JP4852858B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解質を用いた固体酸化物形燃料電池(SOFC)に関する。
従来から、固体酸化物形燃料電池のセルデザインとして、平板型、円筒型などが提案されている。
平板型セルは、板状の固体電解質の一方面に燃料極を他方面に空気極をそれぞれ配置したものであり、こうして形成されたセルはセパレーターを介して複数個積層された状態で使用される。セパレーターは各セルに供給される燃料ガスと酸化剤ガスとを完全に分離する役割を果たしており、各セルとセパレーターとの間にはガスシールが施されている(例えば、特許文献1)。
一方、円筒型セルは、円筒形の固体電解質の外周面に燃料極(又は空気極)を内周面に空気極(又は燃料極)をそれぞれ配置したものであり、円筒縦縞型、円筒横縞型などが提案されている(例えば、特許文献2)。
これら平板型セル及び円筒型セルのいずれも、性能を向上させるためには固体電解質を薄膜化することによる内部抵抗の低減が必要となるが、固体電解質が薄すぎると振動や熱サイクルなどに対して脆弱化してしまい、耐振性や耐久性が低下するという問題があった。
このため、上述した平板型、円筒型に代わる燃料電池として、燃料極及び空気極を固体電解質からなる基板の同一面上に配置し、燃料ガスおよび酸化剤ガスの混合ガスを供給することにより発電が可能な非隔膜式固体酸化物形燃料電池が提案されている(例えば、特許文献3)。この燃料電池によれば、燃料ガスと酸化剤ガスとを分離する必要がないため、セパレーター及びガスシールが不要となり、構造及び製造工程の大幅な簡略化を図ることができる。
また、このような非隔膜式固体酸化物形燃料電池では、酸素イオンの伝導が主に固体電解質の表層付近で起こると考えられるため、燃料極と空気極との距離を固体電解質の同一面上にて近づけることにより、電池性能が向上する。したがって、固体電解質の厚みを必要以上に薄膜化する必要がなく、電池性能を維持したまま固体電解質の脆弱性を改善することが可能となる。
特開平5−3045号公報(第1頁、第6図) 特開平5−94830号公報(第1頁、第1図) 特開平8−264195号公報(第2〜3頁、第1図)
上記非隔膜式固体酸化物形燃料電池では、空気極及び燃料極からなる電極の端部に集電部を形成して集電を行うが、電解質と燃料極との界面で発生した電子(e)は、燃料極内を移動し、その端部に形成された集電部で集電される。そして、その電子(e)は、外部電気回路を通った後、空気極と電解質との界面において空気極内の酸素と反応するために、端部に形成された集電部から空気極内を電解質との界面に向けて移動する。
このように電子(e)が燃料極内或いは空気極内を移動する際には、電極の内部抵抗により、電子伝導損失が発生することが知られている。
発電量を多くするには電極面積を増やす必要があるが、特許文献3に示されるように電極形状を櫛状に形成することによって集電部から反応点となる電解質との界面までの距離が長くなる部分(櫛状の櫛歯に相当する部分)が存在すると、電子伝導時の損失が大きくなり発電効率が低下するという問題がある。また、前記のような形状の電極は、印刷法により形成する場合に位置合わせ誤差が生じやすい。
上記問題を解決するため、本発明に係る固体酸化物形燃料電池は、基板と、前記基板上に間隔を空けて配置される複数の固体電解質と、前記各固体電解質の一方面上にそれぞれ配置され、該固体電解質の一方から他方へ帯状に延在する燃料極、及び前記燃料極と対を為して並行に延在する帯状の空気極からなる複数の電極対と、隣接する前記固体電解質上の前記電極対を導電接続し、当該電極対と並行に延在する帯状の複数のインターコネクタと、を備えている
前記燃料極、空気極、及びインターコネクタは、前記固体電解質の一方端部から他方端部にかけて横断するよう延在することが好ましい。
前記インターコネクタは、前記電極の側面及び/又は側面に導電接続されていることが好ましい。
直列接続された前記複数の電極対の中で両端に配置された前記電極に導電接続された集電部を更に有し、該集電部が、両端の前記電極と並行に延在することが望ましい。
前記燃料極或いは空気極において、当該燃料極及び空気極が並ぶ方向の幅は、約10〜約10μmであることが好ましい。
前記燃料極、空気極、及びインターコネクタは印刷により形成されていることが好ましく、また、前記固体電解質も印刷によって形成されていることが好ましい。
本発明によれば、集電及びインターコネクタの位置から電極の最も離れた端部までの電極長さを最小限に抑えることができ、電子伝導の損失を抑えることが可能であることから、性能向上が見込める。また、複雑なパタ−ン形状でないため、位置合わせが比較的容易に行え、セル作製工程における歩留まりも向上する。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の実施形態について、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、全図及び全実施形態を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
図1及び図2は、本発明に係る固体酸化物形燃料電池の好適な実施形態を示す平面図及び断面図である。固体酸化物形燃料電池1は、固体電解質2と、固体電解質2の一方面上に固体電解質2の一方から他方へ帯状に延在する複数の燃料極3と、固体電解質2の前記一方面上に前記複数の各燃料極3と対を為して並行に延在する帯状の複数の空気極4と、燃料極3及び空気極4からなる一対の電極の複数対を導電接続しその導電接続する電極と並行に延在する帯状のインターコネクタ5と、を有している。
固体電解質2は、支持基板6上に複数形成されている。固体電解質2は、平面視形状が矩形に形成されている。なお、支持基板6は、固体電解質2及び電極を、一時的に支持する場合と永続的に支持する場合とがある。一時的に支持する支持基板6は、例えば固体電解質2の焼結工程において焼失させ、或いは、焼結前に剥離するもの等がある。永続的に支持する支持基板6は、アルミナ等の絶縁性セラミック基板が使用され、固体電解質の焼結により固体電解質と強固に結合する。これらの支持基板6は、固体酸化物形燃料電池の用途等に応じて選択される。
燃料極3と空気極4とは、図示例において、交互に配置され、燃料極3及び空気極4からなる一対の電極は、インターコネクタ5により相互に直列接続されている。
燃料極3、空気極4、及びインターコネクタ5は、図1に示すように、固体電解質2の一方端部から他方端部にかけて横断するよう延在することが好ましい。
インターコネクタ5は、図2に示すように電極の側面から上面にかけて導電接続されているが、電極の側面のみや、若しくは、ワイヤーやメッシュ状のインターコネクタを用いて電極の上面のみに形成することもできる。
直列接続された電極の両端に位置する電極には、固体電解質2上に配置された集電部7が導電接続されている。集電部7は、両端の前記電極と並行に延在することが望ましい。なお、固体酸化物形燃料電池において、集電部7は、必ずしも予め固体電解質2上に形成されていなくて良く、後付部品を利用することもできる。
燃料極或いは空気極の幅W,Wは、内部抵抗による電子伝導損失を考慮すれば、約10〜約104μmであることが好ましい。
また、電池の内部抵抗を少なくするためには、一対の電極を構成する燃料極3と空気極4との間隙Gを、50〜1000μm程度とすることが好ましい。
図1及び図2に示す例では、一対の電極同士を直列接続した例を示したが、図3に外部回路と共に示すように、直列接続と並列接続とを組み合わせた配列パターンを採用することもできる。図4に、図3の回路図を示す。
また、図1及び図2に示す例では支持基板6上に複数の固体電解質を形成するとともに一つの固体電解質2上には一対の燃料極3及び空気極4のみを形成した例を示したが、図5及び図6に示すように、1つの固体電解質2上に燃料極3及び空気極4の対からなる電極対を複数形成し、固体電解質2が基板を兼ねる構成を採用することもできる。
固体電解質の材料としては、固体酸化物形燃料電池の固体電解質として公知のものを使用することができ、例えば、サマリウムやガドリニウム等をドープしたセリア系酸化物、ストロンチウムやマグネシウムをドープしたランタン・ガレード系酸化物、スカンジウムやイットリウムを含むジルコニア系酸化物などの酸素イオン伝導性セラミックス材料を用いることができる。
燃料極は、例えば、金属触媒と酸化物イオン導電体からなるセラミックス粉末材料との混合物を用いることができる。このとき用いられる金属触媒としては、ニッケル、鉄、コバルトや、貴金属(白金、ルテニウム、パラジウム等)等の還元性雰囲気中で安定で、水素酸化活性を有する材料を用いることができる。また、酸化物イオン導電体としては、蛍石型構造又はペロブスカイト型構造を有するものを好ましく用いることができる。蛍石型構造を有するものとしては、例えばサマリウムやガドリニウム等をドープしたセリア系酸化物、スカンジウムやイットリウムを含むジルコニア系酸化物などを挙げることができる。また、ペロブスカイト型構造を有するものとしてはストロンチウムやマグネシウムをドープしたランタン・ガレード系酸化物を挙げることができる。上記材料の中では、酸化物イオン導電体とニッケルとの混合物で、燃料極を形成することが好ましい。なお、酸化物イオン導電体からなるセラミックス材料とニッケルとの混合形態は、物理的な混合形態であってもよいし、ニッケルへの粉末修飾などの形態であってもよい。また、上述したセラミックス材料は、1種類を単独で、或いは2種類以上を混合して使用することができる。また、燃料極は、金属触媒を単体で用いて構成することもできる。
空気極を形成するセラミックス粉末材料としては、例えば、ペロブスカイト型構造等を有するCo,Fe,Ni,Cr又はMn等からなる金属酸化物を用いることができる。具体的には(Sm,Sr)CoO,(La,Sr)MnO,(La,Sr)CoO,(La,Sr)(Fe,Co)O,(La,Sr)(Fe,Co,Ni)Oなどの酸化物が挙げられ、好ましくは、(La,Sr)MnOである。上述したセラミックス材料は、1種を単独で、或いは2種以上を混合して使用することができる。
また、インターコネクタ及び集電部は、Pt,Au,Ag,Ni,Cu,SUS等の導電性金属、或いは金属系材料,又はLa(Cr,Mg)O,(La,Ca)CrO,(La,Sr)CrOなどのランタン・クロマイト系等の導電性セラミックス材料によって形成することができ、これらのうちの1種を単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
電解質、燃料極、空気極及びインターコネクタをセラミックス粉末材料から形成する場合、用いられる粉末の平均粒径は、好ましくは10nm〜100μmであり、さらに好ましくは50nm〜50μmであり、特に好ましくは100nm〜10μmである。なお、平均粒径は、例えば、JISZ8901にしたがって計測することができる。また、集電部及びインターコネクタは、導電性金属或いは金属系材料からなる、ワイヤー、フェルト、板状体、又はメッシュ状体等から形成されていてもよい。
上記燃料極及び空気極は、上述した材料を主成分として、さらにバインダー樹脂、有機溶媒などが適量加えられることにより形成される。より詳細には、上記主成分とバインダー樹脂との混合において、上記主成分が50〜95重量%となるように、バインダー樹脂等を加えることが好ましい。また、電解質も、上記燃料極及び空気極と同様に、上述した材料を主成分として、バインダー樹脂、有機溶媒などが適量加えられることにより形成されるが、上記主成分とバインダーとの混合において、上記主成分の割合が80重量%以上となるように混合されることが好ましい。さらに、インターコネクタも、上述した材料に上記添加物を加えることにより形成される。そして、これら空気極、燃料極及びインターコネクタの膜厚は焼結後に1μm〜500μmとなるように形成するが、10μm〜100μmとすることが好ましい。また、電解質の膜厚は、10〜5000μmであることが好ましく、50〜2000μmであることがさらに好ましい。
電解質、燃料極、空気極及びインターコネクタの形成方法として印刷法を用いることができ、例えばスクリーン印刷法やナイフコ−ト法、ドクターブレード法、スプレーコート、スピンコート等の印刷方法を用いることができる。尚、インターコネクタは前述したものも使用でき、電解質については、前述した材料からなる粉末を使用し、静水圧プレス等の粉末プレス成形法によて圧力を掛け成型したものを焼結、乾燥し製作したものを用いることもできる。
以下に実施例を掲げて、本発明をより一層明らかにする。
実施例1
実施例1として図1に示すような3個のセルが基板上に配置された固体酸化物形燃料電池を作成した。
支持基板には、8.5mm□で厚みが1mmのアルミナ系基板を使用した。
固体電解質材料としてGDC(Ce0.9Gd0.11.9)粉末(0.
05〜5μm、平均粒径0.5μm)を使用し、これにセルロース系バインダ−樹脂を少量混合し、95:5の重量比となる電解質ペーストを作製した。電解質ペーストの粘度は、溶剤にて希釈することでスクリーン印刷法に適した5×10mPa・s程度とした。
燃料極材料としてNiO粉末(粒径0.01〜10μm、平均粒径1μm)、SDC((Ce,Sm)O3)粉末(粒径0.01〜10μm、平均0.1μm)を重量比で7:3となるように混合した後、セルロース系バインダ−樹脂を混合し、燃料極ペーストを作製した。燃料極ペーストの粘度はスクリーン印刷に適した5×10mPa・sとした。
また、空気極材料としてSSC((Sm,Sr)CoO3)粉末(粒径0.1〜10μm、平均粒径3μm)を使用し、セルロース系バインダ−樹脂を混合し、空気極ペーストを作製した。空気極ペーストの粘度はスクリーン印刷に適した5×10mPa・sとした。
また、インターコネクタ用材料としては、Au粉末(粒径0.1〜5μm、平均粒径2.5μm)を使用し、これにセルロース系バインダ−樹脂を混合してインターコネクタ用ペーストを作製した。インターコネクタ用ペーストの粘度はスクリーン印刷に適した5×10mPa・sとした。
次に、6mm□のアルミナ基板上に上述した電解質ペーストをスクリーン印刷法によって塗布し、3つの矩形状の電解質を形成する。このとき、寸法1.5mm×5mmの3つの電解質が、0.5mmの隙間をあけて並ぶように、電解質ペーストをパターン印刷する。その後、130℃で15分間乾燥した後、1600℃で10時間焼結し、焼結後の厚みが200μmとなるように形成した。
また、次に、スクリーン印刷法によって、各固体電解質上に燃料極ペーストを塗布した。このとき、寸法1mm×5mm、塗布厚み50μmの矩形の燃料極が各固体電解質上に形成されるように、燃料極ペーストを塗布した。そして、130℃で15分間乾燥した後、1450℃で1時間焼結し、焼結後の厚みを30μmとした。続いて、上記各固体電解質の同一面上に、寸法1mm×5mm、塗布厚み50μmの矩形の空気極が各固体電解質上に形成されるように、空気極ペーストを塗布した。そして、130℃で15分間乾燥した後、1200℃で1時間焼結した。焼結後の厚みは30μmとした。
続いて、インターコネクタ用ペーストをスクリ−ン印刷法で燃料極および空気極の一部を覆うように塗布し、寸法0.9mm×5mm、厚み50μm、上記3個のセルを図1に示すように直列接続した電池を形成し、該電池の両端の電極に集電部を形成した。こうして、実施例に係る固体酸化物形燃料電池を製造した。
実施例2
また、実施例2として、電極の配置を入れ替えることにより、並列回路を含ませ、図3に示された固体酸化物形燃料電池を製作した。構成材料、製造条件は、実施例1と同じである。
参考例3
参考例3として図5,6に示すような3個のセルが固体電解質基板上に配置された固体酸化物形燃料電池を作成した。セルを形成する材料やペースト作製は実施例1と同じである。
次に、8.5mm□で厚み0.8mmのGDC基板を、GDC粉末を用いた粉末プレス成形法にて電解質を形成する。また、次に、スクリーン印刷法によって、各固体電解質上に燃料極ペーストを塗布した。このとき、寸法1mm×5mm、塗布厚み50μmの矩形の燃料極が各固体電解質上に形成されるように、燃料極ペーストを塗布した。そして、130℃で15分間乾燥した後、1450℃で1時間焼結し、焼結後の厚みを30μmとした。続いて、上記各固体電解質の同一面上に、寸法1mm×5mm、塗布厚み50μmの矩形の空気極が各固体電解質上に形成されるように、空気極ペーストを塗布した。そして、130℃で15分間乾燥した後、1200℃で1時間焼結した。焼結後の厚みは30μmとした。
続いて、インターコネクタ用ペーストをスクリ−ン印刷法で燃料極および空気極の一部を覆うように塗布し、寸法0.9mm×5mm、厚み50μm、上記3個のセルを図2に示すように直列接続して電池を形成し、該電池の両端の電極に集電部を形成した。こうして、参考例3に係る固体酸化物形燃料電池を製造した。
比較例
比較例1として図7及び図8に示すような3個のセルが基板上に配置された固体酸化物形燃料電池を作成する。
集電部の大きさは0.5mm×0.5mmとした。
こうして製造された実施例および比較例に対して、次のような評価実験を行った。すなわち、メタンと酸素が2:1の割合からなる混合ガスを800℃で導入し、電流−電圧特性の評価を行った。
その結果、比較例の出力密度は、130mW/cm2であるのに対して、実施例1、2では210mW/cm2参考例3では160mW/cm2であることが確認され、電池性能の向上が確認された。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の一実施形態を示す平面図である。 図1の固体酸化物形燃料電池のII−II線断面図である。 本発明に係る固体酸化物形燃料電池の変更態様を外部回路と共に示す平面図である。 図3の回路図である。 参考発明に係る固体酸化物形燃料電池の変更態様を示す平面図である。 図5に示す固体酸化物形燃料電池のVI−VI線断面図である。 固体酸化物形燃料電池の比較例を示す平面図である。 図7の固体酸化物形燃料電池のVIII−VIII線断面図である。
符号の説明
1 固体酸化物形燃料電池
2 固体電解質
3 燃料極
4 空気極
5 インターコネクタ
6 支持基板
7 集電部

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に間隔をあけて配置される複数の固体電解質と、
    前記各固体電解質の一方面上にそれぞれ配置され、該固体電解質の一方から他方へ帯状に延在する燃料極、及び前記燃料極と対を為して並行に延在する帯状の空気極からなる複数の電極対と、
    隣接する前記固体電解質間に配置されて隣接する前記電極対導電接続し、当該電極対と並行に延在する帯状の複数のインターコネクタと、
    を備えている、固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記燃料極、空気極、及びインターコネクタが、前記固体電解質の一方端部から他方端部にかけて横断するよう延在することを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記インターコネクタが、前記電極の側面に導電接続されていることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記インターコネクタが、前記電極の上面に導電接続されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 直列接続された前記複数の電極対の中で、両端の前記電極に導電接続された集電部を更に有し、該集電部が、両端の前記電極と並行に延在することを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記燃料極或いは空気極において、当該燃料極及び空気極が並ぶ方向の幅が、10〜10μmである、請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記燃料極、空気極、及びインターコネクタが印刷により形成されていることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 前記固体電解質が印刷形成されていることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
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