JP4846487B2 - かばんの構成部材同士の連結構造 - Google Patents

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Description

本発明はかばんの構成部材同士の連結構造に関する。
かばんを構成する部材同士を連結する鋲は、頭部と、その頭部と一体の軸部とを備えており、部材同士を重ねて軸部を貫通させ、軸部の先端をかしめて広げることにより固定するが、このような固定鋲は使用する場所によっては傷つくことがある。しかし一旦、取り付けられた鋲は簡単に交換することができない。他方、従来の固定鋲は審美性に欠けていた。したがって、一見して鋲であることがわかるので、外観上、鋲の存在に違和感があった。そのため鋲の頭部に装飾性を有しているものを使用することが考えられる。しかし審美性を有する鋲であっても、長期間、同じものを使用していると見飽きるという問題がある。
本発明は、ランドセルなどのかばんを構成する部材同士を締結する鋲が傷ついたとき、容易に交換できる連結構造を提供することを第1の課題にしている。また、かばんを構成する部材同士を連結する鋲に装飾性を付与することを第2の課題にしている。
本発明のかばんの構成部材同士の連結構造(請求項1)は、かばんを構成する第1部材と第2部材とを筒状の第1鋲で固着することにより貫通孔を形成し、前記第1鋲の一端にワッシャを設け、前記貫通孔に挿脱可能な軸部と、その軸部の一端に設けられる頭部とを有する第2鋲を前記ワッシャに頭部を重ねるように挿入して第1鋲に固定し、前記ワッシャは第2鋲の頭部の外周より外出するものを用い、少なくともその外出部に装飾を設けてなることを特徴としている
前記頭部は、装飾性を有しているのが好ましい(請求項)。
また、前記第1部材は、かばんの蓋であり、前記第2部材は、かばん本体に蓋を止めるための連結部材であるのが好ましい(請求項)。
また、前記第1部材は背負いベルトであり、前記第2部材は吊り環の取り付け部材であるのが好ましい(請求項)。
また、前述の第1部材がかばんの蓋である場合(請求項)、あるいは背負いベルトである場合(請求項)は、前記かばんはランドセルであるのが好ましい(請求項)。
また、前記かばんがランドセルであり、前記第1部材がランドセルの収納部であり、前記第2部材はその収納部に取り付けられる飾りベルトないし締め付けベルトであるのが好ましい(請求項)。
前記第2鋲は軸と螺合する締め付け部材を有するのが好ましい(請求項)。
本発明のかばんの構成部材同士の連結構造(請求項1)は、かばんを構成する第1部材と第2部材を筒状の第1鋲によって固着することにより、貫通孔を形成し、前記第1鋲の一端にワッシャを設け、前記貫通孔に挿脱可能な軸部と、その軸部の一端に設けられる頭部とを有する第2鋲を前記ワッシャに頭部を重ねるように挿入して第1鋲に固定している。つまり前記の両部材は、第1鋲によって重ねた状態で一体となり、その重ねた部位に1つの貫通孔が形成される。この第1鋲には、この貫通孔に挿脱可能な軸部を有している第2鋲が鋲着されている。つまり前記第1部材と第2部材は第1鋲と第2鋲によって二重に鋲着されている。したがって第2鋲が第1鋲を保護すると共に、第2鋲が傷ついた場合でも、第2鋲は交換することができる。また、第1鋲によって一体になっている第1部材と第2部材には共通の貫通孔が形成されている。したがって第2鋲の交換の際、第2鋲を外しても、この貫通孔は保持されるので、交換用の第2鋲は第1部材および第2部材を簡単に二重鋲着できる。また、前記ワッシャは、ワッシャ本来の作用効果を奏する。さらにこのワッシャは、第2鋲の頭部の外周より外出するものを用い、少なくともその外出部に装飾が設けられているので、第2鋲は豪華な外観を呈する。
前記第2鋲の頭部に装飾性を有している場合(請求項)、第2鋲は異なる装飾性を有する第2鋲に差し替えができる。したがって、第2鋲を別の鋲に差し替えることによっていろんなパターンの装飾をかばんに施すことができる。
前記第1部材が、かばんの蓋であり、前記第2部材がかばん本体に蓋を止めるための連結部材である場合(請求項)、蓋の開け閉めで、第2鋲は擦れて傷つき易く、また蓋の鋲は目立ち易いが、第2鋲は容易に交換できる。したがって、第2鋲を差し替えることによって、蓋はその時々で、いろいろな飾りが施されるので、見飽きることはない。
前記第1部材が背負いベルトであり、前記第2部材が吊り環の取り付け部材である場合(請求項)、吊り環に取り付ける物によって第2鋲は擦れて傷つき易いが、第2鋲は容易に交換ができる。さらに第2鋲の頭部が装飾性を有する場合は、背負いベルトは第2鋲によって飾りが施される。さらに第2鋲を差し替えることによって、背負いベルトはその時々で、いろいろな飾りが施されるので、見飽きることはない。背負いベルトはかばんを背負った状態において、人からもよく見える部材なので、かばんに装飾を施す部材としては最適である。
前記かばんがランドセルである場合(請求項)、ランドセルの背負い状態において、蓋は人から最も外見される部位なので、当該部位に飾りが施されていることは、お洒落なランドセルに外見される。また、第2鋲の頭部に装飾性を有する場合、第2鋲を他の第2鋲に差し替えることによって、蓋は異なる飾りが施されるので、見飽きることはない。
また、第1部材がランドセルの背負いベルトである場合、背負いベルトは、ランドセルを背負った状態において、人からもよく見える部位なので、当該部位に飾りが施されていることはお洒落なランドセルに外見される。また、第2鋲の頭部に装飾性を有する場合、第2鋲を他の第2鋲に差し替えることによって、背負いベルトは異なる飾りが施されるので、見飽きることはない。
また、前記かばんがランドセルであり、前記第1部材がランドセルの収納部であり、前記第2部材がその収納部に取り付けられる飾りベルトないし締め付けベルトである場合(請求項)、この飾りベルトないし締め付けベルトは、収納部の側襠、また収納部の正面に設けられている。この収納部の側襠、または収納部の正面は第2鋲によって飾りが施される。この収納部は外見され易い部位なので、当該部位に飾りが施されていることはお洒落なランドセルに外見される。特に収納部の正面に施されている飾りは、蓋を開けたときに外見されるので、蓋を開けた状態においても、お洒落なランドセルに外見される。また
第2鋲を差し替えることによって、
収納部は異なる飾りが施されるので、見飽きることは無い。
前記第2鋲が軸と螺合する締め付け部材を有する場合(請求項)、第1鋲への締め付けを強力にすることができる。
次に図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図1は、図5aに示す本発明のかばんの構成部材の連結構造(以下、単に連結構造という)をランドセルに適用した場合の一実施形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の鋲着の説明図、図4はその他の第2鋲を示す断面図、図5aは、本発明の連結構造の一実施形態を示す分解斜視図、図5bは図5aの鋲着状態の正面図、図6aは連結構造の参考例を示す分解斜視図、図6bは図6aの鋲着状態の正面図、図7aは連結構造のその他の参考例を示す正面図、図7bは図7aの要部断面図、図8は連結構造の他の参考例を示す斜視図、図9は連結構造の他の参考例を示す断面図、図10はその他の参考例を示す拡大断面図である。なお、図1乃至図は図5に示すワッシャを図略している。
図1に示す本発明の連結構造Lは、ランドセルRの蓋1と、ランドセル本体の底襠に着脱可能となっているY字状の連結用ベルト2と、これらを止着するための第1鋲3と、この第1鋲に装着する第2鋲4とからなっている。以下に、さらに詳しく述べる。
ランドセルRの蓋1の下方は、図2に示すように、外皮材10と内被材11との間にクッション材12が設けられている。図2に示すように前記内被材11には連結用ベルトの挿入口13が穿設されている。そしてその挿入口13に連結用ベルト2の左片2aの上部を挿入して、第1鋲3によって締結している。連結用ベルト2の右片2bについても同様である。
その第1鋲3は、図3及び図5に示すように、円筒状の軸部15と、その軸部15のその一端の周縁より外側に突出する鍔14aを有する。鍔14aはカール形成されている。蓋1と連結用ベルト2は予め鋲着用の穴を穿設し、その穴に第1鋲3の軸部15を外被材10側から差し込む。そして鍔14aを外被材10に当接し、軸部15の他端をかしめ、両部材を締結する。かしめることによって、軸部15の端は拡がり、周縁から外側に突出する鍔14bに形成される。この鍔14bもかしめによってカール形成されている。またクション材12は、第1鋲3をかしめるときに圧縮されるので、蓋1の表裏面の当該第1鋲着部の周辺は緩やかな凹部が形成される。またクッション材12は第1鋲3の鋲着によって、均一な肉厚に形成される。また、第1鋲3の両端または一端は締結物である蓋1との間にワッシャ26を介在させて鋲着する。この場合締め付けは強力になる。また第1鋲の鍔14aまた鍔14bがクッション材12から外れるのが防止される。
しかして第1鋲3の両端は上記の凹部に埋没した状態で収容される。また締結された上記の2つの部材は第1鋲3によって貫通孔16が形成される。このように蓋1および連結用ベルト2は第1鋲の両端の鍔14a、14bによって強力に締め付けられるので、簡単
に外れない。
この貫通孔16には、図5aに示すように、第2鋲4が固定される。第2鋲4は、蓋1の外被材10側からワッシャ30を介して貫通孔16に挿入する押さえ部材17と、内被材11側から押さえ部材17に螺合する締め付け部材18とからなっている。押え部材17は、円筒形の内周に雌螺子19を刻設した軸部20(図2及び図3参照)と、この軸部20の上端に一体形成された装飾性を有する頭部21とからなっている。雌螺子19は頭
部21内まで達している(図2及び図3参照)。頭部21は上記の第1鋲3の鍔14aを被覆することができる大きさ、または形状になっている。またその表面には、例えばいわゆるラインストーンの小片やガラス製の小片、陶磁器やセラミック製などの立体物を接着したり、嵌め込んだり、またデザインを刻設するなど色々な手法による装飾が施されている。
締め付け部材18は、図5aに示すように、軸部23と、この軸部23の下端に一体形成された座部24とからなり、軸部23には前記雌螺子19に螺合する雄螺子22をその外周に刻設している。座部24の表面には締め付け部材18をドライバーなどで回転させるため、溝25が形成されている。雄螺子22の長さは雌螺子19の長さよりも短くなっている(図2及び図3参照)。
ワッシャ30は、図5aに示すように、直径が第2鋲4の頭部21よりも大きく、頭部17に当接する以外の部分、つまり周縁に装飾Aが施されている。装飾方法は、例えばラインストーンの小片や、ガラス製の小片などを周縁に接着してもよいし、またデザインを刻設してもよい。
図5aに示すように、押え部材17はワッシャ30を介して軸部20を外被材10側より貫通孔16に挿入し、また締め付け部材18は軸部22を反対(内被材11)側方向より挿入して、雄螺子22を雌螺子19に螺進させる(図2参照)。このときクッション材12は前記の通り、第1鋲3の鋲着によって均一な肉厚に形成されているので、押え部材17と締め付け部材18は確実に、かつ迅速に螺合させることができる。図5bに示すように、雄螺子22は、頭部21が第1鋲の一端に、また座部24が同他端に強力に圧着するまで雌螺子19に螺進させる。
したがってワッシャ30を第1鋲側に介在させた押え部材17と締め付け部材18は第1鋲3に圧着状態で連結するので、簡単に緩むことはない。また、蓋1と連結用ベルト2の連結は安定するので、両者を縫合させる必要はない。また縫合糸はないので、外観好体裁である。しかし縫合してもよい。
しかして図5bに示すように、本発明の連結構造の鋲着状態は、第2鋲4の頭部21の周囲をワッシャ30の装飾Aが取り巻くので、第2鋲4は一層豪華になる。またワッシャ30を設けることによって、第1鋲3と第2鋲4の螺子締めは一層、強力になる。
また、図6a、図6bは参考例を示しており、第1鋲の鍔14aは、図5aのワッシャに変えて用いるべく、図5aの第1鋲3の鍔14aより大径とし、その表面に装飾を施したものあるいはデザインDを刻設したものである。この場合、第2鋲4の頭部21の形大は、頭部の周囲から鍔14aを外見できるのが好ましい。しかして図6bに示すように、連結構造の鋲着状態は、頭部21の周囲から鍔14aのデザインDが外見されるので、第2鋲4は、一層豪華になる。
前述の図5a、5bの実施形態は、第2鋲の頭部の意匠または装飾だけでは物足りない場合に最適である。なお、前記実施形態における頭部、ワッシャまたは鍔の装飾は、記述された内容に限定されるものではない。例えば頭部が図5aのように半球状や図6aのように星型になっているほか、ハート型、リボン型などにすることもできる。
第2鋲は、図5bに示すように第1鋲3を被蓋しているので、第1鋲3は外部からの衝撃を直接受けることはない(図2参照)。したがって、第1鋲3による第1部材と第2部材の締結は、長期にわたって安全な状態で保護される。また第2鋲4は第1鋲3に圧着しているので、第1鋲3は鋲着が緩むのが防止されている。したがって、連結用ベルト2が引っ張られたり、また閉蓋時にかばん本体の底襠方向に曲げられて、鋲着部に大きな負荷がかかっても、簡単に損傷することはない。仮に一方の鋲が損傷しても、他方の鋲によって、蓋1と連結用ベルト2の連結は保持される。また第2鋲の頭部21は第1鋲3の一端
を完全に被覆するので、不外見となる。したがって蓋1と連結用ベルト2の鋲着部は第2鋲の頭部21だけが外見されるので、ランドセルRの蓋1は、非常に洒落た外観を呈することができる。
第2鋲を別の第2鋲に交換する際、蓋1と連結用ベルト2は第2鋲を外した後においても、第1鋲によって、バラけることはない。また貫通孔16もそのまま残っている。したがって新しい第2鋲の取り付けは迅速に、かつ簡単に行なうことができる。
以上の実施形態において明らかなように、第1鋲と第2鋲による連結作用と装飾作用の同時奏成は、相互の鋲が補助し合うことによって、有効に作用するので、この2つの鋲による効果は甚大である。特に、ランドセルは児童が使用するものであるから、乱暴に取り扱われ易く、鋲着部にかかる負荷は大きい。しかしこの実施形態では、鋲着部の締結状態を好体裁な外観にして、保護しているので、その効果は大きい。また、ランドセルは身体と一体的に使用されることから、ランドセルの外観は非常に重要である。例えば、通学する日の髪型や服装などのイメージにあわせて、第2鋲を差し替えることができるので、ランドセルだけではなく、トータル的にお洒落を楽しむことができる。
前述の連結構造のほかに、ランドセルの背負いベルト本体と、この表面に設ける吊り具を吊り持させるための取り付け部材とを前記の第1鋲および第2鋲による二重鋲着は、背負いベルトを豪華にすることができる。
また、ランドセルの副収納部と、この収納部の胴部に巻装したベルトとを前述と同じように第1鋲3と第2鋲4による二重鋲着は、ベルトを豪華にすることができる。また、ベルト51に取り付けた吊り物が引っ張られても、鋲着部は簡単に損傷しない。
第7乃至図8は連結構造のその他の参考例を示している。
図7は、背負いベルト本体40と、この表面に設ける吊り具41を吊り持させるための取り付け部材とが第1鋲3と、この第1鋲に装着する第2鋲4とによって、二重に鋲着されている。
さらに詳述すると、背負いベルト本体40は図7aに示すように、クッション体42と、これに縫合されている化粧カバー43とからなっている。化粧カバー43は可撓性の天然または合成の皮革が好ましい。吊り具41は審美性を有する形状の吊環44と、これを吊持するための取り付け部材45とからなる。取り付け部材45はシート状のもので、吊環44の上杆に巻きつけて二重にし、背負いベルト40に第1鋲3によって鋲着され、その第1鋲3に第2鋲4を固定している。したがって吊環44に比較的重い物を吊り下げたり、またその物が引っ張られても、鋲着部は確かな締結状態が確保されているので、簡単に損傷しない。
第1鋲の鋲着後のクッション体42は、図7bに示すように、第1鋲3の鋲着部の周辺が緩やかな凹部に形成される。また第1鋲3はその凹部に埋没している。この第1鋲3は、図2と同じように押え部材17と締め付け部材18が装着されるが、座部24はクッション体の凹部に埋設される。したがってランドセルを背負ったとき、座部24は身体に強く当接するのが防止される。押え部材17の頭部21の装飾は、吊環44の形状にマッチするものが好ましい。したがって吊環44の審美性は押え部材17の頭部21によって、一層、良好になる。また吊り具41全体が一層、豪華になる。また第2鋲を差し替えることによって、異なる雰囲気の吊り具にすることもできる。このように、背負いベルト40に設ける吊り具41は、第2鋲によって、その審美性を一層、良好にならしむものである。また背負いベルトをお洒落に装うことができると共に、第2鋲を別の第2鋲に差し替えることによって、違ったお洒落に装うこともできる。なお、第1鋲3は両端または一端側に、図3に示すワッシャを設けることによって、一層、強力に締め付けができるなど同理
同様の効果を奏成する。しかしワッシャはなくてもよい。
また、図8はランドセルの副収納部50と、この収納部50の胴部に巻装したベルト51とが第1鋲3と第2鋲4とによって、二重に鋲着されている。したがってベルト51がここに取り付けた吊り物によって引っ張られることがあっても、鋲着部は簡単に損傷しない。
副収納部50の前面に向けられた小形副収納部には時間割表などを収納する収納部が施されている。その収納部にはデザインが施された窓部52が形成されている。第2鋲4はその窓部52のデザインにマッチするものが取り付けられている。ここでは窓部と第2鋲の頭部が花形に統一されている。したがって開蓋状態におけるランドセル本体は、窓部51と第2鋲4のデザインが相俟って、非常にお洒落な外観となる。また、新たな第2鋲に差し替えることによって、違う雰囲気の外観を呈することができる。
以上の全実施形態及び参考例からも明らかなように、第2鋲はいつでもどこでも簡単に、かつ迅速に差し替えができるので、人がその時の気分、またはその時の服装や髪型によってピアスを選ぶのと同じ感覚で、ランドセルにも、その時々で飾り付けをして、お洒落を気軽に楽しむことができる。またランドセルは6年間の長期に亘り使用するため、どんなに素晴らしい装飾性を有していても、結局は見飽きることになる。第2鋲は簡単に差し替えることができるので、自分らしいお洒落をいつでも、どこでも自由に楽しむことができる。また第1鋲による締結は、第2鋲の鋲着によって、保護されるので、一層、確実なものになっている。またランドセルは身体との一体感が非常に強いので、ランドセルをを収納する道具として利用するだけではなく、自分のお洒落を表現する物として利用することもできる。
上記の連結構造は、ランドセル以外に、デイバッグ、ショルダーバッグなどのかばんの構成部材同士を連結するために採用することができる。
なお、鋲の飾りが少々、傷ついたまま使用してもよいのであれば、図9に示すように第2鋲を中空鋲などの固定鋲にしてもよい。また、第1鋲に変って、例えば蓋1および連結用ベルト2に貫通孔を穿設し、またその周辺を接着して、両部材を一体化させてもよい。またこの貫通孔の周辺を縫合する場合は、一層、確実に一体化する。図9に示すように、中空鋲60の頭部61には装飾62が施されている。軸部63は貫通孔に貫通して、先部をかしめる。しかして鋲60は蓋1および連結用ベルト2に固着する。装飾62は例えばいわゆるラインストーンの小片やガラス製の小片、陶磁器やセラミック製などの立体物を頭部61に接着したり、また嵌め込んだり、またデザインを刻設するなど色々な手法によって施している。なお符号の64 はワッシャである。
なお、図10に示すように、前述の実施形態及び参考例の押え部材17の軸部20と締め付け部材18の軸部23は相互に差し替えてもよい。つまり押え部材17の軸部70には雄螺子71がその外周に刻設される。締め付け部材18の円筒形の軸部72は、その内周に前記雄螺子71が螺合するための雌螺子73が刻設される。また雄螺子71の長さは雌螺子73の長さよりも短くなっているので、雌螺子73は、頭部74が第1鋲3の一端に、またはワッシャを第1鋲の一端に圧着、また座部75が同他端に強力に圧着するまで雄螺子71に螺進させることができる。
また、押え部材17は、図4に示すように、軸部20の付け根部の周辺に段部27を形成したものでもよい。段部26の直径は第1鋲3の鍔14a、14bの直径とほぼ同じ大きさであり、かつその下端面は平滑または小さな凹凸状に形成されている。また段部26の高さは、鋲着状態において、頭部26が外皮材11に接触または当接しないようにそれ
相当の長さを有している。したがって、押え部材17は、締め付け部材18を螺進させたとき、段部26が第1鋲3の一端に当接するので、頭部21は外皮材11に接触または当接するのが防止される。
また、頭部21が外皮材11に圧着して、締め付け部材18の螺進が阻止されることはないので、第2鋲4は、第1鋲3に対して一層、強く締め付けることができる。したがって第2鋲と第1鋲の連結は、一層、確実に保持される。また第1鋲3固着は一層、確実になる。さらに頭部21は外皮材11に接触したり、また当接したりするのが防止されるので、外皮材11の表面に頭部の型がつくことはない。したがって別の第2鋲に差し替えた場合、その第2鋲の装飾が損なわれることはない。また、第2鋲は頭部が大小のものを繰り返して差し替えても、外皮材の第2鋲による損傷はない。
図1は本発明のかばんの構成部材の連結構造をランドセルに適用した場合の一実施形態を示す斜視図である。 図2は図1のA―A線拡大断面図である。 図3は鋲着の説明図である。 第2鋲の参考例を示す拡大断面図である。 図5aは本発明の連結構造の一実施形態を示す分解斜視図、図5bは図5aの鋲着状態の正面図である。 図6aは連結構造の参考例を示す分解斜視図、図6bは図6aの鋲着状態の正面図である。 図7aは連結構造の参考例を示す正面図、図7bは図7aの要部断 面図である。 図8は連結構造の他の参考例を示す斜視図である。 図9は連結構造の他の参考例を示す断面図である。 図10はその他の参考例を示す拡大断面図である。
1 蓋
2 連結用ベルト
3 第1鋲
4 第2鋲
10 外皮材
11 内被材
12 クッション材
13 挿入口
14a 鍔
14b 鍔
15 軸部
16 貫通孔
17 押え部材
18 締め付け部材
19 雌螺子
20 軸部
21 頭部
22 雄螺子
23 軸部
24 座部
25 溝
26 段部
30 ワッシャ
40 背負いベルト本体
41 吊り具
42 クッション体
43 化粧カバー
44 吊環
45 取り付け部材
50 副収納部
51 ベルト
52 窓部
60 鋲
61 頭部
62 装飾
63 軸部
64 ワッシャ
70 軸部
71 雄螺子
72 軸部
73 雌螺子
74 頭部
75 座部
A アクセサリ
D デザイン
L 連結構造
R ランドセル

Claims (7)

  1. かばんを構成する第1部材と第2部材とを筒状の第1鋲で固着することにより貫通孔を形成し、前記第1鋲の一端にワッシャを設け、前記貫通孔に挿脱可能な軸部と、その軸部の一端に設けられる頭部とを有する第2鋲を前記ワッシャに頭部を重ねるように挿入して第1鋲に固定し、前記ワッシャは第2鋲の頭部の外周より外出するものを用い、少なくともその外出部に装飾を設けてなるかばんの構成部材同士の連結構造。
  2. 前記頭部が装飾性を有している請求項1記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
  3. 前記第1部材がかばんの蓋であり、前記第2部材がかばん本体に蓋を止めるための連結部材である請求項1または記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
  4. 前記第1部材が背負いベルトであり、前記第2部材が吊り環の取り付け部材である請求項1または記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
  5. 前記かばんがランドセルである請求項または記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
  6. 前記かばんがランドセルであり、第1部材がランドセルの収納部であり、前記第2部材がその収納部に取り付けられる飾りベルトないし締め付けベルトである請求項1または記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
  7. 前記第2鋲が軸部と螺合する締め付け部材を有する請求項1または記載のかばんの構成部材同士の連結構造。
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