JP4841526B2 - 電話機の通話録音装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電話機の通話録音装置に関し、特にISDN,IP電話などのデジタル回線に接続して使用される電話機の通話録音に適した通話録音装置に関する。
従来、電話機を使用して通話を行う際、その通話を録音する通話録音装置が下記特許文献1などで知られている。
この種の通話録音装置は、通常、自動録音機能を有しており、電話機に接続して使用され、電話機で通話が開始されると、電話機のハンドセットの送話部及び/または受話部の音声信号レベルを検出し、その音声信号レベルが所定のレベル以上になったとき、録音を開始し、音声信号レベルが所定のレベル未満に減少すると、録音を停止するようになっている。
特開平8−289003号公報
この種の自動録音を行なう従来の通話録音装置では、ハンドセットの送話部から出力される音声信号のレベルを検出し、その送話部の音声信号レベルが所定のレベル以上になったとき通話録音を開始するが、送話部(マイク)が電話機の周囲の音を集音して音声信号レベルが所定レベル以上となったときには、実際に通話が開始されないにも拘らず、通話録音が開始されるという誤動作が生じる虞があった。
一方、従来のアナログ電話回線に接続されたアナログ電話機では、送話部から集音された音声信号が、側音として受話部に回り込み、受話部に送話部からの音声信号が混入する現象が生じることが知られている。
このため、従来の電話機の通話録音装置では、受話部から出力される受話の音声信号に、送話の音声信号が重畳される点を考慮して、受話部(レシーバ)に送られる音声信号のみのレベルを検出し、その音声信号レベルの上昇時に、通話の自動録音を開始し、音声信号レベルの低下に伴い、自動録音を停止する。これにより、電話機の送話部が周囲の音をひろって通話が開始されないにも拘らず通話録音を開始する不具合をなくすようにしている。
しかしながら、ISDN,IP電話などのデジタル回線に接続された電話機、特にデジタル電話機では、送話と受話の音声信号が各々分離されて伝送され、デジタル電話機内で各々分かれて処理されるため、送話部の音声信号が側音として受話部に回り込むことはない。このため、上記の通話録音装置をその電話機に接続して使用し、受話部(レシーバ)に送られる音声信号のみのレベルを検出して、通話の自動録音を開始するようにしても、受話部に送話部からの音声信号が重畳されないため、送話の音声信号を録音できなくなる問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、デジタル回線に接続された電話機であっても、送話部が入力する周囲の音に拘らず、送話と受話の両通話を良好に録音することができる電話機の通話録音装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電話機の通話録音装置は、
電話機の送話部と受話部の音声信号をデジタル信号として録音する録音媒体と、該録音媒体への通話録音を制御する制御部を備え、該電話機のハンドセットと電話機本体間の接続部に接続され、通話の音声を自動録音する通話録音装置であって、
該送話部及び該受話部の有効な音声信号を検出する音声感知手段と、
該音声感知手段に送られる該送話部及び該受話部の音声信号を、減衰させる減衰手段と、
該減衰手段の減衰量を切り換えて該音声信号を該音声感知手段に送る減衰量切換手段と、
を備え、
前記減衰手段は、前記送話部の音声信号を大きく減衰させる送話用第1減衰器と、前記受話部の音声信号を中程度に減衰させる受話用第1減衰器と、該送話部の音声信号を僅かに減衰させる送話用第2減衰器と、を備え、
上記減衰量切換手段は、前記音声感知手段の入力側を、該送話用第1減衰器と該受話用第1減衰器の混合出力側と該送話用第2減衰器と該受話部の混合出力側との間で切り換え、
前記制御部は、該音声感知手段が該送話部または該受話部の有効な音声信号を検出したとき、該減衰量切換手段が該音声信号の減衰量を小さくする側に切り換えて通話録音を開始し、該音声信号のレベルが所定レベル以下の状態が所定時間経過したとき、該減衰量切換手段が該減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えて通話録音を停止することを特徴とする。
ここで、上記減衰量切換手段は、前記減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えた際、前記受話部が通話以外の周囲の音を入力して有効な音声信号としない程度に、該減衰手段の減衰量を大きく設定することができる。
また、上記送話部と受話部の音声信号は、各々増幅器により増幅した後、混合器により混合され、標本化、量子化、符号化を行なってデジタル信号に変換され、前記制御部の制御により前記録音媒体に録音するように構成することができる。
上記構成の通話録音装置によれば、デジタル回線に接続された電話機であっても、送話部と受話部の両方の通話を自動的に録音することができる。また、通話録音の待機状態においては、減衰量切換手段が、減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えた状態となるため、通話以外の周囲の音を送話部が入力しても通話録音が開始されず、通話以外の音を記録する不具合を解消することができる。
また、音声感知手段が送話部または受話部の有効な音声信号を検出したとき、例えば、発信時には相手呼出し音の音声信号が受話部に入力され、これを音声感知手段が検出した時、減衰量切換手段が音声信号の減衰量を小さくする側に切り換えて通話録音を開始するから、通話が開始されたときにはその通話を確実に録音することができる。
さらに、有効レベルの音声信号がない状態で所定時間経過したとき、減衰量切換手段が減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えて通話録音を停止するので、有効レベルの音声信号の通話のみを効率的に半導体メモリ、HDDなどの記憶媒体に記憶することができる。
さらに、上記減衰手段は、送話部の音声信号を大きく減衰させる送話用第1減衰器と、受話部の音声信号を中程度に減衰させる受話用第1減衰器と、送話部の音声信号を僅かに減衰させる送話用第2減衰器と、を備え、上記減衰量切換手段は、音声感知手段の入力側を、送話用第1減衰器と受話用第1減衰器の混合出力側と送話用第2減衰器と受話部の混合出力側との間で切り換えるので、話し手の音声が高いレベルで入力されやすい送話部の音声信号は大きな減衰量で減衰させ、相手の音声を受けて小音声レベルの音声信号が入力されやすい受話部の音声信号は中程度の減衰量で減衰させるから、周囲の騒音などによる誤動作を防止して、受話と送話の両方を確実に録音することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は電話機の通話録音装置の構成ブロック図を示している。この通話録音装置1は、電話機30のハンドセット2と電話機本体間のハンドセット用接続のモジュラージャック31に接続されて使用され、電話の通話を録音する録音装置を構成する。
通話録音装置1は、ハンドセット2の送話部3及び受話部4の音声信号を、デジタル信号として録音する録音媒体29と、録音媒体29への通話録音の制御を行う制御部10と、通話録音の開始・停止のために、送話部3及び受話部4の有効レベルの音声信号を検出する音声感知部19とを備え、一定時間有効な音声信号のないときには、待機状態として録音を停止し、通話の音声を自動録音するようになっている。
制御部10と音声感知部19は、所謂マイクロコンピュータから構成され、ROMに予め記憶された録音処理のプログラムデータに基づき通話録音の制御を行うCPU、データを一時記憶しCPUのワークエリアを構成するRAM、及びデータ信号の入出力処理を行なう入出力回路を備えている。音声感知部19は、ハンドセット2の送話部3と受話部4の音声信号を、送話用第1減衰器11、受話用第1減衰器12、送話用第2減衰器13、混合器15,16、及び減衰量切換器18を通して入力し、有効レベルの音声信号(所定の電圧レベル以上の音声信号)が入力されたとき、それを通話録音の開始信号として制御部10に送るように構成される。
制御部10は、通話録音の待機状態に入ると、送話部3の音声信号を大きく減衰させ、受話部4の音声信号を中程度に減衰させて音声感知部19に入力させる側に、減衰量切換器18を切り換えて待機する。このとき、使用される減衰器は、減衰量を大とした大減衰量減衰器7であり、大減衰量減衰器7は送話用第1減衰器11と受話用第1減衰器12からなり、送話用第1減衰器11の入力側は増幅器5を介して送話部3に接続され、受話用第1減衰器12の入力側は増幅器6を介して受話部4に接続される。
送話用第1減衰器11は送話部3の音声信号を大きく減衰させるために大減衰量となるように設定され、受話用第1減衰器12は受話部4の音声信号を中程度に減衰させるために中程度の減衰量となるように設定される。つまり、送話部3にはハンドセット2の周囲の音が入力されやすいため、待機時にこれらの外部の音の音声信号を比較的大きく減衰させ、音声感知部19の感知感度を仮想的に下げて周囲の音による誤動作を防止するようにしている。
一方、受話部4には相手側からの通話の音声信号が入力されるのみであるから、受話用第1減衰器12の減衰量は送話用第1減衰器11の減衰量より小さく、中減衰量に設定される。勿論、この待機時の減衰量は、後述の通話録音時の減衰量よりも大きく設定される。
これらの送話用第1減衰器11、受話用第1減衰器12、及び後述の送話用第2減衰器13は基本的には抵抗器から構成することができ、送話用第1減衰器11の抵抗値は受話用第1減衰器12の抵抗値より大きく設定される。送話用第1減衰器11と受話用第1減衰器12の出力側は混合器15に接続され、送話部3と受話部4の音声信号は増幅後、送話用第1減衰器11、受話用第1減衰器12で減衰され混合されて、減衰量を切り換える減衰量切換器18に送られるようになっている。
一方、制御部10は、音声感知部19が有効レベルの音声信号を検出し、実際の通話録音に入ると、送話部3の音声信号の減衰量を下げ、また受話部4の音声信号の減衰量をゼロとして減衰させずに音声感知部19に音声信号を入力させるように制御する。つまり、制御部10は、通話録音の開始時には、音声感知部19の感知感度を上げるように減衰量切換器18を切り換えて、通話録音の処理に入るようになっている。このとき、使用される減衰器は、減衰量を小とした小減衰量減衰器8であり、小減衰量減衰器8は送話用第2減衰器13と減衰量ゼロの音声信号回路(抵抗のない信号伝送回路)を有して構成される。送話用第2減衰器13の入力側は増幅器5を介して送話部3に接続され、減衰量ゼロの音声信号回路は増幅器6を介して受話部4に接続される。
この送話用第2減衰器13の抵抗値は、勿論、受話用の減衰量ゼロの音声信号回路の抵抗値よりは大きく設定される。送話用第2減衰器13と受話用の減衰量ゼロの音声信号回路の出力側は混合器16に接続され、送話部3と受話部4の音声信号は増幅後、送話用第2減衰器13で減衰され、混合器16で混合されて、減衰量を切り換える減衰量切換器18に送られるようになっている。
減衰量切換器18は、制御部10の制御により、上記の大減衰量減衰器7を通した回路と小減衰量減衰器8を通した回路を切り換えて音声感知部19に音声信号を送るように構成される。減衰量切換器18は、通話録音の待機状態時には、大減衰量減衰器7を通して信号を感知するように切り換え、送話部3側の音声信号を大きく減衰させると共に、受話部4の音声信号を中程度に減衰させて、ハンドセット2の周囲の音などの雑音による誤動作を防止するように動作する。
一方、有効な音声信号を検出して録音を開始したときには、減衰量切換器18は、小減衰量減衰器8を通した回路に切り換わり、送話部3側の音声信号の減衰量を小さくし、受話部4の音声信号の減衰量をゼロとして、信号の感知感度を上げ、音声信号を音声感知部19に送るようになっている。そして、音声感知部19は、通話録音の待機時に、予め設定した有効レベル以上の音声信号を入力したとき、通話録音を開始するための信号を制御部10に送るように動作する。
制御部10は、通話録音の待機時には、減衰量切換器18を大減衰量減衰器7側に切り換え、送話部3の音声信号を送話用第1減衰器11に通すことによって大きく減衰させ、受話部4の音声信号を受話用第1減衰器12に通すことによって音声信号を中程度に減衰させ、音声感知部19の感知感度を下げるように動作する。また、制御部10は、通話録音の開始時には、減衰量切換器18を小減衰量減衰器8側に切り換え、送話部3の音声信号を送話用第2減衰器13に通すことによって僅かに減衰させ、受話部4の音声信号を減衰量ゼロの回路に通すことによって音声信号の減衰をゼロとし、音声感知部19の感知感度を上げるように動作する。
さらに、制御部10は、通話録音の待機状態時に、有効レベル以上の音声信号が音声感知部19に入力され、通話録音を開始するための信号が音声感知部19から送られたとき、上記のように、小減衰量減衰器8に音声信号を通すようにして、音声感知部19の感知感度を上げると共に、A/D変換器28と録音媒体29を動作させて、通話録音を開始するようになっている。
録音媒体29には、例えば小型のEEPROMからなるフラッシュメモリが使用され、送話部3と受話部4の音声信号はA/D変換器28にてデジタル信号に変換され、この録音媒体29に記録されるようになっている。送話部3と受話部4の音声信号は、各々増幅器5,6を通して増幅された後、混合器27により混合され、A/D変換器28に入力される。A/D変換器28は、ローパスフィルタを通して入力した音声信号を、所定のサンプリング周波数でサンプリングして標本化する。標本化された信号は量子化されて量子化された各信号の値は2進数で取り込まれ、符号化され、デジタル信号として録音媒体29に記録されるように構成される。このようなA/D変換器28の変換動作、録音媒体29への記録動作は、制御部10により制御されるようになっている。
さらに、録音媒体29には、記録した音声データを読み出して再生するために、D/A変換器21が接続され、D/A変換器21の出力側には、アナログ信号に変換された音声信号を増幅する増幅器22が接続され、増幅された音声信号がスピーカ23に送られ、読み出された通話音がスピーカ23から再生されるようになっている。
次に、上記構成の通話録音装置の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。この通話録音装置1を使用して電話機30の通話を録音する場合、まず、電話機30のハンドセット2からそのモジュラープラグを外し、ハンドセット2のモジュラージャック(接続口)に、通話録音装置1のモジュラーケーブル32を接続する。
電話機30のハンドセット用のモジュラーケーブルは、通話録音装置1側の第2のモジュラージャック(内部でモジュラーケーブル32に接続される接続口)に接続する。
通話録音装置1の図示しない録音スイッチをオンすると、制御部10は、先ずステップ100で、減衰量切換器18を大減衰量減衰器7側に切り換えるように制御し、録音の待機状態となる。
これにより、図1に示すように、音声感知部19の入力側は大減衰量減衰器7側に接続され、送話部3の音声信号が増幅器5を通り、減衰量の大きい送話用第1減衰器11を通って大きく減衰させ、受話部4の音声信号が増幅器6通り、減衰量の中程度の受話用第1減衰器12を通って音声信号を中程度に減衰させて、音声感知部19に入力される状態となる。つまり、音声感知部19の感知感度を下げて、通話録音の待機状態となる。
このため、録音の待機状態では、送話部3の音声信号を入力する回路に減衰量の大きい送話用第1減衰器11が入ることになるので、ハンドセット2の送話部3にその周囲の雑音が集音された場合でも、録音が開始されることはなく、周囲の音による誤動作を防止することができる。
また、受話部4の音声信号も、減衰量の中程度の受話用第1減衰器12を通って音声信号を中程度に減衰させるため、例えば、受話部4のレシーバが周囲の騒音を受けて感度の低いマイクとして機能し、騒音などによる音声信号が入力された場合の誤動作も防止することができる。
このような通話録音の待機状態で、例えば、この電話機30からの発信時に、相手呼出音が発生し、その音声信号が受話部4に入力されると、その音声信号は増幅器6で増幅され、受話用第1減衰器12を通り音声感知部19に入力される。この相手呼出音は有効レベルの音声信号として音声感知部19に入力され、それにより、検出信号が制御部10に送られる。
また、相手電話機からの本電話機30への着信時には、相手電話機からの音声が受話部4に入力される。その音声信号が受話部4に入力されると、同様に、その音声信号は増幅器6で増幅され、受話用第1減衰器12を通り音声感知部19に入力される。そして、同様に、その音声信号が有効レベルの信号として音声感知部19に入力され、それにより、検出信号が制御部10に送られる。
制御部10は音声感知部19からの検出信号を入力すると、ステップ110からステップ120に進み、録音媒体29とA/D変換器28に動作制御信号を出力して、録音を開始する。そして、ステップ130で、制御部10は減衰量切換器18に切換信号を出力し、減衰量切換器18を小減衰量減衰器8側に切り換える。
これにより、送話部3の音声信号は送話用第2減衰器13を通って小減衰量で僅かに減衰させ、受話部4の音声信号は減衰量ゼロの伝送路を通ることによって信号の減衰をゼロとして音声感知部19に入力され、音声感知部19の感知感度を上げることとなる。このような音声感知部19の感知感度を上げた状態で、通話録音は継続される。
通話録音時、送話部3及び受話部4の音声信号は、増幅器5,6により増幅され、混合器27で混合された後、A/D変換器28に送られる。A/D変換器28では、音声信号がローパスフィルタを通して入力され、所定のサンプリング周波数でサンプリングして標本化する。標本化された信号は各信号のレベルで量子化され、量子化された各信号の値は2進数で取り込まれ、符号化され、デジタル信号としてEEPROMなどの録音媒体29に記録される。
このような通話録音状態において、音声感知部19は、有効レベルの音声信号が、小減衰量減衰器8、減衰量切換器18を通して入力される間、その検出信号を制御部10に送っている。
しかし、電話機30の通話が中断し、或いは終了して、有効レベルの音声信号が音声感知部19に入力されなくなると、音声感知部19から制御部10への検出信号の送出が中断する。この検出信号の中断が一定時間以上継続すると、ステップ140からステップ150に進み、制御部10は、切換信号を減衰量切換器18に出力し、減衰量切換器18を大減衰量減衰器7側に切り換えるように制御する。そして、ステップ160で、録音を停止する。
これにより、音声感知部19の入力側は大減衰量減衰器7側に切り換わり、送話部3の音声信号が増幅器5を通り、減衰量の大きい送話用第1減衰器11を通って大きく減衰させ、受話部4の音声信号が増幅器6通り、減衰量の中程度の受話用第1減衰器12を通って音声信号を中程度に減衰させて、音声感知部19に入力される状態となる。つまり、音声感知部19の感知感度を下げて、録音の待機状態に戻る。
このように、通話録音の待機状態においては、減衰量切換器18が、音声信号を大きく減衰させる大減衰量減衰器7に切り換えるため、通話以外の周囲の音を送話部3が入力しても通話録音が開始されず、通話以外の音を記録する不具合を解消することができる。
また、音声感知部19が送話部3及び受話部4の有効レベルの音声信号を検出し、例えば、発信時に相手呼出し音の音声信号が受話部4に入力され、これを音声感知部19が検出した時には、減衰量切換器18が音声信号の減衰量を小さくする側に切り換えて通話録音を開始するから、送話と受話の両方の通話を確実に録音することができる。
さらに、有効レベルの音声信号がない状態で所定時間経過したとき、減衰量切換器18が音声信号の減衰量を大きくする側に切り換えて通話録音を停止するので、有効レベルの音声信号の通話のみを効率的に録音媒体29に録音することができる。
また、電話機30の話し手の音声が高いレベルで入力されやすい送話部3の音声信号は大きな減衰量で減衰させ、相手の音声を受けて小音声レベルの音声信号が入力されやすい受話部4の音声信号は中程度の減衰量で減衰させるから、受話と送話の両方を同程度に且つ確実に録音することができる。
なお、本発明の通話録音装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような形態でも実施可能である。例えば、録音媒体29にはEEPROMのほかの半導体メモリ、HDDなどを使用することができる。また、電話機30としては、デジタル電話機のほか従来のアナログ電話機を使用することができる。
本発明の一実施形態を示す通話録音装置のブロック構成図である。 通話録音の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 通話録音装置
2 ハンドセット
3 送話部
4 受話部
7 大減衰量減衰器
8 小減衰量減衰器
10 制御部
11 送話用第1減衰器
12 受話用第1減衰器
13 送話用第2減衰器
18 減衰量切換器
19 音声感知部
29 録音媒体
30 電話機

Claims (3)

  1. 電話機の送話部と受話部の音声信号をデジタル信号として録音する録音媒体と、該録音媒体への通話録音を制御する制御部を備え、該電話機のハンドセットと電話機本体間の接続部に接続され、通話の音声を自動録音する通話録音装置であって、
    該送話部及び該受話部の有効な音声信号を検出する音声感知手段と、
    該音声感知手段に送られる該送話部及び該受話部の音声信号を、減衰させる減衰手段と、
    該減衰手段の減衰量を切り換えて該音声信号を該音声感知手段に送る減衰量切換手段と、
    を備え、
    前記減衰手段は、前記送話部の音声信号を大きく減衰させる送話用第1減衰器と、前記受話部の音声信号を中程度に減衰させる受話用第1減衰器と、該送話部の音声信号を僅かに減衰させる送話用第2減衰器と、を備え、
    上記減衰量切換手段は、前記音声感知手段の入力側を、該送話用第1減衰器と該受話用第1減衰器の混合出力側と該送話用第2減衰器と該受話部の混合出力側との間で切り換え、
    前記制御部は、該音声感知手段が該送話部または該受話部の有効な音声信号を検出したとき、該減衰量切換手段が該音声信号の減衰量を小さくする側に切り換えて通話録音を開始し、該音声信号のレベルが所定レベル以下の状態が所定時間経過したとき、該減衰量切換手段が該減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えて通話録音を停止することを特徴とする電話機の通話録音装置。
  2. 前記減衰量切換手段が前記減衰手段の減衰量を大きくする側に切り換えた際、前記受話部が通話以外の周囲の音を入力して有効な音声信号としない程度に、該減衰手段の減衰量を大きく設定したことを特徴とする請求項記載の電話機の通話録音装置。
  3. 前記該送話部と前記受話部の音声信号は、各々増幅器により増幅した後、混合器により混合され、標本化、量子化、符号化を行なってデジタル信号に変換され、前記制御部の制御により前記録音媒体に記録されることを特徴とする請求項1または2記載の電話機の通話録音装置。
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