JP4852385B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第一カム部材を円板状に形成するとともに、該第一カム部材に径方向へ突出する当接片を設ける一方、電路異常の発生に伴い、前記当接片に当接して前記第一カム部材をバネ部材の付勢力に抗してラッチ解除方向へと回動させる引き外し部材を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、可動接点を、接点操作部材に取り付けたことを特徴とする。
また、開閉機構部と接点操作部材とを一体化するとともに、開閉機構部のラッチ機構を、左右方向を軸として回動可能に軸支された板状の第一カム部材と、第一カム部材の一部が係止可能な係止部を有し、左右方向を軸として回動可能に軸支された板状の第二カム部材と、一端が第一カム部材に突設された第一係合突部に、他端が第一係合突部と同方向へ突設された第二係合突部に夫々係合し、両カム部材を係止方向へ付勢してラッチ状態とするバネ部材とで形成している。したがって、T字状の引き外し部材を腕部が左右方向へ伸びるような姿勢で設置していた従来のものと比較して、開閉機構部を小型化することが可能で、ひいては回路遮断器を小型化・薄型化することができる。
さらに、上述の如く、一つのバネ部材により二つのカム部材の係止状態を維持してラッチ状態とするようにしているため、部品点数を削減することができ、回路遮断器を一層小型化することができる。加えて、バネ部材により、遮断動作に伴って第一カム部材と第二カム部材とのラッチ状態が一旦解除されたとしても、両カム部材を自動的にラッチ状態へと復帰させるようになっており、使い勝手が良い。
また、請求項2に記載の発明によれば、第一カム部材を円板状に形成するとともに、該第一カム部材に径方向へ突出する当接片を設ける一方、電路異常の発生に伴い、当接片に当接して第一カム部材をバネ部材の付勢力に抗してラッチ解除方向へと回動させる引き外し部材を設ける構成としている。このように当接片を第一カム部材の径方向へ突設することで、開閉機構部を一層薄型化することができ、ひいては回路遮断器を極めて薄型化に成形することができる。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、可動接点を接点操作部材に取り付けて、接点操作部材の付勢移動により開閉接点部を強制的に開動作するようにしているため、たとえば熱により固定接点と可動接点とが溶着する等した際にも、接点操作部材の開動作に伴う固定接点と可動接点との解離を確実に行うことができる。また、従来採用していたような金属片と比較して可動金具の小型化を図ることができ、ひいては回路遮断器の一層の小型化・薄型化を実現することができる。
回路遮断器1は、単相3線式電路に使用するものであって、一対の左右ケース部材を組み立ててなる合成樹脂製の遮断器ケース4(たとえば、左右幅10mm程度)内に、漏電発生を検出するための漏電検出回路やON操作されると疑似漏電が発生するテスト回路等が組み込まれたプリント基板(異常検知手段)20、主電路をON/OFF操作するために固定接点11a、11a・・(図3に示す)に対して可動接点23a、23a・・(図3に示す)を接続/解離させるセパレータ(接点操作部材)21、漏電を検知する零相変流器(異常検知手段)41、漏電発生をうけてセパレータ21を解離方向へ摺動させるべく動作するトリップコイル8等が設置されている。
開閉機構部31は、第一カム部材33と、第二カム部材34と、捻りバネ36とからラッチ機構を構成してなるものである。第一カム部材33は、当接片33a、係止片33b、及び表面から垂設された係合突起(第一係合突部)33cを有する突片の3つの突片が径方向へ突設されてなる円板状部材であり、遮断器ケース4の側面と平行に設置され、当接片33aをセパレータ21から後方へ突出させた姿勢で、セパレータ21の上面から更に上方へ突設された一対の壁面間に遮断器ケース4の左右方向と平行な軸部33dを中心として回動可能に取り付けられている。また、第二カム部材34は、押さえ爪部34aと係止段部34bとを有する板状部材であり、遮断器ケース4の側面と平行に設置され、押さえ爪部34aを開閉機構部31の下方に位置するセパレータ21の上面側へ向けた姿勢で、且つ、係止段部34bに第一カム部材33の係止片33bを係止させた状態で、第一カム部材33同様、壁面間に遮断器ケース4の左右方向と平行な軸部34dを中心として回動可能に取り付けられている。さらに、第二カム部材34には、係合壁(第二係合突部)34cが本体表面から第一カム部材33の係合突起33cと同方向へ突設されており、捻りバネ(バネ部材)36が、その一端を該係合壁34cに、他端を係合突起33cに夫々係合させた状態で第二カム部材34の軸部34dに取り付けられている。
上述の如く構成される開閉機構部31では、捻りバネ36により、両カム部材33、34が夫々係止方向へ付勢され(第一カム部材33は右回り方向へ、第二カム部材34は左回り方向へ夫々付勢され)て、係止片33bと係止段部34bとの係止状態が維持され、第二カム部材34の回動が阻止されたラッチ状態となっている。したがって、操作ハンドル5に回動自在に連結され、セパレータ21上面に当接してセパレータ21を下方へ押し付けるリンク部材37をラッチ状態にある第二カム部材34の押さえ爪部34aの先端により押さえ付けることで、セパレータ21を遮断バネ32の付勢力に抗する通電位置にて維持している。そして、この通電位置にあっては、各差込孔22を介して差し込まれた固定接点11aと可動接点23aとが接触しており、主電路は通電可能な状態となっている。
尚、第一カム部材33と第二カム部材34とは、一旦係止状態が解除となった後、捻りバネ36によって、図5に示す如く再びラッチ状態へと復帰する。したがって、正常状態に回復した後には、操作ハンドル5を図4に示すような傾倒状態まで回動操作するだけで、開閉機構部31はラッチ状態のままセパレータ21とともに下方へ移動し、再びセパレータ21を通電位置にて維持するようになる。
さらに、開閉機構部の位置も、接点操作部材の上部に何ら限定されることはなく、接点操作部材の後部又は前部に設けることも当然可能である。加えて、上記実施形態では、電源側端子及び負荷側端子を平面視一直線上に配置しているが、平面視略一直線上であれば僅かに左右へずらして配置しても構わない。
Claims (3)
- 遮断器ケースの背面に電源側端子、前面に負荷側端子が夫々上下方向に配設され、前記遮断器ケース内に、漏電、過電流、又は短絡等の電路異常を検知する異常検知手段と、前記電源側端子と前記負荷側端子との間の電路に設けられた固定接点と可動接点とからなる開閉接点部と、前記開閉接点部を開動作させるための接点操作部材と、ラッチ機構を備えて前記電路異常が発生したらラッチを解除し、前記接点操作部材を所定方向へ付勢移動させて前記開閉接点部を開動作させる開閉機構部とを備えた回路遮断器であって、
前記開閉機構部と前記接点操作部材とを一体化するとともに、前記開閉機構部のラッチ機構を、左右方向を軸として回動可能に軸支された板状の第一カム部材と、前記第一カム部材の一部が係止可能な係止部を有し、左右方向を軸として回動可能に軸支された板状の第二カム部材と、一端が前記第一カム部材に突設された第一係合突部に、他端が前記第一係合突部と同方向へ突設された第二係合突部に夫々係合し、両カム部材を係止方向へ付勢してラッチ状態とするバネ部材とで形成したことを特徴とする回路遮断器。 - 第一カム部材を円板状に形成するとともに、該第一カム部材に径方向へ突出する当接片を設ける一方、電路異常の発生に伴い、前記当接片に当接して前記第一カム部材をバネ部材の付勢力に抗してラッチ解除方向へと回動させる引き外し部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
- 可動接点を、接点操作部材に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回路遮断器。
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