JP4853061B2 - ドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、ドクターブレードを有するドクターユニットをドクターユニット保持部により保持させる工程と、回転自在である円筒形の研磨部の表面に前記ドクターユニットのドクターブレードの先端を当接させる工程と、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程と、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程と、前記ドクターブレードを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させながら前記研磨部を回転させることによりドクターブレードの先端を研磨する工程と、を備え、前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレードの研磨方法である。
また、例えば一の研磨部分の表面が欠けたときはその部分のみを交換することにより、研磨部の保守コストを低減させることができ、また、研磨部を複数の研磨部分に分割することにより、研磨されるべきドクターブレードの幅が大きくなった場合であっても、研磨部分を追加することにより対応することができる。
このうち、図1は、本実施の形態のドクターブレード研磨装置の構成を示す側面図であり、図2は、図1のドクターブレード研磨装置の正面図である。また、図3は、図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部および研磨部の構成を示す概略斜視図であり、図4は、図3のドクターユニット保持部および研磨部の上面図であり、図5は、図4のA−Aライン矢視による側断面図である。また、図6は、図1の研磨部の構成の詳細を示す斜視図であり、図7は、図6の研磨部における複数の円筒形の研磨部分を示す説明用斜視図であり、図8は、図6の研磨部における軸部分の構成を示す説明用斜視図であり、図9は、図8の軸部分に図7の複数の研磨部分を嵌め込んだときの構成を示す説明用斜視図である。また、図10は、図1のドクターブレード研磨装置におけるドクターユニット保持部の上面図である。
以下、このような構成からなるドクターブレード研磨装置の各構成要素の詳細について説明する。
このように複数の円筒形の研磨部分21が軸方向に沿って連結されて研磨部20が構成されていることにより、例えば一の研磨部分21の砥石が欠けたときはその部分のみを交換することにより、研磨部20の保守コストを低減させることができる。また、研磨部20を複数の研磨部分21に分割することにより、研磨されるべきドクターブレード2の幅が大きくなった場合であっても、研磨部分21を追加することにより対応することができるようになる。
ここで、研磨部20における研磨部分21の個数は、この研磨部分21の組合せ体の軸方向長さがドクターブレード2の幅方向長さよりも小さくなるよう設定されている。このことにより、研磨部分21の組合せ体の両端部分が研磨を行わずに残るという事態が発生することを防止することができる。
2 ドクターブレード
3 上当て板
4 下当て板
10 ドクターユニット保持部
11 上部ドクターホルダー
12 下部ドクターホルダー
13 締結ネジ
14 ドクター架台
20 研磨部
21 研磨部分
22 軸部分
22a 中央軸部分
22b 両端軸部分
22c ネジ切り
23 ストッパ
24 幅調整用リング
25 継ぎ目部分
28 回転駆動モータ
30 位置調整部
31 上下動作用ギア
32 操作ハンドル
33 操作ハンドル
34 進退調整部材
35 操作ハンドル
40 押圧力調整部
41 ピストン部材
50 ドクターユニット揺動部
Claims (10)
- ドクターブレードを有するドクターユニットを保持するためのドクターユニット保持部と、
前記ドクターユニット保持部の近傍に回転自在に配置され、このドクターユニット保持部により保持されるドクターユニットのドクターブレードの先端を研磨するための円筒形の研磨部と、
前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの位置を調整する位置調整部と、
前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの押圧力を調整する押圧力調整部と、
前記ドクターユニットを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるためのドクターユニット揺動部と、
を備え、
前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレード研磨装置。 - 前記研磨部は砥石からなることを特徴とする請求項1記載のドクターブレード研磨装置。
- 前記研磨部の軸方向長さは、前記ドクターユニットのドクターブレードの幅方向長さよりも小さくなっていることを特徴とする請求項1または2記載のドクターブレード研磨装置。
- 前記位置調整部は、前記研磨部の表面に対する前記ドクターブレードの接触角度を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
- 前記位置調整部は、前記研磨部の表面に向かう方向において前記ドクターユニットを進退させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
- 前記押圧力調整部は、前記ドクターユニット保持部に取り付けられたピストン部材からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
- 前記ドクターユニット揺動部は、前記ドクターユニット保持部を前記研磨部の軸方向に沿って揺動させるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のドクターブレード研磨装置。
- ドクターブレードを有するドクターユニットをドクターユニット保持部により保持させる工程と、
回転自在である円筒形の研磨部の表面に前記ドクターユニットのドクターブレードの先端を当接させる工程と、
前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程と、
前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程と、
前記ドクターブレードを前記研磨部の軸方向に沿って揺動させながら前記研磨部を回転させることによりドクターブレードの先端を研磨する工程と、
を備え、
前記研磨部は、複数の円筒形の研磨部分が軸方向に沿って連結されて構成されていることを特徴とするドクターブレードの研磨方法。 - 前記研磨部の表面に対するドクターブレードの位置を調整する工程において、前記ドクターユニットが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの接触角度と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの接触角度を設定することを特徴とする請求項8記載のドクターブレードの研磨方法。
- 前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を調整する工程において、前記ドクターブレードが据え付けられるべき印刷ユニットにおける版胴の表面に対するドクターブレードの押圧力と略同一となるよう、前記研磨部の表面に対するドクターブレードの押圧力を設定することを特徴とする請求項8または9記載のドクターブレードの研磨方法。
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