JP4844907B2 - 地図表示装置 - Google Patents
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Description
そのために本発明は、複数の行政区画名称から構成される住所の地点を含む地図を表示する地図表示装置において、行政区画単位毎に選択された行政区画名称が行政区画単位毎にそれぞれリンクして記憶された行政区画名称の入力履歴を、行政区画単位毎に表示する制御手段と、該制御手段により表示された行政区画名称を選択する選択手段とを備え、前記制御手段は、ユーザの操作に基いて、選択された一つの行政区画に前記入力履歴に基いた複数の行政区画名称をリスト表示し、該リスト表示された行政区画名称より前記選択手段により前記一つの行政区画の行政区画名称が選択されたときに、該選択された行政区画名称にリンクした前記入力履歴としての行政区画名称を他の行政区画に表示することを特徴とする。
図1は地図表示装置の実施形態の例を示す図である。
出発地や目的地等の経路案内に関する情報を入力する入力装置1、自車両の現在地に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の探索に必要な地図表示用データ、経路案内に必要な表示/音声の案内データ、さらに地図の表示、経路探索、音声案内等の案内を行うためのプログラム(アプリケーション及び/又はOS)等が記憶されている情報記憶装置3、ナビゲータ処理手段として情報記憶装置3から地図データを読み込んで、或いは読み込んだ地図データを一時記憶して地図の表示処理、経路探索処理、経路案内に必要な表示/音声案内処理、システム全体の制御を行う中央処理装置4、道路情報、交通情報を送受信したり、車両の現在地に関する情報を検出したり、さらに現在地に関する情報を送受信したりする情報送受信装置5、経路案内に関する情報を出力するディスプレイやスピーカその他の出力装置6から構成されている。
本実施形態では、中央処理装置4が同一画面で行政区画毎に住所を入力する入力画面を提示し、該入力画面の行政区画の入力項目に過去に検索された行政区画名称を表示する制御手段11を備えている。
地図表示装置のメニュー画面において、住所検索の項目を選択すると図2(a)に遷移する。この画面の左側に住所検索に用いられる行政区画の入力項目が表示され、この例では、各行政区画単位は「都道府県」、「市町村」、「区」、「大字」、「小字/丁目」、「番地」であり、この各行政区画の入力項目をフィールドと呼ぶ。各フィールドにおいてその左側に表示されている入力項目を選択すると、図2(b)に示すように、各フィールドの入力画面へ遷移し、入力項目の右側には各フィールドに対応し、あらかじめ情報記憶装置3に記憶されている名称のリストが表示される。図2(c)に示すように、フィールドは1〜nで、この例ではn=6である。各フィールドの入力項目、例えば、フィールド1の左側の項目(都道府県)を選択すると、記憶されている都道府県名が、例えばあいうえお順にリスト表示され、ここでは、愛知県が選択されている。また、フィールド2の左側の項目(市町村)を選択すると、同様にあいうえお順に記憶されている市町村名がリスト表示されるので、その中から所望のものを選択する。
こうして、検索する住所が確定すると、地点検索が行われ(ステップS3)、各フィールド1〜nのデータがそれぞれ記憶される(ステップS4)。このように、過去に検索された住所の地点データはフィールド毎(行政区画単位毎)に記憶されるので、これを利用して行政区画単位毎に住所設定できるので、住所入力作業が容易になる。
図4(a)は住所検索を始めて行う場合の初期画面を示しており、各フィールドの入力項目のみ表示される。ここではフィールド数n=6を想定し、フィールド1から6までの6階層の入力操作を行う。各階層の入力は、上記したように入力項目を選択すると右側に対応する名称リストが表示されるのでその中から選択する。こうして入力した地点座標の検索が成功すると、そのときの住所がフィールド単位で記憶される。
次に住所検索を行う場合には、図4(b)に示すように前回検索した住所の各行政区画が表示される。次いで、この住所を利用し、「大字」以降のみ修正すればすむ場合には、図4(c)に示すように、大字、小字/丁目、番地のみを修正しその他はそのまま利用し、地点検索が成功すると、この修正入力した住所データが各行政区画毎に格納される。次に、住所検索を行う場合には、図4(d)に示すように、前回検索した住所が表示される。このように各フィールド毎にデータを記憶し、過去に検索した住所データを利用し、変更するフィールド部分のデータのみ修正して検索できるため、前回検索した地点周辺の住所の再検索等の場合に再利用することができる。
図5は過去7回の検索履歴を説明する図である。
1回目の住所検索は「静岡県浜松市白町黒山78」、2回目の住所検索は「愛知県安城市藤井町高根10」である。3回目と4回目の住所検索では「愛知県」の選択操作は2回目の住所データが利用でき、5回目の住所検索では「愛知県」以外にも「岡崎市」のデータとして3回目の住所データが利用できる。また、6回目の住所検索では、「愛知県」、「名古屋市」、「南区」のデータは3回目の住所データが利用できる。7回目の検索では、「愛知県」、「名古屋市」のデータが利用可能である。
このデータ構造は、検索履歴の各フィールドのデータは上位フィールドに対して下位フィールドが樹枝状にリンクして記憶される構造になっている。例えば、フィールド1の「愛知県」にリンクしてフィールド2の「名古屋市」、「岡崎市」、「安城市」が記憶され、フィールド2の「名古屋市」にリンクしてフィールド3の「緑区」、「南区」が記憶され、フィールド2の「岡崎市」にリンクしてフィールド3の「若松町」、「岡町」が記憶され、フィールド2の「安城市」にリンクしてフィールド3の「藤井町」が記憶される。以下、同様に上位フィールドに対して下位フィールドが樹枝状にリンクして記憶される。
このように記憶することにより、1つの地点に1つの住所を記憶するものに比べ、重複する部分を何度も記憶する必要がなくなるので、記憶するためのメモリ容量が少なくてよい。従って、限られたメモリ容量に対して、多くの住所履歴を記憶することができる。
図7(a)は過去の検索履歴が表示された初期検索画面である。画面の各フィールド右端の▼印は検索履歴が複数あるフィールドを示しており、この印により表示されている行政区画名以外が選べることが分かる。フィールド1については「愛知県」を利用し、フィールド2(市町村)の右側表示項目(ここでは名古屋市)をクリック等により操作すると、図6の検索履歴に示したような過去に選択された「名古屋市」、「岡崎市」、「安城市」がリスト表示される(図7(b))。リスト表示された中でフィールド3として「岡崎市」を選択すると、図6の検索履歴に示した岡崎市の中で過去に選択された「若松町」、「岡町」が自動的に表示される(図7(c))。こうして順次、フィールド4、フィールド5を入力することにより住所入力が完了する(図7(d))。また、図7(a)において、フィールド1の右側表示項目(ここでは愛知県)を操作すると、図6の検索履歴に示した過去において検索された「愛知県」、「静岡県」が自動的に表示され(図7(e))、この中で静岡県を選択すると、図6の検索履歴に基づいて「浜松市」、「白町」、「黒山」、「78」が自動的に選択されて住所入力が完了する(図7(f))。
地図表示装置の案内メニュー画面において、目的地を設定するスイッチをONし(ステップS11)、次に表示される画面で登録地点から目的地を捜すスイッチをONすると(ステップS12)、過去の検索履歴から図9(a)に示すように検索履歴情報として登録地点リストが表示される。この表示画面で所望の登録地点名称を選択すると(ステップS13)、図9(b)に示すような登録地点を基準とした地図が表示される(ステップS14)。地図を表示した案内画面には、さらに詳細地図を表示する「詳細」キー、広域地図を表示する「広域」キーの他に、前の画面に戻る「戻る」キー、目的地を設定するための「設定」キーが表示される。
Claims (3)
- 複数の行政区画名称から構成される住所の地点を含む地図を表示する地図表示装置において、
行政区画単位毎に選択された行政区画名称が行政区画単位毎にそれぞれリンクして記憶された行政区画名称の入力履歴を、行政区画単位毎に表示する制御手段と、
該制御手段により表示された行政区画名称を選択する選択手段とを備え、
前記制御手段は、
ユーザの操作に基いて、選択された一つの行政区画に前記入力履歴に基いた複数の行政区画名称をリスト表示し、
該リスト表示された行政区画名称より前記選択手段により前記一つの行政区画の行政区画名称が選択されたときに、該選択された行政区画名称にリンクした前記入力履歴としての行政区画名称を他の行政区画に表示することを特徴とする地図表示装置。 - 前記制御手段は、前記選択された行政区画名称にリンクした行政区画名称のリストを表示することを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。
- 前記制御手段は、前記選択手段により上位の行政区画名称が選択されたときに、該選択された上位の行政区画名称にリンクした下位の行政区画名称を下位の行政区画に表示することを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。
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