JP4854123B2 - コンクリートポンプ車のコンクリート吐出量表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はホッパ内のコンクリートを吸入して吐出させるコンクリートポンプを搭載しているコンクリートポンプ車のコンクリート吐出量表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートポンプ車のうち、ブーム付コンクリートポンプ車は、図3にその一例を示す如く、機体シャシフレーム1上にデッキフレーム2を装架し、該デッキフレーム2の後端部側に、ホッパ3内のコンクリートを吸入して吐出するよう作動するコンクリートポンプ4を搭載し、且つ上記デッキフレーム2上の前端部中央に、旋回架台6を設置し、該旋回架台6上に旋回台7を旋回自在に装着し、該旋回台7の上端部に、折り畳み可能に連結してある多段式のブーム5における最下段のブーム5の基端部を起伏自在に取り付け、更に、該各段のブーム5に沿わせて配管したコンクリート輸送管8を上記コンクリートポンプ4に接続し、コンクリートポンプ4にて圧送されたコンクリートをコンクリート輸送管8内を通し、該コンクリート輸送管8の先端ホースより放出させてコンクリートの打設を行うことができるようにしてある。
【0003】
上記コンクリートポンプ車では、コンクリートポンプ4の運転状態としての、コンクリート吐出量を把握することは作業上重要であり、そのため、従来では、コンクリートポンプ4のコンクリート吸入吐出作動を行わせる主シリンダや弁シリンダにセンサを取り付けて、該センサで検出した主シリンダや弁シリンダの作動ストロークの時間をパルス信号として操作盤9内のコントローラに送り、コントローラでコンクリートポンプ4のコンクリート吐出量を演算し、演算したコンクリート吐出量を、操作盤9前面の吐出流量計としてのディスプレイ10にデジタル表示するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記コンクリートポンプ車におけるコンクリートポンプ4の操作は、現在では無線操作が主流となっていて、オペレータはブーム5の先端や機体から離れた位置で操作することがほとんどであるため、操作盤9のディスプレイ10を見ることができず、そのため、どのくらいの吐出量でコンクリートの打設を行っているのかの確認がとりずらく、又、一般に、ディスプレイ10には液晶画面を使用していることが多く、吐出量の数字が小さく見ずらくて最大吐出量(絶対値)が不明となるので、コンクリートポンプ4がどのような運転状態にあるのかが非常に把握しずらかった。
【0005】
そこで、本発明は、コンクリートポンプ車の機体から離れた位置でも、コンクリートの吐出量を把握できるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、コンクリートポンプ車に搭載されているホッパ内のコンクリートを吸入して吐出するよう作業するコンクリートポンプの1ストローク分の作動ストロークの時間をパルスとして計測するセンサと、該センサからの計測パルス信号のパルス数をタイマ回路でカウントして該タイマ回路でカウントしたパルス数を基に点灯表示させる表示ランプの数を判定し、上記カウントしたパルス数が少ないと多くの表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路を有するコントローラと、上記コンクリートポンプ車のホッパの上に設置され且つ上記コントローラからの指令により点灯表示させる表示ランプを複数設けてなる点灯表示器とを備えた構成とする。
【0007】
センサからの計測信号を基にコントローラの指令で表示ランプが点灯されるため、オペレータ等は、機体から離れていても表示ランプの点灯状況を確認することができ、表示ランプの点灯状況によりコンクリート吐出量のレベルを把握することができる。
【0008】
又、コントローラを、センサからの計測パルス信号のパルス数をタイマ回路でカウントして、該タイマ回路でカウントしたパルス数を基に点灯表示させる表示ランプの数を判定し、上記カウントしたパルス数が少ないと多くの表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路とを有する構成とすることにより、簡単な構成で、コンクリート吐出量を正確に知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1及び図2は本発明の実施の一形態を示すもので、図3に示したと同様な構成としてあるブーム付コンクリートポンプ車において、コンクリートポンプ4のコンクリート圧送のための作動ストロークの時間をパルスとして計測するセンサ11と、該センサ11からの計測パルス信号を基にコンクリート吐出量を演算するコントローラ12と、上記コントローラ12からの指令によりコンクリート吐出量のレベルに応じた数のランプを点灯させるように複数(本実施の形態では3つ)の表示ランプ13a,13b,13cを上下方向に並べて設けてなる点灯表示器13とを備え、点灯表示器13をホッパ3上に立てて設けた構成とする。
【0011】
上記コントローラ12は、センサ11からの1ストローク時間当りの計測パルス信号をカウントするタイマ回路14と、該タイマ回路14でカウントした値としてのパルス数を基に点灯表示器13で点灯表示させる表示ランプ数を判定して判定により選定した表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路15とを有する。
【0012】
コンクリートポンプ4を運転してコンクリートの打設作業を行うと、コンクリートポンプ4の1ストローク分の作動ストローク時間がセンサ11によりパルスとして計測され、その計測パルス信号がコントローラ12に送られる。コントローラ12では、先ず、タイマ回路14で計測パルス信号のパルス数がカウントされ、次に、そのパルス数を基に点灯表示器13で点灯表示させる表示ランプの数が判定される。この場合、たとえば、表1に示す如き判定条件を設定しておいて、コンクリートポンプ4の作動ストローク時間に応じて、コンクリート吐出量が多いときには点灯させるランプ13a,13b,13cの数が多くなるように(〇印:点灯、×印:消灯)設定しておくようにする。
【0013】
【表1】
したがって、今、1ストロークの時間が長く、たとえば、10秒以上のときは、コンクリート吐出量は少ないため、1つの表示ランプ13aしか点灯せず、又、1ストロークの時間が3秒以上10秒未満のときは、コンクリート吐出量はやや多くなるので、2つの表示ランプ13a,13bが点灯して表示することになる。1ストロークの時間が3秒未満のときは、多くのコンクリートが吐出されていることになるので、3つの表示ランプ13a,13b,13cがすべて点灯することになる。
【0014】
点灯表示器13は、ホッパ3の上方に設置されることから、ブーム5を伸ばしてコンクリートの打設中、機体から離れていても、目視により確認することができ、このため、オペレータは、点灯表示器13の表示ランプ13a,13b,13cの点灯を目視により容易に確認することができて、点灯しているランプの数により、コンクリート吐出量のレベルを容易に把握することができる。又、点灯表示器13は、ホッパ3にコンクリートを投入するアジテータ(ミキサー車)のオペレータも、目視により容易に確認することができて、どのくらいの吐出量でコンクリートを圧送しているのかがわかるようになることから、ホッパ3へのコンクリートの投入タイミングが計り易くなり、更に、コンクリート打設現場で働くその他の作業員も、コンクリートポンプ4がどの様な状態で運転されているかを、点灯表示器13の点灯しているランプの数により容易に知ることができるようになるので、作業性を向上させることができる。
【0015】
なお、上記実施の形態では、点灯表示器13に3つの表示ランプ13a,13b,13cを上下方向に配置した場合を示したが、表示ランプの数は3つ以上として、コンクリート吐出量のレベルに応じて点灯の数が変わるようにしてもよいこと、又、3つの表示ランプ13a,13b,13cを異なる色として、コンクリート吐出量の大中小に応じて色の異なる表示ランプが点灯するようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のコンクリートポンプ車のコンクリート吐出量表示装置によれば、コンクリートポンプ車に搭載されているホッパ内のコンクリートを吸入して吐出するよう作業するコンクリートポンプの1ストローク分の作動ストロークの時間をパルスとして計測するセンサと、該センサからの計測パルス信号のパルス数をタイマ回路でカウントして該タイマ回路でカウントしたパルス数を基に点灯表示させる表示ランプの数を判定し、上記カウントしたパルス数が少ないと多くの表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路を有するコントローラと、該コントローラからの指令により点灯表示させる表示ランプを複数設けてなる点灯表示器と、を備え、且つ上記点灯表示器を上記コンクリートポンプ車のホッパの上に設置した構成としてあるので、オペレータは機体から離れた位置でも表示ランプの点灯を目視により容易に確認することができて、点灯している表示ランプによりコンクリート吐出量を把握することができ、しかも、オペレータ以外の作業員も表示ランプを確認することができることからコンクリート打設の作業性を向上することができ、又、コントローラを、センサからの計測パルス信号のパルス数をタイマ回路でカウントして、該タイマ回路でカウントしたパルス数を基に点灯表示させる表示ランプの数を判定し、上記カウントしたパルス数が少ないと多くの表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路とを有する構成とすることにより、簡単な構成でコンクリート吐出量を正確に知ることができて有利となる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートポンプ車のコンクリート吐出量表示装置の実施の一形態を示す制御回路図である。
【図2】本発明のコンクリート吐出量表示装置を採用したコンクリートポンプ車の側面図である。
【図3】ブーム付コンクリートポンプ車の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
4 コンクリートポンプ
11 センサ
12 コントローラ
13 点灯表示器
13a,13b,13c 表示ランプ
14 タイマ回路
15 表示量判定回路
Claims (1)
- コンクリートポンプ車に搭載されているホッパ内のコンクリートを吸入して吐出するよう作業するコンクリートポンプの1ストローク分の作動ストロークの時間をパルスとして計測するセンサと、該センサからの計測パルス信号のパルス数をタイマ回路でカウントして該タイマ回路でカウントしたパルス数を基に点灯表示させる表示ランプの数を判定し、上記カウントしたパルス数が少ないと多くの表示ランプを点灯表示させる表示量判定回路を有するコントローラと、該コントローラからの指令により点灯表示させる表示ランプを複数設けてなる点灯表示器と、を備え、且つ上記点灯表示器を上記コンクリートポンプ車のホッパの上に設置した構成を有することを特徴とするコンクリートポンプ車のコンクリート吐出量表示装置。
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