JP4431862B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関し、より詳しくは、主に燃料ガスと空気との混合が中において安定的に発電する燃料電池に関する。
従来より、燃料電池のセルデザインとして、平板型(スタック型)、円筒型(チューブ型)などが提案されている。
平板型セルは、板状の電解質の表面及び裏面に燃料極及び空気極をそれぞれ配置したものであり、こうして形成されたセルはセパレーターを介して複数個積層された状態で使用される。セパレーターは各セルに供給される燃料ガスと空気とを完全に分離する役割を果たしており、各セルとセパレーターとの間にはガスシールが施されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、この平板型セルでは、セルに対して圧力をかけてガスシールを施すため、セルが振動や熱サイクルなどに対して脆弱であるなどの欠点があり、実用化に大きな課題を有している。
一方、円筒型セルは、円筒形の電解質の外周面及び内周面に燃料極及び空気極をそれぞれ配置したものであり、円筒縦縞型、円筒横縞型などが提案されている(例えば、特許文献2)。ところが、円筒型セルは、ガスシール性に優れるという利点を有する一方、平板型セルに比べて構造が複雑であるため、製造プロセスが複雑になり、製造コストが高くなるという欠点がある。
さらに、次の問題もある。平板型セル及び円筒型セルのいずれも、性能を向上させるためには電解質の薄膜化が要求され、電解質材料のオーミック抵抗の低減が必要となるが、電解質が薄すぎると脆弱化してしまい、耐振性や耐久性が低下するという問題があった。
このため、上述した平板型、円筒型に代わる燃料電池として、燃料極及び空気極を固体電解質からなる基板の同一面上に配置し、燃料および空気の混合ガスを供給することにより電解質の表面付近にイオン伝導を生じさせて発電を行う非隔膜式固体酸化物形燃料電池が提案されている(例えば、特許文献3)。この燃料電池によれば、燃料ガスと空気とを分離する必要がないため、セパレーター及びガスシールが不要となり、構造及び製造工程の大幅な簡略化を図ることができる。
特開平5−3045号公報(第1頁、第6図) 特開平5−94830号公報(第1頁、第1図) 特開平8−264195号公報(第2−3頁、第1図)
上述した表面伝導型の燃料電池は、燃料と空気との混合気体により発電を行うため、燃料と空気とを分離してそれぞれ燃料極及び空気極に導く平板型と比較した場合、発電効率の向上が課題となる。従来においては、燃料極と空気極との間隔を狭めることで電池の内部抵抗を減少させて出力の向上を図っていたが、燃料極及び空気極間の狭小化には限界があり、性能向上の点でさらに改良の余地があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、良好な耐久性を維持しつつ、高い出力を得ることができる燃料電池構造の提供を目的とする。
本発明は、電解質、燃料極、及び空気極を有する単電池セルを少なくとも1つ備えた燃料電池であって、上記問題を解決するためになされたものであり、前記単電池セルを支持する基板を備えており、前記電解質が前記基板の一方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の一方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されており、前記燃料極及び空気極の前記基板表面からの高さが、いずれも前記電解質の前記基板表面からの高さよりも大きい
この構成によれば、電解質、燃料極及び空気極が基板に支持されているため、良好な耐久性を維持することができるとともに、電解質を狭幅化することで高い出力(electric power)を得ることができる。また、従来の燃料電池では、電解質の表層部におけるイオン伝導のみを利用して発電を行っていたが、本発明では電解質が燃料極と空気極との間に挟まれているため、電解質の表層部におけるイオン伝導に加え、電解質の内部を通るイオン伝導を利用することができ、この点からも高い出力得ることができる。さらに、燃料極及び空気極間以外には電解質を形成する必要がないので、製造コストの低減を図ることもできる。
また、燃料極及び空気極の基板表面からの高さが、いずれも電解質の基板表面からの高さよりも大きいので、電解質の表層付近におけるイオン伝導と電解質内でのイオン伝導との双方を良好なものとすることができる。
また、上記のように燃料極及び空気極の基板表面からの高さを電解質の基板表面からの高さより大きくした場合、電解質の上面に燃料極及び空気極の一部を離間した状態で形成することが好ましい。この構成によれば、電解質の上面に形成された燃料極及び空気極によって、電解質の上面付近のイオン伝導がさらに大きくなるため、より高い出力を得ることができる。
また、本発明は、電解質、燃料極、及び空気極を有する単電池セルを少なくとも1つ備えた燃料電池であって、前記単電池セルを支持する基板を備えており、前記電解質が前記基板の一方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の一方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されており、前記基板の他方面に配置され、電解質、燃料極及び空気極を有する少なくとも1つの単電池セルをさらに備え、当該単電池セルにおいては、前記電解質が前記基板の他方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の他方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されている。この構成によれば、同一基板上に上記構成の多数の単電池セルを形成できるため、燃料電池をコンパクトにしたままで、高い出力を得ることができる。
また、上記のように構成された単電池セルを基板上に複数個配置し、これらをインターコネクターで接続することもできる。これによって、同一基板上に多数の燃料極及び空気極を形成できるため、高い発電出力を得ることができる。このとき、複数の単電池セルは、直列または並列に接続することができ、或いは直列及び並列が混在した状態で接続することもできる。
特に、単電池セルを直列に接続した場合には次の効果を得ることができる。例えば、従来例では、一枚の電解質上に燃料極及び空気極からなる電極体を複数個配置しているため、これら電極体の間に存在する電解質によって起電力の相殺が発生するという問題があった。これに対して、本発明では、単電池セル内のみに電解質が存在し、隣り合う単電池セル間に電解質が存在しないため、複数の単電池セルを直列に接続しても、起電力の相殺の発生がなく、高い出力を得ることができる。
上記燃料電池において、電解質の燃料極及び空気極による挟持方向の幅は、10〜500μmであることが好ましい。これにより、高い出力を得ることができる。
本発明に係る燃料電池によれば、良好な耐久性を維持しつつ、高い出力を得ることが可能となる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る燃料電池を固体酸化物形燃料電池に適用した場合の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池の断面図(a)及び平面図(b)である。
図1に示すように、この燃料電池は、電解質3、燃料極5、及び空気極7を有する1個の単電池セルCを備え、この単電池セルCが基板1上に支持されている。
単電池セルCは、次のように構成されている。まず、電解質3は、基板1の上面(一方面)に帯状に形成されており、この電解質3を挟んでその両側には帯状の燃料極5及び空気極7がそれぞれ隣接配置されている。燃料極3及び空気極5の基板1表面からの高さは、それぞれ電解質3の基板1表面の高さよりも大きいことが好ましい。これは、電解質3の表層付近におけるイオン伝導性と電解質3内でのイオン伝導性との双方を良好なものとし、より高い出力を得るためである。なお、これら電解質3、燃料極5、及び空気極7の高さは、1〜1000μmであることが好ましい。
電解質3の燃料極5及び空気極7による挟持方向の幅wは、高い出力が得られるようにできるだけ狭いことが好ましい。つまり、幅wが大きすぎると、電解質の内部抵抗が大きくなって発電効率が低下する傾向にあるからである。この観点から、幅wの上限は、1000μm以下が好ましく、500μm以下がさらに好ましく、200μm以下が特に好ましい。一方、その下限であるが、効率的な形成が難しくなること、及び燃料極と空気極とが接触して短絡が発生するのを防止するため、1μm以上が好ましく、10μm以上がさらに好ましい。
次に、上記燃料電池を構成する材料について説明する。基板1は、電解質3、燃料極5及び空気極7との密着性に優れ、且つ、1500℃以上の耐熱性に優れた電子導電性を有さない材料で形成されることが好ましい。具体的には、アルミナ系材料、シリカ系材料、チタン系材料等のセラミックス系材料を好ましく用いることができる。なお、基板1の厚みは特には限定されないが、強度面及びコスト面から50μm〜50mm程度を例示することができる。
電解質3の材料としては、固体酸化物形燃料電池の電解質として公知のものを使用することができ、例えば(Ce,Sm)O3,(Ce,Gd)O3などのセリア系、(La,Sr)(Ga,Mg)O3などのランタン・ガレード系、スカンジウム安定化ジルコニア(
ScSZ),イットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのジルコニア系等の酸素イオン導電性セラミックス系材料を用いることができる。
燃料極5及び空気極7は、セラミックス粉末材料により形成することができる。このとき用いられる粉末の平均粒径は、通常10nm〜100μmであり、好ましくは50nm〜50μmであり、さらに好ましくは100nm〜10μmである。なお、平均粒径は、例えば、JISZ8901にしたがって計測することができる。
燃料極5を形成するセラミックス粉末材料としては、例えば、ニッケルと酸素イオン伝導性材料との混合物を用いることができる。このとき用いられる酸素イオン伝導性材料と
しては、例えば(Ce,Sm)O3,(Ce,Gd)O3などのセリア系、(La,Sr)(Ga,Mg)O3などのランタン・ガレード系、スカンジウム安定化ジルコニア(Sc
SZ)やイットリア安定化ジルコニア(YSZ)などのジルコニア系等の酸素イオン伝導性セラミックス材料を挙げることができ、このようなセラミックス材料と、ニッケルとの混合物で燃料極5を形成することが好ましい。このうち、ニッケル−セリア系酸化物のサーメットで燃料極5を形成することが特に好ましい。なお、酸素イオン伝導性セラミックス材料とニッケルとの混合形態は、物理的な混合形態であってもよいし、ニッケルへの粉末修飾などの形態であってもよい。また、上述したセラミックス材料は、1種を単独で、或いは2種以上を混合して使用することができる。
空気極7を形成するセラミックス粉末材料としては、例えば、ペロブスカイト型金属酸化物を使用することができる。具体的には(Sm,Sr)CoO3,(La,Sr)Mn
3,(La,Sr)CoO3,(La,Sr)(Fe,Co)O3,(La,Sr)(F
e,Co,Ni)O3などを挙げることができる。これらセラミックス粉末は、1種を単
独で使用することもできるし、2種以上を混合して使用することもできる。
上記電解質3、燃料極5、及び空気極7は、上述した材料を主成分として、さらにワニス、有機溶媒などが適量加えられることにより形成される。
次に、上述した燃料電池の製造方法の一例を、図2を参照しながら説明する。まず、上述した電解質3、燃料極5及び空気極7の粉末材料を主成分として、ワニス、有機溶媒などを適量加えて混練し、電解質ペースト、燃料極ペースト、空気極ペーストをそれぞれ作製する。各ペーストの粘度は、103〜106mPa・s程度であることが好ましい。
次いで、図2(a)に示すように、基板1上に電解質ペーストを帯状に塗布した後、所定の時間及び温度で乾燥・焼結を行うことにより、電解質3を形成する。電解質ペーストを塗布する方法としては、スクリーン印刷法が好適であるが、ロールコート法、グラビアロールコート法、リソグラフィ法などを適用することも可能である。同様にして、図2(b)に示すように、燃料極ペーストを電解質3の一方側に隣接するように帯状に塗布した後、乾燥・焼結を行うことにより燃料極5を形成する。続いて、図2(c)に示すように、空気極ペーストを電解質3の他方側に隣接するように帯状に塗布した後、乾燥・焼結を行うことにより空気極7を形成すると、図1で説明した燃料電池が形成される。電解質3,燃料極5及び空気極7の基板1表面からの高さは、使用材料の粒径や印刷などの塗布方法による限界を考慮すると、5〜100μm程度であることが好ましい。なお、図示を省略するが、各電極5,7には、電流を取り出すための集電部が設けられる。
上記のように構成された燃料電池は、次のように発電が行われる。まず、各単電池セルCの一方面上に、メタンやエタンなどの炭化水素からなる燃料ガスと空気との混合ガスを高温の状態(例えば、400〜1000℃)で供給する。これにより、燃料極5と空気極7との間の電解質3で、酸素イオン伝導が起こって発電が行われる。
以上のように本実施形態に係る燃料電池によれば、電解質3、燃料極5及び空気極7が基板1に支持されているため、良好な耐久性を維持することができるとともに、電解質3を狭幅化することで高い出力を得ることができる。また、従来の燃料電池では、電解質の表層付近におけるイオン伝導のみを利用して発電を行っていたが、本実施形態に係る燃料電池では電解質3が燃料極5と空気極7との間に挟まれているため、電解質3の表層付近におけるイオン伝導に加え、電解質3の内部を通るイオン伝導を利用することができる。したがって、より高い出力を得ることができる。さらに、従来例と比べ、燃料極5及び空気極7間以外には電解質3を形成する必要がないので、製造コストの低減を図ることもできる。
なお、上記燃料電池では、燃料極3及び空気極5の基板1からの高さを、電解質3の基板1からの高さよりも大きくしているが、これらを同じ高さにしたり、或いは電解質3の高さを大きくすることもできる。
上記のように燃料極5及び空気極7を電解質3よりも高く形成する場合に、さらに次のように構成することもできる。図3に示すように、この例では、電解質3の上面に、燃料極5及び空気極7の一部5a,7aを積層している。このとき、電解質3上の両電極5a,7aは離間した状態となっている。この構成によれば、電解質3の上面に形成された燃料極5及び空気極7によって、電解質3上面付近のイオン伝導がさらに大きくなるため、より高い出力を得ることができる。
ところで、上記説明では、基板1上に1個の単電池セルCを形成しているが、複数の単電池セルを形成することもできる。図4にその例を示す。同図に示すように、この例では9個の単電池セルCをインターコネクター9を介して接続するとともに、2個の集電部11を形成している。これら集電部11は、直列の両端に配置される単電池セルCの燃料極5及び空気極7にインターコネクター9を介してそれぞれ接続される。なお、複数の単電池セルは、このように直列に接続することもできるし、並列に接続することもできる。或いは、直列と並列を混在させることもできる。こうすることで、多電池セルとすることができ、高電圧の取り出しが可能となる。
次に、図4に示す燃料電池の製造方法について説明する。電解質3、燃料極5、及び空気極7を構成する材料は、上述したものと同じである。インターコネクター9及び集電部11は、Pt,Au,Ni,Ag,Cu,SUS,又はLa(Cr,Mg)O3,(La
,Ca)CrO3,(La,Sr)CrO3などのランタン系材料によって形成することができ、これらのうちの1種を単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。そして、電解質等と同様の添加物を加え、103〜106Pa・s程度のインターコネクター用ペースト及び集電部ペーストを形成する。
続いて、スクリーン印刷法によって基板1上の9つの位置に電解質ペーストを帯状に塗布し、上記と同様に乾燥・焼結して電解質3を形成する。次に、燃料極ペーストを各電解質3の一方側に隣接するように帯状に塗布した後、乾燥・焼結を行うことにより燃料極5を形成する。そして、空気極ペーストを各電解質3の他方側に隣接するように帯状に塗布した後、乾燥・焼結を行うことにより空気極7を形成する。これにより、基板1上には9つの単電池セルCが形成される。
これに続いて、隣接する複数の単電池セルCを直列に接続するように、単電池セルC間にインターコネクター用ペーストをスクリーン印刷法によって線状に塗布し、乾燥・焼結を行うことによりインターコネクター9を形成する。このとき、インターコネクター9は、単電池セルC間の燃料極5と空気極7とを結ぶように形成する。また、直列の両端部に位置する単電池セルCから延びるインターコネクター9を形成しておき、その端部に集電部ペーストを塗布し、乾燥・焼結して集電部11を形成する。以上の工程により、図4に示すような燃料電池が完成する。
(第2実施形態)
以下、本発明に係る燃料電池を固体酸化物形燃料電池に適用した場合の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図5は本実施形態に係る燃料電池の断面図(a)及び平面図(b)である。
図5に示すように、この燃料電池においては、基板1の一方面上に帯状の電解質3が略
等間隔に複数配置されており、各電解質3を挟んで両側に帯状の燃料極5及び空気極7がそれぞれ隣接配置されている。そして、電解質3、燃料極5及び空気極7によって、各単電池セルCが構成されている。隣接する単電池セルCの間、つまり燃料極5と空気極7との間には帯状のインターコネクター9がそれぞれ隣接配置されており、これらインターコネクター9を介して、各単電池セルCが直列に接続されている。また、直列の両端部に配置される単電池セルCには、インターコネクター9と反対側の側部に帯状の集電部11が隣接配置されている。なお、各電解質3、電極5,7、インターコネクター9、及び集電部11の長さは、ほぼ同じである。
この燃料電池を構成する基板1、電解質3、燃料極5、及び空気極7の高さ及び幅wは、上記第1実施形態と同様にすることができる。また、基板1、電解質3、燃料極5、空気極7、インターコネクター9、及び集電部11は、上記第1実施形態で示した材料で形成することができる。
上記燃料電池も第1実施形態で示したものと同様の方法で製造することができる。すなわち、基板1上に等間隔に帯状の電解質3を形成した後、各電解質3の一方側に燃料極5を形成する。続いて、各電解質3の他方側に空気極7を形成して単電池セルCを形成した後、これらの間にインターコネクター9を形成する。最後に、両端の単電池セルCに隣接するように集電部11を形成する。こうして形成された燃料電池は、第1実施形態と同様の混合ガスを供給することで、発電が行われる。
以上のように本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、高い出力を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、本発明を固体酸化物形燃料電池に適用した場合について説明したが、上述した材料以外に、高分子電解質型燃料電池に使用される材料を用いて燃料電池を構成することも可能である。すなわち、基板としては、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリパルバン酸アラミド、ポリアミド(ナイロン)、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを挙げることができる。また、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テト
ラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)等の耐熱性フッ素樹脂を用いることもできる。更に、基板は、高分子フィルム以外に、アート紙、コート紙、軽量コート紙等の塗工紙、ノート用紙、コピー用紙等の非塗工紙等の紙であってもよい。このような基板の厚さは、20μm〜1mm程度とするのがよい。
また、基板は、安価で入手が容易な高分子フィルムが好ましい。高分子フィルムの中でも、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等が薄くて柔軟性があるため好ましく、ポリエチレンテレフタレート等が耐熱安定性の観点からより好ましい。
基板上に形成される燃料極及び空気極は、触媒としての単金属又は触媒を担持させた炭素粒子に、水素イオン伝導性高分子電解質を加えた公知のものを使用することができる。燃料極に含まれる触媒としては、例えば金、白金、白金化合物等が挙げられる。白金化合物としては、例えば、ルテニウム、パラジウム、ロジウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、鉄等からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属と白金との合金等が挙げられる。空気極に含まれる触媒は、通常、白金であり、燃料極に含まれる触媒は、通常、前記
金属と白金との合金である。
電解質としては、水素イオン伝導性高分子が使用でき、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このような水素イオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」、旭硝子(株)製の「Flemion」、旭化成(株)製の「Aciplex」、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」等が挙げら
れる。
基板上に燃料極又は空気極を形成するにあたっては、触媒を担持させた炭素粒子及び水素イオン伝導性高分子電解質を適当な溶剤に混合、分散してペースト状にしておき、形成される燃料極又は空気極が所望の厚さになるように、このペーストを公知の方法に従い基板上に塗布するのがよい。燃料極形成用ペースト及び空気極形成用ペーストは、それらに含まれる炭素粒子に担持されている触媒の種類が異なるだけで、他の成分は同じでよい。
溶剤としては、例えば、各種アルコール類、各種エーテル類、各種ジアルキルスルホキシド類、水又はこれらの混合物等が挙げられる。これら溶剤の中でも、アルコール類が好ましい。アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノール等の炭素数1〜4の一価アルコール、各種の多価アルコール等が挙げられる。
ペーストの塗布方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ナイフコーター、バーコーター、スプレー、ディップコーター、スピンコーター、ロールコーター、ダイコーター、カーテンコーター、スクリーン印刷等の一般的な方法を適用できる。
このようなペーストを塗布した後、乾燥することにより、電解質、燃料極又は空気極が形成される。乾燥温度は、通常40〜100℃程度、好ましくは60〜80℃程度である。乾燥時間は、乾燥温度にもよるが、通常5分〜2時間程度、好ましくは30分〜1時間程度である。燃料極又は空気極の厚さは、通常10〜200μm程度、好ましくは10〜100μm程度、より好ましくは15〜50μm程度がよい。
また、基板上に、電解質、燃料極、及び空気極を形成する順序は、上記各実施形態で示したものに限定されるのものではなく、適宜変更することができる。或いは、高分子電解質形燃料電池用の材料によって燃料電池を構成する場合には、電解質、燃料極、及び空気極のいずれか2つ以上を同時に形成することもできる。
また、高分子電解質型燃料電池用の材料によって燃料電池を構成する場合には、例えば空気極と燃料極とを完全に隔離した状態で、それぞれの極に必要な気体を導入して発電を行うこともできる。つまり、燃料極側に水素或いは炭化水素系ガスを導入するとともに、空気極側に酸素或いは空気を導入する。
上記各実施形態では、基板の一方面にのみ単電池セルを配置しているが、これに加え、基板の他方面にも一方面のものと同一構成の単電池セルを配置することができる。こうすることで、燃料電池をコンパクトにしたままで、高い発電出力を得ることができる。また、他方面の単電池セルを複数個配置することもでき、この場合、インターコネクターによって各単電池セルを直列、並列、或いはこれらが混在した状態に接続することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。以下では、図5に示す燃料電池を実施例として作成した場合について説明する。
電解質3の材料として、SDC[(Ce,Sm)O3]粉末(粒径0.01〜10μm
、平均粒径0.1μm)を使用し、セルロース系ワニスと混合して電解質ペーストを作製した。電解質ペーストの粘度は、スクリーン印刷に適した5×105mPa・sとした。
また、燃料極6の材料として、NiO粉末(粒径0.01〜10μm、平均粒径1μm)と、SDC[(Ce,Sm)O3]粉末(粒径0.01〜10μm、平均粒径0.1μm
)とを重量比で7:3となるように混合した後、セルロース系ワニスと混合して燃料極ペーストを作製した。燃料極ペーストの粘度は、スクリーン印刷に適した5×105mPa
・sとした。また、空気極7の材料として、SSC[(Sm,Sr)CoO3]粉末(粒
径0.1〜10μm、平均粒径3μm)を使用し、セルロース系ワニスと混合して空気極ペーストを作製した。空気極ペーストの粘度は、スクリーン印刷に適した5×105mP
a・sとした。インターコネクター用の材料としては、Au粉末(0.1〜5μm、平均
粒径2.5μm)を使用し、これにセルロース系ワニスを混合してインターコネクター用ペーストを作製した。インターコネクター用ペーストの粘度はスクリーン印刷に適した5×105mPa・sとした。また、集電部用の材料もインターコネクター用の材料と同様のものを準備した。基板1には、厚みが10mmで15mm角のアルミナ系基板を使用した。
まず、上述した電解質ペーストを基板1上にスクリーン印刷により幅500μm、塗布厚み300μmとなるように塗布して、電解質3を形成した。各電解質3の間隔は、1200μmとした。そして、130℃で15分間乾燥させた後、1600℃で1時間で焼結した。
次に、上述した燃料極ペーストを基板1上にスクリーン印刷により幅500μm、塗布厚み500μmとなるように塗布して、燃料極5を形成した。そして、130℃で15分間乾燥させた後、1400℃で1時間で焼結した。
続いて、上述した空気極ペーストを基板1上にスクリーン印刷により幅500μm、塗布厚み500μmとなるように塗布して、空気極7を形成した。そして、130℃で15分間乾燥させた後、1200℃で1時間で焼結した。こうして、3個の単電池セルを形成した。これに続いて、各単電池セルの間に幅200μm、塗布厚み500μmのインターコネクター用ペーストを塗布し、150℃で20分間乾燥した。最後に、両端の単電池セルと隣接するように、幅200μm、塗布厚み500μmで集電部用ペーストを塗布して、150℃で20分間乾燥して、乾燥したインターコネクター用ペーストとともに1000℃で1時間焼結し、インターコネクター9及び集電部11を形成した。なお、電解質3、燃料極5、空気極7、インターコネクター9、及び集電部11の各長さは、7mmとした。
同様にして、電解質の幅が1000μmおよび1500μmの燃料電池を製造し、電解質幅のみが異なる3種類の燃料電池について、単電池セルにメタンガスと空気との混合ガスを800℃で導入し、電池特性の評価を行った。この結果を表1に示す。
Figure 0004431862
表1に示すように、電解質幅の縮小により、電流負荷が大きい場合(15mA以上)における電圧低下が低減することが可能であった。この実験結果から、電解質の幅は1000μm以下が好ましく、500μm以下がより好ましいと考えられる。但し、電解質の幅が小さすぎると、燃料極及び空気極間における短絡のおそれが高まると共に、印刷等による大量生産にも対応し難くなるので、電解質の幅は1μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましい。
本発明に係る燃料電池の第1実施形態の断面図(a)及び平面図(b)である。 図1に示す燃料電池の製造方法の一例を示す図である。 図1に示す燃料電池の他の例を示す断面図である。 第1実施形態に係る燃料電池を複数個準備し、直列に接続した例を示す平面図である。 本発明に係る燃料電池の第2実施形態の断面図(a)及び平面図(b)である。
符号の説明
1 基板
3 電解質
5 燃料極
7 空気極
9 インターコネクター

Claims (5)

  1. 電解質、燃料極、及び空気極を有する単電池セルを少なくとも1つ備えた燃料電池であって、
    前記単電池セルを支持する基板を備えており、
    前記電解質が前記基板の一方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の一方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されており、
    前記燃料極及び空気極の前記基板表面からの高さが、いずれも前記電解質の前記基板表面からの高さよりも大きい、燃料電池。
  2. 前記電解質の上面に、前記燃料極及び空気極の一部が離間した状態で積層されている請求項1に記載の燃料電池。
  3. 電解質、燃料極、及び空気極を有する単電池セルを少なくとも1つ備えた燃料電池であって、
    前記単電池セルを支持する基板を備えており、
    前記電解質が前記基板の一方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の一方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されており、
    前記基板の他方面に配置され、電解質、燃料極及び空気極を有する少なくとも1つの単電池セルをさらに備え、
    当該単電池セルにおいては、前記電解質が前記基板の他方面に配置されるとともに、前記燃料極及び空気極が前記基板の他方面において前記電解質を挟んで両側にそれぞれ隣接配置されている、燃料電池。
  4. 前記基板上に前記単電池セルが複数配置され、これら単電池セルがインターコネクターによって接続されている請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池。
  5. 前記電解質の前記燃料極及び空気極による挟持方向の幅が、10〜500μmである請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池。
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