JP4858700B2 - プラスチックボトルの減容方法 - Google Patents

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Description

本発明は、底部に形成された可動部の押出し及び押入れによる高さ方向の伸縮によって内容積を変化させることのできるプラスチックボトルの内容積を減少させるプラスチックボトルの減容方法に関する。
従来、底部に形成された可動部の押出し及び押入れによる高さ方向の伸縮によって内容積を変化させることのできるプラスチックボトル(例えば、ペットボトル)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このプラスチックボトルは、底部の可動部を押出した状態で茶飲料等の高温の液体飲料を充填(高温充填)してキャップを巻き締めた後にその液体飲料が冷める過程でその体積が減少することに伴って内圧が低減することを、前記可動部を押入れて内容積を減少させることによって吸収(防止)するものである。
前述したようなプラスチックボトルの底部に形成された可動部を押入れる方法として、可動部に形成されたすり鉢状の凹部にロッド棒を差し込んで、このロッド棒を押すことにより可動部を押入れることが一般に考えられている。
特表2006−501109号公報
しかしながら、前述したような方法では、完全に押し出された状態の可動部をロッド棒の押力によっていっぺんに押入れるために、必要となる押力が大きくなる傾向にある。このため、ロッド棒を進退動させるためのシリンダのパワーを大きくしなければならない、あるいは、そのような大きな力の作用するプラスチックボトルを保持するための構造の強度を大きくしなければならない等の不利な点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、完全に押出された状態の可動部をより小さい力にて押入れることができるようなプラスチックボトルの減容方法を提供するものである。
本発明に係るプラスチックボトルの減容方法は、胴部に続いて形成される底部に押出し及び押入れ可能となる可動部の形成されたプラスチックボトルの押出し状態となる前記可動部を押入れることで前記プラスチックボトルの内容積を減少させるプラスチックボトルの減容方法であって、前記可動部の周辺部の第1部位を押して前記可動部を傾斜させて部分的に押入れる第1工程と、傾斜した前記可動部の前記第1部位と異なる第2部位を押して前記可動部の残り部分を押入れる第2工程とを有する構成となる。
このような構成により、プラスチックボトルの底部に形成された押出し状態となる可動部は、まず、傾斜して部分的に押し入れられ、次いで、残りの部分が押し入れられるという2段階にて完全に押し入れられるようになる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第2工程は、前記可動部の中央部位を前記第2部位として押すように構成することができる。
このような構成により、周辺部の第1部位が押されて傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の中央部位が押されるので、前記可動部の残りの部分を押入れることが可能となる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第2工程は、前記可動部の中央部を挟んで前記第1部位と逆側の前記周辺部の部位を前記第2部位として押すように構成することができる。
このような構成により、周辺部の第1部位が押されて傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の中央部を挟んで前記第1部位と逆側の前記周辺部の部位が押されるので、前記可動部の残りの部分を押入れることが可能となる。
更に、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記プラスチックボトルの前記可動部は、前記底部の外縁部から傾斜して延びる環状の傾斜部と、該環状の傾斜部の内方に続く平坦部と、該平坦部から更に内方に続く傾斜内周面を有する凹部とを有し、前記底部の前記外縁部との境界となる前記傾斜部の外縁線部と、前記平坦部との境界となる前記傾斜部の内縁線部とが、前記押出し押入れの各方向に屈曲可能となり、前記第1工程は、前記可動部の周辺部となる前記傾斜部及び前記平坦部のいずれかにおける所定部位を前記第1部位として押し、前記第2工程は、前記凹部より内側の前記凹部の所定部位を前記第2部位として押すように構成することができる。
このような構成により、まず、押出し状態となる可動部の傾斜部及び平坦部のいずれかの所定部位が押されてその所定部位の近傍における前記傾斜部の外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられる。次いで、傾斜部及び平坦部より内側の凹部の所定部位が押されて前記傾斜部の外縁線部と内縁線部の残りの部分が屈曲することにより前記可動部の残りの部分が押し入れられるようになる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第1工程は、前記傾斜部の所定部位を前記第1部位として押すように構成することができる。
このような構成により、押出し状態となる可動部の傾斜部の所定部位が押されつつその所定部位近傍における当該傾斜部の外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられるようになる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第1工程は、前記平坦部の所定部位を前記第1部位として押すように構成することができる。
このような構成により、押出し状態となる可動部の平坦部の所定部位が押されつつその所定部位に連なる傾斜部の部分における外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられるようになる。
更に、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第2工程は、前記凹部の傾斜内周面の所定部位を前記第2部位として押すように構成することができる。
このような構成により、傾斜部及び平坦部のいずれかの所定部位が押されて傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の前記傾斜部及び平坦部より内側に位置する凹部の傾斜内周面の所定部位が押されるので、前記可動部の残りの部分を押入れることが可能となる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、前記第2工程は、前記凹部の底中央部を前記第2部位として押すように構成することができる。
このような構成により、傾斜部及び平坦部のいずれかの所定部位が押されて傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の前記傾斜部及び平坦部より内側に位置する凹部の底中央部が押されるので、前記可動部の残りの部分を押入れることが可能となる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、進退動可能かつ回動可能な押棒体を有する機構を用い、前記第1工程は、前記押棒体を回動させてその先端部よって前記傾斜部の前記所定部位を押し、前記第2工程は、前記押棒体の回動を停止させた状態で、前記押棒体を進出させて前記凹部の底中央部を押すように構成することができる。
このような構成により、まず、回動する押棒体の先端部によって傾斜部の所定部位が押されつつその所定部位近傍における当該傾斜部の外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられる。次いで、部分的に押し入れられて傾斜した状態となる可動部の前記傾斜部より内側に位置する凹部の底中央部が進出する押棒体にて押されて前記可動部の残りの部分が押し入れられる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、回動可能な押棒体を有する機構を用い、前記第1工程は、前記押棒体を回動させてその先端部よって前記傾斜部の前記所定部位を押し、前記第2工程は、前記押棒体を更に回動させてその先端部によって前記凹部の傾斜内周面の所定部位を押すように構成することができる。
このような構成により、まず、回動する押棒体の先端部によって傾斜部の所定部位が押されつつその所定部位近傍における当該傾斜部の外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられる。次いで、傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の前記傾斜部より内側に位置する凹部の傾斜周面の所定部位が更に回動する押棒体の先端部にて押されて前記可動部の残りの部分が押し入れられる。
また、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法において、天面が傾斜した進退動可能な押ブロックと、該押ブロックの前記天面から出没可能な押棒体とを有する機構を用い、前記第1工程は、前記押ブロックを進出させてその傾斜した天面により前記可動部の前記傾斜部に続く前記平坦部を押し、前記第2工程は、前記押ブロックを進出させた状態で、前記押棒体を前記押ブロックの前記天面から進出させて前記凹部の底中央部を押すように構成することができる。
このような構成により、まず、進出する押ブロックの傾斜した天面にて可動部の平坦部が部分的に押されつつ、その押される部位に連なる傾斜部の部分における外縁線部と内縁線部とが屈曲して前記可動部が傾斜して部分的に押し入れられる。次いで、傾斜して部分的に押し入れられた状態となる可動部の前記平坦部より内側に位置する凹部の底中央部が前記押ブロックから進出する押棒体によって押されて前記可動部の残りの部分が押し入れられる。
本発明に係るプラスチックボトルの減容方法によれば、プラスチックボトルの底部に形成された押出し状態となる可動部は、まず、傾斜して部分的に押し入れられ、次いで、残りの部分が押し入れられるという2段階にて完全に押し入れられるようになるので、前記可動部を一括して押入れる場合に比べて各段階において可動部を押入れるのに必要な力を小さくすることができる。したがって、完全に押出された状態の可動部をより小さい力にて押入れることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の各実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法に従って内容積を減少させるべきプラスチックボトルの構造について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、プラスチックボトルを押込み機構とともに示す側面図であり、図2は、底部の可動部が押し出された状態のプラスチックボトルの下方部分を示す一部切欠側面図であり、図3は、底部の可動部が押し入れられた状態のプラスチックボトルの下方部分を示す一部切欠側面図であり、図4は、プラスチックボトルを底部からみた斜視図である。
図1において、内容積を減少させるべきプラスチックボトル10は、例えば、PETの2軸延伸ブロー成形によって形成され、キャップ11の巻締められた口部から順次径が広がって肩部12、胴部13を経て底部15につながる構造となっている。更に、図2乃至図4を参照するに、底部15にはプラスチックボトル10の縦軸方向(図2及び図3における上下方向)において押出しおよび押入れ可能となる可動部20が形成されている。可動部20は、底部15の外縁部15aから傾斜して延びる環状の傾斜部21と、傾斜部21に囲まれてその内方に続く平坦部22と、平坦部22の更に内方に続くすり鉢状の傾斜内周面を有する凹部23とを有している。底部15の外縁部15aとの境界となる傾斜部21の外縁線部211は、プラスチックボトル10の縦軸方向に屈曲可能となっており、平坦部22との境界となる傾斜部21の内縁線部212もまたプラスチックボトル10の縦軸方向に屈曲可能となっている。このように傾斜部21の外縁線部211及び内縁線部212のそれぞれが屈曲可能となることにより、傾斜部21がプラスチックボトル10の縦軸方向において反転動作(図2に示す状態と図3に示す状態との間での反転)可能となり、この傾斜部21の反転動作により可動部20が縦軸方向において押出し及び押し入れられるようになる。なお、傾斜部21に続く平坦部22及び凹部23は、傾斜部21の前述した反転動作に際してその形状を変えることなく維持するようになっている。
特に、図4を参照するに、傾斜部21の外縁線部211は、正八角形の各頂点25a、25b、25c、25d、25e、25f、25g、25hを結んだ線状となる。各頂点を結ぶ線は、僅かに径方向外方に膨らんだ形状となっている。傾斜部21の内縁線部212は、外縁線部212と実質的に平行となる。即ち、内縁線部212もまた正八角形の各頂点26a、26b、26c、26d、26e、26f、25g、26hを結んだ線状となっている。また、傾斜部21には、外縁線部211の各頂点25a〜25h(正八角形の各頂点)と内縁線部212の対応する頂点26a〜26h(正八角形の各頂点)とを結ぶV字状溝27a、27b、27c、27d、27e、27f、27g、27hが形成されている。各V字状溝27a〜27hのV字角度が変化することによって傾斜部21がその面内において変形することができるようになっている。
更に、平坦部22と凹部23との境界線部221は、傾斜部21の内縁線部212と実質的に平行となり、正八角形の各頂点を結ぶ線状となっている。そして、凹部23内の傾斜内周面には、その正八角形の各頂点から底に向けて延びるようにV字状溝が形成されている。このV字状溝によって凹部23が補強されている。また、プラスチックボトル10の胴部13から底部15の外縁部15aにかけて傾斜部21の外縁線部211の各頂点25a〜25h間の辺に向けてカット面16a、16b、16c、16d、16e、16f、16g、16hが形成されている。各カット面16a〜16hは、胴部13の下方部から底部15の外縁部15aを経て傾斜部21の外縁線部211に至る平面となっている。
前述したような構造となるプラスチックボトル10は、初期状態において、図1、図2及び図4に示すように、傾斜部21が底部15の外縁部15aより突出して可動部20が押出された状態(比較的大きい内容積の状態)となっている。この状態で、例えば、高温の茶飲料等の内容液が充填される。そして、プラスチックボトル10の口部にキャップ11が巻締められた後に、内容液の冷却に伴う内容積の減少を補償するために、可動部20が押し入れられる(図3に示す状態となる)。
次に、前述したような構造のプラスチックボトル10の内容積を減少させる本発明の第1の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法について説明する。
この減容方法では、図1に示すように、モータ等の駆動源及び減速器等の機構部品を含む回動機構100と、回動機構100の回動軸に一端部が固定された押棒体110とを備えた押込み機構が用いられる。そして、可動部20が押出された状態となる底部15を前記押込み機構に対向させるようにプラスチックボトル10が所定位置にセットされる。なお、プラスチックボトル10の保持機構については図示を省略する。
この状態で、回動機構100により押棒体110が回動され、図1に示すように、その押棒体110の先端部がプラスチックボトル10の底部15に形成された可動部20の周辺部となる傾斜部21に当接する。そして、押棒体110が更に回動させられると、傾斜部21の押棒体110との当接部位が押されつつその当接部位近傍における傾斜部21の外縁線部211と内縁線部212とが屈曲して、図5に示すように、可動部20が傾斜して部分的に押し入れられる(第1工程)。
押棒体110が更に回動させられ、その先端が、図6に示すように、可動部20における凹部23の底中央部に対向した状態で押棒体110が停止される。この状態で、回動機構100及び押棒体110を備えた押込み機構全体が、図7に示すように、プラスチックボトル10に向けて進出させられる(例えば、シリンダ等の機構(図示略)により)。その結果、傾斜して部分的に押し入られた状態の可動部20の傾斜部21より内側に位置する凹部23の底中央部が進出する押棒体110の先端部にて押され、可動部20の残り部分が押し入れられる(第2工程)。
このようにして、可動部20が完全に押し入れられた状態となり(図7とともに図3参照)、プラスチックボトル10の内容積が減少して、プラスチックボトル10の前記内容液の冷却に伴う内容積の減少が補償される。
前述したようなプラスチックボトル10の減容方法によれば、プラスチックボトル10の底部15にて押出された状態となる可動部20が一気に押し入れるのではなく、その可動部20は、その周辺部たる傾斜部21が押されることによって傾斜して部分的に押し入れられ、次いで、凹部23の底中央部が押されることによって残りの部分が押し入れられるという2段階にて完全に押し入れられるようになる。このため、可動部20を一気に押し入れる場合に比べて各段階において可動部20を押し入れるのに必要な力を小さくすることができ、押込み機構(回動機構100)も比較的小規模のものとすることができる。
また、容量が比較的少ないプラスチックボトル10であっても、内溶液が充填されて密封された中身入りの状態での自重だけで、押棒体110による比較的小さい押込み力を、そのプラスチックボトル10が全体に持ち上げられることなく受け止めて可動部20を押入れることが可能となる。従って、このように容量の比較的少ないプラスチックボトル10の可動部20を押込む際に、キャップ11の天面などから支えなくても、前後左右に転倒するのを防止するガイドを図示しない保持機構に加えればよく、キャップ11に不要な力を加えて密封不良を起こすおそれもない。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法について説明する。
この本発明の第2の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法では、その第1工程は、前述した第1の実施の形態の場合と同様に、回動する押棒体110の先端部によって傾斜部21を押して可動部20を傾斜させて部分的に押し入れる。それに続く、第2工程では、図8に示すように、回動機構100によって押棒体110を更に回動させ、押棒体110の先端部が、部分的に押し入れられた状態となる可動部20の中央部(凹部23の底中央部)を挟んで前記第1工程にて押された部位と逆側のすり鉢状となる凹部23の傾斜内周面(可動部20の周辺部である)を押すようにしている。このように、回動する押棒体110の先端部によって凹部23の傾斜内周面が押されていくと、その傾斜内周面に作用する力によって傾斜部21の押出されている部分に対してプラスチックボトル10の内方に向かう力が作用し、傾斜部21の押出されている部分における外縁線部211と内縁線部212が屈曲して、図9に示すように、可動部20の残りの部分が押入れられる。このようにして、可動部20が完全に押し入れられた状態となり(図9とともに図3参照)、プラスチックボトル10の内容積が減少して、プラスチックボトル10の前記内容液の冷却に伴う内容積の減少が補償される。
第2の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法によれば、第1の実施の形態と同様に、プラスチックボトル10の底部15に形成された押出し状態となる可動部20が2段階にて完全に押し入れられるようになるので、可動部20を一括して押入れる場合に比べて各段階において可動部20を押入れるのに必要となる力を小さくすることができる。また、押棒体110の一連の回動動作だけで、可動部20が2段階にて押し入れられるようになるので、押込み機構の簡略化を図ることができる。
更に、続いて、本発明の第3の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法について説明する。
この減容方法では、図10に示すように、天面202が傾斜し、内部に空洞部201が形成されてカップ型となる進退動可能な押ブロック200と、押ブロック200の底部を貫通して空洞部201を通って天面202から出没可能となる押棒体210とを備えた押込み機構が用いられる。そして、可動部20が押出された状態となる底部15を前記押込み機構における押ブロック200の天面202に対向させるようにプラスチックボトル10が所定位置にセットされる。なお、この場合も、プラスチックボトル10の保持機構については図示を省略する。
この状態で、押ブロック200が押棒体210とともにプラスチックボトル10の底部15に向けて進出される。すると、図11に示すように、押ブロック200の傾斜した天面202の前方に張り出した側の部分によって可動部20の平坦部22が部分的に押されつつ、その押される部位に連なる傾斜部21の部分における外縁線部211と内縁線部212とが屈曲して可動部20が傾斜して部分的に押し入れられる(第1工程)。
このように、押ブロック200によって可動部20が傾斜して部分的に押し入れられた状態で、押棒体210がプラスチックボトル10の底部15に向けて進出させられ、押ブロック200の天面202から押棒体210が突出して、図12に示すように、可動部20の平坦部22より内側に位置する凹部23の底中央部が押棒体210の先端部にて押される(第2工程)。これにより、可動部20の残りの部分が押入れられる。
このようにして、可動部20が完全に押し入れられた状態となり(図12とともに図3参照)、プラスチックボトル10の内容積が減少して、プラスチックボトルの前記内容液の冷却に伴う内容積の減少が補償される。
第3の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法によれば、第1及び第2の実施の形態と同様に、プラスチックボトル10の底部15に形成された押出し状態となる可動部20が2段階にて完全に押し入れられるようになるので、可動部20を一括して押し入れる場合に比べて各段階において可動部20を押し入れるのに必要となる力を小さくすることができる。また、第1工程において、押ブロック200の傾斜した天面202によって可動部20の平坦部22を部分的に押すようにしているので、押ブロック200を進出させるという簡単な動作によって、可動部20を傾斜させて部分的に確実に押し入れることができるようになる。
前述した各実施の形態では、特に、図2乃至図4に示すように可動部20が底部15に形成されたプラスチックボトル10をその内容積を低減させる対象としていたが、本発明は、これに限られず、如何なる形状のものであっても、底部に押出し及び押入れ可能となる可動部の形成されたプラスチックボトルであれば、適用することができる。
また、押棒体110、210及び押ブロック200は、プラスチックボトル10の底部15に対して相対的に接近、押し上げる方向に移動されればよく、プラスチックボトル10が下降するようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係るプラスチックボトルの減容方法は、完全に押出された状態の可動部をより小さい力にて押入れることができるという効果を有し、底部に形成された可動部の押出し及び押入れによる高さ方向の伸縮によって内容積を変化させることのできるプラスチックボトルの内容積を減少させるプラスチックボトルの減容方法として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法に従って押込み機構に対してセットされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 底部の可動部が押出された状態のプラスチックボトルの下方部分を示す一部切欠側面図である。 底部の可動部が押し入れられた状態のプラスチックボトルの下方部分を示す一部切欠側面図である。 プラスチックボトルをその底部からみた斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第1工程の処理のなされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第1工程から第2工程に移行する際のプラスチックボトル及び押込み機構の状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第2工程の処理のなされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第1工程から第2工程に移行する際のプラスチックボトル及び押込み機構の状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第2工程の処理のなされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法に従って押込み機構に対してセットされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第1工程の処理の成された状態のプラスチックボトルを示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るプラスチックボトルの減容方法における第2工程の処理のなされた状態のプラスチックボトルを示す側面図である。
符号の説明
10 プラスチックボトル
11 キャップ
12 肩部
13 胴部
15 底部
15a 外縁部
16a〜16h カット面
20 可動部
21 傾斜部
211 外縁線部
212 内縁線部
22 平坦部
221 境界線部
23 凹部
25a〜25h 頂点
26a〜26h 頂点
27a〜27h V字状溝
100 回動機構
110 押棒体
200 押ブロック
201 空洞部
202 天面
210 押棒体

Claims (11)

  1. 胴部に続いて形成される底部に押出し及び押入れ可能となる可動部の形成されたプラスチックボトルの押出し状態となる前記可動部を押入れることで前記プラスチックボトルの内容積を減少させるプラスチックボトルの減容方法であって、
    前記可動部の周辺部の第1部位を押して前記可動部を傾斜させて部分的に押入れる第1工程と、
    傾斜した前記可動部の前記第1部位と異なる第2部位を押して前記可動部の残り部分を押入れる第2工程とを有することを特徴とするプラスチックボトルの減容方法。
  2. 前記第2工程は、前記可動部の中央部位を前記第2部位として押すことを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトルの減容方法。
  3. 前記第2工程は、前記可動部の中央部を挟んで前記第1部位と逆側の前記周辺部の部位を前記第2部位として押すことを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトルの減容方法。
  4. 前記プラスチックボトルの前記可動部は、
    前記底部の外縁部から傾斜して延びる環状の傾斜部と、
    該環状の傾斜部の内方に続く平坦部と、
    該平坦部から更に内方に続く傾斜内周面を有する凹部とを有し、
    前記底部の前記外縁部との境界となる前記傾斜部の外縁線部と、前記平坦部との境界となる前記傾斜部の内縁線部とが、前記押出し押入れの各方向に屈曲可能となり、
    前記第1工程は、前記可動部の周辺部となる前記傾斜部及び前記平坦部のいずれかにおける所定部位を前記第1部位として押し、
    前記第2工程は、前記定常部の前記凹部の所定部位を前記第2部位として押すことを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトルの減容方法。
  5. 前記第1工程は、前記傾斜部の所定部位を前記第1部位として押すことを特徴とする請求項4記載のプラスチックボトルの減容方法。
  6. 前記第1工程は、前記平坦部の所定部位を前記第1部位として押すことを特徴とする請求項4記載のプラスチックボトルの減容方法。
  7. 前記第2工程は、前記凹部の傾斜内周面の所定部位を前記第2部位として押すことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のプラスチックボトルの減容方法。
  8. 前記第2工程は、前記凹部の底中央部を前記第2部位として押すことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のプラスチックボトルの減容方法。
  9. 進退動可能かつ回動可能な押棒体を有する機構を用い、
    前記第1工程は、前記押棒体を回動させてその先端部よって前記傾斜部の前記所定部位を押し、
    前記第2工程は、前記押棒体の回動を停止させた状態で、前記押棒体を進出させて前記凹部の底中央部を押すことを特徴とする請求項4記載のプラスチックボトルの減容方法。
  10. 回動可能な押棒体を有する機構を用い、
    前記第1工程は、前記押棒体を回動させてその先端部よって前記傾斜部の前記所定部位を押し、
    前記第2工程は、前記押棒体を更に回動させてその先端部によって前記凹部の傾斜内周面の所定部位を押すことを特徴とする請求項4記載のプラスチックボトルの減容方法。
  11. 天面が傾斜した進退動可能な押ブロックと、該押ブロックの前記天面から出没可能な押棒体とを有する機構を用い、
    前記第1工程は、前記押ブロックを進出させてその傾斜した天面により前記可動部の前記傾斜部に続く前記平坦部を押し、
    前記第2工程は、前記押ブロックを進出させた状態で、前記押棒体を前記押ブロックの前記天面から進出させて前記凹部の底中央部を押すことを特徴とする請求項4記載のプラスチックボトルの減容方法。
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