JP4853061B2 - ドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドクターブレードの先端を研磨するためのドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法に関し、とりわけ、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができるとともにドクターブレードの幅方向における研磨状態を均一とすることができるドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法に関する。
従来より、グラビア印刷機等の印刷ユニットの版胴に付着した余剰トナー等を掻き取るために、ドクターブレードが当該印刷ユニットに設けられている。具体的には、位置固定されたドクターブレードの先端が版胴の表面に当接しており、版胴が回転することによりこの版胴の表面がドクターブレードの先端により摺擦され、このことにより版胴に付着した余剰トナー等が掻き落とされるようになっている。
このようなドクターブレードを用いた場合、印刷を長期間行ったときには当該ドクターブレードの先端が摩耗し、余剰トナー等の掻き取り性能が低下することとなる。このため、一定の期間印刷を行ったあとで、ドクターブレードの先端の研磨を行い、余剰トナー等の掻き取り性能の低下を抑制する必要がある。
ドクターブレードの先端の研磨を行う方法としては、例えば作業者がヤスリ等を用い、手動で研磨作業を行う方法が知られている。しかしながら、このような方法では作業者のスキルに依存してしまうこととなり、またドクターブレードの幅方向で研磨ムラが生じやすくなり、さらに長時間の研磨時間が必要となるという問題がある。ここで、ドクターブレードの幅方向において研磨状態にばらつきが生じると、版胴に対するドクターブレードの先端(刃先)の接触角度や接触面積が幅方向でばらつくこととなるため、幅方向において印刷面やコーティング面における品質にばらつき(濃度差、膜厚差等)が生じるおそれがある。
また、印刷ユニットの版胴自体をドクターブレードの先端の研磨のために用い、この版胴を空転させることにより当該版胴に当接するドクターブレードの先端を研磨する方法では、長時間の研磨時間を必要とし、また版胴の幅方向における絵柄面積が異なると幅方向でドクターブレードの先端の研磨量にばらつきが生じるという問題がある。
また、例えば特許文献1等に示すように、ドクターホルダーにより保持されたドクターブレードの先端を、ドクター研磨機を用いて研磨する方法が知られている。しかしながら、印刷時において、版胴に対してドクターブレードが押圧されることによりこのドクターブレードが撓むので、このような研磨方法では、ドクター研磨機を用いて研磨する際に得られる研磨面と印刷版胴面とが一致しにくくなる。このため、版胴の表面とドクターブレードとのなす接触角度や接触面積が経時的に変化し、印刷濃度も経時的に変化してしまうおそれがある。また、新規にドクター研磨機を製造する必要があるため、印刷ユニット全体の製造コストが大きくなってしまうという問題がある。
また、例えば特許文献2等に示すように、ドクターホルダーにより保持されたドクターブレードの先端を、サンドペーパーを用いて研磨する方法が知られている。しかしながら、このような方法ではサンドペーパーがドクターブレードの先端(刃先)だけではなく上下面も研磨することとなるため、ドクターブレードの先端が丸くなる。このことにより、ドクターブレードの研磨面と版胴の表面との接触領域が小さな状態で印刷が開始されることとなるため、版胴の表面とドクターブレードとのなす接触角度や接触面積が経時的に変化し、印刷濃度も経時的に変化してしまうおそれがある。
また、例えば特許文献3、4等に示すように、版胴の外周面の一部に形成された溝内に研磨部材を配設してドクターブレードの先端をこの研磨部材により研磨する方法や、版胴の外周面に凸形状の研磨部材を取り付けてドクターブレードの先端をこの研磨部材により研磨する方法が知られている。しかしながら、このような方法ではドクターブレードの先端は版胴の外周面および研磨部材という2つの高低差を有する部分により研磨されることとなり、ドクターブレードの先端には二種類の研磨面が形成されることとなる。このことにより、版胴の表面とドクターブレードとのなす接触角度や接触面積が経時的に変化し、印刷濃度も経時的に変化してしまうおそれがある。また、印刷ユニットにおいてドクターブレードの先端の研磨が行われるため、研磨作業により生じた摩耗粉がインキに混入し、印刷の品質不良を引き起こすという問題がある。
特開平7−81045号公報 特開平4−372350号公報 特開平9−141824号公報 特開平10−151723号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、研磨により生じる摩耗粉が印刷ユニットにおけるインキに混入することがなく、このため摩耗粉に起因する印刷の品質不良の発生を抑止することができ、また、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができ、さらに、ドクターブレードの幅方向における研磨状態を均一とすることができるドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法を提供することを目的とする。
本発明は、ドクターブレードを有するドクターユニットを保持するためのドクターユニット保持部と、前記ドクターユニット保持部の近傍に回転自在に配置され、このドクターユニット保持部により保持されるドクターユニットのドクターブレードの先端を研磨するための円筒形の研磨部と、前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの位置を調整する位置調整部と、前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの押圧力を調整する押圧力調整部と、前記ドクターユニットを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるためのドクターユニット揺動部と、を備え、前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレード研磨装置である。
また、本発明は、ドクターブレードを有するドクターユニットをドクターユニット保持部により保持させる工程と、回転自在である円筒形の研磨部の表面に前記ドクターユニットのドクターブレードの先端を当接させる工程と、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程と、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程と、前記ドクターブレードを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させながら前記研磨部を回転させることによりドクターブレードの先端を研磨する工程と、を備え、前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレードの研磨方法である。
このようなドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法によれば、ドクターブレードが据え付けられるべき印刷ユニットの外部でドクターブレードの先端の研磨を行うことができるので、この研磨により生じる摩耗粉が印刷ユニットにおけるインキに混入することがなく、このことにより摩耗粉に起因する印刷の品質不良の発生を抑止することができる。また、研磨部の表面に対するドクターブレードの位置および押圧力を調整することができるので、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレードの当接条件、すなわち版胴に対するドクターブレードの接触角度や接触面積、押圧力等を、円筒形の研磨部に対するドクターブレードの当接条件と合致させることが容易となり、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができるようになる。さらに、ドクターブレードを揺動させながら研磨部によりこのドクターブレードの先端の研磨を行うことにより、ドクターブレードの幅方向における研磨状態を均一とすることができる。
また、例えば一の研磨部分の表面が欠けたときはその部分のみを交換することにより、研磨部の保守コストを低減させることができ、また、研磨部を複数の研磨部分に分割することにより、研磨されるべきドクターブレードの幅が大きくなった場合であっても、研磨部分を追加することにより対応することができる。
本発明のドクターブレード研磨装置においては、前記研磨部は砥石からなることが好ましい。
本発明のドクターブレード研磨装置においては、前記研磨部の軸方向長さは、前記ドクターユニットのドクターブレードの幅方向長さよりも小さくなっていることが好ましい。
このようなドクターブレード研磨装置によれば、研磨部の両端部分が研磨を行わずに残るという事態が発生することを防止することができる。
本発明のドクターブレード研磨装置においては、前記位置調整部は、前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの接触角度を調整することが好ましい。また、この位置調整部は、前記研磨部の表面に向かう方向において前記ドクターユニットを進退させることが好ましい。
本発明のドクターブレード研磨装置においては、前記押圧力調整部は、前記ドクターユニット保持部に取り付けられたピストン部材からなることが好ましい。また、ドクターユニット揺動部は、前記ドクターユニット保持部を前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるようになっていることが好ましい。
本発明のドクターブレードの研磨方法においては、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程において、前記ドクターユニットが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの接触角度と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの接触角度を設定することが好ましい。
このようなドクターブレードの研磨方法によれば、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレードの当接条件を、より確実に、円筒形の研磨部に対するドクターブレードの当接条件と合致させることができるようになる。
本発明のドクターブレードの研磨方法においては、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程において、前記ドクターブレードが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの押圧力と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を設定することが好ましい。
このようなドクターブレードの研磨方法によれば、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレードの当接条件を、より確実に、円筒形の研磨部に対するドクターブレードの当接条件と合致させることができるようになる。
本発明のドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法によれば、研磨により生じる摩耗粉が印刷ユニットにおけるインキに混入することがなく、このため摩耗粉に起因する印刷の品質不良の発生を抑止することができ、また、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができ、さらに、ドクターブレードの幅方向における研磨状態を均一とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図10は、本発明によるドクターブレード研磨装置の一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本実施の形態のドクターブレード研磨装置の構成を示す側面図であり、図2は、図1のドクターブレード研磨装置の正面図である。また、図3は、図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部および研磨部の構成を示す概略斜視図であり、図4は、図3のドクターユニット保持部および研磨部の上面図であり、図5は、図4のA−Aライン矢視による側断面図である。また、図6は、図1の研磨部の構成の詳細を示す斜視図であり、図7は、図6の研磨部における複数の円筒形の研磨部分を示す説明用斜視図であり、図8は、図6の研磨部における軸部分の構成を示す説明用斜視図であり、図9は、図8の軸部分に図7の複数の研磨部分を嵌め込んだときの構成を示す説明用斜視図である。また、図10は、図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部の上面図である。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態のドクターブレード研磨装置は、ドクターブレード2を有するドクターユニット1を保持するためのドクターユニット保持部10と、ドクターユニット保持部10の近傍に回転自在に配置された円筒形の研磨部20と、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置を調整する位置調整部30と、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整する押圧力調整部40と、ドクターユニット1を研磨部20の軸方向に沿って揺動させるためのドクターユニット揺動部50とを備えている。
以下、このような構成からなるドクターブレード研磨装置の各構成要素の詳細について説明する。
図4および図5に示すように、ドクターユニット1は、ドクターブレード2と、このドクターブレード2を挟持する一対の平板状の当て板3、4(図5における上当て板3および下当て板4)とから構成されている。ドクターブレード2は、グラビア印刷機等の印刷ユニット(図示せず)における版胴の表面を摺擦してこの版胴に付着した余剰インキ等を掻き落とすために使用される。
ドクターユニット保持部10は、前述のドクターユニット1を保持するためのものであり、図4および図5に示すように、ドクターユニット1を挟持する一対の平板状のドクターホルダー11、12(図5における上部ドクターホルダー11および下部ドクターホルダー12)と、前記一対のドクターホルダー11、12を締結する締結ネジ13と、一対のドクターホルダー11、12の組合せ体が載置されるドクター架台14とを有している。
研磨部20は、図6に示すように、軸部分22と、円筒形の砥石からなる複数の研磨部分21と、複数の研磨部分21の組合せ体の両端に配設され、この研磨部分21の組合せ体の位置決めを行う一対の円筒形のストッパ23と、研磨部分21の組合せ体における当該研磨部分21の数を調整するための一対の幅調整用リング24とを有している。この研磨部20は、前述のドクターユニット保持部10により保持されるドクターユニット1のドクターブレード2の先端を研磨するために用いられる。図2に示すように、研磨部20は回転駆動モータ28に連結されており、この回転駆動モータ28により回転させられるようになっている。このような研磨部20の各構成要素について更に詳細に説明する。
研磨部分21は、図7に示すように、円筒形の砥石から構成されている。研磨部20においてこのような研磨部分21は複数設けられており、軸方向に沿って連結されるようになっている。各研磨部分21の軸方向における幅の大きさ(図7の矢印B部分の大きさ)は100mm以下となっていることが好ましい。
このように複数の円筒形の研磨部分21が軸方向に沿って連結されて研磨部20が構成されていることにより、例えば一の研磨部分21の砥石が欠けたときはその部分のみを交換することにより、研磨部20の保守コストを低減させることができる。また、研磨部20を複数の研磨部分21に分割することにより、研磨されるべきドクターブレード2の幅が大きくなった場合であっても、研磨部分21を追加することにより対応することができるようになる。
ここで、研磨部20における研磨部分21の個数は、この研磨部分21の組合せ体の軸方向長さがドクターブレード2の幅方向長さよりも小さくなるよう設定されている。このことにより、研磨部分21の組合せ体の両端部分が研磨を行わずに残るという事態が発生することを防止することができる。
軸部分22は、図8に示すように、複数の円筒形の研磨部分21が嵌め込まれる中央軸部分22aと、この中央軸部分22aの両端に連結され、当該中央軸部分22aよりも直径が小さな両端軸部分22bとから構成されている。各両端軸部分22bにおける中央軸部分22aの近傍領域にはネジ切り22cが形成されている。
一対の円筒形のストッパ23は、図9に示すように、軸部分22における両端軸部分22bに嵌め込まれるようになっている。この円筒形のストッパ23の中空部分における内周面には両端軸部分22bのネジ切り22cに対応するネジ切りが形成されており、両方のネジ切りが適合することにより各ストッパ23は両端軸部分22bに嵌合するようになっている。図9に示すように、一対のストッパ23により複数の研磨部分21の組合せ体が挟まれることにより、この研磨部分21の組合せ体の位置固定が行われる。
一対の幅調整用リング24は、図6に示すように、それぞれ円筒形のストッパ23の外側に嵌め込まれるようになっている。これらの幅調整用リング24は、研磨部分21の組合せ体における当該研磨部分21の個数を調整するために使用される。このような幅調整用リング24が設けられていることにより、研磨部分21の個数を自在に変化することができるようになっている。
位置調整部30は、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置を調整するものであり、具体的にはドクターユニット1を保持するドクターユニット保持部10自体の位置を調整することができるよう構成されている。
図1に示すように、ドクターユニット保持部10は円筒形の研磨部20に対してほぼ鉛直方向(図1の矢印C方向)に進退するようになっている。位置調整部30は、ドクターユニット保持部10を図1の上下方向に往復移動させる上下動作用ギア31と、操作者がドクターユニット保持部10の上下運動を操作するための操作ハンドル32とを有している。操作者が操作ハンドル32を回転させることにより上下動作用ギア31が駆動され、この上下動作用ギア31によってドクターユニット保持部10が上方向または下方向に移動させられるようになっている。図1に示すような状態でドクターユニット保持部10を下方向に移動させることにより、このドクターユニット保持部10により保持されたドクターユニット1におけるドクターブレード2の先端を円筒形の研磨部20の表面に当接させることができるようになる。
また、位置調整部30は、円筒形の研磨部20に対してドクターユニット保持部10を旋回移動させるための操作ハンドル33を更に有しており、操作者が操作ハンドル33を回転させることによりドクターブレード2の研磨部20に対する更なる位置調整を行うことができるようになっている。
このように、位置調整部30は、操作ハンドル32、33を操作することにより円筒形の研磨部20に対するドクターユニット保持部10の位置調整を自在に行うことができるよう構成されており、このため、この研磨部20の表面に対するドクターブレード2の接触角度を調整することができるようになっている。この際に、位置調整部30は、ドクターユニット1が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の接触角度と略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の接触角度を調整することができるようになっていることが好ましい。
また、位置調整部30は、図4および図5に示すように、ドクター架台14上に設けられ下部ドクターホルダー12の研磨部20に対する進退方向の位置調整を行う進退調整部材34と、この進退調整部材34の操作を行うための操作ハンドル35とを有している。図5に示すように、進退調整部材34は、下部ドクターホルダー12の後端面に連結されている。操作者が操作ハンドル35を回転させることにより進退調整部材34が研磨部20に向かってあるいは研磨部20から遠ざかるよう移動させられ、この進退調整部材34に取り付けられた下部ドクターホルダー12が研磨部20に対して進退運動を行うようになっている。このため、進退調整部材34および操作ハンドル35によって、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の先端のより細かな位置合わせを行うことができるようになっている。
押圧力調整部40は、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整するためのものである。具体的には、図10に示すように、押圧力調整部40は、エアーシリンダ等のピストン部材41から構成されている。このピストン部材41は、ドクターユニット保持部10に連結されており、当該ドクターブレード保持部10を研磨部20に向かって押圧するようになっている。このようなピストン部材41により、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整することができる。この際に、ピストン部材41は、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の押圧力と略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整することができるようになっていることが好ましい。
ドクターユニット揺動部50は、ドクターユニット1を研磨部20の軸方向に沿って揺動(往復動)させるためのものである。図3および図4に示すように、ドクターユニット揺動部50はドクターユニット保持部10に連結されており、このドクターユニット保持部10自体を研磨部20の軸方向に沿って往復動させることができるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。具体的には、上述のドクターブレード研磨装置によるドクターブレード2の先端の研磨方法について説明する。
まず、ドクターブレード2を有するドクターユニット1を、グラビア印刷機等の印刷ユニットから取り外す。次に、このドクターユニット1を本実施の形態のドクターブレード研磨装置に据え付ける。具体的には、ドクターユニット1をドクターブレード保持部10の上部ドクターホルダー11と下部ドクターホルダー12との間で挟持させる。そして、締結ネジ13により上部ドクターホルダー11および下部ドクターホルダー12を締結することによりドクターユニット1をドクターユニット保持部10に保持させる。この際に、上部ドクターホルダー11および下部ドクターホルダー12の組合せ体は、ドクター架台14上で摺動自在に載置されている。
次に、位置調整部30を用いて、円筒形の研磨部20の表面に、ドクターユニット1のドクターブレード2の先端を当接させる。具体的には、まず操作ハンドル33を操作することにより、円筒形の研磨部20に対してドクターユニット保持部10を旋回移動させる。次に、操作ハンドル32を操作することにより上下動作用ギア31を駆動させ、この上下動作用ギア31によってドクターユニット保持部10を図1の下方向に移動させる。このようにして、ドクターユニット保持部10により保持されたドクターユニット1におけるドクターブレード2の先端を円筒形の研磨部20の表面に当接させる。
研磨部20の表面に対するドクターブレード2の先端の位置合わせをより精度良く行うために、操作ハンドル32、33により研磨部20に対するドクターユニット保持部10のおおまかな位置合わせを行った後、進退調整部材34および操作ハンドル35によりドクターブレード2の研磨部20に対する微細な位置合わせを行う。具体的には、操作ハンドル35を回転させることにより進退調整部材34が研磨部20に向かってあるいは研磨部20から遠ざかるようわずかな距離だけ移動させられ、この進退調整部材34に取り付けられた下部ドクターホルダー12が研磨部20に対してわずかな距離だけ進退運動を行う。このようにして、上部ドクターホルダー11および下部ドクターホルダー12に挟持されたドクターユニット1のドクターブレード2をわずかな距離だけ研磨部20に向かってあるいは研磨部20から遠ざかるよう移動させることができる。
なお、位置調整部30を用いて研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置を調整する際に、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の接触角度と略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の接触角度が設定される。
次に、押圧力調整部40を用いて、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整する。具体的には、ピストン部材41が、このピストン部材41に連結されたドクターブレード保持部10を研磨部20に向かって押圧し、このことにより研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整する。
なお、押圧力調整部40を用いて研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整する際に、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の押圧力と略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力が設定される。
最後に、研磨部20によりドクターブレード2の先端の研磨を行う。具体的には、位置調整部30および押圧力調整部40により研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置および押圧力が調整された状態で、回転駆動モータ28によって研磨部20を回転させることによりドクターブレード2の先端がこの研磨部20によって研磨される。このようなドクターブレード2の先端の研磨を行う際に、ドクターユニット揺動部50がドクターユニット保持部10を研磨部20の軸方向に沿って(図3の矢印方向に)揺動させる。このことにより、ドクターブレード2は、研磨部20により研磨される際に図3の左右方向に往復動するようになる。ドクターユニット揺動部50がドクターブレード2を揺動させながら研磨部20によりドクターブレード2の先端の研磨を行うことによって、研磨部20の各研磨部分21の間に継ぎ目部分25が形成されている場合であっても、この継ぎ目部分25の影響を受けることなくドクターブレード2の幅方向における研磨状態を均一とすることができる。
以上のように本実施の形態のドクターブレード研磨装置および研磨方法によれば、ドクターブレード2の先端を研磨するための回転自在の円筒形の研磨部20が設けられており、位置調整部30により研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置を調整するとともに押圧力調整部40により研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整するようになっており、しかもドクターユニット1を研磨部20の軸方向に沿って揺動させながらドクターブレード2の先端の研磨を行っている。このため、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットの外部でドクターブレード2の先端の研磨を行うことができるので、この研磨により生じる摩耗粉が印刷ユニットにおけるインキに混入することがなく、このことにより摩耗粉に起因する印刷の品質不良の発生を抑止することができる。また、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置および押圧力を調整することができるので、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレード2の当接条件、すなわち版胴に対するドクターブレード2の接触角度や接触面積、押圧力等を、円筒形の研磨部20に対するドクターブレード2の当接条件と合致させることが容易となり、ドクターブレード2の先端の研磨を精度良く行うことができるようになる。さらに、ドクターブレード2を揺動させながら研磨部20によりこのドクターブレード2の先端の研磨を行うことにより、ドクターブレード2の幅方向における研磨状態を均一とすることができる。
また、研磨部20は複数の円筒形の研磨部分21が軸方向に沿って連結されて構成されているので、例えば一の研磨部分21の砥石が欠けたときはその部分のみを交換することにより、研磨部20の保守コストを低減させることができ、また、研磨部20を複数の研磨部分21に分割することにより、研磨されるべきドクターブレード2の幅が大きくなった場合であっても、研磨部分21を追加することにより対応することができる。
また、研磨部20の軸方向長さは、ドクターユニット1のドクターブレード2の幅方向長さよりも小さくなっているので、研磨部20の両端部分が研磨を行わないという事態が発生することを防止することができる。
また、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の位置を調整する工程において、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の接触角度を略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の接触角度を設定することにより、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレード2の当接条件を、より確実に、円筒形の研磨部20に対するドクターブレード2の当接条件と合致させることができるようになる。
同様に、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を調整する工程において、ドクターブレード2が据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレード2の押圧力と略同一となるよう、研磨部20の表面に対するドクターブレード2の押圧力を設定することにより、印刷ユニットの版胴に対するドクターブレード2の当接条件を、より確実に、円筒形の研磨部20に対するドクターブレード2の当接条件と合致させることができるようになる。
本実施の形態のドクターブレード研磨装置の構成を示す側面図である。 図1のドクターブレード研磨装置の正面図である。 図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部および研磨部の構成を示す概略斜視図である。 図3のドクターユニット保持部および研磨部の上面図である。 図4のA−Aライン矢視による側断面図である。 図1の研磨部の構成の詳細を示す斜視図である。 図6の研磨部における複数の円筒形の研磨部分を示す説明用斜視図である。 図6の研磨部における軸部分の構成を示す説明用斜視図である。 図8の軸部分に図7の複数の研磨部分を嵌め込んだときの構成を示す説明用斜視図である。 図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部の上面図である。
符号の説明
1 ドクターユニット
2 ドクターブレード
3 上当て板
4 下当て板
10 ドクターユニット保持部
11 上部ドクターホルダー
12 下部ドクターホルダー
13 締結ネジ
14 ドクター架台
20 研磨部
21 研磨部分
22 軸部分
22a 中央軸部分
22b 両端軸部分
22c ネジ切り
23 ストッパ
24 幅調整用リング
25 継ぎ目部分
28 回転駆動モータ
30 位置調整部
31 上下動作用ギア
32 操作ハンドル
33 操作ハンドル
34 進退調整部材
35 操作ハンドル
40 押圧力調整部
41 ピストン部材
50 ドクターユニット揺動部

Claims (10)

  1. ドクターブレードを有するドクターユニットを保持するためのドクターユニット保持部と、
    前記ドクターユニット保持部の近傍に回転自在に配置され、このドクターユニット保持部により保持されるドクターユニットのドクターブレードの先端を研磨するための円筒形の研磨部と、
    前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの位置を調整する位置調整部と、
    前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの押圧力を調整する押圧力調整部と、
    前記ドクターユニットを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるためのドクターユニット揺動部と、
    を備え
    前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレード研磨装置。
  2. 前記研磨部は砥石からなることを特徴とする請求項1記載のドクターブレード研磨装置。
  3. 前記研磨部の軸方向長さは、前記ドクターユニットのドクターブレードの幅方向長さよりも小さくなっていることを特徴とする請求項1または2記載のドクターブレード研磨装置。
  4. 前記位置調整部は、前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの接触角度を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
  5. 前記位置調整部は、前記研磨部の表面に向かう方向において前記ドクターユニットを進退させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
  6. 前記押圧力調整部は、前記ドクターユニット保持部に取り付けられたピストン部材からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
  7. 前記ドクターユニット揺動部は、前記ドクターユニット保持部を前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
  8. ドクターブレードを有するドクターユニットをドクターユニット保持部により保持させる工程と、
    回転自在である円筒形の研磨部の表面に前記ドクターユニットのドクターブレードの先端を当接させる工程と、
    前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程と、
    前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程と、
    前記ドクターブレードを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させながら前記研磨部を回転させることによりドクターブレードの先端を研磨する工程と、
    を備え
    前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレードの研磨方法。
  9. 前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程において、前記ドクターユニットが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの接触角度と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの接触角度を設定することを特徴とする請求項8記載のドクターブレードの研磨方法。
  10. 前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程において、前記ドクターブレードが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの押圧力と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を設定することを特徴とする請求項8または9記載のドクターブレードの研磨方法。
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