JP4842045B2 - 引出形回路遮断器 - Google Patents
引出形回路遮断器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4842045B2 JP4842045B2 JP2006217787A JP2006217787A JP4842045B2 JP 4842045 B2 JP4842045 B2 JP 4842045B2 JP 2006217787 A JP2006217787 A JP 2006217787A JP 2006217787 A JP2006217787 A JP 2006217787A JP 4842045 B2 JP4842045 B2 JP 4842045B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- trip
- circuit breaker
- breaker body
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 25
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000007634 remodeling Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Trip Switchboards (AREA)
- Patch Boards (AREA)
Description
このような引出形回路遮断器には、遮断器本体を移動中に各位置で正確に停止するように自動停止装置や、遮断器本体をOFFにしなければ移動できないとともに移動中にONになることを防止する安全装置が設けられる。
遮断器本体は、可動スライド板50が案内レール53に案内されて左右方向に移動自在である。また、ストッパレバー55は二股の腕55aと係合片55bを有し、解除レバー57は操作とって57aと操作ピン60とを備える。
この状態は、解除レバー57から手を離して自由状態にしても図5(a)の状態に復帰することのないデッドポイントを超えた反転状態である。すなわち、ストッパレバー55の二股の腕55aの先端に形成されている傾斜縁に操作ピン60が接している。この接点を介して操作ピン60に作用する引きばね58の力の方向は解除レバー57を反時計方向に付勢する方向であり、その力は引きばね58によって解除レバー57を時計方向に付勢する力より大きい。このため、解除レバー57は停止手段たる案内レール53の上辺面53aに接して静止し、図5(b)の状態が維持されている。このとき、トリップ連動板59が動作ピン52を下方に押した位置にあり、トリップシャフト51が反時計方向に回転して遮断器本体がOFFになっており、ONにすることもできない。
接続位置から試験位置に移動させるのと同様に断路位置方向に移動させると、ストッパレバー55の係合片55bが断路位置に相当する嵌合孔50cと嵌合して遮断器本体が断路位置で停止する。この断路位置でもON操作が可能である。
しかしながら、レトロフィット用遮断器にあっては、既設の引出枠の図面や動作の設計資料も入手することが不可能な場合も多く、現物を採寸して必要なアタッチメントを製造し、装着しなければならなかった。
特に、トリップシャフト51の損傷を防止するため、トリップシャフト51の回転角度に直接関係するトリップ連動板59はもとより、可動スライド板50、案内レール53、ストッパレバー55、解除レバー57などの部材に相当するアタッチメントを、極めて正確な寸法で製造したり、取り付け後微妙な調整をしたりする必要があった。
したがって、本願発明は、精密な寸法のアタッチメントを製造したり微妙な調整の必要のない、主としてレトロフィットのための引出形回路遮断器を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の発明によれば、このような遮断器本体を、部材寸法や部材を取り付けたときの組立寸法がばらつくような引出枠に取り付けたときでも、それほど精密な寸法で部材の加工をしたり取り付け時に微妙な調整をする必要がなく、安全に遮断器本体を移動することができるという効果を奏する。特に、レトロフィット用の遮断器としての適用に向いている。
図2は本実施例の引出形回路遮断器であって、その遮断器本体が接続位置にあり且つOFF状態にあるときの左端部を示す要部正面図であり、図1は図2のA−Aから見た要部側面図である。
引出枠の枠側板1には、水平方向の隙間を持って2枚のL字曲げ板2aとL字曲げ板2bを合体させて構成された案内レール2、回転軸3及び回転軸4上に回転自在に支持されたそれぞれ解除レバー5及びストッパレバー6、解除レバー5及びストッパレバー6をそれぞれ反時計方向及び時計方向に付勢するそれぞれ復帰ばね7及び復帰ばね8、解除レバー5とストッパレバー6とを連結するリンク板9、解除レバー5の回転を制限するストッパ10及び、図2において、枠側板1とL字曲げ板2aとの隙間に位置するトリップ連動板11が取り付けられている。このトリップ連動板11は、その下端部がピン12によってストッパレバー6と連結されており、L字曲げ板2aの先端部に形成されている上下方向の長孔2cとトリップ連動板11に設けられたガイドピン13とによるガイド手段によって上下方向へスライド可能である。
トリップシャフト14は、遮断器本体がON状態にあっては、遮断器本体内部の開閉機構の力によって反時計方向へ付勢されており、内部の係止手段によってその回転が停止状態にある。そして、このトリップシャフト14を図示されていないトリップボタンなどにより所定の角度だけ回転させると、上述の係止手段の係合が解消して遮断器本体がOFFになり、トリップボタンが復帰すると、復帰ばねによって時計方向に復帰回転し、さらに、ON操作によって上述の係合状態が再び実現する。なお、上述の係止手段の係合が解消した後トリップシャフト14は反時計方向に余分に回転するが、この回転は、図示されていないストッパ部材によって、その回転角度が小さくなるように制限されている。
図4では、トリップシャフト14が遮断器本体内部の図示されていないストッパと接することによって、連動レバー19と一体化して回転していたトリップレバー17の回転が停止する。このため、係合手段21の係合状態が解消して連動レバー19だけがトリップレバー17とは独立してさらに回転した状態となっている。すなわち、係合手段21はトリップレバー17に形成された窓と、この窓に嵌合した連動レバー19に形成された突起とからなり、窓の縁と突起との間に隙間が生じている。このような構成によって、トリップ連動板11の下方への移動量が多少大きいような構成であっても、遮断器本体の損傷を生じることがない。このように係合手段21の係合が解消することによって生じる作用は、前述のごとく図3に示されている状態においても同様に生じる可能性がある。
なお、この試験位置に到達した状態のままでは、試験位置嵌合孔24bの右端縁24cがストッパレバー6の右係止縁6aと対向しているため、遮断器本体をスライドさせるだけでは断路位置方向へ移動させることはできない。また、左端縁24eが左係止縁6eと対向しているため、遮断器本体をスライドさせるだけでは接続位置方向へ移動させることはできない。
2 案内レール
2a L字曲げ板
2b L字曲げ板
2c 長孔
3 回転軸
4 回転軸
5 解除レバー
6 ストッパレバー
6a 右係止縁
6b 右傾斜摺動縁
6c 先端部
6d 左傾斜摺動縁
6e 左係止縁
7 復帰ばね
8 復帰ばね
9 リンク板
9a 長孔
10 ストッパ
11 トリップ連動板
11a L字曲げ片
11b 傾斜片
12 ピン
13 ガイドピン
14 トリップシャフト
15 クロスバー
16 側板
17 トリップレバー
18 ピン
19 連動レバー
20 一体化ばね
21 係合手段
22 OFF阻止レバー
23 係合ピン
24 スライド板
24a 左端部
24b 試験位置嵌合孔
24c 右端縁
24d 断路位置嵌合孔
24e 左端縁
25 ローラ
26 係合板
27 ピン
28 ピン
Claims (1)
- 案内レール(2)を備えた引出枠と所定の位置に嵌合孔(24b,24d)が設けられ前記案内レールに沿って摺動可能なスライド板(24)を備えた遮断器本体とからなる引出形回路遮断器であって、
前記遮断器本体をトリップさせるシャフトであってトリップ方向への回転角度が制限されている該遮断器本体に設けられたトリップシャフト(14)と、
係止縁(6a,6e)が形成され前記嵌合孔と嵌合する方向に付勢されたレバーであって、該嵌合が実現したとき前記係止縁と前記嵌合孔の端縁(24c,24e)が係合して前記遮断器本体の移動を停止させる前記引出枠に取り付けられたストッパレバー(6)と、
回転させたとき連結手段(9)を介して前記嵌合が解消する方向に前記ストッパレバーを回転させる前記引出枠に取り付けられた解除レバー(5)と、
前記解除レバーの回転を前記連結手段の連結部が前記解除レバーと前記ストッパレバーとによって形成される中心線を超えた反転状態で停止させるストッパ(10)と、
前記反転状態において前記ストッパレバーの前記嵌合孔の端縁と対向する位置に形成された傾斜摺動縁(6b,6d)と、
前記ストッパレバーと連動して前記遮断器本体がOFFになるように前記トリップシャフトを回転させるトリップ連動板(11)と、
を備え、
前記反転状態において前記遮断器本体をスライド移動させたとき、前記嵌合孔の端縁が前記傾斜摺動縁を摺動することによって前記ストッパレバーが回転して前記反転状態が解消し、引き続いて、前記ストッパレバーの先端(6c)が前記スライド板の前記嵌合孔が形成されたスライド面上をスライドするとともに、前記反転状態にあるとき及び前記ストッパレバーの先端が前記スライド板の前記スライド面上にあるとき前記連動板が前記トリップシャフトをトリップ方向に回転させている引出形回路遮断器において、
前記トリップシャフトとともに回転するように前記遮断器本体に設けられたトリップレバー(17)と、
前記トリップレバーの前記トリップシャフトから偏心した部分に該トリップレバーと同軸上をたがいに独立して回転可能に設けられるレバーであって前記連動板の移動に追随して回転する連動レバー(19)と、
前記トリップレバーと前記連動レバーとをそれらの回転方向に関してたがいに逆方向へ付勢するばね(20)と、
前記ばねによって付勢された前記トリップレバーと前記連動レバーとを一体化した状態で係止する係止手段(21)と、
を有することを特徴とする引出形回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006217787A JP4842045B2 (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 引出形回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006217787A JP4842045B2 (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 引出形回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008043156A JP2008043156A (ja) | 2008-02-21 |
JP4842045B2 true JP4842045B2 (ja) | 2011-12-21 |
Family
ID=39177545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006217787A Active JP4842045B2 (ja) | 2006-08-10 | 2006-08-10 | 引出形回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4842045B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106786092A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-31 | 上海电器股份有限公司人民电器厂 | 一种抽屉式断路器抽屉座中隔离板运动机构 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104037010A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-09-10 | 安徽明远电力设备制造有限公司 | 一种机械式紧急分闸装置及其分闸方法 |
GB2541363A (en) * | 2015-07-08 | 2017-02-22 | Electrical Distrib Solutions Ltd | Mounting assembly |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213470A (en) * | 1975-07-23 | 1977-02-01 | Kanichi Suzuki | Automatic drawing machine for tapered round dishes |
-
2006
- 2006-08-10 JP JP2006217787A patent/JP4842045B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106786092A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-31 | 上海电器股份有限公司人民电器厂 | 一种抽屉式断路器抽屉座中隔离板运动机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008043156A (ja) | 2008-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5059930B2 (ja) | 回路遮断器のロック装置 | |
JP5872824B2 (ja) | 電源回路遮断装置 | |
JP4933208B2 (ja) | 回路遮断器 | |
EP3404691A1 (en) | Operation mechanism for miniature circuit breaker | |
JP3972782B2 (ja) | 回路しゃ断器 | |
EA014194B1 (ru) | Рабочее устройство электрического защитного прибора и содержащий его электрический защитный прибор | |
WO2016074321A1 (zh) | 断路器操作机构 | |
JP4842045B2 (ja) | 引出形回路遮断器 | |
WO2022135047A1 (zh) | 一种断路器的锁扣与动触头的联动装置 | |
JP2011171223A (ja) | 回路遮断器 | |
KR101789224B1 (ko) | 열동형 과부하 계전기 | |
JP2012249429A (ja) | 引出形遮断器 | |
JP4336194B2 (ja) | 回路遮断器収納箱のインターロック装置 | |
JP4552655B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP4720059B2 (ja) | 回路しゃ断器のトリップ表示装置 | |
JP2004265843A (ja) | 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 | |
JP2950486B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP5595827B2 (ja) | 回路遮断器 | |
CN112967910A (zh) | 断路器的操作机构 | |
JP4294930B2 (ja) | 引出型回路遮断器 | |
JP4449667B2 (ja) | 引出形開閉機器のインターロック装置 | |
JP4237584B2 (ja) | 回路遮断器の引出装置 | |
JPH0112371Y2 (ja) | ||
JP2551660Y2 (ja) | 引出形遮断器 | |
JP4409900B2 (ja) | 引出型回路遮断器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111004 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4842045 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |