JP4847835B2 - ペット用敷マット - Google Patents

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Description

本発明は、犬や猫等のペット用敷マットに関する。
近年、犬や猫等のペットを飼う家庭が増えてきており、こうしたペットを室内で飼う場合が一般化している。室内でペットを飼う場合、飼い主はペットを家族の一員として愛情を注ぐようになり、室内で飼育されるペット専用の様々な製品が開発されてきている。
例えば、特許文献1では、通気シートとしての網状シートの上側に冷却部材としての冷却プレートを平面状に並べて排泄した冷却シート材と、網状シートの下側に設けられたクッション体を備えたペット用マットが記載されている。また、特許文献2では、複数の細孔が穿設された紫外線透過型の樹脂製空気流通管体に酸化チタンを表面に付着した金属部材と、空気流通管体に空気を供給するポンプとを備えた敷物システムが記載されている。また、特許文献3では、遠赤外線を放射しうる遠赤外線放射材を含む温熱構造体をカバー材で被覆したペット用温熱マットが記載されている。また、特許文献3では、柔軟防水材製の袋状体の収納カバー体と、収納カバー体内に挿脱自在に重層して収納した複数枚の柔軟弾性材製のクッション材とからなり、クッション材の間に発熱体又は冷却体を挿脱自在に挟持したペット動物用のクッション具が記載されている。また、特許文献4では、通気性シートによって形成した表材と通気遮断シートによって形成した裏材からなるカバー内に、通気性多孔質クッションシート、蓄熱シート、熱反射断熱シートを順次収容したペット用保温マットが記載されている。
特開2006−198153号公報 特開2005−34611号公報 特開2003−284441号公報 登録実用新案第3085767号公報 登録実用新案第3066975号公報
従来より室内で飼うペットにも人間と同様の冷え性、血行不良、不眠、肩凝り、筋肉痛といった症状がみられるようになり、特に老化に伴い、足腰の退化や視力障害による歩行困難が進むと寝そべったままの状態で生活することが多くなって床ずれが発症してしまうことがある。例えば、犬のようにもともと皮膚呼吸を行わない動物では、寝そべったままの状態が継続すると、寝床に圧接した皮膚部分が血行不良で蒸れた状態になり、床ずれが生じやすくなる。
上述した特許文献では、ペットが座ったり寝転んだりするための種々のマットやクッションが提案されているが、こうしたペットの症状に対してそれを予防したり改善するためには十分とはいえない。本発明者は、既に負電位によるマイナスイオン効果を高め遠赤外線による温熱効果を発揮する寝具用マットを提案しており(特願2006−68607号)、本発明は、こうした寝具用マットの開発で得られた知見を基に上述したペットの症状の予防又は改善に資するペット用敷マットを提供することを目的とする。
本発明に係るペット用敷マットは、金属で被覆された短繊維を含む不織布からなるとともに電圧印加により負電位を発生する導電性シート及び粉末状の遠赤外線放射性セラミックを含む遠赤外線放射シートを有する電位発生体と、前記電位発生体の片面又は両面に配設されるとともに通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを少なくとも一部に備える緩衝体と、前記電位発生体及び前記緩衝体を収納する外カバー体とを備えていることを特徴とする。さらに、前記導電性シートは、銀で被覆された短繊維を含む不織布からなることを特徴とする。さらに、前記電位発生体は、防水性カバーシートにより被覆されていることを特徴とする。さらに、前記緩衝体は、前記電位発生体全体を内部に収納可能なブロック体に形成されていることを特徴とする。さらに、前記緩衝体は、通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを多数のチップ状に形成した集合体を備えていることを特徴とする。さらに、前記緩衝体は、前記電位発生体の一方の面側に配置された通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームからなる第一シート体及び前記電位発生体の他方の面側に配置されるとともに前記第一シート体よりも硬質の第二シート体を備えていることを特徴とする。
上記のような構成を有することで、金属で被覆された短繊維を含む不織布からなる導電性シートに電圧を印加して導電性シート全体から負電位を発生させてバラツキのないマイナスイオン効果を得ることができ、粉末状の遠赤外線放射性セラミックを含む遠赤外線放射シートにより遠赤外線による温熱効果を併せて発揮することができる。
すなわち、金属被覆繊維を含む不織布は、一般に紙と同様に抄造されるが、抄造する際にセルロース繊維等とともに溶液中で撹拌される場合金属被覆繊維は密度が小さいために分散しやすくなって不織布全体にほぼ均一に拡がりやすくなり、不織布全体の導電性のバラツキが小さくなる。そのため不織布に電圧を印加するとマイナスイオンの発生にバラツキが少なくなる。
そして、通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを少なくとも一部に備える緩衝体により、敷マットに圧接するペットの体圧を均等分散してペットの体に局部的に圧力が集中することがなく、さらに通気性を持たせることで圧接部分において蒸れた状態が発生するのを防止し、長期間敷マットに寝そべった状態でも床ずれの発生を抑えることができる。すなわち、低反発性のポリウレタンフォームにペットが寝そべった状態では、ペットの体形に合せてポリウレタンフォームがゆっくりと変形していき、ペットの体の圧接部分全体にほぼ均等に圧力が分散し局部的な圧力集中による血行障害等が抑えられるようになる。
また、導電性シートとして銀で被覆された短繊維を含む不織布を用いることで、確実な導電性が得られるとともに銀自体が有する抗菌性や防黴性を兼備することができ、ペット用マットとして清潔な状態を保持することができる。
また、電位発生体を防水性カバーシートにより被覆することで、ペットが寝そべった状態で尿漏れ等をしたとしても電位発生体に漏れた尿が沁み込んで導電性マットに悪影響を及ぼすことが防止される。
また、緩衝体として電位発生体全体が内部に収納可能なブロック体に形成することで、電位発生体を簡単に取り外したり装着することができ、収納した電位発生体がペットの体に接触することがなく使用感を向上させることが可能となる。
また、緩衝体として、通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを多数のチップ状に形成した集合体を備えることで、低反発性のポリウレタンフォームの特性を維持しつつ膨らみのある形状のように様々形状の敷マットにすることができる。したがって、ペットが抱いて使用することも可能となる。
また、緩衝体として、電位発生体の一方の面側に配置された通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームからなる第一シート体及び前記電位発生体の他方の面側に配置されるとともに前記第一シート体よりも硬質の第二シート体を備えることで、第一シート体により低反発性のポリウレタンフォームの特性を持たせるとともにそれよりも硬質の第二シート体により形状安定性を持たせて敷マットの型崩れを防止することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する全体斜視図であり、一部を切欠いて内部構造を示している。図2は、その断面図を示しており、図3は、その製作過程を示している。
ペット用敷マット1は、金属で被覆された短繊維を含む不織布からなるとともに電圧印加により負電位を発生する導電性シート10及び粉末状の遠赤外線放射性セラミックを含む遠赤外線放射シート11を有する電位発生体2を中心部に収納し、電位発生体2の全体を被覆するカバーシート3、カバーシート3の全体を被覆する緩衝体4、緩衝体4を収納する外カバー体5を備えている。
電位発生体2には、導電性シート10に電気的に接続された電源コード12が設けられており、電源コード12は外カバー体5から外部に導出されその先端部には通電プラグ13が取り付けられている。そして、通電プラグ13を図示していない公知のコントローラを介して商用電源に接続するようになっている。
導電性シート10に含まれる金属被覆繊維に用いられる繊維としては、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリオレフィン、ナイロン等の高分子材料、木綿、レーヨン等のセルロース系材料、ガラス繊維等の無機繊維、或いはこれらの材料を複数組み合せた繊維が挙げられる。特に、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維が好ましい。また、繊維表面に被覆する金属の種類は、オリゴデナミー効果、つまり、殺菌・殺藻作用を有する重金属の中で、人体や環境に悪影響を及ぼす水銀やコバルトを除いたもの、例えば、銀、金、白金、銅等が挙げられる。金属を繊維表面に被覆する方法としては、無電解メッキ、或いは真空蒸着等の公知の薄膜形成技術が挙げられる。
導電性シート10は、抄造用の短繊維に上述した金属被覆繊維を混入して公知の方法によりシート状に抄造される。抄造用の短繊維としては、セルロース系繊維を主体とするものが好ましく、例えば、パルプ等の木質繊維、綿や麻等の植物性繊維、或いはこれらの組合せた繊維を用いるとよい。また、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維等の合成繊維を用いてもよい。
導電性シート10に含まれる金属被覆繊維として、銀で被覆された短繊維を用いることで、導電性とともに抗菌性や抗黴性を兼備させることができる。銀は、金、白金及び銅に比べて優れた殺菌力を有しており、微量成分(イオン濃度;0.1〜0.2mg/l)で十分な殺菌効果を得られることから、ペット用敷マットを継続して使用する場合に細菌の繁殖を防止することができる。
また、銀被覆繊維を含む導電性シートは、導電性に関しても従来の銅不織布よりも優れた特性を備えている。例えば、銀被覆繊維を含む銀不織布(三菱マテリアル社製;エミクロスH 厚さ1mm)を50cm×50cmに切断して測定用シートを作製し、図4に示すように、作製シートSの対向する辺部をアルミ箔Aで挟むように囲み、全体をステープラで止着することで測定用シートとアルミ箔を密着させて形成した測定電極で電気抵抗測定装置(岩崎通信工業社製;MULTIMETER)により電気抵抗を測定した。
銀不織布について作製した10枚の測定用シートでは、測定抵抗から電気抵抗測定装置の短絡時抵抗を差し引いた抵抗値が0.41〜0.68Ωで、平均抵抗値が0.50Ωであった。このように、銀不織布では安定した電気的な接続構造が簡単に作製できるため、導電性シート全体をほぼ均一な負電位状態にすることが可能となり、導電性シート全体から安定したマイナスイオン効果を得ることができる。したがって、130V以下の低電位治療器として取り扱うことが可能となり、より安全性の向上したペット用敷マットとなる。
以上のように、銀不織布は、マイナスイオン効果に関して優れた特性を備えており、それ以外にも抗菌性、抗黴性といったペット用敷マットに好適な特性を備えている。銀で被覆された短繊維を含む不織布としては、銀被覆短繊維の繊維長が1〜200mmが好ましい。銀不織布の中の銀被覆短繊維の混ざり方の均一性を増すためには、より好ましくは1〜51mmがよい。1mmより短くなると短繊維同士の接触が少なくなって導電性が低下する。また、200mmより長くなると、シート状に抄造することが難しくなる。そして、短繊維に被覆する銀の厚さは、0.1〜0.2μmが好ましく、単位面積当りの銀の含有量を1g/m2以上、好ましくは2g/m2以上にすれば、シート全体のほぼ均一な導電性を確実に実現できる。
また、銀不織布の場合金属繊維ではなく金属被覆繊維を用いているので、金属の含有量が少なく、熱伝導率が大きくなることが抑えられる。そのため、ペットが接触した場合の感触は温感が強くなり、ペット用敷マットとしてより好ましいものである。そして、遠赤外線放射シートとの組合せにより温熱効果も加味されたペット用敷マットを構成することができる。
遠赤外線放射シート11は、合成繊維又は天然繊維からなる不織布に天然鉱石のセラミックを粉末状にしたものを備えており、粉末のセラミックが暖められれば、遠赤外線が放射されるようになる。また、その他の使用可能なセラミックとしては、岩盤浴用の天照石(てんしょうせき)やブラックスレート、シルバーバーク等がある。
導電性シート10には、予め図4に示す測定電極のように金属箔を角部に密着させた電気的な接続構造を形成し、金属箔に電源コード12を接続しておけばよい。電源コード12を介して直流電圧が印加される。電圧印加回路としては、特開2003−257586号公報に記載された回路を用いるとよい。この場合、電源と接続する導電性シート10の端子は1つだけなので、電圧が印加されるだけで通常は感電することがない。そして、電圧印加により導電性シート10全体が負電位状態とされてマイナスイオン効果を得ることができるとともに遠赤外線放射シート11全体から遠赤外線が放射されて、ペット用敷マット1上に横臥するペットに対して満遍なくマイナスイオン及び遠赤外線の効果を及ぼすことができる。
導電性シート10の電源としては、蓄電池や太陽電池を接続して電源として用いることもできる。この場合は、電源コード12を用いずに直接導電性シート10に電池を接続するように構成してもよい。また、電源コード12を用いる場合には、ペットが噛み付くことがないように、辛子成分やりんご等から抽出した苦味成分を電源コードに塗布又は含有させるようにしてもよい。このように処理することで、電源コードに噛み付かないようにしつけることができる。
カバーシート3は、防水性を備えた織物製で、電位発生体2の全体を被覆して密封するように形成されている。カバーシート3としては、合成繊維により織成された織地に防水加工処理をして袋状に作成したものを用いればよく、防水性を高めるために二重の袋状に構成するようにしてもよい。また、防水加工された糸を用いて織成された織地を袋状に作成するようにしてもよい。
カバーシート3により電位発生体2を被覆することで、敷マット上でペットの尿漏れ等が発生した場合にも電位発生体2に水分が沁み込むことがなく、電位発生体2のトラブルを未然に防止することができる。
緩衝体4は、通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームからなるブロック体であり、所定の厚さを有する直方体に形成されている。そして、1つの側面から中心部に向かって直線状に切り込みが入れられて収納用の開口部が形成されており、カバーシート3に被覆された電位発生体2が収納可能となっている。
低反発性軟質ポリウレタンフォームは、ポリオールとジイソシアナートより製造されるスポンジ状の多孔質物質で、通気性があり、反発弾性率15%以下、圧縮残留歪10%以下のものが好ましい。例えば、株式会社ブリヂストン製(製品名;軟質エバーライト「DVNI」)といったものが挙げられる。
通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームは、ペットの体圧が加わると、ゆっくりと変形していき、圧接された体形に合せた形状に変形するため体圧が分散されて局所的に圧力が集中することがない。また、通気性があるため、ペットの体と敷マットとの間の密着した部分でも通気性が確保される。
外カバー体5は、合成繊維又は天然繊維より作成された織地又は編地を用いて袋状に形成されたもので、一部にファスナーを縫着した開口部が形成されて内部に緩衝体4が収納可能となっている。従来より用いられているクッションやマットのカバーと同様に、表面に図柄や模様が表示されるようにしてもよい。
ペット用敷マット1を製作する場合には、図3に示すように、導電性シート10を遠赤外線放射シート11と重ね合わせた電位発生体2を袋状のカバーシート3の開口部から内部に挿入して開口部を縫製により密封する(図3(a))。緩衝体4は、直方体状に形成して、1つの側面の中央部分から中心に向かって切込みを入れて収納用の開口部4aを形成する(図3(b))。次に、外カバー体5の内部に緩衝体4を挿入し、緩衝体4の切り開かれた開口部が外カバー体5の開口部と一致するように収納する。そして、カバーシート3により被覆された電位発生体2を緩衝体4の開口部から内部に挿入して電位発生体2全体が緩衝体4により被覆された状態となる(図3(c))。電位発生体2の収納後外カバー体5の開口部のファスナーを閉じることでペット用敷マット1が完成する。
以上のように製作することで、外カバー体5を取り外して別のものに取り替えたり、洗濯したりすることが容易になる。また、電位発生体2についても適宜挿脱可能で、電位発生体2を取り外した緩衝体4のみの敷マットとして使用することもできる。
図5は、本発明に係る別の実施形態に関する全体斜視図であり、一部を切欠いて内部構造を示している。図6は、その断面図を示しており、図7は、その製作過程を示している。
この例では、電位発生体2、カバーシート3及び外カバー体5は、図1に示す実施形態と同様のものを用いているので、説明を省略する。緩衝体4は、図1に示す実施形態で用いた通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを破砕してチップ化したものを外カバー体5の内部に充填した集合体として構成される。充填するチップ材料は、低反発性軟質ポリウレタンフォームが90%以上含むようにすればよく、必要に応じて外のチップ材料を混合するようにしてもよい。例えば、株式会社ブリヂストン製(製品名;軟質エバーライト「DVNI」)といったものを粉砕機でチップ化したものが挙げられる。
緩衝体4としてこのようなチップ状の材料を用いて外カバー体5に充填することで、ペット用敷マット1の柔軟性が大きくなって形状を容易に変更することができ、敷マットとしての用途以外にペットが抱きついて使用するといったことも可能となる。この場合、電位発生体2を構成する導電性シート10及び遠赤外線放射シート11は不織布からなるため紙のように容易に撓むことができ、ペット用敷マット1の形状変更を阻害することはない。
ペット用敷マット1を製作する場合には、図7に示すように、導電性シート10を遠赤外線放射シート11と重ね合わせた電位発生体2を袋状のカバーシート3の開口部から内部に挿入して開口部を縫製により密封する(図7(a))。次に、外カバー体5の内部にチップ材料を充填しておき、カバーシート3により被覆された電位発生体2をチップ材料の内部に挿入して電位発生体2全体がチップ材料により被覆された状態となる(図7(b))。電位発生体2の収納後外カバー体5の開口部のファスナーを閉じることでペット用敷マット1が完成する。
図8は、本発明に係るさらに別の実施形態に関する全体斜視図であり、一部を切欠いて内部構造を示している。図9は、その断面図を示しており、図10は、その製作過程を示している。
この例では、電位発生体2、カバーシート3及び外カバー体5は、図1に示す実施形態と同様のものを用いているので、説明を省略する。緩衝体4は、図1に示す実施形態で用いた通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームからなる第一シート体40及び第一シート体40よりも硬質のポリウレタンフォームからなる第二シート体41を重ね合わせて構成される。例えば、第一シート体40として、株式会社ブリヂストン製(製品名;軟質エバーライト「DVNI」、硬さ約3kgf)を用いた場合、第二シート体41として、株式会社ブリヂストン製(製品名;SFフォーム、硬さ約30kgf)を用いればよい。そして、第一シート体40と第二シート体41との間には、所定の辺部を除く周縁部を接着剤により接着させて、収納部を形成する。接着させていない辺部から電位発生体2を挿入することで、第一シート体40と第二シート体41との間に電位発生体2が保持されるようになる。
緩衝体4としてこのような第一シート体40及び第二シート体41を重ね合わせたものを用いることで、硬質の第二シート体41によりペット用敷マット1に形状安定性を持たせてその型崩れを防止することができる。
ペット用敷マット1を製作する場合には、図10に示すように、導電性シート10を遠赤外線放射シート11と重ね合わせた電位発生体2を袋状のカバーシート3の開口部から内部に挿入して開口部を縫製により密封する(図10(a))。次に、第一シート体40及び第二シート体41を重ね合わせ、重ね合わせた面の周縁部を開口部となる辺部を除いて接着剤により接着する(図10(b))。接着した第一シート体40及び第二シート体41を外カバー体5の内部に挿入し、カバーシート3により被覆された電位発生体2を第一シート体40と第二シート体41との間に挿入して電位発生体2全体が緩衝体により被覆された状態となる(図10(c))。電位発生体2の収納後外カバー体5の開口部のファスナーを閉じることでペット用敷マット1が完成する。
以上説明した実施形態を応用して種々のペット用敷マットを構成することができる。例えば、図11では、円形の敷マット本体100の周縁部に丸みを付けた突縁部101が形成されている。敷マット本体100は、上述の実施形態のように構成し、突縁部101は、表面に所定幅の織地を縫い付けて内部に綿やウレタンチップといった緩衝材を充填して構成する。また、図12に示すように、敷マット本体100’を矩形状に形成して、その周囲に所定幅の囲い101’を設けるようにしてもよい。この例でも敷マット本体100’は、上述の実施形態のように構成し、囲い101’は、例えばウレタンフォームを枠状に形成して取り付ければよい。また、図13に示すように、敷マット本体101”の周囲に持ち手102を取り付けた囲い部101”を設けるようにしてもよい。
図14では、敷マット200の上面を凹凸状に形成した例を示している。この例では、図1又は図8で説明した実施形態の緩衝体4の上面を予め波状に凹凸加工して用いるようにすればよい。
図15では、敷マット本体300の周囲を囲むとともに上方を覆う屋根部301が設けられている。敷マット本体300は、上述した実施形態のように構成し、屋根部301は、プラスチック成形加工された補強材を被覆するようにスポンジ等の緩衝材を取り付け、表面を織地で覆うように取り付けて構成すればよい。
図16では、敷マット本体400に背もたれ部401が回動可能に取り付けられている。敷マット本体400は、上述した実施形態のように構成し、背もたれ部401は、ウレタンフォームからなる緩衝体を織地で被覆して構成すればよく、両者の間には公知の回動機構を取り付けるようにすればよい。この例では、ペット以外に人間にも使用可能なように構成されている。
本発明に係る実施形態に関する全体斜視図である。 図1のペット用敷マットに関する断面図である。 図1のペット用敷マットに関する製作過程を示す説明図である。 導電性シートに測定電極を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る別の実施形態に関する全体斜視図である。 図5のペット用敷マットに関する断面図である。 図5のペット用敷マットに関する製作過程を示す説明図である。 本発明に係るさらに別の実施形態に関する全体斜視図である。 図8のペット用敷マットに関する断面図である。 図8のペット用敷マットに関する製作過程を示す説明図である。 本発明に係る実施形態の応用例に関する全体斜視図である。 本発明に係る実施形態の別の応用例に関する全体斜視図である。 本発明に係る実施形態のさらに別の応用例に関する全体斜視図である。 本発明に係る実施形態のさらに別の応用例に関する全体斜視図である。 本発明に係る実施形態のさらに別の応用例に関する全体斜視図である。 本発明に係る実施形態のさらに別の応用例に関する全体斜視図である。
符号の説明
1 ペット用敷マット
2 電位発生体
3 カバーシート
4 緩衝体
5 外カバー体
10 導電性シート
11 遠赤外線放射シート

Claims (6)

  1. 金属で被覆された短繊維を含む不織布からなるとともに電圧印加により負電位を発生する導電性シート及び粉末状の遠赤外線放射性セラミックを含む遠赤外線放射シートを有する電位発生体と、前記電位発生体の片面又は両面に配設されるとともに通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを少なくとも一部に備える緩衝体と、前記電位発生体及び前記緩衝体を収納する外カバー体とを備えていることを特徴とするペット用敷マット。
  2. 前記導電性シートは、銀で被覆された短繊維を含む不織布からなることを特徴とする請求項1に記載のペット用敷マット。
  3. 前記電位発生体は、防水性カバーシートにより被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用敷マット。
  4. 前記緩衝体は、前記電位発生体全体を内部に収納可能なブロック体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のペット用敷マット。
  5. 前記緩衝体は、通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームを多数のチップ状に形成した集合体を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のペット用敷マット。
  6. 前記緩衝体は、前記電位発生体の一方の面側に配置された通気性のある低反発性軟質ポリウレタンフォームからなる第一シート体及び前記電位発生体の他方の面側に配置されるとともに前記第一シート体よりも硬質の第二シート体を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のペット用敷マット。
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