JP4845865B2 - 多層記録型ディスクの多重記録方法、多層記録型ディスクの多重記録装置、及び多重記録された多層記録型ディスクの再生方法 - Google Patents

多層記録型ディスクの多重記録方法、多層記録型ディスクの多重記録装置、及び多重記録された多層記録型ディスクの再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、多層記録型ディスク、例えば光ディスクに関し、特に多層記録型ディスクに多重記録して記録データの信頼性を高める方法に関するものである。
追記又は書き換え可能な多層構造を持つ光ディスクに情報の記録を行なう場合、第1の記録層をユーザーデータの記録層として、ユーザーデータを記録し、第2の記録層をコピー領域とし、ホストコンピューターからのアクセスがないときに、第1の記録層のユーザーデータを、第2の記録層にコピーしバックアップする方法として特許文献1の方法が知られている。
多層構造を持つ光ディスクに情報の記録を行う場合、複数の記録層の異なる領域に対して、データを重複して書く方法として特許文献2の方法が知られている。また、段落番号0079には、第2の記録層に「所定量(例えば、半トラック分)だけシフトさせて同一内容のデータを記録する」ことが記載されている。
特開2007−35102号公報 特開2005−108280号公報
光ディスクでは、傷やゴミといった外的要因によってデータの信頼性が損なわれることがあるが、これに対して誤り訂正符号が記録データに付加されて信頼度を保つようにされているが、訂正不能となってしまう傷やゴミも考えられる。
特許文献1では、第1の記録層にユーザーデータを記録した後、第1の記録層に対してオポジットトラックパスである第2の記録層にユーザーデータをコピーすることで、半径位置の異なる場所に同一データが多重書きされ傷やゴミといった外的要因に対する信頼性を向上できた。しかし、特許文献1は、第1の記録層に記録が終わってから、第2の記録層にコピーを行うことを前提としている。このため、第2の記録層への記録が完了するまでに時間がかかり、例えば、AVレコーダやカムコーダといった、記録のリアルタイム性が要求される機器について適用すると、使い勝手が向上しないという問題点がある。
また、特許文献2では、所定量シフトする例として、半トラックずらすことについて記載されている。この方式では、例えば最内周部分でのシフト量と、最外周部分でのシフト量が大きく変化する。そして、この方法をリアルタイムでの記録に適用すると、その変化するシフト量に応じたアドレス制御を行うことが困難であるという問題がある。
本発明は、例えば、傷やゴミといった外的要因に対する信頼性を向上しつつ、入力されるデータをリアルタイムにディスクに記録することを可能とすることを目的とする。
上記課題は特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
本発明の記録方法によると、例えば、傷やゴミといった外的要因に対する信頼性を向上しつつ、入力されるデータをリアルタイムにディスクに記録することが可能となる。
多層記録型ディスクの例としては、光ディスク等がある。また、記録装置の例としては、DVDレコーダ、BDレコーダ、HD−DVDレコーダ、その他カムコーダ等、ディスク記録媒体にデータを記録する装置がある。
図1を用いて、4層構造の記録型光ディスクを例に、第1の実施例である多層記録型光ディスクの記録方法を説明する。
図1は、片面から記録または再生が可能な多層記録型光ディスクの断面図であり、右側が光ディスクの内周側、左側が光ディスクの外周側である。この光ディスクの各層を記録または再生するためのレーザー光は上方向から入射される。以下では、レーザー光の入射面から近い順に、第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶこととする。第1層は、外部からの入力データを記録する主記録層であり、再生時は主にこの層からデータを再生する層である。第2層は、第1層と同じデータを記録するバックアップ層であり、再生時は、主記録層にエラーがあって読み出せない箇所はこの層からデータを再生する層である。第3層は、外部からの入力データを記録する主記録層であり、再生時は主にこの層からデータを再生する層である。第4層は、第3層と同じデータを記録するバックアップ層であり、再生時は、主記録層にエラーがあって読み出せない箇所はこの層からデータを再生する層である。
このようなディスクにデジタル化された映像信号と音声信号が連続的に入力されて記録する場合について、図1を用いて説明する。連続的に入力されるデータは所定のデータ量の単位でセクタに分割され、複数のセクタをまとめて記録単位とされて記録される。最初の記録単位のデータは第1層の記録Aで記録する。次に第1層のバックアップ層である第2層に層間ジャンプして所定のセクタアドレス分ピックアップを移動する(アクセスA1)。次に第2層の記録Aで第1層の記録Aと同じデータが記録される。記録Aの終了後、第2層から第1層に層間ジャンプし第1層の記録Aの終了位置に移動する(アクセスA2)。次に、第1層記録Aの終了位置から次の記録単位のデータを記録Bで記録する。次に、第1層のバックアップ層である第2層に層間ジャンプして所定のセクタアドレス分ピックアップを移動する(アクセスB1)。次に第2層の記録Bで第1層の記録Bと同じデータが記録される。記録Bの終了後、第2層から第1層に層間ジャンプし第1層の記録Bの終了位置に移動する(アクセスB2)。
以上の第1層、第2層に対する記録処理と同様の処理を、データが入力される限り外周に向かって続ける。この動作において各層に対する記録A,Bに要する時間はそれぞれ記録単位のデータが入力される時間の半分以下であることが必要である。
また、アクセス時間TアクセスA1,TアクセスA2,TアクセスB1,TアクセスB2が図1中の式1、式2を満たすようにアクセスA1、アクセスB1のシフト量は設定される。式1において、
T入力:記録単位のデータが入力される時間
T記録A:記録単位のデータを第1層もしくは第2層に記録する時間
TアクセスA1:第1層の記録A終了後第2層の記録A開始位置まで移動する時間
TアクセスA2:第2層の記録A終了後第1層の記録A終了位置まで移動する時間
式2において、
T入力:記録単位のデータが入力される時間
T記録B:記録単位のデータを第1層もしくは第2層に記録する時間
TアクセスB1:第1層の記録B終了後第2層の記録B開始位置まで移動する時間
TアクセスB2:第2層の記録B終了後第1層の記録B終了位置まで移動する時間
である。
また、アクセスA2、アクセスB2のシフト量は、例えばディスクのデータ記録領域の最内周で、図1中の式1、式2を満たすよう設定される。例えば、複数のセクタを1単位として記録位置のシフトをBlu-ray(登録商標)DiscやHD DVDやDVDなどの記録速度と回転速度の相対速度が一定のCLV方式のディスクで、行う場合には、記録位置が最内周に近づけば近づくほど、主記録層とバックアップ層の記録位置の、半径方向の距離が大きくなる。一方、最外周に近づけば近づくほど半径方向の距離が小さくなる。従って、最内周エリアで図1中の式を満たす範囲でシフト量を設定することによって、そのシフト量のまま最外周まで記録を行うことが可能となる。
式1を満たす条件をBlu-ray(登録商標)Discを例にとって説明する。Blu-rayDiscにBSデジタルのストリームを記録しようとするとBSデジタルのビットレートは24Mbpsであり、Blu-rayDiscの標準速でのユーザーデータの記録レートは36Mbpsである。Blu-rayDiscの記録単位であるECCクラスタ16個を記録単位とすると、T入力は16*64*1024*8/(24*1024*1024)で示され約330msとなる。2倍速で記録すると、16ECCクラスタを記録する時間は14.5ms*16/2で116msとなる。つまりT記録Aは116msとなる。従って、式1よりTアクセスA1とTアクセスA2に使える時間は、330-116*2で約100msである。16クラスタは内周側では約5トラックであり、トラックピッチは0.32μmなので半径方向の距離は0.32*5=1.6μmとなるので、アクセスA1とアクセスA2の距離は略同じとなる。従ってアクセスA1、アクセスA2は50ms以下となる。光ディスク記録装置のサーボ性能にもよるが一般に10mmの移動に100ms程度との事から、第2層のバックアップエリアは最大約5mm離すことができる。この説明では、記録速度、アクセス速度(サーボ性能)から、バックアップエリアがどれだけ離せるかを式1に基づいて導出したが、耐傷を考慮してバックアップエリアを離す距離を決定して、それから式1に基づいてアクセス速度及び記録倍速を決定しても構わない。
また、この説明はあくまで一例である。例えば、ドライブのアクセス速度、サーボモータの回転速度や、外部から入力されるデータのビットレート等の値は変更される場合があるが、図1中の式1、式2の関係を満たし、かつ、異なる層の異なる位置でバックアップを書き込む限り本実施例の適用範囲内であることはいうまでもない。
さらに、シフト量をどの程度異ならせるかは、図1中の式1、式2を満たす限り、任意に設定できる事項である。例えば、図1中の式1、式2において、右辺の値が左辺の値の10分の8〜10分の9でもよいし、その他の範囲でもよい。そして、図1中の式1、式2において、左辺と右辺の差が小さければ小さいほど、主記録層とバックアップ層との間のシフト量は大きくなる。また、シフト量が大きくなればなるほど、主記録層とバックアップ層の記録開始位置の差が大きくなる可能性が高くなり、外的要因に対する信頼性が向上する可能性も高くなる。
以上、本実施例によれば、リアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号が、連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きできる、しかも主記録層とバックアップ層で異なる位置に書き込まれるため、傷や埃といった障害に対して信頼度を高めることができる。バックアップデータの記録位置は2層の記録時間とアクセス時間の合計時間が記録する単位のデータが入力される時間より短くできる範囲にしてあるので、再生時に主記録層で誤りが見つかっても、バックアップ層に多重されたデータに迅速にアクセスできるため、出力するデジタル化された映像信号および音声信号を途切れることなくリアルタイムで出力することが可能となる。
なお、図1では所定のセクタ数をシフトバックアップ層の記録位置をシフトすることで半径方向で記録位置を離すことで傷や埃に対する耐性の向上を実現する例を説明したが、所定のセクタ数シフトすることによって、バックアップ層における記録開始位置がディスクの周方向に移動してもよいものとする。
また、シフトさせる量を所定のセクタ数とすることで、ディスクの内周から外周までの記録を安定して行うことが可能となる。また、最内周での処理時間を基準として、そのシフト量を設定するため、記録途中で、処理時間が不足することを抑制することが可能となる。
次に、図2を用いて、第2の実施例である多層記録型光ディスクの記録方法を説明する。図2は、片面から記録または再生が可能な多層記録型光ディスクにリアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号を連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きする動作を示すタイムチャートである。図2のタイムチャートは図1の動作を時間軸方向で説明するものである。
図2においてディジタル化された映像信号および音声信号が所定の量単位で入力A200,入力B201,入力C202に分割されて入力される。入力A200に引き続き、入力B201が入力されている間に、第1層への入力Aデータの記録(記録A第1層203)と、記録A第1層203の終了後、バックアップ層である第2層の記録位置まで移動するアクセスA1(204)、アクセスA1(204)後、第2層への入力Aデータの記録(記録A第2層205)と、記録A第2層205の終了後、記録A第1層203の終了位置への移動、アクセスA2(206)を行なう。こうして入力Bの入力中に先行して入力された入力Aのデータが第1層、第2層に多重記録される。同様に、入力B201に引き続き、入力C201が入力されている間に、第1層への入力Bデータの記録(記録B第1層207)と、記録B第1層207の終了後、バックアップ層である第2層の記録位置まで移動するアクセスB1(208)、アクセスB1(208)後、第2層への入力Bデータの記録(記録B第2層209)と、記録B第2層209の終了後、記録B第1層207の終了位置への移動、アクセスB2(210)を行なう。こうして、入力Cの入力中に先行して入力された入力Bのデータが第1層、第2層に多重記録される。
また、アクセスA2、アクセスB2のシフト量は、例えばディスクのデータ記録領域の最内周で、図1中の式1、式2を満たすよう設定される。
以上、本実施例によれば入力されたデジタル化された映像信号および音声信号が所定の単位で分割されてリアルタイムで連続的に入力される時に、後続の同量のデータが入力される間に、第1層と第2層の異なる位置に先行して入力された同量のデータを多重書きでき、データの信頼度を高めることができる。
次に、図3を用いて、4層構造の記録型光ディスクを例に、第3の実施例である多層記録型光ディスクの記録方法を説明する。図3は、図1と同様の構成をとる4層記録型光ディスクであり、第1層、第3層が主記録層であり、第2層、第4層がそれぞれ第1層、第3層のバックアップ層である。
このようなディスクにデジタル化された映像信号と音声信号が連続的に入力されて記録する場合について、図3を用いて説明する。連続的に入力されるデータは所定のデータ量の単位でセクタに分割され、複数のセクタをまとめて記録単位とされて記録される。最初の記録単位のデータは第1層の記録Aで記録する。次に第1層のバックアップ層である第2層に層間ジャンプして略同じ位置の同セクタアドレスにピックアップを位置調整する(アクセスA1)。次に第2層の記録Aで第1層の記録Aと同じデータが記録される。記録Aの終了後、第2層から第1層に層間ジャンプし第1層の記録Aの終了位置に移動する(アクセスA2)。次に、第1層記録Aの終了位置から次の記録単位のデータを記録Bで記録する。次に、第1層のバックアップ層である第2層に層間ジャンプして略同じ位置の同セクタアドレスにピックアップを位置調整する(アクセスB1)。次に第2層の記録Bで第1層の記録Bと同じデータが記録される。記録Bの終了後、第2層から第1層に層間ジャンプし第1層の記録Bの終了位置に移動する(アクセスB2)。以上の第1層、第2層に対する記録処理と同様の処理を、データが入力される限り外周に向かって続ける。
この動作において各層に対する記録A,Bに要する時間はそれぞれ記録単位のデータが入力される時間の半分以下であることが必要である。また、アクセス時間TアクセスA1,TアクセスA2,TアクセスB1,TアクセスB2が実施例1と同様に式1、式2を満たすように記録単位のデータ量が定められる。
また、アクセスA2、アクセスB2のシフト量は、例えばディスクのデータ記録領域の最内周で、同図中の式1、式2を満たすよう設定される。
以上、本実施例によれば、リアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号が、連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きできる、しかも主記録層の記録開始位置と記録終了位置の差分バックアップ層で異なる位置に書き込まれるため、傷や埃といった障害に対して信頼度を高めることができる。主記録層の記録終了位置とバックアップ層の記録開始位置は略同位置となるため、アクセスする時間が極小となるので、バックアップデータの記録終了位置から主記録層の記録終了位置へのアクセスの制御が実施例1より容易になるので、バックアップ層のアドレスシフト量をより大きく取れる。
次に、図4を用いて、4層構造の記録型光ディスクを例に、第4の実施例である多層記録型光ディスクの記録方法を説明する。図4は、オポジットトラックパスの4層記録型光ディスクである。多層ディスクにおいては、シーケンシャルに複数の層に渡って連続するデータ記録しやすいため、オポジットトラックパスが主流になると思われる。オポジットトラックパスにおいては隣接するトラックをバックアップ層にすると、記録方向(内周から外周もしくは外周から内周)が異なるため、アドレスのシフト量を一定にとると、物理的な距離は接近したり遠ざかったりする。そのため、物理的に一定距離以上離すには、実施例1のパラレルパスの場合に比べてシフト量を大きくしなければいけなくなる。そこで第1層のバックアップ層を第3層とし、第2層のバックアップ層を第4層とすることで主記録層とバックアップ層の記録方向を合わせてある。このようなディスクにデジタル化された映像信号と音声信号が連続的に入力されて記録する場合についての記録動作は、第1の実施例の第1層に対するバックアップ層が第3層に変わった点を除いて、第1の実施例と共通である。
また、アクセスA2、アクセスB2のシフト量は、例えばディスクのデータ記録領域の最内周で、同図中の式1、式2を満たすよう設定される。
以上、本実施例によれば、シーケンシャルに複数の層に渡って連続するデータ記録しやすいオポジットパスのディスクにおいても、リアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号が、連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きできる、しかも主記録層とバックアップ層で異なる位置に書き込まれるため、傷や埃といった障害に対して信頼度を高めることができる。
次に、図5を用いて、第5の実施例である多層記録型光ディスクの記録方法を説明する。図5は、片面から記録または再生が可能な多層記録型光ディスクにリアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号を連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きする動作を示すフローチャートである。本フローチャートにおいて501〜503の入力処理と504〜511の記録処理は並行して行なわれる。501は所定量で分割されたデジタル化された映像および音声信号のn番目の記録単位を入力する処理であり、503で最後のデータが入力されたと判定されるまで、502と501の組合せで所定量に分割されたデータを順次取り込む。504は501でn番目の記録単位が入力されている間に主記録層に対しn−1番目の記録単位を記録する処理を示す。505は504の終了後、バックアップ層に層間ジャンプする処理を示す。506は、505の終了後、所定アドレス分シフトしてアクセスする処理を示す。507は506の終了後バックアップ層にn−1番目の記録単位を記録する処理を示す。508は504、507で記録されたデータが最終データであるか判断する処理であり、最終データであれば記録を終了する。最終データで無い場合は、509でバックアップ層から主記録層に層間ジャンプし、510で504の記録終了した位置へのアクセスを行なう、アクセス終了時点で、501のn番目の記録単位のデータの入力が既に終了しているか継続中か判定する(511)。入力が既に終了していると言うことは、所定量のデータの入力中に多重記録がしきれなかったことを示すので、異常処理513を行なって終了する。入力が未だ継続中ということは、所定量のデータの入力中に多重書きを行なえたということであり、512で501のn番目の記録単位の入力が終了するまでwaitした後504からの処理を繰り返す。
以上、本実施例によれば、リアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号が、連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きできる。また多重書きがリアルタイムで行なえているか判定しているので、多重書きを確実に行なうことができる。
なお、本実施例ではn−1番目記録単位の多重記録がn番目の記録単位の入力時間内に終わらない場合は以上終了させたが、入力時間内に終わらない場合は当該記録単位のバックアップ記録のみ中止して記録を継続する方法も考えられる。
次に、第6の実施例である多層記録型光ディスク記録装置を図6を用いて説明する。図6は一実施例である多層記録型光ディスク記録装置のブロック図を示す。図6において604は外部からデジタル化された映像信号および音声信号を入力するインターフェース回路、605メモリ制御回路であり、インターフェース回路を介して入力されたデータを所定の単位ごとにキャッシュメモリ606にライトする。インターフェース回路604を介してのキャッシュメモリ606への所定単位毎のライトが継続されるのに並行して、所定量単位でデータが、主記録層に記録するデータをエンコードするエンコーダ1とバックアップ層に記録するデータをエンコードするエンコーダ2に送られる。
選択回路609は主記録層に記録する期間はエンコーダ1を選択しバックアップ層に記録する期間はエンコーダ2を選択する。選択された記録データは光ピックアップ603を介して多層記録型光ディスク601に記録する。602は記録時にディスクを回転させるディスクモータであり、サーボ回路611は主記録層に記録単位のデータ記録が終了後、バックアップ層に層間ジャンプさせる制御aと、バックアップ層に移動後、所定量のアドレス分シフトさせてアクセスさせる制御bと、バックアップ層に記録単位のデータ記録が終了後、主記録層に層間ジャンプさせる制御cと、主記録層に移動後、主記録層の記録終了位置に移動する制御dを行なう。上記の所定量のアドレスシフト量は、主記録層とバックアップ層の記録時間と、上記a,b,c,dの動作時間の和が、記録単位のデータが入力されるのに要する時間より短くなるように設定される。
異常判定回路610はメモリ制御回路605をモニタすることで記録単位のデータが入力されるタイミングを把握すると共に、エンコーダ2(608)の動作とサーボ制御回路611をモニタして、記録単位のデータが入力される間に、多重記録が終了しているかを判定する。CPU612は604、611などの記録装置の各要素を制御するとともに、異常判定回路610の判定結果を入力として、実施例5に説明したような異常処理を行なう。
以上、本実施例によれば、リアルタイムで入力されるディジタル化された映像信号および音声信号が、連続的に主記録層とバックアップ層に多重書きできる記録装置を提供できる。なお、本実施例では主記録層用とバックアップ層記録用にそれぞれエンコーダ1、エンコーダ2を用いたが処理時間が許せば、1個のエンコーダで時分割処理しても構わない。
上記各実施例の記録装置は、所定量に分割されたデータが主記録層に記録される度にバックアップ層への記録も行う。これにより、例えば、記録動作を終了するようにユーザに操作等された時点で、最後に主記録層に記録されるデータ以前のデータは、バックアップ層にも記録されていることとなる。このため、本実施例の記録装置は、例えばユーザが記録動作を終了するように操作を行ってから、バックアップ層への記録が完了するまでの時間を短縮することが可能となる。
多層記録型光ディスクの記録方法を示す説明図。 多層記録型光ディスクの記録方法を示すタイムチャート。 多層記録型光ディスクの記録方法を示す説明図。 多層記録型光ディスクの記録方法を示す説明図。 多層記録型光ディスクの記録方法を示すフローチャート。 多層記録型光ディスクの記録措置を示すブロック図。
符号の説明
601・・・光ディスク、602・・・ディスクモーター、603・・・光ピックアップ、604・・・インターフェース回路、605・・・メモリ制御回路、606・・・キャッシュメモリ、607・・・エンコーダ1、608・・・エンコーダ2、610・・・異常判定回路、611・・・サーボ制御回路

Claims (5)

  1. 多層記録型ディスクの1層を主記録層とし、他の1層をバックアップ層とし、入力されるデータを、リアルタイムに記録する記録方法であって、
    前記データを分割し、該分割したデータを前記主記録層に記録する第1のステップと、
    前記主記録層上で前記分割したデータを記録する位置から所定量シフトさせた異なる位置に、前記バックアップ層に前記分割したデータを記録する第2のステップと、を含み、
    前記所定量シフトさせる量を、
    前記分割されるデータが外部から入力される時間≧前記主記録層の最内周において前記分割されたデータを記録する時間+前記最内周から前記バックアップ層における異なる位置へのアクセス時間+前記バックアップ層に前記分割したデータを記録する時間+前記バックアップ層の記録終了位置から主記録層の記録終了位置へのアクセス時間、
    を満たす量とすることを特徴とする多層記録型ディスクの記録方法。
  2. パラレルトラックパスを持つ多層記録型ディスクの1層を主記録層とし、他の1層をバックアップ層とし、入力されるデータをセクタ単位に分割して、リアルタイムで記録する記録方法であって、
    複数のセクタを分割したデータとして前記主記録層に記録する第1のステップと、
    前記主記録層上で前記分割したデータを書き込んだ位置から所定アドレス量シフトした位置において、前記バックアップ層に前記分割したデータを記録する第2のステップと、を含み、
    前記アドレス量とは、
    前記分割されるデータが外部から入力される時間≧前記主記録層の最内周において前記分割したデータを記録する時間+前記最内周から前記所定アドレス量シフトするアクセス時間+バックアップ層に前記分割したデータを記録する時間+バックアップ層の記録終了位置から主記録層の記録終了位置へのアクセス時間、
    を満たす量とすることを特徴とする多層記録型ディスクの記録方法。
  3. 多層記録型ディスクの1層を主記録層とし、他の1層をバックアップ層とし、入力されるデータを、リアルタイムで記録する記録方法であって、
    前記データを分割し、該分割したデータを前記主記録層に記録した第1のステップと、
    前記主記録層からバックアップ層に層間ジャンプするステップ2と、
    前記層間ジャンプ後、前記主記録層上で前記分割したデータを記録する位置から所定量シフトさせた異なる位置にアクセスするステップ3と、
    前記アクセスステップ後、バックアップ層に分割した単位のデータを記録するステップ4と、
    バックアップ層から主記録層に層間ジャンプするステップ5と、
    主記録層の記録終了位置にアクセスさせるステップ6と、を含み、
    前記所定量シフトさせる量を、
    分割した単位のデータが外部から入力される時間≧前記ディスクの最内周においてステップ1を行う処理時間+最内周においてステップ2を行う処理時間+ステップ3の処理時間+ステップ4の処理時間+ステップ5の処理時間+ステップ6の処理時間、
    を満たす量とすることを特徴とする多層記録型ディスクの記録方法。
  4. 外部から入力されるデータを所定量単位で分割して多層記録型ディスクに主記録層とバックアップ層とで互いに異なる位置にシフトさせて記録する記録装置であって、
    前記所定量のデータを、データが外部から入力される速度の2倍以上の速度で主記録層にライトする手段と、
    前記多層記録型ディスクにアクセスするアクセス手段と、
    前記所定量のデータを、データが外部から入力される速度の2倍以上の速度でバックアップ層にライトする手段と、を備え、
    前記アクセス手段は、前記シフトさせる量が、前記所定量のデータが外部から入力される時間≧主記録層に前記所定量のデータを記録する時間+バックアップ層の異なる位置へのアクセス時間+バックアップ層に前記所定量のデータを記録する時間+バックアップ層の記録終了位置から主記録層の記録終了位置へのアクセス時間、を満たすように前記主記録層及び前記バックアップ層へアクセスを行うことを特徴とする多層記録型ディスクの記録装置。
  5. 外部から入力されるデータ多層記録型ディスクにリアルタイムで主記録層とバックアップ層とで異なる位置にシフトして記録されたディスクを再生する方法であって、
    前記主記録層のデータに訂正不能のエラーがあった場合は、前記バックアップ層において、前記主記録層の記録位置とは異なる位置にアクセスするステップと、
    前記バックアップ層に多重されたデータを再生するステップと、を含み、
    前記シフトさせる量は、前記データを所定量外部へ出力する時間≧前記主記録層の最内周において前記所定量のデータを再生する時間+前記バックアップ層において該主記録層での再生開始位置に対応した異なる位置へのアクセス時間+前記バックアップ層に記録されている前記所定量のデータを再生する時間+前記バックアップ層の再生終了位置から前記主記録層の再生終了位置へのアクセス時間、
    を満たすことを特徴とする多重記録された多層記録型ディスクの再生方法。
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