JP4848559B2 - 組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置 - Google Patents

組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4848559B2
JP4848559B2 JP2001295649A JP2001295649A JP4848559B2 JP 4848559 B2 JP4848559 B2 JP 4848559B2 JP 2001295649 A JP2001295649 A JP 2001295649A JP 2001295649 A JP2001295649 A JP 2001295649A JP 4848559 B2 JP4848559 B2 JP 4848559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conical pulley
sphere
guide
transmission
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001295649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002195362A (ja
Inventor
シュミット ヨッヘン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Original Assignee
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schaeffler Technologies AG and Co KG filed Critical Schaeffler Technologies AG and Co KG
Publication of JP2002195362A publication Critical patent/JP2002195362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848559B2 publication Critical patent/JP4848559B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66272Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members characterised by means for controlling the torque transmitting capability of the gearing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置であって、巻掛け手段によって巻き掛けられた、それぞれ軸方向で調節可能な少なくとも1つの円錐形プーリを備えて各1本の軸に相対回動不能に結合された2つの円錐形プーリ対と、軸方向で調節可能な円錐形プーリに隣接する圧着室内で作用する圧着圧力に巻掛け伝動装置によって伝達されるトルクに関連して影響を及ぼすためのトルク感応装置とを有しており、該トルク感応装置が複数の球を有しており、これらの球が互いに相対運動可能な2つの構成部材の支持下で形成された連行子面に前記円錐形プーリに作用するトルクを伝達し、この場合、球が調節可能な円錐形プーリに不動に結合された2つのガイド面間に収容されており、これらのガイド面が球の半径方向位置を規定しており、これにより、前記連行子面を備えて形成された構成部材を、トルク変化時及び/又は調節可能な円錐形プーリの調節時に、球と協働する面に沿った球の運動によって互いに相対運動させ、これにより圧着圧力を調節するようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のドイツ連邦共和国特許出願公開第19951950号明細書に記載された伝動装置を、以下液圧式の制御装置と一緒に伝動装置部分の縦断面を示した図4に基づき説明する。
【0003】
例えば始動クラッチを介して内燃機関に接続された駆動軸6は液圧ポンプ8を駆動し、この液圧ポンプ8はすべり弁10を介して選択的に戻り部12又は導管14と接続可能であり、この導管14は以下で更に説明する円錐形プーリ4調節用の調節室と接続可能である。ポンプ8とすべり弁10との間には圧力制限弁15が配置されている。別の導管16を介してポンプ8は以下で更に説明する圧着室に接続されており、この圧着室は、円錐形プーリ2,4が例えばチェーンとして形成された巻掛け手段18に当接する圧着圧力を規定する。別の円錐形プーリ対(図示せず)の調節可能な円錐形プーリは、導管16を介してやはり圧力供給される対応する圧着室を有している。
【0004】
図4の上半分に円錐形プーリの最大間隔、下半分に円錐形プーリの最小間隔を示したこのような円錐形プーリ伝動装置の基本機能は自体公知なので説明しない。
【0005】
調節不可能な円錐形プーリ2と一体に形成された中空軸5の自由端部には、全体的に円錐形のシール支持体20が不動に結合されており、このシール支持体20は円筒形の領域22で終わっている。半径方向外向きの円筒面に沿って、リングシール24を介して円錐形プーリ4と不動且つ密に結合されたリング部材25が可動である。半径方向内向きの円筒面26では、リングシールを介して円錐形プーリ4のリング付加部28が密に案内されている。
【0006】
シール支持体20の円錐形の領域に形成された開口30若しくはポケットを通ってアーム32が貫通しており、これらのアーム32は周方向で配分されて(例えば3本のアームが設けられており)、感応器ピストン34と不動に結合されている。全体的にポット形に形成されたこの感応器ピストン34は、半径方向内側の端部において中空軸5の外周面に沿って軸方向でシフト可能に案内されている。感応器ピストン34の半径方向で延びる「底部」は円筒形の領域に移行しており、この円筒形の領域の外側はリングシールを介して、シール支持体20のリング付加部36の半径方向内向きの内側円筒面に密に沿ってシフト可能に案内されている。図4に示したリング付加部36の右側の端面は、ほぼ半径方向で延びる、周方向で湾曲された連行子面38として形成されており、この連行子面38に面してほぼ半径方向で延びる、周方向で湾曲された別の連行子面40が位置しており、この連行子面40はガイドピストン34の自由端部の屈曲された付加部41に形成されている。
【0007】
連行子面38,40の間には転動体として働く球42が収容されており、これらの球42は感応器ピストン34の軸方向位置を規定する。
【0008】
球42を案内するためには、調節可能な円錐形プーリ4に形成されたリング付加部44の外側に凹面のガイド面46が形成されており、このガイド面46にはやはり凹面で全体的に斜めに延びる、終端部に向かって折り曲げられたガイド面48が対応しており、このガイド面48は円錐形プーリ4と不動に結合された薄板成形部材50に形成されている。
【0009】
薄板部材として形成されたアーム32の半径方向外向きの端部は摺動歯列52を備えて形成されたリング部材33に移行しており、前記摺動歯列52は対応するスリーブの摺動歯列と噛み合っており、このスリーブの摺動歯列は中間歯車伝動装置セット54の車と噛み合っており、この中間歯車伝動装置セット54もやはり回転駆動される駆動軸6の歯と噛み合っている。2つのクラッチ55の動作に応じて、円錐形プーリ2,4の回転方向が変わる。
【0010】
シール支持体20と円錐形プーリ4との間には2つの圧力室、即ち半径方向内側の圧着室56及び半径方向外側の調節室58が形成されている。この調節室58には、シール支持体20に形成された孔及び駆動軸6に設けられた止り孔を介して導管14から液圧媒体が供給される。圧着室56には、液圧媒体圧力は駆動軸6の軸方向の止り孔60及び複数の軸方向孔を介して供給される。戻し開口62として働く軸方向孔は、リング付加部36内部から圧力が圧着室56に供給される感応器ピストン34により多少なりとも大体において予め閉じられており、駆動軸6の別の軸方向の止り孔に開口している。
【0011】
以下に、球42,リング付加部36及び感応器ピストン34によって形成された、全体的に圧着室56内に配置されたトルク感応器の機能を説明する。
【0012】
駆動軸6から弱いトルクしか作用せず、これに対応して感応器ピストン34がアーム32を介して弱いトルクでしか負荷されない場合、感応器ピストン34は図4では最も左の位置に位置しており、この場合、戻し開口62として働く軸方向孔は感応器ピストン34から概ね解放されているので、圧着室56内の圧力は低い。トルクが増大すると、感応器ピストン34は円錐形プーリ4若しくは薄板成形部材50に対して相対回動しようとし、これにより感応器ピストン34は連行子面に沿って転動する球42の影響下で右側へシフトして、戻し開口62を徐々に閉鎖するので、圧着室56内の圧力は増大する。このようにして、円錐形プーリ2,4の圧着圧力及び巻掛け手段18における圧着圧力はトルクに関連している。
【0013】
一定のトルクにおいて液圧媒体によって調節室58が適当に負荷されることにより円錐形プーリ4が右側に向かってより小さな変速比若しくは円錐形プーリ伝動装置速度に調節され、巻掛け手段18が外側に向かって変位すると、球42はガイド面46,48により半径方向内側へシフトされる。このことは、周方向で設けられた連行子面38,40の半径方向で変化する傾斜に基づき、圧着室56内の圧力を低下させる。
【0014】
以上のことから、円錐形プーリ2,4間の巻掛け手段18に作用する圧着圧力は、中間車セット54を介して円錐形プーリ対に付与されるトルクだけでなく、円錐形プーリ間の間隔延いては伝動装置の変速比にも関連しているということが明らかである。このことは、その都度の運転状態に適合されたできるだけ小さな圧着圧力に関して、円錐形プーリ2,4間の巻掛け手段18のスリップ無しの回転が保証されており、これにより有利にはエネルギ消費が低下され且つ耐用年数が増大する。
【0015】
説明した伝動装置の特色は、球42が伝動装置の回転数延いてはこれらの球に作用する遠心力に対応して、圧着室内を支配する圧力に付加的に影響を及ぼす点にある。それというのも、球は回転数が増大するにつれてガイド面46,48に沿って半径方向外側へ運動しようとし、これにより、感応器ピストン34の連行子面40に付加的な調節力が加えられるからである。このことは、圧着圧力の不都合な回転数依存性を惹起する。更に、ガイド面に沿った球の運動は著しい摩擦と結びついており、このことは、調節方向及び変速比の調節速度に応じて、不都合なヒステリシスをもたらす圧着圧力の増大又は減少を生ぜしめる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上で述べた問題の解決策を講じることであり、冒頭で述べた形式の円錐形プーリ巻掛け伝動装置を改良して、圧着圧力及びヒステリシス特性に対する遠心力の影響を減少させることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明では、両ガイド面が周方向でランプを備えて、周面において球中心点を通って作用する、前記ガイド面の内の一方により惹起されて球に作用するガイド力若しくは調節力Fvの成分Fv′の作用ラインが、周面において作用する、連行子面から球に作用する力F,Fの成分F1′,F2′の作用ラインとほぼ一致するように形成されている。
【0018】
【発明の効果】
本発明によりガイド面に設けられたランプによって、一方では前記ガイド面に沿った球の運動があまり方向に関連しておらず、これによりヒステリシスが減少される。
【0019】
更に、ランプは連行子面に適合されて、感応器ピストンに作用する調節力延いては圧着力に対する遠心力の影響が減少されるか又は完全に除去されるように成形されている。
【0020】
本発明による伝動装置の別の有利な構成は従属請求項に記載されている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0022】
尚、導入部で説明した図4に示した伝動装置の詳細若しくは改良を示す図1〜図3では、同一構成部材には図4と同じ符号が使われている。
【0023】
図1では、調節可能な円錐形プーリ4に形成された球42のためのガイド面46,48が、周方向でランプを備えて構成されている。より正確には、リング付加部44に形成された、半径方向内側の外向きのガイド面46は、それぞれ軸方向で延びる隆起部64を備えて形成されている。薄板成形部材50に形成されたガイド面48は、軸方向で延びる凹部66によって形成されている。
【0024】
図1から更に判るように、凹部66は両側に配置された隆起部68,70を介して、薄板成形部材50の半径方向内向きの円環面72の領域へ移行している。これに対応して、内側のガイド面46の隆起部64は凹部を介して、リング付加部44の外向きの円環面74の領域に移行している。
【0025】
ガイド面46,48の本発明の構成により、図2及び図3に基づき以下で説明するように、次のことが達成される。
【0026】
即ち、調節可能な円錐形プーリ4及びこの円錐形プーリ4と共にガイド面46,48が軸方向で運動されると、球42はガイド面46,48の傾斜に対応して半径方向で運動される。これにより、例えば図2に示した円錐形プーリ4が右側へ運動した場合、ガイド面48においてガイド力若しくは調節力Fvが発生する。
【0027】
ガイド面48のランプ状の構成(及びガイド面46の円錐形プーリ4の逆の運動方向)に基づき、前記調節力Fvの成分Fv′の作用ラインは、伝動装置の周方向平面内で球42の中心点(図2の断面III−III)を通って、図3から判るように作用ラインF1′,F2′上に位置している。この場合、F1′,F2′は同一周方向平面内に位置する力F,Fの成分であり、これらの力F,Fは連行子面38,40から球42に作用する(図2参照)。
【0028】
図3から判るように、調節力Fv′はF1′の方向を変化させない。このF1′の方向は、図4に示した感応器ピストン34を右側に向かって負荷する力、延いては圧着室56内の圧力若しくは圧着圧力に影響を及ぼす。
【0029】
感応器ピストン34の連行子面40に作用する力F1′は、球42を介して連行子面38に支持されており且つ調節方向及び回転数に応じてガイド面46,48の内の1つに支持されている。
【0030】
即ち、力F1′は力F2′,Fv′に分配されている。静止状態(円錐形プーリ4は軸方向で移動しない)では調節力Fv′=0であり、従ってF1′=F2′である。F1′の力方向は、調節力とは無関係であり、円錐形プーリ対により伝達されるトルク及び連行子面38,40のランプ角度にのみ関連している。
【0031】
球42の質量及び回転数に関連して発生する遠心力はFv′に吸収され、F1′の方向には影響を及ぼさない。従って、球42による遠心力の影響は除去されている。
【0032】
ガイド面46,48のランプの形は、図1に基づき説明したように同軸的な形に移行しており、これにより、ポンピング過程中の球42の極端に大きな半径方向移動が防止される。
【0033】
総合すると、本発明は以下の考えに基づいている。
【0034】
即ち、球がランプ面48,66;46,64に対して垂直な力だけを伝達する場合は、設計上トルクに基づく周方向力と調整された圧力に基づく軸方向力との間の力の平衡が達成されている。この場合、ガイド面が本発明により、周方向断面を巡る力の向きがランプ面の垂線方向と一致するように構成されている。
【0035】
従って、通常運転が伝達されるのか、又はエンジンブレーキが伝達されるのかに応じて、ガイド面はそれぞれ異なる向きの角度を有していなければならない。
【0036】
連行子面38,40の角度は変速比に関連して変化するので、正確な調整のためにはガイド面の角度も変速比に関連して変化されねばならない。
【0037】
駆動側のランプ面との球の接触において付加的に摩擦モーメントが伝達されると、力の平衡延いては調整された圧力が損なわれる恐れがある。なぜならば、前記の付加的なモーメントは駆動側のランプに作用するからである。この場合、ガイド面が球に加える力はランプ面に対して垂直方向に向けられていない。
【0038】
有利には、ガイド面46,48及び/又は連行子面38,40及び/又は球42の表面は、各表面域の表面硬化により形成されている。このことは廉価であり且つ長い耐用年数を保証する。
【0039】
択一的に、前記表面は高品質のために別の方法で熱処理又はコーティングされていてもよい。ガイド面及び連行子面によって形成された構成部材は、鍛造部材、鋳造部材、薄板変形加工部材として形成されてよいか、又は切削加工によって製作されていてもよい。
【0040】
ガイド面48を備えた外側のガイド(リング付加部28)は、シフト可能な円錐形プーリ4と一体に又は複数の部分を成して形成されていてよく、例えば溶接、圧着又はねじ締結されていてよい。
【0041】
ガイド面48,64は、円錐形プーリ4に対して半径方向で(図示のように)広がるか又は狭まってよい。
【0042】
ガイド面46,48,64,66は、周方向に対して一定に傾斜しているか、又は円錐形プーリ4の軸方向位置と共に変化する傾斜を有していてよい。
【0043】
ランプ状のガイド面48は、薄板成形部材50においては押曲げ加工によって形成されていてよい。
【0044】
薄板成形部材50は、図2に示したように、円錐形プーリ4の適当に延長された、該円錐形プーリ4と一体に形成されていてよいか、又は円錐形プーリ4に溶接された構成部材であってよいリング付加部28にガイド面48が直接に形成されていることにより、有利には省くことができる。
【0045】
組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置が、巻掛け手段によって巻き掛けられた、それぞれ軸方向で調節可能な少なくとも1つの円錐形プーリ4を備えて各1本の軸に相対回動不能に結合された2つの円錐形プーリ対と、軸方向で調節可能な円錐形プーリに隣接する圧着室56内で作用する圧着圧力に巻掛け伝動装置によって伝達されるトルクに関連して影響を及ぼすためのトルク感応装置とを有しており、該トルク感応装置が複数の球42を有しており、これらの球42が互いに相対運動可能な2つの構成部材20,34の支持下で形成された連行子面38,40に前記円錐形プーリに作用するトルクを伝達し、この場合、球が調節可能な円錐形プーリに結合された2つのガイド面46,48間に収容されており、これらのガイド面46,48が球の半径方向位置を規定しており、これにより、前記連行子面を備えて形成された構成部材を、トルク変化時及び/又は調節可能な円錐形プーリの調節時に、球と協働する面38,40,46,48に沿った球の運動によって互いに相対運動させ、これにより圧着圧力を調節するようになっている形式のものにおいて、両ガイド面46,48が周方向でランプ64,66を備えて、周面において球中心点を通って作用する、前記ガイド面の内の一方により惹起されて球に作用する調節力Fvの成分Fv′の作用ラインが、周面において作用する、連行子面38,40から球に作用する力F,Fの成分F1′,F2′の作用ラインとほぼ一致するように形成されていることを特徴としている。
【0046】
本願で提出した特許請求の範囲の請求項は記述提案であって、別の請求項の申請を断念するものではない。本出願人は明細書および/または図面に開示されているに過ぎない別の特徴組み合わせについて特許を申請する権利を留保する。
【0047】
従属請求項に用いた引用は、各従属請求項の特徴による独立請求項の対象の別の構成を意味し、引用した従属請求項の特徴の組み合わせのための独立した対象保護を得ることを断念することを意味するものではない。
【0048】
従属請求項の対象は優先権主張日の時点での公知先行技術に関して独立した固有の発明を成し得るので、本出願人はこれらの従属請求項の対象を独立請求項の対象とすることを留保する。さらに、これらの従属請求項の対象は、先行する従属請求項の対象とは別個の独立した構成を有する独立した発明をも含んでいる場合がある。
【0049】
本発明は明細書に記載した実施例に限定されるものではない。むしろ、本発明の枠内で数多くの変化と変更とが可能であり、特に明細書全般および実施例ならびに請求の範囲に記述されかつ図面に示された特徴もしくは部材または方法段階と関連した個々の特徴の組み合わせまたは変更により、当業者にとって課題解決に関して推察可能であり、かつ組み合わされた特徴によって新しい対象または新しい方法段階もしくは方法段階順序をもたらすようなヴァリエーション、部材および組合わせおよび/または材料が、製造法、試験法および作業法に関しても考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4に示した矢印Aの方向で見た調節可能な円錐形プーリを、該円錐形プーリに形成されたガイド面と一緒に正面から見た図である。
【図2】ガイド面と連行子面との協働を説明するための、図4に示した球の領域の詳細図である。
【図3】図2の平面III−IIIを断面した図である。
【図4】自体公知の円錐形プーリ巻掛け伝動装置を部分的に縦断して液圧式制御部と一緒に示した図である。
【符号の説明】
2,4 円錐形プーリ、 28,44 リング付加部、 34 感応器ピストン、 38,40 連行子面、 42 球、 46,48 ガイド面、 50 薄板成形部材、 56 圧着室、 64,68,70 隆起部、 66 凹部、72,74 円環面

Claims (5)

  1. 組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置であって、巻掛け手段によって巻き掛けられた、それぞれ軸方向で調節可能な少なくとも1つの円錐形プーリを備えて各1本の軸に相対回動不能に結合された2つの円錐形プーリ対と、軸方向で調節可能な円錐形プーリに隣接する圧着室内で作用する圧着圧力に巻掛け伝動装置によって伝達されるトルクに関連して影響を及ぼすためのトルク感応装置とを有しており、該トルク感応装置が複数の球を有しており、これらの球が互いに相対運動可能な2つの構成部材の支持下で形成された連行子面に前記円錐形プーリに作用するトルクを伝達し、この場合、球が調節可能な円錐形プーリに不動に結合された2つのガイド面間に収容されており、これらのガイド面が球の半径方向位置を規定しており、これにより、前記連行子面を備えて形成された構成部材を、トルク変化時及び/又は調節可能な円錐形プーリの調節時に、球と協働する面に沿った球の運動によって互いに相対運動させ、これにより圧着圧力を調節するようになっている形式のものにおいて、
    両ガイド面が周方向でランプを備えて、周面において球中心点を通って作用する、前記ガイド面の内の一方により惹起されて球に作用するガイド力若しくは調節力Fvの成分Fv′の作用ラインが、周面において作用する、連行子面から球に作用する力F,Fの成分F1′,F2′の作用ラインとほぼ一致するように形成されていることを特徴とする、組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置。
  2. 前記球が半径方向内側の隆起部と半径方向外側の凹部との間に収容されているように、前記ガイド面が円環面に形成されている、請求項1記載の伝動装置。
  3. 前記ガイド面及び/又は前記連行子面及び/又は前記球の表面が表面硬化されている、請求項1又は2記載の伝動装置。
  4. 半径方向外側の前記ガイド面が、前記調節可能な円錐形プーリと結合された薄板成形部材に押し曲げ成形加工により形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の伝動装置。
  5. 前記ガイド面が前記調節可能な円錐形プーリの表面域により形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の伝動装置。
JP2001295649A 2000-12-20 2001-09-27 組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置 Expired - Fee Related JP4848559B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10063500.8 2000-12-20
DE10063500 2000-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002195362A JP2002195362A (ja) 2002-07-10
JP4848559B2 true JP4848559B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=7667935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001295649A Expired - Fee Related JP4848559B2 (ja) 2000-12-20 2001-09-27 組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6669588B2 (ja)
JP (1) JP4848559B2 (ja)
DE (1) DE10160865B4 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10136791A1 (de) * 2001-07-27 2003-02-13 Audi Ag Vorrichtung zur Anpresssteuerung
DE10231612A1 (de) * 2002-07-12 2004-01-29 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe mit einer über ein hydraulisches Drucksystem ansteuerbaren Anfahrkupplung
US7048657B2 (en) 2002-07-15 2006-05-23 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Belt-driven conical-pulley transmission
ATE335942T1 (de) * 2002-07-15 2006-09-15 Luk Lamellen & Kupplungsbau Kegelscheibenumschlingungsgetriebe
JP4449441B2 (ja) * 2003-12-09 2010-04-14 トヨタ自動車株式会社 ベルト式無段変速機
CN100414164C (zh) * 2004-01-20 2008-08-27 郑红专 油平衡装置及使用油平衡装置的轴
JP4039379B2 (ja) * 2004-03-23 2008-01-30 トヨタ自動車株式会社 ベルト式無段変速機
US20060040773A1 (en) * 2004-08-19 2006-02-23 Richard Mizon Power transfer system with continuously variable torque transfer mechanism
US20060154761A1 (en) * 2005-01-11 2006-07-13 Brown Albert W Single chain continuously variable transmission
US7517295B2 (en) * 2005-12-14 2009-04-14 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Conical disk pair for a belt-driven conical-pulley transmission
EP1963716A1 (de) * 2005-12-14 2008-09-03 LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG Kegelscheibenpaar für ein kegelscheibenumschlingungsgetriebe
US8500580B2 (en) 2006-03-24 2013-08-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Torque sensor for a belt-driven conical-pulley transmission
EP2002147A1 (de) * 2006-03-24 2008-12-17 LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG Drehmomentfühlvorrichtung für ein kegelscheibenumschlingungsgetriebe
JP2009531611A (ja) * 2006-03-24 2009-09-03 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト 円錐形プーリ巻掛け伝動装置のための円錐形プーリ対
EP2040953B1 (en) * 2006-08-21 2012-04-18 Magna Powertrain USA, Inc. Traction control system using torque sensor for adaptive engine throttle control
JP4670904B2 (ja) * 2008-05-30 2011-04-13 トヨタ自動車株式会社 無段変速機
US9352749B2 (en) * 2008-09-23 2016-05-31 GM Global Technology Operations LLC Torque sensor based vehicle direction determination
WO2012127651A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 トヨタ自動車株式会社 ベルト式無段変速機
EP3006777B1 (en) * 2013-06-07 2017-08-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Belt-type stepless transmission
JP6324137B2 (ja) * 2014-03-24 2018-05-16 ジヤトコ株式会社 シール機構付き車両用無段変速機
US10941840B2 (en) 2016-06-16 2021-03-09 GM Global Technology Operations LLC Continuously variable transmission with wedge actuation mechanism
DE102017114940A1 (de) * 2017-07-05 2019-01-10 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rampenaktor sowie Kupplungseinrichtung mit Rampenaktor
US10473213B2 (en) 2017-12-01 2019-11-12 GM Global Technology Operations LLC Method of controlling clamping of wedge-actuated CVT and powertrain with wedge-actuated CVT
US10473200B2 (en) * 2017-12-01 2019-11-12 GM Global Technology Operations LLC Continuously variable transmission with wedge actuation mechanism
CN110732111B (zh) * 2019-09-16 2021-01-29 嘉兴职业技术学院 蹦床
JP7352320B2 (ja) * 2021-06-23 2023-09-28 江▲蘇▼大学 歯車-液圧-ピラミッドを統合したマルチモードの複合伝動装置
US20230313866A1 (en) * 2022-03-29 2023-10-05 Gates Corporation Cam-controlled continuously variable transmission systems

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4619629A (en) * 1984-05-03 1986-10-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic pressure control apparatus for a continuously variable transmission
DE3538884A1 (de) * 1985-11-02 1987-05-21 Ford Werke Ag Stufenlos regelbares getriebeaggregat fuer kraftfahrzeuge
DE3917466C1 (ja) * 1989-05-30 1990-09-20 P.I.V. Antrieb Werner Reimers Gmbh & Co Kg, 6380 Bad Homburg, De
DE3938539A1 (de) * 1989-11-21 1991-06-06 Ford Werke Ag Steuersystem fuer ein stufenlos regelbares kegelscheiben-umschlingungsgetriebe
DE19951950B4 (de) * 1998-11-03 2013-02-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Getriebe

Also Published As

Publication number Publication date
US6669588B2 (en) 2003-12-30
US20020111248A1 (en) 2002-08-15
DE10160865B4 (de) 2012-05-24
JP2002195362A (ja) 2002-07-10
DE10160865A1 (de) 2002-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4848559B2 (ja) 組み込まれたトルク感応器を備えた無段変速可能な円錐形プーリ巻掛け伝動装置
KR100835150B1 (ko) 자동 변속기용 클러치 장치
US6958024B2 (en) Automotive V-belt nonstage transmission
US5788024A (en) Actuator for a vehicle brake, especially a disc brake
GB2442552A (en) Disc brake with biased automatic clearance adjustment mechanism
US4997074A (en) CVT hydraulic start clutch
US5310033A (en) Lock-up type torque converter
JP2009531610A (ja) 円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置
US4052908A (en) V-belt type automatic transmission drive clutch device
JP2000145910A (ja) 伝動装置
EP2261469B1 (en) Engine valve controller
US6192844B1 (en) Device for varying the control times of gas-exchange valves of an internal combustion engine in particular a camshaft adjusting device with an impeller
JP2002250418A (ja) 統合されたトルクフィーラを備えた、無段階に調節可能な円錐円板巻掛け伝動装置
TWI732907B (zh) 無段變速器
US20040258338A1 (en) Transmission bearing noise attenuation device
JPS61228132A (ja) 遠心クラツチ
JP3441873B2 (ja) ベルト式無段変速機のプーリ構造及びそのプーリの可動シーブと油圧アクチュエータ部材の結合方法
CN112196921B (zh) 制动器致动机构和盘式制动器以及制造方法
JP5238962B2 (ja) 円錐形プーリ式巻掛け変速機および当該変速機を備えた車両
KR100494959B1 (ko) 자동차용유체동력학커플링장치
JP4870507B2 (ja) ベルト式無段変速機のリターンスプリング設計方法及びその設計方法により設計されたリターンスプリング
US20200248756A1 (en) Clutch device
US20200248755A1 (en) Clutch device
EP1227267A2 (en) An expandable pulley, for instance for continuously variable transmissions
JP3524533B2 (ja) 車載用vベルト式無段変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080805

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110421

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110523

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees