向にある。このように撹拌、鎮静作用を利用して、適宜、酸化物や皮膜などの非金属介在物数(濃度)をある程度調節することができる。
保持炉内の溶湯から柄杓にて約200gの溶湯を採取し図1(3)に示すような鋳鉄製のK-モールド100に適宜鋳込んだ。なお、予めK-モールド100の内面には、窒化硼素(BN)を含む離型材をスプレーなどによって薄く塗布する。さらに鋳型100を150℃程度に予熱することで、離型材の溶媒や水分を蒸発させて乾燥させることが望ましい。
図1(1)に示しように、K-モールド(鋳型)100の上型110の凹溝112の底部112Aには、湯流れ方向とは垂直な方向に伸びる逆V字型凸部114を等間隔に設けている。図示はしていないが、上型には下型との着脱用に取手が設けてある。
図2(1)に、図1(1)の線II−IIにおける縦断面の部分拡大図を示す。V字型凸部114の形状は、頂点における角度αが60°であり、高さHは、0.6mmであった。溶湯を鋳込んだ後、取手付き上型の取手を手で引っ張ることによって、上型を取り外し、キャビティ内で凝固したVノッチ付きの鋳物試料を取り出した。
K-モールド(鋳型)100の下型120は、湯口122に傾斜角度β=50°の傾斜台124を備えていた。この傾斜台124によって、注湯時の皮膜巻き込みの発生も抑えつつ、採取された溶湯を湯口122に注ぎ込む際に溶湯の流れに適切な勢いがつき、キャビティ102の先端部102Tまで溶湯が充填され、形状の整った鋳物試料130を得ることができる。
さらに上型110は、キャビティ先端部102Tにガス抜き溝(図示せず)を2本備えている。このガス抜き溝によって、キャビティ102内に充満していた空気や溶湯が凝固する際に発生する水素ガスを効率的にキャビティ102から除去しつつ、溶湯をキャビティ先端102Tまで容易に充填させることができる。
鋳物試料130を5箇所のVノッチ132に沿ってハンマーにて叩いて破断させ、6個の鋳物試料片S1〜S6とする。内訳は、鋳物試料130の押湯R側の試料片S1(破面1つ:押湯Rは切り捨てて他の試料片と同様の形状に調整)、先端102T側の試料片S6(破面1つ)、これらの中間の試料片S2〜S5(計4個、各破面2つ)であり、合計破面数=1+4×2+1=10破面となる。適切な形状、寸法のVノッチ132によって、鋳物試料を割って平坦な破面Fを得ることができる。これら6つの鋳物試料片S1〜S6のうち5つを、互いに鋳肌が接するように長辺側で重ねて束ね5破面を略面一に並べ、ケースに嵌め込んで固定した。ここで束ねる5つの鋳物試料片は、押湯側試料片S1の1個(破面は1破面のみ)と中間の試料片S2〜S5の4個(各2破面あるうち一方の破面を使用)で第1組(5破面)とする。そして、先端側試料片S6の1個(破面は1破面のみ)と中間の試料片S2〜S6の4個(各試料2破面のうち第1組とは反対側の破面を使用)で第2組(5破面)とする。第1組と第2組とで合計10破面を測定する。
<破面の測定>
測定には、前述した本出願人の先願である特許文献2に開示した測定装置を用いる。
図3に示すように、測定装置300は、破断面Fを有するアルミニウムのサンプルSを破断面Fを上向きにして配置するテーブルTと、このテーブルTの上方に位置し断面がほぼ半円形で下向きの凹形反射面2を有する反射ドームDと、反射ドームDの凹形反射面2の内側縁に沿って配置された発光ダイオード(光源)4と、反射ドームDの頂部付近に明けた開口部6の上方に配置したCCDカメラ(撮像手段)10とを含む。
反射ドームDは、テーブルTから立設する支柱8に図示しない金具を介して昇降可能に取り付けられ、反射ドームDの上方にはCCDカメラ10がカメラ支柱8に昇降可能に取り付けられている。反射ドームDは、断面ほぼ半円形の外周面3およびこれと相似形で下向きに開口する凹形反射面2を有する。凹形反射面2は、所定の曲率でカーブした鏡面である。この凹形反射面2の内周縁に沿って取り付けたリング5には、上向き且つ内外2列で突出する多数の発光ダイオード4がリング状に配置されている。発光ダイオード4は、例えば赤色光を発光する。
また、反射ドームDの頂部付近には、平面形状が四角形(正方形または長方形)あるいは円形の開口部6が開設されている。開口部6の上方には、CCDカメラ10が位置し、その光学レンズを内蔵する入光筒12は、開口部6を介して、テーブルTの表面上に配置したアルミニウムのサンプルSの破断面Fに指向している。
図4に示すように、ケース200内に上記第1組のように鋳物試料片5個(例えばS1〜S5)を嵌めこんでネジ202でケース200に固定してサンプルSとし、測定破面側を上に向けて、図4に示す測定装置300の反射ドームDの下に固定し、上部に備えられたCCDカメラ10によって、5個の破面Fを同時に撮像した。
次に、ケース200内に上記第2組のように鋳物試料片5個(本実施例ではS2〜S6)を嵌め込んでネジ202でケース200に固定し別のサンプルSとし、測定破面側を上に向けて、図4の測定装置300の反射ドームDの下に固定し、上部に備えられたCCDカメラ10によって、5個の破面Fを同時に撮像した。すなわち、1回の撮像で、5破面の画像が取り込まれ、第1組と第2組の鋳物試料片では合計10破面が存在するため、CCDカメラによる撮像は2回必要となる。
上記CCDカメラ10で撮像する際、モードが2種類用意されており、一方のモードは破面全面が撮像される場合(比較例:従来の自動計測法)であり、他方のモードは撮像前に破面の端部エッジを検出し、各破面の両端部に適切な測定領域を自動的に設定することができる場合(実施例:本発明の自動計測法)である。後者の場合、図4に示すように1破面F(断面積:36mm×5.4mm=194.4mm)の両端部にそれぞれ1箇所、計2箇所の測定領域M(総断面積:12.15mm×4mm×2箇所=97.2mm)を設けており、この場合CCDカメラ10による撮像1回当たりの全測定領域の面積は、5破面の合計面積(972mm)の1/2の面積(486mm)となるように設定されている。6個の鋳物試料片S1〜S6は、前述のように合計で10破面を有するため、2回のCCDカメラ撮像が必要となり、10破面の合計面積(1944mm)の1/2の面積(972mm)が全測定領域となる。
次に2回のCCDカメラ撮像によって得られた画像をカラー濃淡H、S、V量および画素数(n)を使用することで2値化する。本発明者は、多数の破面画像における非金属介在物像の色を解析することで、非金属介在物像と破面マトリックスとを色で区別するためのカラー濃淡H、S、V量の閾値を見出した。具体的には、前述したようにカラー濃淡、H(色調):40〜105、S(彩度):0〜40、V(明度):190〜255の閾値によって、まずマトリックスのみを2値化抽出して、それ以外の領域を非金属介在物の領域(画素クラスター)として抽出する。その後、全測定領域(972mm)において画素クラスター中の画素数が10画素以上(等価円直径に換算して100μm以上)の画素クラスターの数を算出した。
旧計測法において、熟練者が非金属介在物数を計測する際、10破面に存在する0.1mm以上のサイズの画素クラスターを計測していた。そこで、本発明においても前記カラー濃淡H、S、V量の閾値によって2値化抽出された画素クラスターのうち、更に等価円直径(D)が100μm以上の画素クラスターを抽出することにより、旧計測法による計測値との整合性を確保した。同時に、微細な画素クラスターを除去することにより、破面にできる微小な影をノイズとして除去することができた。
ここに画素クラスターとは、隣り合う画素同士が連続している領域のことをいう。画素そのものが画面の縦、横或いは斜めに一直線に並んでいる場合であっても1つの画素クラスターと認識する。すなわち、画素を二次元的に見て、皮膜状介在物の断面ように細長い糸状のものであってもよいし、不規則な三角形、菱形、円形であってもよい。特異な場合として、画素クラスター中に画素の空白領域があっても、空白領域の周囲が画素に取り囲まれていて空白領域が外側のマトリックスと連続していない限り、この空白領域も含めて一体の画素クラスターとして取り扱うこととする。ここでマトリックスとは、非金属介在物の存在しない破面領域のことであり、撮像される破面の領域中で、非金属介在物のみを除く領域のことを意味する。ここで、n:1つの画素クラスター中の画素数、s:一画素当たりの実面積、D:1つの画素クラスターの等価円直径は下記の関係にある。
n×s=π(D/2)
Sは一画素当たりの破面における実面積であるが、これはCCDカメラの撮像に使用されるレンズ倍率とCCD素子の素子数によって決まる値である。
さらに熟練者によって、5つの鋳物試料片の10破面全領域における非金属介在物の個数が計測された。熟練者は10倍の拡大鏡(ルーペ)を使用して、10破面の全領域を観察しながら引け巣を排除しつつ、0.1mm以上のサイズの非金属介在物数(K10値)を計測した。
<測定結果>
〔実施例:本発明法による自動計測結果〕
Figure 0004859713
表1に旧計測法による非金属介在物数測定結果および画像処理装置による破面両端部(10破面全面積の1/2)の非金属介在物数測定結果を示す。この表において、試料No.1から試料No.45まで45試料のデータが表示されている。
旧計測法では熟練者が10倍のルーペを用いて、それぞれの鋳物試料(鋳物片を5片束ねた試料)について10破面全面積を観察してサイズ100μm以上の酸化物、皮膜などの非金属介在物数(K10値)を計測した。
本発明による新規な自動計測法では画像処理装置を用いて、それぞれの鋳物試料について測定領域を破面両端部に絞り、鋳物試料片5個の片側5破面について、その1/2面積の画像をCCDカメラで取り込み、撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定のH、S、V値によってマトリックスを2値化抽出することにより、非金属介在物の領域(画素クラスター)を抽出し、等価円直径100μm以上の画素クラスターの数を計測した。この操作を鋳物試料片の裏表分2回繰り返して、合計10破面の非金属介在物数を計測した。計測領域は10破面の全破面面積の1/2であるため、この計測数(カウント数)を2倍した値についても表1に記載している。
図5に熟練者計測数と画像処理装置による計測数(カウント数1倍)との相関図を示す。さらに図6に熟練者計測数と画像処理装置による計測数(カウント数2倍)との相関図を示す。図5、図6から、熟練者が10倍のルーペで全破面を観察することによる非金属介在物数の計測値(K10値)と、画像処理装置を用いた本発明の新自動計測法による計測値との間に、強い正の相関性の存在することが判明した。このことは、熟練者の場合、破面中央部に発生し易い微細な巣を瞬時に排除することが可能であり、画像処理装置を用いた新自動計測法において、微細な巣の発生が少ない破面両端部の領域のみの画像を撮像して、所定の閾値で2値化し画素クラスター数を計測するため、その計測値は微細な巣の影響を受け難いことを示している。
〔比較例:従来法による自動計測結果〕
Figure 0004859713
表2に旧計測法による非金属介在物数測定結果および画像処理装置による全破面(10破面全面積)の非金属介在物数測定結果を示す。この表において、試料No.1から試料No.25まで25試料のデータが表示されている。
実施例の場合と同じく、旧計測法では熟練者が10倍のルーペを用いて、それぞれの鋳物試料(鋳物片を5片束ねた試料)について10破面全面積を観察してサイズ100μm以上の酸化物、皮膜などの非金属介在物数を計測した。
従来の自動計測法では画像処理装置を用いて、それぞれの鋳物試料片(一破面全域)についてエッジを検出して、矩形の測定領域を設定し、その領域の画像をCCDカメラで取り込み、撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定のH、S、V値によって2値化して、等価円直径100μm以上の画素クラスターの数を計測する。この操作を10回繰り返すことにより、10破面全域の非金属介在物数の計測を行った。撮像された破面面積は、全破面面積であるため、この計測数(カウント数)について表2に記載している。
図7に熟練者計測数と画像処理装置による計測数(カウント数1倍)との相関図を示す。図7から、熟練者が10倍のルーペで全破面を観察することによる非金属介在物数の計測値(K10値)と、画像処理装置を用いた従来の自動計測法による計測値との間に、相関性は認められないか、あるいは非常に弱い相関性の存在することが判明した。このことは、熟練者の場合、破面中央部に発生し易い微細な巣を瞬時に排除することが可能であり、画像処理装置を用いた従来の自動計測法において、全破面領域の画像を撮像して、所定の閾値で2値化し画素クラスター数を計測するため、その計測値は破面中央部に発生し易い微細な巣の影響を受けていることを示している。
本発明によれば、従来の自動計測法における引け巣の影響を排除して、熟練者による測定値と高い相関性を確保して介在物数を自動計測する方法およびそれに用いる鋳物試料採取用鋳型が提供される。
図1は、本発明の介在物数測定方法に用いる鋳物試料採取用鋳型およびそれを用いて得られる鋳物試料を示す斜視図である。 図2は、図1に示した鋳型の上型および鋳物試料の中心線における断面図である。 図3は、本発明の測定方法を行なうために用いる測定装置の構成図である。 図4は、本発明の測定方法において、試料片を組み合わせたサンプルおよび各試料片の破面内の測定領域を示す。 図5は、本発明の自動測定方法による測定値と熟練者による測定値との相関性を示すグラフである。 図6は、本発明の自動測定方法による測定値を2倍した値と、熟練者による測定値との相関性を示すグラフである。 図7は、従来の自動測定方法による測定値と熟練者による測定値との相関性を示すグラフである。
符号の説明
100 鋳物試料採取用鋳型
102 キャビティ
102T キャビティ先端部
110 上型
112 凹溝
112A 底面
114 逆V字型凸部
116X、116Y ピンまたはピン穴(嵌め合い手段)
α 凸部114の頂点角度
H 凸部114の高さ
120 下型
122 湯口
124 傾斜台
126X、126Y ピンまたはピン穴(嵌め合い手段)
β 傾斜台124の傾斜角度
130 鋳物試料
132 Vノッチ
F 破面
S1〜S6 鋳物試料片

Claims (10)

  1. アルミニウム合金からなる鋳物試料片の矩形の破面をCCDカメラなどの撮像手段で撮像して、前記撮像手段により撮像された画像をカラー濃淡処理し、所定の閾値によって2値化して、所定サイズ以上の画素クラスターの数を計測する非金属介在物数の測定方法であって、
    凹溝を有する上型と、湯口付き下型とから構成され、
    前記上型と前記下型とを組み立てた状態で、
    湯流れ方向に伸びる略直方体のキャビティを有し、
    前記上型の凹溝の底面には、湯流れ方向とは垂直な方向に伸びる逆V字型凸部を等間隔に設けた鋳物試料採取用鋳型内にアルミニウム合金溶湯を注ぎこんで鋳物試料を採取した後、
    前記鋳物試料をVノッチに沿って破断させ、平坦な破面を有する複数の鋳物試料片を得て、
    複数の前記破面を互いに長辺側で隣接させて略面一に並べ、それぞれの破面に測定領域を同時に設定する、と共に
    前記撮像前に前記矩形の破面の短辺側の端部エッジを検出し、前記破面の両端部に該破面の面積の1/4〜2/3の面積の前記測定領域を自動的に設定することを特徴とする非金属介在物数の測定方法。
  2. 前記測定領域は、前記破面の内側に複数設定され、その形状が矩形であることを特徴とする請求項1に記載の非金属介在物数の測定方法。
  3. 前記測定領域の面積は、前記破面の面積の1/2とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非金属介在物数の測定方法。
  4. 前記複数の破面をケースに嵌め込んで固定した状態で、前記測定領域を撮像することを特徴とする請求項1に記載の非金属介在物数の測定方法。
  5. 前記非金属介在物を2値化抽出する閾値として、カラー濃淡H、S、V量および画素数を使用することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の非金属介在物数の測定方法。
  6. 前記非金属介在物を2値化抽出する際に、マトリックスをカラー濃淡H、S、V量にて抽出することにより、前記非金属介在物の前記画素クラスターを抽出することを特徴とする請求項5に記載の非金属介在物数の測定方法。
  7. 前記非金属介在物は、前記画素クラスターの画素数から前記画素クラスターの等価円直径を換算して、100μm以上の画素クラスターに対応することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の非金属介在物数の測定方法。
  8. 前記逆V字型凸部の形状は、頂点における角度が45°〜90°の範囲内にあり、且つ前記V字型凸部の高さは、0.3〜1.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の非金属介在物数の測定方法。
  9. 前記湯口付き下型は、湯口に傾斜角度45°〜60°の傾斜台を備えることを特徴とする請求項8に記載の非金属介在物数の測定方法。
  10. 前記上型または前記湯口付き下型は、キャビティ先端部にガス抜き溝を有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の非金属介在物数の測定方法。
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