JP4463042B2 - ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム - Google Patents

ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム Download PDF

Info

Publication number
JP4463042B2
JP4463042B2 JP2004238983A JP2004238983A JP4463042B2 JP 4463042 B2 JP4463042 B2 JP 4463042B2 JP 2004238983 A JP2004238983 A JP 2004238983A JP 2004238983 A JP2004238983 A JP 2004238983A JP 4463042 B2 JP4463042 B2 JP 4463042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target device
command
storage system
ldev
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004238983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005209149A (ja
Inventor
賢哲 江口
康友 山本
康之 長副
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004238983A priority Critical patent/JP4463042B2/ja
Priority to US10/957,059 priority patent/US7392364B2/en
Priority to EP04027413A priority patent/EP1548560A3/en
Publication of JP2005209149A publication Critical patent/JP2005209149A/ja
Priority to US11/305,134 priority patent/US7310713B2/en
Priority to US12/149,293 priority patent/US7757058B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4463042B2 publication Critical patent/JP4463042B2/ja
Priority to US12/796,702 priority patent/US7991974B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0629Configuration or reconfiguration of storage systems
    • G06F3/0631Configuration or reconfiguration of storage systems by allocating resources to storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0604Improving or facilitating administration, e.g. storage management
    • G06F3/0605Improving or facilitating administration, e.g. storage management by facilitating the interaction with a user or administrator
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/0671In-line storage system
    • G06F3/0683Plurality of storage devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99951File or database maintenance
    • Y10S707/99952Coherency, e.g. same view to multiple users
    • Y10S707/99953Recoverability
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
    • Y10S707/99951File or database maintenance
    • Y10S707/99952Coherency, e.g. same view to multiple users
    • Y10S707/99955Archiving or backup

Description

本発明は、計算機が使用するデータを格納する記憶装置システムに関する。
近年、計算機で取り扱われるデータ量は飛躍的に増大し、データを格納する記憶装置の大容量化が進んでいる。これに伴い、大容量データを多数の小型記憶装置に分散格納するのではなく、複数のディスク装置を有する大型記憶装置システムに大容量データを集約して格納するシステム設計が行われている。
例えば特許文献1に示す記憶装置システムは、複数の物理記憶装置を有しており、物理記憶装置から構成される記憶領域を論理記憶装置として管理している。そして、記憶装置システムに接続するホスト計算機は、論理記憶装置に対応付けられているポートID(ポートを一意に識別するためのWWN(World Wide Name))とLUN(Logical Unit Number)を指定することによって論理記憶装置にアクセスすることができる。
尚、ポートIDとLUNとで表され、ホスト計算機からアクセス対象として認識されるデバイスのことを、以下入出力ターゲットデバイスとも呼ぶ。
特開2003−242039号公報
記憶装置システムのポートに対応付けることができる論理記憶装置の数には通常限度がある。従って、記憶装置システムが有する物理記憶装置の数を増やしたとしても、ホスト計算機からアクセス可能な論理記憶装置の数には制限が生じる。
そこで、記憶装置システムが有するポートの数、及び1つのポートに対応づけることができる論理記憶装置の数に拠ることなく、複数の論理記憶装置へのアクセスを許容し、論理記憶装置の利用効率を向上させる技術を開示する。
記憶装置システムは、複数の論理記憶装置と、計算機のアクセス対象となる複数の入出力ターゲットデバイスと、入出力ターゲットデバイスと複数の論理記憶装置のいずれかを対応付けるジュークボックス制御機構とを有している。
ジュークボックス制御機構は、複数の入出力ターゲットデバイスのうちの1つであるコマンドデバイスに対する計算機からのコマンドに応じて、入出力ターゲットデバイスに対応付けられている論理記憶装置を変更する。
記憶装置システムが有する論理記憶装置の利用効率を向上させることができる。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための実施形態を説明する。尚、これにより本発明が限定されるものではない。
(1)システム構成
図1は本実施形態に係るシステム構成の1例を示す図である。
本システムは、1つ以上のホスト計算機1と、1つ以上の記憶装置システム2と、1つ以上の管理装置3を有する。ホスト計算機1と記憶装置システム2は第1の通信路12によって接続されており、ホスト計算機1は第1の通信路12を介して、記憶装置システム2に対してデータの入出力処理を行うことができる。また、ホスト計算機1と管理装置3は第2の通信路13によって接続されていて、管理装置3と記憶装置システム2も第2の通信路13にて接続されている。従って、ホスト計算機1は記憶装置システム2の設定処理を、第2の通信路13及び管理装置3を介してリモートで行えるようになっている。
第1の通信路12と第2の通信路13には、光ケーブルや銅線等が用いられる。又、第1の通信路12及び第2の通信路13で使用される通信プロトコルには、イーサネット(登録商標)、FDDI、ファイバチャネル、SCSI、Infiniband、TCP/IP、iSCSIなどがある。第1の通信路12と第2の通信路13で用いられる通信プロトコルは異なっていても、同じであっても良く特に規定しない。
(2)ホスト計算機
図1に示すホスト計算機1では1つ以上の情報処理プログラム(以降、アプリケーションプログラム17若しくは単にAP17とも呼ぶ)が動作しており、ホスト計算機1はAP17によって実行される情報処理に必要なデータの入出力処理を記憶装置システム2に対して行う。
本実施形態におけるホスト計算機1では、AP17の他にジュークボックス機能を実現するために、ジュークボックス制御マネージャAPI(Application Interface)16、記憶装置システムマネージャ4、及びジュークボックス制御マネージャ5が動作する。
ジュークボックス制御マネージャ5は、記憶装置システム2が有する入出力ターゲットデバイスに論理記憶装置(以下LDEV(logical device)とも呼ぶ)を割り当てたり、既に入出力ターゲットデバイスに割り当てられているLDEVについて割り当てを解除するため、記憶装置システム2にコマンドを発行する。
ジュークボックス制御マネージャAPI16は、AP17とジュークボックス制御マネージャ5とを仲介し、AP17からの要求に応じてホスト計算機1が記憶装置システム2のジュークボックス機能を使用できるようにしている。即ち、ジュークボックス制御マネージャAPI16は、AP17からの要求を受け付けてこれをジュークボックス制御マネージャ5に伝え、ジュークボックス制御マネージャ5はジュークボックス制御マネージャAPI16から受信した要求に応じて、入出力ターゲットデバイスへのLDEVの割り当て、若しくは割り当て解除のためのコマンドを記憶装置システム2に発行する。
AP17からの要求に応じて記憶装置システム2のジュークボックス機能を利用する例としては、例えばAP17が電子メールソフトであり、受信メールが月別に分類されて各々別のLDEVに格納されている場合が考えられる。例えばAP17が11月に受信したメールを読むために11月分のメールデータが格納されているLDEVにアクセスしていたとする。この状態でAP17が新たに12月に受信したメールにアクセスする場合、AP17は11月分のメールデータが格納されているLDEVに代えて12月分のメールデータが格納されているLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てる必要がある。係る際に、ジュークボックス制御マネージャAPI16は、AP17からの12月分のメールデータへのアクセス要求を受信して、12月分のメールデータを格納しているLDEVを入出力ターゲットデバイスへ割り当てるようジュークボックス制御マネージャ5に指示し、この指示に基づいてジュークボックス制御マネージャ5は入出力ターゲットデバイスに割り当てられているLDEVを変更するよう記憶装置システムにコマンドを発行する。
記憶装置システムマネージャ4は、記憶装置システム2が有するLDEVが入出力ターゲットデバイスにパス定義され(即ち、入出力ターゲットデバイスに割り当てられ)入出力可能な状態となっているか等を示す、記憶装置システムのLDEVの構成情報を取得するための指示を、記憶装置システム2に発行する。
図2はホスト計算機の一例を示す図である。
ホスト計算機1は、CPU(Central Processing Unit)301、メモリ302、ハードディスクドライブ(HDD)303、表示装置304、入力装置305、入出力装置アダプタ307、及びネットワークアダプタ306を持つ。夫々複数あっても良い。また、更にホスト計算機1は、半導体メモリドライブ308や光ディスクドライブ309や磁気ディスクドライブ310等を有していてもよい。
HDDにはホスト計算機が動作するために必要なプログラム(例えばOS(Operating System))312、ジュークボックス制御マネージャプログラム314、記憶装置システムマネージャプログラム313、ジュークボックス制御マネージャAPIプログラム315、及びAP17が格納されている。HDD303に格納されているこれらのプログラムは、処理の必要に応じてバス311を介してメモリ302にコピーされ、CPU301によって実行される。尚、CPU301が記憶装置システムマネージャプログラム313、ジュークボックス制御マネージャプログラム314、ジュークボックス制御マネージャAPIプログラム315を実行することによって、図1に示す記憶装置システムマネージャ4、ジュークボックス制御マネージャ5、ジュークボックス制御マネージャAPI16が構築される。
入力装置305はホスト計算機1を使用するユーザがホスト計算機1にデータやコマンドを入力するために使用する。たとえばキーボードやマウス等が入力装置305にあたる。
表示装置304はユーザによる処理の過程、プログラムの処理の過程、記憶装置システムマネージャ4が取得したLDEVの構成情報、設定情報等を表示するために使用されるもので、たとえばCRTやTFT液晶等のモニタが表示装置304にあたる。
ネットワークアダプタ306は第2の通信路13と接続され、ホスト計算機はネットワークアダプタ306を介して管理装置3との間で通信を行うことができる。
入出力装置アダプタ307は第1の通信路12と接続され、ホスト計算機は入出力装置アダプタ307を介して記憶装置システム2にデータの入出力処理を行うことができる。
(3)記憶装置システム
図1に示す記憶装置システム2は、入出力ターゲットデバイス7及び論理記憶装置である第1のLDEV8と第2のLDEV9を持つ。
入出力ターゲットデバイス7には第1のLDEV8又は第2のLDEV9がマッピングされ、入出力ターゲットデバイス7は、マッピングされたLDEV分の容量を持った記憶装置としてホスト計算機1に認識される。そして、入出力ターゲットデバイス7にLDEVがマッピングされると、ホスト計算機1は入出力ターゲットデバイス7にアクセスすることによって、この入出力ターゲットデバイス7にマッピングされたLDEVにアクセスすることが可能となる。
記憶装置システム2はジュークボックス制御機構6も持つ。ジュークボックス制御機構6は、記憶装置システム2のジュークボックス機能を実現するために実装され、ホスト計算機との機能インタフェース(I/F)を実現する。ジュークボックス制御機構6によって、記憶装置システム2が有する入出力ターゲットデバイスに対応付けられるLDEVをホスト計算機1からのコマンドに応じて変更することができる。
ジュークボックス制御機構6の実装方法は、いくつか考えられ、例えば
1.記憶装置システム2のジュークボックス機能に対して指示するための専用のI/Fをホスト計算機に実装し、この専用I/Fを用いた指示をジュークボックス制御機構が受信し処理する方法
2.記憶装置システム2が有する特別な入出力ターゲットデバイスとしてジュークボックス制御機構6を定義しておき、ホスト計算機がこの特別な入出力ターゲットデバイスに対し標準I/Fを用いてアクセスした場合に、ジュークボックス制御機構6がホスト計算機からの指示を処理する方法
等がある。
1.の方法は、例えばMainframe(MF)計算機のように、ある1社がホスト計算機から記憶装置システムへのコマンドI/Fの仕様を決めている場合等で現実的な方法である。又2.の方法は、例えばいわゆるオープンシステムと呼ばれる計算機システムのホスト計算機と外部記憶装置との間で多く使用されるSCSI I/Fのような、多くのベンダによって標準として用いられる入出力I/Fを採用している記憶装置システムに有効な方法である。
2.の方法を用いる場合、ジュークボックス制御機構6は、入出力ターゲットデバイス7と同様に、ホスト計算機1から認識される入出力ターゲットデバイスとして実装され、ホスト計算機1から記憶装置システム2に対してジュークボックス機能の利用を指示するために使用される入出力ターゲットデバイスとなる。ホスト計算機1が記憶装置システム2のジュークボックス機能を利用する場合には、ホスト計算機1はこの入出力ターゲットデバイスに対して、標準のリードコマンドやライトコマンド内にジュークボックス機能のコマンドを付加したコマンドを用いてアクセスし、ジュークボックス機能の制御を指示する。
このように、ホスト計算機1が記憶装置システム2に対して各種コマンドを送信する際に入出力ターゲットデバイスとして利用するデバイスをコマンドデバイスと呼んでおり、コマンドデバイスについては例えば特開2002-288108号報に開示がある。
尚、図1では記憶装置システム2が入出力ターゲットデバイスを1つ、LDEVを2つ有する例を示したが、入出力ターゲットデバイスやLDEVの数は図1に示した例に限られることはなく幾つあっても良い。
図3は記憶装置システム2の構成の1例を示す図である。
記憶装置システム2は、記憶装置システムコントローラ201と一以上の物理記憶装置(以下、PDEVとも呼ぶ。)202とを有する。PDEVは、たとえばハードディスクドライブや光ディスクやテープ等の、物理的な記録媒体である。
記憶装置システムコントローラ201は、制御プロセッサ203、メモリ204、ホストアダプタ205、ディスクアダプタ206、ネットワークアダプタ207を有している。
ホストアダプタ205は第1の通信路12を介してホスト計算機1と接続しており、ホスト計算機1からの入出力要求を受信し、またホスト計算機1からの要求に応じて適当なデータをホスト計算機に対して送信する装置である。ホストアダプタ205は一以上のI/Oポート(以下ポート)を有しており、各ポートはポートID(例えばファイバチャネルにおけるWWN)で識別される。更に各ポートからは一以上の入出力ターゲットデバイスにアクセスできる。各入出力ターゲットデバイスは、ポートID(WWN)と、LUN(logical unit number)の組を用いて識別される。尚、図3の例では記憶装置システム2はホストアダプタ205を1つ有するが、記憶装置システム2が有するホストアダプタ205の数は複数であってもかまわない。
以降特に規定しない限り、本実施例では、ホスト計算機、記憶装置システム間のI/O処理はファイバチャネルを用いたもので記述するが、図1を説明する際に記載の通信プロトコルであっても、ポートの識別子とそのポートからアクセス可能なデバイスの識別子によって、I/O処理は行われるため、その他の本発明を限定するものではない。
ディスクアダプタ206は、ホスト計算機1からの入出力要求に応じて、PDEV202にデータを書き込んだり、PDEVからデータを読み出したりするために使用する装置である。
ネットワークアダプタ207は第2の通信路13を介して管理装置3との間で通信を行うための装置である。
メモリ204内には、ホストアダプタを制御するホストアダプタ制御プログラム211、ディスクアダプタを制御するディスクI/Oプログラム212、ネットワークアダプタを制御するネットワーク制御プログラム213、ホストからのI/O処理要求等のコマンドを解釈するコマンド制御プログラム208、あるLDEVを入出力ターゲットデバイス7として定義する(即ちあるLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てる)パス制御プログラム209、記憶装置システム2内のLDEVの定義等を行う構成制御プログラム210と、記憶装置システム内のLDEVやPDEV等に関する情報である構成情報218が、記憶装置システムを制御するために格納されている。
構成情報218には、構成制御プログラム210によって作成・更新される、入出力ターゲットデバイス―LDEVのマッピング情報214(図5参照)、LDEV−PDEVマッピング情報215、LDEV情報216(図7参照)、ジュークボックス情報217(図6参照)、及びアクセス許可ホストリスト219(図5参照)とが含まれる。
LDEVは、記憶装置システム2内のPDEVに存在する記憶領域であり、記憶装置システムコントローラ201はLDEVを論理的な記憶装置として管理、制御する。尚、LDEVは1つのPDEV内に存在する記憶領域から構成されていても、複数のPDEV内の記憶領域から構成されていても良い。構成制御プログラム210は、LDEVとPDEV内の記憶領域との対応関係を示したLDEV-PDEVマッピング情報215を作成し、LDEVとPDEVのアドレス対応を管理する。
制御プロセッサ203はメモリ204内のプログラムを実行する。
(4)管理装置
図1に示す管理装置3は記憶装置システム管理機構10および記憶装置システム管理サーバ11を持つ。
記憶装置システム管理機構10は、記憶装置システム2内部の構成情報の設定、保持、及び記憶装置システム2からの構成情報の取得を行う。また記憶装置システム管理機構10は、記憶装置システム2で動作するプログラムのインストールや、記憶装置システム2内部で生ずる障害の監視と障害のユーザへの通知等も行う。
例えば、記憶装置システム管理機構10は、記憶装置システム2内のLDEVの定義、パス(即ち入出力ターゲットデバイスへのLDEVの割り当て)定義、記憶装置システム2へのジュークボックス制御機構の導入、LDEVやパス等の定義情報の記憶装置システム2からの取得、定義情報の記憶装置システム2への送信及び定義情報の設定指示等を行うことができる。
記憶装置システム管理サーバ11は、記憶装置システム管理機構10の機能をホスト計算機に対してサービスする機構で、例えば第2の通信路13を介してホスト計算機1等の計算機上で動作するクライアントプログラムと通信し、クライアントプログラムから記憶装置システム管理機構10への要求を受信し、記憶装置システム管理機構10に要求を渡す。これによって記憶装置システム管理機構10は、クライアントプログラムからの要求に基づいて第2の通信路13を介して記憶装置システム2の設定処理や障害情報の取得等を行うことができる。
記憶装置システム管理機構10及び記憶装置システム管理サーバ11は共に、管理装置3が有するメモリに格納されているプログラムが、管理装置3が有する制御プロセッサによって実行されることにより、構成される。
図4は管理装置3の一構成例を示す図である。
管理装置3は計算機として実装される。管理装置3はCPU401とメモリ402とHDD403と表示装置404と入力装置405とネットワークアダプタ406及び407とを持つ。ホスト計算機同様夫々複数あっても良い。また、管理装置3は更に半導体メモリドライブ408や光ディスクドライブ409や磁気ディスクドライブ410等を有していても良い。これらのドライブ装置は記憶装置システム2や管理装置3へのプログラムのインストールを、適当なメディアを用いて行うために用いられる。
HDD403には管理装置3が動作するために必要なプログラム(例えばOS412)と記憶装置システム管理プログラム413と記憶装置システム管理サーバプログラム414とが格納されている。HDD403に格納されているこれらのプログラムは、処理の必要に応じて、メモリ402にバス411を介してコピーされ、CPU401によって実行される。CPU401が記憶装置システム管理プログラム413を実行することによって記憶装置システム管理機構10が、CPU401が記憶装置システム管理サーバプログラム414を実行することによって記憶装置システム管理サーバ11が構築される。
入力装置405は管理装置3を使用するユーザがデータやコマンドを入力するために使用される。たとえばキーボードやマウス等が入力装置405にあたる。
表示装置404はユーザが管理装置3に指示した処理の過程や結果、プログラムによって実行される処理の過程や結果、もしくは設定情報等を表示するために使用されるもので、たとえばCRTやTFT液晶等のモニタがそれにあたる。
ネットワークアダプタ406は第2の通信路13を介してホスト計算機1と接続される。ネットワークアダプタ407は第2の通信路13を介して記憶装置システム2と接続される。尚、ネットワークアダプタ406と407は同一の装置であっても構わない。
(5)構成情報
次に記憶装置システム2が有する構成情報218について説明する。
図5は記憶装置システム2が有するアクセス許可ホストリスト219と入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214の一例を示す図である。
アクセス許可ホストリスト219は、記憶装置システム2にアクセスするホスト計算機1ごとに、このホスト計算機1がアクセス可能な入出力ターゲットデバイスの識別情報(即ちポートの識別情報であるWWN及びLUN)を記録している情報である。
ここで、LUNにはホストLUNと内部LUNの2種類のLUNがある。ホストLUNはホスト計算機が記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスにアクセスするために使用するLUNであり、内部LUNは記憶装置システム2が自身が有する入出力ターゲットデバイスを一意に識別するために使用するLUNである。
アクセス許可ホストリスト219は、記憶装置システム2にアクセスするホスト計算機ごとに、当該ホスト計算機がアクセス可能な入出力ターゲットデバイスを登録しているホスト計算機用ターゲットデバイスリスト219(a)と、記憶装置システム2内に存在する入出力ターゲットデバイスを登録している記憶装置システム内ターゲットデバイスリスト219(b)と、この2種類のリスト間の対応関係を示すポインタ219(c)とを有している。
ホスト計算機用ターゲットデバイスリスト219(a)には、ホスト計算機ごとに、当該ホスト計算機の識別情報(ホスト計算機のWWN)、当該ホスト計算機が入出力ターゲットデバイスにアクセスする際に用いるポートID(WWN)とホストLUNとの組が登録されている。一方記憶装置システム内ターゲットデバイスリスト219(b)には、記憶装置システムが有する入出力ターゲットデバイスを識別するためのポートID(WWN)と内部LUNとの組が登録されている。そして、ポインタは、ホスト計算機用ターゲットデバイスリスト219(a)に登録されているWWNとホストLUNの組が、記憶装置システム内ターゲットデバイスリスト219(b)内に登録されているどのWWNと内部LUNの組に対応しているかを表している。
例えば図5の例では、WWNAで識別されるホスト計算機1Aが、WWN=0ホストLUN=0を指定して記憶装置システム2にアクセス要求を発行した場合、記憶装置システム2はアクセス許可ホストリスト219を利用することで、アクセス要求の対象はWWN=0、内部LUN=0で識別される入出力ターゲットデバイスであると特定できる。一方WWNBで識別されるホスト計算機1BがWWN=0、ホストLUN=0を指定して記憶装置システム2にアクセス要求を発行した場合、記憶装置システム2はアクセス許可ホストリスト219を利用することで、アクセス要求の対象はWWN=0、内部LUN=4で識別される入出力ターゲットデバイスであると特定できる。
この用に、ホスト計算機が発行するアクセス要求内で同じWWN=0、ホストLUN=0が指定された場合でも、要求元のホスト計算機によってアクセス対象の入出力ターゲットデバイスが異なる場合がある。このため、記憶装置システム2はアクセス要求に含まれるホスト計算機の識別情報(ホスト計算機のWWN)も用いて、アクセス対象の入出力ターゲットデバイスを特定する。
また、図5の例では、ホスト計算機1A用ターゲットデバイスリスト219(a)にはWWN=0、内部LUN=4で識別される入出力ターゲットデバイスに対応付けられたWWN及びホストLUNの組は登録されていない。従って、ホスト計算機1AはWWN=0、内部LUN=4で識別される入出力ターゲットデバイスにはアクセスできない。この様に、記憶装置システム2がアクセス許可ホストリスト210を用いてアクセス対象の入出力ターゲットデバイスを特定することにより、各ホスト計算機が有する入出力ターゲットデバイスへのアクセス権限に応じて、ホスト計算機から入出力ターゲットデバイスへのアクセスを許可したり禁止したりすることができる。具体的には、ホスト計算機1から当該ホスト計算機からのアクセスが許可されていない入出力ターゲットデバイスへのアクセス要求を受信した場合には、記憶装置システム2は、ホスト計算機にエラーを返したり、若しくは応答を返さないことにより、当該入出力ターゲットデバイスへのアクセスを禁止することができる。
入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング214は、入出力ターゲットデバイスに現在割り当てられているLDEVを示す情報である。図5には、WWN=0、内部LUN=0で識別される入出力ターゲットデバイスに対する入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング214の例を示したが、実際には記憶装置システム2のメモリ204には、入出力ターゲットデバイスごとに1つ、このターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214が格納されている。
ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報は、入出力ターゲットデバイスを識別するための、記憶装置システム内ターゲットデバイスリスト219(b)内のエントリへのポインタ1100と、この入出力ターゲットデバイスに対応付けられている(即ちパス定義されている)LDEVの識別情報であるLDEV番号1101と、入出力ターゲットデバイスの状態1102と、この入出力ターゲットデバイスに対応付けられているLDEVの容量1103と、ジュークボックス情報217内のエントリへのポインタ1104で構成される。
状態1102には定義/未定義、ノーマル、閉塞、ジュークボックス制御機構として実装されているコマンドデバイスか等を示す情報が入る。
図6はジュークボックス情報217の一例を示す図である。
ジュークボックス情報217は、各入出力ターゲットデバイスについて、この入出力ターゲットデバイスに割り当てられ得る(即ちパス定義され得る)LDEVの数分存在する。従って記憶装置システム2は最大の場合、ターゲットデバイスの最大実装数に、各ターゲットデバイスにパス定義可能な最大LDEV数を乗じた数分のジュークボックス情報217を有することになる。尚、ジュークボックス情報217の構成については、制御メモリの容量制限などによって、キュー構造にする等工夫の余地はあるが、本発明の本質とは直接関係しないので詳述しない。もちろんその他のテーブル構造でも、ジュークボックス機能が適用される入出力ターゲットデバイス毎にジュークボックスに使用するLDEVが全て登録可能なテーブルであれば良い。
尚、図6に示すのは、ある1つのターゲットデバイスにパス定義され得るある1つのLDEVに関するジュークボックス情報217である。
ジュークボックス情報217には、入出力ターゲットデバイスを識別するためのポートID(WWN)と内部LUNの組1200、この入出力ターゲットデバイスに割り当てられる可能性のあるLDEVを識別するためのLDEV番号1201、この入出力ターゲットデバイスにこのLDEVが割り当てられた時刻を示すパス定義時刻1202、この入出力ターゲットデバイスに対するこのLDEVの割り当てが解除される時刻を示すパス解消時刻1203、前回この入出力ターゲットデバイスにこのLDEVが割り当てられた時刻を示す最新アクセスパス定義時刻1204、前回この入出力ターゲットデバイスに対するこのLDEVの割り当てが解除された時刻を示す最新アクセスパス解消時刻1205が登録される。
尚上述の入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214に含まれるジュークボックス情報内のエントリへのポインタ1104は、対応する入出力ターゲットデバイスに関するジュークボックス情報217の先頭アドレスを示している。
図7はLDEV情報216の一例を示す図である。図7に示すのはある1つのLDEVに関するLDEV情報216であるが、記憶装置システム2は、最大LDEV実装数分のLDEV情報216を有している。
LDEV情報は、LDEVの識別番号であるLDEV番号1000と、LDEVの状態1001と、LDEVに対するパス定義の有無を示すパス定義1002と、プログラム使用情報1003と、プログラム予約情報1004と、ジュークボックス情報1005と、LDEVの容量1006と、LDEVのエミュレーションタイプ1007と、LDEVの属性1008と、当該属性が設定された時刻を表す属性設定時刻1009と、当該属性の変更が禁止される時間(属性設定時刻1009からの時間)を示す属性変更禁止時間1010とを有する。
LDEVの状態1001には、このデバイスが実装(定義)されているかどうか、ノーマル状態か閉塞状態か、ジュークボックス制御機構かどうか(即ち入出力ターゲットデバイスに割り当てられることによって、ジュークボックス制御機構となるコマンドデバイスを構成するLDEVか)などを示す情報が入る。
パス定義1002には、このLDEVがパス定義されていればこのLDEVが割り当てられているターゲットデバイス識別情報であるポートID(WWN)と内部LUNの組が登録され、パス定義がされていなければヌルが登録される。
プログラム使用情報1003は、記憶装置システム2内部で動作するプログラムに当該LDEVが使用されているかどうか(ジュークボックス制御機構として使用されているか否かの他、本発明には直接関係しないプログラム(たとえば記憶装置システム内部でLDEV内のデータのレプリカを他のLDEVに作成する処理を実行するプログラムや、他の記憶装置システム内のLDEVにこのLDEV内のデータをコピーする処理を実行するプログラム等)によって使用されているか否かも含む)を示す情報であり、プログラム予約情報1004は記憶装置システム2内部で動作するプログラムに使用されるLDEVとして当該LDEVが予約されているかどうかを示す情報である。
ジュークボックス情報1005は当該LDEVに関するジュークボックス情報217へのポインタである。
エミュレーションタイプ1007は、ホスト計算機1から入出力可能なデバイスのエミュレーションのタイプを示す情報であり、オープンシステム用ホスト計算機向けのエミュレーションタイプであるか、メインフレームホスト計算機向けのエミュレーションタイプであるか等を示す情報が入る。
属性1008は当該LDEVの属性を示す情報である。属性としては、当該LDEVへの書き込み禁止を示すRead only属性、当該LDEVへの書き込み・読み出し双方を許可するRead/Write属性、当該LDEVに対する全ての処理を禁止するProtect属性、当該LDEVを他のLDEVに格納されているデータのレプリカを格納するLDEVとして使用することを禁止するSVOL-Disable属性等が挙げられる。また属性1008として、当該LDEVにアクセス可能なホスト計算機の識別情報(例えばホスト計算機1のWWN)が登録されていても良い。
尚、記憶装置システム2は構成情報218として図5から図7に例示した情報の他にLDEV−PDEVマッピング情報215を有するが、このLDEV−PDEVマッピング情報215は前述の通りPDEVとLDEVとの対応関係を示す情報であり、ここでは詳述しない。
(6)ジュークボックス制御機構6となるコマンドデバイスの定義処理
図8は管理装置3の記憶装置システム管理プログラム413及び記憶装置システム2の構成制御プログラム210によって実行される、ジュークボックス制御機構6となるコマンドデバイスの定義処理の一例を示す図である。ジュークボックス機能を使用するユーザは、管理装置3の記憶装置システム管理プログラム413を介して、記憶措置システム2にジュークボックス制御機構6を設定できる。
ユーザは記憶装置システム管理プログラム413を起動し、記憶装置システム管理プログラム413は、記憶装置システム2の構成情報218を参照するために記憶装置システム2の構成制御プログラム210に対して構成情報取得コマンドを送信する(ステップ501)。なお、ユーザはホスト計算機1から第2の通信路13を介して記憶装置システム管理サーバプログラム414に接続することによって、記憶装置システム管理プログラム413に対して指示を行うことも可能だし、管理装置3の表示装置404および入力装置405を使って記憶装置システム管理プログラム413に指示を行うことも可能である。この構成情報取得コマンドは第2の通信路13を介して記憶装置システム2に受信される。
構成制御プログラム210は構成情報取得コマンドを受領すると(ステップ502)、記憶装置システム210の構成情報218を管理装置3に送信する(ステップ503)。
構成情報を受領した記憶装置システム管理プログラムは413(ステップ504)、受信した構成情報を表示装置404に出力したり、記憶装置システム管理サーバプログラム414及び第2の通信路13を介して、ユーザが使用しているホスト計算機1に対して構成情報を送信したりする。
ユーザは管理装置3が出力した構成情報の内、LDEV情報216のパス定義1002を参照し、記憶装置システム2内でパスが未定義のLDEVを探す。そして探し出したLDEVのLDEV番号を指定して、このLDEVをジュークボックス制御機構とするための指示を入力する。この指示に基づいて記憶装置システム管理プログラム413は、受信したLDEVの番号が示すLDEVをジュークボックス制御機構6とする(即ちこのLDEVが対応付けられた入出力ターゲットデバイスをジュークボックス制御機構6用のコマンドデバイスとする)旨の定義情報を作成する(ステップ505)。尚、ジュークボックス制御機構となるLDEVの指定は、ユーザの指示によるのではなく、記憶装置システム管理プログラム413がLDEV情報216中のパス定義1002を参照することにより自動的に指定するものとしても良い。
更に記憶装置システム管理プログラム413は、第2の通信路13を介して、構成制御プログラム210に構成情報更新コマンドを送信する(ステップ506)。
構成制御プログラム210は構成情報更新コマンドを受領すると(ステップ507)、このコマンドを受領した旨を示す構成情報更新準備完了応答を記憶装置システム管理プログラム413に返信する(ステップ508)。
応答を受領した記憶装置システム管理プログラム413は(ステップ509)、ステップ505で作成した定義情報を、第2の通信路13を介して構成制御プログラム210に送信する(ステップ510)。
構成制御プログラム210は定義情報を受信すると(ステップ511)、受領した定義情報に従って構成情報を更新して、記憶装置システム管理プログラム413から指定されたLDEV番号が示すLDEVをジュークボックス制御機構6として定義する。具体的には、定義情報で指定されるLDEV番号のLDEV情報216内の、状態1001にジュークボックス制御機構であることを示す情報を、パス定義情報にコマンドデバイスとして用いられる入出力ターゲットデバイスの識別情報(ポートID(WWN)及び内部LUN)が格納される。また、構成制御プログラム210は、受信した定義情報に基づいて、入出力ターゲットデバイス―LDEVマッピング情報214を更新し、コマンドデバイスと定義情報で指定されるLDEVとを対応付ける。更に構成制御プログラム210は、定義情報で指定されるLDEVとコマンドデバイスとに関するジュークボックス情報217も更新する。そして、構成制御プログラム210は記憶装置システム管理プログラム413に対して構成情報更新完了報告を送信する(ステップ512)。
記憶装置システム管理プログラム413は構成情報更新完了報告を受領すると(ステップ513)、更新完了報告をユーザに向けて出力し、処理終了確認待ち状態になる。終了指示がユーザから管理装置3に入力されれば、記憶装置システム管理プログラム413は処理を終了する(ステップ514)。
(7)ホスト計算機1からの構成情報218の取得処理
図9は、ホスト計算機1から記憶装置システム2の構成情報218を取得する際の処理手順の一例を示す図である。
記憶装置システム2を使用するホスト計算機1は、図8に示す設定処理によって利用可能となったジュークボックス制御機構6に対して、記憶装置システムマネージャプログラム313を用いて構成情報取得要求コマンドを発行することにより、記憶装置システム2の構成情報218を取得することができる。記憶装置システム2の構成情報218を取得することができればホストコンピュータは、ジュークボックス機能を適用可能な入出力ターゲットデバイスと、ジュークボックス機能によって新たに入出力ターゲットデバイスに割り付けられるLDEVを確認することができる。
ユーザはホスト計算機1上の記憶装置システムマネージャプログラム313を起動し、記憶装置システムマネージャプログラム313は記憶装置システム2の構成情報を参照するために記憶装置システム2のジュークボックス制御機構6を入出力ターゲットデバイスとして(即ちジュークボックス制御機構6が実装されているコマンドデバイスを入出力ターゲットデバイスとして)構成情報取得要求コマンドを送信する(ステップ601)。
第1の通信路12を介して構成情報取得要求コマンドを受信した記憶装置システムコントローラ201は(ステップ602)、コマンド制御プログラム208によって受信した構成情報取得要求コマンドを通常の入出力ターゲットデバイスに対する入出力処理と同様に処理する。即ち、コマンド制御プログラム208は受信したコマンドの中身を解釈し、構成情報取得要求コマンドであると判断して、構成制御プログラム210に構成情報取得準備要求を通知する(ステップ603)。更にコマンド制御プログラム208は、構成情報取得要求コマンドを受領した旨の応答をホスト計算機1の記憶装置システムマネージャプログラム313に返信する(ステップ606)。
記憶装置システムマネージャプログラム313は構成情報取得要求コマンドに対する応答を受信すると(ステップ607)、ジュークボックス制御機構6に対して構成情報取得コマンド送信する(ステップ608)。
一方コマンド制御プログラム208から構成情報取得準備要求を受信した構成制御プログラム210は(ステップ604)、コマンド制御プログラム210に送信するための構成情報を準備する(ステップ605)。この際構成制御プログラム210が準備するのは、構成情報取得要求コマンドを発行したホスト計算機1用のホスト計算機用ターゲットデバイスリスト219(a)の内容、及びこのホスト計算機用ターゲットデバイスリスト219(a)に登録されているWWN及びホストLUNの組に対応付けられている入出力ターゲットデバイスに割り当て可能なLDEVのLDEV情報216と、これらの入出力ターゲットデバイスに関するジュークボックス情報217である。これらの情報は、アクセス許可ホストリスト219、ジュークボックス情報217、LDEV情報216を参照することによって得ることができる。
第1の通信路12を介して構成情報取得コマンドを受領した記憶装置システムコントローラ201のコマンド制御プログラム208は(ステップ609)、受信したコマンドを解析して構成情報取得コマンドである旨を解釈すると、構成制御プログラム210に構成情報取得要求を通知する(ステップ610)。
構成制御プログラム210は、構成情報取得要求を受信すると(ステップ611)、ステップ605で準備した構成情報を格納したメモリアドレスと準備した構成情報のサイズをコマンド制御プログラム208に通知するとともに、構成情報準備完了報告をコマンド制御プログラムに通知する(ステップ612)。
コマンド制御プログラム208は構成制御プログラム210からの構成情報準備完了報告を受信すると(ステップ613)、構成管理プログラム210から通知されたメモリアドレスが示す記憶領域から構成情報を読み出し、ホスト計算機1にこの構成情報を送信する(ステップ614)。
ホスト計算機1の記憶装置システムマネージャプログラム313はコマンド制御プログラム208から構成情報を取得すると(ステップ615)、ユーザにその構成情報を表示装置304を用いて提示し、構成情報取得処理を終了する。
図19はホスト計算機1が記憶装置システム2に発行するコマンドの一例を示す図である。尚、図19には図示していないが、図19に示す各コマンドにはコマンドの発行元であるホスト計算機1を識別すための識別情報(例えば、ホスト計算機1のWWN)も含まれている。ホスト計算機1がジュークボックス制御機構(コマンドデバイス)に対して発行する各種コマンドは、図19に示す様に、コマンドデバイスに対するリード若しくはライトコマンドの形式をもつ。
図19(c)に示すのが、ステップ601で記憶装置システムマネージャプログラム313から発行される構成情報取得要求コマンド2002の一例である。このコマンドはリードコマンドの形式を有している。このコマンドには、ジュークボックス制御機構を構成するコマンドデバイス宛のコマンドである旨を示す”JUKE BOK”と、ホスト計算機1からアクセス可能なある入出力ターゲットデバイスを識別するためのポートID(WWN)及びホストLUNが含まれる。
構成情報取得要求コマンドにおいて図19(c)の様に入出力ターゲットデバイスの識別情報(ポートID(WWN)及びホストLUN)が指定されている場合には、構成制御プログラム210は、構成情報取得要求コマンド2002で指定されたポートID(WWN)及びホストLUNの組及びホスト計算機の識別情報によって特定される入出力ターゲットデバイスからアクセス可能なLDEVのLDEV情報216、及びこの入出力ターゲットデバイスに関するジュークボックス情報217をステップ605において準備する。
尚、構成情報取得要求コマンド2002には入出力ターゲットデバイスの識別情報が含まれていなくても良い。係る場合には図9のステップ605にて説明した様に、構成情報取得要求コマンド2002の発行元ホスト計算機からアクセス可能な入出力ターゲットデバイスのリストと、このリストに含まれる各入出力ターゲットデバイスについてのジュークボックス情報217、各入出力ターゲットデバイスに対応付けられ得るLDEVのLDEV情報216が、構成制御プログラム210によって準備される。
(8)LDEVのデタッチ処理
図10は入出力ターゲットデバイスへのLDEVの割り当てを解除して、入出力ターゲットデバイスへのパス定義を解消するデタッチ処理の一例を示す図である。
ホスト計算機1は、記憶装置システムマネージャプログラム313を用いた図9に示す処理によって得た構成情報218を用いて、ジュークボックス制御マネージャプログラム314を使用し、入出力ターゲットデバイスに割り当てられたLDEVを交換する処理を行う。この例を示しているのが図1である。ホスト計算機1のジュークボックス制御マネージャ5からの要求に基づいて、記憶装置システム2のジュークボックス制御機構6は、入出力ターゲットデバイス7に割り当てられている第1のLDEV8を第2のLDEV9に交換する。
まず入出力ターゲットデバイスに割り当てられた第1のLDEVを入出力ターゲットデバイスから解放する処理を例に、LDEVのデタッチ(解放)処理について説明する。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、ジュークボックス機能によって入出力ターゲットデバイスから解放される第1のLDEVに対する入出力処理を停止する(ステップ701)。
即ちジュークボックス制御マネージャプログラム314は、第1のLDEVが割り当てられている入出力ターゲットデバイスに対して入出力処理を行うアプリケーションの入出力処理を停止すると共に、これまでに実行されたこの入出力ターゲットデバイスに対する入出力処理において、ホスト計算機1のメモリ302上にキャッシュされて未だ記憶装置システム2にライトされていないデータをライトすべく記憶装置システムにライトコマンドを送信する。
このライトコマンドは記憶装置システム2のコマンド制御プログラム208によって受信され、ディスクI/Oプログラム212によってライト処理が実行される(図示せず)。
このライトコマンドに基づくライト処理が終了したら、ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、ジュークボックス制御機構6(即ちコマンドデバイス)に対して、交換対象の第1のLDEVに対して以降リード処理以外は許可しないよう要求する、リードオンリ属性付与コマンドを送信する(ステップ702)。この際ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、リードオンリ属性の付与対象となる第1のLDEVが割り当てられている入出力ターゲットデバイスを指定するため、ポートID(WWN)とホストLUNをジュークボックス制御機構6に送信する。
リードオンリ属性付与コマンドを受信したコマンド制御プログラム208は(ステップ703)、受信したコマンドを解釈し、リードオンリ属性の付与対象となる第1のLDEVの識別番号を、アクセス許可ホストリスト219、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を参照して特定する。そして、特定された第1のLDEVにリードオンリ属性を付与するよう構成制御プログラム210に通知する(ステップ704)。
構成制御プログラム210はステップ704にて通知されたLDEV番号に基づきこのLDEV番号に対応するLDEV情報216の属性1008を更新し、リードオンリ属性とする(ステップ705)。そして、コマンド制御プログラム208にリードオンリ属性付与完了通知を送信する(ステップ706)。
リードオンリ属性付与完了通知を受信したコマンド制御プログラム208は(ステップ707)、ホスト計算機1にリードオンリ属性付与完了応答を送信する(ステップ708)。
リードオンリ属性付与完了応答を受信したホスト計算機では(ステップ709)、ジュークボックス制御マネージャプログラム314がジュークボックス制御機構6に対して、LDEVのデタッチコマンドを送信する。このデタッチコマンドには、交換対象の第1のLDEVが対応付けられている入出力ターゲットデバイスの識別子であるポートID(WWN)とホストLUNが指定されている(ステップ710)。
コマンド制御プログラム208はホスト計算機1からデタッチコマンドを受領すると、コマンドを解析し、デタッチ要求をパス制御プログラム209に通知する(ステップ711)。
パス制御プログラム209はデタッチ要求の対象となる入出力ターゲットデバイスのポートID(WWN)と内部LUNを、アクセス許可ホストリスト219を用いて特定する(ステップ712)。そして特定された入出力ターゲットデバイスの実装有無、障害有無、及びデタッチコマンドを送信したホスト計算機1がこの入出力ターゲットデバイスに対するアクセス権限を有するホスト計算機であるか等を、パス制御プログラム209は確認する。係る情報は、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214、アクセス許可ホストリスト219等の構成情報218を参照することにより確認可能である。
確認処理に続いてパス制御プログラム209は、パス定義の解消を行う。即ち第1のLDEVを入出力ターゲットデバイスから解放するために構成制御プログラム210に通知すべき定義情報を作成する。そしてパス制御プログラム209は、構成制御プログラム210にパス定義の変更を定義情報と共に通知する(ステップ713)。
通知を受けた構成制御プログラム210は(ステップ714)、定義情報に基づいて入出力ターゲットデバイスとデタッチ対象の第1のLDEVとを対応付けていた入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を消去する。更に構成制御プログラム210は第1のLDEVのLDEV情報216の更新を行い、パス定義1002にNullを登録する。更に構成制御プログラム210は、ジュークボックス情報217を更新し、最新アクセスパス解消時刻1205に現在の時刻を、最新アクセスパス定義時刻1204にパス定義時刻1202に記録されている時刻を登録する。そして構成制御プログラム210はパス制御プログラム209に完了報告を通知する(ステップ715)。
パス制御プログラム209は構成制御プログラム210から完了報告を受領すると、LDEVのデタッチ完了応答をコマンド制御プログラム208に通知し(ステップ716)、コマンド制御プログラム208は、タッチ完了応答を検出すると、ステップ710で受信したデタッチコマンドに対応するデタッチ完了応答をホスト計算機1に送信する(ステップ717)。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314はデタッチ完了応答を受領すると(ステップ718)、表示装置304に完了情報を出力し、デタッチ処理を終了する。
尚、ステップ702からステップ709において、入出力ターゲットデバイスから解放される第1のLDEVの属性をリードオンリ属性にするのは、ホスト計算機1上で動作するAP17によっては、一旦書き込み処理が終って入出力ターゲットデバイスから解放されるLDEV内のデータは、改竄されることのないようWORM(Write Once Read Many)化しておきたいという要求があるからである。例えばAP17がメールソフトである場合、11月から12月へ移行する際、11月分のメールデータが格納されたLDEVを入出力ターゲットデバイスから解放して12月分のメールデータを格納するために新しいLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てる場合がある。係る場合にデタッチされるLDEVをリードオンリ属性にしておけば、以降11月分のメールデータを改竄から守ることができる。このように、一旦書き込み処理が終了して入出力ターゲットデバイスから解放されたLDEVを、以降リード専用のアーカイブLDEVとして使用する場合には、デタッチ処理の前にLDEVをリードオンリ属性にしておくと良い。一方、一旦書き込み処理が終了して入出力ターゲットデバイスから解放されたLDEVに対して、将来再度書き込み処理を実行する可能性がある場合には、ステップ702からステップ709の処理は省略可能である。
尚図10の例ではホスト計算機1からのデタッチコマンド発行を契機に、入出力ターゲットデバイスからLDEVを解放することとしたが、ジュークボックス情報217のパス解消時刻1203に記録されている時刻になった時を契機に、記憶装置システム2がステップ704からステップ707及びステップ711からステップ717の処理を自動的に開始しても良い。
図19(d)は、ステップ702においてジュークボックス制御マネージャプログラム314から発行されるリードオンリ属性付与コマンド2003の一例を示す図である。リードオンリ属性付与コマンド2003には、コマンド発行先のジュークボックス機構(コマンドデバイス)を示す”JUKE BOX”と、リードオンリ属性を付与する第1のLDEVが対応付けられている(パス定義されている)入出力ターゲットデバイスを示すポートID(WWN)及びホストLUNと、リードオンリ属性を付与する旨を示す情報である”Attribute(Read Only)”が含まれる。尚、リードオンリ属性付与コマンド2003はライトコマンドの形式を有する。
図19(b)は、ステップ710でジュークボックス制御マネージャプログラム314から発行されるデタッチコマンド2001の一例を示す図である。デタッチコマンド2001には、コマンドの発行先であるジュークボックス機構を示す”JUKE BOX”と、デタッチコマンドである旨を示す“Detach Device”と、デタッチ対象のLDEVがパス定義されている入出力ターゲットデバイスの識別情報であるポートID(WWN)及びホストLUNの組と、デタッチ対象の第1のLDEVのLDEV番号と、オプションとしてデタッチ対象の第1のLDEVをWORM化すべき旨を示す情報及びWORM化すべき期間を示す情報とが含まれる。尚、デタッチ対象のLDEVはデタッチ対象の入出力ターゲットデバイスが特定できれば特定可能故、LDEV番号はデタッチコマンドに含まれていなくても良い。
(9)LDEVのアタッチ処理
図11は入出力ターゲットデバイスへ新たにLDEVを割り当て、入出力ターゲットデバイスへパス定義を設定するアタッチ処理の一例を示す図である。
図10に示す処理に引き続き、ジュークボックス機能を用いて、入出力ターゲットデバイスに第2のLDEVを新たに割り当てる場合を例にLDEVのアタッチ処理について述べる。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、記憶装置システム2のジュークボックス制御機構6に対して(即ちコマンドデバイスに対して)、新しい第2のLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てる旨のコマンド(以下アタッチコマンドとも呼ぶ。)を送信する(ステップ801)。アタッチコマンドには、アタッチコマンドの対象となる入出力ターゲットデバイスの識別情報(すなわちポートID(WWN)及びホストLUN)と、この入出力ターゲットデバイスに新たに割り当てられる第2のLDEVのLDEV番号が含まれる。
コマンド制御プログラム208はアタッチコマンドを受領すると(ステップ802)、ジュークボックス制御機構6に対する入出力処理であること、コマンドの内容が第2のLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てるアタッチ要求であることを解析し、パス制御プログラム209に、入出力ターゲットデバイスに第2のLDEVをパス定義するよう要求するアタッチ要求を通知する(ステップ803)。
パス制御プログラム209はアタッチ要求を受領すると、受信したアタッチ要求に基づいて、アタッチ要求の対象となる入出力ターゲットデバイスの識別子(即ち、ポートID(WWN)と内部LUN)を特定する(ステップ804)。この処理はアクセス許可ホストリスト219を参照することにより可能である。さらに特定された入出力ターゲットデバイスにLDEVがパス定義されていないかを確認する。この処理は構成情報218、特に入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を参照することにより可能である。
続いてパス制御プログラム209は、入出力ターゲットデバイスに割り当てる第2のLDEVを確認する(ステップ805)。確認内容は、ノーマル(障害の無い)なLDEVか、他の処理に割り当てられていないLDEVか、他の処理に予約されていないLDEVか、パス定義されていないLDEVか、未だジュークボックス制御機構によって入出力ターゲットデバイスに割り当てられたことのないLDEVか等であり、これらの情報の確認は、各々第2のLDEVについてのLDEV情報216の、状態1001、プログラム使用情報1003、プログラム予約情報1004、パス定義1002、ジュークボックス情報217の最新アクセスパス定義時刻1204を参照することによって確認可能である。
次にパス制御プログラム209は、アタッチコマンドで指定された入出力ターゲットデバイスに第2のLDEVを割り当ててこの入出力ターゲットデバイスに第2のLDEVへのパスを定義する。即ち、第2のLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てるための定義情報を作成する。そして、新たにパス定義を設定した旨を定義情報と共に構成制御プログラム210に通知する(ステップ806)。
構成制御プログラム210は、通知を受信すると(ステップ807)、受信した定義情報に基づいて、アタッチ対象の入出力ターゲットデバイスに第2のLDEVを割り当てるよう、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を書き換える。更に構成制御プログラム210は、第2のLDEVに関するLDEV情報216を変更し、パス定義1002に第2のLDEVが割り当てられた入出力ターゲットデバイスの識別情報であるポートID(WWN)と内部LUNを記録する。更に構成制御プログラム210は、ジュークボックス情報217を更新し、パス定義時刻1202に現在の時刻を、パス解消時刻にこのパス設定を解消する予定時刻を記録する(ステップ808)。
この後構成制御プログラム210は、構成情報218の更新処理が完了したことをパス制御プログラム209に通知し、これを受信したパス制御プログラム209は、アタッチ完了応答をコマンド制御プログラム208に通知する(ステップ809)。
コマンド制御プログラム208は、アタッチ完了応答を検出すると、ホスト計算機1に対してステップ802で受信したアタッチコマンドに対応する応答としてアタッチ処理完了応答を送信する(ステップ810)。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314はアタッチ処理完了応答を記憶装置システム2より受領すると(ステップ811)、入出力ターゲットデバイスを再認識し、デバイス容量の変化があった場合にはこれを検出して新しい第2のLDEVの容量を確認する(ステップ812)。
この後、ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、この入出力ターゲットデバイスに対するI/O処理を再開可能にし、新しく割り当てられたLDEVのある特定領域に、入出力ターゲットデバイスの識別情報、ホスト計算機1(もしくはジュークボックス制御マネージャ5)の識別情報、パス定義を設定した日時を書き込んで(ステップ813)、処理を終了する。
以上により、新しい第2のLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り付けるアタッチ処理が可能となる。アタッチ処理が終了した後、ホスト計算機1から第2のLDEVが新たにパス定義された入出力ターゲットデバイスに対してアクセス要求(リード若しくはライト要求)があると、記憶装置システム2は更新後の入出力ターゲットデバイス―LDEVマッピング情報214に基づいて、第2のLDEVに対してアクセス処理を実行する。
図19(a)は、ステップ801で発行されるアタッチコマンド2000の一例を示す図である。アタッチコマンド2000には、コマンドの発行先を示す”JUKE BOX”、アタッチコマンドである旨を示す”Attach Device”、アタッチ対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報であるWWN及びホストLUNの組、及びアタッチ対象のLDEVを識別するためのLDEV番号が含まれる。
(10)過去に入出力ターゲットデバイスにパス定義されていたLDEVの再アタッチ処理
図12は、過去に入出力ターゲットデバイスにパス定義され、一旦デタッチされたLDEVを再度入出力ターゲットデバイスに割り当てる処理の一例を示す。
尚、図11に示すアタッチ処理は新しいLDEVを入出力ターゲットデバイスに割り当てる処置であったのに対し、図12に示す再アタッチ処理は過去に一度入出力ターゲットデバイスに割り当てられており、一旦割り当てを解除されたLDEVを再度入出力ターゲットデバイスに割り当てる処理である点が異なる。
また、第1のLDEVがパス定義されている入出力ターゲットデバイスに第1のLDEVに代えて第2のLDEVをパス定義する場合、図10及び図11ではホスト計算機1は一旦第1のLDEVについてデタッチコマンドを発行して記憶装置システム2にデタッチ処理を実行させた後、第2のLDEVについてアタッチコマンドを発行して記憶装置システム2にアタッチ処理を実行させていた。しかし、図12に示す処理では、ホスト計算機1が第2のLDEVについて1回アタッチコマンドを発行するだけで、記憶装置システム2では第1のLDEVのデタッチ処理と第2のLDEVのアタッチ処理とを実行する。
尚1つのアタッチコマンドに基づきデタッチ処理とアタッチ処理とを一連の処理として記憶装置システム2が実行することは、アタッチされるLDEVが新規LDEVであるか過去に一度入出力ターゲットデバイスにアタッチされたことのあるLDEVであるかに拠らず、図12に示す処理フローに従って実行されれば可能である。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、ジュークボックス制御機構6に対して(即ちコマンドデバイスに対して)、処理対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報であるポートID(WWN)とホストLUNの組み、及びこの入出力ターゲットデバイスに再アタッチされるLDEVの識別番号であるLDEV番号を指定した、アタッチコマンドを送信する(ステップ901)。尚、この際にジュークボックス制御マネージャプログラム314から送信されるアタッチコマンドは、図19(a)に示すアタッチコマンド2000と同様の形式を有する。
コマンド制御プログラム208は、アタッチコマンドを受信すると(ステップ902)、パス制御プログラムにアタッチ要求を通知する(ステップ903)。
パス制御プログラム209は、処理対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報であるポートID(WWN)と内部LUNの組を特定し、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を参照することにより、この入出力ターゲットデバイスに既にLDEVが割り当てられていることを検出する(ステップ904)。この際パス制御プログラム209は、図10のステップ712と同様、特定した入出力ターゲットデバイスの実装有無、障害有無、及びアタッチコマンドを送信したホスト計算機1がこの入出力ターゲットデバイスに対するアクセス権限を有しているホスト計算機であるか等を確認する。
更に、パス制御プログラム209は、処理対象の入出力ターゲットデバイスに現在アタッチされているLDEVのLDEV番号を確認する(ステップ905)。そして、図10のステップ713と同様、ステップ904で特定した入出力ターゲットデバイスからステップ905で特定したLDEVを解放するための定義情報を作成する(ステップ906)。
続いてパス制御プログラム209は、ステップ904で特定した入出力ターゲットデバイスにパス定義するLDEVのLDEV番号を、ホスト計算機から受信したアタッチコマンドに基づいて確認し(ステップ907)、アタッチされるLDEVがノーマル(障害の無い)LDEVか、他の処理に割り当てられていないLDEVか、他の処理に予約されていないLDEVか、パス定義されていないLDEVか、等をチェックする。
そして、パス定義プログラム209は、図11のステップ806と同様、ステップ904で特定した入出力ターゲットデバイスにステップ907で特定したLDEVをパス定義するための定義情報を作成する。そして、ステップ906及びステップ908で作成した定義情報と共に、ステップ904にて特定した入出力ターゲットデバイスについてパス定義を変更した旨(即ちLDEVを交換した旨)を構成制御プログラム210に通知する(ステップ908)。
パス定義の変更通知を受信した構成制御プログラム210は(ステップ909)、受信した定義情報に従って、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214、LDEV情報216及びジュークボックス情報を更新する(ステップ910)。具体的には、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214を更新して、ステップ904で特定された入出力ターゲットデバイスにステップ907で特定されたLDEVを対応付ける。更にステップ905で特定されたデタッチされるLDEVのLDEV情報216を更新して、このLDEVのパス定義1002をNULLとし、このLDEVに関するジュークボックス情報217の最新アクセスパス定義時刻1204にパス定義時刻1202に記録されていた時刻を、最新アクセスパス解消時刻1205に現在の時刻を登録する。またステップ907で特定されたアタッチされるLDEVのLDEV情報216を更新して、このLDEVのパス定義1002にステップ904で特定したポートID(WWN)と内部LUNの組を記録すると共に、このLDEVに関するジュークボックス情報217のパス定義時刻1202に現在の時刻を、パス解消時刻1203に将来このLDEVが入出力ターゲットデバイスから解放される予定時刻を記録する。その後、構成制御プログラム210は、パス制御プログラム209に構成情報の変更処理が完了したことを通知する。
パス制御プログラム209は、構成制御プログラム210から完了通知を受信すると、アタッチ完了応答をコマンド制御プログラム208に送信する(ステップ911)。
コマンド制御プログラム208はパス制御プログラム209からアタッチ完了応答を受領すると、ステップ902で受信したアタッチコマンドに対応した応答として、アタッチ完了応答をホスト計算機1に送信する(ステップ912)。
ホスト計算機1のジュークボックス制御マネージャプログラム314は、アタッチ完了応答を受領すると(ステップ913)、図11のステップ812と同様、処理対象の入出力ターゲットデバイスを再認識して、変更後のデバイス容量を確認する(ステップ914)。更にジュークボックス制御マネージャプログラム314は、この入出力ターゲットデバイスに対するI/O処理を再開可能にし、再アタッチされたLDEVのある特定領域に記録されている入出力ターゲットデバイスの識別情報、ホスト計算機(もしくはジュークボックス制御マネージャ5)の識別情報、パス定義日時をリードして、再アタッチされたLDEVが確かにステップ901においてジュークボックス制御マネージャプログラム314が再アタッチを要求したLDEVであるかを確認して(ステップ915)処理を終了する。
尚、ステップ915でLDEVの特定領域から読み出される入出力ターゲットデバイスの識別情報、ホスト計算機(若しくはジュークボックス制御マネージャ5)の識別情報、パス定義日時は、図11のステップ813で初めてLDEVがアタッチされた際にLDEVの特定領域に書き込まれる情報である。ホスト計算機1は図11のステップ813でどんな情報をLDEVに書き込んだかを記憶しているので、ステップ915でLDEVが再度アタッチされた際にこの情報をチェックすることで、意図したLDEVがアタッチされているかを確認することができる。
以上の処理により、過去に一度入出力ターゲットデバイスにアタッチされ、一旦デタッチされたLDEVを再度入出力ターゲットデバイスにアタッチして、このLDEVにアクセスできるようになる。
また、以上の処理により、入出力ターゲットデバイスにアタッチされているLDEVの交換を、ホスト計算機1からの1回のアタッチコマンドの発行を契機に実行することができる。
以上実施例1によれば、ホストコンピュータから入出力ターゲットデバイスに対応付けられるLDEVを変更することができる。従って、ホストコンピュータは1つの入出力ターゲットデバイスを用いて複数のLDEVにアクセスすることができる。この結果、アクセスの少ないLDEVが入出力ターゲットデバイスに割り当てられたままとなり、記憶装置システムの利用効率が低下するという事態を防止することができる。
また、入出力ターゲットデバイスに割り当てられていないLDEVには、リードオンリ属性が付加され、このLDEVへのライトは記憶装置システムコントローラによって拒否されるので、LDEVに格納されたデータを改竄から保護することができる。
(1)システム構成
図13は第2の実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。
第2の実施形態では、記憶装置システム1が外部ストレージ接続機構24を有しており、この外部ストレージ接続機構24を介して記憶装置システム2が他の記憶装置システム(第2の記憶装置システム)20に接続されている点が実施例1におけるシステム構成とは異なる点であり、他は実施例1のシステム構成と同様である。
外部ストレージ接続機構24は、第2の記憶装置システム20と接続して、第2の記憶装置システム20が有する入出力ターゲットデバイス(以降第2の記憶装置システム20が有する入出力ターゲットデバイスをLU(Logical Unit)とも呼ぶ)を、記憶装置システム2のLDEVとしてホスト計算機1に提供する処理を実行する。即ちホスト計算機1が、記憶装置システム2が有するLDEVがアタッチされた入出力ターゲットデバイスにI/O要求を発行すると、外部ストレージ接続機構24はI/O要求の対象となる入出力ターゲットデバイスに割り当てられているLDEVに対応する第2の記憶装置システム20のLUを特定し、このLU宛のI/O要求(即ちこのLUを示すWWN及びホストLUNを指定したI/O要求)を生成して、第2の記憶装置システム20に発行する。これによって、外部ストレージ接続機構24は、ホスト計算機1に対しては第2の記憶装置システム20の存在を隠蔽しつつ、ホスト計算機1からのI/O要求を第2の記憶装置システム20に転送する。
実施例2においてジュークボックス制御機構6は、記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイス7に対応付けられているLDEVを交換する処理だけでなく、記憶装置システム2のLDEVに対応付けられる第2の記憶装置システム20のLUを交換する処理を実行する。
(2)記憶装置システム
図14は第2の実施形態における記憶装置システム2の構成の一例を示す図である。
第2の実施形態では、第2の記憶装置システム20と接続するためのアダプタである外部ストレージアダプタ2302、ホスト計算機1から受信したI/O要求に基づいて第2の記憶装置システム20にI/O要求を送信する処理を実行する外部ストレージ接続プログラム2301、及び記憶装置システム2が有するLDEVに対応付けられている第2の記憶装置システム20のLUに関する情報である外部ストレージ情報2303を記憶装置システム2が有する点が、第1の実施形態とは異なる。そのほかの構成は、第1の実施形態と同様である。
尚、ホスト計算機1、管理装置3の構成は第1の実施形態と同様である。
第2の記憶装置システム20は、第1の実施形態における記憶装置システム2と同様の構成を有している。但し、第2の記憶装置システム20はジュークボックス制御機構6を有していなくても良いので、この場合には第2の記憶装置システム20はジュークボックス情報217を有していなくても良い。第2の実施形態においては、第2の記憶装置システム20のホストアダプタと記憶装置システム2の外部ストレージアダプタ2302とがネットワークを介して接続される。
(3)構成情報218
第2の実施形態における記憶装置システム2が有する構成情報218は、LDEV情報216、外部ストレージ情報2303以外は第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態におけるLDEV情報216は、図7に示す第1の実施形態におけるLDEV情報216に更に外部ストレージ情報へのポインタ1011が追加された情報である。外部ストレージ情報へのポインタ1011の欄には、このLDEV情報が示すLDEVに第2の記憶装置システム20のLUが対応付けられている場合には、このLUに関する外部ストレージ情報2303のメモリ204上での格納位置が登録され、このLDEVに第2の記憶装置システム20のLUが対応付けられていない場合には、NULLの値が登録される。
図15は、外部ストレージ情報2303の一例を示す図である。図15に示す外部ストレージ情報2303は、記憶装置システム2の外部ストレージ接続機構24がホスト計算機1からのI/O要求に基づいて発行するI/O要求の発行先となり得る、第2の記憶装置システム20のあるLUに関する外部ストレージ情報2303である。実際には記憶装置システム2は、記憶装置システム2がサポート可能な第2の記憶装置システム20のLUの最大数分の外部ストレージ情報2303を有する。
外部ストレージのLUのID1900は、第2の記憶装置システム20が有するLUを識別するための識別情報であり、具体的にはこのLUを識別するための第2の記憶装置システム20のポートID(WWN)及びホストLUNの組である。使用ポート番号1901はこのLUに対応付けられる記憶装置システム2のLDEVがパス定義される記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスのポートID(即ち記憶装置システム2が有するポートの識別番号)であり、LINK状態1901はこのLUと記憶装置システム2のポートとの間のLINKのON/OFFを示す情報である。
容量1902は、このLUに割り当てられている第2の記憶装置システム20のLDEVの容量であり、マッピング先LDEV番号1903はこのLUが対応付けられる記憶装置システム2のLDEVの識別番号である。デバイス状態1904はこのLUのデバイス状態を表す情報であり、例えばパス定義がされていないことを示すNot Ready、閉塞状態を示すBlockade、フォーマット中であることを示すFormatting、正常状態を示すNormal等が登録される。
接続定義設定時刻1905は、このLUがマッピング先LDEV番号1903が示す記憶装置システム2のLDEVに対応付けられた時刻を示す情報であり、接続定義解消設定時刻1906はこのLUとマッピング先LDEV番号1903が示すLDEVとの対応関係が解消される予定時刻を示す情報である。最新接続定義設定時刻1907は、前回このLUが記憶装置システム2のLDEVに対応付けられた時刻を示す情報であり、最新接続定義解消時刻1908は前回このLUと記憶装置システム2のLDEVとの間の対応関係が解消された時刻を示す情報である。また、前回マッピングLDEV番号1912は、前回このLUが対応付けられた記憶装置システム2のLDEVのLDEV番号であり、前回接続PORT番号1913は、前回このLUが記憶装置システム2のLDEVに対応づけられた際用いられた記憶装置システム2のポートのポートID(即ち記憶装置システム2のポートの識別情報)である。
属性1909は、このLUにパス定義されている第2の記憶装置システム20のLDEVの属性であり、属性の種類としては図7に示すLDEV情報216の属性1008と同様、Read/Write、Read Only、Protect、SVOL-Disable等がある。属性設定時刻1910は属性1909が設定された時刻を示す情報であり、属性変更禁止時間1911は属性1909に設定された属性の変更が禁止される属性設定時刻1910からの経過時間を示す情報である。
(4)ホスト計算機1からの構成情報218の取得処理
第2の実施形態において、ホスト計算機1が構成情報218を取得するための処理は、図9に示す第1の実施形態における処理と同様である。但しステップ605において、構成制御プログラム210が準備する情報には更に、ホスト計算機からアクセス可能な入出力ターゲットデバイスに割り当てられる可能性のあるLDEVに対し、対応付けられる可能性のある第2の記憶装置システム2のLUに関する外部ストレージ情報2303が含まれる。
(5)デタッチ処理
ホスト計算機1は、記憶装置システムマネージャプログラム313を用いた図9に示す処理によって得た構成情報218を用いて、ジュークボックス制御マネージャプログラム314を使用し、LDEVに対応づけられた第2の記憶装置システム20のLUを交換する処理を行うことができる。
この例を示しているのが図13であり、ジュークボックス制御機構6は、入出力ターゲットデバイス7にパス定義されている第1のLDEV8に対応付けられている、第2の記憶装置システムの第1の外部LU21に替えて、第1のLDEV8に第2の記憶装置システムの第2の外部LU22を対応付けることができる。
まず、第1のLDEVに対応付けられている、第1の外部LU21について、第1のLDEVへの第1のLU21の割り当てを解消するケースを例に、デタッチ処理について説明する。
図16は、記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスにパス定義されているLDEVに対応付けられている第2の記憶装置システム20のLUについて、このLUの記憶装置システム2への割り当てを解除するデタッチ処理の一例を示す図である。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、第1のLDEVに対する入出力処理を停止する(ステップ1601)。即ちジュークボックス制御マネージャプログラム314は、第1のLDEVが割り当てられている入出力ターゲットデバイスに対して入出力処理を行うアプリケーションの入出力処理を停止すると共に、これまでに実行されたこの入出力ターゲットデバイスに対する入出力処理において、ホスト計算機1のメモリ302上にキャッシュされて未だ記憶装置システム2にライトされていないデータをライトすべく記憶装置システムにライトコマンドを送信する。
このライトコマンドは記憶装置システム2のコマンド制御プログラム208によって受信され、外部ストレージ接続プログラム2301によって、第1のLDEVに対応付けられた第2の記憶装置システム20の第1のLUへライト処理が実行される(図示せず)。
このライトコマンドに基づくライト処理が終了したら、ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、ジュークボックス制御機構6(即ちコマンドデバイス)に対して、第1のLUに対して以降リード処理以外は許可しないよう要求する、リードオンリ属性付与コマンドを送信する(ステップ1602)。この際ジュークボックス制御マネージャプログラム314が発行するリードオンリ属性付与コマンドは、図19(d)に示す形式を有する。即ち、リードオンリ属性付与コマンド2003には、対象第1のLUが対応付けられている第1のLDEVがパス定義されている入出力ターゲットデバイスを指定するための、記憶装置システム2のポートID(WWN)とホストLUNの組が含まれる。
リードオンリ属性付与コマンドを受信したコマンド制御プログラム208は(ステップ1603)、受信したコマンドを解釈し、リードオンリ属性の付与対象となる第1のLUの識別情報(即ち第2の記憶装置システムのポートID(WWN)とホストLUN)を、アクセス許可ホストリスト219、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214、LDEV情報216、及び外部ストレージ情報2303を参照して特定する。そして、特定された第1のLUにリードオンリ属性を付与するよう外部ストレージ接続プログラム2301に通知する(ステップ1604)。
外部ストレージ接続プログラム2301はステップ1604にて通知された第1のLUの識別情報であるWWNとホストLUNに基づき、このWWNとホストLUNに対応する外部ストレージ情報2303の属性1909を更新し、リードオンリ属性とする(ステップ1605)。また属性設定時刻1910には現在の時刻を、属性変更禁止時間1911にはリードオンリ属性付与コマンドで指定される時間を設定する。そして、コマンド制御プログラム208にリードオンリ属性付与完了通知を送信する(ステップ1606)。
リードオンリ属性付与完了通知を受信したコマンド制御プログラム208は、ホスト計算機1にリードオンリ属性付与完了応答を送信する(ステップ1607)。
リードオンリ属性付与完了応答を受信したホスト計算機では次に(ステップ1608)、ジュークボックス制御マネージャプログラム314が、ジュークボックス制御機構6に対してデタッチコマンドを送信する(ステップ1609)。このデタッチコマンドには、処理対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報である記憶装置システム2のポートID(WWN)とホストLUNの組、処理対象の第1のLDEVのLDEV番号、処理対象の第1のLUの識別情報である第2の記憶装置システム20のポートID(WWN)とホストLUNが指定される。
コマンド制御プログラム208はホスト計算機1からデタッチコマンドを受領すると、コマンドを解析し、デタッチ要求をパス制御プログラム209に通知する(ステップ1610)。
パス制御プログラム209はデタッチ要求の対象となる入出力ターゲットデバイスのWWNと内部LUNを、アクセス許可ホストリスト219を用いて特定する(ステップ1611)。そして特定された入出力ターゲットデバイスの実装有無、障害有無、及びデタッチコマンドを送信したホスト計算機1がこの入出力ターゲットデバイスに対するアクセス権限を有するホスト計算機であるか等をパス制御プログラム209は確認する。係る情報は、入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214、アクセス許可ホストリスト219等の構成情報218を参照することにより確認可能である。
更にパス制御プログラム209は、デタッチ要求の対象となる第1のLDEVを特定し、このLDEVがステップ1611で特定した入出力ターゲットデバイスにパス定義されているLDEVであることを確認する(ステップ1612)。
更にパス制御プログラム209は、LDEV情報216と外部ストレージ情報2303とを参照して、デタッチ対象となる第1のLUを特定し、この第1のLUがステップ1612で特定した第1のLDEVに対応付けられていることを確認する(ステップ1613)。
確認処理に続いてパス制御プログラム209は、第1のLDEVと第1のLUとの間のパス定義の解消を行うための定義情報を作成し、この定義情報と共にパス定義の解消を構成制御プログラム210に通知する(ステップ1614)。
通知を受信した構成制御プログラム210は(ステップ1615)、第1のLDEVに関するLDEV情報216を書き換えて、外部ストレージ情報へのポインタ1011の欄にNULLを登録し(ステップ1616)、LDEV情報更新完了をパス制御プログラム209に通知する。
パス制御プログラム209は構成制御プログラム210からLDEV情報更新完了を通知されると(ステップ1617)、外部ストレージ接続プログラム2301に第1のLDEVと第1のLUとの間のパス定義を解消するよう通知する(ステップ1618)。
パス制御プログラム209からの通知を受信した外部ストレージ接続プログラム2301は、第1のLUと第1のLDEVとの間のパス定義を解消する(ステップ1619)。即ち、外部ストレージ接続プログラム2301は、第1のLUに関する外部ストレージ情報2303を更新し、LINK状態1901をOFF、最新接続定義設定時刻1907に接続定義設定時刻1905に登録されていた値を、最新接続定義解消時刻1908に現在の時刻を、前回マッピングLDEV番号1912にマッピング先LDEV番号1903に登録されていた第1のLDEVのLDEV番号を、前回接続ポート番号1913に使用ポート番号1901に登録されていたポート番号を各々記録する(ステップ1920)。この後外部ストレージ接続プログラム2301はパス制御プログラム209にデタッチ完了応答を送信する。
デタッチ完了応答を外部ストレージ接続プログラム2301から受信したパス制御プログラム209は、デタッチ完了応答をコマンド制御プログラム208に送信する(ステップ1621)。
コマンド制御プログラム208は、デタッチ完了応答を検出すると、デタッチ完了応答をホスト計算機1に送信する(ステップ1622)。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314はデタッチ完了応答を受領すると(ステップ1623)、表示装置304に完了情報を出力し、デタッチ処理を終了する。
尚、ステップ1602からステップ1608におけるRead only属性付与処理が省略可能な場合があるのは、第1の実施形態と同様である。
また、図16の例ではホスト計算機1からのデタッチコマンド発行を契機に、第1のLDEVから第1のLUを解放することとしたが、外部ストレージ情報2303の接続定義解消設定時刻1906になった時を契機に、記憶装置システム2がステップ1604からステップ1607及びステップ1610からステップ1622の処理を自動的に実行しても良い。
図19(f)は、ステップ1609において発行されるデタッチコマンドの一例を示す図である。デタッチコマンドには、コマンドの発行先であるジュークボックス機構(コマンドデバイス)を示す”JUKE BOX”、デタッチコマンドである旨を示す”Dettach Device”、デタッチ対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報であるポートID(WWN)及びホストLUN、デタッチ対象の第1のLDEVを示すLDEV番号、第1のLDEVに対応付けられた第2の記憶装置システム20のLUの識別情報であるポートID(WWN)及びホストLUN、及びオプションとしてこのLUをWORM化する旨及びWORM化すべき期間を示す情報とが含まれる。尚、デタッチコマンド中External DEV(・・・)という記述より、デタッチ対象が第2の記憶装置システム20のLUであることが分かる。
(6)LDEVのアタッチ処理
図17は第1のLDEVに新たに第2のLUを割り当て、記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスから第1のLDEVを介して第2の記憶装置システム20の第2のLUへのパス定義を設定するアタッチ処理の一例を示す図である。
図16に示す処理に引き続き、ジュークボックス機能を用いて、入出力ターゲットデバイスにパス定義されている第1のLDEVに、新しく第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応付けるケースを例にアタッチ処理について述べる。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、記憶装置システム2のジュークボックス制御機構6に対して(即ちコマンドデバイスに対して)、第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応付けるようアタッチコマンドを送信する(ステップ1701)。アタッチコマンドには、アタッチコマンドの対象となる入出力ターゲットデバイスの識別情報(即ち記憶装置システム2のポートID(WWN)及びホストLUNの組)と、この入出力ターゲットデバイスに割り当てられている第1のLDEVのLDEV番号、この第1のLDEVに新たに割り当てられる第2の記憶装置システム20の第2のLUの識別情報(即ち第2の記憶装置システム20のポートID(WWN)及びホストLUNの組)が含まれる。
コマンド制御プログラム208はアタッチコマンドを受領すると、ジュークボックス制御機構6に対する入出力処理であること、コマンドの内容が第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応づけるアタッチ要求であることを解析し、パス制御プログラム209に、第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応づけるよう要求するアタッチ要求を通知する(ステップ1702)。
パス制御プログラム209はアタッチ要求を受領すると、受信したアタッチ要求に基づいて、アタッチ要求の対象となる入出力ターゲットデバイスの識別子(即ち記憶装置システム2のポートID(WWN)と内部LUN)を特定する(ステップ1703)。この処理はアクセス許可ホストリスト219を参照することにより可能である。
次にパス制御プログラム209は、アタッチ要求の対象となる第1のLDEVを特定する(ステップ1704)。そして特定された第1のLDEVがステップ1703で特定された入出力ターゲットデバイスにパス定義されていること、特定されたLDEVに第2の記憶装置システム20のLUがパス定義されていないことを確認する。この処理は、構成情報218、特に入出力ターゲットデバイス−LDEVマッピング情報214及びLDEV情報216を参照することにより可能である。
更にパス制御プログラム209は、アタッチ要求の対象となる第2の記憶装置システム20の第2のLUを特定する(ステップ1705)。そしてパス制御プログラム209は、この第2のLUが、状態がノーマル(障害の無い)なLUか、記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスにパス定義されていないLUか、未だジュークボックス制御機構によって入出力ターゲットデバイスに割り当てられたことのないLUか等を確認する。これらの情報の確認は、各々外部ストレージ情報2303のデバイス状態1904、使用ポート番号・LINK状態1901及びマッピング先LDEV番号1903、最新接続定義設定時刻1907を参照することによって確認可能である。
次にパス制御プログラム209は、アタッチコマンドで指定された第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応付けるための定義情報を作成し、この定義情報と共にパス定義通知を構成制御プログラム210に送信する(ステップ1706)。
構成制御プログラム210は、通知を受信すると(ステップ1707)、受信した定義情報に基づいて第1のLDEVに関するLDEV情報216を更新し、外部ストレージ情報へのポインタ1011に第1のLUに関する外部ストレージ情報2303のメモリ204上の格納位置を記録する(ステップ1708)。そして構成制御プログラム210はパス制御プログラム209にLDEV情報216の更新が完了した旨を通知する。
構成制御プログラム210からLDEV情報更新完了の通知を受領したパス制御プログラム209は(ステップ1709)、外部ストレージ接続プログラム2301に、第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUをパス定義するよう通知する(ステップ1710)。
通知を受領した外部ストレージ接続プログラム2301は、第1のLDEVに第2の記憶装置システム20の第2のLUを対応付け(ステップ1711)、第2のLUに関する外部ストレージ情報2303を更新する(ステップ1712)。具体的には、第2のLUに関する外部ストレージ情報2303の使用ポート番号1901にステップ1703で特定された記憶装置システム2のポートID(WWN)を、LINK状態1901にONを記録する。またマッピング先LDEV番号1903にはステップ1704で特定された第1のLDEVのLDEV番号を、接続定義設定時刻1905には現在の時刻を、接続定義解消設定時刻1906にはアタッチコマンドにて指定される時刻を設定する。そして外部ストレージ接続プログラム2301は、アタッチ完了をパス制御プログラム209に通知する。
パス制御プログラム209は外部ストレージ接続プログラム2301からの通知を受けて、コマンド制御プログラム208にアタッチ完了応答を送信し(ステップ1713)、コマンド制御プログラム208はホスト計算機1にアタッチ完了応答を送信する(ステップ1714)。
アタッチ完了応答を受信したホスト計算機1では(ステップ1715)、ジュークボックス制御マネージャプログラム315が入出力ターゲットデバイスを再認識し、デバイス容量の変化があった場合にはこれを検出して新しい第2のLUの容量を確認する。この後、ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、この入出力ターゲットデバイスに対するI/O処理を再開可能にし、新しく割り当てられた第2のLUのある特定領域に、入出力ターゲットデバイスの識別情報、ホスト計算機1(もしくはジュークボックス制御マネージャ5)の識別情報、パス定義を設定した日時を書き込んで処理を終了する。
以上により、新しい第2のLUを記憶装置システム2の入出力ターゲットデバイスに割り当てられている第1のLDEVに対応づけるアタッチ処理が可能となる。
図19(e)は、ステップ1701にて発行されるアタッチコマンドの一例を示す図である。アタッチコマンドには、コマンドの発行先であるジュークボックス制御記憶を示す”JUKE BOX”、アタッチコマンドである旨を示す”Attach Device”、アタッチ対象となる入出力ターゲットデバイスの識別情報である記憶装置システム2のポートID(WWN)及びホストLUN、この入出力ターゲットデバイスに割り当てられている第1のLDEVのLDEV番号、及びこの第1のLDEVに新たに割り当てられる第2の記憶装置システム20の第2のLUの識別情報である第2の記憶装置システム20のポートID(WWN)及びホストLUNが含まれる。尚前述のデタッチコマンドと同様、External Dev(・・・)はアタッチ対象のデバイスが第2の記憶装置システム20のLUであることを示している。
(7)過去に記憶装置システム2のLDEVにパス定義されていた第2の記憶装置システム20のLUの、再アタッチ処理
図18は、過去に記憶装置システム2のLDEVにパス定義され、一旦デタッチされた第2の記憶装置システム20のLUを、再度記憶装置システム2のLDEVに割り当てる処理の一例を示す。
尚、図17に示すアタッチ処理は新しいLUを記憶装置システム2のLDEVに割り当てる処置であったのに対し、図18に示す再アタッチ処理は過去に一度記憶装置システム2のLDEVに割り当てられており、一旦割り当てを解除されたLUを再度LDEVに割り当てる処理である点が異なる。
また、第1のLDEVにパス定義されているLUを交換する場合、図16及び図17ではホスト計算機1は一旦第1のLUについてデタッチコマンドを発行して記憶装置システム2にデタッチ処理を実行させた後、第2のLUについてアタッチコマンドを発行して記憶装置システム2にアタッチ処理を実行させていた。しかし、図18に示す処理では、ホスト計算機1が第2のLUについて1回アタッチコマンドを発行するだけで、記憶装置システム2では第1のLUのデタッチ処理と第2のLUのアタッチ処理とを実行する。
尚1つのアタッチコマンドに基づきデタッチ処理とアタッチ処理とを一連の処理として記憶装置システム2が実行することは、アタッチされるLUが新規LUであるか過去に一度記憶装置システム2のLDEVにアタッチされたことのあるLUであるかに拠らず、可能である。
ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、ジュークボックス制御機構6に対して(即ちコマンドデバイスに対して)アタッチコマンドを送信する(ステップ1801)。このアタッチコマンドには、アタッチコマンドの対象となる入出力ターゲットデバイスの識別情報(即ち記憶装置システム2のポートID(WWN)及びホストLUNの組)と、この入出力ターゲットデバイスに割り当てられているLDEVのLDEV番号、このLDEVに再アタッチされる第2の記憶装置システム20のLUの識別情報(即ち第2の記憶装置システム20のポートID(WWN)及びホストLUNの組)が含まれる。
コマンド制御プログラム208は、アタッチコマンドを受信すると、アタッチコマンドである旨を解釈してパス制御プログラムにアタッチ要求を通知する(ステップ1802)。
パス制御プログラム209は、処理対象の入出力ターゲットデバイスの識別情報である記憶装置システム2のポートID(WWN)と内部LUNを特定する(ステップ1803)。この処理はアクセス許可ホストリスト219を参照することにより可能である。
次にパス制御プログラム209は、処理対象のLDEVを特定する(ステップ1804)。そして特定されたLDEVがステップ1803で特定された入出力ターゲットデバイスにパス定義されていることを確認する。この処理は、入出力ターゲットデバイス―LDEVマッピング情報214を参照することにより可能である。
更にパス制御プログラム209は、ステップ1804で特定されたLDEVにパス定義されているデタッチ対象の第2の記憶装置システム20のLUを特定する。また新たにこのLDEVにパス定義されるアタッチ対象の第2の記憶装置システム20のLUも特定する(ステップ1805)。この際パス制御プログラム209は、アタッチ対象のLUがノーマルなLUか、記憶装置システム2のLDEVにパス定義されていないLUか等を確認する。
確認処理の後パス制御プログラム209は、ステップ1804で特定されたLDEVからステップ1805で特定されたデタッチ対象のLUについてのパス定義を解消し、新たにステップ1805で特定されたアタッチ対象のLUをパス定義する旨の定義情報を作成し、この定義情報と共に、パス定義設定の変更を構成制御プログラム210に通知する(ステップ1806)。
構成制御プログラム210は通知を受信すると(ステップ1807)、受信した定義情報に基づいて、デタッチ対象のLDEV及びアタッチ対象のLDEVについてのLDEV情報216を更新するし(ステップ1808)、LDEV情報の更新が完了した旨をパス制御プログラム209に通知する。
通知を受信したパス制御プログラム209は(ステップ1809)、外部ストレージ接続プログラム2301にパス定義設定を変更するよう通知する(ステップ1810)。
通知を受信した外部ストレージ接続プログラム2301は、ステップ1804で特定されたLDEVに対するステップ1805で特定されたデタッチ対象のLUのパス定義を解消すると共に(ステップ1811)、このLDEVにステップ1805で特定されたアタッチ対象のLUをパス定義する(ステップ1812)。そして外部ストレージ接続プログラム2301は、パス定義設定の変更に応じて外部ストレージ情報2303を更新する(ステップ1813)。変更の内容は図16及び図17に示したデタッチ処理及びアタッチ処理と同様であるので詳述しない。外部ストレージ情報2303の更新が完了すると、外部ストレージ接続プログラム2301は、アタッチ完了をパス制御プログラム209に送信する。
パス制御プログラム209はアタッチ完了を受信すると、コマンド制御プログラム208にアタッチ完了応答を送信する(ステップ1814)。
コマンド制御プログラム208はパス制御プログラム209からアタッチ完了応答を受信すると、ホスト計算機1にアタッチ完了応答を送信する(ステップ1815)。
ホスト計算機1ではアタッチ完了応答を受信すると(ステップ1816)、ジュークボックス制御マネージャプログラム315が入出力ターゲットデバイスを再認識し、デバイス容量の変化があった場合にはこれを検出してアタッチされたLUの容量を確認する。この後、ジュークボックス制御マネージャプログラム314は、この入出力ターゲットデバイスに対するI/O処理を再開可能にし、アタッチされたLUのある特定領域から、入出力ターゲットデバイスの識別情報、ホスト計算機(もしくはジュークボックス制御マネージャ5)の識別情報、パス定義日時をリードして、アタッチ対象のLUが確かにアタッチされているかを確認して(ステップ1817)処理を終了する。
実施例1におけるシステム構成の一例を示す図である。 ホスト計算機の構成例を示す図である。 記憶装置システムの構成例を示す図である。 管理装置の構成例を示す図である。 アクセス許可ホストリスト及び入出力ターゲットデバイス―LDEVマッピング情報の一例を示す図である。 ジュークボックス情報の一例を示す図である。 LDEV情報の一例を示す図である。 ジュークボックス制御機構の定義処理の一例を示す図である。 ホスト計算機から記憶装置システムの構成情報を取得する処理の一例を示す図である。 デタッチ処理の一例を示す図である。 アタッチ処理の一例を示す図である。 再アタッチ処理の一例を示す図である。 実施例2におけるシステム構成の一例を示す図である。 実施例2における記憶装置システムの構成例を示す図である。 外部ストレージ情報の一例を示す図である。 実施例2におけるデタッチ処理の一例を示す図である。 実施例2におけるアタッチ処理の一例を示す図である。 実施例2における再アタッチ処理の一例を示す図である。 ホスト計算機がジュークボックス制御機構を構成するコマンドデバイスに対して発行するコマンドの例を示す図である。
符号の説明
1・・・ホスト計算機
2・・・記憶装置システム
3・・・管理装置
5・・・ジュークボックス制御マネージャ
6・・・ジュークボックス制御機構
7・・・入出力ターゲットデバイス
10・・・記憶装置システム管理機構
20・・・第2の記憶装置システム
24・・・外部ストレージ接続機構
208・・・コマンド制御プログラム
209・・・パス制御プログラム
210・・・構成制御プログラム
218・・・構成情報

Claims (16)

  1. 計算機に接続される記憶装置システムと、
    前記記憶装置システムに接続される外部記憶装置システムと、
    により構成される記憶システムであって、
    前記記憶装置システムは、
    前記計算機から送られるデータを格納する複数の第1の記憶装置と、
    前記計算機に対してターゲットデバイスと、コマンドデバイスとを提供し、前記ターゲットデバイスに割り当てられる第1の論理デバイスと、前記複数の第1の記憶装置により形成される第2の論理デバイスとを管理する第1のコントローラと、を含み、
    前記外部記憶装置システムは、
    前記記憶装置システムから送られるデータを格納する複数の第2の記憶装置と、
    前記記憶装置システムに第1の外部ターゲットデバイスと、第2の外部ターゲットデバイスとを提供し、前記複数の第2の記憶装置により形成され、前記第1の外部ターゲットデバイス及び前記第2の外部ターゲットデバイスに割り当てられる複数の外部論理デバイスを管理する第2のコントローラと、を含み、
    前記外部記憶装置システムの前記第1の外部ターゲットデバイスは、前記記憶装置システムの前記第1の論理デバイスに割り当てられ、
    前記第1のコントローラが前記計算機から第1のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記計算機が前記第1の論理デバイスに代わって前記第2の論理デバイスへアクセス可能にするために、前記ターゲットデバイスへの前記第1の論理デバイスの割り当てを解放し、前記ターゲットデバイスへ前記第2の論理デバイスを割り当て、
    前記第1のコントローラが前記計算機から第2のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記計算機が前記第1の外部ターゲットデバイスに代わって前記第2の外部ターゲットデバイスへアクセス可能にするために、前記第1の論理デバイスへの前記第1の外部ターゲットデバイスの割り当てを解放し、前記第1の論理デバイスへ前記第2の外部ターゲットデバイスを割り当てる、ことを特徴とする記憶システム。
  2. 請求項1に記載の記憶システムであって、
    前記第1のコントローラが、前記第1の論理デバイスが割り当てられた前記ターゲットデバイスに対して前記計算機から送られた入出力コマンドを受信した場合、前記第1のコントローラは、前記第1の論理デバイスに割り当てられた前記第1の外部ターゲットデバイスを特定し、前記受信した入出力コマンドを基に前記第1の外部ターゲットデバイスへの入出力コマンドを作成し、前記作成された入出力コマンドを前記外部記憶装置システムの前記第1の外部ターゲットデバイスへ送る、ことを特徴とする記憶システム。
  3. 請求項に記載の記憶システムであって、
    前記第1のコマンドは、前記ターゲットデバイスへの割り当て対象として前記第2の論理デバイスの識別情報を含み、
    前記第2のコマンドは、前記ターゲットデバイスに割り当てられる前記第1の論理デバイスの識別情報と、前記第1の論理デバイスへの割り当て対象として前記第2の外部ターゲットデバイスの識別情報を含む、ことを特徴とする記憶システム。
  4. 請求項3に記載の記憶システムであって、
    前記第1のコマンドは、第1の割り当てコマンドを含む第1の入出力コマンドであって、前記計算機から前記コマンドデバイスに対して送られたコマンドであり、
    前記第2のコマンドは、第2の割り当てコマンドを含む第2の入出力コマンドであって、前記計算機から前記コマンドデバイスに対して送られたコマンドである、ことを特徴とする記憶システム。
  5. 請求項に記載の記憶システムであって、
    前記第1のコントローラが第1のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記ターゲットデバイスへの前記第1の論理デバイスの割り当てを解放する前に、前記第1の論理デバイスに対してリードのみを許可する属性を付与する、ことを特徴とする記憶システム。
  6. 請求項に記載の記憶システムであって、
    前記第1のコントローラが第2のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記第1の論理デバイスへの前記第1の外部ターゲットデバイスの割り当てを解放する前に、前記第1の外部ターゲットデバイスに対してリードのみを許可する属性を付与することを、前記外部記憶装置システムに通知する、ことを特徴とする記憶システム。
  7. 請求項に記載の記憶システムであって、
    前記第1の論理デバイスが前記ターゲットデバイスに割り当てられる前に、前記第2の論理デバイスは前記ターゲットデバイスに割り当てられていた、ことを特徴とする記憶システム。
  8. 請求項7に記載の記憶システムであって、
    前記第1の外部ターゲットデバイスが前記第1の論理デバイスに割り当てられる前に、前記第2の外部ターゲットデバイスは前記第1の論理デバイスに割り当てられていた、ことを特徴とする記憶システム。
  9. 計算機に接続される記憶装置システムと、
    前記記憶装置システムに接続される外部記憶装置システムと、
    を備え、
    前記記憶装置システムは、
    前記計算機から送られるデータを格納する複数の第1の記憶装置と、
    前記計算機に対してターゲットデバイスと、コマンドデバイスとを提供し、前記ターゲットデバイスに割り当てられる第1の論理デバイスと、前記複数の第1の記憶装置により形成される第2の論理デバイスとを管理する第1のコントローラと、を含み、
    前記外部記憶装置システムは、
    前記記憶装置システムから送られるデータを格納する複数の第2の記憶装置と、
    前記記憶装置システムに第1の外部ターゲットデバイスと、第2の外部ターゲットデバイスとを提供し、前記複数の第2の記憶装置により形成され、前記第1の外部ターゲットデバイス及び前記第2の外部ターゲットデバイスに割り当てられる複数の外部論理デバイスを管理する第2のコントローラと、を含み、
    前記外部記憶装置システムの前記第1の外部ターゲットデバイスは、前記記憶装置システムの前記第1の論理デバイスに割り当てられる、
    記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコントローラが前記計算機から第1のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記計算機が前記第1の論理デバイスに代わって前記第2の論理デバイスへアクセス可能にするために、前記ターゲットデバイスへの前記第1の論理デバイスの割り当てを解放するステップと、前記ターゲットデバイスへ前記第2の論理デバイスを割り当てるステップを実行し、
    前記第1のコントローラが前記計算機から第2のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記計算機が前記第1の外部ターゲットデバイスに代わって前記第2の外部ターゲットデバイスへアクセス可能にするために、前記第1の論理デバイスへの前記第1の外部ターゲットデバイスの割り当てを解放するステップと、前記第1の論理デバイスへ前記第2の外部ターゲットデバイスを割り当てるステップとを実行する、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  10. 請求項9に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコントローラが、前記第1の論理デバイスが割り当てられた前記ターゲットデバイスに対して前記計算機から送られた入出力コマンドを受信した場合、前記第1のコントローラは、前記第1の論理デバイスに割り当てられた前記第1の外部ターゲットデバイスを特定するステップと、前記受信した入出力コマンドを基に前記第1の外部ターゲットデバイスへの入出力コマンドを作成するステップと、前記作成された入出力コマンドを前記外部記憶装置システムの前記第1の外部ターゲットデバイスへ送るステップとを実行する、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  11. 請求項9に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコマンドは、前記ターゲットデバイスへの割り当て対象として前記第2の論理デバイスの識別情報を含み、
    前記第2のコマンドは、前記ターゲットデバイスに割り当てられる前記第1の論理デバイスの識別情報と、前記第1の論理デバイスへの割り当て対象として前記第2の外部ターゲットデバイスの識別情報を含む、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  12. 請求項11に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコマンドは、第1の割り当てコマンドを含む第1の入出力コマンドであって、前記計算機から前記コマンドデバイスに対して送られたコマンドであり、
    前記第2のコマンドは、第2の割り当てコマンドを含む第2の入出力コマンドであって、前記計算機から前記コマンドデバイスに対して送られたコマンドである、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  13. 請求項9に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコントローラが第1のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記ターゲットデバイスへの前記第1の論理デバイスの割り当てを解放する前に、前記第1の論理デバイスに対してリードのみを許可する属性を付与するステップを実行する、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  14. 請求項9に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1のコントローラが第2のコマンドを受信した場合には、前記第1のコントローラは、前記第1の論理デバイスへの前記第1の外部ターゲットデバイスの割り当てを解放する前に、前記第1の外部ターゲットデバイスに対してリードのみを許可する属性を付与することを、前記外部記憶装置システムに通知するステップを実行する、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  15. 請求項9に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1の論理デバイスが前記ターゲットデバイスに割り当てられる前に、前記第2の論理デバイスは前記ターゲットデバイスに割り当てられていた、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
  16. 請求項15に記載の記憶システムの処理方法であって、
    前記第1の外部ターゲットデバイスが前記第1の論理デバイスに割り当てられる前に、前記第2の外部ターゲットデバイスは前記第1の論理デバイスに割り当てられていた、ことを特徴とする記憶システムの処理方法。
JP2004238983A 2003-12-26 2004-08-19 ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム Expired - Fee Related JP4463042B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238983A JP4463042B2 (ja) 2003-12-26 2004-08-19 ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム
US10/957,059 US7392364B2 (en) 2003-12-26 2004-10-01 Storage system having dynamic volume allocation function
EP04027413A EP1548560A3 (en) 2003-12-26 2004-11-18 Storage system having a dynamic volume allocation function
US11/305,134 US7310713B2 (en) 2003-12-26 2005-12-19 Storage system having dynamic volume allocation function
US12/149,293 US7757058B2 (en) 2003-12-26 2008-04-30 Storage system having dynamic volume allocation function
US12/796,702 US7991974B2 (en) 2003-12-26 2010-06-09 Storage system having dynamic volume allocation function

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003432014 2003-12-26
JP2004238983A JP4463042B2 (ja) 2003-12-26 2004-08-19 ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005209149A JP2005209149A (ja) 2005-08-04
JP4463042B2 true JP4463042B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=34554873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238983A Expired - Fee Related JP4463042B2 (ja) 2003-12-26 2004-08-19 ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム

Country Status (3)

Country Link
US (4) US7392364B2 (ja)
EP (1) EP1548560A3 (ja)
JP (1) JP4463042B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4307202B2 (ja) * 2003-09-29 2009-08-05 株式会社日立製作所 記憶システム及び記憶制御装置
JP4987307B2 (ja) * 2005-03-25 2012-07-25 株式会社日立製作所 ストレージシステム
JP4896500B2 (ja) 2005-11-14 2012-03-14 株式会社日立製作所 機器停止を伴う仮想ボリューム制御方法
US7765365B2 (en) * 2005-11-18 2010-07-27 Lsi Corporation Method of partioning storage in systems with both single and virtual target interfaces
JP4908872B2 (ja) 2006-02-21 2012-04-04 株式会社日立製作所 計算機システム、管理計算機及び記憶領域の管理方法
JP4839133B2 (ja) * 2006-05-22 2011-12-21 株式会社日立製作所 ストレージ装置のデータ管理方法及び計算機システム
JP2007323284A (ja) 2006-05-31 2007-12-13 Hitachi Ltd 計算機システム、ストレージシステム及び帯域管理方法
JP2008077290A (ja) 2006-09-20 2008-04-03 Hitachi Ltd 情報処理装置及び情報処理方法並びにストレージシステム
US7734889B1 (en) * 2006-12-22 2010-06-08 Emc Corporation Methods and apparatus for distributing information to multiple nodes
JP5042660B2 (ja) 2007-02-15 2012-10-03 株式会社日立製作所 ストレージシステム
JP2009064160A (ja) 2007-09-05 2009-03-26 Hitachi Ltd 計算機システム、管理計算機及びデータ管理方法
US8099524B2 (en) * 2008-10-01 2012-01-17 International Business Machines Corporation Automated method to configure a data storage system
TWI431479B (zh) * 2009-04-22 2014-03-21 Infortrend Technology Inc 資料存取的方法及執行該方法的裝置
WO2011048640A1 (en) 2009-10-23 2011-04-28 Hitachi, Ltd. Information system adapted to calculate its required data storage capacity
WO2013046273A1 (en) * 2011-09-29 2013-04-04 Hitachi, Ltd. Reservation of volumes having a copy pair relationship
US9164880B2 (en) * 2012-10-23 2015-10-20 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for offloading storage workload
US10019203B1 (en) * 2013-05-30 2018-07-10 Cavium, Inc. Method and system for processing write requests
US9268496B2 (en) 2014-07-11 2016-02-23 International Business Machines Corporation Choosing a multipath I/O (MPIO) path control module (PCM) for a logical unit number (LUN) on a host that supports multiple PCMS
US9600692B2 (en) * 2014-10-17 2017-03-21 International Business Machines Corporation Storage system security
US20180121091A1 (en) * 2015-03-31 2018-05-03 Hitachi, Ltd. Storage apparatus and its control method

Family Cites Families (63)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5197055A (en) * 1990-05-21 1993-03-23 International Business Machines Corporation Idle demount in an automated storage library
US5193184A (en) * 1990-06-18 1993-03-09 Storage Technology Corporation Deleted data file space release system for a dynamically mapped virtual data storage subsystem
US5745789A (en) * 1992-01-23 1998-04-28 Hitachi, Ltd. Disc system for holding data in a form of a plurality of data blocks dispersed in a plurality of disc units connected by a common data bus
US5394532A (en) * 1992-04-15 1995-02-28 Storage Technology Corporation Disk drive array memory system having instant format capability
JPH064979A (ja) 1992-06-18 1994-01-14 Ricoh Co Ltd バッテリにより駆動されるデータ機器のディスク記憶装置の 節電力駆動制御方法
US5404485A (en) * 1993-03-08 1995-04-04 M-Systems Flash Disk Pioneers Ltd. Flash file system
JP2858542B2 (ja) * 1994-06-03 1999-02-17 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション コンピュータ用ディスク・ドライブの電力消費を節減する方法及び装置
KR0143529B1 (ko) * 1994-06-22 1998-07-15 김광호 디스크 회전 제어 장치 및 방법
US5860137A (en) * 1995-07-21 1999-01-12 Emc Corporation Dynamic load balancing
JP3202600B2 (ja) * 1996-06-27 2001-08-27 日本電気株式会社 磁気ディスク装置
US6073218A (en) * 1996-12-23 2000-06-06 Lsi Logic Corp. Methods and apparatus for coordinating shared multiple raid controller access to common storage devices
JP3228182B2 (ja) 1997-05-29 2001-11-12 株式会社日立製作所 記憶システム及び記憶システムへのアクセス方法
US6304940B1 (en) * 1997-08-14 2001-10-16 International Business Machines Corporation Shared direct access storage system for MVS and FBA processors
US6038639A (en) * 1997-09-09 2000-03-14 Storage Technology Corporation Data file storage management system for snapshot copy operations
US6125373A (en) * 1997-09-19 2000-09-26 Microsoft Corporation Identifying a driver that is an owner of an active mount point
US5963971A (en) * 1997-10-09 1999-10-05 International Business Machines Corporation Method and apparatus for handling audit requests of logical volumes in a virtual media server
US6105103A (en) * 1997-12-19 2000-08-15 Lsi Logic Corporation Method for mapping in dynamically addressed storage subsystems
US6725331B1 (en) 1998-01-07 2004-04-20 Emc Corporation Method and apparatus for managing the dynamic assignment resources in a data storage system
US6295575B1 (en) * 1998-06-29 2001-09-25 Emc Corporation Configuring vectors of logical storage units for data storage partitioning and sharing
US6591356B2 (en) * 1998-07-17 2003-07-08 Roxio, Inc. Cluster buster
JP2000112822A (ja) 1998-10-01 2000-04-21 Hitachi Ltd アーカイバル機能を有するディスク制御方式
JP2000112666A (ja) 1998-10-01 2000-04-21 Hitachi Ltd ディスク制御装置
US6167459A (en) * 1998-10-07 2000-12-26 International Business Machines Corporation System for reassigning alias addresses to an input/output device
US6356915B1 (en) * 1999-02-22 2002-03-12 Starbase Corp. Installable file system having virtual file system drive, virtual device driver, and virtual disks
JP4325817B2 (ja) * 1999-04-05 2009-09-02 株式会社日立製作所 ディスクアレイ装置
US6754661B1 (en) * 1999-07-13 2004-06-22 Microsoft Corporation Hierarchical storage systems for holding evidentiary objects and methods of creating and operating upon hierarchical storage systems
US6854034B1 (en) 1999-08-27 2005-02-08 Hitachi, Ltd. Computer system and a method of assigning a storage device to a computer
JP3843713B2 (ja) 1999-08-27 2006-11-08 株式会社日立製作所 計算機システム及びそのデバイスの割り当て方法
US6839827B1 (en) * 2000-01-18 2005-01-04 International Business Machines Corporation Method, system, program, and data structures for mapping logical blocks to physical blocks
US6708265B1 (en) * 2000-06-27 2004-03-16 Emc Corporation Method and apparatus for moving accesses to logical entities from one storage element to another storage element in a computer storage system
US6760828B1 (en) * 2000-06-27 2004-07-06 Emc Corporation Method and apparatus for using logical volume identifiers for tracking or identifying logical volume stored in the storage system
US6622177B1 (en) * 2000-07-27 2003-09-16 International Business Machines Corporation Dynamic management of addresses to an input/output (I/O) device
US6977927B1 (en) * 2000-09-18 2005-12-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system of allocating storage resources in a storage area network
US7792923B2 (en) * 2000-10-13 2010-09-07 Zhe Khi Pak Disk system adapted to be directly attached to network
US6880058B2 (en) * 2000-12-07 2005-04-12 Hitachi, Ltd. Computer system with storage system having re-configurable logical volumes
US6857059B2 (en) * 2001-01-11 2005-02-15 Yottayotta, Inc. Storage virtualization system and methods
US7007141B2 (en) 2001-01-30 2006-02-28 Data Domain, Inc. Archival data storage system and method
US6606690B2 (en) * 2001-02-20 2003-08-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for accessing a storage area network as network attached storage
JP2002288108A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Hitachi Ltd 外部記憶装置
JP4144727B2 (ja) * 2001-07-02 2008-09-03 株式会社日立製作所 情報処理システム、記憶領域提供方法、およびデータ保持管理装置
US6519678B1 (en) * 2001-09-10 2003-02-11 International Business Machines Corporation Virtualization of data storage drives of an automated data storage library
JP4087097B2 (ja) * 2001-11-12 2008-05-14 株式会社日立製作所 データベース管理システム情報を考慮したデータ再配置方法およびデータ再配置を行う計算機システム
US7548975B2 (en) * 2002-01-09 2009-06-16 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for implementing virtualization of storage within a storage area network through a virtual enclosure
US7007152B2 (en) 2001-12-28 2006-02-28 Storage Technology Corporation Volume translation apparatus and method
US20030156345A1 (en) * 2002-02-20 2003-08-21 Fayeulle Serge J. Data storage device and method for spindle power control
JP3993773B2 (ja) * 2002-02-20 2007-10-17 株式会社日立製作所 ストレージサブシステム、記憶制御装置及びデータコピー方法
US6912621B2 (en) * 2002-04-17 2005-06-28 International Business Machines Corporation Method and apparatus for updating data in mass storage subsystem using emulated shared memory
JP2003316522A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Hitachi Ltd 計算機システムおよび計算機システムの制御方法
JP4704659B2 (ja) * 2002-04-26 2011-06-15 株式会社日立製作所 記憶装置システムの制御方法および記憶制御装置
US7185169B2 (en) * 2002-04-26 2007-02-27 Voom Technologies, Inc. Virtual physical drives
US20030212859A1 (en) * 2002-05-08 2003-11-13 Ellis Robert W. Arrayed data storage architecture with simultaneous command of multiple storage media
JP4100968B2 (ja) * 2002-06-06 2008-06-11 株式会社日立製作所 データマッピング管理装置
JP4124331B2 (ja) * 2002-09-17 2008-07-23 株式会社日立製作所 Dbms向け仮想ボリューム作成・管理方法
US6957303B2 (en) * 2002-11-26 2005-10-18 Hitachi, Ltd. System and managing method for cluster-type storage
JP2004178337A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Hitachi Ltd 記憶装置システム、記憶装置、計算機およびプログラム
JP2004220450A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Hitachi Ltd ストレージ装置、その導入方法、及びその導入プログラム
JP2004302751A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Hitachi Ltd 計算機システムの性能管理方法、および、記憶装置の性能を管理する計算機システム
JP4266725B2 (ja) * 2003-06-27 2009-05-20 株式会社日立製作所 記憶システム
US7068455B2 (en) * 2003-07-21 2006-06-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and system for reducing power consumption in a rotatable media data storage device
US7130973B1 (en) * 2003-08-08 2006-10-31 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus to restore data redundancy and utilize spare storage spaces
JP2005190036A (ja) 2003-12-25 2005-07-14 Hitachi Ltd 記憶制御装置及び記憶制御装置の制御方法
JP2005266933A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Fujitsu Ltd ストレージ管理システム及びストレージ管理方法
JP4230410B2 (ja) * 2004-05-11 2009-02-25 株式会社日立製作所 仮想ストレージの通信品質制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005209149A (ja) 2005-08-04
US20050144384A1 (en) 2005-06-30
US7392364B2 (en) 2008-06-24
EP1548560A2 (en) 2005-06-29
US7310713B2 (en) 2007-12-18
EP1548560A3 (en) 2008-11-05
US20100250886A1 (en) 2010-09-30
US20060095704A1 (en) 2006-05-04
US20080215812A1 (en) 2008-09-04
US7991974B2 (en) 2011-08-02
US7757058B2 (en) 2010-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4463042B2 (ja) ボリュームの動的割り付け機能を有する記憶装置システム
US7020734B2 (en) Connecting device of storage device and computer system including the same connecting device
US8843715B2 (en) System managing a plurality of virtual volumes and a virtual volume management method for the system
JP4585276B2 (ja) ストレージシステム
JP4949088B2 (ja) 階層型ストレージシステム間でのリモートミラー方式
US7793064B2 (en) Storage system having a first computer, a second computer connected to the first computer via a network, and a storage device system that is accessed by the second computer
JP2008146574A (ja) 記憶制御装置及び記憶制御方法
JP4429634B2 (ja) ストレージシステム、及びストレージシステムの制御方法
JP2005276158A (ja) ストレージシステム、計算機システムまたは記憶領域の属性設定方法
US7640415B2 (en) Storage system having a first computer, a second computer connected to the first computer via a network, and a storage device system that is accessed by the second computer
JP2004118413A (ja) ストレージシステム、記憶装置、ホスト計算機、および、スナップショット作成方法。
JP4844319B2 (ja) 仮想テープライブラリ装置の共用方法、仮想テープライブラリ装置、およびプログラム
EP1705575B1 (en) Storage system with dynamic mounting of storage devices.
US20070174539A1 (en) System and method for restricting the number of object copies in an object based storage system

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100128

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4463042

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees