JP4846840B2 - グリップ構造体及びゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、取外し交換可能なグリップ構造に関する。より詳しくは、本発明は、ゴルフクラブ、各種ラケット若しくは鍬、鎌又は鋤等に適用可能な、取外し交換可能なグリップ構造に関する。
例えばウッドやアイアン、パターを含むゴルフクラブ、バドミントン用ラケットやテニス用ラケット等の各種ラケット若しくは鍬、鎌又は鋤等に用いられるグリップは、ユーザーの希望によって交換されることが多いものである。なかでも、ゴルフクラブのグリップは、ユーザーの調子や習熟度、ラウンドするコースや季節等に応じてスコアに繊細に影響を与え得るものであり、特にグリップの交換が希望される場合が多いと考えられる。
従来のゴルフクラブやラケットのグリップ構造では、ラバー製のグリップが堅固にシャフトに固定して装着されており、特定のグリップを一旦シャフトに装着してしまうと取り外すことは至難の業で、ユーザーの希望によっても別のグリップに交換することはほぼ不可能か、可能でもかなりの労力を要するものであった。
例えば、特許文献1においては、装飾を施すのに美観性と設計自由度ともに良好で、材料の選択範囲も広いキャップ体を有するゴルフクラブグリップを提供することを意図して、管状体であり、その一端が開口し、他端が完全に閉塞され、且つ、該開口からゴルフクラブシャフトの掌握端に挿入されて該掌握端に取り付けられうるように形成されていることを特徴とする、ゴルフクラブグリップが提案されている(特許文献1、要約及び請求項1を参照)。
ところが、この特許文献1において提案されているゴルフクラブグリップでは、グリップをビスで直接シャフトに接続・固定する構成を採用しているため、グリップの固定が不十分であったり、場合によってはビスによってシャフトを損傷してしまったりするという問題がある。
これに対し、例えば特許文献2においては、ユーザーの嗜好によってグリップ部の意匠デザインを容易に変えることができるグリップ構造を提供することを可能にすることを意図して、グリップ部のシャフトの外周面上に内側粘着層を介して加飾シート材が貼着され、該加飾シート材の外周面上に水溶性粘着層からなる外側粘着層を介して透明または半透明で且つ伸縮自在のグリップ部材が着脱可能に貼着された構成を有するグリップ構造が提案されている(特許文献2、要約及び請求項1を参照)。
特開2006−198402号公報 特開2007−325699号公報
上記特許文献2において提案されているグリップ構造では、水溶性粘着層とグリップ部材との間に水を流通させて該水溶性粘着層に水を接触させることにより粘着力を除去して伸縮自在のグリップ部材を容易に脱離することができ、加飾シート材を剥がしてグリップ部材も交換することができる。
しかしながら、このグリップ構造は、基本的に、グリップ部の意匠デザインを容易に変えることを意図したものであり、グリップそのものの交換も可能ではあるが、グリップ部のシャフトの外周面上に内側粘着層を介して加飾シート材を貼着しなければならないことに加えて、加飾シート材の外周面上に水溶性粘着層からなる外側粘着層を介してグリップ部材を貼着しなければならず、構造が複雑であり、また、水溶性粘着層や加飾シート材の除去や再貼着に手間がかかるという問題がある。
また、特にウッドやアイアン、パターを含むゴルフクラブ、バドミントン用ラケットやテニス用ラケット等の打撃具においては、ボール等を打撃するために設けられた打撃面の向きが一定していないと、安定した打撃性能を得ることができず、ひいてはユーザーの調子やスコアに繊細に影響を与えることになってしまうという問題がある。そのため、グリップを交換可能なものとする場合は、常にグリップがその周方向において一定の取付位置で固定された状態になるよう着脱可能なものとする必要がある。
そこで、本発明の目的は、グリップを周方向に一定の取付位置において固定された状態となるよう容易に着脱可能であり、ユーザーの好みに応じて、種々の形状や質感を有するグリップを容易かつ簡便に交換することができるグリップ構造及びゴルフクラブを提供することにある。
上記した課題を解決すべく、本発明は、
中空のシャフトと、
前記シャフトの軸心回りに相対回転不能で軸心方向移動可能に取り付けられる第一略筒状部分を有するグリップと、
前記シャフトの軸心回りに相対回転可能で軸心方向移動可能に取り付けられ、前記グリップを前記シャフトに固定する第二略筒状部分を有するアッタチメントと、
を具備するグリップ構造体であって、
前記シャフトは、前記グリップが取り付けられる外周面において軸心方向に延びるリブを有し、
前記グリップは、その内周面において前記リブに対応する位置に設けられた溝部と、前記溝部に略隣接する位置に設けられ、前記アッタチメント側端部に設けられた鉤状部を有する第一突条部と、を有し、
前記シャフトは、その外周面において前記アッタチメントに対応する位置に固定して設けられた断面環状のストッパーを有し、
前記ストッパーは、周方向に複数に分割され周方向一方側に向かって厚さが増大している複数の分割ストッパーで構成され、
前記アタッチメントの内周面には、前記分割ストッパーの外面に接触するように周方向一方側へ向かって前記軸心からの距離が増大している傾斜面と、前記グリップ側端部に設けられた係合部を有する第二突条部が複数形成されており、
前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記傾斜面が前記分割ストッパーの外面を径方向内側へ押し、前記鉤状部が前記係合部に係合し、前記グリップが前記アタッチメントとともに前記シャフトに固定されること、
を特徴とするグリップ構造体を提供する。
本発明のグリップ構造体では、シャフトをグリップに差し込んだ後、アタッチメントを周方向一方側に向けて回転させると、アタッチメントの内周面に設けられた傾斜面が、シャフトに設けられた分割ストッパーの外面を径方向内側に押した状態になり、アタッチメントがシャフトに対してしっかりと固定された状態になる。また、アタッチメントを周方向一方側に向けて回転させると、アタッチメントに設けられた係合部と、グリップに設けられた鉤状部とが係合した状態になり、アタッチメントがグリップに対してしっかりと固定された状態になる。従って、本発明のグリップ構造体では、シャフトをグリップに差し込んだ後、アタッチメントを周方向一方側に回転させるだけで、アタッチメントを介してシャフトとグリップ部とがしっかりと固定された状態になる。
上述したように、本発明のグリップ構造体は、アタッチメントを回転させることによりグリップの着脱を行えるものであり、グリップの回転動作を行う必要がない。また、本発明のグリップ構造では、シャフトに設けられたリブを、グリップの内周面に設けられた溝部に差し込むことにより、グリップがシャフトに対して周方向に相対回転できない状態になる。そのため、本発明のグリップ構造体を採用すれば、周方向に一定の取付位置で固定された状態になるよう、グリップを容易かつ確実に着脱することができる。
上記本発明のグリップ構造体は、
前記リブが、前記アタッチメント側端部に設けられ、前記グリップの軸心方向における前記アタッチメント側への移動を止める凸部を有すること、
を特徴とするものであることが望ましい。
このような構成とすることにより、グリップを容易かつ確実に軸心方向に一定の位置において固定することが可能となる。
本発明のグリップ構造体は、
前記複数の分割ストッパーが一体的に形成されていること、
を特徴とするものであることが更に望ましい。
このような構成とすることにより、シンプルな構成であり、グリップの交換を容易かつスムーズに実施可能なグリップ構造体を提供することができる。
本発明のグリップ構造体は、
前記シャフトが、シャフト側当接部を有し、
前記アタッチメントが、前記シャフト側当接部に対して軸線方向に隣接する位置において当接するアタッチメント側当接部を有し、
前記第一略筒状部分と、前記シャフトの前記アタッチメント側端部との間に、前記シャフトを前記第一略筒状部分から離反する方向に付勢する付勢手段が設けられていること、
を特徴とするものとすることも可能である。
かかる構成とすれば、付勢手段から作用する付勢力の影響によりシャフトがアタッチメント側に押しつけられた状態になり、シャフトとアタッチメントとがしっかりと連結された状態とすることが可能である。また、上述したように、アタッチメントはグリップに対してしっかりと固定される。従って、上述した構成によれば、シャフトとグリップとを、アタッチメントを介して強固に固定することが可能となる。
本発明のグリップ構造体は、
前記第一突条部及び前記第二突条部のいずれか一方又は双方が、磁気的性質を有するものであり、
前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記第一突条部と前記第二突条部とが引き寄せ合うように磁力が作用することをものとすることが好ましい。
同様に、本発明のグリップ構造体は、
前記シャフトの軸心回りに相対回転不能で軸心方向移動可能に取り付けられる第一略筒状部分を有するグリップと、
前記シャフトの軸心回りに相対回転可能で軸心方向移動可能に取り付けられ、前記グリップを前記シャフトに固定する第二略筒状部分を有するアッタチメントと、
を具備するグリップ構造体であって、
前記シャフトは、前記グリップが取り付けられる外周面において軸心方向に延びるリブを有し、
前記グリップは、その内周面において前記リブに対応する位置に設けられた溝部と、前記溝部に略隣接する位置に設けられ、前記アッタチメント側端部に設けられた第一突条部と、を有し、
前記シャフトは、その外周面において前記アッタチメントに対応する位置に固定して設けられた断面環状のストッパーを有し、
前記ストッパーは、周方向に複数に分割され周方向一方側に向かって厚さが増大している複数の分割ストッパーで構成され、
前記アタッチメントの内周面には、前記分割ストッパーの外面に接触するように周方向一方側へ向かって前記軸心からの距離が増大している傾斜面と、前記グリップ側端部に設けられた第二突条部と、を有し、
前記第一突条部及び前記第二突条部のいずれか一方又は双方が、磁気的性質を有するものであり、
前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記傾斜面が前記分割ストッパーの外面を径方向内側へ押し、前記第一突条部と前記第二突条部とが引き寄せ合うように磁力が作用し、前記グリップが前記アタッチメントとともに前記シャフトに固定されること、
を特徴とするものであることが好ましい。
かかる構成とすれば、第一突条部及び第二突条部の間に作用する磁力により、アタッチメントがグリップに対してより一層しっかりと固定された状態になる。従って、本発明のグリップ構造体では、アタッチメントを介してシャフトとグリップ部とをしっかりと連結し固定することが可能となる。
また、上記した構成によれば、シャフトとグリップ部とを連結するためにアッタチメントを周方向一方側へ回転させる際に、第一突条部及び第二突条部の間に作用する磁力により回転力が付与される。従って、本発明のグリップ構造体は、アタッチメントの回転操作を軽快に実施することができる。
また、本発明のグリップ構造体は、
前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させることにより、前記第一突条部及び前記第二突条部の一部又は全部が重なり合った状態になるものであることが望ましい。
かかる構成とした場合は、アッタチメントを周方向一方側へ回転させた際に第一突条部及び前記第二突条部との間で作用する磁力の影響を更に増大させることが可能であり、アタッチメントとグリップ部との固定強度をより一層強固なものとすることが可能である。従って、上述した構成によれば、グリップ部を更に強固に連結し、固定することが可能となる。なお、本発明において「第一突条部及び第二突条部が重なり合った状態」とは、両者が隙間無く重なり合う状態に限定されるものではなく、磁力の影響が及ぶ程度において両者の間に隙間が形成される状態も含まれるものである。
また、本発明は、
上記のグリップ構造体を具備することを特徴とするゴルフクラブを提供する。
本発明のゴルフクラブは、上述したグリップ構造体を備えたものであるため、グリップを周方向に一定の取付位置において固定された状態となるよう容易に着脱することができ、ユーザーの好みに応じて、容易かつ簡便に種々の形状や質感を有するグリップに交換可能とすることができる。
本発明によれば、グリップを周方向に一定の取付位置において固定された状態となるよう容易に着脱可能であり、ユーザーの好みに応じて、種々の形状や質感を有するグリップを容易かつ簡便に交換することができるグリップ構造及びゴルフクラブを提供することができる。
本発明の実施形態に係るゴルフクラブを示す斜視図である。 図1に示すゴルフクラブのグリップ部分を示す分解斜視図である。 シャフトをグリップに対して差し込んだ状態を示す斜視図である。 図3に示す状態からさらにアタッチメントを装着した状態を示す斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 図4のE−E断面図である。 図4のF−F断面図である。 図4のG−G断面図である。 図11において矢印方向にアタッチメントを回動させた後の状態を示す断面図である。 変形例にかかるグリップ構造体の一部を破断して示した断面図である。 図2のH−H断面図である。 図2のI−I断面図である。 本発明の第二実施形態に係るグリップ構造体においてグリップとアタッチメントを接続固定する前の状態を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るグリップ構造体においてグリップとアタッチメントを接続固定した状態を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るグリップ構造体におけるグリップとアタッチメントとの関係を、グリップとアタッチメントを接続固定する際の手順に従って説明した説明図である。 本発明の第二実施形態に係るグリップ構造体におけるグリップとアタッチメントとの関係を示す別の図である。
≪第1実施形態≫
本発明の第1実施形態に係るゴルフクラブ10及びグリップ構造体G1について図面を参照しながら説明する。なお、重複する部分の説明については同一の符号を付し、省略している場合もあり、図面における各部材の形状や寸法は、実際に本発明の作用効果を奏するための実際の形状や寸法を必ずしも正確に表していない場合もある。
図1に示すように、ゴルフクラブ10は、シャフト20の先端側にクラブヘッド12を有し、末端側にグリップ構造体G1を有する。シャフト20は、従来公知のものと同様に中空の軸体によって構成されており、クラブヘッド12は、従来公知のものと同様のものによって構成されており、球体(ゴルフボール)を打撃するための打撃面を備えている。なお、以下において、特に断りのない限りゴルフクラブ10のシャフト20の軸方向においてクラブヘッド12側に向く部分を先端側と称し、その逆、即ちグリップ30側を末端側と称する。
図2〜図4に示すように、グリップ構造体G1は、シャフト20と、グリップ30と、アタッチメント40とに大別される。シャフト20は、上記のとおり金属製であって中空の軸体によって構成されており、その末端側において外周面に複数のリブ22を有する。リブ22は、シャフト20の末端部(以下、「アタッチメント側端部」20aとも称す)において、軸心方向に延びるように形成されている。リブ22の先端側の部分には、凸部24が設けられている。このようなリブ22は、シャフト20と一体成形されていてもよく、また、シャフト20と同じ材料又は他の硬質の材料で形成した別部材として接着剤等で固着されていてもよい。
図2及び図6に示すように、凸部24は、リブ22の外表面よりもさらにシャフト20の径方向外側に向けて張り出すように形成された部分である。この凸部24は、リブ22に対して軸方向(先端側)に隣接する位置に設けられている。図3に示すように、凸部24は、シャフト20をグリップ30に差し込んだ際に、グリップ30の開口縁に突き当たる。そのため、シャフト20は、凸部24が設けられた位置までグリップ30内に差し込むことができる。即ち、凸部24がグリップ30の開口縁に突き当たるまで差し込んだ状態においてグリップ30をシャフト20に対して固定することにより、シャフト20とグリップ30との軸方向における位置関係を一定に維持することができ、例えばグリップ30の交換の度にグリップ30からクラブヘッド12までの長さが変化するといった不具合の発生を防止することができる。
また、図2及び図3に示すように、シャフト20のアタッチメント側端部20aには、凸部24に対して軸方向(先端側)に隣接する位置にストッパー26が設けられている。このストッパー26は、図7に示すように、断面形状が環状であり、ゴルフクラブ10においてアタッチメント40が装着される位置に固定されている。ストッパー26は、複数(本実施形態では4個)の分割ストッパー28によって構成されている。これらは一体的に形成されていてストッパー26は一部材とされていてもよい。
この分割ストッパー28は、図7に示すように、それぞれシャフト20の周方向に並べて形成されている。分割ストッパー28の外面は、周方向一方側へ向かって軸心からの距離が大きくなるように形成されている。即ち、分割ストッパー28の外面は、周方向一方側へ向かって半径が大きくなっている円弧面によって構成されている。したがって、分割ストッパー28は、アタッチメント側端部20a側から断面視すると時計回り方向に向かって漸次厚さが増大するように形成されている。
分割ストッパー28は、縮径可能な部材であり、弾性変形可能な素材によって形成されており、例えば硬質ゴム製である。シャフト20と同じ材料で形成されていてもよい。そして、このようなストッパー26乃至は分割ストッパー28は、シャフト20と同じ材料又は他の硬質の材料で形成した別部材として接着剤等で固着されていればよく、また、シャフト20と同じ材料で形成されている場合にはシャフト20と一体的に成形されていてもよい。なお、分割ストッパー28の外面はストッパー26の外周面を構成する面であり、後に詳述するアタッチメント40の内周面の4分の1と同じ形状の円弧面となっている。
図1〜図4に示すように、グリップ30は、略円柱状で一端側が閉塞された外観形状を有する。図2及び図5に示すように、グリップ30は、第一略筒状部分32と、溝部34と、第一突条部36とを有する。第一略筒状部分32は、上記シャフト20の軸心回りに相対回転不能であり、軸心方向移動可能に取り付けられるものであり、使用者が把持する部分に相当する。また、溝部34は、第一略筒状部分32の内周面に複数設けられており、上記シャフト20に設けられているリブ22に対応する位置に設けられている。第一突条部36は、溝部34に対して第一略筒状部分32の周方向に略隣接する位置に設けられている。即ち、周方向に隣接するリブ22同士の間に第一突条部36が設けられている。
図2〜図4に示すように、第一突条部36は、第一略筒状部分32の開口端よりもさらに軸方向外側に向けて突出している。第一突条部36の突出部分には、鉤状部38が設けられている。鈎状部38は、グリップ30を開口端側(先端側)から見た状態において第一突条部36の周方向右側の端部から反時計回り方向に伸びるスリット38aを有する。グリップ30乃至は第一略筒状部分32は、従来公知のようにゴム製であればよく、第一突条部36は、例えば硬質ゴムや金属、又はある程度の剛性を有する樹脂で構成すればよい。
アタッチメント40は、シャフト20とグリップ30とを接続し、固定するための接続具としての機能を有するものであり、図2〜図4及び図8に示すように、中央の開口部分に上述したシャフト20が挿通される。アタッチメント40は、上記したシャフト20の軸心回りに相対回転可能であり、軸心方向に向けて移動可能なように取り付けられている。アタッチメント40は、第二筒状部分42と、第二突条部44とを有する。アタッチメント40(第二筒状部分42、第二突条部44)も、例えば硬質ゴムや金属、又はある程度の剛性を有する樹脂で構成すればよい。
第二筒状部分42は、アタッチメント40の主要部をなす部分であり、グリップ30と略同一の外径であって両端に開口を有する筒体によって形成されている。第二突条部44は、アタッチメント40の内周面に複数形成されており、上述したシャフト20の分割ストッパー28に対応する位置に設けられている。そして、第二突条部44は、傾斜面(カム面)46と係合部48とを有する。
傾斜面46は、上述したシャフト20に設けられている4つの分割ストッパー28に対応した形状(円弧形状)を有し、各分割ストッパー28に対応する位置に設けられている(図11及び図12等参照)。即ち、各傾斜面46は、各分割ストッパー28の外面に面で接触可能なように設けられている。具体的には、傾斜面46は、第二筒状部分42の内周面に沿うように形成されている。
そして、傾斜面46は、第二筒状部分42を先端側の開口部分から見た状態において、時計回り方向に進むにつれて厚さが増大するように形成されている。即ち、傾斜面46は、時計回り方向に進むに連れて軸心からの距離が減少(反時計回り方向に進むに連れて軸心からの距離が増大)するように形成されている。つまり、傾斜面46は、周方向に進むにつれて半径が増減する円弧面によって構成されている。
係合部48は、第二筒状部分42において上述した傾斜面46に対して末端側(グリップ側端部20a側)に隣接する位置設けられている。係合部48は、グリップ30のうちの鉤状部38を有する第一突条部36同士の間に差し込まれ、アッタチメント40の回転によって鉤状部38と係合するものである。
ゴルフクラブ10は、シャフト20をグリップ30に差し込んだ後、アタッチメント40を先端側から見て反時計回り方向に回動させることにより、シャフト20とグリップ30とを接続し、これとは逆の動作を行うことによりグリップ30をシャフト20から取り外すことができる。さらに詳細に説明すると、グリップ30をシャフト20に取り付ける場合は、先ずシャフト20側に設けられたリブ22とグリップ30側に設けられた溝部34とを位置合わせし、凸部24がグリップ30の開口縁に突き当たるまでグリップ30の開口部分からシャフト20を差し込む。これにより、図3に示すように、シャフト20のリブ22が設けられた部分がグリップ30内に収容され、リブ22よりも先端側の部分がグリップ30の外側に露出した状態になる。
また、グリップ30にシャフト20を挿入した状態においては、図9に示すようにリブ22が溝部34内に入っているため、グリップ30をシャフト20に対して周方向に回動させることができない。即ち、グリップ30にシャフト20を差し込んだ状態においては、グリップ30が周方向に位置決めされた状態になっている。そして、凸部24がグリップ30の開口縁に当接するまでシャフト20を挿入することにより、グリップ30がシャフト20に対して軸方向に位置決めされた状態になる。
図3に示すような状態において、第二突条部44側の部分を先頭にしてアタッチメント40をアタッチメント側端部20a側(グリップ30側)に移動させると、図4に示すようにシャフト20に設けられたストッパー26の外側にアタッチメント40が被さった状態になる。この状態においては、図11に示すように、アタッチメント40の内周面に設けられた傾斜面46が、シャフト20に設けられたストッパー26の外側に隣接する位置に到来し、各係合部44がグリップ30に設けられた各第一突条部36に対して周方向に隣接する位置に到来した状態になる。また、アタッチメント40に設けられた各傾斜面46が、シャフト20側の各分割ストッパー28において最も肉薄の部分(基端部)に隣接する位置に存在した状態になっている。
上記したようにアタッチメント40をシャフト20のアタッチメント側端部20a側に配された状態において、アタッチメント40を先端側から見て反時計回り方向(図11に示す矢印α方向)に回動させると、各第二突条部44に設けられた係合部48が、グリップ30の各鉤状部38を構成するスリット38a内に差し込まれた状態になる。これにより、グリップ部30とアタッチメント40とが連結され、一体化された状態になる。そして、アタッチメント40を前述したように回動させると、図12に示すように、アタッチメント40の内側に設けられた各傾斜面46がシャフト20側に設けられた各分割ストッパー28に沿って周方向に移動する。これにより、図12に矢印Pで示すように、各傾斜面46によって各分割ストッパー28の外面が径方向内側へ向けて押圧され、圧接された状態になり、シャフト20とアタッチメント40とがしっかりと固定された状態になり、アタッチメント40を介してシャフト20とグリップ30とが軸方向に離反しないように固定さる。
また、前述したのとは逆の動作を行うことにより、グリップ30をシャフト20から取り外すことができる。具体的には、図12に矢印βで示すように、アタッチメント40を先端側から見て時計回り方向に回動させると、アタッチメント40の各傾斜面46側からシャフト20の各分割ストッパー28側に向けて作用していた押圧力が解除され、シャフト20とアタッチメント40との連結が解除された状態になる。そして、アタッチメント40を前述したように回動させることにより、アタッチメント40側の各係合部48が、グリップ30側の各鉤状部38から抜け出した状態になり、グリップ30とアタッチメント40との連結が解除された状態になる。そのため、この状態においてグリップ30をシャフト20の軸方向にスライドさせることにより、シャフト20からグリップ30を取り外すことができる。
上述したグリップ構造体G1は、シャフト20をグリップ30に差し込んだ際に、シャフト20に設けられた凸部24が突き当たり、それ以上シャフト20をグリップ30に差し込むことができない状態になる。そのため、上述した構成によれば、グリップ30を容易かつ確実に軸心方向に一定の位置において固定することが可能となる。なお、本実施形態では、凸部24を設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、凸部24を備えていない構成であってもよい。また、上述した凸部24は、リブ22の先端側に連続するように設けられたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、リブ22と凸部24との間に一定の隙間が設けられていてもよい。また、上述した凸部24の形状や大きさは一例に過ぎず、いかなるものであってもよい。
上述したグリップ構造体G1は、分割ストッパー28が一体的に形成されているため、構成がシンプルであり、グリップ30の交換を容易かつスムーズに実施することができる。なお、本実施形態では、分割ストッパー28を一体的に形成することによりストッパー26を構成した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一部又は全部の分割ストッパー28が別々に構成されていてもよい。
上述したグリップ構造体G1は、図13に示すように、シャフト20の末端部(アタッチメント側端部20a)と、グリップ30をなす第一略筒状部分32の末端側の閉塞面32aとの間にバネなどの付勢手段50を設けた構成を有していてもよい。このような構成とする場合は、シャフト20側にシャフト側当接部52を設け、アタッチメント40側にシャフト側当接部52に対して軸線方向に隣接する位置において当接するアタッチメント側当接部54を設けた構成とすることにより、付勢手段50から作用する付勢力によってシャフト20がアタッチメント40側に押しつけられた状態になり、シャフト20とアタッチメント40とをより一層強固に連結することが可能となる。なお、シャフト側当接部52やアタッチメント側当接部54は、シャフト20やアタッチメント40に対して別途設けてもよいが、図13に示すように凸部24をシャフト側当接部52として機能させ、第二突条部44をアタッチメント側当接部54として機能させてもよい。かかる構成とすることにより、グリップ構造体G1の構成をより一層簡略化することが可能となる。
≪第2実施形態≫
本発明の第2実施形態に係るゴルフクラブ60について図面を参照しながら説明する。なお、ゴルフクラブ60において、上記第1実施形態に係るゴルフクラブ10と重複する部分の説明については同一の符号を付し、省略している場合もあり、図面における各部材の形状や寸法は、実際に本発明の作用効果を奏するための実際の形状や寸法を必ずしも正確に表していない場合もある。
ゴルフクラブ60は、上記グリップ構造体G1に代わってグリップ構造体G2を備えたものとされている。グリップ構造体G2は、上記グリップ構造体G1と略同一の構造とされているが、グリップ30の第一突条部36、及びアタッチメント40の第二突条部44が磁気的性質を備えたものとされている点が相違している。具体的には、第一突条部36はそれぞれN極の磁性を帯びたものとされており、第二突条部44はそれぞれS極の磁性を帯びたものとされている。
図2や図14に示すように、第一突条部36は、グリップ30の第一筒状部分32の開口端側の部分に複数(本実施形態では4つ)、軸方向に突出するように設けられている。また、図14や図18に示すように、各第一突条部36(以下、「第一突条部36a〜36dとも称す)は、第一筒状部分32の周方向に所定の間隔毎に設けられている。一方、図2や図15に示すように、第二突条部44は、アタッチメント40のグリップエンド側の端部において軸方向に突出するように設けられている。また、図15や図18に示すように、各第二突条部44(以下、「第二突条部44a〜44dとも称す)は、第二筒状部分42の周方向に所定の間隔毎に設けられている。
本実施形態のゴルフクラブ60についても、上記第1実施形態のゴルフクラブ10と同様の手順によりアタッチメント40を介してシャフト20とグリップ30とを接続することができる。具体的には、シャフト20とグリップ30とを接続する場合は、先ずリブ22と溝部34とが位置合わせされた状態でグリップ30にシャフト20が差し込まれる。その後、第二突条部44側の部分を先頭にしてアタッチメント40をアタッチメント側端部20a側(グリップ30側)に移動させると、図16や図18(a)、(b)に示すようにグリップ30側に設けられN極に帯磁した各第一突条部36a〜36dと、アタッチメント40側に設けられS極に帯磁した各第二突条部44a〜44dとが周方向に交互に並んだ状態になる。
図16や図18(b)の状態において矢印で示す方向にアタッチメント40を回転させると、各第一突条部36a〜36dと各第二突条部44a〜44dとの間に互いに引き寄せ合うように磁力が作用する。そのため、アタッチメント40は、スムーズに回転する。また、各第一突条部36a〜36dに設けられた鉤状部38のスリット38aに、各第二突条部44a〜44dに設けられた突起状の係合部48が係合するまでアタッチメント40を回転させると、図17や図18(c)に示すように各第一突条部36a〜36dと各第二突条部44a〜44dとが重なりあった部分(図18(c)においてハッチングを付した部分)が形成される。この重複部分においては、各第一突条部36a〜36dと各第二突条部44a〜44dとが間に引き寄せ合うように磁力が作用し、グリップ30に対してアタッチメント40が固定された状態になる。
また、アタッチメント40を回転させると、上記第1実施形態のものと同様に、アタッチメント40の内側に設けられた各傾斜面46がシャフト20側に設けられた各分割ストッパー28に沿って周方向に移動することにより、各傾斜面46によって各分割ストッパー28の外面が径方向内側へ向けて押圧され、圧接された状態になる(図12参照)。そのため、グリップ構造体G2においては、各第一突条部36a〜36d及び各第二突条部44a〜44dの間に作用する磁力による固定力に加えて、前述した圧接による固定力も作用することになり、グリップ30に対してアタッチメント40が極めて強固に固定された状態になる。
本実施形態のグリップ構造体G2は、第一突条部36がN極に帯磁し、第二突条部44がS極に帯磁したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、第一突条部36と第二突条部44とで極が入れ替わっていてもよい。また、グリップ構造体G2は、第一突条部36及び第二突条部44の双方が帯磁したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方のみを帯磁させたものとし、他方を鉄製のものとするなどして磁石に吸着するものとしてもよい。かかる構成とすることによっても、第一突条部36と第二突条部44との間に磁力により引き寄せ合う力が作用し、グリップ30とアタッチメント40とを強固に固定することが可能となる。
また、本実施形態のグリップ構造体G2では、第一突条部36a〜36dの全てがN極に帯磁し、第二突条部44a〜44dの全てがS極に帯磁したものであったが、これらのうち一部が帯磁していないものであってもよい。また、第一突条部36a〜36dのうち一部がN極に帯磁し、残りがS極に帯磁した構成としたり、第二突条部44a〜44dのうち一部がN極に帯磁し、残りがS極に帯磁した構成したりすることも可能である。このように、第一突条部36及び第二突条部44において相違する極が混在した構成とする場合は、グリップ30とアタッチメント40とを接続する際に互いに連結し合うもの同士で引き寄せ合う力が作用するよう、磁極の配置を構成することが好ましい。
具体的には、例えば図19に示すように、第一突条部36a〜36dが、それぞれ第二突条部44a〜44dとの組み合わせにより連結し合うものとした場合において、第一突条部36a、36cをN極に帯磁させ、第一突条部36b、36dをS極に帯磁させた場合、第一突条部36a、36cと連結される第二突条部44a、44cをS極に帯磁させ、第一突条部36b、36dと連結される第二突条部44b、44dをN極に帯磁させた構成とすることが好ましい。
また、本実施形態のグリップ構造体G2では、アッタチメント40を回転させることにより、第一突条部36a〜36dと第二突条部44a〜44dとが一部重なり合った状態になり、両者の間に磁力による吸引力が作用し、グリップ30とアタッチメント40とが強固に固定される。なお、本実施形態では、第一突条部36a〜36dと第二突条部44a〜44dとが一部において重なり合う構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、略全体において重なり合う構成とすることも可能である。
本実施形態では、第一突条部36a〜36d及び第二突条部44a〜44dの略全体が帯磁された構成である例を示したが、本発明はこれに限定される訳ではなく、一部分において帯磁された構成であってもよい。また、第一突条部36a〜36d及び第二突条部44a〜44dは、いかなる手法により帯磁されたものであってもよく、例えば別途用意した磁石を第一突条部36a〜36d及び第二突条部44a〜44dに固定する等しても良い。
本実施形態のグリップ構造体G2は、第一突条部36a〜36d及び第二突条部44a〜44dが、第1実施形態と同様に鉤状部38及び係合部48を有し、両者の間に作用する磁気的な吸引力に加え、両者によって形成される係合構造による固定力も作用することになるため、シャフト20とグリップ30とをアタッチメント40を介して強固に固定することができる。なお、本実施形態では、第一突条部36a〜36d及び第二突条部44a〜44dが鉤状部38及び係合部48を備えた例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、鉤状部38及び係合部48を備えていないものや、鉤状部38及び係合部48に代替する他の構成により係合等により固定や連結することが可能なものとすることが可能である。
以上、本発明の代表的な実施形態について要旨を説明したが、その他の詳細な点については本発明の技術思想の範囲内で種々設定が可能であり、例えば各分割ストッパー28や各傾斜面46の角度や、数量、形状、第一突条部36や鉤状部38、第二突条部44、係合部48などの形状や数量等は適宜変更することが可能である。また、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を備えることを条件に、種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、シャフト20上においてリブ22及び凸部24が設けられた部分の径は、シャフト20の先端側部分の径に比べて大きくなっているが、同一であってもよい。即ち、凸部24を有するリブ22が直接シャフト20上に設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、シャフト20が末端側から先端側まで略同一の太さを有することを前提に説明したが、末端側から先端側にいくにつれて細くなるシャフトもある。このようなシャフトを用いる場合には、シャフトにおいて本発明のグリップ構造体を構成する部分に、外径は一定で末端側から先端側にいくにつれて内径が大きくなる(厚くなる)中空円筒状のスペーサー(例えばゴム製や樹脂製)を取り付ければよい。
スペーサー取り付け後のシャフトの太さは末端側から先端側まで略同一になり、その上で凸部を有するリブ及びストッパーを取り付け、本発明のグリップ構造体の構成を採用すればよい。このようなスペーサーを用いれば、シャフトの長さ方向においてリブ、ストッパー及びアタッチメント等の厚さや内径等に勾配をつけなくてもよく、製造工程上メリットがあり、また、グリップ交換を可能とするクラブの種類の幅が広がる。
本発明の取外し交換可能なグリップ構造は、ウッドやアイアン、パター等のゴルフクラブ、バドミントン用ラケットやテニス用ラケット等の各種ラケット若しくは鍬、鎌又は鋤等に用いられるグリップに適用するゴルフクラブ、各種ラケット若しくは鍬、鎌又は鋤等、ユーザーが変更を希望する全てのグリップ構造に適用することが可能である。
10 ゴルフクラブ
20 シャフト
20a アタッチメント側端部
22 リブ
24 凸部
26 ストッパー
28 分割ストッパー
30 グリップ
32 第一略筒状部分
34 溝部
36 第一突条部
38 鉤状部
40 アタッチメント
42 第二筒状部分
44 第二突条部
46 傾斜面
48 係合部
50 付勢手段
52 シャフト側当接部
54 アタッチメント側当接部
G グリップ構造体

Claims (8)

  1. 中空のシャフトと、
    前記シャフトの軸心回りに相対回転不能で軸心方向移動可能に取り付けられる第一略筒状部分を有するグリップと、
    前記シャフトの軸心回りに相対回転可能で軸心方向移動可能に取り付けられ、前記グリップを前記シャフトに固定する第二略筒状部分を有するアッタチメントと、
    を具備するグリップ構造体であって、
    前記シャフトは、前記グリップが取り付けられる外周面において軸心方向に延びるリブを有し、
    前記グリップは、その内周面において前記リブに対応する位置に設けられた溝部と、前記溝部に略隣接する位置に設けられ、前記アッタチメント側端部に設けられた鉤状部を有する第一突条部と、を有し、
    前記シャフトは、その外周面において前記アッタチメントに対応する位置に固定して設けられた断面環状のストッパーを有し、
    前記ストッパーは、周方向に複数に分割され周方向一方側に向かって厚さが増大している複数の分割ストッパーで構成され、
    前記アタッチメントの内周面には、前記分割ストッパーの外面に接触するように周方向一方側へ向かって前記軸心からの距離が増大している傾斜面と、前記グリップ側端部に設けられた係合部を有する第二突条部が複数形成されており、
    前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記傾斜面が前記分割ストッパーの外面を径方向内側へ押し、前記鉤状部が前記係合部に係合し、前記グリップが前記アタッチメントとともに前記シャフトに固定されること、
    を特徴とするグリップ構造体。
  2. 前記リブが、前記アタッチメント側端部に設けられ、前記グリップの軸心方向における前記アタッチメント側への移動を止める凸部を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のグリップ構造体。
  3. 前記複数の分割ストッパーが一体的に形成されていること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のグリップ構造体。
  4. 前記シャフトが、シャフト側当接部を有し、
    前記アタッチメントが、前記シャフト側当接部に対して軸線方向に隣接する位置において当接するアタッチメント側当接部を有し、
    前記第一略筒状部分と、前記シャフトの前記アタッチメント側端部との間に、前記シャフトを前記第一略筒状部分から離反する方向に付勢する付勢手段が設けられていること、
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のグリップ構造体。
  5. 前記第一突条部及び前記第二突条部のいずれか一方又は双方が、磁気的性質を有するものであり、
    前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記第一突条部と前記第二突条部とが引き寄せ合うように磁力が作用することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグリップ構造体。
  6. 中空のシャフトと、
    前記シャフトの軸心回りに相対回転不能で軸心方向移動可能に取り付けられる第一略筒状部分を有するグリップと、
    前記シャフトの軸心回りに相対回転可能で軸心方向移動可能に取り付けられ、前記グリップを前記シャフトに固定する第二略筒状部分を有するアッタチメントと、
    を具備するグリップ構造体であって、
    前記シャフトは、前記グリップが取り付けられる外周面において軸心方向に延びるリブを有し、
    前記グリップは、その内周面において前記リブに対応する位置に設けられた溝部と、前記溝部に略隣接する位置に設けられ、前記アッタチメント側端部に設けられた第一突条部と、を有し、
    前記シャフトは、その外周面において前記アッタチメントに対応する位置に固定して設けられた断面環状のストッパーを有し、
    前記ストッパーは、周方向に複数に分割され周方向一方側に向かって厚さが増大している複数の分割ストッパーで構成され、
    前記アタッチメントの内周面には、前記分割ストッパーの外面に接触するように周方向一方側へ向かって前記軸心からの距離が増大している傾斜面と、前記グリップ側端部に設けられた第二突条部と、を有し、
    前記第一突条部及び前記第二突条部のいずれか一方又は双方が、磁気的性質を有するものであり、
    前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させると、前記傾斜面が前記分割ストッパーの外面を径方向内側へ押し、前記第一突条部と前記第二突条部とが引き寄せ合うように磁力が作用し、前記グリップが前記アタッチメントとともに前記シャフトに固定されること、
    を特徴とするグリップ構造体。
  7. 前記アッタチメントを周方向一方側へ回転させることにより、前記第一突条部及び前記第二突条部の一部又は全部が重なり合った状態になることを特徴とする請求項5又は6に記載のグリップ構造体。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれかに記載のグリップ構造体を具備すること、
    を特徴とするゴルフクラブ。
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