JP4842166B2 - フレキシブルセンサとセンサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象導体の外周に巻き回されて測定対象導体に流れる電流を検出するセンサケーブルを備えたフレキシブルセンサに関するものである。
この種のフレキシブルセンサとして、出願人は、特開2002−333455号公報に開示されたフレキシブルセンサを提案している。このフレキシブルセンサは、測定対象導体の外周に巻き回されて測定対象導体に流れる電流を検出するセンサケーブルと、センサケーブルの両端部を取り外し可能に連結する連結機構とを備え、連結機構は、センサケーブルの両端部同士が測定対象導体の外周方向において互いに重なり合うように両端部を連結可能に構成されている。このフレキシブルセンサによれば、センサケーブルの両端部同士を測定対象導体の外周方向において互いに重なり合うように連結できるため、測定対象導体とセンサケーブルとの位置関係に拘わらず、測定対象導体に流れる電流を高精度で安定的に検出することができる。
特開2002−333455号公報(第2,5頁、第1図)
ところが、上記した従来のフレキシブルセンサには、以下の解決すべき課題がある。すなわち、このフレキシブルセンサでは、測定対象導体に巻き回す際に、センサケーブルの一端の連結を解除すると共に、この一端を測定対象導体の後ろ側に回し込み、次いで、センサーケーブルを回し込んだ側とは反対の側から測定対象導体の後ろ側に手を回してセンサーケーブルの一端を掴んで手前に引き寄せ、最後に、引き出した一端を連結するという作業が必要となる。したがって、このフレキシブルセンサには、測定対象導体が例えば裸線(絶縁被覆の無い導線)であるような特殊な状況下においては、感電のおそれがあるという課題が存在している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、感電の危険性を回避し得るフレキシブルセンサおよびセンサ装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のフレキシブルセンサは、測定対象導体の外周に巻き回されて当該測定対象導体に流れる電流を検出可能に構成されると共に先端部に係止部が配設されたセンサケーブルと、外面全体が絶縁されると共に内部に前記センサケーブルを挿通可能な筒状部材と、前記筒状部材の基端部側に配設されると共に当該筒状部材の当該基端部側から挿通されて自由端部側から突出する前記センサケーブルの前記先端部を着脱自在に保持可能に構成された保持機構とを備え、前記筒状部材は、可撓性を有すると共に伸縮が殆ど無く、かつ曲げたままの状態を保持するという性質を備えている筒状の部材、および可撓性を有することなく予め曲げられている筒状の部材のいずれかで構成されている。
請求項2記載のフレキシブルセンサは、請求項1記載のフレキシブルセンサにおいて、前記センサケーブルは、前記筒状部材内に遊挿されて、前記自由端部側からの突出長を変更可能に構成されている。
請求項3記載のフレキシブルセンサは、請求項1または2記載のフレキシブルセンサにおいて、前記筒状部材は、可撓性を有すると共に伸縮が殆ど無く、かつ曲げたままの状態を保持するという性質を備えている前記筒状の部材であって、インターロックチューブで構成されている。
請求項4記載のセンサ装置は、請求項1から3のいずれかに記載のフレキシブルセンサと、前記係止部に係止可能なフック部が先端部に配設されると共に外面全体が絶縁された棒状の引き寄せ具とを備えている。
請求項5記載のセンサ装置は、請求項4記載のセンサ装置において、前記引き寄せ具は、フレキシブルシャフトを用いて構成されている。
請求項1記載のフレキシブルセンサおよび請求項4記載のセンサ装置によれば、センサケーブルの先端部に係止部を配設し、外面全体が絶縁された筒状部材の基端部側から挿通されて筒状部材の自由端部側から突出するセンサケーブルの先端部を筒状部材の基端部側に配設された保持機構で着脱自在に保持可能としたことにより、筒状部材を予め曲げておき、筒状部材は曲げたままの状態を保持するので、筒状部材の自由端部、およびこの自由端部から突出させたセンサケーブルの先端部を、測定対象導体に手を近づけることなく測定対象導体の背面側に位置させることができる。このため、例えば引き寄せ具を使用することにより、測定対象導体に手を全く近づけることなく、センサケーブルの先端部を筒状部材の基端部側(保持機構側でもある)に移動させて保持機構に保持させて、センサケーブルを測定対象導体の周囲に巻き回すことができる。したがって、このフレキシブルセンサおよびセンサ装置によれば、測定対象導体が裸線であるような特殊な状況下においても、感電の危険性を確実に回避しつつ、測定対象導体の電流測定を実施することができる。
また、請求項2記載のフレキシブルセンサおよび請求項4記載のセンサ装置によれば、センサケーブルを筒状部材内に遊挿して、筒状部材の自由端部側からの突出長を変更可能としたことにより、センサケーブルの先端部を測定対象導体の背面側に位置させた状態において、センサケーブルを筒状部材内に押し込むことにより、筒状部材の自由端部から突出するセンサケーブルの先端部を、測定対象導体の背面側において、筒状部材を差し入れた側とは反対の側に移動させることができる。したがって、太い測定対象導体を測定対象導体とするときであっても、センサケーブルの先端部に配設された係止部を測定対象導体の正面から視認し易い位置、つまり例えば引き寄せ具のフック部を引っ掛け易い位置に移動させることができる結果、センサケーブルを引き寄せる作業の作業性を向上させることができる。
また、請求項3記載のフレキシブルセンサおよび請求項4記載のセンサ装置によれば、インターロックチューブで筒状部材を構成したことにより、測定対象導体の設置状態に合わせて、可撓性を有するインターロックチューブを予め曲げておくことで、インターロックチューブの自由端部、およびこの自由端部から突出させたセンサケーブルの先端部を、測定対象導体に手を近づけることなく測定対象導体の背面側に位置させることができる。このため、例えば引き寄せ具を使用することにより、測定対象導体に手を全く近づけることなく、センサケーブルの先端部をインターロックチューブの基端部側に移動させて保持機構に保持させて、センサケーブルを測定対象導体の周囲に巻き回すことができる。したがって、このフレキシブルセンサおよびセンサ装置によれば、測定対象導体が裸線であるような特殊な状況下においても、感電の危険性を確実に回避しつつ、測定対象導体の電流測定を確実に実施することができる。
また、請求項5記載のセンサ装置によれば、フレキシブルシャフトで引き寄せ具を構成したことにより、係止部の位置に合わせてフレキシブルシャフトを予め曲げておくことができるため、フック部の係止部への引っ掛け性をより良好にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るフレキシブルセンサおよびセンサ装置の最良の形態について説明する。
センサ装置1は、図1に示すように、フレキシブルセンサ2および引き寄せ具3とを備え、電線4に流れる電流(交流電流)Iを測定可能に構成されている。
フレキシブルセンサ2は、センサケーブル11、本体部12、保持機構13、インターロックチューブ14および係止部15を備えている。
センサケーブル11は、非磁性材料で形成されると共に可撓性を有する長尺なコイル支持体と、コイル支持体の外周面に巻き回された絶縁導線と、コイル支持体および絶縁導線を被覆する絶縁被膜(いずれも図示せず)とを備えて構成されている。また、絶縁導線は、一例としてセンサケーブル11の基端部から両端部が絶縁被膜を貫通して突出している。この構成により、センサケーブル11は、先端部側をループ状に曲げることにより、このループ内を挿通する測定対象導体に流れる交流電流を測定可能な空芯コイル(具体的にはロゴスキーコイル)として機能して、センサケーブル11の基端部から突出する絶縁導線の各端部間に交流電流の電流値に応じた電圧信号S1を出力する。また、センサケーブル11の先端部には係止部15が配設(固定)されている。
本体部12は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて箱体に形成されて、内部に電気回路12aが配設されている。また、本体部12には、センサケーブル11の基端部が接続されて、センサケーブル11を構成する絶縁導線の両端部が電気回路12aに電気的に接続されている。電気回路12aは、一例として、センサケーブル11から出力される電圧信号S1を積分して増幅することにより、電線4に流れる電流波形を再現すると共に、検出信号S2として出力する。
保持機構13は、インターロックチューブ14の基端部側に配設されると共に、一例として、図1,3に示すように、それぞれ絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて形成された第1筒状部21、第2筒状部22および連結部23を備えて、インターロックチューブ14の基端部側から挿通されて自由端部側から突出するセンサケーブル11の先端部を着脱自在に保持可能に構成されている。この場合、第1筒状部21は、円筒体に形成されて、その中心部に挿通孔21aが形成されて構成されている。また、挿通孔21aは、センサケーブル11が遊挿可能に構成されている。ここで、遊挿とは、挿通孔21a内に、その内部においてセンサケーブル11が移動自在に遊びを持たせて挿入された状態をいう。第2筒状部22も、円筒状に形成されて、その中心部に固定用孔22aが形成されて構成されている。また、固定用孔22aは、センサケーブル11の先端部が挿入可能に構成されている。また、第2筒状部22は、例えば、コレットチャックなどのチャック機構(図示せず)を備えて、挿入されたセンサケーブル11の先端部側を着脱自在に保持可能に構成されている。連結部23は、一例として挿通孔21aおよび固定用孔22aの各軸線が互いに平行となる状態で、第1筒状部21および第2筒状部22を互いに連結する。以上のように構成された保持機構13は、第1筒状部21、第2筒状部22および連結部23のうちの少なくとも1つが本体部12に連結されることにより、本体部12と一体化されている。
インターロックチューブ14は、本発明における筒状部材に相当し、一例として、S字の断面形状を有する板を螺旋状に形成すると共に、この板の幅方向における両側の折り曲げ部を係合させて構成されている。このように構成されたインターロックチューブ14は、可撓性を有すると共に伸縮が殆ど無く、かつ曲げたままの状態を保持するという性質を備えている。また、インターロックチューブ14は、非磁性材料、本例では一例として非磁性金属材料(具体的にはアルミニウム)を用いて形成されて、磁力線が貫通可能に構成されている。さらに、インターロックチューブ14は、外面全体が絶縁されている。具体的には、インターロックチューブ14は、図3に示すように、外面全体が絶縁被膜14aによって被覆されることによって絶縁されている。なお、非磁性材料として、絶縁性を有する合成樹脂材料でインターロックチューブ14を形成することもでき、この場合には、絶縁被膜14aを用いることなく、外面全体が絶縁される。また、インターロックチューブ14は、その内径がセンサケーブル11の外径よりも若干大径に形成されて、センサケーブル11を遊挿可能に構成されると共に、その内部においてその長さ方向に沿ってセンサケーブル11を案内可能に構成されている。
以上のように構成されたインターロックチューブ14は、図1,2,3に示すように、その基端部(図3におけるインターロックチューブ14の左端部)が保持機構13の第1筒状部21に固定されている。具体的には、インターロックチューブ14の基端部は、第1筒状部21における挿通孔21aの一方の開口端部(図3における右側開口端部)に、インターロックチューブ14の内部空間が挿通孔21aと連通した状態で固定されている。
引き寄せ具3は、図1に示すように、フレキシブルシャフト31、フック部32および握り部33を備え、全体形状が棒状に構成されている。本例では、フレキシブルシャフト31は、一例として、インターロックチューブ14と同じ構造のチューブを用いて構成されている。また、図示はしないが、インターロックチューブ14と同様にして、外面全体が絶縁されている。フック部32は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて、全体形状が釣り針状に形成されている。また、フック部32は、フレキシブルシャフト31の一端部に配設(固定)されている。握り部33は、絶縁性を有する合成樹脂材料を用いて形成されて、フレキシブルシャフト31の他端部に固定されている。
次いで、上記のフレキシブルセンサ2および引き寄せ具3を用いて、電線4に流れる電流を測定する方法について説明する。
まず、測定に先立ち、センサケーブル11の先端部を挿通孔21aから挿入して、センサケーブル11を第1筒状部21の挿通孔21aおよびインターロックチューブ14内に挿通させると共に、センサケーブル11の先端部をインターロックチューブ14の自由端部(図1,2における上端部)から若干量だけ突出させる。また、この状態において、電線4の太さや傾き、および電線4と他の電線(図示せず)との間の間隔や位置関係などの電線4の設置状態に合わせて、インターロックチューブ14の自由端部が電線4の背面側に適切に位置させ得るように、インターロックチューブ14を適宜折り曲げる。
次いで、本体部12を手で持ち、インターロックチューブ14の自由端部を、電線4と他の電線との間の隙間に差し入れて、電線4の背面側に位置させる。これにより、センサケーブル11の先端部も電線4の背面側に位置した状態となる。
続いて、図1に示すように、センサケーブル11における本体部12と保持機構13との間の部位Aを手で掴んで、第1筒状部21およびインターロックチューブ14内に押し込むことにより、インターロックチューブ14の自由端部からセンサケーブル11の先端部をさらに突出させる。これにより、センサケーブル11の先端部が、電線4の背面側から、インターロックチューブ14を差し入れた側とは反対の側に移動する。このため、太い電線4を測定対象導体とするときであっても、センサケーブル11の先端部に配設された係止部15を電線4の正面から視認し得る位置に移動させることができる。
次いで、握り部33を掴んで引き寄せ具3を手に持ち、センサケーブル11の係止部15にフック部32を引っ掛ける(係止させる)。なお、引き寄せ具3は、フレキシブルシャフト31を備えているため、係止部15の位置に合わせてフレキシブルシャフト31を予め曲げて、フック部32の係止部15への引っ掛け性をより良好にしておくこともできる。
続いて、引き寄せ具3でセンサケーブル11の先端部を引っ張り、インターロックチューブ14の自由端部からセンサケーブル11を徐々に引き出しながら、センサケーブル11の先端部をインターロックチューブ14の基端部側(保持機構13側でもある)に引き寄せる。最後に、センサケーブル11の先端部を手で持ち、図3に示すように、この先端部をインターロックチューブ14の基端部側に位置する第2筒状部22の固定用孔22aに挿入して第2筒状部22に保持させる。以上により、図2に示すように、センサケーブル11を電線4の周囲に巻き回す作業が完了する。
この状態では、図3に示すように、センサケーブル11がループ状に形成されるため、センサケーブル11は、このループ内に位置する電線4の交流電流Iを検出して電圧信号S1の出力を開始する。また、電気回路12aは、この電圧信号S1を検出信号S2に変換して出力する。したがって、この検出信号S2を測定することにより、電線4に流れる交流電流Iが測定される。
このように、このセンサ装置1およびフレキシブルセンサ2によれば、センサケーブル11の先端部に係止部15を配設し、外面全体が絶縁されたインターロックチューブ14の基端部側から挿通されてインターロックチューブ14の自由端部側から突出するセンサケーブル11の先端部をインターロックチューブ14の基端部側に配設された保持機構13で着脱自在に保持可能としたことにより、電線4の設置状態に合わせて、可撓性を有するインターロックチューブ14を予め曲げておくことで、インターロックチューブ14の自由端部、およびこの自由端部から突出させたセンサケーブル11の先端部を、電線4に手を近づけることなく電線4の背面側に位置させることができる。このため、引き寄せ具3を使用することにより、電線4に手を全く近づけることなく、センサケーブル11の先端部をインターロックチューブ14の基端部側(保持機構13側でもある)に移動させて保持機構13に保持させて、センサケーブル11を電線4の周囲に巻き回すことができる。したがって、このセンサ装置1およびフレキシブルセンサ2によれば、電線4が裸線であるような特殊な状況下においても、感電の危険性を確実に回避しつつ、電線4の電流測定を確実に実施することができる。
また、このセンサ装置1およびフレキシブルセンサ2によれば、センサケーブル11をインターロックチューブ14内に遊挿して、インターロックチューブ14の自由端部側からの突出長を変更可能に構成したことにより、センサケーブル11の先端部を電線4の背面側に位置させた状態において、センサケーブル11をインターロックチューブ14内に押し込むことにより、インターロックチューブ14の自由端部から突出するセンサケーブル11の先端部を、電線4の背面側において、インターロックチューブ14を差し入れた側とは反対の側に移動させることができる。したがって、太い電線4を測定対象導体とするときであっても、センサケーブル11の先端部に配設された係止部15を電線4の正面から視認し易い位置、つまり引き寄せ具3のフック部32を引っ掛け易い位置に移動させることができる結果、センサケーブル11を引き寄せる作業の作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記した発明の実施の形態に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施の形態では、フレキシブルセンサ2の外形をよりコンパクトにすべく、本体部12および保持機構13を一体化する構成を採用したが、図4に示すように、本体部12と保持機構13とを別体にする構成を採用することもできる。なお、同図および後述する図5において、上記したフレキシブルセンサ2と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
また、上述した実施の形態では、センサケーブル11の基端部を本体部12に直接接続する構成を採用したが、図5に示すフレキシブルセンサ2Aのように、センサケーブル11の基端部を保持機構13に直接接続する構成を採用することもできる。この場合、同図に示すように、第2筒状部22の固定用孔22aにおけるセンサケーブル11の先端部の挿入側とは逆側にセンサケーブル11の基端部を挿入して固定する。また、本体部12と保持機構13とを一体化して、センサケーブル11を構成する絶縁導線の両端部を連結部23を介して本体部12に引き入れる構成とする。この構成によれば、センサケーブル11の先端部を保持機構13に保持させた際に、センサケーブル11の両端部同士を対向した状態で近接させることができ(突き合わすことができ)るため、センサケーブル11全体を使用した一層効率の良い電流測定を実施することができる。
また、上述した実施の形態では、センサケーブル11をインターロックチューブ14内に遊挿する構成を採用したが、より可撓量の大きなインターロックチューブを使用可能なときには、図示はしないが、センサケーブル11全体をこのインターロックチューブで覆い、インターロックチューブ14ごと電線4の周囲に巻き回すことも可能である。この構成では、センサケーブル11のインターロックチューブからの突出長を変更する必要がないため、インターロックチューブ14内においてセンサケーブル11が移動しない構成を採用することもできる。また、本発明における筒状部材としては、上記したインターロックチューブに限らず、可撓性を有することなく予め曲げられてる筒状の部材や、可撓性がインターロックチューブよりも低い筒状の部材で構成することもできる。また、引き寄せ具3において、フレキシブルシャフト31として、合成樹脂製の棒状体など可撓性を有して外面全体が絶縁された他の棒状体を使用してもよいのは勿論である。この場合、棒状体はストレートであってもよいし、予め曲げられていてもよい。
センサ装置1の構成を示す斜視図である。 フレキシブルセンサ2の平面図である。 保持機構13およびインターロックチューブ14の構成を説明するための要部断面図である。 フレキシブルセンサ2の他の構成を説明するための要部断面図である。 フレキシブルセンサ2Aの構成を説明するための要部断面図である。
符号の説明
1 センサ装置
2 フレキシブルセンサ
4 電線
11 センサケーブル
13 保持機構
14 インターロックチューブ
15 係止部

Claims (5)

  1. 測定対象導体の外周に巻き回されて当該測定対象導体に流れる電流を検出可能に構成されると共に先端部に係止部が配設されたセンサケーブルと、
    外面全体が絶縁されると共に内部に前記センサケーブルを挿通可能な筒状部材と、
    前記筒状部材の基端部側に配設されると共に当該筒状部材の当該基端部側から挿通されて自由端部側から突出する前記センサケーブルの前記先端部を着脱自在に保持可能に構成された保持機構とを備え
    前記筒状部材は、可撓性を有すると共に伸縮が殆ど無く、かつ曲げたままの状態を保持するという性質を備えている筒状の部材、および可撓性を有することなく予め曲げられている筒状の部材のいずれかで構成されているフレキシブルセンサ。
  2. 前記センサケーブルは、前記筒状部材内に遊挿されて、前記自由端部側からの突出長を変更可能に構成されている請求項1記載のフレキシブルセンサ。
  3. 前記筒状部材は、可撓性を有すると共に伸縮が殆ど無く、かつ曲げたままの状態を保持するという性質を備えている前記筒状の部材であって、インターロックチューブで構成されている請求項1または2記載のフレキシブルセンサ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のフレキシブルセンサと、
    前記係止部に係止可能なフック部が先端部に配設されると共に外面全体が絶縁された棒状の引き寄せ具とを備えているセンサ装置。
  5. 前記引き寄せ具は、フレキシブルシャフトを用いて構成されている請求項4記載のセンサ装置。
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