JP4844319B2 - 仮想テープライブラリ装置の共用方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラム - Google Patents

仮想テープライブラリ装置の共用方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラム Download PDF

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本発明は、複数の上位プラットホーム(以下、単にホストと呼ぶ)による仮想テープライブラリ装置を共用するための方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラムに関する。
仮想テープライブラリ装置は、テープライブラリ装置のテープを専用のハードディスク装置上で仮想化する装置であり、仮想ドライブ機能と仮想テープ機能を備えたディスク装置が中心となっており、接続されたテープライブラリ装置に対しては、ディスク容量の使用状況によって、自動的に仮想テープをテープライブラリ装置内のテープに移動し、また、要求に応じて自動的にディスクバッファに復元するようになっている。
このような仮想テープライブラリ装置は、ホストのOS上ではテープ装置として定義され、ホストは仮想テープライブラリ装置をテープ装置と同じ使い方ができる。
また、仮想テープライブラリ装置内のハードディスク装置に形成された仮想テープをテープライブラリ装置に移動する際に、例えば、複数の仮想テープを1本のカートリッジテープに詰め込んで記録できるため、カートリッジテープの必要本数を大幅に削減できるメリットがある。
図6は仮想テープライブラリ装置の従来例を示す。
仮想テープライブラリ101は、複数のホスト112、ホスト113、その他のホストと、例えばLAN接続されており、各ホストはそれぞれ仮想テープライブラリ101の有する仮想ドライブ制御部103、仮想ライブラリ・インタフェース部(以下、仮想ライブラリI/F部と呼ぶ)104、仮想ライブラリ制御部105といった機能を有する各ユニットを経由して仮想テープライブラリ101にアクセスするようになっている。
仮想ドライブ制御部103に対してはデータのリードライト指示をし、結果の応答を受ける。
仮想ライブラリI/F部104に対しては、物理テープライブラリ109内に貯蔵されている媒体、例えばカートリッジテープを物理ドライブ109−1へ搬送する指示をし、結果の応答を受ける。
仮想ライブラリ制御部105に対してはボリューム登録/削除/状態取得といった指示を行なう。
各ユニットはディスクであるデータキャッシュ102に接続され、データキャッシュ102内の仮想テープドライブ102−1内に複数の仮想ボリュームが形成される。
ここで、仮想ドライブ制御部103、仮想ライブラリI/F部104、仮想ドライブ制御部105、CPU110、メモリ111等は、例えば、仮想テープサーバと称されるユニットとして扱われることもあるが、仮想テープライブラリ101の中に備えられていても実質的な差はない。
また、仮想テープライブラリ101は物理テープライブラリ109とは、物理ライブラリ制御部A106を経由して接続されており、物理ライブラリ制御部B107が物理テープライブラリ109内のカートリッジテープを物理ドライブ109−1へ出し入れし、物理ドライブ109−1にロードされたカートリッジテープに対して物理ドライブ制御部108がライト/リードするようになっている。
図7は図6に示す従来の仮想テープライブラリ装置例の動作説明図である。
ホスト112からのマウント/アンマウント制御は、仮想テープライブラリ101の仮想ライブラリI/F部104に対するコマンドを使用するため、アクセス管理部104−1を経由して仮想ライブラリ制御部105のマウント制御部105−1に指示される。
一方、仮想ボリュームの登録/削除といったボリューム操作コマンド112−2は仮想ライブラリ制御部105が解釈できるコマンドであるため、仮想ライブラリI/F部104を経由せずに、仮想ライブラリ制御部105の仮想ボリューム管理部105−2へ直接発行される。
この結果、従来の仮想テープライブラリ装置においては、仮想ライブラリI/F部104のアクセス管理部104−1のアクセス規制を受けずに仮想ボリュームの登録、削除等ができるようになっている。
これは、従来の仮想テープライブラリ装置においては、通常、各仮想テープボリュームは仮想テープサーバの制御下にあり、それぞれが各ホストの専用の仮想テープボリュームになっていることが多く、各仮想テープボリュームは他のホストからの共有ができず、全体として、閉じたシステムとなっているが、仮想テープボリュームを他のホストと共有しようとしない限り問題はないと言える。
しかし、仮想テープライブラリ装置を複数のホスト間で共用するためには、以下の3つの機能をホストによらず仮想テープライブラリ装置自身に保有させる必要があると考えられる。
・ マウント/アンマウント制御の排他
1つのホストによって使用されている仮想テープライブラリ装置の仮想テープボリュームは、他の意図しないホストからマウント/アンマウントができてはならない。
・ テープボリューム管理の排他
1つのホストだけによって使用されるように設定された仮想テープボリュームは、他の意図しないホストから閲覧、削除、属性変更等ができてはならない。
・ 別ボリューム名による利用
1つのホストで使用されている仮想テープボリューム名の付けられた仮想テープボリュームをアクセスが許可された他のホストにより別の仮想テープボリューム名で使用可能であること。
従来の仮想テープライブラリ装置を利用したシステムにおいて、複数のホストにより仮想テープライブラリ装置を共用しようとしたとき、上記3つの機能のうち、マウント/アンマウント制御は仮想ボリューム名とそれを管理するホストとの対応テーブルにより実現可能である。しかし、通常、マウント/アンマウント制御とボリューム管理は切り離された別のプロセスが管理している。このため、例えば、ホストからLAN経由でターゲットのボリュームに対してマウント/アンマウント制御を行なうシステムにあっては、ボリューム管理部に直接アクセス可能な場合、マウント/アンマウントの排他はできても仮想テープボリュームの登録/削除等を禁止できないことが考えられる。
また、ホスト毎に管理者が異なるシステム間で1台の仮想テープライブラリ装置を共用する場合には、他システムで使用している仮想テープボリューム名を利用できず、結果として運用に支障を来たす場合が考えられる。
ここで、従来技術として、仮想テープライブラリを他のホストと共用する技術として、例えば特許文献1に記載される技術がある。
特許文献1においては、ホストは第1のインタフェースによって記憶装置と、第2のインタフェースによってテープライブラリと接続され、ホストは記憶装置へテープボリュームとしてデータを一旦格納し、格納したデータをディスク装置から吸い上げてテープライブラリ内のテープへ格納し、第2のインタフェースで接続するテープライブラリに、安価なオープンテープライブラリを適用することにより低コストな他ホスト(PCやワークステーションも含む)からも共用し、システム全体の運用コスト、装置コストを抑えたバックアップ装置を提供することが記載されている。
特開2003−58326号公報
本発明においては、上記の3つの機能をホストによらず仮想テープライブラリ装置自身に保有させ、仮想テープライブラリ装置における仮想テープボリュームをアクセス許可された複数のホストが共用する技術を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有し、複数のホストに接続された仮想テープライブラリ装置において、前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された前記複数のホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信するステップと、記各ホストを特定する識別子と前記マウント制御コマンドによりマウント制御する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックするステップと、前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックするステップと、前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するステップと、前記各ホストを特定する識別子と前記各ホストに付与する各々固有の前記仮想テープボリュームの名称とを対応づけた対応テーブルを基に、前記仮想テープボリュームの名称とアクセス権を前記仮想テープボリュームに関するホストが有するディスプレイの表示画面に表示するステップとを、有することを特徴とする仮想テープライブラリ装置の共用方法である。
従来の仮想テープライブラリ装置においては、ホストからのマウント制御コマンドは仮想ライブラリI/Fのコマンドを使用しているため、仮想ライブラリI/Fに渡されてから仮想ライブラリ制御部へ渡されていた。
これに対し、ホストからの仮想ボリュームの登録/削除操作コマンドは仮想ライブラリ制御部だけが解釈できるコマンドであるため、仮想ライブラリ制御部へ直接発行されていた。この結果、仮想ボリュームの登録/削除操作コマンドは、仮想ライブラリI/Fが有するアクセス管理部によるアクセス規制を受けずに仮想ボリュームの登録/削除等ができてしまうため、仮想テープボリュームをホスト間で共用するには問題がある。
そこで、請求項1に記載の発明は、大略、ホストからのボリューム操作コマンドを仮想ライブラリ制御部に直接渡すのではなく、仮想ライブラリI/Fのアクセス管理部を通してアクセス規制を受けた後、仮想ライブラリ制御部へ渡すことにより、従来の仮想テープライブラリ装置の仕組みを大きく変えることなく、仮想テープボリュームをホスト間で共用できる仮想テープライブラリ装置を提供しようとするものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有する仮想テープライブラリ装置であって、前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された各ホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信する仮想ライブラリ・インタフェース部を有し、前記仮想ライブラリ・インタフェース部は、 前記各ホストを特定する識別子とマウント制御する仮想テープボリュームとの対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックし、前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックし、前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するアクセス管理部と、前記各ホストを特定する識別子と前記仮想テープボリュームの名称から前記各ホストに付与する各々固有のボリューム名称を生成管理するボリューム名変換部とを有し、前記仮想テープボリュームに関わるホストが有するディスプレイの表示画面に前記ボリューム名称とアクセス権とを表示する手段とを、有することを特徴とする仮想テープライブラリ装置である。
請求項2に記載の発明により、仮想テープボリュームをホスト間で共用できるセキュリティの確保された仮想テープライブラリ装置を提供できる。
本発明の請求項3に記載の発明は、前記仮想ライブラリ・インタフェース部に受信されたボリューム操作コマンドは前記仮想ライブラリ・インタフェース部が有するコマンド識別部にてコマンドの種別が判定され、前記仮想テープライブラリ装置が有する仮想ライブラリ制御部へ改めてコマンド発行されることを特徴とする請求項2に記載の仮想テープライブラリ装置である。
請求項3に記載の発明によれば、従来の仮想テープライブラリ装置を活用した、仮想テープボリュームをホスト間で共用できるセキュリティの確保された仮想テープライブラリ装置を提供できる。
本発明の請求項4に記載の発明は、複数の仮想テープライブラリ装置がネットワーク接続されているとき、前記ボリューム名変換部は前記各ホストに付与する各々固有のボリューム名称を生成するための仮想テープライブラリ装置を特定する識別子を含むことを特徴とする請求項2に記載の仮想テープライブラリ装置である。
請求項4に記載の発明によれば、複数の仮想テープライブラリ装置がネットワーク接続されている場合であっても、仮想テープボリュームの名称付けに混乱を起こさないようにできる。
本発明の請求項5に記載の発明は、ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有し、複数のホストに接続された仮想テープライブラリ装置の制御プログラムであって、前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された前記複数のホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信するステップと、記各ホストを特定する識別子とマウント制御する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックするステップと、前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックするステップと、前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するステップと、前記各ホストを特定する識別子と前記各ホストに付与する各々固有の前記仮想テープボリュームの名称とを対応づけた対応テーブルを基に、前記仮想テープボリュームの名称とアクセス権を前記仮想テープボリュームに関するホストが有するディスプレイの表示画面に表示するステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とする仮想テープライブラリ装置の制御プログラムである。
ボリューム操作コマンドをも仮想ライブラリI/F部のアクセス管理部を通してアクセス規制を受けた後、仮想ライブラリ制御部へ渡すことにより、従来の仮想テープライブラリ装置の仕組みを大きく変えることなく、仮想テープボリュームをホスト間で共用できる仮想テープライブラリ装置を提供できる。
図1は、本発明による仮想テープライブラリ装置の実施例を示す。
以下においては、ネットワークに複数接続されているホストは代表として1つについて説明する。
仮想テープライブラリ1は、複数のホスト12、ホスト13、その他のホストと、例えばLAN接続されており、各ホストはそれぞれ仮想テープライブラリ1が有する仮想ドライブ制御部3、仮想ライブラリI/F部4に主としてアクセスする。
仮想ドライブ制御部3に対してはデータキャッシュ2内の仮想ドライブ2−1へのデータのリード/ライト指示を行い、結果応答を受ける。また仮想ドライブI/F部4に対しては物理テープライブラリ9内に貯蔵されている媒体、例えばカートリッジテープを物理ドライブ9−1へ搬送する指示をし、結果の応答を受け、また、ボリューム登録/削除/状態取得といった指示を行なう。
各ユニットはディスク装置であるデータキャッシュ2に接続され、データキャッシュ2内の仮想テープドライブ2−1内に複数の仮想テープボリューム(以下、単にボリューユと呼ぶ)が形成される。
ここで、仮想ドライブ制御部3、仮想ライブラリI/F部4、仮想ドライブ制御部5、CPU10、メモリ11等は、例えば、仮想テープサーバと称されるユニットとして扱われることもあるが、仮想テープライブラリ1の中に備えられていても実質的な差はない。
また、仮想テープライブラリ1は物理テープライブラリ9とは、物理ライブラリ制御部A6を経由して接続されており、物理ライブラリ制御部B7が物理テープライブラリ9内のカートリッジテープを物理ドライブ9−1へ出し入れし、物理ドライブ9−1にロードされたカートリッジテープに対して物理ドライブ制御部108がライト/リードするようになっている。
以下に、仮想テープライブラリ1の内部をさらに詳しく、各ユニット毎の関連を説明する。
図2は、本発明による仮想ライブラリI/F部と仮想ライブラリ制御部の関連説明図である。
ホスト12は仮想ライブラリI/F部4と仮想ライブラリ制御部5と接続され、仮想ライブラリ制御部5とデータキャッシュ2とが接続されている。
仮想ライブラリI/F部4は、アクセス管理部4−1とホストI/F部4−2を有し、仮想ライブラリ制御部5はマウント制御部5−1と仮想ボリューム管理部5−2を有している。
データキャッシュ2は、例えば、ハードディスク装置であって、内部の仮想ドライブ2−1にはボリュームを有し、その他、ボリーム管理のためのデータ、データベース領域等をもつ。
ホストから発行されたマウント/アンマウント要求コマンドはアクセス管理部4−1でコマンド発行元ホストおよび処理対象ボリューム名により処理の可否を判断する。
そして、処理可能と判断されたマウント/アンマウント要求コマンドはホストI/F部4−2で解釈され、マウント制御部5−1に伝えられる。ホストI/F部4−2はホストから発行され、処理/実行された各コマンドについてその結果をマウント制御部5−1より受領し、ホストに対して応答する。
ホストから発行されたボリューム操作コマンドは仮想ボリューム管理部5−2で受領する。仮想ボリューム管理部5−2はホストから発行されたコマンドに基づいてデータキャッシュ内のボリューム管理のデータ、データベースを更新し、その結果をホストに対して応答する。
図3は、本発明による仮想ドライブ制御部と仮想ライブラリ制御部の関連説明図である。
ホスト12は、仮想ドライブ制御部3と仮想ライブラリ制御部5を介してデータキャッシュ2とつながっている。
仮想ドライブ制御部3は、仮想ドライブI/F3−1とデータ圧縮部3−2を有している。
仮想ライブラリ制御部5はマウント制御部5−1と仮想ボリューム管理部5−2を有している。
データキャッシュ2の仮想ドライブ2−1に展開されたボリュームは、ホスト12のマウント指示により読み書きが可能となる。マウント完了を受けてホストから発行されたボリューム操作コマンドは、仮想ドライブI/F3−1を有する仮想ドライブ制御部3により処理され、その結果をホストへ応答する。
ホスト12から仮想ドライブ制御部3に対して発行されたライト/リード要求は、仮想ドライブ制御部3内のデータ圧縮部3−2により論理圧縮もしくは伸長され、データキャッシュ2のボリュームへ記録、もしくはボリュームより読み取りされる。
仮想ライブラリ制御部5の説明は図2と同様のため省略する。
図4は、本発明による仮想ライブラリ制御部と物理ライブラリ制御部の関連説明図である。
ホスト12は、仮想ライブラリ制御部5を経由してデータキャッシュ2とつながっている。また、物理テープライブラリ9は物理ライブラリ制御部B7、物理ドライブ制御部8を介し、物理ライブラリ制御部A6を経由して仮想ライブラリ制御部5とつながっている。
データキャッシュ2のデータ保全のため、ホスト12によりアンマウントされたボリュームは物理テープライブラリ9に搭載された物理ドライブ9−1によってカートリッジテープの物理ボリューム(図示省略)にも記録される。また、データキャッシュ2の容量を有効利用するため、ボリュームはその容量や最終更新時刻により管理情報を残して削除される(マイグレーションと呼ばれる)。
マイグレーションの対象となり削除されたボリュームのデータはホスト12より発行されたマウント要求を受けて仮想ライブラリ制御部5より読み取り指示される(リコールと呼ばれる)。
図5は、本発明による仮想ライブラリ装置例の動作説明図である。
図に従って、動作を説明する。
ホスト12からのマウント制御コマンド12−1によるマウント/アンマウントに関わるマウント/アンマウント制御の指示は、仮想ライブラリI/F部4にあるアクセス管理部4−1を経由する。
ボリューム操作コマンド12−2によるボリューム操作に関わる指示についても仮想ライブラリI/F4で一旦コマンドを受け、コマンド識別部4−3においてコマンドの種別を判定し、改めて仮想ライブラリ制御部5へコマンドを発行する。この際に受領したボリューム名は、ホスト名とボリューム名の組み合わせから、例えば、別名を管理する管理データベース(図示省略)により実際に仮想ライブラリ装置内で管理する実ボリューム名に変換され、仮想ボリューム管理部5−2に渡される。
ボリュームの別名を管理する管理データベースにおけるボリューム名の変換には、ホストインタフェースの識別情報(ホスト側LANインタフェースのIPアドレスやMACアドレス、ホスト側ファイバチャネルインタフェースのWWN等)とそのホストが使用するボリューム名と、実際に装置内で管理するボリューム名との対応情報を利用する。
ホストインタフェースの識別情報は複数ホストインタフェースによる同一ボリュームの利用を考慮し、ホストインタフェースの情報そのものだけでなく、複数インタフェースの組み合わせによるグループ名の利用も可能とする。
図8は本発明による仮想テープライブラリ装置のプロセスフロー例を示す。
ホスト12からのマウント制御コマンド、ボリューム操作コマンドを仮想ライブラリI/F部4が受け取る(S01)と、まず、マウント制御コマンドの有効性がチェックされる(S02)。これは、例えば、マウントコマンドあるいはアンマウントコマンドについては、特にアンマウントコマンドについて重要であり、マウントされている仮想ボリュームが共用ボリュームである場合、権限のないホストからの指示があった場合に発信したホストに対しコマンド不受理を通知する。
通常、マウントコマンドの後にホストから発行されるボリューム操作コマンドについて、
マウント制御コマンドと同様に有効性のチェックが行なわれる(S03)。ターゲットボリュームに対して発行されたボリューム操作コマンドについて、とくに、ターゲットボリュームが複数のホストによって共用を許可する/許可されている場合にアクセス権の有無のチェックは重要である。各仮想ボリューム毎の複数のホストに対するアクセス権と、アクセス権が付与される/付与されているホストに対しての固有のボリューム名称の対応テーブルが作成・更新され参照される。
有効性無しの場合、つまり、権限のないホストからの指示があった場合に発信したホストに対しコマンド不受理を通知する。
また、ボリュームの共用有無のチェックが行なわれ(S04)、ボリュームが非共用ボリューム、すなわち1つのホストが専用に使用するボリュームである場合(S05)は、そのホストにボリューム名称とアクセス権表示(そのホストだけにアクセス権がある)をそのホストに接続されたディスプレイの表示画面に、例えば、ボリューム名称の付けられた仮想ボリュームのアイコンと、そのアイコンをマウスでクリックすることにより、アクセス権の内容が表示されるようになっている(S09)。
一方、ボリュームが共用ボリュームであったとき(S06)、アクセス権を有するホスト毎に、固有の名称の付与、指示に従った詳細なアクセス権の指定(S07)が行なわれ、対応テーブルに記録される。また、後に行なわれるアクセス権の更新指示によりボリューム毎にアクセス権の更新・付与が行なわれ(S08)、対応テーブルも更新される。これらの情報は関係するホストに必要なため、ホスト毎にボリューム名称とアクセス権内容の表示をそのホストに接続されたディスプレイの表示画面に、例えば、ボリューム名称の付けられた仮想ボリュームのアイコンと、そのアイコンをマウスでクリックすることにより、アクセス権の内容が表示されるようになっている(S09)。
以上のように、ホスト12からのマウント制御コマンド12−1によるマウント/アンマウントに関わるマウント/アンマウント制御の指示は、仮想ライブラリI/F部4にあるアクセス管理部4−1を経由する。この際に受領したボリューム名は、ホスト名とボリューム名の組み合わせから、例えば、別名を管理する管理データベース(図示省略)により実際に仮想ライブラリ装置内で管理する実ボリューム名に変換され、仮想ボリューム管理部5−2に渡される。
ボリュームの別名を管理する管理データベースにおけるボリューム名の変換には、ホストインタフェースの識別情報(ホスト側LANインタフェースのIPアドレスやMACアドレス、ホスト側ファイバチャネルインタフェースのWWN等)とそのホストが使用するボリューム名と、実際に装置内で管理するボリューム名との対応テーブルを利用する。
ホストインタフェースの識別情報は複数ホストインタフェースによる同一ボリュームの利用を考慮し、ホストインタフェースの情報そのものだけでなく、複数インタフェースの組み合わせによるグループ名の利用も可能である。
本発明による仮想テープライブラリ装置の実施例 本発明による仮想ライブラリI/F部と仮想ライブラリ制御部の関連説明図 本発明による仮想ドライブ制御部と仮想ライブラリ制御部の関連説明図 本発明による仮想ライブラリ制御部と物理ライブラリ制御部の関連説明図 本発明による仮想ライブラリ装置例の動作説明図 仮想テープライブラリ装置の従来例 従来の仮想テープライブラリ装置例の動作説明図 本発明による仮想テープライブラリ装置のプロセスフロー例
符号の説明
1、101 仮想テープライブラリ
2、102 データキャッシュ
3、103 仮想ドライブ制御部
4、104 仮想ライブラリI/F部
5、105 仮想ライブラリ制御部
6、106 物理ライブラリ制御部A
7、107 物理ライブラリ制御部B
8、108 物理ドライブ制御部
9、109 物理テープライブラリ
12、13、112、113 ホスト

Claims (5)

  1. ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有し、複数のホストに接続された仮想テープライブラリ装置において、
    前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された前記複数のホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信するステップと、
    記各ホストを特定する識別子と前記マウント制御コマンドによりマウント制御する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックするステップと、
    前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックするステップと、
    前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するステップと、
    前記各ホストを特定する識別子と前記各ホストに付与する各々固有の前記仮想テープボリュームの名称とを対応づけた対応テーブルを基に、前記仮想テープボリュームの名称とアクセス権を前記仮想テープボリュームに関するホストが有するディスプレイの表示画面に表示するステップとを、
    有することを特徴とする仮想テープライブラリ装置の共用方法。
  2. ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有する仮想テープライブラリ装置であって、
    前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された各ホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信する仮想ライブラリ・インタフェース部を有し、
    前記仮想ライブラリ・インタフェース部は
    記各ホストを特定する識別子とマウント制御する仮想テープボリュームとの対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックし、
    前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックし、
    前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するアクセス管理部と、
    前記各ホストを特定する識別子と前記仮想テープボリュームの名称から前記各ホストに付与する各々固有のボリューム名称を生成管理するボリューム名変換部とを有し、
    前記仮想テープボリュームに関わるホストが有するディスプレイの表示画面に前記ボリューム名称とアクセス権とを表示する手段とを、
    有することを特徴とする仮想テープライブラリ装置。
  3. 前記仮想ライブラリ・インタフェース部に受信されたボリューム操作コマンドは前記仮想ライブラリ・インタフェース部が有するコマンド識別部にてコマンドの種別が判定され、前記仮想テープライブラリ装置が有する仮想ライブラリ制御部へ改めてコマンド発行されることを特徴とする請求項2に記載の仮想テープライブラリ装置。
  4. 複数の仮想テープライブラリ装置がネットワーク接続されているとき、前記ボリューム名変換部は前記各ホストに付与する各々固有のボリューム名称を生成するための仮想テープライブラリ装置を特定する識別子を含むことを特徴とする請求項2に記載の仮想テープライブラリ装置。
  5. ハードディスク装置とテープライブラリ装置を有し、複数のホストに接続された仮想テープライブラリ装置の制御プログラムであって、
    前記仮想テープライブラリ装置とネットワーク接続された前記複数のホストから前記仮想テープライブラリ装置に送信されるマウント制御コマンド及びボリューム操作コマンドを受信するステップと、
    記各ホストを特定する識別子とマウント制御する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記マウント制御コマンドのアクセス権をチェックするステップと、
    前記各ホストを特定する識別子とボリューム操作する仮想テープボリュームとが対応づけられた対応テーブルを参照して、前記ボリューム操作コマンドのアクセス権をチェックするステップと、
    前記ボリューム操作コマンドに応じて、前記仮想テープライブラリ装置にマウントされた仮想テープボリュームに対して前記各ホスト間で共有するアクセス権を設定または変更するステップと、
    前記各ホストを特定する識別子と前記各ホストに付与する各々固有の前記仮想テープボリュームの名称とを対応づけた対応テーブルを基に、前記仮想テープボリュームの名称とアクセス権を前記仮想テープボリュームに関するホストが有するディスプレイの表示画面に表示するステップとを、
    コンピュータに実行させることを特徴とする仮想テープライブラリ装置の制御プログラム。
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