JP4840767B2 - 外断熱用スリーブ - Google Patents

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Description

本発明は、外断熱壁から成る建物における、設備ダクトや配管を通すための外断熱用スリーブに関する。
従来の外断熱用スリーブとしては、図3に示すように、躯体部Kに挿設した実管スリーブJに、断熱材D、通気層Tおよび外装材Gを貫通して短管スリーブSを差し込みながら、現場の布設箇所ごとに、長さを測って切断処理をしていた。
また従来、離脱防止用の内リブを有する外スリーブの内側に、離脱防止用の外リブを有する内スリーブを挿設して、全体として伸縮調整可能とした建築工事用スライドスリーブがあった。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、図3に示す上記従来スリーブは、短管スリーブSの位置と外装材Gの開口位置合わせが難しく、施工性が悪い等の問題点があった。
また、上記特許文献1のスライドスリーブは、外スリーブが離脱防止用の内リブを有するため、内スリーブの外径が外スリーブの内径より、かなり小さくなってしまうだけでなく、両スリーブ間の気密防水機能が十分に確保できない等の問題点があった。
特開平9−105226号公報
本発明が解決しようとする課題は、長さ調整が容易で施工性に優れ、気密防水機能を十分に発揮することができる外断熱用スリーブを提供することにある。
本発明の外断熱用スリーブは、建物の内側から躯体部、断熱材、通気層および外装材の順に構成される外断熱壁を貫通して設置される外断熱用スリーブにおいて、上記躯体部に挿設される実管スリーブと、該実管スリーブに部分的にオーバーラップするように上記断熱材側から内挿されるジョイントスリーブと、該ジョイントスリーブに部分的にオーバーラップするように上記通気層および外装材側から外挿されると共に、該外装材の外壁仕上面からの位置を調整されて上記ジョイントスリーブに固定されるスライドスリーブから構成されることを特徴とする。また、上記実管スリーブと上記ジョイントスリーブ間および/または該ジョイントスリーブと上記スライドスリーブ間のオーバーラップ部分の接合面には、ゴムリングから成る差込リングが介挿されることを特徴とする。さらに、上記躯体部の外面と、上記ジョイントスリーブの外面にわたり防水材の層を設置することを特徴とする。又更に、上記スライドスリーブおよび/または上記ジョイントスリーブの外面に伸縮可能な断熱リングを設置したことを特徴とする。更に又、上記断熱材および外装材と通気層の接続部の上記スライドスリーブ外面にそれぞれ止水板を設置したことも特徴とするものである。
本発明の外断熱用スリーブは、下記のような利点がある。
1)スライドスリーブが、外装材の外壁仕上面からの位置を調整されて上記ジョイントスリーブに固定されるので、現場施工に合わせてスリーブの長さ調整が容易かつ確実となり施工性に優れる。
2)実管スリーブとジョイントスリーブ間および/またはジョイントスリーブとスライドスリーブ間の接合面に、二重のゴムリングから成る差込リングを介挿して気密構造とすることにより、漏気がなく、止水性能も良い。施工性がよくて低コストとなる。
3)止水板を外側から容易に取り換えることができ、断熱層間の止水対策や最終仕上げ面での止水対策が可能となるだけでなく、外壁面からの浸水に対して断熱材を保護することができる。
4)伸縮可能な断熱リングをスライドスリーブおよび/またはジョイントスリーブの外面に設置することにより、熱橋の影響の少ない保温機構を実現することができる。
図1は、本発明の外断熱用スリーブの一実施例を示すもので、外断熱壁Wを貫通して設けられる。該外断熱壁Wは、建物の内側から躯体部1、断熱材2、通気層3および外装材4の順に構成される。上記躯体部1は、全PCa造壁、半PCa造壁、現場打ちコンクリート壁のいずれでもよい。
上記断熱材2は、グラスウール、ロックウール、発泡プラスチックなど吸湿しても劣化しないものが好ましい。上記通気層3は、外装材4の熱を外部に排出して温度上昇を緩和させたり、雨水等が上記外装材4と断熱材2の間に進入した場合に、外部に水蒸気として排出する機能を発揮する。
上記外装材4は、本実施例では、タイル下地ボード4bと外壁タイル面4aから構成されているが、これに限定するものではなく、公知の外断熱壁用の外装材であればいずれでもよい。
上記外断熱壁Wの躯体部1には、スリーブ取付用孔が開設され、これに実管スリーブ5が挿設される。該実管スリーブ5の挿設方法としては、躯体部1を製造する際に、これを予め型枠に取り付けておいて、コンクリートの打設と同時に一体的に取り付ける。
上記実管スリーブ5には、ジョイントスリーブ6が部分的にオーバーラップして内挿される。該ジョイントスリーブ6と上記実管スリーブ5の上記オーバーラップ部分の接合面には、二重のゴムリングから成る差込リング7が介挿され(図1のイ部分)、気密処理がなされている。図2(A)に拡大して示すように、該差込リング7は、上記実管スリーブ5に取り付け固定されているリング部材7aと、上記ジョイントスリーブ6に取り付け固定されているリング部材7bから構成されている。
8はスライドスリーブであって、上記実管スリーブ5から露出している部分のジョイントスリーブ6に部分的にオーバーラップして外挿される。該スライドスリーブ8は上記断熱材2を貫通して挿設される。断熱材2は、スライドスリーブ8およびジョイントスリーブ6の開口に合わせて切断する。
上記断熱材2の外方には、上記外装材4が取り付けられる。該外装材4は、支持金物9を介して、上記躯体部1に取り付け固定される。該外装材4と上記断熱材2の間には通気層3が形成される。
上記スライドスリーブ8は、その外端部が上記外装材4の外壁タイル面4aと一致するように、上記ジョイントスリーブ6へ差し込み位置が調整される。スライドスリーブ8は、その取付位置が決まると、ロックボルト10により、上記ジョイントスリーブ6に固定される。
上記ジョイントスリーブ6と上記スライドスリーブ8の接合面には、二重のゴムリングから成る差込リング11が介挿され(図1のロ部分)、気密処理がなされる。図2(B)に拡大して示すように、該差込リング11は、上記ジョイントスリーブ6に取り付け固定されているリング部材11aと、上記スライドスリーブ8に取り付け固定されているリング部材11bから構成されている。
12は例えば塗布防水などの防水材の層であって、上記断熱材2を敷き込む前に、上記躯体部1の外面に上記ジョイントスリーブ6にわたるように設置され、防水処理を行う。13はジョイントスリーブ6と上記防水処理層との隙間を塞ぐ押さえ材である。14は伸縮可能な断熱リングであって、熱橋の影響の少ない保温機構を保つことができる。なお、上記押さえ材13は、後工程で14断熱リングを取り付ける際に、上記防水処理層を損傷や亀裂から守る保護材でもある。15は止水板であって、上記断熱材2を挟み込むように断熱材2と通気層3の接続部に設置して、防水処理を行う。
実管スリーブ、ジョイントスリーブ、スライドスリーブは、丸型に限らず、角型、長方形型等、各種用途に合わせた汎用性がある。
1)外断熱通気工法の外壁面換気ダクトの施工部位へのスリーブ材としての利用。
2)外断熱通気工法の給排気口等の丸型や角型のガラリ等の施工部位へのスリーブ材としての利用。
本発明の一実施例を示す断面図である。 図1の差込リングの拡大説明図である。 従来の建築工事用スライドスリーブを示す断面図である。
符号の説明
1 躯体部
2 断熱材
3 通気層
4 外装材
4a 外壁タイル面
4b タイル下地ボード
5 実管スリーブ
6 ジョイントスリーブ
7 差込リング
7a、7b リング部材
8 スライドスリーブ
9 支持金物
10 ロックボルト
11 差込リング
11a、11b リング部材
12 防水材の層
13 押さえ材
14 断熱リング
15 止水板
W 外断熱壁

Claims (5)

  1. 建物の内側から躯体部、断熱材、通気層および外装材の順に構成される外断熱壁を貫通して設置される外断熱用スリーブにおいて、上記躯体部に挿設される実管スリーブと、該実管スリーブに部分的にオーバーラップするように上記断熱材側から内挿されるジョイントスリーブと、該ジョイントスリーブに部分的にオーバーラップするように上記通気層および外装材側から外挿されると共に、該外装材の外壁仕上面からの位置を調整されて上記ジョイントスリーブに固定されるスライドスリーブから構成されることを特徴とする外断熱用スリーブ。
  2. 上記実管スリーブと上記ジョイントスリーブ間および/または該ジョイントスリーブと上記スライドスリーブ間のオーバーラップ部分の接合面には、ゴムリングから成る差込リングが介挿されることを特徴とする請求項1に記載の外断熱用スリーブ。
  3. 上記躯体部の外面と、上記ジョイントスリーブの外面にわたり防水材の層を設置することを特徴とする請求項1または2に記載の外断熱用スリーブ。
  4. 上記スライドスリーブおよび/または上記ジョイントスリーブの外面に伸縮可能な断熱リングを設置したことを特徴とする請求項3に記載の外断熱用スリーブ。
  5. 上記断熱材および外装材と通気層の接続部の上記スライドスリーブ外面にそれぞれ止水板を設置したことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の外断熱用スリーブ。
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