JP4848598B2 - 鉛蓄電池の製造方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ式エキスパンダによって極板の格子体を製造する鉛蓄電池の製造方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉛蓄電池の極板は、鉛又は鉛合金からなる格子体のマス目に活物質を充填したものである。この格子体は、鉛又は鉛合金の鋳造等によって直接形成する他に、鉛又は鉛合金からなる鉛シートにエキスパンダによってマス目を形成する場合がある。また、このエキスパンダには、ダイスカッタの上下によって鉛シートに両端部から順に各マス目を形成するレシプロ方式と、円盤カッタの回転によって鉛シートに千鳥状のスリットを形成し、この鉛シートを両側から引き広げることによりスリットをひし形のマス目に展開するロータリ方式とがある。
【0003】
上記ロータリ式エキスパンダの円盤カッタ1は、図4に示すように、薄い円盤の周側面に間隔を開けた等角度間隔で山形の凸部1aを多数外周方向に向けて突設したものである。各凸部1aは、図5に示すように、円盤カッタ1の円周面A(図5では平面に展開して示している)から山形に突出して形成されたものであり、この山形の頂部1bにはアールが設けられて、この頂部1bを挟んだ両側の斜面間の周側面を滑らかに繋いでいる。また、これらの凸部1aは、山形の頂部1bが回転方向(図では矢印で示す)の前方側に偏って形成されているので、この頂部1bの両側の斜面が円周面Aから突出する角度は、前方側の角度θ10の方が後方側の角度θ20よりも垂直に近く急峻になっている。これらの凸部1aの間の周側面には、円盤カッタ1の円周面Aに沿った間隙面1cが形成されている。なお、図5では、図を分かりやすくするために、円周面Aを平面に展開して示しているが、実際には円弧状をなしているため、間隙面1cも実際には円弧状となる。もっとも、この間隙面1cは、円周面Aとその両側の凸部1aの斜面との交差線間を繋ぐ平面によって構成される場合もあり、この場合には、図5では、実際にはわずかに窪んだ円弧状として表れることになる。
【0004】
上記円盤カッタ1は、円盤状の両面における1つおきの間隙面1cごとに凹部1dが形成されている。この凹部1dは、間隙面1cと同じ幅(隣り合う凸部1aの間の距離)を有すると共に、この間隙面1cの厚さ(円盤カッタ1の板厚)の約半分の深さを有する円盤カッタ1の円盤面に形成された溝であり、外周側には間隙面1cで開口すると共に、中心側に向けてある程度の長さを有するように形成されている。また、凹部1dを形成する1つおきの間隙面1cは、両面で互い違いとなるように配置されている。
【0005】
上記円盤カッタ1は、多数枚をそれぞれこの円盤カッタ1の厚さとほぼ同じ間隔ずつ離して共通の回転軸上に配置することによりロール状とする。そして、図6に示すように、これら多数枚の円盤カッタ1のロールを2本上下に配置して、この間に鉛シート2を通すことによりスリット2aを形成する。この際、図7に示すように、上下のロールは、上下の円盤カッタ1の間隙面1c同士が隙間なくわずかに重なり合うような高さ位置に設定される。また、上のロールの各円盤カッタ1の間に下のロールの各円盤カッタ1が位置するように、軸方向に半ピッチだけずらして配置される。さらに、上のロールの円盤カッタ1の間隙面1cが下端に達したときに、下のロールの円盤カッタ1の間隙面1cが上端に達すると共に、、上のロールの円盤カッタ1の凸部1aが下端に達したときに、下のロールの円盤カッタ1の凸部1aが上端に達するように、回転の位相も調整される。しかも、この回転の位相は、図7(a)に示すように、上のロールの円盤カッタ1の表面側の凹部1dが下端に達したときに、下のロールの円盤カッタ1の裏面側の凹部1dが上端に達するようにも調整される。
【0006】
図6に示すように、上記円盤カッタ1のロール間に鉛シート2を通すと、上下のロールの円盤カッタ1の凸部1aによって鉛シート2にスリット2aが形成されると共に、この鉛シート2に形成されたスリット2a間の細長い柵状の部分が上下の凸部1aに押されて交互に上下に山形に突出する。また、上下のロールの円盤カッタ1の間隙面1cでは、凹部1d同士が背中合わせになった部分(図7の切断部B)では、鉛シート2が切断されてスリット2aが続けて形成されるが、凹部1d同士が向かい合わせになった部分(図6の非切断部C)では、鉛シート2が切断されずにスリット2aが途切れて結節部2bが形成されることになる。従って、鉛シート2に形成されるスリット2aは、凸部1aに押された山形の2山分の長さずつのものが、結節部2bを介して途中途切れながら移送方向に連続的に形成される。また、隣接するスリット2aは、この結節部2bが半ピッチずれた位置で同様に連続的に形成され千鳥状となる。
【0007】
ここで、円盤カッタ1の各凸部1aを二等辺三角形状の山形とせずに、頂部1bを回転方向の前方側に偏って形成した不等辺三角形状としている理由を説明する。円盤カッタ1は、回転しながら鉛シート2にスリット2aを形成し、このスリット2a間の柵状の部分を凸部1aで押して山形に突出させることになる。このため、凸部1aが二等辺三角形状の山形である場合には、スリット2a間の柵状の部分は、前方の半分が凸部1aの頂部1bによって徐々に引き伸ばされながら山状に突出するのに対して、後方の半分は、この凸部1aの頂部1bより後方の斜面によって押されるだけとなる。従って、山形に突出したスリット2a間の柵状の部分は、前方の半分がより多く延展されて板厚が薄くなるので、これを引き広げて格子体を形成した場合に、マス目の枠の太さにムラが生じるという欠点があった。しかし、凸部1aの頂部1bを前方側に偏って形成すると、まず前方の急峻な角度θ10で立ち上がった斜面のほぼ全体に押されてスリット2a間の柵状の前方部が比較的早期に突出すると共に、この回転に伴って、後方部も徐々に突出するので、この柵状の全体が均一に引き伸ばされて板厚も均等になる。このような理由により、従来から、ロータリ式エキスパンダでは、円盤カッタ1として、各凸部1aの頂部1bが回転方向の前方側に偏って形成されたものを使用している(特公昭59−35694号公報参照)。
【0008】
上記のようにして多数のスリット2aが形成された鉛シート2は、後工程で幅方向の両側に引き広げられることにより、各スリット2aがひし形のマス目状に広がって、極板の格子体が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の円盤カッタ1では、各凸部1aの頂部1bを挟んだ両斜面が間隙面1cと繋がる角度は前方側の角度θ10の方が後方側の角度θ20よりも急峻になっているため、図8に示すように、鉛シート2のスリット2a間の柵状の部分が山形に突出した部分でも、前方側の折れ曲がり角度θ11の方が後方側の折れ曲がり角度θ21よりも急峻になる。従って、鉛シート2を引き広げて各スリット2aをマス目状に広げると、このスリット2aの柵状の部分が急峻に折れ曲がる前方端で結節部2bへの切り込みが大きくなったり強度が弱くなるために、図9に示すように、この結節部2bの長さが短くなったりエッジ部分(図9のエッジ部分D)に亀裂が生じるおそれがある。
【0010】
このため、従来のロータリ式エキスパンダの円盤カッタ1を用いて極板の格子体を製造すると、特にこの格子体を正極板として使用した場合に、マス目の枠の結節部2bやエッジ部分Dが電解液により亀裂等を起点として侵食され破断することにより、鉛蓄電池の容量低下や寿命の短縮が発生するという問題が生じていた。
【0011】
本発明は、かかる事情に対処するためになされたものであり、円盤カッタの凸部の斜面と間隙面との間に小傾面や曲面を介在させることにより、格子体のマス目のエッジ部分が侵食されるのを防止し、鉛蓄電池の容量低下や寿命の短縮を防止することができる鉛蓄電池の製造方法及びその装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の鉛蓄電池の製造方法は、円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設し、これらの各凸部の間の周側面となる間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角を有する小斜面を介在させて周側面を繋ぐと共に、円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成されたロータリ式エキスパンダの円盤カッタを用いて、鉛シートに結節部と柵状の部分との間が小屈曲部となったスリットを形成することを特徴とする。
【0013】
請求項1の発明によれば、ロータリ式エキスパンダの円盤カッタの各間隙面と凸部の斜面との間に小斜面が介在しているので、この間隙面と凸部の斜面との間が小斜面を介して2段階で折れ曲がり、それぞれの折れ曲がり角度が緩やかなものになる。このため、鉛シートにスリットを形成した際に、円盤カッタ1の各凸部に押されて結節部から山形に突出するスリット間の柵状の部分の立ち上がりを急峻な角度で折り曲げるようなことがなくなり、小屈曲部を介して2段階に折れ曲がるようにすることができるので、このスリットが展開されたマス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。特に、本発明の製造方法では、少なくとも間隙面とこの後方に隣接する凸部の斜面との間の本来は急峻となる折れ曲がり角度を緩やかにすることができるので、結節部の侵食や破断を有効に防止することができるようになる。
【0014】
請求項2の鉛蓄電池の製造方法は、円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設し、これらの各凸部の間の周側面となる間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角の接面のみを有する曲面を介在させて周側面を繋ぐと共に、円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成されたロータリ式エキスパンダの円盤カッタを用いて、鉛シートに結節部と柵状の部分との間が湾曲したスリットを形成することを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明によれば、ロータリ式エキスパンダの円盤カッタの各間隙面と凸部の斜面との間に曲面が介在しているので、この間隙面と凸部の斜面との間が曲面を介して滑らかに折れ曲がるようになる。このため、鉛シートにスリットを形成した際に、円盤カッタ1の各凸部に押されて結節部から山形に突出するスリット間の柵状の部分の立ち上がりを角張って折り曲げるようなことがなくなり、滑らかに例えばアール状に折れ曲がるようにすることができるので、このスリットが展開されたマス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。特に、本発明の製造方法では、少なくとも間隙面とこの後方に隣接する凸部の斜面との間の本来は急峻に角張って折れ曲がるエッジを滑らかにすることができるので、結節部の侵食や破断を有効に防止することができるようになる。
【0016】
請求項3の発明は、円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設すると共に、この円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各凸部の間の周側面となる間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成された、円盤カッタを用いて鉛シートにスリットを形成するロータリ式エキスパンダによって極板の格子体を製造する鉛蓄電池の製造装置において、各間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角を有する小斜面を介在させて周側面を繋いだことを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明によれば、円盤カッタの各間隙面と凸部の斜面との間に小斜面が介在しているので、この間隙面と凸部の斜面との間が小斜面を介して2段階で折れ曲がり、それぞれの折れ曲がり角度が緩やかなものになる。このため、円盤カッタ1の各凸部に押されて山形に突出する鉛シートのスリット間の柵状の部分の立ち上がりを急峻な角度で折り曲げるようなことがなくなり、小斜面を介して2段階で折り曲げることができるので、このスリットが展開されたマス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。特に、本発明の製造装置を用いれば、少なくとも間隙面とこの後方に隣接する凸部の斜面との間の本来は急峻となる折れ曲がり角度を緩やかにすることができるので、結節部の侵食や破断を有効に防止することができるようになる。
【0018】
請求項4の発明は、円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設すると共に、この円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各凸部の間の周側面となる間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成された、円盤カッタを用いて鉛シートにスリットを形成するロータリ式エキスパンダによって極板の格子体を製造する鉛蓄電池の製造装置において、各間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角の接面のみを有する曲面を介在させて周側面を繋いだことを特徴とする。
【0019】
請求項4の発明によれば、円盤カッタの各間隙面と凸部の斜面との間に曲面が介在しているので、この間隙面と凸部の斜面との間が曲面を介して滑らかに折れ曲がるようになる。このため、円盤カッタ1の各凸部に押されて山形に突出する鉛シートのスリット間の柵状の部分の立ち上がりを角張って折り曲げるようなことがなくなり、滑らかに例えばアール状に折り曲げることができるので、このスリットが展開されたマス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。特に、本発明の製造装置を用いれば、少なくとも間隙面とこの後方に隣接する凸部の斜面との間の本来は急峻に角張って折れ曲がるエッジを滑らかにすることができるので、結節部の侵食や破断を有効に防止することができるようになる。
【0020】
請求項5の発明は、請求項1若しくは請求項3の小斜面、又は、請求項2若しくは請求項4の曲面が、前記各間隙面とこの前方と後方に隣接する凸部の周側面の後方側と前方側のそれぞれの斜面との間に介在することを特徴とする。
【0021】
請求項5の発明によれば、各間隙面とその両側の凸部の斜面との間にそれぞれ小斜面や曲面が形成されるので、山形に突出する鉛シートのスリット間の柵状の部分が両側で折れ曲がり角度を緩和されたり滑らかに折れ曲がるようになり、結節部の侵食や破断を確実に防止することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1〜図3は本発明の一実施形態を示すものであって、図1は円盤カッタの間隙面を示す部分拡大正面図、図2は鉛シートにおける山形に突出したスリット間の柵状の部分を示す部分拡大縦断面正面図、図3は円盤カッタの間隙面の両側に小斜面に代えて曲面を介在させた場合を示す部分拡大正面図である。なお、図4〜図9に示した従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0024】
本実施形態は、図4に示した従来例と同様のロータリ式エキスパンダの円盤カッタ1について説明する。この円盤カッタ1は、薄い円盤状の鋼板の周側面に多数の凸部1aを突設した刃物である。各凸部1aは、円盤カッタ1の周側面に一定の角度間隔で突設されると共に、隣接するもの同士が一定の間隔を開けて配置されている。これらの各凸部1aは、図5に示した従来例と同様に、この円周面Aから山形に突出して形成されると共に、山形の頂部1bにアールが設けられて、この頂部1bを挟んだ両側の斜面間の周側面を滑らかに繋いでいる。また、各凸部1aは、頂部1bが回転方向の前方側に偏って形成されているので、この頂部1bを挟んだ両斜面が円周面Aから突出する角度は、従来例で示したように、前方側の角度θ10の方が後方側の角度θ20よりも垂直に近く急峻になっている。
【0025】
上記各凸部1aの間には、円盤カッタ1の円周面Aに沿った間隙面1cが形成されている。従って、円盤カッタの中心軸から同一半径にある円周面Aを平面に展開した図1に示すように、この間隙面1cとその後方側に隣接した凸部1aの前方側の斜面との間は角度θ10となり、前方側に隣接した凸部1aの後方側の斜面との間は角度θ20となる。なお、図1では、円周面Aを平面に展開して示しているので、この間隙面1cも円周面Aと同じ平面として表される。これらの各間隙面1cと、その両側に隣接する凸部1aの斜面との間には、それぞれ小斜面1eが形成されている。小斜面1eは、間隙面1cと凸部1aの斜面との間の周側面を繋ぐ平面であり、この凸部1aの斜面が円周面Aから突出する角度(θ10又はθ20)の半分の角度で間隙面1cから立ち上がるような傾斜角を有するようになっている。従って、これらの小斜面1eは、凸部1aの斜面に対しても、間隙面1cから立ち上がる角度と同じ角度で繋がるようになっていて、間隙面1cからは、これらの小斜面1eを介して2段階の折れ曲がり角度で凸部1aの斜面が突出することになる。
【0026】
上記円盤カッタ1は、円盤状の両面における1つおきの間隙面1cごとに、従来例と同様の凹部1dが形成されている。また、このようにして構成された円盤カッタ1は、図6及び図7に示した従来例と同様に、回転軸上にそれぞれ多数枚を交互に間隔を開けて取り付けることによりロール状とし、このロール状の円盤カッタ1を上下に2本配置する。
【0027】
本実施形態のロータリ式エキスパンダは、上記上下のロール状の円盤カッタ1の間に鉛シート2を通すことにより、この鉛シート2にスリット2aを形成する。この鉛シート2は、図2に示すように、スリット2a間の柵状の部分が上下の円盤カッタ1の凸部1aに押されて山形に突出する。この際、スリット2aが途切れた結節部2bと山形に突出した柵状の部分との間には、小斜面1eによって2段階に折り曲げられた小屈曲部2cが形成される。そして、これらの小屈曲部2cは、両端部が従来の折れ曲がり角度(θ11又はθ21)の半分の角度で折れ曲がることになる。
【0028】
従って、本実施形態によれば、鉛シート2のスリット2a間の柵状の部分を、小屈曲部2cを介してそれぞれ従来の半分の角度で2段階に折り曲げることができる。このため、鉛シート2を引き広げて各スリット2aをマス目状に広げた場合に、このスリット2aの柵状の部分の端で切り込みが大きくなって、図9に示した結節部2bの長さが短くなったり、強度が弱くなって亀裂が生じるようなことがなくなるので、マス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。
【0029】
なお、上記実施形態では、間隙面1cを、円周面Aに沿う面で構成する場合について説明したが、この円周面Aに沿う面以外の例えば平面等で構成することもできる。間隙面1cが本実施形態のように円周面Aに沿う面や他の曲面である場合、その傾斜角は、小斜面1eと繋がる直前の部分の接面の傾斜角を示す。
【0030】
また、上記実施形態では、小斜面1eを各間隙面1cの両側に形成する場合について説明したが、少なくとも回転方向の後方側に隣接する凸部1aの前方側の斜面との間に小斜面1eを形成するだけでもよい。この後方側の凸部1aの斜面は、円周面Aに対して急峻な角度θ10で突出するので、この折れ曲がり角度を2段階に分けるだけであっても、結節部2bの侵食による破断を有効に防止することができるからである。さらに、上記実施形態では、この小斜面1eを、間隙面1cと凸部1aの斜面の双方の面の中間の傾斜角にした場合について説明したが、これら間隙面1cと凸部1aの斜面の間のいずれか任意の傾斜角にすれば、折れ曲がり角度を緩やかにすることはできる。ただし、この小斜面1eの両端での折れ曲がり角度が最も緩やかになるのは、本実施形態で示したような中間の傾斜角の場合である。
【0031】
また、上記実施形態では、間隙面1cと凸部1aの斜面との間に小斜面1eを介在させる場合について説明したが、図3に示すように、これら間隙面1cと凸部1aの斜面との間に曲面1fを介在させることもできる。このような曲面1fは、この曲面1fに接する全ての接面が間隙面1cの傾斜角と凸部1aの斜面の傾斜角との間の傾斜角を有するものである必要があり、間隙面1cに接近するほどこの間隙面1cの傾斜角に近付き、凸部1aの斜面に接近するほどこの斜面の傾斜角に近付くようなアール状であることが好ましい。間隙面1cと凸部1aの斜面との間にこのような曲面1fを介在させると、鉛シート2のスリット2a間の柵状の部分を、結節部2bから滑らかに山形に突出させることができるので、角張った折れ曲がりが形成されることにより、強度が弱くなって亀裂が生じるようなことがなくなり、マス目のエッジ部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防止することができるようになる。
【0032】
【実施例】
間隙面1cと凸部1aの斜面が直接繋がり小斜面1eが介在されない従来例の円盤カッタ1を使用して鉛シート2にスリット2aを形成し展開した場合と、間隙面1cと凸部1aの斜面との間に小斜面1eを介在させた本実施例の円盤カッタ1を使用して鉛シート2にスリット2aを形成し展開した場合とを比較した結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0004848598
この表1では、間隙面1cの傾斜角を0°とし、この間隙面1cの後方の凸部1aの急峻な斜面の傾斜角、即ち角度θ10を40°とした場合に、「小斜面なし」の従来例と、この急峻な斜面との間の小斜面1eの傾斜角を5°,10°,15°,20°及び30°にした各実施例について、破断するまでの展開量と鉛蓄電池の寿命性能について比較した。即ち、それぞれの円盤カッタ1を用いたロータリ式エキスパンダを使用して鉛シート2にスリット2aを形成し、結節部2bで破断が生じるまで展開を行った場合の破断時の展開量を測定した。また、それぞれの円盤カッタ1を用いたロータリ式エキスパンダを使用して鉛シート2にスリット2aを形成すると共に所定量だけ展開して格子体に加工し、この格子体に活物質を充填した後、熟成及び乾燥して正極板とし、従来からの製法による負極板と、微多孔性のポリエチレンを主体としたセパレータとを、この正極板と組み合わせて自動車用の鉛蓄電池を作成した。そして、この鉛蓄電池について、JIS規格(D5301 )による軽負荷寿命試験を75°Cの気相中で実施し、この寿命試験の終了後に電池を解体して、格子体における結節部2bの高角側と低角側の破断個所の割合を調査した。
【0033】
表1に示す比較結果から、結節部2bが破断するまでの展開量は、従来例に比べて、小斜面1eを介在させた方が全て大きくなり、しかも、小斜面1eが間隙面1cと凸部1aの斜面の中間である20°の傾斜角となる場合を最大として、この傾斜角に近付くほど破断までの展開量が大きくなることが分かった。また、これに伴い、75°CSAE寿命性能も、良好となることが分かった。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の鉛蓄電池の製造方法及びその装置によれば、円盤カッタの各間隙面と凸部の斜面との間に小斜面や曲面を介在させるので、凸部の斜面との間の角張った折れ曲がりを2段階にして緩やかにしたり、滑らかに折れ曲がるようにすることができる。このため、鉛シートのスリット間の柵状の部分が山形に突出する立ち上がりの角度を緩やかにしたり、滑らかに立ち上がるようにすることができるので、この部分が電解液による侵食を受け易くなるのを防ぎ、鉛蓄電池の容量低下や寿命の短縮を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、円盤カッタの間隙面を示す部分拡大正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、鉛シートにおける山形に突出したスリット間の柵状の部分を示す部分拡大縦断面正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、円盤カッタの間隙面の両側に小斜面に代えて曲面を介在させた場合を示す部分拡大正面図である。
【図4】従来例を示すものであって、円盤カッタを示す正面図である。
【図5】従来例を示すものであって、円盤カッタの凸部と間隙面とを示す部分拡大正面図である。
【図6】従来例を示すものであって、ロータリ式エキスパンダにおける円盤カッタによる鉛シートへのスリットの形成工程を示す正面図である。
【図7】従来例を示すものであって、ロータリ式エキスパンダにおける円盤カッタのロールの配置を示す部分拡大縦断面側面図である。
【図8】従来例を示すものであって、鉛シートにおける山形に突出したスリット間の柵状の部分を示す部分拡大縦断面正面図である。
【図9】従来例を示すものであって、鉛シートのスリットをマス目に展開して形成した格子体の部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1 円盤カッタ
1a 凸部
1b 頂部
1c 間隙面
1e 小斜面
1f 曲面
2 鉛シート
2a スリット

Claims (5)

  1. 円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設し、これらの各凸部の間の周側面となる間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角を有する小斜面を介在させて周側面を繋ぐと共に、円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成されたロータリ式エキスパンダの円盤カッタを用いて、鉛シートに結節部と柵状の部分との間が小屈曲部となったスリットを形成することを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。
  2. 円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設し、これらの各凸部の間の周側面となる間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角の接面のみを有する曲面を介在させて周側面を繋ぐと共に、円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成されたロータリ式エキスパンダの円盤カッタを用いて、鉛シートに結節部と柵状の部分との間が湾曲したスリットを形成することを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。
  3. 円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設すると共に、この円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各凸部の間の周側面となる間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成された、円盤カッタを用いて鉛シートにスリットを形成するロータリ式エキスパンダによって極板の格子体を製造する鉛蓄電池の製造装置において、
    各間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角を有する小斜面を介在させて周側面を繋いだことを特徴とする鉛蓄電池の製造装置。
  4. 円盤状の円周面上に間隔を開けた等角度間隔で、頂部が回転方向の前方側に偏った山形の凸部を複数箇所外周方向に向けて突設すると共に、この円盤状の両面の周縁部にそれぞれ等角度間隔で形成された溝であって、各凸部の間の周側面となる間隙面の1つおきでありかつ両面で互い違いとなる面に開口する凹部が形成された、円盤カッタを用いて鉛シートにスリットを形成するロータリ式エキスパンダによって極板の格子体を製造する鉛蓄電池の製造装置において、
    各間隙面と少なくともその後方に隣接する凸部の周側面の前方側の斜面との間に、これら双方の面の間の傾斜角の接面のみを有する曲面を介在させて周側面を繋いだことを特徴とする鉛蓄電池の製造装置。
  5. 請求項1若しくは請求項3の小斜面、又は、請求項2若しくは請求項4の曲面が、前記各間隙面とこの前方と後方に隣接する凸部の周側面の後方側と前方側のそれぞれの斜面との間に介在することを特徴とする鉛蓄電池の製造方法及びその装置。
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