JP4853112B2 - 二出力電源回路 - Google Patents
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トランジスタ技術2002年2月号、QC出版株式会社、平成14年2月1日発行
二出力電源回路は、直流安定化電源N1,N4を縦続接続し、直流安定化電源N1の出力電圧Vo1を第1の出力系統とし、直流安定化電源N4の出力電圧Vo2を第2の出力系統とする構成である。
直流安定化電源N1は電力変換回路N2及び制御回路N3で構成され、直流安定化電源N4は電力変換回路5及び制御回路N6で構成され、それぞれ制御回路N3,N6により出力電圧を安定化させている。
なお、R1,R2は2系統の出力がそれぞれ印加される負荷回路を示している。
二出力電源回路は直流安定化電源N1と直流非安定化電源(電力変換回路)N7を縦続接続し、直流安定化電源N1の出力電圧Vo1を第1の出力系統とし、直流非安定化電源N7の出力電圧Vo2を第2の出力系統とする構成である。
直流安定化電源N1は図3の場合と全く同じであるが、直流非安定化電源N7は電力変換回路N7のみで構成され、制御回路を有していない。
従って、図3の二出力電源回路は2系統のそれぞれに制御回路を具備しており、2系統の出力電圧を安定させているが、図4の二出力電源回路は直流非安定化電源N7が制御回路を具備していないので、第2の出力系統の出力電圧Vo2は安定化しない。
また、図4の二出力電源回路では、制御回路を具備していない出力系統の電圧が安定化されないため、出力電圧の精度が悪いという問題があった。
また、2系統の出力を共に安定化するため出力電圧の良好な精度も期待することができる。
二出力電源回路Nは、直流安定化電源N11を構成する前段の電力変換回路N12、制御回路N13及び後段の電力変換回路N14で構成されている。
前段の電力変換回路N12と後段の電力変換回路N14は縦続接続され、電力変換回路N12の出力電圧VO1を第1の出力系統とし、電力変換回路N14の出力電圧VO2を第2の出力系統としている。
制御回路N13は電力変換回路N12に接続して設けられ、入力端子T1に電力変換回路N14の出力電圧VO2を入力し、出力端子T2から出力を電力変換回路N12にフィードバックする。
電力変換回路N14は、例えばMOSFETのスイッチング素子Q2、ダイオードD2、インダクタL2、コンデンサC2及び定デューティ駆動信号器O1から成り、一般的な降圧形チョッパ方式のスイッチング電源の定デューティ駆動信号付き電力変換回路を構成している。
更に、負荷回路R1の他端はコンデンサC1の他端、ダイオードD1のアノード及び電源Eのマイナス端子に接続される。
更に、負荷回路R2の他端はコンデンサC2の他端ダイオードD2のアノード及び電源Eのマイナス端子に接続される。
スイッチング素子Q2のゲートは定デューティ駆動信号器O1の一端に接続され、定デューティ駆動信号器O1の他端はダイオードD2のアノードに接続されている。
インダクタL2とコンデンサC2の接続点は制御回路N13の入力T1に接続され、制御回路N13の出力端子T2はスイッチング素子Q1のゲートに接続されている。
制御回路N13は誤差増幅回路N15、パルス幅変調回路N16及び駆動回路N17で構成されているが、この構成自体はよく知られている。
制御回路N13の入力端子T1から入力された信号は誤差増幅回路N15に入力され、誤差増幅回路N15の出力はパルス幅変調回路N16に入力される。そして、パルス幅変調回路N16の出力は駆動回路N17に入力され、駆動回路N17の出力は出力端子T12から出力される。
前段の電力変換回路N12は電源Eから供給される直流電圧VI1を直流電圧VO1に変換する。即ち、電源Eから電力変換回路12に直流電圧VI1を供給すると、スイッチング素子Q1は制御回路N13の出力端子T2から出力される矩形波状の駆動信号によってスイッチング動作(導通、非導通の繰り返し操作)を行っているため、直流電圧は振幅VI1の矩形波状の電圧となる。そして、インダクタL1、コンデンサC1によって構成される平滑回路が矩形波状電圧を平滑することによって出力電圧VO1に変換し、負荷回路R1に電力を供給する。
Da=Ton1/(Ton1+Toff1)=Ton1/T1 (1)
VO1=VI1×Da=VI1×Ton1/T1 (2)
式(2)はスイッチング素子Q1の導通期間Ton1を変化させることにより、出力電圧VO1を可変に制御できることを示している。
入力電圧VI2を電力変換回路14に入力するとスイッチング素子Q2は定デューティ駆動信号器O1の矩形波状の駆動信号によってスイッチング動作を行っているため、入力電圧VI2は振幅VI2の矩形波状の電圧となる。そして、インダクタL2、コンデンサC2によって構成される平滑回路が矩形波状電圧を平滑することによって出力電圧VO2に変換し、負荷回路R2に電力を供給する。
Db=Ton2/(Ton2+Toff2)=Ton2/T2 (3)
VO2=VI2×Db=VI2×Ton2/T2 (4)
式(4)はスイッチング素子Q2の導通期間Ton2を固定とすることにより、出力電圧VO2は入力電圧VI2に比例した電圧になることを示している。
VO2=VI1×Ton1=T1×Ton2/T2 (5)
となり、スイッチング素子Q1の導通期間Ton1を変化させることによって出力電圧VO2を変化させることができる。即ち、出力電圧VO2をVO2の所望値との差分を補正するように導通期間Ton1を制御することによって出力電圧VO2を安定化することができる。
なお、このとき出力電圧VO1と出力電圧VO2は比例関係にあるため、導通期間Ton1を制御することによって出力電圧VO2を安定化できると言うことは、同時に出力VO1も安定化できることを示している。
出力電流IO1が増大してもスイッチング素子Q1(導通期間Ton1)は直接的に制御していないため出力電圧VO1が低下しようとする。しかし、このとき電力変換回路N14によって比例関係にある出力電圧VO2も低下しようとするため、これを検出した制御回路N13が出力電圧VO2の所望値との差分を補正しよう(出力電圧VO2を上昇させよう)と導通期間Ton1を制御する。その結果出力電圧VO2は上昇する。同時に出力電圧VO1も上昇し、VO1の所望値になる。なお、第1の出力系統である負荷回路R1が軽くなった場合、即ち、出力電流IO1が減少した場合は全く逆の動作を行う。
出力電流IO2が増大すると出力電圧VO2が低下しようとするが、これを検出した制御回路N13が出力電圧VO2の所望値との差分を補正しよう(出力電圧VO2を上昇させよう)と導通期間Ton1を制御する。この動作によって出力電圧VO2は低下せず、同時に電力変換回路N14によって比例関係にある出力電圧VO1も低下せずに安定状態を維持する。なお、第2の出力系統である負荷回路R2が軽くなった場合、即ち、出力電流IO2が減少した場合は全く逆の動作を行う。
いずれにしてもここで重要なのは、出力電圧VO2がVO2の所望値になったときに、出力電圧VO1もVO1の所望値になるようにスイッチング素子Q2のデューティDbを設定しておくことである。即ち、デューティDb=VO2(の所望値)/VO1(の所望値)とすることである。
また、2系統の出力を共に安定化するため、出力電圧の良好な精度も期待することができる。
更に、制御回路についてパルス幅変調方式を示したが、周波数変調方式にも適用できることは勿論である。
N11 直流安定化電源
N12 電力変換回路
N13 制御回路
N14 定デューティ駆動信号付き電力変換回路
N15 誤差増幅回路
N16 パルス幅変調回路
N17 駆動回路
E 入力電源
Q1,Q2 スイッチング素子
D1,D2 ダイオード
L1,L2 インダクタ
C1,C2 コンデンサ
O1 定デューティ駆動信号器
R1,R2 負荷回路
T1 入力端子
T2 出力端子
Claims (4)
- 電力供給源が前段の電力変換回路に接続され、前記前段の電力変換回路の出力電圧が後段の電力変換回路の入力電圧となるように縦続接続された2つの電力変換回路を具備し、前記前段の電力変換回路の出力電圧を第1の出力系統とし、前記後段の電力変換回路の出力電圧を第2の出力系統とする二出力電源回路であって、
前記前段の電力変換回路に制御回路を設け、前記制御回路は前記後段の電力変換回路の出力電圧を検出し、予め定めた出力電圧の所望値との差分を補正するように電力変換し、前記後段の電力変換回路は前記前段の電力変換回路の出力電圧に比例する電圧を出力するように電力変換することを特徴とする二出力電源回路。 - 前記後段の電力変換回路の出力電圧が前記制御回路の入力端子にフィードバックされることを特徴とする請求項1記載の二出力電源回路。
- 前記後段の電力変換回路の出力電圧が予め定めた所望値になるとき、前記前段の電力変換回路の出力電圧が予め定めた所望値になるように、前記後段の電力変換回路におけるスイッチング動作のデューティを設定することを特徴とする請求項1又は2記載の二出力電源回路。
- 前記デューティは前記後段の電力変換回路の出力電圧の所望値/前記前段の電力変換回路の出力電圧の所望値に設定されることを特徴とする請求項3記載の二出力電源回路。
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