JP4840611B2 - 車両用画像形成装置 - Google Patents

車両用画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4840611B2
JP4840611B2 JP2008092693A JP2008092693A JP4840611B2 JP 4840611 B2 JP4840611 B2 JP 4840611B2 JP 2008092693 A JP2008092693 A JP 2008092693A JP 2008092693 A JP2008092693 A JP 2008092693A JP 4840611 B2 JP4840611 B2 JP 4840611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
vehicle
light source
light
instrument panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008092693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009241834A (ja
Inventor
敦 佐藤
藤井一彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2008092693A priority Critical patent/JP4840611B2/ja
Publication of JP2009241834A publication Critical patent/JP2009241834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840611B2 publication Critical patent/JP4840611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、各種画像表示手段に表示するための画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、フラットパネルディスプレイ(FPD)の普及が進み、車両のインストルメントパネル(以下、「インパネ」という)に対しても液晶パネルなどのフラットパネルディスプレイが利用されつつある。特許文献1には、フラットパネルディスプレイの1つである有機ELディスプレイにアナログ式のメータ画像などの計器類を表示することが開示されている。また、特許文献2には、各種パネル状の画像表示器に、従来、機械式で行われていた速度計などの各種計器類を、アナログ式メータ画像に模して表示することを開示している。
特に、この特許文献2は、アナログ式メータ画像の外周に沿ったリングに光沢をもたせて視覚的な高級感を演出するものとなっている。また、近年、フラットパネルディスプレイの性能向上は目覚ましく、日光の元でも視認可能なものも登場している。このようなフラットパネルディスプレイをインパネとして用いれば、直射日光を避けるためインパネをシェードなどで覆う必要もなく、車内インテリアデザインは格段に向上することが期待できる。
特開2007−91152号公報 特開2004−157434号公報
車両装置のインパネにおけるフラットパネル化は、デザインの向上など利点も多いが、従来からの機械式計器類と異なり、画面出力である為のっぺりとした造形になり、デザインの演出方法は制限される。陰影を付した立体的なデザインや、光沢デザインも可能ではあるが、移動に伴って方角を変える車両では、インパネに入射する各種光源からの入射光も刻々と変化することとなるため、本来光源の移動に伴って変化するはずの陰影、光沢、コントラスト、輝度が変化しないため違和感を生むこととなる。また、シェードなどを設けることなく日光の元にさらされるインパネ配置を採用することになると、その違和感は更に増すこととなる。
上記課題を解決するため、請求項1における画像形成装置では、画像を作成して画像表示手段に表示する画像作成手段を備える画像形成装置であって、画像作成手段は、撮像手段が撮影した画像に基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度を算出し、算出した入射角度に基づいてライティング効果を行うことを特徴としている。
請求項2における画像形成装置では、画像作成手段は、前記撮影された画像の光源に基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度を算出することを特徴としている。
請求項3における画像形成装置では、画像作成手段は、前記撮影された画像の影に基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度を算出することを特徴としている。
請求項4における画像形成装置では、画像作成手段は、前記撮影された画像の光源の光強度を検出し、検出した光強度に基づいてライティング効果を行うことを特徴としている。
請求項5における画像形成装置では、画像作成手段は、車両に搭載され、該画像作成手段は、入射角度と車両形状に基づいて、画像表示手段表面上の照度分布を算出し、算出した照度分布に基づいてライティング効果を行うことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、画像表示手段に差し込む入射光の入射角度を認識し、画像の陰影や、光沢といったライティング効果を入射角度によって変化させることが可能となり、視認者に対し現実感のあるデザインを提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、光源を含んで撮影された画像に基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度が算出可能となる。
請求項3に係る発明によれば、影を含んで撮影された画像に基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度を算出することが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、入射光の入射角度に加えて、光源の光強度に基づいてライティング効果を変化させることが可能となり、視認者に対しさらに現実感のあるデザインを提供することができる。
請求項5に係る発明によれば、入射光の入射角度に加えて、画像表示手段の表面上の照度分布に基づいてライティング効果を変化させることが可能となり、視認者に対しさらに現実感のあるデザインを提供することができる。
図1は、各種光源2の下に位置する車両1を示した図である。1は車両、2は光源、3は光源からの光を示している。車両1は、その前方をある方向に向けた状態で位置している。光源2としては、日中であれば太陽が、夜間であれば街灯による比較的明るい照明などが考えられる。光源2からの入射光3は、車両1が向く方向に対し所定の角度で入射されることとなるが、その角度は、移動に伴う車両1の向きの変化によって時事刻々と変化する。
図2は、車両1の内部を模式的に示した図であり、4は運転席、5は本発明における画像表示手段としてのインパネを示している。インパネ5は、液晶パネル、プラズマパネル、有機ELパネルなどを用いたフラットパネルディスプレイで構成される。そして、その画面には、図示しないが、従来、機械式の計器で構成されていた、車速計、回転計、燃料計、水温計などの各種計器が、コンピュータグラフィクスの分野でいうオブジェクトを用いて画像形成される。
例えば車速計では、速度が記載された表示板、指針、メータの縁など、それぞれがオブジェクトにて形成され、これらを組み合わせることで画像による車速計が構成されることとなる。この車速計の計器は、車両1から受信する車速パルスに基づき、表示板上で速度表示(コメント: 回転メーター式に限らない為)するように画像作成され、従来の車速計と視覚的に同様の動きを実現する。なお、画像を構成するオブジェクトは2次元、3次元のどちらを用いても構わない。
上述した各種計器以外にも、ナビゲーションの画面や各種情報を表示する画面などをインパネ5中の一部に表示可能とし、これらの画面に対して立体的な縁を施すようにしてもよい。また、ナビ画面内で表示する建造物についても従来から行われているよう3次元的な表示を行うことも考えられる。
本発明においては、こういった、各種計器、画面の縁、ナビ画面内の建造物など、インパネ5中に表示される立体的な表示に対して現実感を付与するため、陰影処理、光沢処理などのライティング効果が施されることとなる。このライティング効果は、オブジェクトを利用した画像形成と併せて実行され、出力画像が形成されることとなる。
図中、5は運転席4の前面に配置されたインパネであって、本発明における画像表示装置に相当する。車両1の移動に伴って、車両1に対する光源2の相対位置が変化することとなると、車両1内に配置されているインパネ5に対する入射光の入射角度もそれらにあわせて変化する。本発明では、この光源2からの光3の画像表示手段5への入射角度の変化に追従してライティング効果を変更することを特徴としている。
物体に光源からの光を照射した場合に視覚的効果として発生するライティング効果には、主として陰影、光沢、輝度、コントラストに対する視覚的効果などがある。入射光3の入射角度が変化すれば、主に陰影、光沢に対する視覚的変化は大きいものとなる。コンピュータグラフィクスの分野において、陰影に対して視覚的効果を付与する陰影処理と、光沢に対して視覚的効果を付与する光沢処理、および、コントラスト、輝度処理について紹介しておく。
物体の陰は、光源と反対方向に形成されるものであるから、物体の左から入射光が入れば物体の右に、右から入れば物体の左に、上から入れば物体の下に陰を形成する。また、陰の長さは、物体の高さと入射角度を考慮して付与することとなる。基本的には、これらを考慮することで陰影処理が行われる。また、物体面での光の反射を考慮することで、よりリアルに陰影を付与する陰影処理も行われている。
光沢処理では、物体面での光の反射を模擬するハイライト部分を付与する。このハイライト部分は、光源が左なら左、右なら右という具合に光源の方向に向けて描かれることとなる。また、ハイライト部分の大きさは、光源から近い部分のハイライトを大きめに、遠い部分のハイライトを小さめに描くと立体感は増加する。
また、ライティング効果では、物体面に入射する光の入射角度以外に、光の強度の違いにも影響を受けることとなる。光源からの光の強度が大きい場合、物体面での光の照射部分と陰の部分のコントラスト、または輝度の差は大きくなり、また、ハイライト部分の輝度も大きくなる。物体面に対する光の強度の違い、すなわち、照度分布を考慮してライティング効果を付与すれば、さらに現実感のある画像を形成することが可能となる。本発明では、以上のようなライティング効果を付与することにより、実際の光源位置に応じて変化する現実感のある画像を利用者に提供できることとなる。
なお、前述したように陰影処理、光沢処理、コントラスト、輝度処理に分けて処理するのではなく、例えば、オブジェクトを3次元データにて構成し、光源から視点までの光路を計算してライティング効果の付与された画像を形成するようにしてもよい。また、オブジェクトに立体的な視覚効果を施した2次元画像を用いる場合には、予め用意した陰影画像、ハイライト画像を付与することとなる。本発明においては、このような3次元、2次元のオブジェクトで画像作成することを問うものではなく、視覚的にライティング効果が施される構成であれば構わない。
では、本発明における車両用画像形成装置の主要構成を説明する。図3は、車両1全体のシステム構成を示しており、1は自車としての車両、20はインパネ入射光予測ECU、30はインパネ画像処理ECU(本発明における画像作成手段)である。
車両1には、フラットパネルディスプレイを用いたインパネ5が車両1内に配置される。そして、車載カメラ6(撮像手段)には、ドライブレコーダ用として車両1の前方を撮像する前方カメラ61(前方撮像手段)、バックガイドモニタ用として車両1の後方を撮像する後方カメラ62(後方撮像手段)、アラウンドビュー用としてのサイドカメラ63(周辺撮像手段)などがある。各車載カメラ6は、それが有する画角に基づく視野にて車両1の周囲を撮影する。本実施形態では、このような撮影目的を有する既存の車載用カメラ6を流用することとしたが、別途、光源位置を検出するための専用の光源検出カメラ(光源撮像手段)として車載用カメラ6を設けても構わない。
インパネ入射光予測ECU20は、画像解析部21と、インパネ入射光予測部22,車両形状である自車形状を蓄える(EQ08-034も同様に修正ください)自車形状DB23、影パターンDB24などを備える。
画像解析部21は、車載カメラ6が撮影する画像を解析して、画像中の光源2の位置、影のパターン、光源2の光強度を取得する。この解析には、光源2を含んで撮影された画像を用いる場合と、光源2により形成された自車1の影を含んで撮影された画像を用いる形態がある。
光源2を含んで撮影された画像を用いた場合、画像中、太陽、街灯などの輝度の大きい位置を光源2の位置として特定することとなる。例えば、輝度が閾値以上となる画像中の位置によって特定することとなる。太陽など輝度の大きい光源2を撮影する場合、光源位置を特定することが困難となることがある場合には、光源位置を特定できるよう車載カメラ6のシャッタースピードやレンズの絞りを調整するようにしてもよい。
また、この光源2を含んで撮影された画像から光源2による光の強度を算出してもよい。この光の強度は、光源位置として判断した画像の位置の輝度を用いて算出されることとなる。車載カメラ6のシャッタースピードやレンズの絞りを調整した場合には、調整されたシャッタースピード、絞りを考慮して強度を算出することとなる。
次に、自車1の影を含んで撮影された画像から影のパターンと、光源2の強度を算出する形態について説明する。この場合、光源2により形成される自車1の影パターンを抽出することとなる。その抽出方法としては、画像中輝度差の大きい境界が形成する形状を影パターン、すなわち、光源2からの光が当たっている部分と、光が当たっていない部分で形成されるパターンとして抽出する。その際、光が当たっている部分、光が当たっていない部分のどちらかに基づいて、光源2の光の強度を予測して算出するようにしてもよい。
インパネ入射光予測部22では、画像解析部21が解析した、画像中における光源2の位置、影のパターン、光源2の光の強度から、インパネ5に差し込む入射光3の入射角度、照度分布を算出する。
インパネ5への入射光3の入射角度は、画像中における光源2の位置、あるいは、影のパターンによって算出することが可能である。画像中における光源2の位置を利用する場合、車載カメラ6の撮影方向、視野、画角などは予め分かっているため、これらを参照することで自車1に対する光源2の位置が特定できる。自車1に対する光源2の位置が分かれば、車内におけるインパネ5の位置を参照することにより、インパネ5に差し込む入射光の入射角度も算出できることとなる。
一方、影のパターンを利用する場合においても、車載カメラ6の撮影方向、視野、画角は予め分かっているため、自車形状DB23に記憶している自車1の外部形状、あるいは、影パターンDB24を参照することで自車1に対する光源2の位置は特定できる。
すなわち、車両1の外形により形成される影のパターンは、車両1の外形と光源2の位置で決まるものであるから、影の形状と車両1の形状が分かれば、車両1と光源2の相対位置は特定される。その際、自車形状DB23に記憶する自車1の形状を利用してもよいし、自車1の形状を利用することなく、予め作成したおいた車両1と光源2の相対位置に対応させて影パターンを作成し、作成した影パターンと画像解析部21が解析した影パターンを照合することで車両1と光源2の相対位置を算出するようにしてもよい。自車1に対する光源2の位置が分かれば、車内におけるインパネ5の位置を参照することにより、インパネ5に差し込む入射光の入射角度も算出できる。
インパネ画像処理ECU30は、表示画像処理決定部31と、表示画像描画エンジン32とを備えている。表示画像処理決定部31は、インパネ入射光予測ECU20から取得した情報に基づき、どのようにライティング効果を付与するか、ライティング効果のコントロール量などを決定する。
表示画像描画エンジン53は、インパネ5上の画像を構成する各種オブジェクトに対して、表示画像処理決定部52で決定した、陰影処理、光沢処理、コントラスト、輝度処理といったライティング効果が付与された出力画像を作成してインパネ5に出力することとなる。
図4から図6は、本発明の車載カメラ6による撮影の様子を示した図である。いずれの図も、車載カメラ6を車両1の後部に設けた状態となっており、車載カメラ6は、所定の画角7にて視野Aを形成し画像を撮影する。
図4は、車載カメラ6に広角レンズを用いた実施形態となっており、光源2が視野A入っている状態が示されている。この状態で画像を撮影すれば、視野Aに光源2が入った画像を取得することができる。取得した画像は、インパネ入射光予測ECU20にて前述したように解析される。
図5は、車載カメラ6が、光源2により形成される車両1の影8を撮影する場合を示している。光源2からの入射光3は、車両1の輪郭部分によって、地面に光の当たる部分と当たらない部分の境界を形成する。この境界部分を撮影することで取得した画像は、インパネ入射予測ECU20にて前述のように解析される。
図6は、車載カメラ6に、バックガイドモニタ用の後方カメラなどを流用した場合を示している。バックガイドモニタなど後方障害物の監視や、パーキングの際のガイドを目的として設けられた車載カメラ6は、その本来の目的のため図6(A)に示すよう下方を向いた状態で画像を撮影している。これらの車載カメラ6は、通常、車両1が低速である時、あるいは、バックギアを入れた時に画像を撮影するものであるから通常の走行時には利用されていないこととなる。したがって、このような車載カメラ6を通常走行時における光源2の検出のために用いれば、車載カメラ6を新たに設置することなく光源2を検出することが可能となる。具体的には、車両1の走行状態を検出すると、車載カメラ6の撮影方向を図6(B)に示すように回動させる。このようにすることで、視野をAからA’のように上方に変化させることができ、通常上方に位置している光源2を視野A’に入れ易くすることが可能となる。
以上、説明した本発明の主要構成に基づいて行われる画像形成処理について説明する。図7は、画像作成処理のフローを示した図である。
画像形成装置の電源がオンになると、画像形成処理が開始される(ステップS100)
と、ステップS101では、車載カメラ6が撮影する画像内に光源2があるか否かを検出する。複数の車載カメラ6を設けている場合には、いずれか1つの車載カメラ6が撮影する画像内に光源2があればよい。また、光源2を含むか否かの判別は、図3の画像解析部21にて前述したよう行われることとなる。
画像内に光源2があると判別した場合は、ステップS102において光源2の位置、光強度を検出することとなる。本発明においては、少なくとも光源2の位置を検出すればよく、光の強度はライティング効果のための補助的に用いられるものである。
ステップS103では、インパネ5に対する光の入射角度をインパネ入射光予測部22にて算出する。本発明のライティング効果付与においては、少なくともこの入射角度が必要となる。
ステップS104では、取得した光の入射角度、並びに自車形状DB23に記憶する車両1の形状に基づいて、インパネ5上の照度分布を算出する。この照度分布は、インパネ入射光予測部22にて行われることとなるが、単に、インパネ5に光が照射されている部分とされていない部分を示す照度分布であってもよいし、ステップS102にて算出した光強度を参照して、光が照射されている部分とされていない部分のおよその光量を示す照度分布としてもよい。
一方、ステップS101にて、画像内に光源2がないと判別した場合は、ステップS105に進み、車載カメラ6が自車1の影の境界を撮影しているか否かが判断される。撮影していないと判断した場合には、光源2が無い、あるいは、光源2の位置を特定することが不可能となっている状態であり、ステップS101に戻ることとなる。この場合、オブジェクトに対するライティング効果を変化させない、あるいは、付与しないこととする。自車1の影の境界を撮影していると判断できた場合は、ステップS106に進み、自車1の影から光源2の位置、光強度を検出する。本発明においては、少なくとも光源2に対する自車1の相対位置を検出すればよく、光の強度はライティング効果のための補助的に用いられることとなる。
ステップS107では、インパネ5に対する光の入射角度をインパネ入射光予測部22にて算出する。本発明のライティング効果付与においては、少なくともこの入射角度が必要となる。
ステップS108では、取得した情報、並びに自車形状DB23に記憶する車両1の形状に基づいて、インパネ5上の照度分布を算出する。この処理は、インパネ入射光予測部22にて行われることとなるが、単に、インパネ5に光が照射されている部分とされていない部分を示す照度分布であってもよいし、ステップS102にて算出した光強度を参照して、光が照射されている部分とされていない部分のおよその光量を示す照度分布としてもよい。
以上、ステップS101からステップS108の処理では、インパネ5に対する入射光3の入射角度、入射光の光量、インパネ5の表面上での照度分布を取得することとなる。なお、本実施形態では、ステップS101にて画像内に光源2があるか否かで、ステップS102からステップS104での画像内の光源位置を利用する形態と、ステップS105からステップS108での画像内の影の境界を利用する形態に分けることとしたが、この判断を行わずにどちらか一方のみで行うこととしても構わない。
ステップS110では、以上の処理で取得した少なくともインパネ5に対する入射光3の入射角度を用いてオブジェクトに基づいて形成される画像に対するライティング効果の
コントロール量を決定する。また、補助的には、入射光3の光量、インパネ5の表面上での照度分布を用いてライティング効果のコントロール量を決定する。なお、オブジェクトが2次元である場合には、ライティング効果のために予め用意されている画像パターンを選択することとなる。
ステップS111では、ステップS110で決定したライティング効果のコントロール量、あるいは、選択した画像パターンにより、オブジェクトで形成される画像にライティング効果を付与して出力画像を得ることとなる。
以上、ステップS101からステップS111の処理は、ステップS112にて、画像形成装置が電源オフなどによって停止したと判断されるまで繰り返されることとなる。この処理の繰り返しにより、インパネ5上の画像は、光源2からの入射光の入射角度の変化に追従して陰影、光沢などのライティング効果が変化することとなり、インパネ5上で現実感のある画像を表示することが可能となる。なお、本発明では、ライティング効果を行うこととしたが、所定のライティング効果がなされた画像に対して、そのライティング効果を変更するものとしても良く、ライティング効果を行うとはこれらの概念を含む概念で用いている。
以上、本発明によれば、画像表示手段に差し込む入射光の入射角度を認識し、更には、光の強度、あるいは、インパネ上の照度分布を取得することで、画像の陰影や、光沢、コントラスト、輝度といったライティング効果を変化させることが可能となり、視認者に対し現実感のあるデザインを提供することが可能となる。
車両外部における光の差込の様子を示した図。 車両内部における光の差込の様子を示した図。 本発明の車両用画像形成装置の主要構成を示した図。 本発明の車載カメラによる撮影の様子を示した図。 本発明の車載カメラによる撮影の様子を示した図。 本発明の車載カメラによる撮影の様子を示した図。 本発明の画像形成フローを示した図。
符号の説明
1…車両、2…光源、3…入射光、4…運転席、5…インストルメントパネル、6…車載カメラ、7…画角、8…自車の影、61…前方カメラ、62…後方カメラ、63…サイドカメラ、20…インパネ入射光予測ECU、21…画像解析部、22…インパネ入射光予測部、23…自車形状DB、24…影パターンDB、30…インパネ画像処理ECU、31…表示画像処理決定部、32…表示画像描画エンジン

Claims (4)

  1. 画像を作成して画像表示手段に表示する画像作成手段を備える画像形成装置であって、
    画像作成手段は、撮像手段が撮影した画像の影と、車両形状もしくは車両の影パターンに基づいて、光源から画像表示手段への入射光の入射角度を算出し、算出した入射角度に基づいてライティング効果を行う
    車両用画像形成装置。
  2. 撮像手段により撮影される画像は、車両の周囲を撮影して得られたものである
    請求項1に記載の車両用画像形成装置。
  3. 画像作成手段は、前記撮影された画像の光源の光強度を検出し、検出した光強度に基づいてライティング効果を行う
    請求項1または請求項2に記載の車両用画像形成装置。
  4. 該画像作成手段は、入射角度と車両形状に基づいて、画像表示手段表面上の照度分布を算出し、算出した照度分布に基づいてライティング効果を行う
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用画像形成装置。
JP2008092693A 2008-03-31 2008-03-31 車両用画像形成装置 Active JP4840611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008092693A JP4840611B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車両用画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008092693A JP4840611B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車両用画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009241834A JP2009241834A (ja) 2009-10-22
JP4840611B2 true JP4840611B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=41304244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008092693A Active JP4840611B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車両用画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840611B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6326223B2 (ja) * 2013-12-03 2018-05-16 矢崎総業株式会社 グラフィックメータ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157973A (ja) * 1988-12-10 1990-06-18 Hitachi Ltd 建屋内照明設備計画支援装置
JP3638052B2 (ja) * 1996-03-29 2005-04-13 富士通テン株式会社 ディスプレイ装置
JP2004157434A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
JP2007030531A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Calsonic Kansei Corp 車両用表示装置
JP4765524B2 (ja) * 2005-09-30 2011-09-07 日産自動車株式会社 車両用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009241834A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5181939B2 (ja) 車両用計器表示装置、車両用計器表示方法及びコンピュータプログラム
US9598013B2 (en) Device and method for displaying head-up display (HUD) information
CN104210424B (zh) 增强的前方路缘观察系统
US8502860B2 (en) Electronic control system, electronic control unit and associated methodology of adapting 3D panoramic views of vehicle surroundings by predicting driver intent
JP4765524B2 (ja) 車両用表示装置
CN112639573B (zh) 用于运行机动车用的视野显示设备的方法
KR101610092B1 (ko) 차량용 곡면 디스플레이 장치
JP6750531B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御プログラム
JP2008168693A (ja) 車両用表示装置
JP2014026177A (ja) 車両用表示制御装置、車両用表示装置及び車両用表示制御方法
WO2020021823A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
WO2018134897A1 (ja) 位置姿勢検出装置、ar表示装置、位置姿勢検出方法およびar表示方法
CN112703527A (zh) 平视显示器(hud)内容控制系统和方法
CN110481429A (zh) 车辆用显示控制装置
JP2022104965A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2009244701A (ja) 画像形成装置
JP7047832B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及び車載表示システム
JP4840611B2 (ja) 車両用画像形成装置
JP2017081428A (ja) 車両用表示装置
JP2013100057A (ja) 運転支援装置
JP2017222235A (ja) 画像表示装置
KR101072191B1 (ko) 후방형 영사장치를 이용한 차량 계기판
CN110235171B (zh) 用于补偿显示设备上的反射的系统和方法
JP2009244700A (ja) 画像表示装置
CN108896281B (zh) 基于Hud系统的视区宽度测量方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4840611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250