JP4842767B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、枠体内に内外障子を納めてなるサッシに関し、特に下枠の内レールと外レールの間にレール間カバー材を設けてなるサッシに関する。
引き違いサッシとして、上下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みした枠体内に内外障子を納め、さらに外障子の室外側には網戸を納めてなるものが知られている。この引き違いサッシにおいて、下枠の上面を略同じ高さとして敷居面をフラットに形成したものも知られており、この場合、内障子を案内する内レールと外障子を案内する外レールとの間にレール間カバー材が設けられることがある。このようなサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2006−188818号公報
レール間カバー材は、内外障子の召合せ部分に設けられる中央気密部品の左右にそれぞれ設けられ、内障子が配置される領域と外障子が配置される領域とにそれぞれ配置される。ここで、内障子または外障子を全開の状態としても、中央気密部品は露出しないようにされているため、この状態でもレール間カバー材を取り外すことはできない。このため、レール間カバー材を取り外して下枠の上面を清掃するためには、内外障子を取り外す必要があって、手間がかかることとなっていた。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、障子を取り外さなくてもレール間カバー材を取り外して容易に下枠の上面を清掃することのできるサッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るサッシは、上下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体に内外障子と網戸を納めてなるサッシにおいて、
前記下枠の上面は、室内側より室外側が低くなるように形成されると共に、室内側端部に形成される立ち上がり片と、前記内障子を案内する内レールと、前記外障子を案内する外レールとが起立状に形成され、
前記立ち上がり片と内レールの間には長手方向に沿って樹脂下枠を取付け、前記内レールと外レールの間には中央部に中央気密部品を取付けると共に、該中央気密部品の左右部にはそれぞれ長手方向に沿ってレール間カバー材を取付け、前記樹脂下枠の上面及びレール間カバー材の上面は前記下枠において室内側から室外側に渡って略同じ高さの見掛面を構成し、
前記レール間カバー材はその長手方向中間位置に設けられ前記下枠に対して着脱自在な仕切部品を介して左右に分割されてなり、
前記内外障子が閉じた状態で内障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は金属材で形成され、前記内外障子が閉じた状態で外障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は樹脂材で形成されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るサッシは、前記内レールは排水用の切欠または排水口を有し、前記下枠の上面のうち内レールと外レールの間の領域には前記内レールより室内側に浸入した水及び前記レール間カバー材の上面から浸入した水が導かれることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るサッシは、前記仕切部品は前記内レールと外レールの間の領域に納まる本体部と、該本体部の上部にスライド自在に取付けられる上面部とからなり、該上面部は前記下枠に対する係合部を有すると共に、そのスライドに伴って前記下枠に対する係合を解除自在としたことを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るサッシは、前記内外障子が閉じた状態で外障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は前記仕切部品で分割されて前記縦枠側の第1内側カバーと前記中央気密部品側の第2内側カバーとからなり、前記下枠のうち前記外障子が配置される側の端部には戸当たりブロックが設けられ、前記第1内側カバーは両端部がそれぞれ前記戸当たりブロックと仕切部品に固定され、前記第2内側カバーは両端部がそれぞれ前記仕切部品と中央気密部品に固定され、
前記内外障子が閉じた状態で内障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は前記仕切部品で分割されて前記縦枠側の第1外側カバーと前記中央気密部品側の第2外側カバーとからなり、前記内障子が配置される側の縦枠には内周面に突出するフィン部が形成され、前記第1外側カバーは両端部がそれぞれ前記フィン部と仕切部品に固定され、前記第2外側カバーは両端部がそれぞれ前記仕切部品と中央気密部品に固定されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るサッシは、前記中央気密部品は前記下枠の前記内外レール間の領域の断面形状を有した止水部品の上部に設けられることを特徴として構成されている。
本発明に係るサッシによれば、各レール間カバー材はその長手方向中間位置に設けられ下枠に対して着脱自在な仕切部品を介して左右に分割されてなることにより、仕切部品を取り外すことで、障子を枠体から取り外すことなくレール間カバー材をスライド等によって容易に取り外すことができるので、下枠上面の清掃を容易にすることができる。
また、本発明に係るサッシによれば、下枠の上面のうち内レールと外レールの間の領域には内レールより室内側に浸入した水及びレール間カバー材の上面から浸入した水が導かれることにより、レール間カバー材が上方を覆う内レールと外レールの間の領域に水を導いて流すことができるので、水の流れを直接見えないようにすることができる。
さらに、本発明に係るサッシによれば、仕切部品は内レールと外レールの間の領域に納まる本体部と、本体部の上部にスライド自在に取付けられる上面部とからなり、上面部は下枠に対する係合部を有すると共に、そのスライドに伴って下枠に対する係合を解除自在としたことにより、仕切部品をスライド操作により簡易に着脱することができる。
さらにまた、本発明に係るサッシによれば、第1内側カバーは両端部が戸当たりブロックと仕切部品に固定され、第2内側カバーは両端部が仕切部品と中央気密部品に固定され、第1外側カバーは両端部がフィン部と仕切部品に固定され、第2外側カバーは両端部が仕切部品と中央気密部品に固定されることにより、各レール間カバー材を両端部で確実に固定することができる。
そして、本発明に係るサッシによれば、内障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は金属材で形成され、外障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は樹脂材で形成されることにより、室内側に露出する部分について意匠性を高めると共に断熱性を確保することができる。
また、本発明に係るサッシによれば、中央気密部品は下枠の内外レール間の領域の断面形状を有した止水部品の上部に設けられることにより、内外レール間の領域について確実に止水し、かつ気密性を確保することができる。
本発明のサッシの実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態におけるサッシの縦断面図を、図2にはその横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物開口部に取付けられる方形状の枠体1内に内障子2と外障子3がそれぞれ引き違い状で開閉自在に納められ、外障子3の室外側にはさらに網戸4が納められてなるものである。内障子2と外障子3は方形状に框組みされてなる框体5の内部にガラス体6を納めて構成される。
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みしてなるものである。上枠10は金属上枠10aとその室内側に取付けられる樹脂上枠10bとからなり、下枠11は金属下枠11aとその室内側に取付けられる樹脂下枠35とからなり、縦枠12は金属縦枠12aとその室内側に取付けられる樹脂縦枠12bとからなっている。金属上枠10aと金属下枠11a及び金属縦枠12aは、いずれもアルミの押出型材によって形成される。樹脂上枠10bと樹脂下枠35及び樹脂縦枠12bは、いずれも合成樹脂によって形成され、また室内側端部には四周に渡って室内側に向かって延出されるアングル部13が一体的に形成されている。
框体5は、上框20と下框21及び左右の縦框22、22を方形状に框組みしてなるものである。上框20は金属上框20aとその室内側に取付けられる樹脂上框20bとからなり、下框21は金属下框21aとその室内側に取付けられる樹脂下框21bとからなり、縦框22は金属縦框22aとその室内側に取付けられる樹脂縦框22bとからなっている。
次に、下枠11の構造についてさらに詳細に説明する。図3には図1の縦断面図における下枠11付近の拡大図を示している。この図に示すように、下枠11の上面11cには、室内側から順に室内側片30と内レール31及び外レール32が起立状に突出するように形成されている。また、外レール32の室外面には、網戸4を案内する下網戸枠33が形成されている。
下網戸枠33は、外レール32の室外面から室外側に向かって突出する網戸枠延出部33aと、網戸枠延出部33aの室外端部から上方に向かって起立状に突出した網戸レール33bとからなっている。網戸4は、下端部が網戸レール33bに案内されることで、枠体1内を長手方向に走行自在とされる。
下枠11の上面11cは、レールが形成される部分で段差を有するように、全体としては室内側より室外側の方が低くなるように形成されている。下枠11の上面11cのうち室内側片30と内レール31の間の領域は、室内側から室外側に向かって若干下り傾斜状となるように形成されている。また、下枠11の上面11cのうち内レール31と外レール32の間の領域は、室内側片30と内レール31の間の領域よりも一段低く形成され、またその中間位置には段差が形成されている。さらに、この領域においても平面部分は室内側から室外側に向かって若干下り傾斜状となるように形成されている。
下枠11の上面11cには、室内側片30と内レール31の間の領域に前述のように樹脂下枠35が設けられる。樹脂下枠35は、室内外方向において室内側片30から内レール31に渡る上面構成部35aを有し、その室外端部には内レール31に対して係合される内レール固定部35bが形成されている。また、前述のように樹脂下枠35の室内側端部にはアングル部13が形成されている。樹脂下枠35の上面構成部35aは、その上面が下枠11の上面11cよりも上方に位置し、かつ室内側から室外側に向かって若干下り傾斜状となるように形成されている。これによって、樹脂下枠35の上面に浸入した水は、室外側に向かって流れるようにされている。
また、下枠11の上面11cには、内レール31と外レール32の間の領域にレール間カバー材36が設けられる。レール間カバー材36は、内レール31から外レール32に渡って上面を構成する上面構成部36aと、内レール31に対して係合される内レール固定部36bと、外レール32に対して係合される外レール固定部36cとを有している。レール間カバー材36の上面構成部36aは、下枠11の上面11cよりも上方に位置すると共に、室内側から室外側に向かって若干下り傾斜状となるように形成されている。これによって、レール間カバー材36の上面に浸入した水は、室外側に向かって流れるようにされている。
さらに、下網戸枠33を構成する網戸枠延出部33aも、室内側から室外側に向かって若干下り傾斜状となるように形成されている。そして、樹脂下枠35の上面構成部35aとレール間カバー材36の上面構成部36a、及び網戸枠延出部33aは、下枠11において室内側から室外側に渡って略同じ高さとなるように形成されており、上方から下枠11を見た場合に一連の見掛面14を構成するようにされている。
内レール31には、樹脂下枠35が取付けられた領域から室外側に排水を行うための排水口31bが長手方向に複数設けられる。これによって、室内側片30と内レール31の間の領域において樹脂下枠35の上面及び下枠11の上面11cに浸入した水は、内レール31と外レール32の間の領域における下枠11の上面11cに導かれる。
内レール31と外レール32の間の領域においてレール間カバー材36の上面に浸入した水は、上面構成部36aが室外側に向かう下り傾斜状に形成されていることにより、室外側に導かれると共に、レール間カバー材36の外レール固定部36cの位置においてそれより下方に位置する下枠11の上面11cへと導かれる。
下枠11の上面11cに導かれた水は、外レール32の下端部に形成される排水口32aから室外に排水される。排水口32aは下枠11の長手方向に複数形成され、またこの排水口32aには排水弁部材37が設けられていて、これを介して室外側に排水がなされる。
また、下網戸枠33に浸入した水は、網戸枠延出部33aに形成される排水口33cから室外に排水される。排水口33cには、排水弁部材37の上部に形成される水抜き部37cが嵌め込まれており、このため網戸枠延出部33aに浸入した水は、排水弁部材37の水抜き部37cを介して室外側に排水される。
このように、室内側片30から外レール32までの領域に浸入した水は、下枠11の上面11cに導かれて室外側に排水され、下網戸枠33に浸入した水は、直接室外側に排水されるので、下枠11の中空部に水が導かれることがなく、したがって樹脂下枠35やレール間カバー材36を取り外すことによって下枠11の上面11cを容易に清掃することができ、水や埃等の滞留を防止することができる。
図4には、図3から内外障子2、3及び網戸4を除いた状態の図を示している。この図に示すように、下枠11の見掛面14は、それを構成する上面構成部35a、36b、及び網戸枠延出部33aのそれぞれが室内側から室外側に向かう下り傾斜状に形成されているので、全体として略同じ高さとなるように形成されると共に、室内側から室外側に向かう下り傾斜状で、かつ室内外方向に略連続状の面となるように形成される。見掛面14は、下枠11の上面11cよりも緩やかな角度に形成されており、かつ略連続状の一連の面となるように形成されていることにより、下枠11を上方から見た場合の意匠性を確保することができる。
次に、下枠11の室外側に設けられる排水弁部材37についてより詳細に説明する。図5には排水弁部材37の正面図を、図6には図5のA−A断面図を、図6には排水弁部材37の平面図を、それぞれ示している。図5及び図6に示すように、排水弁部材37は箱状に形成された本体部37aと、その上部に形成される水抜き部37cとを有してなり、室外面下部には水を室外側に排水する排水口37eが形成されている。また、図6及び図7に示すように、本体部37aの室内面には係合片38hが2つ形成されており、これが下枠11の室外面に係合されることによって、排水弁部材37を下枠11に固定することができる。水抜き部37cは、本体部37aに一辺が支持されるように形成されることで、本体部37aに対して弾性を有するように形成されている。
図6に示すように、本体部37aの室内面には室外側に向かって揺動自在な弁体部37bが形成されている。弁体部37bは、揺動支点37fを中心に室外側に向かってのみ揺動し、室内側に向かっては当接部38gによって揺動しないように構成されている。これによって、室内側から流れる水は弁体部37bが室外側に向かって揺動することで排水することができ、一方で室外側から風が吹き込んできた場合には弁体部37bは揺動しないので、水や埃等が下枠11内に逆流することを防止することができる。
また、水抜き部37cは本体部37aの上面のさらに上方に配置されるように形成されており、図7に示すように長手方向に沿って複数のスリットを有したスリット部37dを有している。スリット部37dは図6に示すように水抜き部37cの上面からやや突出するように形成されており、網戸枠延出部33aに形成される排水口33cに嵌り込んで係合することができるようにされている。また、水抜き部37cは本体部37aに対して弾性を有するように形成されているので、網戸枠延出部33aに対して弾性的に当接することができると共に、スリット部37dは排水口33cに対して弾性的に係合することができる。そして図3に示すように、排水口33cから排水される水は、網戸枠延出部33aに対して当接した水抜き部37cによって本体部37aの上面に導かれ、さらに本体部37aの上面が室外側に向かって下方傾斜状に形成されていることにより、室外側に導かれて排水される。
このように、スリット部37dが網戸枠延出部33aの排水口33cに弾性的に係合するように取付けられることにより、障子を開放して網戸4を使用している際に、排水口33cから虫等が室内に侵入することを防止することができる。また、金属材からなる下枠11に対して直接スリットを形成する場合に比べて、樹脂材からなる排水弁部材37には容易に細かいスリットを形成することができるので、安価にかつ効果的に虫の侵入を防止することができる。さらには、下枠11からの排水弁と網戸枠延出部33aからの水抜き部品を一体化しているので、一層のコストダウンを図ることができるという効果も有している。また、水抜き部37cからの水は本体部37aの上面を介して室外側に排水されることにより、弁体部37bの開閉が水抜き部37cからの排水に影響を与えないようにすることができる。
次に、下枠11の上面11cに設けられる各部材の長手方向の配置について説明する。図8には、内外障子2、3及び網戸4を取り外したサッシの横断面図を示している。この図に示すように、下枠11の上面に形成される外レール32及び網戸レール33bは、いずれも下枠11の長手方向全長に渡って形成される。また、内レール31についても、下枠11の両端部に渡って形成されるが、外障子3が配置される側の端部近傍は切り欠かれて、その位置には戸当たりブロック40が設けられる。戸当たりブロック40は樹脂によって形成されており、内障子2を全開の状態とした際に、その框体5が縦枠12に衝突しないようにするストッパとして機能するものである。
下枠11の上面11cのうち内レール31と外レール32の間の領域には、中央部に中央気密部品41が設けられる。中央気密部品41は、上面にヒレ状部41aを有しており、内障子2と外障子3の召合せ部分における気密性を確保する。また、この領域の中央気密部品41の左右部、すなわち内外障子2、3が閉じた状態で内障子2が配置される側及び外障子3が配置される側にはそれぞれ前述のレール間カバー材36が設けられる。
内外障子2、3が閉じた状態で外障子3が配置される側のレール間カバー材36は、室内側に露出するものであって、樹脂材によって形成される。また、このレール間カバー材36は、下枠11に対して着脱自在な仕切部品50を介して左右に分割されている。左右に分割されたレール間カバー材36は、縦枠12側の第1内側カバー45と中央気密部品41側の第2内側カバー46とからなっている。
また、内外障子2、3が閉じた状態で内障子2が配置される側のレール間カバー材36は、室外側に露出するものであって、金属材によって形成される。また、このレール間カバー材36も下枠11に対して着脱自在な仕切部品50を介して左右に分割される。左右に分割されたレール間カバー材36は、縦枠12側の第1外側カバー47と中央気密部品41側の第2外側カバー48とからなっている。
図9には、仕切部品50の斜視図を示している。この図に示すように、仕切部品50は略箱形状に形成される本体部51と、本体部51の上部に設けられる上面部52とからなっている。ここで、上面部52は本体部51に対して室内外方向にスライド自在となるように保持される。
図10には本体部51の斜視図を、図11には上面部52の斜視図を、それぞれ示している。図10は上面が手前側に、図11は底面が手前側になるように示している。図10に示すように本体部51は、一側面が開口状に形成されると共に、それと隣り合う上面には開口部分と連続する切欠部51aが室内外方向に形成されている。また、上面と隣り合う両側面にはそれぞれ開口状の長孔51cが形成されている。
また、図11に示すように上面部52は、本体部51の上面より大きい方形状の上面構成部52aを有し、その底面には本体部51の切欠部51aに挿入されて長孔51cと係合し、本体部51に対してスライド自在に保持されるスライド係合部52bが形成されている。また、その室内側端部には突出状に下枠係合部52cが形成されており、下枠11の内レール31に対して係合することで仕切部品50を下枠11に固定する。この下枠係合部52cは、本体部51に対して室内外方向にスライド自在な上面部52に形成されていることにより、そのスライドに伴って下枠11に対する係合が解除自在とされている。なお、上面部52は本体部51内においてバネ(図示しない)によって室内側に付勢された状態となる。
図12には仕切部品50が設けられた部分における下枠11の縦断面図を示している。この図に示すように、仕切部品50の本体部51には、室外側面に突起状の室外係合部51bが形成されており、これが下枠11の外レール32に形成される係合部32aに対して係合する。一方、仕切部品50の室内端部には前述のように上面部52に形成された下枠係合部52cがあって、これが下枠11の内レール31に形成される係合部31aに対して係合する。そして、この状態で上面部52の上面構成部52aの室外端部と外レール32との間には隙間があり、したがって上面部52を室外側に向かってスライドさせることができる。それに伴い、内レール31の係合部31aに対する下枠係合部52cの係合状態が解除され、仕切部品50を下枠11から取り外すことができる。
ここで図8に示すように、第1内側カバー45は、その両端部が仕切部品50と戸当たりブロック40にそれぞれ固定されている。また、第2内側カバー46は、その両端部が仕切部品50と中央気密部品41にそれぞれ固定されている。戸当たりブロック40は、第1内側カバー45の端部を呑み込むことができるように形成されており、第1内側カバー45は端部が戸当たりブロック40に対して挿入固定される。また、中央気密部品41は、両端上面部がそれぞれ鍔状に突出しており、その下部に第2内側カバー46の端部を呑み込むことができるように形成されている。仕切部品50は、図12に示すように上面部52の下面がレール間カバー材36の上面に当接する位置にあって、第1内側カバー45の端部は仕切部品50に上方から被覆されることによって固定される。
図8に示すように、第1外側カバー47は、その両端部が仕切部品50と縦枠12の内周面に形成されるフィン部12cにそれぞれ固定されている。また、第2外側カバー48は、仕切部品50と中央気密部品41にそれぞれ固定されている。縦枠12内周面のフィン部12cは、下端部が切り欠かれており、第1外側カバー47の端部はその切欠部分に納められてフィン部12cによって固定される。また、仕切部品50及び中央気密部品41によるレール間カバー材36の固定については、第1内側カバー45及び第2内側カバー46の場合と同様である。
このように、レール間カバー材36は下枠11に対して着脱自在な仕切部品50を介して左右に分割されていることにより、仕切部品50を取り外すことで各部材を長手方向にスライドさせて、それらを容易に下枠11から取り外すことができる。特に、内外障子2、3を枠体1から取り外さなくても、各レール間カバー材36を下枠11から取り外すことができるので、下枠11の上面の清掃を容易に行うことができる。
次に、中央気密部品41の設置について説明する。図13には中央気密部品41が設けられた部分における下枠11の縦断面図を示している。内障子2と外障子3の召合せ部分においては、内レール31と外レール32の間の領域において内障子2が配置される側と外障子3が配置される側とで気密性を確保する必要があるため、内レール31と外レール32の間の全領域を塞ぐ必要がある。
ここで、図13に示すように、上面にヒレ状部41aを有した中央気密部品41は、内レール31の係合部31a及び外レール32の係合部32aの位置に下面があって、その下方には内レール31と外レール32の間の下部領域の断面形状に略適合する形状に形成された止水部品42が設けられている。止水部品42は発泡材によって形成され、その上面が中央気密部品41の下面に当接するようにされている。これら中央気密部品41及び止水部品42によって、内外障子2、3の召合せ部分において内レール31と外レール32の間の領域を塞ぐようにしている。なお、止水部品42の材質は発泡材には限られず、その他合成樹脂やゴム等で形成してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
本実施形態におけるサッシの縦断面図である。 本実施形態におけるサッシの横断面図である。 図1の下枠付近拡大図である。 図3から内外障子及び網戸を除いた状態の図である。 排水弁部材の正面図である。 図4のA−A断面図である。 排水弁部材の平面図である。 障子及び網戸を取り外したサッシの横断面図である。 仕切部品の斜視図である。 仕切部品を構成する本体部の斜視図である。 仕切部品を構成する上面部の斜視図である。 仕切部品が設けられた部分における下枠の縦断面図である。 中央気密部品が設けられた部分における下枠の縦断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 網戸
10 上枠
11 下枠
11c 上面
12 縦枠
12c フィン部
13 アングル部
14 見掛面
30 室内側片
31 内レール
32 外レール
33 下網戸枠
33a 網戸枠延出部
33b 網戸レール
35 樹脂下枠
36 レール間カバー材
37 排水弁部材
37a 本体部
37b 弁体部
37c 水抜き部
37d スリット部
40 戸当たりブロック
41 中央気密部品
42 止水部品
45 第1内側カバー
46 第2内側カバー
47 第1外側カバー
48 第2外側カバー
50 仕切部品
51 本体部
52 上面部

Claims (5)

  1. 上下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体に内外障子と網戸を納めてなるサッシにおいて、
    前記下枠の上面は、室内側より室外側が低くなるように形成されると共に、室内側端部に形成される立ち上がり片と、前記内障子を案内する内レールと、前記外障子を案内する外レールとが起立状に形成され、
    前記立ち上がり片と内レールの間には長手方向に沿って樹脂下枠を取付け、前記内レールと外レールの間には中央部に中央気密部品を取付けると共に、該中央気密部品の左右部にはそれぞれ長手方向に沿ってレール間カバー材を取付け、前記樹脂下枠の上面及びレール間カバー材の上面は前記下枠において室内側から室外側に渡って略同じ高さの見掛面を構成し、
    前記レール間カバー材はその長手方向中間位置に設けられ前記下枠に対して着脱自在な仕切部品を介して左右に分割されてなり、
    前記内外障子が閉じた状態で内障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は金属材で形成され、前記内外障子が閉じた状態で外障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は樹脂材で形成されることを特徴とするサッシ。
  2. 前記内レールは排水用の切欠または排水口を有し、前記下枠の上面のうち内レールと外レールの間の領域には前記内レールより室内側に浸入した水及び前記レール間カバー材の上面から浸入した水が導かれることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 前記仕切部品は前記内レールと外レールの間の領域に納まる本体部と、該本体部の上部にスライド自在に取付けられる上面部とからなり、該上面部は前記下枠に対する係合部を有すると共に、そのスライドに伴って前記下枠に対する係合を解除自在としたことを特徴とする請求項1または2記載のサッシ。
  4. 前記内外障子が閉じた状態で外障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は前記仕切部品で分割されて前記縦枠側の第1内側カバーと前記中央気密部品側の第2内側カバーとからなり、前記下枠のうち前記外障子が配置される側の端部には戸当たりブロックが設けられ、前記第1内側カバーは両端部がそれぞれ前記戸当たりブロックと仕切部品に固定され、前記第2内側カバーは両端部がそれぞれ前記仕切部品と中央気密部品に固定され、
    前記内外障子が閉じた状態で内障子が配置される側に設けられるレール間カバー材は前記仕切部品で分割されて前記縦枠側の第1外側カバーと前記中央気密部品側の第2外側カバーとからなり、前記内障子が配置される側の縦枠には内周面に突出するフィン部が形成され、前記第1外側カバーは両端部がそれぞれ前記フィン部と仕切部品に固定され、前記第2外側カバーは両端部がそれぞれ前記仕切部品と中央気密部品に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサッシ。
  5. 前記中央気密部品は前記下枠の前記内外レール間の領域の断面形状を有した止水部品の上部に設けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のサッシ。
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