JP3996582B2 - 電話装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、通話中の相手方から通話保留がなされた場合、その保留中の待ち時間を効果的に使うことが出来るようになる電話装置に関する。
従来より電話の通話保留に関する技術は数多く提案されている。
例えば、通話の相手側から通話保留を受けた場合、この被保留者側にあっては、自ら、相手の保留を解除することが出来ず、そして、何時、通話保留が解除されるのか判らないので、大変、不便である。このことに鑑み、被保留者側が保留解除要求を送ることが出来るようにするを目的として、通話一時保留機能を備えた電話機において、保留中の接続回線よりの受信信号レベルが特定の閾値レベル以上か否かを比較する比較手段と、該比較手段が受信信号レベルが特定の閾値レベル以上を検知したことを報知する放置手段とを備えた電話機が提案(特拓昭64−90650号公報)されている。
又、保留スイッチの操作により保留装置が作動して電話回線が保留された場合において、この保留を解除するには、再度、保留スイッチを操作しなければならず、操作が煩瑣で厄介である。このことに鑑み、保留解除に際して、保留スイッチを再度操作しなくても済むようになることを目的として、電話機の保留装置において、保留スイッチと、送話器からの音声信号を検出する検出器とを有し、前記保留スイッチによって保留を起動し、前記検出器の出力信号によって保留の動作を停止するようにした電話機の保留装置が提案(特開平1−284047号公報)されている。
又、保留スイッチが押されて保留状態になった場合、相手方にはメロディ等の保留音が送られるのであるが、この時の保留音の音量は受け手側の如何によっていない。従って、時には、保留のメロディ音が大きいことも有り、これでは、逆に、不快感が増すのみである。そして、これまでのものでは、このような場合にあっても受忍せざるを得なかった。このようなことに鑑み、保留機能付き電話装置において、保留音を発生する保留音発生回路と、相手電話装置からのトーン信号を認識するトーン信号認識回路と、このトーン信号認識回路による認識結果によって保留音発生回路の音量を制御する音量調整回路とを有する保留機能付き電話装置が提案(特開平4−13342号公報)されている。
又、ローカル音や保留音の音量設定を行っても、設定時にその場にて実際の音量でそのローカル音や保留音を聞くことが出来ず、着信時や発信時とか保留時になって始めてハンドセットやスピーカから出力される保留音などを聞いて設定した音量を確認しなければならない問題点が有った。そこで、ローカル音や保留音の音量設定時に、そのローカル音などをモニタしながら音量の調節が可能なディジタル電話機を提供することを目的として、着信時および発信時にアラーム、リンガ、キーイントーン等のローカル音を生成するローカル音回路と、保留時に発生させる保留音を生成する保留音回路と、前記ローカル音、保留音の選択および音量調整の為のキーが配置されたキー操作部と、前記ローカル音回路からのローカル音および前記保留音回路からの保留音のゲインコントロールを行い、ハンドセットあるいはスピーカの信号経路を設定して前記ローカル音および保留音を出力する出力回路と、前記ローカル音あるいは保留音の音量調整時に前記キー操作部から入力される信号に従って前記ローカル音回路あるいは保留音回路を起動すると共に前記音声回路の制御を行って、前記ローカル音、保留音の音量を指定された値に設定させ、更に、当該設定された音量で前記ローカル音あるいは保留音を前記ハンドセットあるいはスピーカより出力させる制御部とを備えたディジタル電話機が提案(特開平2−211753号公報)されている。
特開昭64−90650号公報 特開平1−284047号公報 特開平4−13342号公報 特開平2−211753号公報
ところで、特許文献1の技術は、上述した通りのものであり、被保留者側から保留解除要求が出来るものの、被保留者は、保留解除まで、じっと耐えているものであり、その間は受話器を握り締めて待っているしかないものである。すなわち、被保留者は、保留による待ち時間の間は何も出来ず、無駄な時間を漫然と送っている。
特許文献2の技術は、上述した通りのものであり、保留者側の操作を簡単にしようとするものである。従って、これにあっても、被保留者は、保留解除まで、じっと耐えているものであり、その間は受話器を握り締めて待っているしかないものである。すなわち、被保留者は、保留による待ち時間の間は何も出来ず、無駄な時間を漫然と送っている。
特許文献3の技術は、上述した通りのものであり、保留の間のメロディ等の保留音を被保留者にとって目障りとならないように調整できるようにしたものに過ぎない、従って、これにあっても、被保留者は、保留解除まで、じっと耐えているものであり、その間は受話器を握り締めて待っているしかないものである。すなわち、被保留者は、保留による待ち時間の間は何も出来ず、無駄な時間を漫然と送っている。
特許文献4の技術は、上述した通りのものであり、ローカル音や保留音の音量設定時に、そのローカル音などをモニタしながら音量の調節が可能となるようにしたものに過ぎない、従って、これにあっても、保留に際しては、被保留者は、保留解除まで、じっと耐えているものであり、その間は受話器を握り締めて待っているしかないものである。すなわち、被保留者は、保留による待ち時間の間は何も出来ず、無駄な時間を漫然と送っている。
又、今日、受話部や送話部を有するハンドセット、スピーカ、そして受話音をハンドセットの受話部とスピーカとの間で切り替えることが出来るようにすると共に、受話音の音量調整が可能なように構成された電話装置も市販されている。そして、このような装置において、保留時に、保留音がスピーカから流れて来るように切り替えれば、ハンドセットを手で握ってなくても、スピーカから相手の声が聞こえて来るので、この時点で保留が解除(通話再開)されたことが判る。
しかしながら、この場合にあっては、そのままでは、スピーカから流れて来る音量が大きいことから、この状態で仕事を行うには雑音が多すぎ、能率が上がらない。
そして、能率を高める為に、スピーカから流れて来る保留音の音量を低くしていると、今度は、保留が解除されて通話が再開されても、通話音を聞き取れず、通話の再開が判らない問題が有る。
従って、本発明が解決しようとする課題は、通話に際して、相手側から保留が有った場合、この保留による待ち時間の間でも、被保留者は、他の仕事を行えるようにし、以って、漫然と過ごすような無駄な時間をなくすようにした電話装置を提供することである。
前記の課題は、受話部および送話部を有するハンドセットと、
スピーカと、
相手方から送られて来た音声信号の受話レベルを検出する受話レベル検出回路と、
相手方から送られて来た音声信号の受話レベルを減衰させる受話レベル減衰と、
相手方から送られて来た音声信号を前記ハンドセットの受話部および前記スピーカの群の中から選ばれる何れで再生させるかの為の切替回路と、
相手方から送られて来た音声信号を前記スピーカによって再生せしめる為に前記切替回路を作動させる為のスイッチと、
前記スイッチの作動を定期的にサンプリングして該スイッチのオン情報を検出すると、前記切替回路を前記スピーカ側に切り替えさせて相手方から送られて来た音声信号を該スピーカ側から再生・出力せしめ、該スピーカでの再生・出力が行われている場合、前記受話レベル減衰器を作動せしめて受話レベルを減衰せしめると共に、前記受話レベル検出回路の受話レベルを定期的にサンプリングして該サンプリングの受話レベルが予め設定された閾値を越えたか否かを検出し、該閾値を越えたことが検出されると、前記受話レベル減衰器による減衰受話レベルを元の受話レベルに戻す制御装置
とを具備したことを特徴とする電話装置によって解決される。
通話中に、彼方側(保留者側)が保留ボタンを押下し、通話が保留になって暫くすると、此方側(被保留者側)は、何時、通話再開になるかが判らない為に、例えばイライラし始める。
このような時、少なくとも被保留者側の電話装置が本発明の如くに構成されていると、被保留者側は、選択手段を作動させ、ハンドセットの受話部で再生される再生音をスピーカで再生させるようにすることが出来る。勿論、この時、ハンドセットの受話部でも再生されるようにしていても良いが、基本的には二者択一とし、スピーカのみで再生させる。
そして、再生音をスピーカで再生する場合、通常、スピーカはハンドセットでは無く、電話装置本体側に設けられているから、ハンドセットを手で握っている必要が無い。すなわち、ハンドセットから手を離しておくことが出来る。従って、ハンドセットから手を離しているだけでも、待たされており、しかも、何時、通話が再開されるかが判らないことに起因するイライラ感は薄まる。
更には、スピーカで再生される相手方からの保留音は通常の通話音より小さな音となるように構成させているから、保留音がそれ程邪魔にはならず、他の仕事に掛ることが出来る。
そして、保留が解除されて、通話音が保留音から人の話音になると、このことが検出され、スピーカからの再生音は通常の音量(通常の音量と謂えども、音量を低下させた保留音の音量よりも高い。)となるので、保留した相手方からの話が判るようになる。すなわち、保留が解除されたことを簡単に知ることが出来る。
この時点で、そのまま、スピーカからの再生音を聞いて、応答しても良いが、再度、ハンドセットの受話部による再生を選べば、保留前と同様にして通話が再開される。
図1は本発明の電話装置の第1実施形態になるブロック図である。
図1中、1は本発明になる電話装置(単独電話機)である。この単独電話機1は、大きく分けて、装置本体とハンドセットとからなる。
2は局線捕捉回路である。そして、局線捕捉回路2は、トランジスタ等を使用して構成され、アナログ局線から供給されるループ電流を流し、局線を捕捉するよう構成されている。3は2線/4線変換回路である。そして、2線/4線変換回路3は、2線式のアナログ局線の音声信号をホーイストンブリッジ回路等により受話音声信号と送話音声信号とに分離するよう構成されている。
4は受話レベル減衰器である。そして、受話レベル減衰器4は、オペアンプ等で構成され、後述の制御手段(マイコン8)の制御によって、受話音声信号のレベルを減衰するよう構成されている。5は音声切替回路である。そして、音声切替回路5は、マイコン8の制御によって、受話レベル減衰器4から入力された音声信号を、スピーカ6かハンドセット9の受話器10の何れか一方に切り替えて出力するよう構成されている。
6は装置本体に設けられたスピーカである。このスピーカ6は、音声切替回路5から入力された電気信号を音声に変換し、自由空間に出力するものである。
7は受話レベル検出回路である。そして、受話レベル検出回路7は、2線/4線変換回路3から入力されたアナログ音声信号を、A/D変換などにより、マイコン8が認識できるデジタルレベルに変換するものである。
10は、通話に際して手にするハンドセット9の受話器である、11はハンドセット9の送話器である。すなわち、受話器10は、音声切替回路5から入力された電気信号を音声に変換し、人の耳に出力するものである。そして、送話器11は、マイクロホンであり、人から発せられる音声を電気信号に変換するものである。
12はキーパッド、13は保留モニタボタンである。保留モニタボタン13はスイッチであり、ダイヤル時などに押下されるボタンのON/OFF情報をマイコン8に通知する。
14は、ハンドセット9が置かれる位置に設けられたフックスイッチである。このフックスイッチ14は、ハンドセット9のONフック・OFFフック状態をマイコン8に通知するよう構成されている。
制御手段であるマイコン8は、受話レベル検出回路7からのデジタルの受話レベルを定期的にサンプリングし、このサンプリング結果を受けて受話レベルを減衰させたり・元に戻す為に、受話レベル減衰器4をON/OFF制御するよう構成されている。又、通話相手からの音声信号を、スピーカ6か受話器10のどちらか一方に出力するように出力先を切り替える為、音声切替回路5を制御するようにも構成されている。更には、保留モニタボタン13のON/OFF情報を定期的にサンプリングし、又、フックスイッチ14のONフック・OFFフック情報を定期的にサンプリングするよう構成されている。
上記のように構成させた電話装置において通話がなされているとする。すなわち、局線捕捉回路2は、アナログ局線から供給されるループ電流を流すことにより、局線を捕捉している。そして、2線/4線変換回路3が、2線式のアナログ局線の音声信号信号をホーイストンブリッジ回路等により受話音声信号と送話音声信号とに分離している。マイコン8は、通常の通話時に受話レベル減衰器4を減衰OFFに制御しており、2線/4線変換回路3からの音声信号を、レベル調整せず、そのまま音声切替回路5に出力している。又、マイコン8は、音声切替回路5を受話器10側に切り替えている。そして、手に持って耳に当てているハンドセット9の受話器10は、音声切替回路5からの電気信号を音声に変換し、人の耳に出力している。又、発した音声は送話器11を経由して電気信号に変換され、そして2線/4線変換回路3、及び回線捕捉回路2を経由して局線側へ音声信号として伝達される。
ところで、通話中の相手が保留ボタンを押下して保留になった場合、此方側、即ち、被保留者側は、そのままの状態にしていても良い。
しかしながら、保留が、何時、解除になるかは判らない。10秒後なのか、1分後なのか、10分後なのかは全く判らない。保留が長くなると、そのままの状態では、イライラし始める。
そこで、被保留者は、ハンドセット9の受話器10を介してメロディ等の保留音を聞くと、保留状態になったことが判るから、被保留者は保留モニタボタン13を押下し、又、ハンドセット9を置き、フックスイッチ14をONフックする。
ところで、マイコン8は、保留モニタボタン13のON情報およびフックスイッチ14のONフック情報を定期的にサンプリングしている。従って、保留モニタボタン13のON情報およびフックスイッチ14のONフック情報が検出されると、音声切替回路5をスピーカ6側に切り替え、スピーカ6から相手方の通話音声(保留音であるメロディ音など)を出力する。
同時に、マイコン8は、受話レベル検出回路7のサンプリングを開始し、音声信号の受話レベルを検出し、受話レベルを積算する。すなわち、マイコン8は、受話レベル検出回路7に対して被保留者が保留モニタボタン13を押下後の予め決まった時間(数秒間)に亘って受話レベルをサンプリングさせ、そして音声信号の受話レベルの積算値をマイコン8のレジスタに記憶させると共に、記憶された受話レベルの積算値から平均受話レベルを算出する。そして、平均受話レベルと出力期待値の差分から減衰設定値を算出し、マイコン8のレジスタに記憶しておく。この記憶している減衰設定値を基にして、マイコン8は、受話レベル減衰器4を制御する。すなわち、マイコン8のレジスタに記憶された減衰設定値だけ受話レベルを減衰させ、スピーカ6から一定のレベルの小さい音声(保留音であるメロディ音など)が出力される。
ところで、マイコン8は、定期的に、受話レベル検出回路7にサンプリングを行わせており、受話レベルの検出が行われている。
このような状態下において、相手方である保留者が保留を止め、そして話が始まると、受話音声信号はメロディ音などの保留音から人の声に変わる。このようになると、即ち、状況が一変すると、受信レベル検出回路7でサンプリングされている受話レベルが変化する。そして、このような場合には、受話レベルは、予め設定された許容値(閾値)を越えた変化が認められるので、保留状態が解除されたと判断する。そして、マイコン8は、受話レベル減衰器4を減衰ONから減衰OFFに制御し、レベル調整を行わずに、そのまま音声切替回路5に出力し、減衰された小さな保留音(メロディ音)から元の大きな音声レベルに戻し、スピーカ6から出力する。
被保留者は、保留者の話声で大きな音声をスピーカ6から聞くようになるので、保留状態が解除されたことを判断でき、ハンドセット9を手に取り、受話器10の部分を耳に当て、保留開始前と同様にして通話を再開する。尚、このハンドセット9を手にすることでフックスイッチ14がOFFフックされたことになり、又、マイコン8はフックスイッチ14の情報を常時サンプリングしているので、このOFFフック情報が検知される。そして、この検知により、マイコン8は、音声切替回路5を制御し、音声信号の出力先をスピーカ6から受話器10側に戻す。
このようにして、ハンドセット9を耳に当ててなくても、保留状態から通話再開が判り、通常の通話状態に復旧できるので、無駄な時間がなくなる。しかも、保留時における保留音は小さく制御されているから、他の仕事をする上でも邪魔にならない。
尚、保留時における保留音は、完全に無音(0)にはなっておらず、即ち、減衰させているだけなので、万が一、受信レベル検出回路7がサンプリングしている受話レベルの変化を検出できなくとも、即ち、保留解除を検出できなくても、被保留者はスピーカ6からの相手側(保留者)の音声(人の声)を聞くことが出来る。従って、この面からも、通話再開を知ることが出来る。
図2は本発明の電話装置の第2実施形態になるブロック図である。
図2中、30はボタン電話機主装置(例えば、構内交換機)であり、31はボタン電話機主装置30に接続された本発明になる電話装置(デジタル電話端末)である。そして、このデジタル電話端末31は、大きく分けて、装置本体とハンドセットとからなる。
32はデジタル端末インターフェース回路である。そして、デジタル端末インターフェース回路32は、ボタン電話機主装置30側と調歩同期回路等を使用し、デジタル音声信号の通信を行い、デジタル音声情報の受話信号を抽出し、送話信号を送出する回路である。
33はD/A−A/D変換器である。そして、D/A−A/D変換器33は、デジタル端末インターフェース回路32からのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、受話レベル減衰器34および受話レベル検出回路37に出力し、又、送話器41からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、デジタル端末インターフェース回路32に出力する回路である。
34は受話レベル減衰器である。そして、受話レベル減衰器34は、オペアンプ等で構成され、マイコン38の制御により受話音声信号のレベルを減衰するよう構成されている。
35は音声切替回路である。そして、音声切替回路35は、マイコン38の制御によって、受話レベル減衰器34から入力された音声信号を、スピーカ36かハンドセット39の受話器40の何れか一方に切り替えて出力するよう構成されている。
36は装置本体に設けられたスピーカである。このスピーカ36は、音声切替回路35から入力された電気信号を音声に変換し、自由空間に出力するものである。
37は受話レベル検出回路である。そして、受話レベル検出回路37は、デジタル端末インターフェース回路32から入力されたデジタル音声信号から音声レベルを測定し、マイコン38に通知するものである。
40は、通話に際して手にするハンドセット39の受話器である、41はハンドセット39の送話器である。すなわち、受話器40は、音声切替回路35から入力された電気信号を音声に変換し、人間の耳に出力するものである。そして、送話器41は、マイクロホンであり、人間から発せられる音声を電気信号に変換するものである。
42はキーパッド、43は保留モニタボタンである。保留モニタボタン43はスイッチであり、ダイヤル時などに押下されるボタンのON/OFF情報をマイコン38に通知する。
44は、ハンドセット39が置かれる位置に設けられたフックスイッチである。このフックスイッチ44は、ハンドセット39のONフック・OFFフック状態をマイコン38に通知するよう構成されている。
制御手段であるマイコン38は、受話レベル検出回路37からのデジタルの受話レベルを定期的にサンプリングし、このサンプリング結果を受けて受話レベルを減衰させたり・元に戻す為に、受話レベル減衰器34をON/OFF制御するよう構成されている。又、通話相手からの音声信号を、スピーカ36か受話器40のどちらか一方に出力するように出力先を切り替える為、音声切替回路35を制御するようにも構成されている。更には、保留モニタボタン43のON/OFF情報を定期的にサンプリングし、又、フックスイッチ44のONフック・OFFフック情報を定期的にサンプリングするよう構成されている。
上記のように構成させた電話装置において通話がなされているとする。すなわち、デジタル端末インターフェース回路32は、ボタン電話機主装置30側とデジタル音声信号の通信を行い、デジタル音声の受話信号を抽出し、D/A−A/D変換器33および受話レベル検出回路37に出力している。そして、D/A−A/D変換器33は、デジタル端末インターフェース回路32からのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、受話レベル減衰器34に出力している。マイコン38は、通常の通話時に受話レベル減衰器34を減衰OFFに制御しており、D/A−A/D変換器33からの音声信号を、レベル調整せず、そのまま音声切替回路35に出力している。又、マイコン38は、音声切替回路35を受話器40側に切り替えている。そして、手に持って耳に当てているハンドセット39の受話器40は、音声切替回路35からの電気信号を音声に変換し、人の耳に出力している。又、発した音声は送話器41を経由して電気信号に変換され、そしてD/A−A/D変換器33、及びデジタル端末インターフェース回路32を経由して、ボタン電話機主装置30側に音声信号として伝達される。
ところで、通話中の相手が保留ボタンを押下して保留になった場合、此方側、即ち、被保留者側は、そのままの状態にしていても良い。
しかしながら、保留が、何時、解除になるかは判らない。10秒後なのか、1分後なのか、10分後なのかは全く判らない。保留が長くなると、そのままの状態では、イライラし始める。
そこで、被保留者は、ハンドセット39の受話器40を介してメロディ等の保留音を聞くと、保留状態になったことが判るから、被保留者は保留モニタボタン43を押下し、又、ハンドセット39を置き、フックスイッチ44をONフックする。
ところで、マイコン38は、保留モニタボタン43のON情報およびフックスイッチ44のONフック情報を定期的にサンプリングしている。従って、保留モニタボタン43のON情報およびフックスイッチ44のONフック情報が検出されると、音声切替回路35をスピーカ36側に切り替え、スピーカ36から相手方の通話音声(保留音であるメロディ音など)を出力する。
同時に、マイコン38は、受話レベル検出回路37のサンプリングを開始し、音声信号の受話レベルを測定し、受話レベルを積算する。すなわち、マイコン38は、受話レベル検出回路37に対して被保留者が保留モニタボタン43を押下後の予め決まった時間(数秒間)に亘って受話レベルをサンプリングさせ、そして音声信号の受話レベルの積算値をマイコン38のレジスタに記憶させると共に、記憶された受話レベルの積算値から平均受話レベルを算出する。そして、平均受話レベルと出力期待値の差分から減衰設定値を算出し、マイコン38のレジスタに記憶しておく。この記憶している減衰設定値を基にして、マイコン38は、受話レベル減衰器34を制御する。すなわち、マイコン38のレジスタに記憶された減衰設定値だけ受話レベルを減衰させ、スピーカ36から一定のレベルの小さい音声(保留音であるメロディ音など)が出力される。
ところで、マイコン38は、定期的に、受話レベル検出回路37にサンプリングを行わせており、受話レベルの検出が行われている。
このような状態下において、相手方である保留者が保留を止め、そして話が始まると、受話音声信号はメロディ音などの保留音から人の声に変わる。このようになると、即ち、状況が一変すると、受信レベル検出回路37でサンプリングされている受話レベルが変化する。そして、このような場合には、受話レベルは、予め設定された許容値(閾値)を越えた変化が認められるので、保留状態が解除されたと判断する。そして、マイコン38は、受話レベル減衰器34を減衰ONから減衰OFFに制御し、レベル調整を行わずに、そのまま音声切替回路35に出力し、減衰された小さな保留音(メロディ音)から元の大きな音声レベルに戻し、スピーカ36から出力する。
被保留者は、保留者の話声で大きな音声をスピーカ36から聞くようになるので、保留状態が解除されたことを判断でき、ハンドセット39を手に取り、受話器40の部分を耳に当て、保留開始前と同様にして通話を再開する。尚、このハンドセット39を手にすることでフックスイッチ44がOFFフックされたことになり、又、マイコン38はフックスイッチ44の情報を常時サンプリングしているので、このOFFフック情報が検知される。そして、この検知により、マイコン38は、音声切替回路35を制御し、音声信号の出力先をスピーカ36から受話器40側に戻す。このようにして、ハンドセットを耳に当ててなくても、保留状態から通話再開が判り、通常の通話状態に復旧できるので、無駄な時間がなくなる。しかも、保留時における保留音は小さく制御されているから、他の仕事をする上でも邪魔にならない。
尚、保留時における保留音は、完全に無音(0)にはなっておらず、即ち、減衰させているだけなので、万が一、受信レベル検出回路37がサンプリングしている受話レベルの変化を検出できなくとも、即ち、保留解除を検出できなくても、被保留者はスピーカ36からの相手側(保留者)の音声(人の声)を聞くことが出来る。従って、この面からも、通話再開を知ることが出来る。
本発明の電話装置の第1実施形態になるブロック図 本発明の電話装置の第2実施形態になるブロック図
符号の説明
1 単独電話機
4,34 受話レベル減衰器(受話レベル減衰手段、音量調整手段)
5,35 音声切替回路(切替手段)
6,36 スピーカ
7,37 受話レベル検出回路(受話レベル検出手段)
8,38 マイコン(制御手段)
9,39 ハンドセット
10,40 受話器
11,41 送話器
13,43 保留モニタボタン
14,44 フックスイッチ

特許出願人 NECアクセステクニカ株式会社
代 理 人 宇 高 克 己

Claims (1)

  1. 受話部および送話部を有するハンドセットと、
    スピーカと、
    相手方から送られて来た音声信号の受話レベルを検出する受話レベル検出回路と、
    相手方から送られて来た音声信号の受話レベルを減衰させる受話レベル減衰器と、
    相手方から送られて来た音声信号を前記ハンドセットの受話部および前記スピーカの群の中から選ばれる何れで再生させるかの為の切替回路と、
    相手方から送られて来た音声信号を前記スピーカによって再生せしめる為に前記切替回路を作動させる為のスイッチと、
    前記スイッチの作動を定期的にサンプリングして該スイッチのオン情報を検出すると、前記切替回路を前記スピーカ側に切り替えさせて相手方から送られて来た音声信号を該スピーカ側から再生・出力せしめ、該スピーカでの再生・出力が行われている場合、前記受話レベル減衰器を作動せしめて受話レベルを減衰せしめると共に、前記受話レベル検出回路の受話レベルを定期的にサンプリングして該サンプリングの受話レベルが予め設定された閾値を越えたか否かを検出し、該閾値を越えたことが検出されると、前記受話レベル減衰器による減衰受話レベルを元の受話レベルに戻す制御装置
    とを具備したことを特徴とする電話装置。
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